消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1904年08月31日(水)

私の命をささえ続けてくれるひとがいる
私のために働き続けてくれるひとがいる

疲れて眠りに落ちるときも
気持ちが落ち込んでいるときも
何もかも放り出そうと目論んでいるときも

黙って働き続ける 私の心臓
私の命をささえ続けるのは わたし自身

言葉の海の夢の底に沈んでないで
朝の光の中で誰かの為に汗を流すことを思う
私の命をささえることを思う


1904年08月30日(火)

たくさん驚かされてきたけれど
また今日も驚きしかない
どうしてそんなに突然に
あっさりと気持ちを切り替えられるの
過去をひきずらないで前を見ていけるの
すんなり夢に突っ込めるの

怖さを考えないだけ
青くてノーテンキなだけ かも知れないけれど
応援するの不安だけれど
知らない道を行くな とは思わない
やってみなければわからない


1904年08月29日(月)

ぶつ切りの言葉に託しているのは ナニ?
そこにココロをのせているのですか?
こころもぶつ切りになっちゃったのですか?
単に長々を止めてみただけ?
なんだか読みづらくなって
あなたに辿り着けない


1904年08月28日(日)

思いやり って
相手の気持ちを考えて というけれど
相手の境遇を考えて というのも
とても大事と思うんですけど

好き勝手お喋りしている人たち
相手が落ち込む話題を平然と出してくるひと
聞いて相手して返事してる人の境遇を
知ってるはずなのに ? と問いたくなる

きっと言葉だけのやり取りなんでしょうね
始めからそこにハートなんていらないんだ


1904年08月27日(土)

人も物質 化学変化もするだろう
人と人で化学反応も起こすだろう

変化しない安定した物質というのも
あったような気もする

そういうことなんだよね


1904年08月26日(金)

懐かしさと
ほっとした気持ちと
驚きと

見慣れた名刺 2枚
ただそれだけ
その風景がこんなに新鮮だなんて


1904年08月25日(木)

今日みつけた嬉しいもの
山吹がひとつ開いていた
黄色の蕾がふつふつと並んでいた
小さな風の通るたび
細くしなやかな枝々がお辞儀した

シャガのやわらかな葉が照り輝いてゆれていた
イチリンソウの新葉と蕾をひとつ みつけた


1904年08月24日(水)

雨になるらしい
陽気に誘われて外へ出てみたけれど
陽気に誘われて外へ出た人でどこもいっぱい
そうだよね
みな桜を待ちかねてうろうろしてる
ほんの少しでも開けばいいらしい


1904年08月23日(火)

あなたのこと大好きだった
とてもチャーミングなひとと思ってた
ティンカーベルのような女の子だと思ってた
でもあなたの彼は さすが
あなたの中にウエンディーを見たんだと思う

今ならわかる
私もあなたの中のウエンディーを慕ってたのかもしれない
若草の4人全部をあわせたようなところが好きだった
近くて遠くなったけれどいつもなつかしい気持ちです
これからもずっと大好きだと思うよ


1904年08月22日(月)

眉の形を変えてみた
山をとった
細くゆるやかにしてみた
目が晴れやかに明るくなった気がした
気持ちがゆったりする気がした


1904年08月21日(日)

仔犬を見るとたまらなく欲しくなる気持ち
どうしようもないので
小さな種を播いてみようかと思う
柔らかな小さな葉っぱが出てくるとき
愛らしいだろうと思う
光の中で産毛がひかるとき
やわらかな green をいとおしく思うだろう


1904年08月20日(土)

うすねずみ色の眠気の中にいる午後
何時までも考えはまとまらない
今日することと明日すること
それを決めるだけなのに
今日は天気がよくて
明日は土曜
一人でするか手伝ってもらうか
一つ仕上げるか二つ取り掛かるか
春の様子を見に出かけるか
クロスワードの中


1904年08月19日(金)

何の疑いもなく 
何も引きずらず
なかば強引に世界が新しくなろうとする日
服を新調して新しくなろうとする日

わたしはなれるだろうか
桜はまだ開かない


1904年08月18日(木)

はるか遠くです
あなたが疲れた息を吐いているのは
私がかけ寄らずとも
誰かが声をかけてくれるでしょう
それほど遠い
こんなに離れてしまった


1904年08月17日(水)

凍てついた季節を終える
霜の塊を落とし晴れやかになる
ね こんなにからっと快晴
嘘のように変化する
まるでGWの空


1904年08月16日(火)

少しチャンスを得て
いろいろな場所で紹介されて
少し有名になって
訪問が増えて喜んでいて
でもマモリに入ってしまったよ
あれから 何もかわらなくなったよ
もう進化を止めてしまったよ
つまらなくなったよ
あの頃のきらめくあなたを見たいと思っている
目覚めてほしいよ
あなたの願いはカウントではなかったはず


1904年08月15日(月)

貴方達は目立ちたい思いの人どうし
いつも真ん中にいたいという
激しく揺さぶるものが好きという
だから波長が合うのでしょう

私は目立ちたくないひと
隅っこの物陰にいたいひと
だから引っかかる
激しさについてゆけない


1904年08月14日(日)

何だろう何故だろう
その人の言葉にいつも棘ある威圧感を感じる
私へ向けた言葉ではないけれど
その人の使う言葉に感じてしまう
計算したような語感がきらい
ナルシストに感じるからでしょうか
深紅の薔薇のようなひとだからでしょうか
マグマ色の情熱についてゆけないだけでしょうか
なぜかふと般若面を思い出した
どこか似ている気がした
面の目の穴の向こうに 彼女の眼を感じた


1904年08月13日(土)

それは未来を興しますか
未来に希望を持たせてくれますか

打ちのめして哀しみをまさぐるだけ
恐怖に落とし込むだけ
技術の誇示だけ
暇をつぶすジョークだけ

そういうものは
世に問う作品とは思わない
単なる記録だと思う

ささやかでいい
欲しいのは
未来への希望と勇気


1904年08月12日(金)

まだ春霞ははじまらない
あなたは好きですか
朧な空を好きですか
自分を見つめることができなくなりそうな
曖昧な景色を
光にさえ欺かれるのを


1904年08月11日(木)

悪戦苦闘に区切りがついて 
やっと美しい湯
心が晴れた

ひとの心の春の哀しさ
儚き色の姫桜


1904年08月10日(水)

ごめんなさい
全くの私の思い違いです
本当にごめんなさい
誰が犯人だろうと考えていた
あなたかと思ったりしました
心の中で腹立たしかった
誤解でしたすみません
私に原因があったかもしれない


1904年08月09日(火)

やったね 君の粘り勝ち
思いの 強さ勝ち 願い勝ち
手にしたものは小さくて大きい
足を棒にしたけれど時間も随分つぶしたけれど
少し嫌な思いもしたけれど
それでも晴れやかな気持ちをつかめたね
オメデトウ


1904年08月08日(月)

意地になってるよ
見えない拳に力が入っているよ
握りこんでるよ
今に潰してしまうよ
離せばいいのに
アキラメもだいじだよ
はらはらするよ


1904年08月07日(日)

今日はやるわ がんばるわ
見ていて 私だって
そう誰かに呟いて
足早になってみる
外の気配が軽くなって


1904年08月06日(土)

ふれれば わかる
ねこやなぎがもって生まれたのは
ふくらむ嬉しさはじける楽しさ希望だけ
生まれるときは ただそれだけ

光をすなおに受けとめて
ありがとうと言っている
大きくなっていくだろう


1904年08月05日(金)

潔い人であろうよ
損だ得だと言わずに
すんなりと綺麗に受け止めようよ
君がきらめいていられるように
俯かず澄んだ眼をしていられるように
誰とも明るく話しができるように
声をひそめる必要など無きように

くたびれ損と思わずに
外れずによかったと
もう一度落ち着いて 道 正そうよ


1904年08月04日(木)

曲をつくる仕事の人が言っていた
作ったものを覚えてはいない 忘れてゆく
だから新しいものを作れる と 

ここは忘れてる と言いながら
所々とばして思い出し弾きしていた

すごく分かる気がした
満足はその事から人を解き放つと思う
忘れるのは 幸せなことかもしれない


1904年08月03日(水)

透明感 明るさ 優しさ

作品 と呼ばれるものから
私が受け容れるのはそういうもの

だから
オモシロサだけもダークだけも
目に入りません


1904年08月02日(火)

唐突に始まる君の言葉は
唐突に終わる

繋がらないまま
乱れた波長の跡だけ残して
私の目の前でかき消える


1904年08月01日(月)

カモシレナイ をならべ始めればキリがない
細胞が受け止めたことだけを信じればいい
そう思うけれど
膨れて溢れ出すのは カモシレナイ ばかり




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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