■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

それってどうなの? - 2005年01月31日(月)

プロである以上、最低限納得いく仕事をして欲しい。それは互いがどういう関係であろうが同じことで、許されることとそうでないことの区別をしっかりとしていきたい。あまりにもそれってどうなの?という次元のものは厳しく原因追求しなければならないし、改善もしてもらわなければならないと思っている。

ちょっとした確認ミスや指示ミスレベルのものは防ぐことが出来たはず。要はどういう意識で取り組んでいたかということになる。気持ちが何処かに行っていれば結果はどうなるか?どう考えても気持ちが何処かに行っていたとしか思えなかったな・・・

残念だけどもね・・・



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「拘り」と「思い」 - 2005年01月30日(日)

いつもお世話になっている酒屋さんへ打合せに行って来た。かれこれ30軒近くのお店がお世話になっているが、何度もこの日記で書いたけど本当にポッチーランドの店づくりにとって欠かすことの出来ない酒屋さんである。

酒屋さんなんて巷には沢山存在しているし、扱うアイテム数だけで競えば他にも沢山あるけれども、本当に作り手の思いを売る側に伝える商売をしているところというのは幾つもないと思っている。それだけにその酒屋さんの「思い」と「拘り」を理解出来ないところにはお付き合いして欲しくないと思っている。それに関しては厳しいくらいに徹底していきたいし、その酒屋さんを裏切ることは決してしたくない。

だから本当に酒屋のご主人の「思い」と「拘り」をきちんと理解して頂くことがお付き合いの大前提となるが、先日最終的にお取引をお断りさせて頂いたお店は、商売に対しての姿勢がこちらが求めるレベルのものとはギャップがあまりにも大き過ぎた。そういうお店を紹介してしまい、本当に申し訳なかったと酒屋さんには謝罪しました。

勿論、そこはポッチーランドとして手掛けたお店ではないけどね・・・。うちのクライアントにはそんなお店は一軒たりともありませんから・・・

ホントの心が通じる商いって単なる上辺だけのお付き合いや気持ちだけでは無理だし、商いに対しての姿勢というものをもっともっと感じさせて欲しかったけど、それが適わなければその旨をお断りさせて頂いた店主には分かって欲しいな。








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厳しい状況・・・ - 2005年01月29日(土)

久々にとある街を歩いてみた。幾つものお店がシャッターを閉じているのに驚かされた。えっ?こんなお店まで・・・?と思えるところもである。本当に厳しい世の中になったのだろう。上っ面のことで存続出来る時代ではなくなったということなのか?

逆に新しいお店もかなり増えていたが、実際に1年先2年先まで残りうるお店ってどれくらいあるんだろうか?ブーム便乗型の商売は間違いなく続かないであろう。さぬきうどん然り、立ち呑み屋然り、あまりにもブームに乗った安直な店が増え過ぎてしまった。さぬきうどんは既にその淘汰が始まり、そろそろ本物のお店しか残っていない状況になるだろうし、立ち呑み屋もそこそこ良い立地に出店しているので家賃負担が大きく、競合も多いからもう直に淘汰が始まることであろう。

今、何をすべきか?
どこのお店も真剣に考えなければならないだろう。




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自覚 - 2005年01月28日(金)

自覚が成長を促すこともある。経営者としての自覚がどれほどあるのか?それがどう感じるかを見て判断している。本当に厳しい世界へ飛び込むに当ってどこまで真剣に取り組もうとしているのか?それがどのレベルにあるかによって当然ながら結果も違ってくる。

経営者としての自覚。本当に重い言葉であると思う。これまで多くのお店を手掛けて来た中で、この人はここでつまずくであろう・・・ということは殆ど外れない。外れて欲しいんだけど当ってしまう。

プランナーとしてそれをどのタイミングでどういう形で伝えるかはこれまで皆異なる。その人にとって一番良い時期に良い形で伝えることを真剣に考えている。




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後戻りは嫌だ・・・ - 2005年01月27日(木)

経験と共に常に向上していきたいという思いを持ちながら日々仕事をしている心算である。当然ながらデザインを含めてかつて手掛けたお店と現在のお店では明らかに違いというものが出て来る。これはある意味仕方がないことだとも思っていて、次につくるお店は更に良く、という気持ちを忘れずにやっていているし、そうすることが恩返しであるとも思っている。だから数年前の次元に戻って仕事をすることはしたくはないし、してはいけないことだと思っている。

デザイン然り、オペレーション然り、何事に於いても向上心を持って取り組んでいきたいから後戻りをするのは嫌である。逆の見方をすればそうすれば楽なのであるが、そんなことをするために日々大変な思いをして苦労しているのではない。もっと良いもの、もっと確かなもの、という考え方を忘れてしまってはクリエティブな仕事など出来やしない。

もし、その思いがなくなったときや、面倒くさいと感じた時は最期の時である。



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思いが通じなければ仕方がない - 2005年01月26日(水)

これは本当に大切にしていることである。通じ合って初めて成立する関係であり、片方にその思いがなければ無理してまでお付き合いして頂く必要はない。売る側と提供する側は単純に考えればビジネスの関係であるが、そこを超越した「思い」と「拘り」というものが存している。だからそれをご理解頂けなかったからの措置となった。

仲介する側として提供者の「拘り」を優先して考えたのは、最低限のことをご理解頂き且つ実行して頂ける事を前提としたお付き合いであり、それが適わなければそこにはもう理由など存在しない。無条件で・・・ということである。

商売に対しての姿勢、資質、考え方、、、ギャップが大き過ぎました。






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ランチだから仕方ないのかな? - 2005年01月25日(火)

ランチタイムに横浜駅地下街の飲食店に入った。オーダー後、直ぐにアイスコーヒーとスープが運ばれて来たが、一緒に持って来られてもなぁ〜・・・って、心の中で呟いたのだがこれってランチタイムだから仕方がないことなのか?

しかも料理が運ばれて来るまでに10分以上もあったから両方とも飲んじゃった。食後に珈琲飲みたかったけど、どんどん氷が解けて薄まっていくし、スープもどんどんぬるくなっちゃうから飲んじゃったし・・・。「珈琲は食後になさいますか?」くらいのことは聞いてくるのが普通だろうがここはそうじゃなかった。

まあ、ランチタイムだから仕方がないと言えばそれまでだが、もう少し客側に立った商売というものをしなければならないのではなかろうか?そうだからかどうか分からないが、ここは数ある飲食店の中でもあまり混んではいない。甘ったるいアイスコーヒー飲んだ後にご飯食べても口に中に変な甘さが残っているし・・・

ああ、最悪のランチタイム。



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う〜ん・・・ - 2005年01月24日(月)

なんか違うんだよなぁ〜・・・

ホントに微妙なところなんだけど、求めているものと目の前にあるものとが違う。だけど何がどう違うって表現するのは難しい。微妙な感覚の違いなんだろうけど、デザイナーと施工者の立場の違いがそういう形になって表れてしまうのか?

勿論、そういう理由からの違いもあるだろう。また、そういう次元のものとは異なる感覚的な違いも出て来る。ほんのちょっとした傾きであったり色の違いであったり、仕事柄ほんの1ミリ2ミリの違いも気になってしまうことがある。体勢に影響のないその違いに関しては許容範囲と思っているが、そうじゃない微妙な納まりのところはどうしても妥協出来ない。色にしても同じで、素人目には気にならない、気付かない微妙な違いであっても、全体的な調和やイメージからすると大きな違いとなって目に映ってしまう。

どうしうても更なる上のレベルのものを求めていくので、相手にもそれを理解して変わって行って欲しいのだが、そのスピードの違いというか温度差がギャップとなって表れてくることになる。

このギャップを埋める手立てはないものか・・・?



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鎌倉にて・・・ - 2005年01月23日(日)




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それって我儘じゃない? - 2005年01月22日(土)

まあ、お客様あってのお店だと思うけど、過度なる我儘に対応していたら大変である。その我儘もどう考えてもそりゃあんたが間違っているんじゃないの?って思えることもあるし、目に余る言い分には呆れてしまうこともある。お客様からしたらその立場也の言い分ってあるだろうけど、ちょっとそこまで言うのはどうかなって思うこともしばしば。

申し訳ないけど、そりゃ違うよって言いたくなるレベルのことをお店に言われてもね。お店だってそんなことまで対応出来ないじゃないかな?それに悪いのは全てお店って言えるのかな?そういう光景を目の当たりに見てしまうと、どうしても心情的にお店に同情しちゃうよな。だってそれって単なる客の我儘じゃんか!申し訳ないけどあんたも悪いよ!って思ったね。

一言くらい言ってやろうと思ったけど、単なる客として行っていたお店での出来事だし、そういう客は俺は大嫌いだから関わりを持ちたくもないしね。でも、何処にもいるんだよね、こういう訳の分からない客って・・・




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西浦和のお店 - 2005年01月21日(金)

先日、今春に西浦和で開業予定の方のテナント物件を数件見て来たのだが、近所にご実家所有の土地があり、そこに店舗を建てるという案も浮上してきたので見て欲しいとの事で現地をリサーチした。

テナント物件も中々良さそうなものもあるし、新築案も長い目で見たらコスト面に於いてメリットもある。但し、立地的にはテナント物件で気に入っているところの方が数段良いし、最終的にはトータル的に考えてこちらで決まりそうだが、もう少し具体的な数字を拾い出してみて比較検討してみようかとも思っている。

一度つくったお店はそう簡単に移転など出来ないし、物件選びは慎重に行わなければならないので、後悔させない為にもこちらのジャッジメントも重要になってくる。




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南浦和と川口のお店 - 2005年01月20日(木)

今宵は久々に開業当時に手掛けたお店に顔を出して来た。南浦和のお店は開業二年目に手掛けた女性の方が経営する和食店である。カウンターがメインの小さなお店で、財布の中身を気にせず気軽に楽しめる価格設定で地域密着型の商売をしている。昨年12月に5周年記念のイベントを行ったそうで、月日が経つのが早いなぁ〜という感じである。お店に入った際に気付かなかったのだが、暫くして驚きの表情と共に笑顔でこちらに向かって来られた。当時は髭も生やしていなかったし、お店へ伺うのは4年半振りくらいであるので致し方なかろう。

団体さんが入っていたのでちょっと賑やかだったが、本当に静かに美味いものを食べるには丁度いい感じの立地と規模のお店で、店主の個性が滲み出ている空間と空気が漂っている。流石に雨風に晒される外部は別だが、店内は5年も経ったとは思えないほど綺麗に手入れが行き届いており、つくった者からすれば嬉しい限りである。二時間ほどの時間であったが、合間を見て厨房から出て来た時に話を聞いた中では、こういうご時世なので大変ながらも良いお客様が付いているようで安心した。雑誌等の取材もかなり引き合いがあるらしいが媒体を選んでいるそうで、客層的には崩れずに済んでいるみたいである。

その後、まだ間に合いそうだったので川口のお店へと向かった。ここは独立一年目に知り合いと一緒にコラボレーションしたお店で、彼がデザインを担当し、私がプロデュースを担当した。以前は出前が9割のお店であったのだが、都市計画に引っ掛かり代替地を貰い移転して店売りのみの業態にがらりと変えて大成功した。しかし、その成功の裏には涙ぐましい努力があった。何せ出前9割のお店なので所謂袋物と言われるレトルト商品を多用していたので、一品料理や創作メニューなど全く縁がなかった。

店が出来てトレーニングをしていた際には女将さんは涙を流しながら頑張った。忙し過ぎて身体を壊したこともあった。その当時から比べれば少しは落ち着いて来ているが、今でもかなりの売上げを維持している。嬉しいことに息子さんが継いでくれそう感じだとのことで、その話しをしているご夫妻の顔が綻んでいたのが印象的であった。

気になる点も幾つか目に付いたが、結果がきちんと出ているので余り五月蝿いことは言わずに帰ることにした。結果オーライと言えばそれまでだが、ちょっと気になる点が多かったので、時期を見てもう一度行ってみようと思っている。




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邂逅礼讃<北浦和編> - 2005年01月19日(水)

今日も思い掛けない【邂逅】があった・・・

大宮のお店の現場に行き、久々に一昨年に開業した北浦和のお店へ顔を出すことにした。昨年の2月以来の訪問であるが、ご主人の顔がキリリと引き締まり本当にいい顔になっていた。大変な時期もあったとのことであるが、地道に努力を重ねてかなり認知されてきたのではなかろうか?年末はなんと370食もの蕎麦を一人で打ったとのこと。目標は400食だったらしいが、370食だって凄い数字だよね。立地的に考えたら本当に凄い数字だと思うし、これまで頑張って来た証ではなかろうか。

一緒に頑張っている女将さんは夜はお店に出ていないのだが、ご主人が電話を入れて暫くしてお店に顔を出して下さった。一緒にカウンターに座り短い時間であったがいろんな話しをすることが出来た。思い起こせば開業3ヶ目だっただろうか、営業が終り一緒に乾杯をした際に何とも言えない笑顔で見つめ合っていたご夫妻。言葉では言い表せない空気を感じ、いつの日か真の喜びを感じ合える日が来るのではなかろうかと思った。

女将さんが帰られた後、ご主人が手が空いている時に厨房から出て来られて話しをしていたのだが、暫くして一組のお客様が来られた。ふと見るとこのお店を施工して下さった業者さんのご夫婦であった。その業者さんには5〜6軒のお店の工事をした頂いたのだが、会うのは半年振りくらいであり、更にお店に来るのは今年初めてとのことであった。偶然に偶然が重なり楽しいひとときを過すことが出来たが、昨日といい今日といい偶然というより何かが引付けあっての出来事なのだろうか?

北浦和のお店は11ヶ月振りで、業者さんとは半年振り、示し合わせた訳ではないのに偶然に思い掛けないこの出会い。今宵も邂逅礼讃であった。



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邂逅礼讃<阿佐ヶ谷編> - 2005年01月18日(火)

【邂逅】<かいこう>----思い掛けない出会いや巡り合い・・・

邂逅とはこういう意味を持った言葉であるが、初めてこの言葉と出会ったのは思い起こせば二十歳の頃で、偶々呼んだ小説に書かれてあり最初は意味が分からなかったが、調べたところこういう意味の言葉と知った。それからこの言葉が好きになり何かの機会に使ったりしていた。以前手掛けたお店のリーフレットにもこの言葉を使った文章を使用したこともあった。

で、今日はこの【邂逅】を体験した・・・

今日は午前中に三軒茶屋のお店の現場チェックに行き、午後からは蓮田のお店の打ち合わせを品川で行い、その後は事務所に戻って図面描きをする予定でいた。打ち合わせが終って駅に向かう途中に後日に予定していた大塚のお店への訪問を急遽行こうと思い予定を変えた。その後、何となく阿佐ヶ谷方面に足が向いてしまったのである。阿佐ヶ谷のお店も営業時間内に客として行くのは本当に久々で、ゆっくりと酒を飲もうと思い向かったのであった。駅を降りてちょっと商店街を散策してから行こうと思い歩いていると小さな古本屋があり足の赴くままに店内へ・・・。

ちょっと探している本があり、ネットで調べたら在庫なしとの事で古本屋でしか手に入らないと思い、そういうお店を見つけると直ぐに入って探したりしていたが見つかることはなかった。その本とは「典座教訓」というもので、中国の寺院に於ける食事を作る人の最高峰の役職を司る為の姿勢を述べた書籍である。以前手掛けたお店のご主人から是非この本を読んで欲しいと言われて購入したのだが、何度も読んだ後にこれを読んで欲しいと思う方に差し上げたので手元になくなり、自分自身の精神修業も兼ねてまた欲しくなり探していた。

それで偶々入った阿佐ヶ谷の古本屋で偶然にも見つけ購入した。これだけでも自分にとっての【邂逅】であるが、商店街を一通り歩いた後にお店へ向い暖簾を潜り一歩踏み出すと何処かで見たこととある御仁がカウンターで店主と酒を飲んでいる。誰?えっ?まさか?カウンターに座ってたのはここには絶対にいる筈のない三鷹・地球屋のご主人であった。だって今日は火曜日だしどうしてここにいるのだろう・・・?しかも既に酔い潰れているようである。偶然というか何というか・・・まさか今日この場で会うなんて思いもしなかったし、阿佐ヶ谷のお店のご主人と地球屋さんが一緒に酒を飲んでいること自体吃驚もした。

隣に座らせてもらいすぐさま鞄から先ほど偶然に見つけたあの本を差し出した。何を隠そうその本を薦めて下さったのが地球屋のご主人である。本当に偶然に見つけた本を購入した後にその張本人に、しかも阿佐ヶ谷のお店で会うなんて驚き以外の何物でもない。既に二人で一升近くを空けたらしく、微醺というよりもかなりいい感じに酔っている様に思えたが、いろんな話をしながら何とも言い難いいい雰囲気の時間を過すことが出来た。私が来てからだけでも一升近く飲んだと思うので、都合2升の酒が3人の胃袋へと消えていったのである。

邂逅とはまさにこのことなのだろう。偶然に見つけた本を教えて下さった張本人とのすぐさまの遭遇。しかも両人は昨年の会合の際の中心的立場の方であり、何か見えないものが結び付けたのであろうか?いや〜ホントに驚きました!

嬉しさと何とも言えない感傷に浸っていたのだが、酒は飲み過ぎると大変なことになるんだよね。私は途中参加だったのでそれ程でもないけど、かなり飲み過ぎた方は・・・ちょっと大変でした・・・。でも、そういう姿も大好きですよ。人間味があって、温もりがあって、生きているって感じるその姿が大好きです。

邂逅礼讃・・・急遽予定を変更して体験したひとときでした・・・




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譲れないこと・・・ - 2005年01月17日(月)

ここまで徹底して仕事をしてきていると譲れないというか、崩せないことって結構たくさん出て来る。その中でも絶対に崩してはならないものと、検討の余地ありというもの、体制に影響はないものというように分けられる。影響のないものや検討の余地ありというものに関してはこれまでも実際に変えてきているが、絶対に変えられないというか、崩すことの出来ないものは今後も徹底して貫き通す所存である。

それは何か?それは仕事のスタイルである。こればかりはどんなことがあっても崩すことは出来ないだろうし、そういう境遇になったとしてもしないであろう・・・。それを崩すことの恐さやそこに自分自身に対して許せなくなるもう一人の自分が存在するということを良く分かっているからである。




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無理してまで敢えて・・・ - 2005年01月16日(日)

物件探しの際は基本的には1階を勧めているが、2階や地下でもやってやれないことはないけど敢えてそこまでのリスクを背負わせての開業はさせたくないし、本当にどうしても他になくそこしか在り得ないという状況であるならまだしも、通常に考えたら止めさせなければならないと思っている。

可能性はゼロではない・・・。しかし、無理してまでそういう物件を勧めても本当に商売を継続出来るのか?軌道に乗るまでの間、何処まで絶えうる精神力や資金力を持っているのか等をトータル的に分析し答えを出さなければならない。それが私の仕事でもある。

以前、そういう物件を候補に考えている方が相談に来られたが私は反対した。その後連絡はないので他の何処かに依頼したのだろうが、本当にそこでの開業を決断したのだろうか?コンサルタントらしき人も同席されていたけど、そういう判断は数字だけでは出来得ないことだし、飲食店経営を甘く見るととんでもないことになる。

ゼロではないけど敢えてそこまでのリスクを背負う必要性ってなんなんだろうか?



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だってサラリーマンじゃないの? - 2005年01月15日(土)

とある方がサラリーマン時代の功績に対しての報酬を求めて裁判を起こしていたが和解ということで落ち着いたらしい。確かに素晴らしい発明で世の中に多大なる効果を齎したと思うけど、それを研究して発明に至るまでにどれだけの協力体制があったのだろうか?それと発明出来たから良いけど、多額の研究費は全て会社が出しているのだということを忘れてはいないだろうか?失敗したらそのリスクは全て会社が背負うことになるんじゃないのかな?所詮はサラリーマンということじゃないのかな?

成功したときだけ報酬を求めて失敗したときはノーリスクじゃちょっと違うと思うけど、世界的な発明だからこういう大事になったのだろうが、大なり小なりこういうことって企業の中では起こり得ることだろう。会社のバックアップがあってこその発明だということを忘れてはいけないよね。だから日本はダメだとも言っていたが、自分で研究費を捻出して自分の力だけでやってから言って欲しいな。功績は認めるし、素晴らしい技術者だとも思うけど何かちょっと違うんじゃないのかなって思うな。

会見で散々不満を言っていたけど、そんなに不満なら和解なんかしなければ良いじゃん!それに比べて数年前に世界的な某賞を取った方は謙虚だったよね・・・



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事前説明が欲しかった - 2005年01月14日(金)

事前に言われていれば承諾出来ることでも、後から言われたら受け入れられなくなってしまうことってある。非常に残念な出来事であった・・・

どうもしっくり来ないが最終的には承諾することになった。それによって現場の進行や大勢に影響はないことだから受け入れたのだが、これが大きな影響を及ぼすことであったら到底無理な話しとなる。

う〜ん・・・でも、ちょっと蟠りが残っちゃうよな・・・



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リサーチ - 2005年01月13日(木)

今日は朝から夜までとある現場に行って来た。途中チェックする必要のない時間帯に抜け出して近隣のお店をリサーチしてみたが、お昼をちょっと外した時間帯にも関わらず駅周辺のお店はそこそこ入っている。どこかで食事しようと思い数年前に一度だけ入った蕎麦店に行ってみることにした。たまに雑誌等にも掲載されている有名?店なのかな?

「鴨せいろ」をオーダーしたら女将と思われる人が「大盛りに致しますか?」と聞いてきたので思わず「ハイ」と言ってしまったが、これは客の心理をついた上手いやり方だよなって思った。そう言われて「結構です」と言うものセコイと思われるようで嫌だし、どうせなら大盛りを頼んじゃえ!ってなっちゃうよね。店としたらその分の客単価が上がるしね。

鴨はそれほど良いレベルのものとは思えなかったが、この価格帯で出しているのならもう少し上のものを使えばいいのになと勝手に思ったがそれは店が決めること。

それよりも気になったことは丁寧な接客をしているけど、客の方を向いていない形だけのものというのがハッキリと分かったのが残念だった。でも、こういうお店って結構多いのである。一見丁寧でしっかりとした接客に思えるのだが、仕事柄表情や目の動きなどを見ていると直ぐに分かるんだよね。味云々よりもこういうところに目が行ってしまうのは職業病か?




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判断できない・・・ - 2005年01月12日(水)

とあるお店の見積りが出て来たけど明細がないのでチェックのしようがない。項目別の金額だけでは総額は分かるが個々の金額が分からない上に見積もり落しがあるかどうかさえもチェックできない。クライアントの指定業者なので普段どういう仕事をしているとかも分からないが、とりあえず個々の工事別の明細を提出して貰えるようにお願いした。

予算的にはかなりの開きがあるので仕様変更や設計変更をしていかなければならないのだが、これでは何をどう変えたら幾ら落ちるとかという判断が出来ない。また、工事中に勝手に変更されても困ってしまう。出来上がったら設計とは全く違ったものになってしまうからである。

仕様変更するのは施工業者ではなく設計事務所の仕事である。



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ランチタイム - 2005年01月11日(火)

久々にランチタイムのピーク時間に食事を摂った。殆どは食べれなかったり時間をずらして食事をしているのだが、珍しくその時間帯にポッカリとスケジュールが空いたので横浜駅周辺の地下飲食街をリサーチしてみた。流石に立地条件は抜群なので殆どのお店に行列が出来ている。よくもこんなところでメシ食うな・・・というレベルのお店にも並んでいる。これがそれほど立地の良くない路面店だったらとっくに潰れているだろう。ホントに羨ましい?限りである。まあ、それなりの家賃を払っているのだから入っているといっても実情はかなり厳しいであろうか・・・

そんな中でとあるチェーン展開しているお店に入ることにした。入り口付近で一組が待っていたが、席は空いているにも関わらず誘導される雰囲気はないし、レジには店長らしき人がいて帰るお客様のお会計をしている。ホールスタッフは数人いるが「少々お待ち下さい」とは言っているものの客の方など見ていない。暫くして漸く先客が案内され次に私がカウンター席へ誘導された。

店内を見渡してみると効率の悪い誘導をしている。4人席に一人だけなのに狭い2人席には二人とか、40席で一卓残しての収容人数はたったの18人。二人席や10人座れるカウンターもありながら一人客を4人席に誘導するからこういう効率の悪い状態になってしまうことになる。暫くして一人の男性客が入って来たが、ホールスタッフはカウンターに誘導したがそれを拒否し4人席に座らせろと言っている。普通はランチタイムという事情を説明してカウンターに誘導させるべきなのだが、それを聞き入れて4人席へ座らせてしまった。そうすると今度は3人客が来たが座れる席がない。満席率50%弱という極めて効率の悪い状態に陥ることになっているのだが、業種的に考えてもランチタイムは一番の集客が見込める時間帯である。

結局は店長の指導力が原因であろうか?こういう店の場合はしっかりとしたマニュアルに基づいてオペレーションをしているので本来はこういう状況には陥らない筈であるが、ホールスタッフがしっかりと仕事が出来ていないということはそれを管理する立場の人間に問題があるということだ。非効率的な誘導では売上げにも影響してくるし、これが住宅地の回転重視ではなく、ゆっくりと食事を楽しんで頂くスタイルの店なら良いが、ここは完全なる回転重視の立地と店のスタイルである。勿体無いというか、何というか、だから頻繁に店長が変わるのであろうか・・・?

よく分からないお店である・・・





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続・設計料とは・・・ - 2005年01月10日(月)

昨日の続きである・・・

設計施工を業務としているところでも、きちんと設計契約を結んでから進めるところもあるが、多くは設計は無料ですという謳い文句で商売をしている。しかし、設計に関わる人件費というものはゼロではないから当然の如く工事費の中にそれが含まれることになる。だから実際には無料ではないということである。

それとは別にあまり設計やデザインに関して意識していないというか、町場の内装屋さんでは設計云々よりも工事を請けることが完全なるメインになっているようなところでは設計料なんて発生しないだろう。しかし、出来上がったものはどうであろうか?当然ながら設計事務所やデザイン事務所が手掛けたものとは大きな違いが出る筈である。だから依頼する側が相手に何を求めて店づくりをするかが業者選択に於いて重要な判断基準となるのである。

取り合えずどんなものでもいいから造りたいという方なら町場の内装屋さんで充分であろう。しかし、しっかりとしたものを求めるのなら選択肢は変わってくる。双方に同じものを求めるというのは無理な話しで、依頼する側としてしっかり求めるものを把握し、且つ判断した上での業者選択をするということが望ましいのではないかと思う。




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設計料とは・・・ - 2005年01月09日(日)

建築に関しては設計と施工を切り離して考えるということが一般的になているが、店舗内装の場合はまだまだ設計施工の業者さんが大多数を占めている。だからどうしても設計イコール無料という図式が成り立ってしまう。以前、業界誌で設計料に関しての特集を組んでいたが、首都圏であっても設計事務所やデザイン事務所に依頼する割り合いというものが増えて来ていると言っても実数的には本当に少ないとあった。

昨日の日記にも書いたが設計は無料という考えに基づいての依頼であり、うちが設計施工でやっているとしたら受け入れられることかもしれないが、あくまでもデザイン事務所として商いをやらせて頂いている以上は無理な話しとなってしまう。内装に於ける設計料というものがもう少し認知されていかないと結局はいつまで経っても「内装屋さん」という呼称になってしまうのであると思う。

無からモノをつくるという作業はそれ相当の労力を使うことになる。それに対しての費用はいりませんという発想自体がまだまだ建築に比べて下に見られているという証でもある。店舗内装の場合の多くは施工を請けることを主とした業者さんが大多数を占めており、工事を請け負わせてもらう代わりに設計は無料ですという習慣が根付いている。勿論、かなり以前から設計のみを行う事務所も存在してはいたが当時の実数的にはほんのひと握り。増えつつある今、その数を少しでも増えていくことを節に願っている。



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申し訳ないけど・・・ - 2005年01月08日(土)

いきなり坪数を言われて「とりあえずこの予算で図面を描いて下さい」という話しが来た。現地も見ないで、どういう方向性の店かも知らされず、また決めない中でただ単に図面を描いて欲しいというが、それじゃパズルと一緒じゃんと思いながらも話しを聞いていると、「予算に合ったら仕事を依頼します」ということだった。勿論、事業とは予算あってのことだし相手の言っていることは分かる気もするが、プランニング事務所としての仕事ではないと思いお断りした。

提案内容ではなく予算に合わせることが最優先事項ということでは折角のお声掛りであるけど最低限のスタイルは維持した中での仕事をしていきたいと思っている。先日の日記にも綴ったが求めているものにギャップがあればビジネスとしての成立は難しい。ある程度こちらの業務内容を把握して下さった中での問い合わせなり、依頼が殆どの中でちょっと驚いた電話であった。



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やっぱり時間が欲しい・・・ - 2005年01月07日(金)

もっとゆっくりとじっくりと考えながら良いものをつくっていきたい・・・。どうしても時間の追われながらやっていると消化不良に陥り易くなるし、本当に納得いく仕事が出来なくなりそうな気がしている。まだそこまでにはなっていないが、このままいったら近い将来遠からずそうなってしまうであろう。そうなる前になんとか打開策を考えなければならないと思うが、現実的にいくつもの案件を抱えながら同時進行という状況をなくすのは難しいかもしれない。

出来る限りセーブしながらやっているけど1軒に費やす時間はそう大きく変わることはないし、こちらの思うようなスケジュールで仕事が進む訳でもない。そういう中で如何にして納得いく仕事を順序良く進めていけるか・・・。どこかで割り切ってしまえばいいのだろうが、それが出来る性分ではない。最後の最後までもっと良いものをつくりたいという思いがあるし、時間がないからといって簡単に済ませられるような仕事はしたくない。

昨年から体調も考えて12時以降の仕事は極力避けているけど、少しずつ崩れ掛けてきているのも事実であり、そうしないと本来のポッチーランドとしての仕事が出来なくなってしまいそうな気がしているからである。

やっぱりもう少し時間が欲しいな・・・






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いつも思うことだけど・・・ - 2005年01月06日(木)

店づくりに於いて自分自身の「こだわり」として思うことは「ただ漠然とした中で依頼を受けての仕事はしたくない」ということである。とりあえず図面を描いてくれ・・・とか、何でもいいから作ってくれ・・・とかという要望には応えられないし、ハッキリ言えばやるつもりはない。

「蕎麦」に対しての思い、「商い」に関しての思い、生き方や姿勢を共感できて共に力を合わせて店づくりをしていける方とのみ仕事をしていきたいと思っている。それを崩すことはしたくないし、これまでは全て申し訳ないけどお断りさせて頂いている。その考えは将来的にも変えるつもりはない。大量生産ではない「手作り」の仕事をしていきたいからである。

今年は何人そういう方々と出会えるか?全て目が行き届く範囲の中で納得いく仕事をしていくことが自分自身の「こだわり」である。



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初詣 - 2005年01月05日(水)

今日は午後から初詣に鎌倉・鶴岡八幡宮へと行って来た。混雑しているのが嫌なので3が日は外しているのだが仕事始めの会社も多く結構賑わっており、お参りの後に寄ろうと思った行き付けの蕎麦屋には行列が出来ており行けず終いであった。

お参りをしてからお札やお守りを購入?(なんて言うのだろうか・・・?)し、おみくじを引いたら「吉」であった。書かれていたことは「現状に慢心することなく、常に足元を見つめながら精進していきなさい」というものであったが、今日のこの言葉を忘れずに1年間頑張っていきたいなと思う。

毎年初詣に際に引いたおみくじは「凶」とかでなければ手帳に入れて毎日持ち歩いているが、境内に結んでくるのが本当なのか?持ち歩いても良いものなのか?どっちだろうか・・・。通常のお参りの際は良し悪しに関わらず結んで来るが初詣だけは別と思い持ち帰るようにしている。

今日が鶴岡八幡宮への12回目の初詣。丁度干支が一回りしたことになるのだが、これからも続けていきたいと思う。帰省した際も近所の神社に行ってもお参りはしないし、初詣は鎌倉でという一度決めたことは何がなんでも続けていくという信念を忘れずにいたい。




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蓮田のお店 - 2005年01月04日(火)

今日は午後から蓮田のお店の打合せがあった。建築設計を担当する方との顔合わせと全体の区分や店舗部分に関してのクライアントとの打ち合わせを行った。建築設計は京都の方に依頼したのだがクライアントの話しによると私と近い感じの方らしいと聞いていたが、仕事に関しての思いやこだわりは共感できる部分が多かった。これから10月末のオープンに向けて何度もお会いすることになるであろうが共に良い仕事をしていけるように頑張りたいと思う。

建築プランの外観イメージが出来上がっていたので拝見したが、当初クライアントと考えていた店内イメージをそのままつくってしまうと建築とのバランスが悪くなってしまいそうなのでちょっと方向性を変えていかなければならないかもしれない。かなり洋風なイメージでつくらないと出来上がってなんじゃこれ!となってしまい兼ねないので一度クライアントとじっくりと話しをして方向性を決めてみたいと思う。






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仕事始め - 2005年01月03日(月)

対外的には6日からにしていたのだが、かなり図面描きや資料作りが溜まっていた為に今日から仕事始めとなった。大晦日の午後まで仕事をしていたから実質的な年末年始の休暇というのは残念ながら元旦と2日だけであった。元旦も年賀状作成に殆どを費やしていたし、2日も片付けとかをやっていたから本当に休めたのはゼロということになる。

毎年毎年、今年こそはしっかりと休みを取って人並み?の生活を送りたいという願いを込めているのだが、毎年裏切られる?結果となっている。だから今年はそんなことは言わないようにしようと思う。なるようになれ!なるようにしかならない・・・

土日に休めなくても平日に調整すれば少しは時間が取れるだろうし、上手くやりくりしていけばなんとか休めるのではなかろうか?昨年は一昨年よりも多めに休めたから今年は更に・・・というのは無理な話しではあるが、昼酒の回数を少しでも良いから増やしたいな。ほんの小さな贅沢だけど大きな息抜きになるしね。

実際のところは昨年の秋に開店予定の4軒が丸々今年にずれ込んだ為に結構厳しい棲めジュールにはなるであろう。最低限、健康であり元気に楽しく仕事をしていきたいな。





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・ - 2005年01月02日(日)




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『福々由々』・・・新たなる旅立ち - 2005年01月01日(土)

今日からまた新たなる一年が始まった・・・

そして、今年の年賀状にも3年続けてこの言葉を綴った・・・『福々由々』
この言葉の意味は「みんなが楽しんでいる様子、幸せになりますように・・・」という思いを込めた造語である。これはポッチーランドとしての永久なるテーマと信念として欠かすことの出来ないキーワードとなるのではないかと思っている。

去年の元旦の日記のタイトルは『福々由々』に続く言葉として「永久なる思い」であったが、今年は「新たなる旅立ち」を選んだ。何事に関しても常に進化していきたいという思いと、これまでと違った自分自身と店づくりを見つめ直してみたいという気持ちから選んだ言葉である。

それと個々のお店にしても常に進化を遂げて欲しいし、一年一年、一日一日が勝負ではないかと思っている。去年出来なかったことは今年は成し遂げるという信念を持ち、永久なる思いとしてこの言葉を忘れずに頑張って欲しい。

『福々由々』・・・みんなが幸せになりますように。

今年もこの言葉を忘れずにこの一年間を突っ走ります。





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