どろどろと、どろどろと。 渦を巻いていた気持ち。 どろどろと、どろどろと。 まとわり付いて拭い去れない感情。 どろどろと、どろどろと。 浸食は激しく、私の中に染み込む黒い影。 どろどろと、どろどろと。 私の内から這い出してくる醜い塊。 少しだけ、薄れた気がした。 また少しだけ、先延ばしに出来る。 その間に、上手くやる方法を見付けなければ。 今のままでは、いずれ臨界点を越える。 限界は案外、すぐ目前まで迫っているかもしれない。 もしかすると既に、秒読み段階かもしれない。 何にせよ、急がなければ。
2004年03月29日(月) |
おそらく負とされる感情。 |
口を開けばダラダラと。 ダラダラと零れ落ちる感情。 吐き出して吐き出して尚、落ち着く事も無く。 あぁ、自分は結構限界なのかもしれない。 ふと、気付く。 色々な感情が沸き起こる。 それらの沸点は皆、著しく低くなってしまっている。 目に映る全てが起爆剤になるような。 笑えるから愛しい。 役に立つから愛しい。 全てが愛すべき存在に成り得る。 笑えないなら消えろ。 役に立たないなら消えろ。 全てが目障りに見える。 そんな事は絶対に口に出さない。 ・・・つもりだった。 暗くなると相手の顔が見えなくなる。 だからだと思う。 冗談に本音が混じる。 明らかに、今の状態は良くない。
人は何故、期待するの? 期待通りにならなければ何故、裏切られた気分になるの? 誰も裏切ってなんていないのにね。 人間って不思議。
2004年03月26日(金) |
自己が満ち足りる為。 |
意外と当人ってのは落ち着いているもので。 周囲の人間のが取り乱したりしているわけで。 それでも、命がかかると人間って意外と冷静なもので。 必死な時の行動は結構普段より素早くて。 けれど、確実に反動は来るわけで。 危機を回避した時とか、一段落ついた時とか。 そういう時に一気に襲ってくるものだったりする。 特に、大きな危機を脱した時なんかは。 その反動も当然、とても大きいものであって。 今回も、それを如実に物語っていた。 辿り着いたと安心した途端、まず、震えが走った。 その後は、文字通り、泣き崩れた。 私の経験した事の無い危機感。 でも、よく知った感情。 だから、この後に襲う感情も知っている。 不安。 独りでいると増すばかり。 だから、傍に居てあげたいと思った。 自分が通りすがりの赤の他人である事は重々承知してる。 でも、少しでも不安が和らぐなら。 少しでも自分が傍に居られるなら。 とっさに立ち上がろうと思った私の腕を掴む者がいる。 「それは、エゴだよ。」 あぁ・・・そうだ。 そうだった。 一時的な衝動による自己満足に過ぎない。 いつもそれは良い結果を招かない。 けれど、不安は良くない。 孤独は良くない。 得体の知れない黒い影は足元に広がるばかり。 「他人への衝動が危険な事、忘れてないだろう。」 解ってる。 いつも忘れないように思い出してる。 衝動が手を差し伸べる度に。 でもいつも、衝動の導くままに事を起こしてしまう。 そして常に良くない結末を迎える。 けれど・・・。 「結局、悪いラストは向こうに訪れるんだよ。」 そう、いつも。 不幸に見舞われるのは自分じゃない。 今まで全て。 そして、いつも思い知らされる。 今まで全て。 後悔すら持ってない。 でも、私は衝動に勝てない。 自分で思い込んでる間は絶対に勝てない。 だから、今回は頼んだ。 衝動を抑えられない私を家に連れて行って。 私の衝動ごと押さえ込んで家に運んで。 それから後は薄い記憶でしか残っていないけれど。 幼少時代に歩いた道を通って家に帰った。 玄関からの事は覚えていない。 ぼんやり覚えていられるようになったのは、昼食を食べ終えた自分から。 多分、少ししか食べてないと推測する。 絨毯に腰を下ろし、新聞を広げる。 読む事も見る事も無く、めくる音のみを耳に入れる。 ふらふらとソファに横になる。 日差しが顔に直接当たるので向きを逆にする。 深く沈むのを感じる。 目が覚める。 随分と長い時間眠っていたように思う。 今の時間と、かろうじて残る記憶とを繋げて計算する。 3600秒にも満たない。 そしてまた思い知らされる。 後悔すら残されてない。
『きまぐれ』って言葉で全てが許される。 『変わり者』って言葉で全て納得される。
私が、ここで生きる為に創り上げた免罪符。 紙一重で排他に繋がる性格。 なんとか、免罪符まで仕立て上げた。 賭けは私の勝ち。 そう、あとは磨き上げるだけ。
別に、わざと変わり者を演じてるわけでもなく。 きまぐれのフリをしてるわけでもなく。 純粋に、単純に。 ワガママな人間なだけなのだけど。 でも、社会に出て、どこまでも我が侭でいられないだろうし。 それは私も充分理解してる。 だからこそ敢えて、我が侭に我が道を進む。 「あの人ってワガママ。」 後ろ指さされてる事には最初から気付いてる。 でも、気付いてる素振りは絶対に見せない。 「無神経だから陰口叩かれてるのにも気付いてない。」 それを言わせる為に。 あとは、諦めるのを待つだけ。
天性の免罪符なんて持ってないから。 (気付かないだけかもしれないけど) 自分の免罪符は自分で作る。
2004年03月24日(水) |
傍にいなければ憎む事なんてなかったかもしれない。 |
こんなに近くに憎い人が固まるとは思いもせず。 何とか一人だけでも移ってくれたら良いのに。 ただでさえ今、結構限界近いみたいなのに。 他は特に望まないから何とかしてよ神様仏様。 ここんとこ願い続けてばかりいた。 そして、ふと、気付いた。 自分が移れば良いのか。 そしたらホラ、全員から離れられる。 気付いたのは前日で。 必死に必死に祈ってみた。 何とかしてよ神様仏様。 聞き入れられる筈も無く。 まぁ、当然は当然なんだろうけど。 狙ったような結果に笑うしかなくなってしまって。 一気にテンションは急降下。 探し物は見付からなくて。 過ぎた望みじゃないのに叶わなくて。 くそぅ。 参ったなぁ。 神様ってホントに見てんのかも。
会いたいなんて思う筈も無い。 出来る事なら二度と顔も見たくなかったし。 きっと、顔を合わせる機会なんて二度と無いし。 そう思ってた。 おかげさまでグルグル。 機嫌は急降下。 他の何かに没頭してないと膨れ上がるばかり。 だから、狂ったように喋って。 だから、狂ったように笑って。 だから、狂ったように歌って。 だから、狂ったように眠って。 「会いたくないまでに誰かを嫌うのって珍しい」 そう言われた。 違う、そうじゃない。 そんな嫌いとかって言葉じゃ全然足りない。 嫌いとか憎いとか、そういうレベルじゃない。 拒絶なんかじゃない。 その存在の全てを、私の全てが否定する。
そこに存在しているだけで相手に圧力がかかる。 相手の年や立場など関係なく存在で威圧する。 自分は、そういう種類の人間に育ってしまったのだ、と。 ポツポツと聞かされて、少しずつ理解はしていた。 他を押えつけ服従させるような、他の意を制圧するような。 本当はそんな事を望んでいるわけではないけれど。 けれど、どこかでは望んでいるのかもしれないけれど。 いずれにしろ、自分は威圧的な人間だと。 理解し、やはり同時に納得もしていた。 それでも彼女は、そんな風に思っていないと高を括っていた。 今日、答えは出てしまった。 普通に回す事に対して少なからず憧れを持ったりもして。 でも結局、手を出すと失敗する。 回す事も回る事も上手に出来ない。 どこで、何を、どう、間違えたんだろう。 そもそも間違いなんだろうか。
でも、忘れる事は出来てる。 完全に記憶から消し去れないだけで。 おかげさまで悪夢は見ずに済んでます。 笑ったりすれば容易に忘れられます。 本当に、笑う事が上手な自分で良かった。 心底そう思います。 約十年前の怒り。 数日前の怒り。 それは、たかが一度の叫喚で消え去る物である筈も無く。
所詮は過去に縛られた生き物だったってだけ。 実に人間らしい人生を歩んできたってだけ。 ただそれだけ。 吹っ切る事すら出来てない。 その証拠に、感情すら抑えられてない。 刺々しさは増すばかり。 理不尽な怒りに飲み込まれていく。 きっと誰の目にも今日の私はオカシイ。 さぁ、明日はどう出ればいい? 抑えきるのは結構、しんどいですから。 刺は吐き出しきれてないから。 できれば一言も発する事無く終えたいところですけど。 きっと誰の目にもそんな私はオカシイ。 再会なんてするもんじゃない。
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