■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

蓮田の現場から長野へ移動 - 2005年11月30日(水)

今日も蓮田の現場へ来ているが、明日からは長野のお店の現場が始まるので横浜まで戻って朝に移動するよりは今晩中に長野へ入る方が時間的にも体力的にも良いし、重たい荷物を抱えての新幹線で移動である。東京駅からではなく大宮から乗るので自由席はまず座れないし、指定を取ろうとしたら直前のものは満席。次のは喫煙席のみの空席だったが仕方がないし、我慢して乗ることにしたのであった。

でも、凄いね・・・。車内が真っ白である。こんなとこに1時間半もいるのかい?服にも臭いが付いちゃうし本当は嫌なんだけどね。我慢、ガマン。

ホテルへチェックインしてから明日の打ち合わせ用の資料などをまとめて馴染みのお店へ向かい久々の再会である。久々と言っても1ヵ月半振りくらいなものかな?隣の席に座っていた子と店主とスタッフの方を交えて楽しいひとときを過ごせました。偶然にも隣に座った子はなんと今晩泊まるホテルの社員。

店を閉めてから店主と他へ行って更に飲み直し、結局ホテルへ戻ったのが2時頃となってしまったのである



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・・・。


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所沢のお店 - 2005年11月29日(火)

延び延びになっていた所沢のお店のプレゼンを行った。現場を進めながらプランをまとめていくのは結構厳しいものがあり、中途半端なものも出したくないので中々手付かずの状態が続いていた。既存サロンとの取り合いや設備絡みでの問題をどう解決していくかということも課題であったが、なんとかまとまりそうな感じがしてきた。

自宅1階の多目的サロンのを一部を使っての開業ということで、そのイメージを崩さずに蕎麦屋としての「和」をどう表現していけば良いか?それはデザイン上もレイアウト上でも大きな課題となっていた。完全な住宅地で本当の隠れ家的なお店になると思うが、マニアとかに知られる必要性もないし、静かに営業をしていけるのではなかろうか?

看板らしい看板も付ける心算はないし、ご近所さんから徐々に知れ渡っていけばいいと思っている。その中でお店のスタイルに合った人達がファンになっていけば良い事で、過剰な宣伝も迎合も不要である。



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設計監理 - 2005年11月27日(日)

現場も大詰めになるとほぼ連日のように行くことになる。いくら図面を渡していても全てを表現など出来ないし、実際には図面に描き切れないことの方が多いのである。それだけシビアな視点での店づくりをしているということだが、クロスを貼って既製品の家具を図面通り並べていくような店だったら図面を現場監督さんへ渡して「あとはヨロシク!」で済むだろうが、普段手掛けているような雰囲気のお店ではまずそれは無理な話である。

つくる方も神経を使っているにも拘らずミスもあれば予期せぬ出来事も生じる。そういう中で如何にして完成度を上げていくかは設計監理の仕事となる。今回もいろいろと生じている問題を迅速に解決しながら納めていくには施工業者さんへの信頼感とコミュニケーションであると思っている。これが初めての業者さんであったら大変なことになっていたかもしれないし、今回の業者選定の決定は間違っていなかったと思っている。

設計変更もご多分に漏れず今回もかなりの箇所で変えていった。それはよりよいものをつくりたいという一心でのものであるが、それをわからない業者さんだとこうはいかない。仕方がないから現設計通りに進めていくことになるのだが、自分自身の中での完成度は当然低くなってしまうのである・・・



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長野のお店 金額決定? - 2005年11月26日(土)




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血圧急上昇!もう止まらない・・・ - 2005年11月25日(金)

このところ血圧がかなり上がっている。暫くほぼ正常値で推移していたのだが、ちょっと危ない状況になってきたので念の為に医者のところへ行って来た。血圧で医者へ行くのは3月以来で、その間は問題はなかったので安心していたが一気に上がってしまったのは何故だろうか?

まあ、このところ2時過ぎまで仕事をすることが多いし、当然睡眠時間は減り、更にストレスも・・・。アルコール摂取量はそれ程でもないから、やはり原因は前記のものであろう。以前も医者から言われたのは「ストレスを溜めないで規則正しい生活をしてください」ということだったが、今の仕事をしていてそれを解決することなんて無理であるし、健康を第一に考えたら仕事を変えなければならないということか?

今回だけはちょっと気をつけないといけない数値だから出来る限り医者の言いつけを守っていこうと思う。日常生活に於いても支障が出るくらいだからCMのように「軽くヤバイ」ではなく「かなりヤバイ」である。


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・ - 2005年11月24日(木)




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蓮田のお店 現場の雰囲気 - 2005年11月23日(水)

昨晩は長野に泊まり蓮田に移動しました。新幹線を使って約1時間半ということは横浜から蓮田と時間的には然程変わりませんが、距離はぜんぜん違いますので如何に新幹線って早いかということですね。車内でお弁当を食べて書類のチェックやらで寝ることは出来ませんでしたが、午後一番から現場チェックと打合せです。

そして、今日は通常はあまり公開しておりませんが、工事中の現場の画像等をお見せしたいと思います。現場の雰囲気、色合わせ、家具工場・・・いろいろなプロセスを経て一つのお店が完成します。


















<ホール 1>

造作物もだいぶ出来上がってきましたが本番はこれからです。各部材に最終仕上げを施していくのが大変な仕事となります。今日は夕方から壁面の塗装工事が入りましたが、ただ単に吹き付けるというものではなく、ノズルの調整やらガン自体を変えながらテクスチャーをチェックし、修正を重ねていって漸く最終的なものが決まります。


















<ホール 2>

壁面は柚子肌調の拭き付けを施します。その下処理としてパテを扱いて下地を均しますが、料理もそうですが下処理が大切です。上の説明にもありますが、最終的なテクスチャーを決めるまでに何時間も掛けて試し塗りをしていきます。


















<パントリー>

左側がホールと厨房の間にパントリーと呼ばれる配膳スペースです。調理人とお客様を繋ぐ大切な部分となる場所となります。見えている部分と更に左側の手前にバッシングカウンターがあります。


















<厨房>

厨房内は塗装とステンレス貼りも終了し、あとは厨房器具が納入されるのを待つだけです。天井から下がっている棒はフードや食器棚などを吊る為のボルトです。一見広く見えますが、器具が入ると意外と狭く感じてしまいます。


















<カウンター材>

カウンターは当初無垢材の二枚剥ぎでしたが、施工業者さんから一枚板が手に入りそうだとのことで、家具工場に届いた現物を見に行きました。間口3m90cmで変わりがありませんが、奥行は63cm〜70cmの範囲で使えそうです。これを接ぎ剥ぎなしの一枚板となるのですが、これほど大きな一枚板は中々手に入りません。大きさが分かるように図面を乗せて撮影しましたが、図面はA3サイズ(約30cm×42cm)ですから如何に大きいかがわかるかと思います。

このカウンターはお店一番の見せ所となるかもしれません。湾曲している場所が丁度お店の状況に合っているので大幅にカットせずに、ほぼそのままの状態で使えるというのは思いがけない産物でした。


















<色合わせ>

それぞれの木部の色を調合していきますが、見本帳にある既製色は使いません。毎回毎回色を調合して作っていきます。最初にベースの色を何パターンか作っておいて、それから微調整をしますが、ちょっと赤を入れて薄くして・・・とか、茶を入れて少しだけ濃くしながらぼかして・・・とかという無理難題を言いながら一つ一つの色を決めていきます。


















<実施設計図>

これは店内のエントランス部分とその付近の平面図です。図面をベースに現場で少しづつ修正したりしながら最終的な造作寸法が決まります。これは1/30の縮尺ですが詳細図面は1/10、1/2、1/1(原寸大)というスケールでミリ単位の納まりを考えていく箇所も出てきます。




出来上がったお店の画像は見る機会は多いと思いますが、完成前の現場はこういう感じとなります。造作物が取り付けられてもこれから先の仕上げ工事が大変です。そして、照明器具が付くと更に雰囲気が変わってきます。

一軒のお店をつくるには驚くほど数多くの職人さん達が携わります。その一人一人の思いが完成した際に伝わるようなものに持っていくのが現場監督さんの仕事であり、それを願ってデザイナーは図面を描いて、テクスチャーを決めていきます。

出来上がったお店には見えてこない部分しか携わらない職人さんもいます。でも、仕事は内容は見えてこないけど、決して不要なものではなく、絶対になくてはならない裏方さん的な職種もあります。



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長野のお店 最終確認? - 2005年11月22日(火)

今日は長野のお店の見積り金額調整に於ける最終確認の打合せであった。各施工業者さんを呼んで細かい箇所の確認を行い、見積り漏れの部分を付け加えてもらったり、詳細の納まりとかの打合せをしていった。予定よりもちょっと?かなり遅れいているので年内のオープンに向けてのスケジュールは結構厳しいものがある。

いろいろな問題がありスケジュールが押してきていたが、今日のうちにある程度の目処というか全体的な部分を決めないとズルズル行きそうな気配だったので、こちらがリードして最初からテンションを上げての打合せであった。午後2時から最終的に終わったのが10時半の超ロングラン。流石に終わった後はヘトヘトであった・・・

ホテルへチェックインし、出張の楽しみである夜の散策に向かおうかと思ったが、疲労と寒さで結局は部屋で缶ビール飲みながら仕事をしてしまいました。でも、泊まりの出張で夜の散策無しというのは久々かもしれない。行きたいお店は沢山あったけど身体がそれを許してはくれなかったのである。

でも、寒かった・・・。前日の天気予報では雪も在り得るということだったので長靴履いて・・・というのは幾らなんでも冗談ですが、ベスト着て、ジャケット着て、更にパーカーを羽織って準備万端で向かったが、向こうは寒くてもこっちは天気も良くちょっと暑いくらいだったので新幹線に乗るまでは汗びっしょり・・・であった。しかし、長野に着いて降りた瞬間に「う〜〜〜寒い・・・」でした。



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・ - 2005年11月21日(月)




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「GR-DIGITAL」 初撮影の旅 - 2005年11月20日(日)

ついに手に入れたデジカメ「GR-DIGITAL」(RICOH)

午後から毎月恒例の鎌倉・鶴岡八幡宮へのお参りを兼ねて「GR−D」で鎌倉の風景と横浜の夜景を撮影してきた。いつもは鎌倉駅から八幡宮へと向かうのだが、今日は北鎌倉から歩くことにし、いろいろと寄り道をしながら秋の風景をカメラに納めた。鎌倉には一時間半位いたけど「GR-D」を首から下げている人と3人もすれ違ったのには驚いた。やはり人気商品なんだね・・・。

撮影はマニュアル設定でやってみたが、まだ調整がイマイチ分からないところも多く、早く使いこなせるようになりたいね。























<明月院近くの紅葉>

明月院近くの甘味処らしきお店の前にあった紅葉。綺麗な紅色に道行く人が皆カメラを構えていたので、ついつい釣られて撮ってみました。































<円覚寺の紅葉>

北鎌倉駅から歩いて最初のお寺である円覚寺。階段を登って直ぐの正門の前の紅葉はまだ青々としています。マニュアル撮影でこういうぼかした画像を撮りたかったんです。































<鶴岡八幡宮>

これは先月まで確か工事中だった建物だがどうやら完成したようです。前に立つと神殿へと向かう階段が正面に見えます。昨年辺りからあちこちで改修工事が行われており、これの手前にある手水舎も工事中で簡易手水で清めてからお参りです。































<元町・モニュメント>

元町商店街の入口にあるイルミネーションとモニュメント。今年も12月に入ったらこの街に雪が降るのだろうか・・・































<山下公園・ニューグランドホテル旧館>

やはり新館よりも旧館がいいね・・・。気品と風格漂ういつまでも残して欲しいと願う建築物です。































<みなとみらい・赤レンガ倉庫>

赤レンガ倉庫も夜はいい感じです。昼はあまりいいとは感じませんが、こういうライトアップによって大人の雰囲気に大きく変わります。































<みなとみらい・ランドマークタワー>

ナビオス横浜から望むランドマークタワーとクイーンズタワー。このナビオスの中にあるBarはお薦めです!
























<GR-1 & GR-DIGITAL>

右側が35ミリのフィルムカメラである「GR-1」。1996年の発売であるが、未だに現役で使っている人が多い人気機種。また、プロのサブカメラとして使用もされている名機でもある。

左側がGR-1をベースにしたデジタルカメラの「GR-DIGITAL」。813万画素あるにしても単焦点としてはかなり価格設定は高め。ただ、デザイン的にもGRの伝統を受け継いだものであり、GRファンなら「え〜い買っちゃえ〜!」という今どきのデジカメとは一線を隠した拘りが伺える。

この画像だけは今まで使っていたデジカメで撮影したのだが、あきらかに写りが違いますね。これくらいの違いがあれば買って良かった・・・となります。だから、これからのHPでの画像は綺麗になるはずです。




夜景はやはり三脚を使わないと難しいですね。今流行の手ブレ防止機能なんてもんは付いていないのでこういうカメラは腕がものを言います。特にマニュアル撮影となると余計に難しくなるし、慣れるまでには時間が掛かりそうだけど良い写真を沢山撮りたいですね。

HPのコンテンツで準備中にしているところを使って、撮影したものをアップするのもいかもしれないかな。



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・ - 2005年11月19日(土)




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業界の信用を失う違法な行為 - 2005年11月18日(金)

構造計算書を偽造し、耐震強度を落とした建築物が彼方此方に出て来てしまった。とある設計事務所が関与している建物に限られているようだが、他にも出て来る可能性だってあるかもしれない。

その設計事務所の責任者がインタービューに答えていたが、あれはどう見ても確認申請の調査機関に責任転換しているとしか思えないし、悪いことをしたという気持ちはないというコメントも出ていた。それと共に確認申請の調査機関である企業が構造計算書の偽造を見抜けなかったという問題もある。一度見過ごされたのでしめたものと思い、ごぞうを重ねていたみたいである。

国交省は民間会社が行ったことなのでこちらには責任はない・・・というようなことを言っていたが、そもそも確認申請業務って国や県管轄の仕事であったはずだし、業務を民間に委託しているからといって責任を逃れようとするのは可笑しな言い草である。

でも、一番悪いのは偽造をした設計事務所である。自分のところで全体の設計も行い、更に下請けとして構造計算のみを請け負うこともあったようで、構造計算はより高度な専門知識が必要であり、一級建築士を持っている人でも細かいところまではわからないから専門的にやっている外注に出すことが多くなる。そこで今回のような下請けの設計事務所に依頼するのだが、構造的に強度を下げれば建築費用は安く上がるが、当然ながら耐震性が弱くなるというデメリットというか大きな問題が生じてしまう。

世の中何でもかんでもコスト削減・・・ということが叫ばれている中でも、どうあろうと削減してはならないものって存在しているのである。それが今回の構造計算書の偽造であり、人命に関わる違法行為は絶対にあってはならないことである。法的にはこの場合の補償は設計者、施工者、販売者になるようだが、今更補強したところでどれほどの改善になるのか・・・?ひょっとしたら建て替えをしなければならないケースだってあるだろう。そうなったら払い切れる額ではないのである。

一体どうなるのだろう・・・?悪徳リフォームや、欠陥住宅の問題とは規模も事の重大さも違う今回の事件。建築と店舗という違いはあれ、設計という仕事が胡散臭く思われるようなことにならなければ良いと危惧している。

そもそも人の命の関わるものを偽造するなんて絶対に許されるべきものではない。確認申請のチェック体制も問題であるが、それ以前の偽造という行為に走った大いなる処罰を求めたいし、張本人には心からの反省を求めたい。あのインタビューはどう考えても反省なんかしていないよね・・・




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便利なようで客からしたら不要なもの - 2005年11月17日(木)

ちょっと大きな飲食店に行くとホールスタッフがイヤホンとマイクを頭に付けている光景を見たことがあると思うが、無線システムを使った通信手段で他の場所からの指示や連絡がその場で受け取れたり確認出来たりする機械である。

一見便利なようで、そうでない部分も出て来るのである。サービス業であるべきホールの仕事に於いて店側の管理としてはこれ程便利なものはないが、客の立場から言わせて貰うとこれほどふざけたものもないのである。今晩、突然友人から連絡があり一杯やろうということになり、大宮駅近くの著名な居酒屋さんへ行ったのである。

狭く仕切られた席へ誘導され、暫くしてホールスタッフがオーダーをとりに来たが、メニューについて質問をすると本人は分からないらしくインカムで確認していた。こちらは他のオーダーを頼みながらスタッフとのやりとりをしていたら突然訳の分からないことを言い出した。???何言ってんだコイツ?こちらが聞いた答えではなくなにやら全く異なることを口走っている。よくよく考えればインカムで先ほど確認してもらった件の答えを聞きながら先方とやり取りをしているのである。

直ぐに答えが聞けて便利だろうけど、その前に客と話をしている最終に他のことを話すというのはサービス業としては失格である。ちょっと意地悪して「おねえちゃん、独り言いうのが癖なの?」って聞こうかと思ったけど止めといたけど、所詮居酒屋なんだからガマンするしかないね。

飲食店に限らず物販店でも使っているところは増えている。よく行くショップでも使っているが、何処からか指示を受けたスタッフがつかつかとインカムで会話しながら寄って来る。多分、監視カメラとかで見ている人間から何か買いそうな客だからアプローチを掛けろという指示が出ているのであろう。それはそれで店側の効率だけを考えたら良い手段であろうが、なんか見えないところで客を値踏みしているようで嫌である。洋服の殆どはそこで買っていたのだが、最近はそれが嫌になり他のショップへと移行しつつある。



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より良いものをつくりたいが故に・・・ - 2005年11月16日(水)

蓮田のお店の現場もすったもんだの想定外の出来事も多い中、なんとか順調に進行している。それはひとえに施工業者さんの現場監督のお陰である。今は設計事務所として設計監理が仕事となっているが、サラリーマン時代に最初に入社した会社では一からいろんなことを叩き込まれ、家具の製作から始まり、現場管理、設計、営業、管理職と一通りのことを経験させてもらった。

設計の部署に配属になり、最初は現場監督として先輩や上司が設計した現場を納めるところからスタートした。温泉街や繁華街の現場ではヤクザが怒鳴り込んで来て「責任者出て来い!」と言われて一番若い私が出て行ったこともしばしば・・・。辛いことも、大変なことも、楽しかったことも、思い出としては沢山のことが心の中に残っている。

現場を納めることの大変さ・・・。自分が描いた図面で自分が施工監理までするのでさえ大変なのに、他人が描いた図面で設計者の意図を汲み取りながら形にしていくことは苦労なしでは出来得ないことである。それだけに自分でも現場の経験があるだけにその苦労は嫌と言うほど分かる。しかし、設計者である以上、デザイナーである以上、常により良いものをつくりたいという欲求が付いて廻るのである。

今ここでこれを変更したら大変だよな・・・って思いながらも、なんとか更に良いものをつくりたいという気持ちが前面に出てしまうことになる。結果として設計変更ということになるのだが、それを施工業者さんにお願いする時の言葉に出せない葛藤やら思いがある中で、最終的にはクライアントに喜んで頂けるお店をつくることが責務であり、それを優先したものが答えとなる。

今回も現場が進むにつれてもっともっと良くしたい・・・、更に高度な仕上がりにしたい・・・という気持ちがどんどん湧き出てくる。どう考えてもこれをここで変更したら大変なことになるというレベルのことは変えたりはしないが、それが許される範囲のものに関しては施工する直前まで私の中では設計変更の対象となる。最初の図面でそのまま最後までつくるデザイナーもいるし、それが良しとする考え方もあろうが、私自身は現場でいろいろとイメージを作っていくタイプなので、どうしても設計変更というものが付いて廻ることになる。

だからポッチーランドの図面に基づいて施工をする業者さんは毎回大変なこととなる。まあ、その変更の度合いもある程度その辺のことに対して柔軟性を持って対応出来るレベルの業者さんであれば心置きなく?設計変更をするが、普通の大工さんとかだとちょっと無理があるので、そういうケースの場合は基本設計をそのまま納めるというケースもある。但し、完成度も満足度も思っているレベルにはならないけど・・・

本当に施工業者さんには感謝の気持ちで一杯である。こんなに大変なデザイナーの下で仕事をするのは傍で見ているよりも厳しいはずだから・・・



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基準墨って何の為にあるのか? - 2005年11月15日(火)

建築に於ける基準墨とは全ての高さの基準となるものである。その基準に基づいて施工をしていくことになり、それがいい加減なものだと全てが可笑しくなってしまう。それくらいにシビアで正確なものでなければならない

しかし、ある程度の誤差というものは出て来てしまうのは仕方がないことと理解はしている。建築側にFL−30ミリという指示を出していたのだが、床面積からして誤差としての許容範囲はFL−25〜35ミリの10ミリ+αくらいが妥当ではないかと思っていたし、それくらいの範囲ならなんとか下地調整で修復可能と考えていたのであるが、実際には予測も付かないFL−10〜40ミリという30ミリもの誤差が生じてしまっていた。

この面積に於いてこれ程の誤差が出てしまうというのは正直なところ初めてである。それによって生じてしまう問題は決して小さなものではない。まあ、人間のやることだからある程度のミスは我慢が出来るが、それに対して見て見ぬ振り・・・というか、自分のミスを棚に上げての責任転換というのは理解出来ない。

基準墨を指示され、それに基づいての施工であり、許容範囲外の誤差があれば基準墨の意味が全くなくなってしまうということ。本来、それによって発生した無駄な工事は請求出来るものである。しかし、そこまでする心算は毛頭ないが、一言なにかあっても然るべきものなのではという気持ちは無きにしも非ず・・・ということである。



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・・・で宜しかったでしょうか? - 2005年11月14日(月)

最近よく耳にするフレーズである。

飲食店然り、物販店然り、結構いろいろなところに於いて耳にするのだが、ちょっと待ってくれ!って言いたいのである。今日も、KというOAサービスショップに於いてコピーをとったのであるが、会計の際に「え〜・・・白黒○○枚、カラー○○枚で宜しかったでしょうか?」と聞かれたが、何十枚もコピーしていちいちきちんと枚数なんか数えていないし、先日は300枚近くをコピーしたが同じように聞かれたので「そんな何百枚もコピーしていちいち枚数なんか数えていないよ!」と言ったら相手は黙っていた。

「よろしかったでしょうか・・・?」という言葉はどう考えても可笑しな使い方が巷を蔓延っているのはどうしてだろうか?丁寧な言い方をしているという認識で使っているのだろうが、申し訳ないが使い方を完全に履き違えている。例えばスーパーで買い物をして「2598円で宜しかったでしょうか?」って聞かれてもそんなもん昔あったTV番組の「ガッチリ買いましょう」じゃないんだから分かる訳ないし、流石にこういうお店では聞かないが要は同じことである。聞く場面を間違えているのである。

それから飲食店で一品しか頼んでいないにも関わらず「ご注文の品は以上で宜しいでしょうか?」と聞いて来るが、きちんと確認するという論点でいけば正解であろうが、如何にもマニュアルチックで嫌気が差す。沢山頼んだにしても本来は店側が客からオーダー受けたものを自ら確認すべきものであり、客にそれを促すというのは如何なものなのか?

ホントに可笑しな日本語が増えてしまったね・・・



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大切なのは信念だ! - 2005年11月13日(日)

経営者として「信念」をしっかりと持ち、それを如何に崩さずに精進していけるか。商売をしていればいろんな波もあれば敵もあり、山あり谷ありの毎日である。しかし、それに簡単に負けてしまい、本来守らなければならない信念を崩してしまえば一気に全てが可笑しな方向へと進んでしまうことになる。

崩すのは簡単だけど、一旦崩したものを元に戻すのは容易なことではない。最低一年は基本の考え方を全うするくらいの意識がなければ飲食店経営など出来やしない。でも、精神的に弱くなっている状況下では安易な方向へと進みがちである。しかし、そういう時にこそしっかりとした「信念」を忘れないで欲しいと思う。一番崩し易い時にどれだけ我慢出来るかが今後の商売を占うことが出来るのである。

あまりにも安易なる方向転換は百害あって一利ないである。



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青山〜乃木坂〜六本木〜銀座 - 2005年11月12日(土)

今日は午前中に事務所での仕事を済ませ、午後から兼ねてから予定していた展示会とショールームの見学をして来た。まずは青山に行き、インテリア関連のショップを数店見てから乃木坂で開催されている著名なデザイナーの個展を見に行った。非常にシンプルなデザインをする方で、最近ちょっと気になっていたのであった。もっと早くに行こうと思っていたのだが時間がとれずに行けず終い・・・。しかも、展示会は今日が最終日である。なんとか調整が付いて行くことが出来たが、想像していたよりも小さなキャパで展示物もちょっとイメージしていたものとは異なりガッカリしたのである。

しかし、本人に会えたので許す?としよう・・・。バルコニーでなにやらスケッチを描いている人がいたので、見学に来たデザイナーが見たものを自分なりに描いているのかなと思って見ていた。なにかの拍子にこちらを向いた顔を見て「本人じゃん!」流石にサインを貰ったりはしなかったが、ちょっと意識している人だけに感激である。

そのまま地下鉄に乗って銀座まで行こうと思ったが、こういう場所はそんなに来ることはないので少し歩いてみることにした。ちょっと歩けば六本木である。来るのは何年振りだろうか?10年振りくらいかな?でも、その時は夜だったから昼に来るのはもっと遡るかもしれないね・・・15年振?やはり昼と夜の顔は全く異なる街である。久し振りであるし、方向音痴であるからイマイチ位置関係が分からない。

う〜ん・・・困った。何処かで聞こうかと思ったが、それじゃおのぼりさんになってしまう。六本木ヒルズらしきものが見えるが、それがどういう位置関係にあるのかは全く分からないし、六本木と言えばやっぱりアマンドだ!ということで暫く歩くとありましたアマンドが。これで漸く方向が分かったので尊敬するデザイナーの遺作が展示してあるインテリアショップに行こうと思い歩いていると見えました!例の某ディスカウントショップの問題の遊戯施設が!

想像していたものよりも大きく、更に近くに(10階建ての屋上なにに)見えたから、これが実際に動き出したら騒音も歓声もかなりの音量で聞こえてくるんじゃなかろうか?これまでも法の抜け道を掻い潜り、いろんなことをして来た確信犯的な企業であるから今回も法的には問題がないとのこと。まあ、毎度毎度そんなことをして近隣とトラブルを犯してまで出店するのはちょっと疑問が残るが・・・。

お目当てのショップはなんと定休日・・・。しかし、隣接している他のショップで結構いいものを見つけられたので良しとしよう。そのまま飯倉方面まで歩き、ここまで来たら東京タワーを通って浜松町まで行こうと思ったが結構距離があるね・・・。途中お巡りさんが沢山いてジロジロと見てきたので睨み返したが、桜田門付近なので沢山いても当然か・・・。

東京タワーに着いたが展望台に登るのもリニュアールされたショップ内を見るのはやめて浜松町経由で新橋に行き、銀座を散策しながら更なる目的地の伊東屋へと向かったのである。まあ混んでいたね・・・。狭い通路が更に狭く感じたね。結局、探していたものは見つからず六本木から一時間も掛けて歩いたのが無駄になってしまったが、歩くのも健康には良いし、丁度いい運動になりました・・・。



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嗚呼・・・最悪のグリーン車 - 2005年11月11日(金)

蓮田のお店の打合せが終わったのが21時半。結構血圧も上がりフラフラ状態であった。大宮からは湘南新宿ライナーに乗って帰るので構内に出来たSHOPでサンドイッチと紅茶を購入し、ホームでグリーン券も購入して電車を待った。

それ程混んではいなかったが暫くして何処からともなく奇声とも欠伸とも取れるような可笑しなものが聞こえて来た。「ハァ〜〜〜〜フゥ〜〜〜〜」「グゥワァ〜〜〜」「ガァ〜〜〜〜」・・・

これって一体何?ナニ?なに?

どうやら後ろの方から聞こえてきたので振り返ってみると酔っ払ったオヤジが声の主であった。まあ、仕方ないか・・・と我慢することにしたのであったが暫くして赤羽に着き数名が乗車して来た。数分後のことである。奇声を発する人が増えている・・・。

似たような耳障りな奇声とも欠伸ともとれるような可笑しな声を発しているのが3人もいるよ。なんなんだよ!ここは動物園か?おまけに1人は真後ろの席である。もう勘弁して欲しいよ・・・。すると今度は通路を挟んだ席の女性が大声で話し始めた。普通はこういう場では意識して声を小さくするものであると思うが、彼女にはそういう意識とか常識という言葉はないのであろう・・・。

次なる災難は若いカップルがグリーン車と知らずに乗って来たようであるが、どうやらグリーンアテンダントともめているみたいである。でも、他の車両とあきらかに造りが違うのだから同じ料金で乗れるなんて普通は思わないよね。しかも赤羽から新宿までらしいが、その間にグリーンアテンダントがチェックに廻って来なければグリーン券なしでも乗ることが出来るのである。その盲点を突いた確信犯のような気もするが・・・

その内に大きな音の着信音・・・。次には電話に出て大きな声での会話が・・・。もう勘弁してよ。さっきのオヤジ達はまるで輪唱のように奇声を発しているし、折角のグリーン車内が普通車と何ら変わらぬ状態に陥ってしまったのである。高い金払ってこれじゃ溜まらない・・・。

2年ほど前まではグリーン車は東海道線と総武横須賀線のみに連結していたのであるが、湘南新宿ライナーの開通とともに今では高崎線と宇都宮線にも連結されるようになり、それなりに需要も多くなって昼間でも混んでいるときがある。しかし、それに伴っての車内マナーの低下にはガッカリしている。以前は土日の家族連れとかオバチャン連中以外はグリーン車内で騒いだり、マナー違反を犯す人は少なかったので快適な空間として利用していたが、今じゃ一体どうなってしまったんだろうか・・・?という程の荒れようである。

相変わらず多いのが電話である。本来はデッキでも通話してはいけないのであるが、席でよりは良いと思いデッキに移動しているのであるが、構造的に客席とデッキがドアで仕切られていないので移動したところで何の効果もないのである。しかも、デッキだからということで声も大きくなるし・・・。

JRの戦略としてグリーン車をもっと日常的なレベルで利用してもらおうと目論んだ筈であるが、従来から利用していた客からすれば全くの逆効果となっているようである。



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・ - 2005年11月10日(木)




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目指すべきものをしっかりと・・・ - 2005年11月09日(水)

それぞれのお店は立地も違えば店のスタイルも違う。当然経営者も違うから全くの別物であると言える。とにかくしっかりと自分が進むべき道を見出し、それに向って邁進することが大切であると思う。時にはお客様の意見や苦言?にも耳を傾けなければならないこともあるだろうが、それが本当に必要性のあるものなのかは見極める必要がある。

いろいろなお店を見てると不思議なようにアレコレと意見を申し出て来て下さる親切なるお客様がいらっしゃるが、本人はどういう気持ちで、どういう意識で言っているのだろうか?私のように仕事で言っているのとは訳が違うし、店をどうしようとしているのだろうかと不思議に思ってしまう。店主がこれで良しと思ってやっていることだから、仕事という立場であってもこちらとしては細かい部分にまではあまり口出しはしないようにしているが、何故客がそこまで言うだろうか?ホント不思議で仕方がない・・・。

おかしな資格制度やらも問題であろう。あれはあくまでも個人で楽しむ範疇の資格であり、なんら公共性のあるものではない。しかし、なにを勘違いしたのかわざわざその資格を名乗って店に注文を付けるという行為を何度か目にしたことがあるが、ちょっと前にもどこかのサイトでそのことに触れ、この現状を危惧されていたが本当に蕎麦が好きで、蕎麦を愛する人達からすれば大いなる迷惑であろう。

実際にお店側も本当に迷惑しているという話しも聞くし、これから開業しようとしている方などはハッキリとそういう人達には来て欲しくないと言っている。私自身も嫌いである。店内にそういう方々がいるといっぺんで興醒めしてしまうし、場の空気が悪くなってしまうものである。

だからそういう人達に惑わされないだけのしっかりとした方向性なり意識を確立して商売を続けていって欲しいと思っている。



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マーケティングの必要性は・・・? - 2005年11月08日(火)

大手の飲食店や量販店などはマーケティングに結構なお金を掛けている。それは必要性があっての投資であるし、規模が大きくなればなるほどマーケティングの重要性というものが大切になってくる。しかし、ご夫婦で営むような小規模の個人店では現実的にそれが何処までの必要性があるか?

たまに開業希望者の方でマーケティングを専門業者に頼もうと思うが・・・という話しを聞くことがあるが、実際に何処までの金額が掛かるかにもよるが、何十万も掛けての調査は必要ないと思っている。50坪60坪とそれなりの規模での開業や出店ならいざ知らず、10数坪で15〜6席しかないような規模でマーケティングしたところでどれほどの重要なる調査結果が得られるかということである。

以前、マーケティングを勉強したことがあるが、あくまでもあれはデータの集積であり、その数値を言葉に置き換えただけの調査結果が多い。ましてや蕎麦屋なんかはそのお店の個性が重要なのであって、近隣に競合店があろうが気にせず頑張っているお店は多い。マーケティングの理論には勿論「個性」などという評価項目なんて存在し得ないし、そういう理屈でいけば例えば山の中での出店など絶対に在り得ないことになる。しかし、現実的にそういうお店は存在している。

そして、一等地ではなく裏路地の隠れ家的なお店などは出店不可能という答えしか返って来ないだろう。簡単な市場調査や競合店調査は自分でも出来るはずだし、あえて多額の投資をしてまで専門業者に頼む必要性はないと思っている。



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「確認」という意識と「想像」という無意識 - 2005年11月07日(月)

物事で分からない点があれば何らかの手段を取って確認するのが常識ある行為であると思う。しかし、それを確認と言う行為を怠り想像の中で勝手な判断をして先に進んだとしたらどういう結果を招くことになるか?答えは明白であろう・・・。

これまでの経験値から言えることは店舗専門の施工業者さんは不明点があれば設計事務所への確認をした上で進めていくが、工務店さんや大工さんは自分自身の判断により勝手に解釈して進めてしまうというケースが多かった。結果的にそれはやり直しとなったり、現場に嫌な空気が流れてしまったりとあまり良い状況を招くことはない。普通に考えれば分からない点は「確認」という行為をすることによって改善することが出来るのであるが、その行為を考えず、自らの判断によって「想像」だけの解釈で進めてしまう行為は言葉は悪いが、私には愚かなるものとしか思えない。

どうして確認しないんだろうか?
分からないから勝手に判断してどうするの?
私にはどう考えても理解できない行為である・・・

特に緻密な納まりや詳細を求めるデザイナーズショップに於いては「確認」という行為は最優先事項として考えなければならないことである。そういう仕事に慣れているか、慣れていないかが最終的な仕上がりにも影響してくるものである。それを嫌というほど経験してきているので業者選択に関してはシビアに見るし、そういう経験値というものも重要なる要素となる。

例えば料理人が分量をしっかりと計量(確認)して作るタイプと、目分量(想像)で作るタイプとがいると思う。後者でも経験豊富な人ならある程度の精度で完成させることが出来るであろうが、それほどの経験がない場合はやはり完成度は低くなるのではなかろうか?現場での実績は豊富でも内容が異なると、これまでの経験値だけでは判断付かないことが出て来るものである。そこで迷った際にどういう行動に出るかが重要なのである。経験値だけでの判断は結果的に誤った判断となるなることが多いし、多くの無駄を発生させてしまうことにもなってしまう。

「想像」での判断が仕様変更をせざるを得ない結果となることに何処まで理解しているのだろうか?また意識しているのだろうか?でも、こういうことって必ずと言って良いほど、こういうケースに於いては起こってしまうんだよね。

「モノづくり」の意識の違いと言うか、「拘り」を求める場所の違いでもあろうか・・・?こういうことが起こる確率が高くなるから今回の決定となったんだけどね。完全なる線引きが難しいから取り合いが出て来てしまうし、こういう結果となるのである。

それと言えることは「確認」は意識して行う行為で、「想像」は無意識で行う行為あるということ。無意識というのは極普通の業務の流れの中で深く考えずに行っている場合が殆どなので、決して悪気があって行っている行為ではないし、残念ながら追求したところで本質の改善も問題の解決も出来ないのである。

でも、たった1本の電話で済むことなのにね・・・



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「気持ち」で仕事をする - 2005年11月05日(土)

私は仕事と割り切って何でもかんでもするのは性に合わない。そこにあるのは意気に感じてのものだったり、気持ちがそうさせたりという何か自分自身を動かすものがあるから行動に移せる。サラリーマンではないので自分の責任に於いて自分の判断でそれを自由気儘に出来るのがフリーな立場の特権でもある。

しかし、その「気持ち」が何らかの障害で目の前に立ちはだかったりすると中々先に進むことが出来なくなってしまう。とあるお店に於いての数々の問題は正直言ってその気持ちを分断させる要因として大きく立ちはだかっている。図面を描こうにも気持ちが入らない・・・。気持ちが入らなければ良い案など出て来るはずもない。

本当に大きな壁として大きな障害となっている・・・。理解出来ないことがあまりにも多過ぎるのは何故なの?原因として考えられるのはほぼ特定は出来ているが、それが事実だとしたら許し難いことである。一般的に考えてその溝というのは確かに存在しているのは事実であるが、私はそれを埋める為に、またそれを発生させない為の努力を惜しまない心算であるし、双方を対等に置くことで一つのプロジェクトが完成するものと思っている。

しかし、今回起こっている問題の根本的なる要因は悲しいかなそこにある「溝」なのである・・・。

「建築」と「店舗」・・・まだまだ店舗設計が甘く見られているということである。そして「店」というものがどういうものかを上っ面からでしか見ていないからこそ起こる問題でもあると思う。



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モノづくり・・・ - 2005年11月04日(金)

「無」から何かをつくっていくのがデザイナーの仕事。「無」の中には無形のものやゼロからという意味合いも含まれていると思う。例えば「料理」なんかも同じではなかろうか?その素材の適正を見抜き、ゼロから一番引立つカタチに料理する。

何かをつくるというのは楽しいものであり、そして遣り甲斐もある。しかし、その代わりに大変さもある。常に勉強を重ねていかなければ向上していかないし、これで良しと思った段階で終りだと・・・。周りには沢山のモノづくりの人達がいる。勿論手掛けたお店の方々もモノづくりであるし、こういう仕事をしていると自然に関連した人脈なり交流が生まれてくる。

「無」からカタチにしていく苦労を知っているから某IT企業のM&Aだか単なる買収行為だか分からないが、なんか理解出来なかったりする。他人がつくったものを金で自分のものにしていくという行為は決して違法行為ではないし、資本主義社会で認められた経済行為である。でも、なんか違うんじゃないかい?って思う人は沢山いるはず。テレビ局だっていろいろ問題起こす人も多く、とやかく言われがちだが基本的にはモノづくりであり、それを生き甲斐として頑張っているスタッフによって支えられているある意味製造業でもある。

それを一昔前に「何でも欲しがるMちゃん」というCMがあったけど、Mちゃんというイニシャルは一緒な某氏。複数の球団を所有するのは野球協約違反ということで猛反発を受けているが、彼の理屈からいけばそんなの屁理屈だよ!くらいにしか思っていない筈。そして何でも欲しがるMちゃんだから駄々捏ねても欲しいのである。確かに野球協約そのものが時代に即したものかどうかという議論は起こっているが、プロ野球球団というのは数ある企業の中でたった12社しか持てないのである。

プロ野球ファンとしてはそれだけステイタスのあるものと思っているし、その枠の中にいる以上はそこの決まりを守るのは当然のこと。「郷に入っては郷に従え」じゃないけど、それに抵触する行為は避けるべきものだと思う。しかし、他人の褌で相撲を取るのが当たり前の彼らにとっては「そんなこと関係ねぇだろう!」という理屈になる。彼が言っていた「何故ダメなのか僕には分からない」というコメントは単なる何でも欲しがるお子ちゃまの我侭顔にしか見えなかったけど、でもそれが偽りのない本心なんだろうね。

彼は社会的には成功を収めた人であろうが、モノづくりを生業として身からは「一寸の虫にも5分の魂」の如く小さな小さなプライドであるけど、納得も理解もする心算はないね。そして、プロ野球球団をマネーゲームに利用して欲しくはない。



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なんか、しっくりこないなぁ・・・ - 2005年11月03日(木)

建築との取り合いがある場合にこういう問題が起こる可能性は多いのだが、今回はどういう訳かそれのオンパレードとなってしまっている。

原因は何処にある・・・?
未全に防ぐ手建てはないのか?
これかからも起こる可能性はあるのか?

これまで長いことこういう世界で生きて来た身だけど、正直なところここまでおかしな状況になっているのは初めてである。大なり小なりも問題なんて日常的に起こることだけど、今回の問題はその次元を遥かに超越した信じ難い内容のことばかり。

ホントしっくりこないなぁ・・・。しかし、現場は進んでいるし、今更後戻りして修復も出来ない状況である中でどうやってこのおかしな状況を打破できるか?

う〜ん・・・困ったもんだ・・・


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何考えてんだか? - 2005年11月02日(水)

深夜に帰宅してメールチェックをしていた。殆どのメールはモバイル端末で出先でチェックしているのだが、事務所のPCでしか受け取れないアドレスに届いたものは戻らなければ見れない。先日の日記にも書いたが「そばうどん」(柴田書店)の広告原稿を代理店の方で制作中で、それのやりとりをメールで行っていたが、原稿のファイル容量が大きい為事務所のPC宛に送ってもらっていたのである。

メールを開いて驚いた・・・。そこに書かれていた内容とは・・・?デザイナーからのメールをそのまま転送してしまったみたいだがお粗末過ぎるね。そのままコピーしてここに移すことも出来るだが、まあ呆れたというか、何考えてんだかな?という感覚であった。あまりにも稚拙すぎて怒る気もなれない。でも、これはプライベートメールではなくビジネスメールである。そこでこれはないよね!ということで、直ぐに担当者へメールを送り、広告制作に関してのキャンセルを申し出た。それに値するだけの行為であったのでやむを得ないこと。深夜にも拘らずまだ仕事をしたらしくメールをみて直に電話を掛けて来たのだが意識して出なかった。すると留守電にお詫びの言葉が入っていたが、既にそういう次元の問題ではない。

暫くして今度は携帯が鳴ったが、その担当者からの電話であった。今度は出たのだが延々と謝罪を続けているが、私自身の考えは変わりませんということを伝えた。しかし、変わらず延々と謝罪を続けているのでこちらからの言い分を伝えた。

「起こったことは既に取り返しは付かないが、それに気付いた時点で他にやるべきことはあったはず。それがわからないのはビジネスマンとしては失格なのでは?」と。すると相手は黙ってしまったが誰でも失敗はあると思うし、完璧なる人間などいない。でも、失敗をした時点で次なる行動として相手に対してどういうフォローをしなければならないかを考え、実行するのが本当のビジネスであると思う。それを考えもしないで放って置いたことは完全なる彼女のミステイクである。

だから広告制作のキャンセルを申し出た。今更キャンセルされても困るであろうし、向こうも必死ではあったが、とにかく出版社の紹介の代理店でもあるので担当の方に相談し、最終的に判断しますということで電話を切ったのである。

まあ、簡単なるイージーミス・・・。でも、それがビジネスの世界では命取りになるということである。一番やってはいけないことを不注意により起こったほんの小さなミス。本人の中では軽く謝罪すれば済む程度の問題と思っていたのであろうが、それは相手にとっては許すことの出来ないことでもあるということ。小さな不注意がこれまでの全ての努力と時間を打ち消してしまったのである。



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再開・・・「ぽっちーの戯言」 - 2005年11月01日(火)

今日から2ヶ月振りに「ぽっちーの戯言」を再開した。いちいちソフトを立ち上げないと更新出来ないし、殆どが外出している時に更新している「独り言」にようにモバイル端末からは更新出来ない不便さもあり、ついつい怠っていたのである。

最近流行りのブログも考えたのだが、便利なようでもいろいろなトラブルも耳にしたのでそれはやめることにした。いろんな人が好き勝手にコメント出来るというのもちょっとどうなのかな?と思うし、全ての人が同じ意見と言うことなどありえない。世の中常識のある人達だけではないので、何処の誰だか分からないことを利用して可笑しな状況に持ち込まれても嫌だしね。

まあ、話は反れてしまったが、これで日記の中に混載していた内容を「独り言」と「戯言」にきちんと棲み分けして書けるね。



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