消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1907年01月31日(木)

あなたの気持ちが切り替わったから
風がよい方へ吹き始めたのかもしれない
神さまは見ている


1907年01月30日(水)

競われるのも嫌いだし
あてつけられるのも嫌だしね
人はひと自分は自分それでいいじゃない
それでゆこうよお互いに
刺激になればそれでよし
示唆されるならそれでもよし
何だって自分の糧になるだろうから
とり方は自分次第ということ


1907年01月29日(火)

きれいなエプロンを買おうと思う
てろてろゆるゆるのを
料理するとかワークするとかでなく
ただまとって嬉しいのを
木綿やステッチでなくレースでもなく
風にふわりとひろがるような
やわらかなプリントのブラウスのような薄手のを
Tシャツの上の一枚 
パンツの上のエレガンスを


1907年01月28日(月)

夢と目標があって
モノゴトをスタートさせるとき
それなりの勉強が始まるわけで
わくわくするけれど大変なわけで
だから明るい声にひとのココロも響くわけで
その情報 実を結べばよいね
わたしもうれしい


1907年01月27日(日)

四季の国に生まれてしあわせなこと
年中いろんな花が咲き乱れる中にいるのとは少し違って
いつもつぎの花を心待ちにできること
一輪の咲き始めに心躍ること
光と風の移ろいに心ゆれること


1907年01月26日(土)

不参加も欠席も
その人の決定なのだから
そう受け止めればいい
それでいい
周りが詮索しても仕方ないと思う
その人の意思なのだから


1907年01月25日(金)

美しい夕方 という言葉が好き
何もかも美しくなってゆくひと時
気持ちが穏かになることを思い出せるひと時
癒しとか癒される というのとは少し違う
痛みや疲れを癒されたいのではない
拒否や逃げでなく穏かな気持ちで受け容れるということ
美しい夕方はその穏かさに満ちている


1907年01月24日(木)

泣く場所を探していた頃があった
そのことをふと思い出した
ずっと忘れていたということに気づいた


1907年01月23日(水)

わたしは君に吐き出すぶつける
君もそうすればいいんだ
ぶつけられれば返せばいいんだ
ひとは関わりの中で生きるもの
黙っていてはわからない


1907年01月22日(火)

きのう青い花がたくさん揺れていた
歩道の脇の草地
誰かが種を蒔いたのかこぼれ種か
一面に揺れていた
空より青くいい色だった
高原の松虫草のように淡い色ではないけれど
おなじように優しく揺れていた

ヤグルマソウってこんなだったんだ
もっと丈高く頑丈でガシャガシャしてると思ってた
秋にまいてみようかと思う


1907年01月21日(月)

君のナミダは嘘だったのかもしれない
それならツジツマが合うのかもしれない
でもずるさは許せないよ
許さないよ
爽やかじゃない
ひとはひとと関わりあって生きているのだから
ひとの苦労を見えない人は幸せになれないよ


1907年01月20日(日)

ただ口を閉じていても
喉の奥がひりひりと
灼けつくように渇いてゆく
こころの奥の暗い洞道へ
つながってゆく


1907年01月19日(土)

激しい雨で季節は変わる
そんなに優しくしてられない
甘くなっていられない
キミ わかっているの
季節が変わるということは
風がかわるということだ
まわりが変わるということだ


1907年01月18日(金)

なんだろうね
この雨の音に押し潰されそうだ
君の声の後ろに嘘が笑っているようで
哀しい蒸し暑さ
頭が痛い目眩がする吐き気がする
何だってこの箱はこんなに馬鹿になったのだ
人の言葉をどうしてこんなに捻じ曲げるのだ
休めないココロはどこか崩れてゆく


1907年01月17日(木)

苛立ちを抑えられない
笑顔になれない
私の外側で物事が回っている
勝手に決めないで


1907年01月16日(水)

もう何年も 赤いカーネーションは買ってない
単純に その色がキライ

アイスな色の蘭とか ピンクのカーネーション
小さな白い花の集まった花嫁の花束みたいなのとか
ほんわかな紫陽花とか涼しげなクレマチスとかで

赤いカーネーションを母が好きとは限らない
ギフトのラッピングに
小さな造花が一輪つくのだけは素敵


1907年01月15日(火)

ありがとう
決意にいたる思考過程を聞かせてくれて

君の心も
晴れたと思う


1907年01月14日(月)

少し笑ったね
キラッと輝いた
見つけたのかも
君の道


1907年01月13日(日)

胃が辛そうだね
ダイジョウブ?ほんとにダイジョウブ?
ポーカーフェイスもたいへんだね
クールにしていても
気持ちは泣いてるものね
泣いちゃえばいいのに
泣いちゃえ 泣いちゃえ ね
そして心からの笑顔を見たい
営業スマイルはいらない


1907年01月12日(土)

初夏のカーテンを選ぼうと思うのに
風はなかなか気難しい
カーテンが素敵に見えるのは
春は光 初夏は風次第


1907年01月11日(金)

自分から投げ出すのは
周りが悪いのではないです
決定したのはアナタ自身です


1907年01月10日(木)

まどろこしくてイライラして
あなたといると優しい言葉を忘れます
やわらかな気持ちを忘れます
前置きはもういいから
大事な中身をキチンと伝えてください
頭の中でしっかり組み立てて話してください


1907年01月09日(水)

今日はアツイ
いっぺんに季節がかわった
もう春はいない
初夏の部屋にする

先週 燕がホームの間のレールの上を
たくさん飛び交う山沿いの駅に降り立った
線路のすぐそばに池があって
ホームの天井のワイヤーにとまって
可愛い声で囀っていた
あの日も初夏だったのに
私の実感は一週間遅れた


1907年01月08日(火)

町中の騒音という部類が
エアクッションのように
私を包んでいる

理解できぬことを理解しようとして
疲れてしまった神経に
尖ってしまった神経に
何も届かぬように
ブロックするように

あふれる音の中にいて
ぼんやりとしている
何かから解かれているように


1907年01月07日(月)

向日葵が好きというひとはたくさんいる
たいていの人が好きらしい
明るくて元気で前向きで 云々
太陽を連想させるし
人を例える形容詞にもなる

わたしはあまり好きではなくて
パワフルな野菜のように見えます
野菜としてなら
とてつもなく素晴らしい野菜だと思います
だから種を収穫する野菜と思っています

花としてなら 
モネだのゴッホだのが いいです


1907年01月06日(日)

爽やかにぬける風のような
銀色のレースのリボン
新緑の紙につつまれて
若葉色の小さな缶には
端午の節句の意匠
それはひとすじの閃き


1907年01月05日(土)

刃のように鋭い
糸のように細い
そんな月を見ました
ぴんと張った

まだ明るさがどこかに残る
暗くなりかけの夕方
西のそんなに低くないところに

プラチナの白い輝きに
ほのかに赤みを映したような

今までに見た一番細い月でした


1907年01月04日(金)

憤りでなく
やすらいだ想いを
思い出して

窓辺に立って
閉ざした窓に
夜風の甘さを
入れて


1907年01月03日(木)

砂上に建てた楼閣は
いつしか砂に沈んでゆき
夜の砂に残るのは
正体のない足跡


1907年01月02日(水)

そのアヤシゲなものは何だったのでしょうね
幽霊の正体見たり枯れ尾花 って
案外アナタ自身かもしれませんね
あなたが導こうとしたのかもしれませんね
ほら霊の通る道ってあるんでしょう


1907年01月01日(火)

夜の外は寒くて思いのほか空が澄んでいた
星がたくさん見えているように思った
暗い庭へ出てみたけれど
星はよく見えなかった
思いがけず期待して がっかりする




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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