弱Sonファイブ
隣りのデスクの人が マスクをしている。 左前隣りのデスクの人が マスクをしている。 右前隣りのデスクの人が マスクをしている。 加護さんは日記を書いている。 ... 隣りのデスクの人が さむいと言っている。 左前隣りのデスクの人が のど飴をなめている。 右前隣りのデスクの人が セキこんで電話ができない。 加護さんは日記を書いている。 ... 隣りのデスクの人が カイロを持って外回りに行った。 左前隣りのデスクの人が のど飴にティッシュを巻き込んだ。 右前隣りのデスクの人が 箱ティッシュを買ってきた。 加護さんは日記を書いている。 ... 隣りのデスクの人が 仕事をしている。 左前隣りのデスクの人が 仕事をしている。 右前隣りのデスクの人が 「加護ちゃん元気だね」って言ってきた。 加護さんは... 元気です...
加護さんは朝から機嫌が悪い。 ... エアコンつけて お風呂にお湯を張りながら 電子レンジをつけたら ブレーカーが落ちた。 気を取り直して ブレーカーと 炊飯器のスイッチをオンにして、 ひき肉をいためて ネギと豆腐をブッタ切り、 お水150ccとタレといっしょに フライパンへ パイルダー☆オン。 グツグツ煮立ってるのを横目に、 最後の弁護人を見る。 多重人格を扱った犯罪の弁護かと思いきや、 ホストに入れあげた女の完全犯罪の弁護。 脚本家誰やねんとか思いながら メシを7割方平らげて気づいた。 麻婆豆腐、 辛いだけでおいしくない... ふとフライパンに目をやると そのそばにはしっかり 封を切らないままのとろみ粉が デデーンとあった。 まいったなあ... とろみ粉を意味もなく 右手でパタパタしながら とろみ粉の処分について考えた。 1.捨てる 2.ベランダから撒き散らす 3.麻薬として売る 4.ヤフーオークションに出品する 5.新手の入浴剤として活用する もちろん5だ。 だって ローション風呂 みたいなもんなるんだろ? というわけでお風呂に直行。 ... すると ブレーカー落ちたときに ガス湯わかし器の電源も 切れてたようで なんと水風呂が完成していた。 ... というわけで、 水風呂の栓を抜きながら 6.とろみ粉を水でといて 新手のローションとして使用し、 ひとり遊びに彩りを加える に急遽変更した。 プレイ内容に さほど変わりはないさ... ... 結局、 思わぬハプニングで 思わず彩りを添えてしまったわけだが、 どういうわけか朝から チンコがかゆかった。 にもかかわらず時間がなくて 朝からシャワー浴びてない。
伝説のオナニー文豪ジンジャー氏が 半年ぶりに日記書いたので うれしくて思わず 彼の掲示板荒らしちゃったよ... という話は置いておいて、 今日は打ち合わせが昼からなので 午後出社にした。 朝からジェームスブラウンを聞いて 部屋の片づけをして ゴミを捨てて家を出ると、 後ろからタックルを食らった。 ジュンだった。 寝坊したそうだ。 アホなので 「アホ」と言ってやった。 昨日何しとったんやって聞くと 家のパソコンに オラクルという データベースソフトを インストールしてたらしい。 で、何に使うのよって聞くと、 「わからん...」って即答された。 蓄積するデータは?って聞くと、 これから作ると言う。 データは何作るんやって聞くと、 接待ではないコンパ可能な女の連絡先一覧 って言うのだが、 そんなん紙に書いといたらええやん って思うし、 ミエはったところで メモ用紙一枚に納まるんやろ? って思ったが、 かわいそうなので言うのはやめた。 そう、かわいそう。 ジュンは未だに 暴君エライさんに気に入られて 部下として仕えつづけているのだ。 毎朝7時に(ゲロッパ!) 会社の上司であるエライさんに(ゲローラ〜) モーニングコール(ゲロッパ!) できなければ減俸(ゲローラ〜) 月1の接待コンパ(ゲロッパ!) セッティングできなければ減俸(ゲローラ〜) 来月は積み立てた金で(ゲロッパ!) エライさんとふたりきり温泉旅行(ゲローラ〜) よって彼女と行く温泉旅行(ゲロッパ!) 金がないので中止(ゲローラ〜) おこった彼女と(ゲロッパ!) 最近セックスレス〜(ゲローラ〜) 彼女にうっかり説教したら(ゲロッパ!) 加護との携帯着信レス〜(ゲローラ〜) 平日真夜中の3時から(ゲロッパ!) 家のパソコンに(ゲロッパ!) オラクルという(ゲロッパ!) データベースソフトを(ゲロッパ!) インストール(ゲロッパ!) (ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダッ!) 理由は パソコンがオレをバカにしてるから。 ンー ゲロッパ...
とある心理学の書籍によると、 恋人との別れ、愛する人との死別等、 人がなんらかの喪失を遂げるとき、 怒り→否定→抑うつ→合意→受容 という5つの手順を踏むことが 確認されている。 ではこれを 加護の昨日の喪失を例にとって 説明してみよう。 ... 「背景」 加護が晩飯にエビフライ弁当を 買ってきた。 エビフライ弁当には 頭から尻尾までの でっかいクルマエビが一匹入っている。 そしてこの 夜のメインと言うべきエビフライを 口に入れようとしたそのとき! ... でーあいは〜 スローモーション〜 ... エビフライがおはしから滑り落ち! ニュートンが発見した! 万有引力の法則という名の魔物が! エビフライを奈落の底に 引きずり込む! ムアアアアアアアアアア!! ファック! ファック! ファック! ファック! ファック! ファック! ファック! ファァァァァック!!! ...怒り まあええ、 食えたらええ。 床に落ちても フーフーしたらええねん。 絶対食ってやる! ...否定 灰皿の中に落ちてる... 思いっきり ザックリと灰の中に 埋まってる... ああ、おいらの晩御飯... キャベツか? キャベツなんか? キャベツとご飯と味噌汁か? キャベツ定食か? キャベツだらけだ... ...抑うつ 問題はフライだ。 フライが灰だらけだが、 フライをはがせばええんや。 もしくはフライを洗えばええんや。 よし、イチニノサンで エビフライ救出や! ...合意 わああ、 はたいてもはたいても 黒いのんがパタパタ出てきよる... よしフライははがそう。 エイヤ! ムオオ、 フライの灰がエビについたぁ!! クソッタレ! クソッタレ! クソッタレ! あーあーあー けったくそわる... クイックルワイパー。 そうだ クイックルワイパーでふきとろう! よっしゃあこれで解決! ... フキフキ。 ... モグッ。 ... 「まずい」 ...受容
生活レベルを引き上げるよう 工夫することは 日常発生するストレスを 軽減するために 大いに役に立つ。 最近加護さんは オナニーライフを充実させるため、 レンタルビデオ屋さんに 1回行くと エロビデオを2本借りる。 なぜ2本なのかというと、 1本は冒険用、 もう一本は安全に鑑賞する用である。 今回借りたのは エレベーターガールとしよう2 と、 音読オナニーものである。 音読オナニーものは 最初からオナニーすることを 放棄しているフシがあるため 純粋に冒険できたのだが、 エレベーターガールの方は オムニバスで3人中 2人がブサイクという体たらくで、 残る一人は乳輪がデカすぎるため、 なんか気持ち的に引っかかりながら オナニーすることになるわけだが、 どうにも気分が乗らないので 結局床にエロ本を広げて 寝転がりながらオナニーするという 原点回帰に戻るわけだ。 原点回帰によって テンションが上がってきた ちょうどそのとき ドアのチャイムが鳴る。 ジュンだ。 ... 確かにジュンとは 夜の10時から遊ぶ約束をしていた。 しかし時計を見よ、 午前2時だ。 ムカムカしながら 玄関のドアの鍵を開けに行った。 もちろんチンコは おっ立てたままだ。 こんな時間に遊びにくるとは お前ケンカ売っとんのか ってブチ切れると、 女がグズったから 寝付くまで添い寝してたらしい とのこと。 だったらお前もそのまま寝ろよ って思うのだが、 こいつがヘンに律儀なのは 今に始まったことではないので、 とにかく中に入ってもらった。 床に広げたエロ本はいいとして 2枚重ねのティッシュを そのまま床に広げておくのは ちょっと人としてどうかと思ったので、 ムリヤリ鼻をかんで捨てた。 ... 何を思ったのかジュンは 「オレは画像の勉強するけぇ」 と言って、 フォトショップやイラストレーターの本を いっぱい買っていた。 「で、結果としてそれで銭稼ぎできんの?」 って聞くと、 「わからん」 って即答しやがった。 「できる!」 って即答されても困るんやけどな。 それから侍とウイニングイレブンやってると、 ジュンの女から電話がかかってきて 少ししてジュンは家に帰った。 加護さんはオナニーの続きをした。 エレベーターガールのビデオを 返却のために巻き戻していると、 テープがデッキに巻き込まれて グダグダになっていたので、 朝の5時からビデオを分解した。 修理してエレベーターガールを再生すると 乳輪はまだデカいままだった...
以前、 電車の中吊り広告で これの広告を 一度だけ見たんやけど、 なぜかその一度が 忘れられずに 見るのが当然のように これを見た。 ... 久しぶりに 加護の琴線に触れた 映画だった。 そりゃあね、 ハリウッド超大作 全米ヒットチャートNO1 とか言う作品は、 それはそれですごいんだけどね、 ある街のひと角でおきた ストーリーの積み重ねが 心を突き動かすときもあるのよ。 この映画のテーマは 「願い」やと思う。 人の幸せを 願いつづけること。 間違って解釈されても、 その願いは届かなくても、 それでも願いつづけること。 庶民の女が 美しく着飾ることを タブーとされた時代に、 誰に理解されなくても、 自分を理解しようとしている人に 誤解されても、 ひたすら自分のやり方で 人の幸せを願いつづけた ひとりの化粧師の生き様。 自分はこういう男の生き様を すごくカッコ良いなって思う。 ... 平成15年、 女はU15で化粧し、 字が読めるどころか、 インターネットで 卑猥な情報を得るのもたやすい。 にもかかわらず まわりの幸せの絶対量が 足りないと感じるのはなぜだろう。 きっとそういうことを 考えていける切り口は、 タブーとされる場所からしか 垣間見ることができんのやないかと 加護は思う。 ... という具合に 自分のやっていることを なんとかして正当化しようとする 加護さんは すでに思考がオッサンだ。
昨日は 会社の新年会をすっぽかして 彩の国遊び人部隊の さいたまのりょうさんたちと 酒を飲みながら ムダ話を大量生産していたわけだが、 そこでひとつ 思ったことがある。 遊び人をやめさせる薬を 開発したら たぶんノーベル賞もらえるな と。 それだけ遊び人というものは 存在感があり、 派手で、 実行力があって、 戦闘力があって、 度胸があって、 頭のネジが抜けているものだ。 昨日の話を総括して 加護さんの考察を施すと、 昨今の遊び人の傾向として、 遊び人と女の間で形成される 「関係の合理化」が挙げられる。 そのひとつが遊び人の愛人化。 例えば女には彼氏がいて、 彼氏だけでは補えない部分を 遊び人が補う。 もちろん女は 遊び人が他の女に対しても 同様の形態を取ることは 女も暗に気づいてはいると思うが、 遊び人は女に対して、 これを完全に明るく宣言してしまう。 つまり 「僕ちゃんは みんなにとっての2番手だよーん」 と言っちゃうことである。 これによって、 「いやー2番手やるのも たいへんだけどさー、 やっぱお前の相手するのが 一番たいへんだよー」 みたいな会話が 女と遊び人の間で 展開されるわけである。 こうなると女の方も 女にとっての 日常の人間関係の枠からはずれている 遊び人の特性に気づき、 「○○っていう上司、 気に入らないから電話で脅してよ」 みたいなリクエストを するようになるわけである。 なんかおもしろくね? こうして このまま関係の合理化が進んでいくと、 合意の上でのハーレムが 次々と形成されていくと いうことになるんだろうか? 美しき自然と匠の世界。 ... ひとしきり ムダ話を大量生産し倒し、 時計を見ると、 ハナ金の23時30分。 終電まぎわの大きな人の波に乗るべく 遊び人たちは ターミナル駅でその流れに乗る。 新宿に吹きぬける 2℃の夜風に当たりながら スキを見て人の流れに 乗ることを楽しむ遊び人たちに 加護は波乗りの顔を見た。
昨日のチャットに 参加してくれたあなた ありがとう。 昨日かわした話はすべて オフレコなので他言はなしよ。 という話は置いといて、 有限会社あゆを立ち上げるために 事業計画を練っている。 いずれは 事業計画書も書かなければならない。 青色申告するために 諸条件をクリアする術も必要だ。 2003年度からは 確定申告が電子ファイルで 申請できることを念頭において、 帳簿整理するための運用も 決めていかなければならない。 所得をどの種類に割り振って 経常収支をどうするか、 損益分岐点をどのラインに取るか、 運用資金は どのラインのリスクレベルで用意するか、 あゆのカレンダーを買うべきかどうか。 否! 自分に問いかける。 有限会社あゆの起業理念は何だ? ... 起業理念! あゆが好きだ! 大好きだ! あゆはかわいいんだ! サイコーだ! 実はRAINBOWのジャケットで 一発抜いたことがある! あゆ〜、 あゆ〜、 あゆのカレンダー買っちった♪ あゆかわいいぜー、 1月も2月も3月も4月も あゆだらけだぜー、 どこに貼ろっかなー、 どーこーにー 貼ろっかな〜♪ ! 即決、ここだ! ... よし、うんこしよ。 ... あー これであゆともクサい仲。
昨日ね、 ふと明日はチャットやろうと思って、 加護が好きな人へテキトウに 明日夜10時から チャットやろうぜ!メールを ばらまいて寝た。 そんで朝ケイタイを見ると 苦情メールがいっぱい。 おい加護、 コピペメールすんな、と。 ... おいらは加護だ。 毎日毎日、 人の役に立たない文章を書いて みんなの失笑を買っている加護だ! 便宜上、 WEBライターを名乗っているが 元は出会い系サイト出身! 出会い系サイトといえば コピペメール! これすなわち、 出会い系サイトを極めるということは コピペメールを極めると言っても 過言ではない! いわば、 キングオブコピペ! コピペ職人だ! ハンドメイドなぞクソ食らえや! イギリスの歴史を見よ! 世界の工場たるイギリスは 産業革命による大量生産方式で 世界の冠になりえたではないか! 大量生産大歓迎だ! 次々と生み出せ! 即ッ!即ッ!即ッ! コピペしたメールを 無感情で送りまくれ! 行動を伴わない思想は 現実の前ではまるで子供! 無力!無力!無力ゥゥゥゥゥゥ!! さあ無力なガキども、 コピペが良いのか悪いのか! おいらの目を見て言ってみろ!! オラオラ! さっさと言わんかい!! ... ううう、ごめんなさい。 誰かかまってくれよう...
「ちょっと待てや!」 「なんじゃコラ!」 今日さー、 ハラいてえって思って トイレ行ったらさー、 すんげえ難産でさー、 それでもがんばって産もうとしたの。 そしたらケツいてえのなんのって! それでもがんばって 産み落として見たらさー、 便座に血がボトボト 垂れてるわけよ。 ヤベエ、生理来たかなって思ったら どうやら難産過ぎて ケツが裂けて血が出たみたいなんだよね、 しょーがねーから 会社の子に 「ナプキン貸して」って メール打ちまくって なんとか事なきを得たんだけど、 そしたらなんか 会社に居づらくなってさ、 生理休暇 ということで会社早退したよ。 思わず便器の様子を写メールしたから あとで送るね!? 「いらない」
2元1次方程式というものがある。 例えば 「2x+3y=23」 というものである。 これだけでは xとyの解を求めることは できない。 しかし「x=4」がわかっていると、 「y=5」という解は求められる。 ... 「君を大切にしたい」 という言葉がある。 どうしてそんなことをいうのか ということはわからない。 しかし 「自分は自分を大切にする」 「人は人を大切にしない」 「人は自分を大切にしてくれた人を 大切にする」 ということがわかっていると、 どうしてそんなことをいうのか ということはわかるのではないだろうか。 ... これが2元1次方程式というものだ。 世の中のたいていの問題は 2元1次方程式になっている。 お分かりいただいただろうか? ... では加護さんがひとつ あなたに明日までの宿題を出そう。 「女はヤるのみ」
悩みがある。 セックスとはいったい いつからいつまでのことが セックスと言うのか という悩みがある、 という人がいる。 なんだか 今どきのティーンネイジャーは チンコ入れる段階になって 「セックスしていい?」 という人がいるそうである。 だからといって、 「こういう人もいるんだけど セックスって実際、 どっからどこまでよ!」 っておいらに聞かれても 加護さんは 「あー」とか「うー」とかしか 答えられないわけだ。 できると言えば、 Aちゃんの言葉を借りて 「悩みとは 悩むヒマがあるから 出てくるんだ!」 と一喝することぐらいだろう。 という話は置いといて、 クソゲーって どこからどこまでが クソゲーなんやろか...
今年になって初めて 親友のジュンと会った。 ジュンは生きているだけで 文学になりえる男なので、 彼と遊んでいると 加護さんは退屈しない。 だもんで、ついつい 徹夜で遊ぶことに なってしまったのだが、 そのとき 去年セックスした女の数が どうとかいう話から なぜか加護さんが 罰ゲームをやるハメに なってしまった。 罰ゲームの内容は 去年さんざんバカにした 伝説のクソゲー 「侍」を 最後までクリアする、という 凄惨極まりないものだった。 あ、このゲ−ムは 元々ひとりでやるゲームなのだが、 やることなすことすべてが ツッコミどころ満載なので ぜひカップルとかで やってもらいたい。 お子さんの場合、 自律神経がやられてしまう可能性が なきにしもあらずなので ぜひお母さんといっしょに やってもらいたい。 で、この罰ゲームのミソは 最後までやり遂げる というところだ。 このゲームは、 クソ! クソ! クソ! クソゲー! なので、普通にプレイして ゲームした満足感を得るという ゲームとしての最低必要十分条件を 実は満たしていない。 例えば、 侍の前方になにやら話をしている 人たちがいるけど、 立ち聞きしていても 話の内容が難しくてわからないし、 あきらかにザコ顔をしている というだけで 前方の人たちに向かって抜刀し、 (抜刀ボタンはL1ボタン) 有無を言わさず斬りかかる。 しかしザコは思った以上に強く (侍が思った以上よりはるかに弱く) 死にかけてしまうので 命乞いをする。 そしたら有り金全部とられて スマキにされて 鉄道の線路に捨てられる。 そのときもがいて 縄をはずそうとするために 「○」ボタンを 連打しているときにはもう 罰ゲーム云々の次元ではなくて おいらは今なんのために 誰のために どういう意義があって ボタンを連打しているんだろうか という人生の深淵を 垣間見てしまうこと請け合いである。 ところが、である。 こんなことを 数回繰り返しているうちに なんかクリアポイント というものが貯まっていく。 そんで 対戦モードというものが 追加されたのだ。 なんじゃこりゃ、と思って ふたりでやってみると バーチャファイターのパクリ。 しかも選べるキャラクターは 黒ザコ(兄) とかでぜんぜんキャラクターに 愛着が湧かない。 しかも抜刀ボタンは健在で 抜刀ボタンを押して 剣を抜かなければ 満足に戦うこともできない。 対戦モードって 戦うことが前提で作られているのに なんで抜刀するかしないかを プレイヤーに決めさせるのか、 いささか理解に苦しむ。 その上、 勝負がついて 負けた方が操作できなくなってから 5秒くらい空白の時間があって、 その間勝った方は なぜか負けた方を メッタ斬りにできる。 これはおもしろい! ということで ふたりで狂ったように 対戦しつづけていたのだが、 それがとうとう 朝の9時を過ぎて ジュンがぽつりと言った。 「あ、今日朝から会社あるんやったわ」
ファイナルファンタジーという ロールプレイングゲームには 「傷ついたチョコボ」 というショートストーリーがあるそうだ。 人間に虐待されて 人を信じることができなくなった チョコボというダチョウみたいな鳥に 主人公がもう一度 人というものを 信じさせてあげようとする 下世話なストーリーだ。 信頼の証として 主人公が4日間 チョコボにエサをあげ続けると チョコボが仲間になってくれるそうだ。 もしあなたが 人間不信のチョコボの立場だったら こんなんで人を信じるんだろうか。 信じるとしたら このチョコボはアホだ。 アホチョコボだ。 アホアホマンだ。 ちなみに4日間というのは 現実の世界で約4時間半。 ということはすなわち 主人公を操っている人が 約1時間おきに チョコボにエサをやるという行為を しなければならないわけだ。 案の定、 会社の人は夜の12時から 1時間おきに目覚ましをセットして 仮眠してはエサをやり また仮眠するを繰り返して 結局朝の5時過ぎ(平日)に チョコボを仲間にしたそうだ。 そして喜びのあまり 出社時間まで 興奮して寝付けなかったそうだ。 おいらはそれを聞いたとき まちがいなくこいつは チョコボよりはるかに 病んでいると思った。 ということは 加護さんがこいつに 4日間エサをやり続けなければ ならないのだろうか。 結局、 おかんに捨ててきなさいって おこられるのだろうか...
「あー、食った食った」 「人のサイフで食うメシはうまい」 「いや、加護ちゃん 貸しただけだから」 「...あとで返すがな」 シュボ。 ... フゥー。 「加護ちゃん?」 たらふく食って会社へ帰る道中、 彼は一服しながら マルボロとライターを 差し出してくれた。 「あれー、なんで タバコないってわかったん?」 「だってさっき、 休憩室でタバコのカラくず 丸めてたでしょ?」 「よく見てるよねー、 なんかお前って信用できないよねー」 「なんでですか?」 「いろいろと気がきくから」
「オレってみかん肌だからさ」 「みかん肌って何ですか?」 「洗顔した後、顔がすごく つっぱっちゃったりすることかなあ?」 「それがー、みかん肌なんですか?」 「そうだよ」 「なるほど。みかんの外皮みたいに なるってことですよねー」 「いや、ちがう」 「何がちがうんですか?」 「みかんじゃなくて、びんかん」
加護さんにとって心に残ったのは この連休に 福島にパウダースノーを 滑りに行ったことよりも、 帰ってきた次の日の朝、 りょうさんのおかんが 出してくれた ごぼうの煮物とおひたしが やけにうまいと感じたことだ。 まあそれには劣るけど、 デニーズでりょうさんが ウエイトレスのおねえさんを 場内指名しようとしてたことも わりとウケた。 あと大宮駅近辺で 定期落としたみたいなので 拾った人は 警察まで持っていってくださいねー。
有限会社を 設立しようかと思う。 設立費用は34万円。 商号は、有限会社あゆ。 モノマネ代行業だ。 設立は 費用対効果の面を考えて 会計事務所に委託する。 その間に加護さんは クライアント様の確保に 奔走する。 当社のキャッチコピーは 100%ウケるモノマネを提供します、 だ。 では代行業の内容について 説明しよう。 クライアント様が 晴れの舞台(注1)にて モノマネを行うとき 事前に有限会社あゆの従業員が 晴れの舞台に赴き、 すでにお集まりいただいている 方々の前に立ち、 3秒以内に 「あゆです」 ってボソッとマイクで言う。 その瞬間、別の従業員が お集まりいただいている方々を デジカメにて撮影し それぞれの表情をチェックする。 そこへ取締役の加護さんが さっそうと現れ、 無表情の者をランダムに抽出し、 問答無用に裏のトイレに 引きずっていく。 ... お集まりいただいた方々が ガヤガヤと騒がしくなったころ、 従業員が再び 「あゆです」 ってボソッとマイクでつぶやく。 その瞬間、別の従業員が お集まりいただいている方々の音声を ICレコーダーを使って録音し、 「うるせー」とヤジった者がいた 証拠を残す。 そこへ金属バットを所持した 取締役の加護さんが さっそうと現れ、 ヤジった者をランダムに抽出し、 目を見合わせて 裏出口に同行していただく旨を 丁寧にお伝えする。 ... お集まりいただいた方々が シーンと静かになったころ、 従業員が再び 「あゆです」 ってボソッとマイクでつぶやく。 その瞬間、別の従業員が お集まりいただいている方々を デジタルビデオで撮影し、 「お、おもろいよ...」 って笑った者がいたという 証拠を残す。 そこへアタッシュケースを所持した 取締役の加護さんが さっそうと現れ、 笑った者をランダムに抽出し、 クライアント様と契約した金額の 5%(注2)を その場で渡しながら 笑顔で握手する。 ... これを3セット(注3)行い、 4セット目の最初に 従業員が 「あゆです」 と言う代わりに 「○○様のご入場です」 と言い、クライアント様に いよいよ晴れの舞台に 登場していただく。 そして取締役自らが クライアント様に講習した 「あゆです」 のモノマネを 晴れの舞台にて行っていただくことで 契約の完了とする。 なお、デジカメの画像、 ICレコーダーのチップ、 デジタルビデオの記録は、 すべて機密扱いとし、 万全のセキュリティシステムを 構築します。 ですのでクライアント様が 継続的に機密管理契約料を 当社にお支払いしていただく限り、 クライアント様の機密が 一切外部に漏れる心配は ありません。 以上、 あゆでした。 (注1)結婚式及び葬儀式のことを指す (注2)キャッシュの確保が難しいときは ビール券にて対応する (注3)2セット目以降は バットが角材になる場合あり
今日は日記書かんぞボケッ! 日記というのは 写経に似ているところが あるのかもしれない。 その日に起きたことを思い返し そのとき感じた気持ちを ありのままに書き出す。 心乱れた日は 文章が乱れずとも 行間が乱れて、 心穏やかなる日は 文章が乱れていたとしても 行間が乱れていない。 行間が乱れたから どうというわけではなく、 乱れたり乱れなかったりして 日々が重ねられていくときに できていく模様のようなものが 日記の美しさだと思う。 楽しいこともつらいこともある。 それでも君は そうやって自分の模様を 作り始めている。 その模様こそが 君だけにしか作り出せない 君自身の本当の美しさだと思う。 ... そして自分はその美しさを いつの間にか眺めていた ということを この場で告白しておきたい。
エッグノッグという名の飲み物はすごい。 レシピが150年以上変わってないのだ。 つまり長い間、みんなから 支持され続けているということだ。 その理由はなんとなくわかる。 身の回りにあるもので 簡単に作れるからだ。 カクテルとして作る場合の 基本レシピはこうだ。 ブランデー:30ml ダークラム:15ml シュガーシロップ:1tsp 卵1個,牛乳60ml,ナツメグ ... シェイクして飲んでみる。 カルアミルクより ぜんぜんインパクトがある。 ... ブランデーだからだろうか。 しかし卵なんて シェーカーにブチ込んで大丈夫なのか と思ったが、 ぜんぜん問題なくシェイクできた。 飲む人にとっては まろやかっていうぐらいで、 卵が入ってるなんて ぜんぜんわかんないかもしれない。 ということは、 卵の代わりに ザーメンを入れたとしても まろやかっていうぐらいで、 ぜんぜんわかんないかもしれない。
自分たちは 傷を持つ人の痛みを そのまま肩代わりすることなど できはしない。 だからこそ そこにある傷を「知ろう」と 働きかける資格は 誰にもない。 ということが感覚的にわかるならば 「ビューティフルマインド」を見て 泣けると思う。
今年度初出勤後、 一発目の書類を書いた。 承認日・・・2002年1月6日 ... いや、 ぜったいあなたのまわりでも やってる人がいると思うよ。
アホども よく聞きやがれ。 あー この画面を見てるお前だよ。 ... あのさあ、 毎日毎日こんなもの見てて 飽きないのか? 他にすることないのか? 実はヒマなんじゃないのか? 加護さんが毎日 日記更新してても お前の事情とは 別にぜんぜん関係ないんだよーん。 わかってる? ボケッ! ボケボケボケボケボケボケボケボケボケッ!! お前はボケだ。 ボケだと思い込め。 お前は非凡であるところを 人に知られてはならないのだよ。 牙を抜け! 爪を切れ! 何も知らないフリをしろ早く! 平凡が一番だと 口に出していってみろ! 今日朝起きて何をやったか 時系列に並べて言ってみろ。 朝飯は? ご飯と味噌汁か? 赤だしか? 赤だしなんだろうな? それは4分の3の確率か? 3拍子か? ワルツは300円までだと 言ってるだろうが! ワルツ命ッ! ところで朝飯は? ワルツとこんにゃくか? こんにゃくか? それはこんにゃくなのか? でもワルツ命ッ!! ... とまあ、 退屈な日常をまったりと生きるには スキルが必要だ。
正月も3ヶ日たって 気づいたことがある。 クリスマスツリー まだ出したままだった...
山手線に乗っていて ふと前を見ると 赤ちゃんが泣いていた。 グワアアアアア泣いてる。 背後で 怒鳴り声や泣き声を聞いたとき すぐふりかえる人は Mだそうだけど、 ここまで大音量だったら 誰でもふりかえると思う。 とにかく赤ちゃん 泣いて泣いて泣きまくる。 そんで泣いてるうちに ムカーときたんかもしれんけど、 だんだんおこりだしてきた。 赤ちゃんムカムカして どうしてええかわからんように なったらしくて、 ブチ切れながら おもむろに右足の靴下を 脱ぎ始める。 その靴下を なにやら高々と掲げようとして となりのおねえちゃんに 止められてた。 次の瞬間 赤ちゃんは おねえちゃんの方を カーーって睨みながら 靴下はかされるがままになっていた。 そして靴下が元通りになると それを合図にまた泣く。 トルクフルに泣く。 ナナメに座ってる お父さんを見ながら泣く。 泣いて泣いて泣きまくる。 困ったおばあちゃんは 笑いながらお父さんに 赤ちゃんを預けにいく。 すると赤ちゃんは ピタリと泣くのをやめる。 お父さんと笑いながら 鼻くそをほじくっている。 鼻くそをほじくりながら おいらの方をチラッと見る。 思わず目を合わしてしまう。 赤ちゃんニコッとしてくれる。 ニコッとしながら もう一方の鼻くそほじりに とりかかる。 鼻くそほじりをしてる オレを見ろ! と言わんばかりの表情だった。 お父さんが注意しながら 席を立った。 降りる駅のようだ。 赤ちゃんは降りる方向を カッと見てる。 そして赤ちゃんを抱いている お父さんがホームに降り立ったあと 赤ちゃんは鼻くそをほじりながら こっちをガーーって見てるので 手を振ってあげた。 そしたら余った方の手で 手を振りかえしてくれた。 少し幸せな気分になった。
ちょっとしたツテで 大学の教授と メシを食う機会があったのよ。 加護さんはもともと 教授という職種を バカにしている。 なぜならウサンくさいからだ。 ウサンくさいクセに カネだけはいっぱいもらってる。 こんな職種は許せない。 じゃあなんで会うことにしたのかというと、 加護さんと仲良くしてる子が たまたま教授と仲良しであるから ということと おいしいカネの儲け方を ぜひご教授願おうと思ったから である。 とりあえずメシでもってことで、 「何食いたい?」 との声に 「チゲ鍋っ!」 と即答した。 どうでもいいことだが、 「チゲ」とは「鍋」という意味だから 「チゲ鍋」というと 「鍋鍋」になってるらしい。 んで、牛タンのしゃぶしゃぶとかを 皆でつつきながら 「教授は何の研究してるんですか?」 って聞くと、 パプアニューギニアだか何だかの 未開の種族の生態を調べてるらしい。 そこの種族は 男はイノシシを狩りにいくのと デンプンの木を切り倒すのが 仕事のすべてで 女はデンプンの木の調理と 家事全般が仕事のすべてらしい。 男っていうのは 男の仕事をするから 男であるわけで、 女は 女の仕事をするから 女である。 男は男であるという選択肢以外 ないわけで 女は女であるという選択肢しか ないわけだ。 家は 男の家と家族の家があって、 男は7才くらいから 男だけで生活して、 結婚したら家族の家を 新しく作る。 女はずっと家族の家に住んで、 結婚したら 男と共に新しい家族の家に住む。 離婚はないし、 セックスは子を産むための 作業である。 浮気はないそうだ。 (家族の家に夫以外の男が入ると 村中大騒ぎするらしい) あと 女性器の血って この世で最も汚れているそうだ。 ということは... クンニしてもらえない女性が 結託して暴動を起こして 部族崩壊することもありうる。
やー 年越しをせわしく迎えたくなかったので 東京を離れておりましたが 今戻ってまいりました。 改めまして あけましておめでとうございます。 元旦に東京行きの電車に乗ると どこもかしこもガラガラで 気分いいですわ。 さてあなたは どうやって年越しましたか? いろいろありますよねー。 お台場で過ごした人、 嫁さん実家に帰ってひとりで過ごした人、 即ゲットしてた人、 彼女と過ごしてた人、 飲み会してた人、 セックスしてた人、 伊豆に行ったまま消息不明な人、 出会い系サイトやってた人、 ガンプラ組みたててた人。 加護さんは レコ大見てレストランでメシ食って サウスパークという 変態アニメを見たあと、 マザーファッカーって叫びながら 窓から花火を投げていました。 窓の先が山だったので そのまま山火事になってたら おもしろかったんですけど。 それはさておき、 そのときずっといっしょに過ごしてた子と 電気を消して 添い寝してたときね、 ふと 「どうしたん?さみしそうやで」 って聞くと、 しばらくして 「うれしくて泣いてる」 って答えてくれた。 これを聞いたとき自分は とてもとても 幸福な気持ちになった。 自分はうれしくても泣けないから 彼女が代わりに泣いてくれてる とも思った。 ... 正直言って、 心が揺さぶられるくらい うれしいときもある。 心がつぶされそうなくらい つらいときもある。 そんなときでも自分は 必ず最後に愛は勝つ とは思っていない。 ただ単純に パワーのある方が必ず勝つ という気でいる。 だからこそ 戦いつづけていきたい。 社会や 人や そしてなにより自分自身と。 なんか楽しくて、 気持ちよくて、 ただ安心できて、 笑えることをするために 人は生きていくんやって、 黒い気持ちを前にしても 言い切れるパワーを 自分自身の手に 持ちつづけられるように。 少しでも 世界がやさしくなるよう 戦えるパワーが あなたの目に 光として宿るように。 あなたが 心穏やかな日々を手にして 他の誰かに やさしくできるパワーが あなたの胸の ど真ん中に宿るように。 強く、 強く願いを込めて、 世界に宣戦布告。 |