Mimi の映画感想記

2002年09月16日(月) Pleasantville(カラー・オブ・ハート)

98年アメリカ、ゲーリー・ロス監督作品。

邦題はなんていうのかと調べてみたら「カラー・オブ・ハート」だそうな。
原題と全く違う、英語の題名を勝手につけるのはやめてくれないかしら。
これが原題かと勘違いしてしまうじゃないの。

トビー・マグァイアが主人公の高校生、リース・ウィザースプーンがその双子の妹。
この2人ももちろん良かったけど、父親役のウィリアム・H・メイシーが良かった。良く出る人なんだけど大抵脇役で、あまり印象に残ってなかったんだが。

ストーリーはいかにも映画らしいおとぎ話で、アメリカらしくハッピーエンドだし見ていて安心して楽しめる。
深読みしようとすれば結構深読み出来る話でもあるけど。
でもそんな難しく考えずに、映像と発想を楽しむ映画だろう。

50年代白黒テレビ番組「Pleasantville」の大ファンである主人公が、妹ともども番組の世界へ吸い込まれてしまうのが始まり。

アメリカのケーブルTVを知っている人なら大笑いだと思うのだが、ここではそのチャンネルが

「Pleasantville マラソン!
24時間、プレザントヴィルを流し続けます!その間に番組に関するクイズを出題します。
全問正解の方には、全米各地のお好きなPleasantville へご招待いたします!」

と、やっていたのである。
こちらのケーブルでは良くこうやって休日などに「ルーシーショウ・マラソン」と言って一日中ルシル・ボウルの番組を流していたり、子供用チャンネルでもアニメのマラソンがあったりする。
いかにもアメリカらしいなあ、と笑ったのだがそこでまた「全米各地のPleasantvilleへ」というところでも笑った。
日本語でいうと「希望が丘」とか「光が丘」とかそんな感じの町名なわけだが、それが各地にあるというのだ。
いかにもありそうだよな〜〜〜、実際に。
どっかで「Pleasant Vally」って地名を見た覚えがあるもの。


他にも色々と小技がきいていて、面白かった。

50年代のファッションや音楽もまた楽し。




参考サイト→ Movie Web



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