黒ラブ日記








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2007年01月31日(水) 第651話 すごく知りたい

それは3年ぐらい前のことじゃった・・・。

ノアにべたべた抱きついて頭をなでたりしていたちびた。
ノアは「ン"〜〜」と嬉しいような迷惑なような声を出してながら耐えておりました。

それを見て私と兄ちゃんがからかったのです。


私「ノアちゃんが嫌がってると思う。」
ち「ううん。喜んでるから。」
兄「おまえ、迷惑がられてるよ。」
ち「喜んでるんだよ。わかんないの?」

そして

ち「オレ、大人になったらノアちゃんと結婚する。」
兄「ぷっ・・・」

私「だってノアちゃんはあなたのお姉ちゃんだから結婚は出来ないわねー」
兄「・・・・そういうことじゃないでしょ!」

私「それにノアちゃんはご飯を作ったり掃除したり出来ないよ?」
ち「いい。オレが会社から帰ってきたらやるから。」
私「ノアちゃんは家の中で待ってるだけでいいの?」
ち「うん。いいよ。」

兄「だから二人とも変だから!(苦笑)」


メルヘンを解さない兄ちゃんはおいといて、だ。(笑)
こんなかわいいことを言ったこと、ちびたは大人になっても覚えてるかなあ。


ノアはと言えば、相変わらずちびたを可愛がって守ってやる気でいるものの、ちびたにリードを持たれて散歩に行く気は全くないらしく。

ちびたがリードをもって出かけようとすると、悲しい顔で
(おかあさんは?行く?一緒に行くの?)と露骨に私に救いを求めるような目で振り返って見つめる。


そして、2〜3年前のように私がちびたを叱っていても間に割って入ることはなくなった。

以前のように間に入って頭をペコペコしながら目を細めて(もうちびたを怒らないで!)と言う代わりに、悲しい顔で伏せをして私が怒り終わるのをじっと待っているようになった。

ちびたが食事が終わっても口の周りをなめて綺麗にしてやろうともしなくなった。

いつまでもちびたを赤ちゃん扱いする気はないんだね。。。
一体いつまでちびたを赤ちゃん扱いするのかなあと思ってたけど、ノアの中ではちびたはもう、赤ちゃんのように守ってやる存在ではないようだよ。


世話を焼くべき存在かそうでないかを、どこで判断するのかなあ。
すごく知りたいよ。


(水の中はおちつくわー)



2007年01月29日(月) 第650話 春がそこまで

今年は本当に暖かいですね。
毎年雪こそほとんど降らないものの、早朝、真っ白に霜が降りた芝生を歩いたり氷の張った水溜りをノアが楽しそうに割って歩いたりしているのに。


ノアが大好きな「細い草」も青々と柔らかいまま。



そして紅梅が咲いているよ。

綺麗だなあ。

長いこと生きてきて、紅梅に目を奪われるのも、早朝の霜の有無に気がつくのも、鋭い橋を渡したような氷の張り始めを目にするのも、ノアと暮らすようになってから。

季節の移り変わりの美しさ、朝陽の神々しさも、ノアとの散歩でしみじみ知らされたのさ。



話は変わるけど、指圧の治療院をやってると、一般家庭には絶対に送付されないような面白いカタログが色々来る。


今、買おうかどうしようか迷ってるのがコレ。



これはさすがに笑ってしまった。


他にもいろんな動物があるから、これはきっと鍼灸に興味の有る獣医さん用かしらね。


仕事柄、卸値で買えるから買ってみようかなぁ。

でも、人間だって同じ経穴の場所が一人一人微妙にちがうのよ。
筋肉のつき方が違うからね。

犬の場合はじっくり体を触らせてくれるのなんてノアしかいないのに、わかるようになるかなぁ・・・。
人間の場合、1000人に施術して初めて一人前っていうのよねー。


そして、人間と経穴の並んでる順番や意味が同じなのかしら。
・・・・同じじゃないと意味ないか。






悩むわー。



2007年01月26日(金) 第649話 遠い国からのメール

メールチェックをしたら、遠い国からのメールが来ていました。
最近大切な愛犬を失った方からでした。

その方のメールの最後にある、
「如月さん、一 日一日を大切にして下さい。
 そして、その日々を十 分楽しんで下さい。
 でも少しの変調がみられたら、 すぐに検査を受けさせて下さい。
 自分の犬を助けら れるのは、獣医ではありません。私たち飼い主です。」

という言葉を何度も読み返しました。

この世から一足先に旅立った美しい姿を眺めつつ、この子を失った方の悲しみを思いやると胸が一杯です。
同じ悲しみを、私たちは全員がいつか必ず経験するのですから。

遠い国で、今も悲しむその方の背中に心の手を添えて、美しいその子が全ての苦痛から解放され魂が安らでいることを信じて冥福を祈ります。



2年前に友人を癌で失ったとき、しみじみ思ったのは
「明日が今日の続きである保証はどこにもない」と言う思いでした。

乗りたかったバイクに乗ろう。
ノアと行きたかった場所に行って見たい景色を見よう。
そう思ったのも友人のことがきっかけでした。


明日やれることは今日はやらない主義だった私が、怒涛のように毎週出かけているのは、たった1ヶ月未満の闘病で二度と会えなくなった友人が教えてくれた「今」の大事さに気がついたからです。


ノアの胸のしこりを発見して検査結果が出るまでの2日間、最悪のことばかり考えて、この子がいなくなったら私はどうやって笑ったらいいのか、どうやって朝を過ごせばいいのか、どうやって眠ったらいいのか、と一人布団の中やお風呂の中で泣いてました。

ノアは私にとって子供たちとなんら変わらない大事な存在です。
子供たちはいつの日か私が死んでも一人で生きていけるようにしてやるのが私の役目ですが、ノアの場合は最後の瞬間まで守ってやるのが私の役目。

たまに「子供よりも犬が大事なんでしょ。」と犬と暮らしていない人に言われますが、寿命が短く一生自立することがないノアの場合、大きくなった子供よりも手をかけてやらなければならないのは当たり前だと思っています。

胸のしこりが良性とわかったあと、ノアの気の済むまで散歩のはしごをしました。
時間に終われないで過ごす休日の散歩は豊かな時間です。


(この下は何があるのかな)
このつり橋を渡るとき、必ず下を覗くのがノアのきまりです。


沼が見えるこの場所でじーっと景色を眺めるの、ノアは大好きです。

車でさらに沼まで行ってみました。


(泳いだらだめなの?)



私たちは、寿命の短い犬を家族として迎え入れた瞬間から「いつか必ずやってくる深い悲しみを受け入れる契約」を人生の神様と交わした者同士という仲間です。


仲間の悲しみを自分の悲しみとして一緒に涙を流したいと思います。




2007年01月22日(月) 第648話 心配するのいやだから

心配するの、いやだから、今日は病院に行ってくる。

ノアの胸に肋骨が左右に分かれるあたりに、しこりがある。
柔らかくて多分脂肪だろうけど、悩むのいやだからさ。

行ってきたら『大丈夫だったわ、てへへ〜』って報告するわ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ただいま〜。

やはり良性の脂肪腫でした。
先生曰く

「ある程度で成長が止まるものと、じわじわ大きくなり続けるものとあります。あまり大きくなって歩行の邪魔になったり擦れて出血するようなら切りましょう。
 あまり大きくなってからの手術は時間も長くかかりますし、切開も大きくなりますから、そのへんはおうちの方がご配慮ください。」

でした。

涙目で病院に向かい、無事とわかったらやっぱり泣けた。

(ノア、ずっと元気でお母さんのそばにいてよ)と心でつぶやいたら涙がぽろり。

あっちこっちの公園に大サービスで散歩のはしごをしてたら帰りが遅くなりました。


(ノアです!受け付けお願いします♪)

↑すっ。。。すみません。良い子は真似しないでください。

相変わらず病院が大好きで、先生にもいっぱい可愛がってもらって大喜びだったよ。



2007年01月17日(水) 第647話 渡良瀬遊水地

月曜日に渡良瀬遊水地に行きました。

バイクのお友達の写真で広々してるところとは知っていましたが、あそこまで広いとは思わなかったなあ。

しかも釣り人がいるところはごく一部。
ほとんど人がいない広い広い場所をノアと二人でのんびりお散歩できました。


渡良瀬の景色とノアの大満足画像は ここをクリックしてくださいまし。



2007年01月15日(月) 第646話 わかるらしいよ

夕べ寝る前に管理人日記に「明日はお休みだからお出かけだ〜!」みたいなことを勢い良く書いたけど、起きたらぐったり。
後頭部に頭痛信号。働きすぎちゃった。

これは下手すると一日頭痛と吐き気に襲われそうなんで、今日はノアちんと家の中で掃除したり散歩したりしてすごします。


(そのカマボコ、ホントにくれるの?)

お客さんの家にはよく吠える外飼いのワンコがいました。
それこそ犬にも人にも吠える。

よく吠えるんですぐそばで仕事してる私はもう耳慣れてしまって吠え声があるのが当たり前になるぐらい。

私のお店の近所はおっとりした人が多かったらしく、そのワンコに苦情が来ることもなく
「○○○ちゃんがよく吠えてくれるからこの辺は空き巣の心配がなくていいわー」と言って恐縮する飼い主さんを慰めてたらしい。

私がそのワンコの声が聞こえないことに気がついたのは去年の暮れ。
犬ラーのお客さんに聞いたところ
「あら、もうずいぶん前に老衰で死んじゃったのよ。」ということでした。


穏やかに眠るようにしてこの世を旅立ったそうで、16歳の大往生だったそうな。そして・・・

「それが不思議なことにね、近所の犬たちはあの家の前を通るときは(さあ、これから盛大に吠えられるぞ)とばかりに背中の気を逆毛立てて歩いてたんだけど、○○○ちゃんが死んだその日の朝からピタリと背中の毛を立てなくなったのよ。
 その何ヶ月か前から弱って吠えなくなってたのに、生きてるうちは背中を逆毛立ててたのにね。
 犬には怖い相手が生きてるかどうか、わかるらしいわよ。」


何人もの犬ラーのお客さんが同じワンコのことで同じことを言ってた。
不思議な話もあるものだ。

匂いかな????



2007年01月12日(金) 第645話 リード

毎年夏になると「病気なの?」と心配するほど歩かなくなるノアが、やはり冬は元気です。

気がついたけど、肉球もしっとりつるつる。
夏の間の紙やすりみたいな肉球とは別モノ。

日曜の朝、霧が深かった。
珍しく散歩に付き合ってくれたちびたと田んぼへ。



何度も私を振り返り
(お母さん、ついてきてる?)と確かめつつ歩くノア。のろのろ歩く。

私が一緒じゃないとちびたとは歩きたくない模様。
困ったものだわ・・・。

ちびたももう、中1。身長が162センチ。
そろそろ散歩に行けるようになって欲しいのだが。
ノアに信用されてないのかしらねえ。

ちびたにリードを持たせると振り返って不安そうに歩くので距離がはかどらず、途中から私がリードを持った。


(おさんぽー おさんぽー おさんぽー!!)


別の犬かと思ったわ。







2007年01月09日(火) 第644話 スイートメモリーズ

先日お出かけしたおうちには子犬がいました。
生後2ヶ月だそうです。

「ハヒハヒ ハフハフ キャンッ!!」と急がしそうに動き回っていました。


私を見つめながら柵のすき間から前足を伸ばしては、ピンク色の肉球でペシペシと私の頭や背中を叩くのです。



さっきワクチン接種が終わったところだということで、今日は疲れないように出してはもらえないそうな。

私が笑顔だけ見せて遠慮して触らないでいると、子犬は柵を飛び越えようとジャンプし続けます。




・・・・あと5センチ高く飛び上がれば、柔らかなおなかが引っかかって出られそうな勢い。


でも、あと5センチ高くジャンプできるようになる頃には、このゲージはもう小さくて使えないかな。



40分ほど経過したところ。

出してもらえないとわかると、座り込んで一心不乱にカーペットやらトイレシーツやらを齧ってました。



そして1時間が経過。


目新しい人が来てるのに出してもらえないことがわかったのか、ジャンプし続けるのに疲れたのか。

「くぅぅぅん・・・」と一声鳴いたかと思うと悲しげに背中を見せました。

・・・・・ああ、この子もハートわしづかみの技を生まれながらに持ってるわー。



ペシペシと叩いてきたときの柔らかくてひんやりする肉球の感触、
トイレシーツを直してやったときに齧りついてきた細い歯の痛み、
甘い息のにおい。


は〜・・・懐かしい。


帰り道に思わず口ずさんじゃったよ。
松田聖子のスイートメモリーズ。

♪懐かしい〜 痛みだわ〜 ずっと前に〜忘れていた〜♪

6年とちょっと前、ノアがあのくらいの頃、噛んで噛んで仕方なかったっけねえ。

ありとあらゆるものを噛みまくっていたけど、一番好きなのは人間の手や腕に噛み付いてじゃれることだったっけ。
私の腕は細い傷跡がびっしりだったっけ。


生後35日ぐらいのノア。

過ぎていった甘い時間を思い出すと、わたしゃ胸がキューンと・・・。



2007年01月05日(金) 第643話 嬉しいこと。

ここ数日ずっと心のどこかに引っかかってたことがありました。


「何か忘れてる。」「なんかだいじなコト、忘れてる気がする。」


ついさっき、気がつきました。
この日記は有料版を使っているのだけど、その更新料の振込みを忘れてました。

慌てて銀行に駆けつけて振り込みました。
半永久版を申し込んだので、「有限会社エンピツ」が存在する限りこの日記も残るはず。


ふと、「何かあった時のためにCDに焼き付けて過去の日記も全部保存しておこうかなぁ」とか思ったんですけどね、それはしないことにしておきます。
日記が消えたら消えたときのこと。

もう若くはない私ですから、抱え込むものは増やしたくないのです。
何かあったときは「残念!」で終わりにしておこうと思います。


今日も朝と昼にノア散歩。
仕事が暇だったので、昼もトイレだけではなく、ちょいと田んぼを回ってきました。

(もっと遠くまで行きたいなー)


帰り道に幼なじみワンコに熱い視線を送ってもらって帰ってきました。

(ノアちゃん、お散歩ですな!)

今日はね、嬉しいことがありました。
この日記を読んでくださった方からメールをいただいたのです。
とても心が温まるようなメールでした。

ホームページやってて良かったなーって思いました。
日記、たいして変わり映えしない内容が続いてるけど、書いてて良かったなーって。


ノアも6歳になっちゃって、そうそうびっくりすることはやらかさなくなり、淡々とした日記ばかりですが、のんびりと続けていこうと思いました。


いつも読んでくださってる皆様、ありがとうございます。



2007年01月03日(水) お知らせ

明けましておめでとうございます。

黒ラブとおでかけのコーナーに 今日の幕張3頭オフ会の様子をアップしました。

よかったら見てくださいね。「いけずノアと優しい男の子たち」の画像が見られます。とほほー。

            ↓

          ここです。


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