■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

明日はいよいよ・・・ - 2007年03月31日(土)

今年はどうしようか・・・?
毎年のことだけど何となくそわそわしてしまう・・・。
まあ、当たり障りのない内容にしなくちゃいけないけど・・・

程々に・・・
そして・・・


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古い建物のリニューアルの怖さ・・・ - 2007年03月30日(金)

今日から着工した世田谷のお店は現在の場所から程近いところに移転するのだが、先日大家さん側の工事で現状の造作を解体していた時のこと・・・。現場に顔を出してみるとあるはずのないところにRCの壁が出て来た。たった一枚残っていた昔の図面には木軸の壁となっていたので撤去するのは問題ないと思っていたのだが、流石にRCで、しかも構造壁となっていては無理である。

急遽その部分を設計変更したのだが、トイレが物凄く狭くなってしまうので一応はクライアントの了解も取って決めたものの本当にこれで良いのかと悩んでいた。これまで手掛けたお店で一番小さなトイレとなってしまうし、何処のお店にも結構気を遣って造っていたので気になっていたのである。

他へ移動することによって狭さは解消できるが、その分客席に支障が出て来てしまうことになり、導線の問題やら全体的な視点から見た上で現在の位置でそのまま使うことに決めた。でも、実際にトイレに立ってみると本当に狭いし、手洗いの場所も満足に確保できないのでクライアントと話し合い、通路を少し犠牲にして手洗いだけ外へ出してそのスペースまでトイレ区画として広げることで落ち着いた。

実際に古い建物は建築図面が残っていないことが多い。今回唯一残されていた図面も建築図面ではなくかなり前に内装工事をリニューアルした際のもので、RCの壁を木軸の壁として表記しているいい加減なものだったのでこのようなことが起こった。壊してみなければ分からないということは結構多いし、以前あったことだが厨房内の大きな食器棚を外したら外壁も一緒に取れてしまったという信じられないことが起こった。

その際は急遽ブロックを積んで壁を造ることで問題は解決したが、今回の場合は構造壁を抜くということは無理なので設計変更という形で処理するしかない。無くなったものは足したり造ればいいが、あるものを壊すというのは出来る出来ないということが発生するので大変である。

でも、こんなところにこんな大きな壁が出て来るなんて・・・。建築設計する際にもう少し使い勝手を考えてもらえればここに壁がなくても済むんだけど、結局は店舗と建築の設計が別々に進められていくから起こることでもある。だから建築設計の段階で店舗設計も加わり、レイアウトを同時進行させることによって支障があればその場で検討しあって使い勝手の良いものをつくれるのである。

最近は新築案件の場合の殆どは同時進行で進めていけるので大分改善されて来てはいるが、昔は建築側が主導権を持ち過ぎてそれを許さないことが多かった。それって結局は実際に使うお店側の都合なんて考えていない自分勝手な理屈だということなんだよね。どっちが上とか下とかという屁理屈じゃなく、使う側の身になれば答えは一つだと思うけど・・・。


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鎌倉へ駆け込み参り - 2007年03月29日(木)

おっと、今月はまだ恒例の鎌倉・鶴岡八幡宮へのお参りをしていなかった・・・。残り3日しかないし、明日明後日は予定が入っているので行けるのは今日しかないよ。朝いつもよりも早く仕事を始めて4時までに片付けてから出掛けることにした。予定よりも1時間ほど早く出れたので偶には北鎌倉で途中下車して付近を散策しながら八幡宮へと向かうことに・・・。

風が強かったけど天気も良いし、先日購入したD80でいろいろ撮りながら歩いてみたけど流石に平日ということもあって北鎌あたりは人が少ないね。だから写真も撮り易すくてのんびりと散策し、時には休憩しながら歩くこと小一時間。目の前には鶴岡八幡宮が見えてきた。横道から入れば直ぐに本宮があるのだが、どんなことがあっても正面から入り、手水舎でお清めして正面の階段から上り本宮でお参りをする。これも頑なに守ってきたことである。

お参りを済ませてから御神籤をひいて横の階段から下りる・・・。帰りは正面階段ではなく何故か横からというのも続けてきたこと。源平池の桜は3分咲き程度だが横一列に並んでみんなカメラを構えている。境内は禁煙なのにそれを示す看板の直ぐ傍で平気でプカプカやっているオヤジがいたけどどういう神経してんだろうね?一応は携帯用の吸殻入れ持っていたようだけど・・・。今は駅のホームも禁煙になったけど、吸える頃は電車の中で煙草咥えてライター持ってドアの前に立っている人も結構見掛けたけど、そこまでして吸いたいのかねぇ〜・・・そして、我慢出来ないのかねぇ〜?俺も昔はヘビースモーカー(たったの3年間だけど・・・)だったけど、そんなことはしなかったよ。

小町通へ入るとやはりここは平日でも人が多いね・・・。お気に入りのお店で夕酒でも楽しもうと思ったが、今日はやめて先日行った隠れ家的なBarへと向かう・・・。でも、軽く一杯だけでも飲んでから帰ろうと思ったけど絶対に一杯じゃ済まなくなるし、後が怖いので目の前まで行ったにもかかわらずこれまた我慢したのであった。

そして、駅まで向かう途中で酒屋さんの一画にある3人しか入れない立ち飲みに寄ったが既に3人先客がいるので残念ながら入れずじまい・・・。仕方なく駅に向かい横浜へと戻ったのであった・・・。


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・ - 2007年03月28日(水)




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建築は大変で店舗は楽? - 2007年03月27日(火)

決してそんなことはないのだが、どうもそういう認識を持っている人達が多いのは嘆かわしいことである。確かに建築にはいろいろな法規が絡んでいるので制約も多いし、諸官庁との折衝も出て来る。店舗だって建物の中の内装であっても規制も制約もあるし、諸官庁の折衝だってある。

百貨店やSCなどの大型商業施設も以前はゼネコンが箱をつくってその中に店だけをつくっていくのが店舗設計の分野であったが、今ではゼネコンはあくまでも箱をつくるだけで、その前の段階から全体のコンセプト作りや、環境計画を店舗設計側が主導権を握って進めていくことが殆どである。

でも、地方や小規模な建物では何故か建築が上で店舗が下・・・という有り難くない図式が少なくなったとは言え未だに成り立っている。まあ、最近はうちも建築設計と同時進行で、更にはファサードデザインはこちらで提案する機会が多くなってきている。それはクライアントが店の顔としての意匠を大切にしているからで店舗に関してはこちらが主導権を握るようになっている。

細かいところではミリ単位の収まりを考えていくし、緻密さという点では建築よりもシビアな世界でもある。でも、たかが内装だろう・・・っていう認識でしかない建築業者も多く、工事業者に嫌がらせをすることも多々ある。流石に設計事務所にはそういうことは少ないけど、現場に行くと結構施工業者さんから泣きが入ることも多い。

そんな嫌がらせをして一体何になるのかな・・・って思ったりもするが、建築の下に内装があるという意識がそうさせているのであろう。サラリーマン時代には散々建築業者から嫌がらせをされた経験があるが、施主にその旨を告げると途端に大人しくなるという次元の低い嫌がらせで、お里が知れるというもんである。

今、とあるお店で大人数を収容できる大広間的なスペースを増床する計画が進められているのだが、平時は個室として使用し、団体客の場合は一つの部屋として使用する。普通に考えれば立派な店舗であり客席である。でも、たかが宴会場でしょ・・・?って言われると腹が立つ。なんか凄く簡単な仕事に見られているようで不愉快である。ホテルのだだっ広い宴会場とは訳が違うし、いろいろな状況を想定しての区分けをしてフレキシブルに使えるよう工夫をするマルチな客席である。

なんかただ箱をつくってテーブル並べて・・・っていうチープな発想で語られるとそういうところには施工をして欲しくはないって思っちゃうね。だって、その程度の認識しか持ち合わせないところにミリ単位のシビアな収まりなんか出来るはずもないし、クライアントの商売に対しての思いも拘りも通じる訳がない。おまけに店舗設計は「設計」じゃない・・・ようなこと言われたら尚更である。

トイレ一つ、建具一本、取っ手だって時間掛けて拘って考えているんだよ。調理人が細かいところまで神経を配って盛り付けするのと一緒だよ。それを簡単なもんって片付けられたらね・・・。

建築はどんなものでも大変で店舗内装はどんなものでも楽なもの・・・っていう認識しか持ち合わせていないのが肌で感じてしまうし、少なくなったとは言えまだまだこういうところが存在するということである。


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今回も見積り調整難航中・・・ - 2007年03月26日(月)

今週着工予定の世田谷のお店の見積り調整が難航している。まあ、これは毎度毎度のことだけど最初から予算に合わせた設計などしたくないし、常により良いものを・・・という考えを捨て去ることは出来ない。最初から予算に合わせて図面を描けばこの調整は不要となるが、出来上がったものはおかしなものにはならないけど予算以上のものにはならない。

如何に限られた枠の中でより良いものをつくっていけるか・・・。それをトコトン追求していくのが設計事務所の仕事である。最初から予算有きや工事が簡単な収まり有りきではデザイナーに依頼する必要はないし、それを追求していくことが自らの進歩向上にも繋がることになる。楽な仕事をしていればそれが当たり前となり、難しいものにチャレンジはしなくなる。それは今後依頼する方々にとっては魅力もなくなるということ。

見積りも常に何故?ナゼ?なぜ?という疑問を投げかけながらチェックし、追及していくことがコストダウンにも繋がることになる。標準仕様と考えている設備的なスペックの向上や内容も予算を大きくアップしなくても出来るようになったのはこういう地道な努力の結果でもある。

楽をしようと思えばそれは簡単に出来ること・・・。でも、モノづくりや考えることが好きなんだよね。最初から簡単な道を選ばず、大変だけども今のスタイルを維持することがレベルアップにも通じる大切なことだと思っている。

これが設計施工で業務をしていれば予算から自社の利益を抜いた枠で予算を組んで図面を描くことになる。サラリーマン時代はこういう仕事の流れであった・・・。一軒に集中して取り組むことも侭ならず、流れ作業的に月日が過ぎていくという感じだった。今は出来る限り一軒に集中して突き詰めて店づくりをしている。だから年間に出来る軒数も限りがあるし、キャパ以上の仕事を受けて密度を薄くすることはしたくない。

だから大変だからこその遣り甲斐も大きいのである。


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衝撃的事実!ホントにあった! 「今出ました・・・」 - 2007年03月25日(日)

そば屋に出前を頼んでも中々来ない・・・。痺れを切らして電話してみると決まって「あ、今出ましたよ」って・・・。昔はこういう話しをよく耳にしたものである。しかし、本当にそういう場面に遭遇したことはない。まあ、そば屋に出前頼んだなんてサラリーマン時代に遡ること10年近くも前になるからね。

今宵は近所の出前もやっているそば屋で晩メシを食っていた・・・。日曜の夜は店も出前も忙しい。俺はビール飲んでいるからいいけど、食事だけの客は手持ち無沙汰でイライラしながらテレビを観ている。こういう時は30分待ちとかは当たり前。出前の注文も引っ切り無しに入ってくる中でまだ来ないのかという問い合わせの電話があった時のこと・・・。

花番さんが厨房に「○○さんのはどうなってますか?」と聞くと「今出ましたって言って」と返事が・・・。当然ながら花番さんはこう言う。「申し訳ございません。今出ましたので・・・」って。初めて生で聞いたよ、このフレーズを!

でも、ここで終わったら態々ここで綴る必要もないこと。「今出ました」とか「もう出ますから・・・」っていうのは嘘で、こういう場合は大抵まだ作っていないし、当然出てもいないのである。それを怒らすまいという配慮なのか単なる言い訳的な嘘なのかは定かでないが、決まってこういうフレーズの返事をするのがそば屋の伝説として語り継がれて?来たのである。

テレビもつまらないので外を眺めていたのだが出前のバイクが出て行った気配もない。というよりまだ目の前に停まっているし、人が出た気配すらないから「今出ました」というのは嘘っぱちである。

そば屋ってまだこういうのを平気で言うことが罷り通る世界なんだよね。ピザ屋とかでは絶対に考えられないし有り得ないことだけどね・・・。この伝統を守ることを良しとするのか、世の間の常識に併せることが賢明なのか?


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肴はあっても酒がない・・・ - 2007年03月24日(土)

今日は午前中で仕事を終わらせ、午後からは予てから予定していたみなとみらいのパシフィコ横浜で開催されている「ふるさと食品全国フェア」という催しに行って来た。こういう展示会は時間があれば出来る限り行くようにしているし、時々面白いもんに巡り合えたりする楽しさもある。来週着工予定のお店の見積りチェックと設計修正もあったのだが、ちょっと息抜きも兼ねて行ってみたのである。

規模的には小さいけど全国の名産品やこれから売り出したいという商品を広く紹介する為の展示会で、あらゆる食材が並べられている。そして、こういう展示会の楽しみでもある試食と試飲も行われている。こういう場で見つけた酒をメニューに取り入れたりしたこともあるし、毎回少なからず何らかの収穫はある。

今回も三つ葉の焼酎や晩酌の肴に持って来いの穴子の干したものとか面白いものが幾つかあった。三つ葉の焼酎は米麹ベースでほんのりと三つ葉の香りが漂い、ちょっと癖がある味わいが癖になりそう・・・って感じ。残念ながら日本酒も数社が出展していたけどインパクトのあるものは見つからなかったね・・・。

それとこういう会場には大抵出展しているワイン屋さんが出ていない。まず縁はないだろうというオバちゃん捉まえてワインはナンタラカンタラって一生懸命に営業している商売熱心?なところであるが・・・。ワインも嫌いでないし、普段も飲んでいるけどイチイチ薀蓄やらなんやらを言わないと飲めない客がいたりすると嫌になっちゃう。

それこそ蕎麦屋にワイン並べたら大変だよね。蕎麦の薀蓄とワインの薀蓄がごちゃ混ぜになって店中に響き渡ったりしたら・・・。手掛けた中でワイン置いている店も数軒あるけど程ほどにしている。ワイン好きって日本酒や焼酎に比べて能書きが多過ぎるし、薀蓄に答えられないと怒っちゃう客もいるらしいから大変である。

一通り回って一角にあるフードコート的なところで売っているものを食べてみようということになり向かったのであるが、辺りを見渡しても酒を売っている気配がない。焼き牡蠣や牛筋の煮込み、ダッカルビとか他にも酒が欲しくなるようなものが沢山売っているのに売ってないなんて・・・。

大抵のこういう展示会では生ビールくらいは売っているし、酒無しでこういうもんは食えないよね・・・って、これは飲兵衛の屁理屈でもあるのだが・・・。でも、腹も減ったし、会場を出て他へ行って食おうかどうしようかと迷ったが、確か館内にコンビニがあったのでそこで売っているかもしれない・・・。一人だけ缶ビール飲んでいる人がいたのでたぶん彼もそこで買って来たに違いないと・・・。。

最初は何か問題があるのかなって思ったけど、酒を試飲させているし、一部では展示品の販売もしているから会場内で飲んでも平気だと思うので、コンビニまで行って缶ビールとワンカップを買って会場に戻ったのである。そして、販売ブースで牡蠣と牛筋の煮込みを買ってテーブルに陣取りささやかなる酒盛りが始まった・・・。隣のテーブルを見ると展示ブースで購入した日本酒を試飲用の小さな容器で飲み始めたおっちゃんがいたが、それも手だったよね・・・。でも、ビールも飲みたいしな・・・。

食べている途中で子連れの親子が相席して来たのだが、お父さんのヘアースタイルがテッペンだけ残して回りはスキンヘッドというもので、俺も真似してみようかなって言ったら「あなたには無理・・・」とな。そ、そりゃそうだよね・・・。だって、残すべきところには既に残りが少ないんだから・・・。

まあ、そんな話しはさて置き、もう少し多くの企業が参加して開催すればもっと多くの来場者もあるだろうし、商品のPRも出来るのではなかろうかと思ったね。主催者側発表の予定来場者は10000人と記載されていたが、木金土の3日間でそこまでの数は無理かなって・・・。一般客をメインに行われているので平日の集客は厳しいし、最終日は土曜日だけどちょっと天候も悪かったりと、見た感じではそこまではいっていないという感じかな?

入場料を少しでも取ってもう少し規模を大きくするとか、何らかの形で外部へのアピールをするとか方法はあるだろうが、規模や中身が中途半端だとやはり厳しいもんがあるよね。出展者のノリもイマイチテンションが低い感じがしたし、折角全国からやって来てもこういう閑散とした中ではテンションも下がってしまうか・・・。

今は百貨店とかでも定期的に「食」をテーマにした物産展は沢山行われているし、こっちの方が内容的にも充実しているので消費者の目は当然こちらを向いてしまうことになるのは明白。この展示会も一般客をメインに集客するのなら今後はアピールの方法を考えなきゃ・・・。もう22回目となっていたけど知ったのは今回が初めてだから如何に認知度もアピール度も低いかってことだよね・・・。


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この人って何をどうしたいの?・・・続編 - 2007年03月23日(金)

昨日の続きがあるのだが・・・

今日、早速スタッフ引き連れて昼メシ食いに来たらしい。まあ、リサーチ兼ねてということなんだろうけど、早くも自分のところでプロデュースすることを勝手に決めて掛かっている証である。帰り際に早急に打合せをしていきたいと行って来たそうが、これ以上入り込まれても困るので丁重にお断りしたとのこと。

オーナーは氏の理論の良いところをセミナーや世間話し程度の中から少し取り入れようとしたのであるが、当然ながら向こうは業務としてやることを前提としてどんどん入り込んで来る。相手も仕事なんだからそういういいとこ取りは無理だよってオーナーには話したが、本格的に進めていったらもうグチャグチャにされてしまうのは明白であり、早急にお断りしたのは懸命なる措置であると思う。

これでもう来ることはないと思うのだが強引な仕事の進め方にちょっと驚いてしまったね・・・。ロゴから何から変えるように言って来たらしいが、このお店のロゴは修業先の師匠が書いて下さった大切なもので、それを変えることは出来ない。しかも、最近何処に行っても見掛ける丸っこい筆文字なんて今回の店のデザインとは合わない。だからたぶんデザイン的なところまで入り込んで来る心算かもしれないよね。そこには相手の思いとか拘りとかどうこうではなく、とにかく引っ掻き回して自分達のペースに持って行くことしか考えていないような提案では受け入れることは到底出来ない。

プロデュース料だけでも結構な料金設定だし、そこには必ずメニューブック、リーフレットやショップカードとかの販促物がくっ付いて来て別途に100万単位の金が掛かる。それがなければ提案を活かせないとかということなんだろうけど、そんなもんなくても繁盛させられるんだし、無駄な投資である。その分を他に廻した方が絶対に有意義である。

うちは蕎麦店をメインに業務をしている。他にも蕎麦店やうどん店をメインにやっているところは数社ある。それらの企業は実績を積んでその業種に於けるきちんとしたノウハウを持って提案しているし、業態別の考え方も持ち合わせている。居酒屋にするんなら氏の理論も良いだろうけど、保守本流の手打ち蕎麦屋にそういう理屈は要らないのである。居酒屋的な店も増えているけどここは業態が異なるということ。

業種を絞ってやっていると言っても他の業種の店だって研究するし、受け入れられる部分はどんどん吸収している。しかし、それはあくまでも蕎麦という基本ベースがある中でのもので、その範疇を侵してまで受け入れたりはしない。蕎麦屋は蕎麦屋であって居酒屋ではない。

まあ、氏の理論も参考程度にするべきものはいろいろとあるけど全てをその考え方でやる必然性はない。だからオーナーはその必要な部分だけを取り込もうとしたんだけど、セミナーに参加して少し話しをする程度で抑えようとしたことからどんどん大きく膨らんでしまったようである。

突然嵐のようにやって来てあっという間に去って行ったけど、何をどうしたかったのかは未だに理解出来ない・・・。


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この人って何をどうしたいの?理解不能・・・ - 2007年03月22日(木)

とあるお店のオーナーがとあるセミナーを聞きに行ったらしい。それはそれで勉強の為だし良いことだと思っている。しかし、その相手が悪かったのかな・・・?と言わざるを得ないことが起こった・・・。

頼みもしないのに店を見に来ると言い、実際に今度移転する店を見に来た。丁度業者さんとの打ち合わせがあったので現場にいたのだが、オーナーから貰ったうちの図面を広げて厨房は前に持って来た方が良いとか、ドリンクバーを作れとか、一体この人って何なの・・・?っていう振る舞いを一人で繰り広げていった。そもそも設備的に厨房を前に持ってくるなんてことは出来ない構造である・・・。

確かにオーナーはセミナーの後にいろいろと話しをしたらしいが、店に来てまでどうこうされるということまでは考えていなかったらしい。というより何をしに来たのかとこっちも疑問に思っていた。だって頼みもしないのにああしろこうしろって言い始めたら不思議に思うよね。おまけに既に業務を依頼されているかのような感じでどんどん好き勝手言って来る始末。

オーナーも見たいというだけなら見ても良いよ・・・ってな感じで了承したみたいだけど、それを業務を依頼されたのかなって勘違いでもしたのかな?「後から来て引っ掻き回してすいません・・・」って言って来たけど、そう思うんだったら来なければいいじゃん!まあ、まともな理論だったら耳を傾けるけどそうじゃないし・・・。最初は大人しく聞いていようと思ったんだけど、今回のコンセプトとは正反対の理屈を並べられてもね・・・。

氏曰く「蕎麦屋は夜が弱い・・・」とな。確かに巷の蕎麦屋は夜が弱い。でも、うちが手掛けているお店はどちらかと言うと夜の方が売り上げ的に昼よりも多いのである。それを言っても氏の持論をぶちまけてメニューを提案するとかいろいろ言い始めたのである。でも、氏の会社は居酒屋がメインで蕎麦店の事例は無いに等しいし、こちらがそうはしたくないといくら言っても居酒屋的な雰囲気に持って行きたいというのが見え見えである。売れれば何でも有りという理屈は受け入れられないしね・・・。

蕎麦屋の酒の売り方と居酒屋のそれでは大きく異なる。しかし、巷で流行の蕎麦屋の看板を掲げていながら中身は居酒屋という蕎麦屋とは言えない業態があるが、氏はそこに持って行きたいらしく言いなりになったら大変なことになってしまう。そして、根本的な考え方が異なる人に突然押し掛けられてとやかく言われる筋合いも無い。

下手したらデザイン的なことまで踏み込んでくるかもしれないという氏のハイテンションである。でも、氏の会社のデザインはうちのそれとは正反対のコテコテのもので、そんなもん造ったら客層が悪くなり、狙い通りの店にはならない。

だって自家製粉の拘りの手打ち蕎麦屋がサワーとか訳の分からないドリンクや、これまた訳の分からない可笑しな創作料理とか出したら本来の客が逃げてしまい、何処でも良いというチェーン店の居酒屋に行くような客がやって来てしまう。そもそも、そんなお店にする為に移転するんじゃないし、あくまでも参考の為にそこのセミナーを聞きに行っただけなのに業務を依頼されたと勘違いしたのか、蕎麦店の事例が無いから実績を作りたかったのか知る由もないが、常識的に考えても理解不可能なる行動である。

そして、頼みもしないのにやって来てプロデュースの見積もりを出しますと言ってきたのである。オーナーも困り果てていたけど、こっちも何をどうしたいのか全く理解が出来なかった・・・。蕎麦屋と居酒屋では客層も異なるし、店のコンセプト自体が全く異なるのである。それを居酒屋的な店にされて売り上げが上がってもそこらの訳の分からない看板だけ蕎麦屋の居酒屋と何ら変わらなくなってしまう。

蕎麦屋の事例が無いからそういう店と自家製粉の拘りのお店との違いが分からないんだろうね・・・。だから、そんなところに引っ掻き回されたらとんでもないことになってしまう。女将さんもそんなとこに入られたら大変よって言ってたらしいし、いきなりやって来てあのような振る舞いをされて驚いたというよりも呆れ果ててしまったけど、普段からそういう仕事をしているのかな・・・?

元々著名な商業コンサルタントと仕事をしていたのが離れてしまったようだけど、そういう強引な手法が起因しているのかなって思っちゃうよね。だってさ、誰がどう考えても頼みもしないのにいきなりやって来て、彼是と弄繰り回すなんて常識的に考えたら可笑しいよね。

うちが手掛けているお店の客層がいいのはそういう狙いどころのデザインであり、コンセプト自体がそういう人をターゲットにしているからである。それを居酒屋にされてしまったらオーナー自体が困ってしまうよ・・・。でも、何をどうしたいのかよく分からない仕事振りだね。

ちょっと興味を持っていた人だったけど中身が知れたというか、あまり関わりたくはない人ってことかな・・・。


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視点の違いは物事の違いを左右する - 2007年03月21日(水)




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見た心算じゃダメだって! - 2007年03月20日(火)

見積もりは見た心算じゃダメって再三ここでも綴ってきたこと。設計と施工を同じ会社でやっているところはまず自社の利益ありきで図面を描くけど設計事務所のそれは全く次元が異なる・・・。

そして、見た心算の積算ではなくきちんと内容を把握し、検証した上での数字であって欲しい。出て来た見積もりの中で明らかに理解不可能な工事区分に関しては別途業者さんを呼んで積算してもらうことにしたけど、毎回同じことの繰り返しでは時間の無駄である。

積算をまとめる際にそれが本当に真っ当な金額かどうかを自らがしっかりと検証した上で設計事務所に提出して欲しい。とりあえず下請けさんから出た数字にマージンを乗っけるだけの見積もりは受け入れることが出来ない・・・。


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お好きなお席にどうぞ・・・って - 2007年03月19日(月)

これは結構いろいろなお店で頻繁に聞く言葉である。頑固オヤジのラーメン屋では絶対に聞こえて来ないフレーズでもある。一人用のカウンターがメインのお店でもお好きなお席にどうぞって言われてホントに4人席や6人席に平気で一人で座る客もいる。

カウンターもきちんと誘導しないと一つ飛ばしで座ることになるから実質的には半分しか稼動しない。更に好き勝手にテーブル席に一人で座る客がいるから50席あっても10数人程度で満卓状態ということになる。まあ、こんな店は山ほど存在しているけれどもこれほど効率悪いスタイルはない。

限られた席数でお昼のピークを乗り切るにはこんなオペレーションではどう考えても無理である。一番のピーク時に満席率が50%にも満たないレベルの店はそこで食べたい客を沢山逃しているということ。この店も客がどんどん入ってくるけど座る席がない。一人客ならカウンターのひとりおきに座っている間に詰め込めるけど、複数客はテーブル席が全て一人客に占用されているのでお待ち頂くしかない。

これも最初からきちんとした誘導をしていれば何の問題もないレベルのオペレーションである。しかし、店側がこういうことをしている限りは客がどんどん逃げてしまうということでもある。


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・ - 2007年03月18日(日)




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本当のスタイルって1年2年掛けて作るもんだよ - 2007年03月17日(土)

たった一日であれこれ変えたがる人もいる・・・。
もう少し我慢して1週間で変えたがる人もいる・・・。
更にもう少し頑張って1ヵ月で変えたがる人もいる・・・。

常に微調整は必要なことだと思っている。しかし、根本的な部分を早くからいろいろ弄繰り回しても良い結果は得られない。時間を掛けて考え、決めたスタイルを簡単に変えることは何を意味するのか?何かに躓いたらまた変えればいい・・・って思ってしまい常に何かを弄繰り回さないと気が済まなくなってしまう。

こういうことを繰り返す経営者には一つのパターンがある。一番は意志の弱さであり、自分がどうしたいというよりも他がこうやっているから俺もそうしたい・・・という他力本願的な発想で物事を考えてしまう。そして、自らを省みることもしないし、常に悪い原因は他に転嫁している。また、真似しようとしても技術的には俺の方が上だからとか、可笑しなプライドが邪魔して躊躇し、更に彷徨い迷える子羊となってしまうこともある。

例え同じようにやろうとしてもメニューにしても販促の方法にしても立地も違えば店主そのものが異なるんだから同じことをやっても同じ結果にはならないんだよね。それを勘違いして同じ結果になると思い込んだり、同じようにやっても結果が出ない・・・とまた迷ってしまう。更に店の雰囲気や空気は日々店主が作っているということを忘れてはいけない。

店主の心の中が毎日異なれば店に空気も異なるのである。それが個人経営の店。人間誰しも毎日同じテンションで、同じコンディションで仕事をすることは難しいけれど、出来る限りその起伏を表に出さずに自分の中に抑えておかなければ何かあれば即それがスタッフに伝わり、店の空気となってお客様に伝わり、居心地の悪い店となってしまうのである。

綺麗な店だから居心地がいいんじゃないんだよね・・・。見た目はいいけど空気が悪ければ居心地は良くないし、また来たいという気持ちにはならない。そして、店主が不機嫌な顔をしていて気持ちよく働けるスタッフなんて居やしないし、悪循環となっていることを早急に改める手立てをしなければ全てがどんどん悪くなってしまうという最悪の状態に陥る。

そもそも飲食店経営って技術だけで成り立つもんじゃないということも早く理解しなければならない。これまで多くの店を手掛け、更にいろいろなお店をリサーチしたりして気付いたことは商売に於ける技術的な比重ってそれほど大きくはないということ。勿論美味いものを出すのは当たり前のことであるが、美味しいものを出してさえいれば客は来るなんていう勝手な思い込みをしている限りは先はない。でも、ここに大きな勘違いをしている人って意外と多い。

蕎麦と汁にしか興味のないマニアックな客と違い一般客は店をトータル的に見てその良し悪しを判断する。幾ら美味しいものを出しても雰囲気が悪かったら二度と行きたくなくなるものである。よく売れないお店の経営者が繁盛店を見に行って「俺の方が技術が上だ!」って自慢しているけど「じゃあどうしてあなたのお店には客が来ないんですか・・・?」と聞くとあれこれと言い訳を並べてくる。でも、その言い訳の殆どは単なる言い掛かり的なものばかりで根本的な分析にはなっていない。

以前、知人と2軒のお店を比べたことがある。1軒は技術的にはまだまだだけど居心地の良さや劣っている部分をきちんと他でカバーしているし、トータル的にまとまりのあるお店という感じがした。で、もう1軒は出て来るものは美味しいものばかりだけど居心地は決して良くはない。そして、全てがバラバラという感じを受けてしまう・・・。近所に2軒あったらどっちに行くか・・・?答えは二人とも前者であった・・・。そして、このまま行ったら半年一年経った時には大きな差が付いているだろう・・・って。

結局は店の選択って何が基準となるか?客は美味しさだけを求めているんじゃないんだよね。個人の飲食店経営というのは店主そのものの姿勢や心の中であると思っている。それ故に店主の個性が大きく影響を及ぼすことになる。そして向き不向きも存在する中でどちらかというと不向きのタイプでも意識を変えることによって良い方へ向くことだって出来るし、悩んでいるときにハード面をあれこれ変えるんじゃなく、一番大事なのは店主自らの「心の中」と「姿勢」を変えることである。

そして店っていうのは長い年月を経て形になっていくものである。たった数ヶ月で結果なんて出るはずもなく、一日一日で一喜一憂していても何の解決にもならないし、毎日結果が違うから毎日何かを変えていかなければならなくなる・・・。要は長く続けるにはどうすれば良いのかということをしっかりと考えることが大切。更に後ろ向きの発想や考え方ではツキも客も離れて行ってしまう・・・。

初対面の時に言ったことをまだ憶えているかな・・・?それを変えられない限りは成功しないって・・・ね。小手先のものを弄繰り回すんじゃなく、他に責任転換するんじゃなく、今必要なのは自らを変えていくということを一番に考えることなんだよ。それが出来て初めて技術が活かせるってもんじゃないのかな?会った瞬間にそれを見抜き、即それを言ったのはこうなることを心配していたからだよ。そして、何度も何度も同じことを繰り返して言って来たけど・・・しかし・・・。

彼方此方からあることないこといろんなことが聞こえて来たから本当はもう放って置こうかとも思ったんだけどね・・・。技術的にはいいもの持っているんだから頑張らなくっちゃ!最初から楽な経営なんてないんだし、どこも皆もがき苦しみながら漸く今の地位を築いているんだよ。

メニュー弄って客が来るくらいなら何処の店だって苦労はしないし、他がどうこう考えたって何の解決にもならない。大切なのは自分自身が自分の店をどうしたいのかってことであり、自らが悩み苦しんだ中からしか答えなんて出やしない。他人が答えを出してくれるんじゃないんだよ。


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狙い所を間違えた結果が・・・ - 2007年03月16日(金)

とある店主の嘆き・・・。うちが手掛けたお店ではないのだが雑誌やネット上で話題のお店である。小さなお店ながら繁盛しているらしいのだが、ちょっと客層が悪いというか、店の雰囲気が悪くなってしまったとのこと。しかし、雑誌やネット上で頻繁に公開されていたお蔭でこれだけの繁盛店になったという事実は変わらない。

最初はこのように崩れてしまうなんてことまでは考えなかったに違いない。こういう店ってマニアックな客が集まり一般客が寄り付かなくなる典型例であるが、結局はそういう人達による「自分達の店」という特別な溜まり場になってしまう。売り上げ的には問題はないが店主が目指した方向性とはあきらかに異なる方へ歩んでいることに気付いたけれども今更方向転換をすることも難しい・・・。

それが今嘆きとなっているそうだ・・・。マスコミへの露出や客との接し方を間違えるとこうなるのである。ある程度期間を置いてからの露出ならいいけど、店のスタイルや客層も安定していない時に過度な露出は長い目で見ればマイナスに作用する。客層も一度根付いたものは今更簡単に変えられるものではない。

客との接し方も問題もあったと思う。一線を引くことを忘れたのか、その線引きのラインを間違えたのかは定かではないが、過度なる接し方が招いた結果が客の我侭なる振る舞いや店の雰囲気が壊れてしまうことに繋がったのだと考えられる。手掛けたお店には必ずその辺のことを注意して貰うようにしている。一瞬はいいけど長い目で見た場合の狙い所ってそうではないのである。

でも、どうしても勘違いしてしまうんだよね。沢山の客が訪れる中でそれが真っ当なる評価と思い込み、本来目指すべき方向とは異なる道へ進んでしまい、気付いた時にはもう遅い・・・。その結果が今の姿となってしまった。一線を越えると客は我侭になり、その振る舞いが彼らのスタンダードとなり、更にエスカレートしていくことになる。

これは店側に問題があるのだが、客の立場としても考えてもらいたいと思っている。マニアに限って自分の色に染めたいとか、アドバイスという名の押し付け的な振る舞いをすることによって自分が満足する店にしたいのであろうが、あくまでも一客だということを忘れてはいけないし、その押し付けする人の数が多いければ多いほど言っていることが異なるので可笑しな方向性へと進み、最初のコンセプトも目指すべき方向もなくなってしまうのである。

そもそも客が店にどうこういうこと自体が理解出来ない振る舞いであるが、少なくなったとは言えまだまだ蔓延る悪しき風潮である。そこまでいろいろ言いたいのなら頑固オヤジのやっているラーメン屋のカウンターで言ってみたら・・・?でも、そういうことは出来ないんだよね・・・。また、店側も一度許した境界線を戻すことは出来ないし、自ら招いた結果であるという認識を忘れず少しづつでもいいから軌道修正を図って貰いたいと思っている。本当に名店を目指すのならね・・・。


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設計者と施工者・・・視点の違い - 2007年03月15日(木)

この2者は同じ業界の中に居ながらも相反するところに存在している。どうしても物事の視点が全く異なるので仕方がないと言えば仕方がないのだが、モノを考える側とつくる側の大きな違いがここにあると思っている。今は設計監理のみの仕事をしているが、サラリーマン時代は設計施工の会社に在籍していた。当時は最初から予算内で収まる設計と無理のない範囲の中でのディテールで考えていた。それは設計と施工という相反する仕事を同じ社内でやっているのと一人が両方をやっていたから必然的にそうなってしまうのである。

だってそうだよね・・・。予算があってそれよりも明らかにオーバーする図面なんて描かないし、ディテールだって態々難しくなんて考えたりしない。結局はそれはクライアントの為のものではなく自分達が楽になる方法を選択しているに他ならない。しかし、設計と施工を分けることによって設計者は予算以上の図面内容で如何にしてコストダウンを計り、より良いものがつくることが出来るかを考えるのである。設計料にしても設計施工の会社だって無料を謳っていてもその分の人件費が含まれているのであり、絶対にタダということはありえないのである。

まあ、設計なんていうに値しないものしかつくれないところは別の次元だけど、普通はそういう仕組みになっているのである。そして、建築もそうだし、店舗もそうだけど、通常は設計者がいてクライアントと打合せをして図面を描き、それに基づいて施工業者を決定して工事を行う。しかし、その流れが逆になるとどうなるか・・・?

施工業者側が前面に立ちプロジェクトを進めていくと設計よりも施工側の主張に重きが置かれることになる。つまり施工し易いように話しを持って行き、自らの負担を軽減しようという行動に走ることになる。設計者はより良いものをつくろうとし、施工者は如何に問題なく難しくない方法で施工し、更にきちんと利益を確保する方向に走る。

依頼者側にとってどちらが得策か・・・?それは一目瞭然であり、それを間違えると同じお金を投資しても出来上がるものはその価値以上になるものとそれ以下になるものとの大きな違いが生じることになる。だから設計の打合せと施工レベルの打合せというのは別の次元と言えるので分けて行うのがベストなのである。

設計レベルでクライアントが希望するものをとことん突き詰めて考え抜いたものを最終的に如何にしてコストダウンを計るかというのが次のステップ。最初から施工ありきではいいものは絶対につくれない。

しかしながら好き好んで自らが大変になることを進んで選択する人って殆どいないし、俺なんか態々面倒臭くて大変なことをしているのは廻りから見たら変わりもんと映るかもしれない。でも、それはモノづくり、モノを考える仕事だからであり、クライアントの代弁者として図面を描き、店をつくっているからである。本当は施工者側もそういう姿勢で仕事が出来ればもっともっといいものがつくれると思っている。

これまでの経験上で施工者が船頭としてプロジェクトをまとめようとして上手くいった例がないし、当たり障りのない普通のものしかつくれなくなってしまうのである。


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ホテルレストランショー - 2007年03月14日(水)

先週のJAPAN SHOPに引き続いて今週はホテルレストランショーが開催されている。今日はクライアントと一緒に見て回ることになっており、一応見なければならないブースをチェックしてから会場に入った。しかし、広い館内で効率良く回ることは難しい。一人なら自由に動き回れるけど誰かと一緒だとそれも難しい・・・。

今回導入する予定の機器を各メーカを回りながら比較検討したが、まあ何処も皆自社の製品が一番だと思っているし、中々デメリットの部分は話そうとしない。しかし、それを聞き出すのも大切なことで、メリットばかりしか言わないようなところは不安にもなるし、きちんとした説明も出来ないようなところは幾ら良い製品でも躊躇してしまう。

導入予定の2機器は定価ベースで300万近くにもなるので選択も慎重に行わなければならない。買ってから使い勝手が悪いから交換するという訳にもいかないし、価格面だけでなく使い勝手等もよくよく検討して決めなければなるまい。

途中で厨房メーカーの担当者の方と館内で打合せを行い、大まかな部分に於いては決めることが出来たので即積算に入ってもらうことにした。この担当者は良い悪いをハッキリと言ってくれるし、信頼できる人だと思っているのでお願いしている。知識面でもそうだし、いろいろな状況下の中でどういう機種がベストのジャッジをしてくれる。

こういう人を探していたのであったが、要はその人材をどう使いこなせるかということが大切であると思っている。店だって折角多額のお金を費やしてつくっても使いこなせないのでは宝の持ち腐れとなる。こういう担当者もきちんとした見方でお付き合いすれば大きな財産となるのである。それをどうこうゴチャゴチャ言う人もいたりするが、結局はそういう人って何でもそのような見方しか出来ないから損をしてしまっているんだよね・・・悲しいけど。

他にも見たいところがあったが時間の関係で回れなかったので開催期間中にもう一度来れれば来たいと思っているがちょっと厳しいのかな・・・?


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世田谷のお店・現説 - 2007年03月13日(火)

昨晩深夜まで掛かってまとめた基本設計。コピーしてそれぞれの業種業者さん別に仕分けして最終チェック。この仕分けだけでも結構な時間が掛かるのである。全体を管理する施工業者さんを始めとしてそれぞれの工事区分別に図面が異なるし、設備業者だけでもかなりの数に上るのであるが、一軒のお店をつくるというのはそれだけ大勢の職人さん達の手が必要になるということなのである。

貸主側の現状造作の解体工事の打合せもあり、あっち行ったりこっちに着たりと現場内を動き回りながら各業者さんに図面を参照しながら工事内容を説明していった。オープンが予定よりも早まったので1週間ほどで見積りを出してもらい、詳細をチェックして業者決定し、早急に金額を決めて着工しなければならない。GWも絡んでいるのでその期間はメーカー等が休みに入るし、その前に完了していなければ何かあったときに大変なことになる。

お店の規模も現在の倍近くになり、メニュー構成も和食系のものが増えるのでそれに伴う厨房機器が必要になるので席数を倍までは確保できなかったが、組客数を多く取れるレイアウトになっているのでその辺はうまく対応できるのかなと思っている。

進化して来たお店が更なる進化を遂げる・・・。経営者の日々の姿勢と努力が店も人も大きくさせるのである。


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年取ったのかな・・・? - 2007年03月12日(月)

昨晩のOB会の続きである・・・。

結局それぞれの部屋に戻って飲み直したのだが俺は4時でリタイヤしてしまった。12時過ぎからは殆ど飲まなかったし、ちょっと体調を気にしてセーブもしていた。朝目覚めるといつもお世話になっている酒屋さんから送った酒が残っていたのである。昨年は宴会のあとにみんなで部屋に集まり飲んでいるときに既になくなり、個々の部屋に戻った時は館内の自販機で缶ビールを買ってきて飲んだのである。

参加人数も少なかったせいかもしれないが残っていたことに驚いた。まあ、一番年長で一番元気のいい当時の専務(今でもみんな専務って呼んでいるのだが)が部屋には来なかったし、例年に比べて全体的に大人しめだったのはそれだけ皆年を取ってしまったということなのかもしれない。

朝メシ食ってから一人で風呂に浸かり、少しのんびりしてからホテルを出たのだが、ちょっと写真撮りに行きたいところがあったけど、風が強くてそれどころじゃなく、浜松までバスで戻り早めの昼メシ食って新幹線に乗ったのであった・・・。

2時過ぎに家に着いてひと休みしたかったが、直ぐ電話が入ったり明日の打合せの為の図面も残っており、疲れを癒す前に即仕事モードに突入したのである。残っていた図面も予定よりも時間が掛かってしまい、結局は深夜まで仕事となってしまった・・・。写真撮りに行っていたら間に合わなかったかもしれないね。

暴風様々・・・か?


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今年もOB会出席 - 2007年03月11日(日)

昨年に引き続き最初に勤務した設計事務所のOB会へ出席した。名目上は還暦を迎える方のお祝いなのだが、むかし共に汗して働いた仲間達との交流会である。今年も私が最年少であったが、大先輩たちから声を掛けて頂き嬉しいし、喜んで参加させてもらった。前回、前々回よりも参加人数が減ったのは残念であったが、懐かしき先輩方と酒を酌み交わしながらいろいろな話を聞けるのは楽しいものである。

昨年は朝の電車の中から飲み始め、途中下車して立ち寄った島田のお店で飲み、ホテルに着いてから部屋で飲み、宴会で飲み、部屋に戻ってみんなでまた飲み、自分たちの部屋でまた飲み・・・と、朝から翌朝まで飲み続けたのであったが、流石に今の体調ではそれはあまりにも無謀というもんである。

今年も島田のお店に立ち寄り旨い酒を飲み蕎麦を手繰ってホテルへ向かったが、部屋でも飲まず、宴会でもそれほど飲まず、部屋に戻ってもそれほど飲まず、流石に朝までは辛くて4時には先にリタイヤして就眠という去年に比べたら圧倒的に健康的?な一日であった。昨年朝まで飲み明かした大阪から来た先輩は今年も元気に朝を迎えたらしい。昔から酒と○○○は強かったと記憶しているが、それは今でも健在なのかもしれないね。

毎回仙台から駆けつけている先輩は残念ながら仕事で急遽不参加となった。他にも東京や遠方で仕事をしている方々は大勢いるのだが、大変かもしれないけどもっと参加して欲しい気もするんだけどね・・・。

でも、参加するというのは実際には大変なのである。遠方からだとちょっと行って帰って来るという訳には行かないし、交通費やその他の経費とかだって馬鹿にならない。何より大変なのがスケジュール調整である。あくまでも仕事を優先して考えなければならないし、仙台の先輩のように予定していても急遽仕事で来れなくなってしまうことだってある。これまでも最初から予定が入っていて無理だったケースもあったが、それは最初から無理なので欠席という連絡を入れられる。しかし、突然仕事となることの可能性が大きいので直前まで出欠の連絡が出来ないのである。

でも、何とか調整して参加することによって楽しいひとときを過ごせるし、何より年月が経っても当時と変わらぬ空気がそこに流れているんだよね。俺はその会社を辞めて15年が経つけど今でも鮮明に当時のことは憶えている。ホントにいろんなことがあったしね・・・。

来年は開催されないみたいだけど、俺が還暦を迎えるまで先輩方には長生きしてもらわないといけないね・・・。


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偶然の再会・・・ - 2007年03月10日(土)

昨日行った展示会の会場で偶然にも2社目に勤務したデザイン事務所の社長と再会した。会場に入って直ぐに「お〜石川君!」と言うどこかで聞いたことのある声。振り返るとそこにはその方がいた。その会デザイン事務所を辞めてから12年が経つのだが、4年前に最初に勤務した会社のOB会で8年振りに再会して以来ということである。

宝飾関係の店づくりのエキスパートとして全国を飛び回っていて、相変わらずパワー全開で仕事に取り組んでいるようである。とにかく常に進化を変化を考えながら仕事をしているし、業種を一つに絞るというポッチーランドの今のスタイルの基礎的な部分もここで学んだのである。

サラリーマン時代に3社勤務したのがそれぞれ仕事の中身もスタイルも異なっていた。その中でそれぞれの良し悪しを自分なりに分析し、良いところを吸い上げて自分の考えを盛り込んでスタートした今の仕事。3社それぞれ学ぶべきところがあったし、一つでも欠けていたら今の仕事は出来なかったと思っている。

エイ、や〜って勢いで独立したのであるが、考えるところはちゃんと考えているからここまで継続して来れたのであって、何事も基礎というのは大事なものである。何の目的も持たずに会社を移るのでは嫌なことがあればまた移る・・・という悪循環になるし、転職の際はきちんと目的意識を持って会社を選択していった心算である。

その社長は頻繁に東京へは来ているとのことなので今度ゆっくりと酒を酌み交わしたいと思っている。偶然にも大塚で手掛けたお店にも行ったらしく、最初目にした時は私が手掛けたお店なんてことは知らなかったのだが、当時のスタッフがそのことを話して一緒に行ったそうである。

仕事上に於いて影響を与えてくれた数少ない人でもあり、当時とは自分自身の考えも大きく変わっているし、いろんなことを話し込んでみたいな・・・。


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JAPAN SHOP 2007 - 2007年03月09日(金)

今日は東京ビッグサイトで開催されている店舗関連の展示会へ行って来た。あらゆる素材や建材等が一堂に会する展示会で出来る限り毎年行くようにしている。当然ながら全てが参考になるものとは言えないけど、今の仕事に必要なものが必ず幾つか見つかるのである。

今回も左官材で面白そうなものを見つけられたし、今度着工するお店で使ってみたいと思っている。これまでは型枠を組んで工期を掛けてしか出来なかった工法が左官仕上げで工期を短縮して出来てしまうという画期的な素材である。コストもそれ自体が非常に高価なものであるが在来工法に比べたら半分以下にコストダウンしている。

毎年毎年これのように今までにない画期的な素材や工法が紹介されデザインする者として選択肢が広がるというのはありがたいものである。近年、インテリアデザイン業界も優秀なデザイナーが沢山出て来たし、巷には素晴らしいお店も沢山出来ている。まあ、それが全て良しということでもないのだが・・・。

つくる側としての見方ではいいことであるけど、本来はきちんと継続できてなんぼの世界。幾ら綺麗で素晴らしいお店でも中身が伴わなかったり、使いこなせない経営者ではただの箱となってしまう。

ちょっと話しが反れてしまったがこういう素材の進化は目覚しいものがあるのだが、どんどん新しいものが開発されていく中でそれを使う側への情報発信がまだまだ不足している。こういう展示会も年に一回だけで個々に小さなものは行われているだろうけど折角の新素材もその存在すら知らない人が多いのである。

新宿にそういう関連のものを集めた施設があるけど規模的には小さ過ぎる。これまで建築側がしてきたことを店舗設計の分野に移ったり、役割分担も変化してきている中でもう少しこういう情報収集の場や情報発信する機関を増やして欲しいと願っている。


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見えない・・・ - 2007年03月08日(木)

このところ視力が著しく落ちた・・・。でも、普段はちゃんと見えているのだが図面描きをしている時に殆ど見えなくなってしまうのである。ちょっと資料に目を通して製図板に向かうともう見えない・・・。線も文字もかすれてしまって何がなんだかわからないので仕事にならない。

そういう時には暫く休憩して目を休めてから再開するのだが、あまりにも頻繁に起こるので以前使っていたメガネをかけてみたけど全く役に立たない。見えないというのはこれほどイライラするもんか・・・って思いながらも只管回復するのを待つしかない。

裸眼で普段は1.0くらいだからそんなに支障はないけど、いざ仕事という時にこれでは困ってしまう。乱視に視力障害では堪ったもんじゃない。イライラすると集中力も散漫となってストレスも溜まり、更には血圧も上がるという三重苦。

仕舞いにはフラフラしてくる始末・・・。

医者行って治るものなのか・・・?
それともメガネ買い替えた方がいいのか・・・?

これじゃ仕事にならんよ・・・


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分かっていて何故・・・? - 2007年03月07日(水)

とある米国からやって来たコーヒーショップにて・・・。いつものメニューをオーダーし、商品を受け取った途端「あれ・・・?軽い・・・」と感じた。渡した女の子もちょっとおかしな顔をしていたが、彼女もその軽さに気付いていたであろう・・・。

いつもの半分くらいの重さしか感じないし、それって中身が半分しか入っていないということかい・・・?受け取った時に「ちょっとこれ軽くない?」って言おうかなとも思ったけど、そんなことでイチイチ文句言うのもな・・・って言わなかったのであるが、やはりどう考えても軽いし、飲んだらあっという間に無くなっちまった。

そりゃそうだよね・・・中身が少ないんだもん。それでなくても泡が多いのに更に多くては泡だらけの生ビールと一緒じゃん!しかもぬるい・・・。本当は彼女がそれに気付き作り直すとかしなければならないのであるが、残念ながらそういう行動は取らなかった。

大切なのはミスは誰でも犯す。しかし、その後どう対処するかが問題である。彼女が作り、他の人の手を経ずにそれを客に手渡したのだから明らかに彼女のミス。しかも、そのミスに絶対に気付いていたはずで、例え小さなことであってもミスはミス。ここは教育が行き届いている企業だと思っていたし、別に大きなミスでもないんだからいいと言えばいいことなんだけど・・・でも、何となくちょっと嫌な気分・・・かな。

本人がそれを分かってただけにね・・・


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頑固というより、あれは信念だね・・・ - 2007年03月06日(火)

最初は分からず屋の単なる頑固オヤジと思っていたが、報道を観ていると一貫して自らの信念を貫き通している。それと自らの仕事に自信と誇りを持っているからこそあそこまでに頑なに信念を曲げないでいられるのであろう・・・。

普通はここまで大きく報道され騒がれてしまうと、「まあ仕方がないか・・・青森まで来て羊羹も置いて行ってくれたことだし・・・」って許してしまうかもしれない。そこはあのじいさんは只者じゃなかった。だから「こんばんわ・・・森○一です」も目論見が外れて困っているはず。

しかし、何れは誰かが仲介して手討ちとなるのであろうが、ここまで来たら最後までその信念を守り通して欲しいという気持ちもある。あの歌が聴かれなくなるのは寂しいけど啖呵切って抜いた刀を簡単に引っ込めてはいけない。


そもそもの発端は所属事務所やレコード会社の不手際であったはず。最初からきちんとお伺いを立てていれば済んだことだし、30年近く経ってから大騒ぎされるほどのことではない。だから歌い手の彼が貧乏くじを引いたのかもしれないが、拙かったのは「あの歌は俺の歌・・・」と言ったこと。それで余計にじいさんの怒りの火が大きくなったかもしれないし、マスコミが勝手にくっ付いて来たんだけど、じいさんには引き連れて俺はきちんと謝罪しているというパフォーマンスをしていると思われ、三文芝居と一喝されてしまった。

ハエのように群がるマスコミも鬱陶しいけど、本当に謝罪しようと思ったら彼らを撒くなり、その辺は上手く立ち回ることは出来るはず。なんか、こういう人達ってカメラ回っていないと何もしない・・・という感じがして嫌である。善意の寄付とかもなんでカメラの前でそれを渡すところを見せるんだい?本当に善意の寄付なら知らないところで黙ってやればいいはず。彼らも商売として芸能人をやっているのだから穿った見方をするとそれは広告宣伝費なのかなって思っちゃう。

そういうことを平気でやる人達だからこういう問題も起るってもんだろうけど、じいさんには最後まで信念を曲げないで頑張って欲しいな。


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飲食店経営とは・・・ - 2007年03月05日(月)

食事の時間というものはそれぞれいろんな思いや気持ちで望んでいるものだと思う。家族の団欒あり、友人同士の会食あり、恋人との憩いのひとときあり、または一人で静かに杯を傾ける・・・と。

複数の様々なグループがいろいろな形で食事という時間を楽しんでいた。みんな笑顔いっぱいで会話を楽しみ、料理を堪能し、小さな店であるがその空間の中でそれぞれの思いでそのひとときを過ごしていたようである。それと感じたのはその心地良い空気を作っていたのはお店側の努力と姿勢であった。

ホールスタッフ然り、店主自らも厨房から出て来てはお客様にちょっとだけ声を掛けている。そこで長々と話し込んでしまっては他のお客様が不愉快になるもので、それを勘違いしてしまっている店もある。特定のお客様とだけしか会話しないということは、他のお客様から見たら常連客としか会話しない、声を掛けない店・・・という認識をされてしまう。

かと言って、全てのお客様と話し込んでいたら料理を作れなくなる。だからほんの一言二言で済ましている。それは料理や店に対しての評価を自らがお客様の表情から推察しているのではないかと思った。簡単なようで中々出来るものではないし、店主の商売に対しての姿勢や考え方がしっかりとしているからこれだけ繁盛するのであろう。

旨いもんだけ出していれば客が来る・・・なんて未だに思っている店もあるけど、これだけ飲食店が増えた今、店側が何をどう訴え掛けていけるか?料理・空間・接客というものが三位一体となり、店全体としてどう評価されるかということが大事な時代になって来た。

商売とは、飲食店経営とは何か?それを分かって実行できている店が繁盛している。申し訳ないが料理だけしっかりしていれば大丈夫という経営者は苦労するのが目に見えている。ましてやどんな有名店だって最初から左団扇なんてことはまず有り得ないし、いろんな苦労と努力を重ねた結果が今の地位となっている訳で、その過程を知らずして同じようにやれば成功するなんて考えちゃいけない。

他の真似をするのではなく、自分ならどうやってお客様を満足させられるだろうか?地の底を這いずり回るくらいの苦しみを経験してこそ成功への道が開けるというもの。そして、ただ真面目なだけでは成功しない。何処かに遊び心というか、お客様を楽しませる工夫や仕掛け作りも必要である。

これまで手掛けたお店でもそれが顕著に現れている・・・。皆、一生懸命に頑張っていると思う・・・。しかし、結果が異なるのは立地云々じゃなく、店主の姿勢や店の空気が影響している。客というのはその空気に敏感である。店に入った瞬間にそれを感じ、その空気が店を出るまで変わらなければリピーターにはならない。一度っきりしか来なかったお客様は満足度が少なかったということであり、では何で満足して頂けなかったのかということを店主自ら分析し、反省をしなければならないのである。

努力はどのお店もしていると思うけど真の努力と普通の努力とは異なるものである。


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良い販売員は客の身になって一緒に考える - 2007年03月04日(日)

迷いに迷った挙句に買ってしまった一眼レフのデジタルカメラ。フィルムでも使ったことはない一眼レフに憧れていたのだが、買えば愛機であるGR-DIGITALを使わなくなってしまうんじゃないだろうか・・・?と不安に思い躊躇していたのであった。候補に挙がっていたNikonのD80D40であったが、夜中までネットで調べて最終的にD40に決めて朝を迎えた・・・。

決め手となったのは本体の大きさと重量、更に一眼レフは初体験ということで初心者向けの機種であり価格も約半分のD40となったのである。価格は半分でもかなり秀逸なる機種であるらしいし、まあ手始めとしてはこのくらいのものが良いのかな・・・と。作品撮るわけじゃないし、趣味と実益(お店の撮影)を兼ねて使えればいいなという感じで考えていたのである。

昼過ぎに家を出ていざお目当ての量販店へと向かった・・・。以前親切にこの2機種の違いを説明してくれた販売員さんがいたので声を掛けたところ、その時のことを憶えてくれていて更に機種を決めていたにもかかわらず最終的にもう一度詳しく説明を受けることにした。

そして、価格を見ると両機種とも更に値引きが行われており、年明け頃に比べると高額のD80の方は2万円近く、つい2〜3日前よりも8000円弱も下がっている。発売当初の価格から見れば4万円も下がっているし、それにポイント10%付くから大分お手頃価格になったいうところでもある。

廉価なD40もこんな価格で一眼レフが手に入ると考えれば絶対にお買い得。この機種にしようと心に決めて家を出たのであるが、これのデメリットについていろいろと考え、そして聞いてみた。長い目で見たらレンズの選択肢等いろいろと問題が出て来る機種であるが、初心者であり、廉価であるという点で考えればこれとなる。

当然ながら機能的には高額なD80の方がいいし、これのデメリットはD40に比べて大きくて重いということくらいで、長い目で考えたらこっちを選択するのが賢明なのである。しかし、更にいろいろと迷ってしまった・・・。D40にして使いこなしていく間に物足りなさや、D80にしておけば良かった・・・なんて後悔したりしないだろうか・・・と。

それにしても何かを購入するのにこんなにも迷ったのは初めてかもしれない。小一時間くらい悩みながら話し込んで最終的には高額のD80に決めたのだが、予備バッテリーやレンズカバー、液晶フィルム等の備品を加えて購入したのであった。でも、本当に親切な店員さんで、年末に話したことを結構鮮明に覚えていたし、メリットデメリットをハッキリと言ってくれ、売り付けようとするのではなく、買い手にとって何が得策なのかを一緒に考えてくれる良い販売員さんである。

買うのならこの人から・・・って決めていたし、彼はきっと優秀な販売員さんなのかもしれないね。売ろうとするんじゃなく、どうすれば買い手にとって得策となるかをきちんと言える店員さんって意外と少ない・・・。彼から買ってホントに良かったと心から思えたし、レンズ等の購入の際とかも相談に乗ってもらおうと思っている。

半日使ってみてD40にしなくて良かった・・・と。思い切って倍の値段のものを買ったけど価格以上の違いがあるような気がするし、これから使いこなしていく間に更にそれを深く感じることであろう・・・。ブログでも画像を公開しているので暇な方は是非ご覧下さい・・・。


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レベル低下が著しい・・・ - 2007年03月03日(土)

今日は2軒の大手の和風FFチェーン店と居酒屋に入る機会があった。どんどん出店し今ではかなりの店舗数となったそれぞれの店であるが、人材育成が付いて行っていないというか、あまりにもレベルの低い人材を使っているので食事をしている時間が物凄く不愉快なものになってしまう。

実際に飲食店の数も増えているし、同じチェーン店でも見た目や仕事の内容でレベルの高い人はいいところに持って行かれるので、今日行った2つのお店は残り物を拾うしかなくなる。それとリストラされたりした人達も大勢この業界に入って来ているのもレベル低下の原因の一つでもあると思っている。

接客業は誰にでも出来る仕事ではないし、それなりのセンスや感性がないと出来ない職種である。しかし、いろいろなところで目に付くのがこいつ一体なに考えて仕事してんだよ!っていうくらいにまともな仕事が出来ない人材。採る方も多店舗展開と人材不足で、もう誰でもいいから採らないと店が回らなくなるから仕方無しに採用していると思われる。


目が虚ろでおかしな言葉使いとおかしな動き・・・。細かいところは気にしてはいけない程度の店だけど、それにして酷かった・・・。以前なら絶対にこういう人材なんて一発で落とされていたけど、最近はこういう人達が結構働いているのを目にする。何十年も飲食の世界でやってきて悪いところだけが染み付いて残っている人材も困るけど、ド素人がこの仕事の何たるかも知らずに教えられたこともまともに出来ないような人材が蔓延るのも悪い傾向である。

だから個人店でも人材には何処も苦労している。本当にいい人材は大手のいい店に持って行かれる。残ったパイの中でどれだけいい人材を見出せるかは経営者の才覚と手腕である。人材に恵まれている店は採用時の基準が高いからおかしな人は採用しない。それが店にとってマイナスとなることを理解しているからである。

そういう人材を採用するのはお金を払って悪い宣伝しているのと一緒で、個人店にとっては致命傷となり得る大問題。物品販売の仕事ってそれなりに出来る人材が多いと思うが残念ながら飲食業って一部を除いてまだまだ下に見られているのが現状で、何処でも採用されないレベルの人材が働いていたりする現状はちょっと気になる傾向である。


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設計という仕事・・・ - 2007年03月02日(金)

設計という仕事に就いて既に25年を迎える。そして、独立して9年が経ち、店づくりという仕事に誇りを持って取り組んでいる。一軒の店をつくるということはどれだけの時間を使い、どれだけの労力が必要か・・・。

実際に図面を描いている時間よりも考えている時間の方が圧倒的に多い。料理だって実際にに調理する時間よりも仕込みの方が掛かっている。まず、どういう素材を使おうとか、どういう料理にしようとか、どうやって盛付けようかとかと彼是考えてから仕入れをして仕込みをする。ものを考えてつくるということはそういうことである。

設計という仕事も無の状態からイメージを膨らませ、それを図面化していく作業が設計という仕事であるが、実際にはそれをきちんと具現化できるように設計監理という立場で現場に赴き、図面通りに進んでいるか、出来ているかを確認する。更には図面だけで表現できないことは沢山あり、それをきちんとまとめ上げる為にも現場に行くことになるのである。

そして、完成となるのである。その間、一体どれだけの時間と労力を使うか?その間は頭の中は常にその仕事のことで一杯である。本当に拘りを持って仕事をしているから余計に集中して真剣に取り組んでいる。

でも、そういう仕事を理解できないところもある。実際に図面を形にする立場のところがそれを理解できずしてまともなものがつくれるとは到底思えない。料理も魂がなければ完成品にはならないし、店づくりだってそこにつくる側の魂だって入っていなければいいものはつくれないと思っている。

一本一本の線にどれだけ魂が入っていると思ってんだい・・・?よりいいものをつくる為にどれだけ神経を使っていると思ってんだい・・・?俺はそれを理解できないところにつくってもらいたいとは決して思わない。

そもそも、仕事にはそれぞれの職責と役割分担というものがあるんだけどな・・・。それを逸脱した行為は理解に苦しむね・・・。それと中途半端な仕事もしたくはない!


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真剣だからこそ・・・なのかな・・・? - 2007年03月01日(木)

打合せ然り、図面描き然り、それらに没頭していると気付かぬ内に力が入り熱くなっている。その結果、血圧も上昇するというあまり芳しくはない状況に・・・。先日も打合せの途中で立ち上がったらフラフラしてしまったし、図面描きの途中でちょっと休憩していると頭がカァ〜っと熱くなっていることに気付く。集中している時は幾分違和感を感じるけど、ふと一瞬でもそれから離れた時に一気に押し寄せてくる。

事務所で仕事している時は血圧を計ってみると驚く数値になっているが、流石に打ち合わせ中はそれが出来ないけどもっと凄い数値になっているんだろうね。それだけ真剣に且つ熱くなっているということなんだけど、それが結果的に体に凄い負担を掛けていることに繋がる。職業病と言えばそうなんだけど、どうしても力を抜いたり何かをセーブすることが出来ず熱く力が入ってしまうんだよね・・・。

特にここ1週間はかなりきつい状態である・・・。いつもは少し落ち着くと血圧も下がるのだが殆ど変わらず高いままである。そういう時はちょっと危ないので気を付けるようにしているけど仕事を休む訳にはいかないし、無理のない範囲の時間で済ませたり、きつい時は少し横になったりして様子を見ることにしている。

来週の日曜日から泊り掛けで以前勤務した会社のOB会浜松であり、一応参加することにはしているのだが、体が一番なので無理をしないようにキャンセルということも考えなければならない・・・。それも急にでは申し訳ないので明日明後日には結論を出そうと思っている。

真剣に取り組んでいるからこそのことなんだけどちょっときつくなって来た今日この頃である・・・。


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