黒ラブ日記








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2005年06月29日(水) 第477話 わたしに出来ることは

今朝、少し遅く家をでたら、私よりも早い散歩をしてるはずのL君と佐助ちゃんがいた。
474話で画像を載せた男の子たち。

「あれ?珍しいねー。」と話しかけたら

「Lがね、突然目が見えなくなっちゃったの。」と飼い主さんが目を赤くして教えてくれた。


11歳のL君、以前から白内障だったんだけど、昨日からいきなり全く見えなくなってしまったそうで。
「玄関に落ちたり壁にぶつかったり。。。全く見えないらしくて。。」
涙をこぼしながら教えてくれた。

「一緒に佐助と散歩にでたがるんだけど、怖いらしくて全然歩けないの。その姿を見てたら、不憫でねえ。」


こんなに急に見えなくなるのは、ほかの病気も考えられるからと、大きい病院を紹介してもらったそうだけど。

「明日、その病院に行くんだけど、もう年だし、原因によってはどうしようもないんですって。」
目を赤くして話をしてるその涙声を聞いてるだけで、私も涙がこみ上げる。


まえはね、こういう場面で、必死に涙をこらえながら笑顔で励ましたりしてたんだけど、最近はそれをやめたんだ。


だって、私に出来るのは一緒に悲しんであげることぐらいなんだもん。

だから一緒に泣きながら話を聞いてきた。

犬が年老いたり病気になったりしていくのを見るのはつらい。



2005年06月27日(月) 第476話 ちがうから。

犬天気予報なるものがお知らせされたりして、日本の犬事情の都市化と気候の熱帯化も定着した模様。


そして、夏場の日中に犬を車に乗せてたりすると、非難の眼差しが向けられる模様。

・・・模様じゃないな、向けられてるわ。わたし。




ノアが暑さに弱いのと、弁当持って家を7時に出る息子がいる事情から、ノアの散歩は早朝。

お昼に私が仕事場を抜け出しておしっこさせるのが12時過ぎ。
お昼に仕事が入ってりゃ2時ぐらいになったりもする。


一番暑い時間だわね。


家の中のシートにしないからハラハラしながら家に帰ってシッコに連れてくでしょ?
熱い道路を歩かせられないから車で公園へ横付けという過保護ぶり。

そうするとね、家の前の信号で並んでる車のドライバーたちが見るですよ、こっちを。


「あ〜あ〜、こんな暑い時間に犬を車に乗せるのか?」
「ほらほら、犬がハァハァ言ってるよー」

という視線が数本、ビームとなって私に届く。





ちがうから。


車に乗るのは、ほんのそこまで、1分だから。


こんな時刻に遊びに行くんじゃないから。


しっこだから。


うちのは頑として家の中でしないんだから。


躾けたんじゃないから。


この子の意向だから。


公園の日陰だけを歩かせてるから。


むちゃくちゃ気を使ってるから。


ていうか、この黒犬、私の宝物だから。



などという湧き上がる言い訳を「あっちに届け!」と念じながら淡々とノアとともに車に乗り込んで交差点を曲がるわけですわ。


でも、最近、「非常識な飼い主だなビーム」の本数が、増えてる(気がする)。


ああ、最近、視線が痛い痛い。(><)
まあ、仕方ないんだけど。


どなたか、嫌がる犬にトイレシーツでおしっこさせる方法をご存知なら、教えていただきたいです。(本気)



さて、ノアちんがさっきから

(おかーさんお休みですよね?おでかけは?おでかけは?)と熱い眼差しで訴えるので、エアコン効かせてお出かけしてこようかなあ。。。

でも暑いなあ。。。。



2005年06月24日(金) 第475話 犬散歩の謎

年若いお客さんが、ダイエットのために一駅前で電車を降りてあるく事にしたそうで。

私が住んでる近辺の田舎駅で一駅早く降りたら10キロ以上歩くことになるので、多分お勤めの東京で一駅前で降りるのだと思う。

私「ひと駅分歩くと何分かかりますか?」
Aさん「15分です。」(誇らしげ)



私「・・・・・・」



毎日2時間前後歩いてる私にしてみれば、何てことない距離だなー。

そりゃまあ、15分歩いたほうが絶対に良いと思うのだが、毎日2時間も歩いていても犬散歩は痩せないわな。

犬仲間の奥さんが、この前、犬無しで歩いていたので

「あれ?コロちゃんは?」と尋ねたら
「あの子と一緒だと運動にならないから散歩の後にウォーキングしてるのよ。」とのこと。


ひえー。
えらいなあ。。。
私、朝晩の散歩だけでぐったりだけどなあ。

前に年配の方がこんなことををおっしゃってた。
「犬の散歩で痩せるんなら、犬飼ってる人はみんなほっそりだわよ。あっはっは」


・・・たしかに。


ノアと歩いていると、結構な運動量だと思うけど、痩せたりはしないねー。
足腰が丈夫にはなるし、心肺機能もアップしてるとは思うけど。


疲れ具合と消費カロリーは必ずしも一致しないから、すごく歩いて疲れたようでも、実際は茶碗半分ぐらいのカロリーしか使ってなかったりするんだろうねえ。


以前、あるべるさんに「何で犬の散歩って痩せないんだろうね?」と尋ねたら
「運動じゃなくって労働だからじゃない?」といわれてすごくうまい答えだなあと思ったことがある。


たしかにねえ。
毎日の労働で痩せていったら話にならないわけで。
仕事でどんどん痩せてったら、ヒマラヤ登山のシェルパなんか、みんな痩せすぎて倒れちゃうわけで。


でもー・・・そこんところが納得行くようないかないような。
犬の散歩のおかげですっかり痩せてしまいましたの、っていう方、いらっしゃるんですかね。


散歩のあとは昼寝だわな




ちなみに、我が家のノアちんは、フードの袋に書いてある体重別の給餌量を守ったりしようものなら、即、太りだします。
私、夫、長男の3人が散歩させて運動させても、太りだします。

多いときは3時間歩いてるノアちん。
一時はフードを減らして23.6キロまで減った体重が、少しフードの量をもどしただけで25.7キロまで戻ってしまいましたの。

はふー。

散歩の消費カロリーって、いったいどれくらいなんだかよー・・・・・。



2005年06月22日(水) 第474話 朝の散歩 住宅街編


こんにちは。ノアちんノア。

最近は日陰のある住宅街を歩くことが多くなったノア。


さあ、出発ノア。
朝早すぎて車も人もいないノア。





これが徒歩1分の小さい公園ノア。





1年中朝5時に会うのはこの方たちだけノアよ。
大好きなL君(奥)と遊びたいけど、元気盛りの佐助くんが割って入るノア。

そしてL君は絶対にワタシと目を合わせないのは何故ノア?。。。。




来年からちびたが通う中学校ノア。
ちびたは世の中甘く見てるノア。
すこしここで鍛えてもらうといいノア。





さあ、大きい公園ノア。




ゴルフ場みたいノアか?




公園の歩道ノア。
ここに!ここに!コウガイヒルがいたノアよ。><




コンビニが並ぶ通りも、朝は静かノア。




おかーさんがワタシのこと、神社に入れてくれないノア。
シッコぐらい、我慢できるノア。甘く見てもらっちゃ困るノア。




ここは おかーさんのお気に入りの場所ノア。
さてそれはどこでしょうノア。




答えは図書館ノア。市の鳥のレリーフがあるノア。





猫発見ノア!!!!
猫、なんで逃げずにシャーシャー言ってるノアか?




こんなところにマーキングした男の子がいるノア。
マナー違反ノア。
飼い主出て来いノア。





さあ、1時間早足で歩きましたノア。
そろそろ帰りますノア。
ちびたを起こさなくちゃノア。



ここがどこかわかった方も、内緒内緒ノア。


ネタ不足で画像だしたけどドキドキしてるらしいノア。





「おかーさん」と書いて「小心者」と読むといいノア。








2005年06月20日(月) 第473話 ホラー&スプラッタ

えー、今日の話はかなり気持ち悪いので覚悟して読んでください。ほほほ。



先週の夜、しとしと雨が降るなか、大きい公園に行きました。
スポーツシューズを履いていた私は靴が濡れないようにアスファルトの小道を歩いていました。


すると、ノアが突然「ぴっ!!」と小さく悲鳴を上げて後ろを振り返りました。

ガラスのかけらでも踏んだのかと私もあわてて路面を確認しましたが何もなし。

しかし、2〜3歩進んだノアが「カッッ!!」と口を開けて自分の右後ろ足に噛み付こうとします。

「なに?なに??」
急いで屈みこんでみたら・・・・・・


ノアの後ろ足にぺったああああああありぃぃぃぃぃっぃ・・・とはりつく長さ60センチくらいの茶色い寄生虫のようなもの。。。

「ひいいいーーーーーーー><」(如月の心の叫び)

それは寄生虫ではなく、コウガイヒルという生き物だと、すぐにわかりました。

(コウガイヒルについては検索してみてくださいまし。)


去年、散歩中に見つけて名前を知ったコウガイヒル。
体から消化液を出してミミズを溶かして喰らうというコウガイヒル。
千切れても再生するというコウガイヒル。

なんでノアちゃんに貼り付いてますの????(泣)

ていうか、そこにもここにもコウガイヒルが這い回ってた。
全部で4匹くらい?

コウガイヒルの宴会ですか?(泣)

私がパニックになりかかってるので、ノアもいっそう慌てて噛み付いてはがそうとする。
そして刺激臭がするらしく、「ブシュッ!ブシュッッ!!」っとくしゃみをしている。



「まて!まて!お母さんが取るから!動くな!」

ノアの首輪をつかんで押さえようとするが、ますます興奮してコウガイヒルに噛み付こうとするノア。

「だめって!!!」

思わず大声出して叱り付け、その辺に落ちてる枝を捜す。


・・・・・掃除が完璧で、枝、無い!!!(かなり泣)


その間にもヒルに噛み付こうとするノアを叱り飛ばしながらやや太い草を引っこ抜き、二つに折ってコウガイヒルを剥がしにかかる。




ヒルが動くよおおおお(号泣)

あたしの親指にくっついたよおお(号泣)

ノアの毛にべっしり貼り付いて剥がれないよおおお(号泣)




えー・・・泣いてどうにかなるなら、ほんとに大声あげて泣きたかったです。
最後はほとんど指でつまんでそーーっと引っ張って剥がしました。


剥がした後のノアの足にはナメクジが這った跡のような粘液が。(号泣)
その粘液、シャワーをかけたぐらいでは落ちなくて、再び私の指でこすり落としました。


あー・・・

あー・・・・

あー・・・・・

消せるものなら消したい、この記憶。



2005年06月17日(金) 第472話 ノアちんの赤い靴

掲示板で話題に出たんでひっぱり出したのが、この赤い靴。


4年ぶりに見たたら、革じゃなかったよ。
ウエットスーツ素材だった。

1歳の夏に泊りがけで海へ連れて行こうと思い、買ったもの。


えー・・・


未使用です。


だってこれを履くと、一歩も動かないんだもん。
ていうより、立たないんだもん



これ高かったんだよぉ。
何千円もしたはず。
前足にはFマーク、後ろ足にはBマークがタグで付いている。


まあ、歩かないんでFマークもBマークもないわけですが。

嫌がってる様子はこれ。



(おかーさん、なんてことしやがりますの?)


そんなこんなで、日中のトイレ散歩は日陰のみ歩いていける森林公園に決定。




2005年06月15日(水) 第471話 肉球の怪我

月曜日に動物病院に行きました。
ワクチン9種類とフィラリアの薬7か月分をもらってきました。

ついでにいろいろ見てもらいました。

そのなかで、
私「右後ろ足の肉球が、ナイフで薄くそいだみたいに剥がれかかってる場所があるんです。ガラスかなんか、踏んだらしくって。」

先生「いつからですか?」

私「昨日からです。」

先生「あぁ・・・これは・・・やけどですね。もう治りかかってますよ。日中、アスファルトの上を歩かせましたか?」

私「はい。農道までのほんの80メートルぐらいなんですが。」



先生によると、熱い路面を引っ張りながら肉球に負荷をかけた状態で歩くとこうなるそうな。



そういや、日曜日に息子が散歩に連れて行ったんだけど、午後の2時ごろって言ってたなあ。。。

今までも、肉球がスパッと切れてることがたまにあったけど、あれはやけどだったのかも。
先生によれば、ガラスを踏んだりしたときはすぐに、その場からびっこをひいたりするらしい。(そりゃそうだ)


散歩は平気で、帰宅してから痛がったりするのはやけどのことが多いらしい。
後からくるんだねえ。



むーん。。。。



なるべく朝遅い時間にもう1回おしっこさせて、夕方までは出さないほうがいいねえ。


でもさ、夏場、すんごく暑いときに散歩してる犬、いるよね?
あの子達は平気なんだろうか?
それともやけどしてても飼い主が気がついてないだけなんだろうか?

6月の時期で、たった80メートルで、肉球があんなふうになるなんてねえ。
ほんの最初、1〜2分だけなんだよ、張り切ってひっぱるの。
でもそれがだめなんだね。

はあ・・・すまんかった、ノアよ。

気をつけなくちゃ。



2005年06月13日(月) 第470話 ばてる季節

ノアは暑がり。やたら暑さに弱い。

今週の半ば、よく晴れた朝の5時過ぎに散歩に行ったときの画像。
家に戻る途中で暑くて歩くのが嫌になった模様。



ノア(ちょっとここで休みます。)


朝は忙しいので休憩は3分で散歩開始。



(暑いのー。朝露浴びても暑いのー。)




しかしまた休むノア。
朝日を浴びながらくつろいでる・・・。
そんな余裕はないのよー><




ちょっと歩いてはまた休む



休めば休むほどお日様が高くなって暑くなるんだがのう・・・





「行こうよ、ノアちゃん」
(はーどっこいしょ。行くんですか。。。)




(はー暑かった。はー疲れたー。)





今からこんなで、夏を乗り切れるのかね、君は。



2005年06月10日(金) 第469話 はしゃぐノアちん

ノアは家族以外で大好きな人が何人かいる。


黒ラブのAちゃんのおとうさん。
黒ラブE君のおとうさん。
シーズーのおかあさん。
放浪犬を次々世話するFさん。
パグのAちゃんのお母さん。
幼なじみのKちゃんのおかあさん。


この人たちに会うと、しっぽブンブン。息も荒くなって瞳孔拡大。
気がせいて引っ張る。
もう大丈夫だとは思うけど、万が一飛びつかれて押し倒したりしては嫌なので私が少し離れてお話してると・・・・


「はひはひはひはひ・・・・・」
後ろ脚で立ち上がって前足をくるくる自転車をこぐように回す。


ウイリー状態?


そんなノアをみて、みなさんがおっしゃるのが
「何歳になったっけ?」
「もうすぐ5歳です。」


「もうそろそろ落ち着いてもいい頃よね?」


(^^;)


ちがうんだよー。

家の中ではずっと寝てばっかりだし、いたずらもしなくなったし、しつこく遊んで遊んでも言わなくなったし。
お外でもこの方たち以外にはたいして興味も示さず淡々と歩くんだけどねえ。


恥ずかしいんだけど、はしゃいでるノアを見るの、好きだよ。
いつまでも好きな人に出会ってはしゃいでいるノアを見ていたい。

一緒にお婆ちゃんになろうねって、私が勝手に約束したノアちんだけど、やっぱりノアは駆け足で年をとっていくからね。



2005年06月08日(水) 第468話 梅酒作りの課題は

もう一個の日記「管理人のつぶやき」でも書いたんだけど、梅酒を作った。
作ったとえらそうに書いたところでたいした作業ではないんだけど。



しばらく前から右腰が痛かったんだけど、腰の痛みが治まったと同時に右の股関節の奥深くで鈍い痺れというか痛みが生まれた。
(状況は悪化したとも言う)

なので台所での作業は用心して諦め、リビングのコタツテーブルで作業したわけですよ。

で・・・


リビングにはノアちんがいるわけで。

ノアちんは小さくて丸いものが大好きなわけで。

さらに目新しいものにちょっかいを出したくってしょうがないわけで。



ハフハフハフハフ・・・・
(なんですかこれ、丸いものがいっぱいですな!)



ハッハッハッハッハハ・・・・
(ほしいほしい。。。一個ちょーだい!ねえねえ、ちょーだい?)


邪魔することおびただし。

青梅を一個一個処理しながら、目からは「手ぇ出したらだめだからねビーム」を発射しつつ作業。


(いっぱいあるのにだめなのね・・・ふうん・・・)

一見諦めてるように見えるが、油断して目を離してるとサッとやって来て1個咥えて逃げられる。


(これはもらってもいいの?)
「だめだよ」(即答)


途中トイレに立つ時はノアも廊下に出すかハウスするかしないと絶対にやられる予感。
ビー玉があればずっと遊んでる子だからねえ。


山ほどの小さい丸いものを目の前にしてノアの興奮はいやがうえにも盛り上がり、やたら近くに張り付いた上で

ブルルルルッ!!


・・・・梅のそばで武者震いするなー。毛が落ちるー。


今年の梅酒作りの最大の課題は「黒い毛を一緒に仕込まない」でしたね。


いえ、まあ、どうせあとでじっくり検分すれば、黒い毛の1本や2本は入ってるような気もしないでもないけど。


普段、イチゴやサクランボならたいていは最後に1つ2つ貰えるのに、今回は1個ももらえないのでイライラして私のスリッパをわざわざそばに運んできてから振り回してみたり。

(ムキーーーー!!こうしてやるー!)
「やめんか、こりゃ!」



そんなこんなで出来た梅酒。ブランデーだからいい色だよ。

氷砂糖はかなり控えめです。(*'-'*)



2005年06月06日(月) 第467話 シロちゃん

近所のおうちで可愛がられてるシロちゃんは、白いたれ耳のとても穏やかな男の子です。

物静かな華奢な奥様に連れられて、朝夕散歩しているんですが、奥様は私たちに気を使って姿を見つけるとわき道にそれて待ってくださる。

ノアはシロちゃんに興味があるんだけど、なにしろ体の大きさで2まわり以上、たぶん体重では10キロ以上は重そうなノアに用心してらっしゃるご様子。


シロちゃんは全く声を聞いたことがないくらい物静かで、いつも盛り土して高くなってるお庭から顔だけ出して外の景色を眺めてる子です。


そんなシロちゃんだけど、たまに脱走するんだよ。(笑)


5年間で1回だけ見たんだけど、早朝の自宅前の道路でオロオロと動き回るシロちゃん。
私たちを見つけると(どうしようどうしよう)みたいに余計あわてる。


「シロちゃん、どうしたの?おうちに戻れないの?」
話しかけると眉毛を八の字にして、いっそう恐縮するように頭を上下している。

シロちゃんちの門を見上げると、十段ほどある階段の上の門扉には、白い網のような柵が門の下の隙間に針金でくくりつけられている。
過去にも脱走したことがあるんだろうね。


それを無理やり頭と体でひん曲げて出てきたらしい。
外向きに曲がってしまった柵のおかげで入れないんだね。
階段を上がって確かめたら、門は鍵がかかってて、シロちゃんを入れてやれない。


「困ったねえ、シロちゃん」
時間は朝の5時。
ピンポンして奥様を起こしていいものかどうか。
自分と同年代の人が全くいない住宅街で、ご挨拶ぐらいのお付き合いしかしていないと、こういうとき判断に悩む。


しばらくどうしようかと見上げていると、はす向かいの家からシーズーをつれた奥様が出てきて
「ありゃりゃ、シロちゃん、脱走したのかい」と。

奥様は遠慮なくシロちゃんをむんずと首輪で捕まえて階段を上がるとチャイムを鳴らして・・・・
「○○さーん、シロちゃん出てるよー」と。


玄関からシロちゃんの飼い主さんが恐縮して何度も何度も頭を下げながら駆け出てきてシロちゃんを受け取ったんだよ。


シロちゃんは目を細くして頭を丸くして
(すんません、すんません。。。いやーもー、すまんです)
と平身低頭して奥さんに尻尾を振って謝ってました。


叱られるのかなーと見上げてたら、奥様は穏やかな顔でシロちゃんの頭をなでながら笑顔でしゃがみ込んで話しかけてましたよ。
シロちゃん、謝りながら甘えてた。




(さんぽーさんぽー!はやくー!さんぽー!)と催促するノアちんと散歩に出かけましたが、あんな穏やかそうなシロちゃんでも脱走したくなるもんなんだねえ。意外だったなー。



2005年06月03日(金) 第466話 卒業せんかい

だいぶ前に「スリッパ破壊」から卒業したはずのノアですが、私のスリッパが気になる様子。


私が履いているときはさすがに見つめるだけなんですが、いったん脱いでその辺に置こうものなら、しっぽプリプリでくわえて行こうとします。


「だめだって。だーめー!」

しょんぼりとスリッパを口から落として座り込むノア。


ちぇ。だめなのね。



で、スリッパを廊下に出すと、ちびたが履いて入ってくる。
「ノアに見せないでよ」
「高いところに脱げばいいんでしょう?」


立てかけた座卓のふちにスリッパを置くちびた。



。。。。そこじゃ見えるだろうが。。。。




あんのじょう、ノアはカードで遊んでいるちびたに静かに歩み寄り、ある程度まで近寄ると


ズダダダダダダダッ


パクッ!!



すたたたたたたたた




私「ちびた!やられてるって!」

ち「もー!ノアちゃーん、だめだってえええ」

ノ「ポト・・・・」



これを3回ほど繰り返しまして。
ちびたはこのスリッパの使用禁止。

「ノアと同じ扱いですか」(しょんぼりの振り)


ノアちん、かわいいスリッパもいい加減に卒業してくれないかなー。
ぬいぐるみ=おもちゃ という考えだから仕方ないのかもだけど。



2005年06月01日(水) 第465話 追いかけないでね

この前の月曜日、関東地方だけが雨だったようです。
しとしと降り続く雨の中、とりあえず車で出かけてみました。


近所の森林公園は、緑がいきいきと美しかったです。
この公園は夏場はやぶ蚊がすごいのですが、今はその心配もなし。
のんびり一周してみました。


次に向かったのが車で10分ほどの水辺の公園。
この水鳥はなんだろう?カモ?熱く見つめるノア。




「追いかけないよ。だめよ。絶対にだめよ。」
小声で言い聞かせていたので、どうにか鳥ダッシュしないですんだ。

すんだ・・・が!

ハアハアハアハアハア・・・・


息が荒いよ、ノアちん。
よだれも出てるよ、ノアちん。



あー、こっちはアヒルが・・。
カモと一緒にくつろいでるし。
見つめたまま荒い息をするノア。




鳥たちはくつろいでいるようでいて、ある程度ノアが近づくと
さりげなく離れていく。その距離は30メートル。
犬慣れしている。





しかも撮影できなかったけど、捨てられたらしいチャボが群れを作ってあちこち歩いている。

もう、ノアは興奮して引っ張りっぱり続ける。
大して歩いてないのに、帰宅後はぐったりでした。


鳥を見ても、興味を示さないワンコも何頭かいたんだけどなあ。



しつけですか?そうですか、しつけですか。(遠い目)


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  如月 [HOMEPAGE]

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