空中楼閣

2004年03月30日(火) 少しだけだけど

どろどろと、どろどろと。
渦を巻いていた気持ち。
どろどろと、どろどろと。
まとわり付いて拭い去れない感情。
どろどろと、どろどろと。
浸食は激しく、私の中に染み込む黒い影。
どろどろと、どろどろと。
私の内から這い出してくる醜い塊。
 
少しだけ、薄れた気がした。
また少しだけ、先延ばしに出来る。
その間に、上手くやる方法を見付けなければ。
今のままでは、いずれ臨界点を越える。
限界は案外、すぐ目前まで迫っているかもしれない。
もしかすると既に、秒読み段階かもしれない。
 
何にせよ、急がなければ。



2004年03月29日(月) おそらく負とされる感情。

口を開けばダラダラと。
ダラダラと零れ落ちる感情。
吐き出して吐き出して尚、落ち着く事も無く。
 
あぁ、自分は結構限界なのかもしれない。
ふと、気付く。
 
色々な感情が沸き起こる。
それらの沸点は皆、著しく低くなってしまっている。
目に映る全てが起爆剤になるような。
笑えるから愛しい。
役に立つから愛しい。
全てが愛すべき存在に成り得る。
笑えないなら消えろ。
役に立たないなら消えろ。
全てが目障りに見える。
 
 
そんな事は絶対に口に出さない。
・・・つもりだった。
暗くなると相手の顔が見えなくなる。
だからだと思う。
冗談に本音が混じる。
 
 
明らかに、今の状態は良くない。



2004年03月28日(日) 期待。

人は何故、期待するの?
期待通りにならなければ何故、裏切られた気分になるの?
誰も裏切ってなんていないのにね。
人間って不思議。



2004年03月26日(金) 自己が満ち足りる為。

意外と当人ってのは落ち着いているもので。
周囲の人間のが取り乱したりしているわけで。
 
それでも、命がかかると人間って意外と冷静なもので。
必死な時の行動は結構普段より素早くて。
 
けれど、確実に反動は来るわけで。
危機を回避した時とか、一段落ついた時とか。
そういう時に一気に襲ってくるものだったりする。
特に、大きな危機を脱した時なんかは。
その反動も当然、とても大きいものであって。
 
今回も、それを如実に物語っていた。
辿り着いたと安心した途端、まず、震えが走った。
その後は、文字通り、泣き崩れた。
 
私の経験した事の無い危機感。
でも、よく知った感情。
だから、この後に襲う感情も知っている。
 
不安。
 
独りでいると増すばかり。
だから、傍に居てあげたいと思った。
自分が通りすがりの赤の他人である事は重々承知してる。
でも、少しでも不安が和らぐなら。
少しでも自分が傍に居られるなら。
 
とっさに立ち上がろうと思った私の腕を掴む者がいる。
 
「それは、エゴだよ。」
 
あぁ・・・そうだ。
そうだった。
一時的な衝動による自己満足に過ぎない。
いつもそれは良い結果を招かない。
 
けれど、不安は良くない。
孤独は良くない。
得体の知れない黒い影は足元に広がるばかり。
 
「他人への衝動が危険な事、忘れてないだろう。」
 
解ってる。
いつも忘れないように思い出してる。
衝動が手を差し伸べる度に。
でもいつも、衝動の導くままに事を起こしてしまう。
そして常に良くない結末を迎える。
 
けれど・・・。
 
「結局、悪いラストは向こうに訪れるんだよ。」
 
そう、いつも。
不幸に見舞われるのは自分じゃない。
今まで全て。
そして、いつも思い知らされる。
今まで全て。
後悔すら持ってない。
 
 
でも、私は衝動に勝てない。
自分で思い込んでる間は絶対に勝てない。
だから、今回は頼んだ。
衝動を抑えられない私を家に連れて行って。
私の衝動ごと押さえ込んで家に運んで。
 
それから後は薄い記憶でしか残っていないけれど。
幼少時代に歩いた道を通って家に帰った。
玄関からの事は覚えていない。
ぼんやり覚えていられるようになったのは、昼食を食べ終えた自分から。
多分、少ししか食べてないと推測する。
絨毯に腰を下ろし、新聞を広げる。
読む事も見る事も無く、めくる音のみを耳に入れる。
ふらふらとソファに横になる。
日差しが顔に直接当たるので向きを逆にする。
深く沈むのを感じる。
 
目が覚める。
随分と長い時間眠っていたように思う。
今の時間と、かろうじて残る記憶とを繋げて計算する。
3600秒にも満たない。
 
 
そしてまた思い知らされる。
後悔すら残されてない。



2004年03月25日(木) きまぐれな免罪符。

『きまぐれ』って言葉で全てが許される。
『変わり者』って言葉で全て納得される。

私が、ここで生きる為に創り上げた免罪符。
紙一重で排他に繋がる性格。
なんとか、免罪符まで仕立て上げた。
賭けは私の勝ち。
そう、あとは磨き上げるだけ。

別に、わざと変わり者を演じてるわけでもなく。
きまぐれのフリをしてるわけでもなく。
純粋に、単純に。
ワガママな人間なだけなのだけど。
でも、社会に出て、どこまでも我が侭でいられないだろうし。
それは私も充分理解してる。
だからこそ敢えて、我が侭に我が道を進む。
「あの人ってワガママ。」
後ろ指さされてる事には最初から気付いてる。
でも、気付いてる素振りは絶対に見せない。
「無神経だから陰口叩かれてるのにも気付いてない。」
それを言わせる為に。
あとは、諦めるのを待つだけ。

天性の免罪符なんて持ってないから。
(気付かないだけかもしれないけど)
自分の免罪符は自分で作る。



2004年03月24日(水) 傍にいなければ憎む事なんてなかったかもしれない。

こんなに近くに憎い人が固まるとは思いもせず。
何とか一人だけでも移ってくれたら良いのに。
ただでさえ今、結構限界近いみたいなのに。
他は特に望まないから何とかしてよ神様仏様。
 
ここんとこ願い続けてばかりいた。
 
そして、ふと、気付いた。
自分が移れば良いのか。
そしたらホラ、全員から離れられる。
気付いたのは前日で。
必死に必死に祈ってみた。
何とかしてよ神様仏様。
 
聞き入れられる筈も無く。
まぁ、当然は当然なんだろうけど。
狙ったような結果に笑うしかなくなってしまって。
一気にテンションは急降下。
 
探し物は見付からなくて。
過ぎた望みじゃないのに叶わなくて。
くそぅ。
参ったなぁ。
神様ってホントに見てんのかも。



2004年03月15日(月) 全否定。

会いたいなんて思う筈も無い。
出来る事なら二度と顔も見たくなかったし。
きっと、顔を合わせる機会なんて二度と無いし。
そう思ってた。
 
おかげさまでグルグル。
機嫌は急降下。
他の何かに没頭してないと膨れ上がるばかり。
だから、狂ったように喋って。
だから、狂ったように笑って。
だから、狂ったように歌って。
だから、狂ったように眠って。
 
「会いたくないまでに誰かを嫌うのって珍しい」
そう言われた。
 
違う、そうじゃない。
そんな嫌いとかって言葉じゃ全然足りない。
嫌いとか憎いとか、そういうレベルじゃない。
拒絶なんかじゃない。
 
その存在の全てを、私の全てが否定する。



2004年03月14日(日) 威圧的な存在。

そこに存在しているだけで相手に圧力がかかる。
相手の年や立場など関係なく存在で威圧する。
 
自分は、そういう種類の人間に育ってしまったのだ、と。
ポツポツと聞かされて、少しずつ理解はしていた。
他を押えつけ服従させるような、他の意を制圧するような。
本当はそんな事を望んでいるわけではないけれど。
けれど、どこかでは望んでいるのかもしれないけれど。
いずれにしろ、自分は威圧的な人間だと。
理解し、やはり同時に納得もしていた。
 
それでも彼女は、そんな風に思っていないと高を括っていた。
今日、答えは出てしまった。
 
普通に回す事に対して少なからず憧れを持ったりもして。
でも結局、手を出すと失敗する。
回す事も回る事も上手に出来ない。
 
どこで、何を、どう、間違えたんだろう。
そもそも間違いなんだろうか。



2004年03月13日(土) 喜怒は激しく

でも、忘れる事は出来てる。
完全に記憶から消し去れないだけで。
 
おかげさまで悪夢は見ずに済んでます。
笑ったりすれば容易に忘れられます。
本当に、笑う事が上手な自分で良かった。
心底そう思います。
 
約十年前の怒り。
数日前の怒り。
それは、たかが一度の叫喚で消え去る物である筈も無く。



2004年03月09日(火) 焦りにも似た

所詮は過去に縛られた生き物だったってだけ。
実に人間らしい人生を歩んできたってだけ。
ただそれだけ。
 
吹っ切る事すら出来てない。
その証拠に、感情すら抑えられてない。
刺々しさは増すばかり。
理不尽な怒りに飲み込まれていく。
きっと誰の目にも今日の私はオカシイ。
 
さぁ、明日はどう出ればいい?
抑えきるのは結構、しんどいですから。
刺は吐き出しきれてないから。
できれば一言も発する事無く終えたいところですけど。
きっと誰の目にもそんな私はオカシイ。
 
再会なんてするもんじゃない。


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亨 [MAIL]

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