感謝の気持ちで一年を終わる - 2004年12月31日(金) 今年も無事に今日で一年を終える。いろいろな方々との出会いもあり、いろいろな出来事もあった。そんな中で出て来る言葉は「感謝」である。これまで手掛けて来たお店の方々や店づくりに於いてご協力下さる多方面の方々、皆さんのお陰で大晦日を迎えることが出来ました。一番の思い出は10月に集まった会合である。あれほど多くの方々にご参加して頂けるとは思ってもいなかったし、皆様の言葉に勇気付けられ日々の活力となり原動力となっております。何らかの形でしっかりとした「会」というものを作っていきたいとも思っています。具体的なことは早急にではなく、時間をかけて考えていく心算です。 今年一年間、ありがとうございました。 皆様に対して心より御礼申し上げます。 来年は皆様にとってもより良き一年でありますように・・・ - 最後のお参りと蕎麦屋で一杯 - 2004年12月30日(木) 今日は夕方から鎌倉・鶴岡八幡宮へお参りに行って来た。23日にも行ったのだが、それは毎月の行事の一つで今日のお参りは一年間の感謝のお参りである。定期的なお参りとは別に1月と12月にはもう一回行くことになっているから年間14回ということになる。これを欠かさず既に11年間続けている。 ご利益は多分あるんじゃないかなと思っているけど・・・ 今日は最後ということもあり、帰り掛けに行き付けの蕎麦屋で昼酒ならぬ夕酒?を楽しんで来た。5時に入店した際は3組ほどの先客がいたが暫くすると貸し切り状態になり、久々の至福のひとときを堪能出来た。最初に「樽酒」と「板わさ」をオーダーし、侘び寂の効いた空間を独り占めに。いつもは「焼き海苔」に移るのだが今日は何となく「だし巻き」が食いたくなった。でも玉子3個も使っているし、今日は一人だからと躊躇したのだがやっぱり頼んでしまった。ああ・・・コレステロールが・・・。 二杯目の酒は冷や(常温)をオーダーした。ここは樽(冷酒)も普通のお酒(燗・冷や)も菊正宗のみで、やはりこういう蕎麦屋にはこれが似合うね。先日昼酒した関内の老舗も菊正宗オンリーだったが、実は家で呑むのも最近はこれが多い。酒と書かれた麻紐のついた徳利と渦巻き猪口も買って楽しんでいる。高い酒を呑むときは猪口もそれなりのいい物に変えているが、やはりその酒によって器も変えるというのは必要である。菊正宗が小洒落た片口とかで出て来たら何となく違和感を感じるしね。 暫くして4組のお客がバタバタと入って来てちょっと賑やかになったが、〆の蕎麦はいつも通り「辛味そば」をオーダーし、蕎麦湯もたっぷりと飲んで帰路に着いた。でも、ちょっと気になることが・・・。蕎麦のレベルが行く度に下がっているような気がする。まああの雰囲気を楽しみに行くのだからいいんだけどね。 - ・ - 2004年12月29日(水) ・ - 時間がない・・・ - 2004年12月28日(火) 年賀状の準備が何も出来ていない。祖母が亡くなったのでプライベートのものは送らないが仕事上のものはそうはいかない。結局は今年もギリギリまで手付かず状態で元旦に投函ということになりそうである。更に大掃除もまだで大まかなところだけ簡単に済ませるだけになりそう。リニューアルしていく過程で少しづつやっていたから酷く汚れているのはそれほどないし、これに関しては何とかなりそうである。 HPの更新も出来ていない・・・。日記も週一の更新だし、各コンテンツに関しては暫くそのままの状態であり、中身を充実させるために新しく立ち上げたのだが、中々それが果たせていないのが残念である。 それから図面描きも然り。着工中のお店の実施設計が進んでいないので正月休み中に仕上げなければならない。3軒同時進行だったが八王子のお店の工期が2月以降の着工となったので少しは楽になったけど、やはり同時進行というのは結構きついものがある。創作活動に充てる時間がもう少し欲しいところだが、ちょっとした仕事をやってくれる助手的なスタッフがいてくれると助かるのだが・・・ 来年こそはそれを真剣に考えなければなるまい。 - それは違うよ! - 2004年12月27日(月) とある素人のランキングサイトに於いて手掛けたお店のレビューにうちのことが書かれてあった。なんでもそれぞれのお店にはプロデュース料などが加算されているから価格設定が高いとあったが、そりゃぁ大きな間違いというか、勘違いというか、世間知らずというか、言いがかりもいいところである。店によって価格設定は違うし、店のコンセプトによって変えているのだから全てが同じように言われる筋合いはない。扱っている食材は違うし、当然仕入れ価格も違う。安いものを仕入れて高く売っているお店などはない。せいろにしても500円から1000円まで皆異なる。薀蓄は一丁前だけど、食べている食材のレベルも知らないでそんなことを言わないで欲しいな。決してそういう料金が加算されての価格設定でなんかないし、それはお店に対して失礼な言い草である。 - 蓮田のお店 - 2004年12月26日(日) 今日は来秋に埼玉・蓮田で開業する方との正式契約を結んだ。初めてお会いしてから約3年の月日が流れ、漸くスタートラインに立つことが出来た。再開発絡みはどうしてもスケジュール面に於いて不確実な要素があるのでこれだけの月日が流れたが、自分自身の思い入れも深い案件なのでこれから具体的に打ち合わせを進めて行き、来秋の開業が非常に楽しみである。 今回の案件は蕎麦屋ではなく本格的な和食店である。これまで手掛けて来たお店の殆どは蕎麦店であり、その姿勢は崩したくはないが、来年は他にも和食店の依頼が数店来ているので出来上がるお店はちょっと違ったスタイルになるのかもしれない。ご夫妻とも何度もお会いしているし、お互いの思いを通じ合いながらいい店づくりが出来れば良いなと思っている。 - 4時間待ちの病院ってナニ? - 2004年12月25日(土) ちょっと掛かっている病院があるのだが、一旦良くなった症状がここ数日ぶり返して来たのと正月休みに入る前に薬を貰いに行った。12時受付終了なので11時半に行ったところかなり待っている患者さんがいたが、まさか4時間も待つ嵌めになろうとは思いもよらなかった。 ここは事前に電話で予約して受診するシステムなのだが、診察してもらえる時間が何時になるか分からず、何度も今何番かを電話で確認しなければならないという面倒臭いシステムである。そんないつになるか分からない順番を待つなんて普通に仕事をしている身としては無理は話で、待ってもたかが知れていると思って受け付け終了30分前の11時半に行ったが、診察してお会計が済んだのはナント3時半を廻っていた・・・。4時間だよ!一旦帰って電話で確認しながらという方法も取れたのだが面倒臭いし、前回は30分位しか待たなかったので大丈夫だろうと思ったのが大きな間違い。 1時を過ぎたあたりからもう仕方がない・・・意地でもこのまま待ってやると心に決めたまではいいが、朝飯も食いそびれていたし次第に空腹感が増してきた。2時を廻った頃はもうヤケクソ状態。怒る気にもならないし睡魔も襲ってくる。3時を廻った頃に漸く呼ばれたが前の患者さんが以上に診察時間が長く、もう限界に近づいていた頃に診察室へ。 たった2分ほどの診察で終了。再び待合室でお会計まで10分ほど待たされて漸く完了。隣の調剤薬局で薬を貰って帰ってきた頃には何故かヘトヘト状態で、通常で考えた場合の半日分が潰された形となってしまった。確かに流行っている病院ではあるが、俺の後にも20人近くの患者さんがいるようなので診察終了は4時半近くになったんじゃないのかな?予約制のシステムも困るが、キャパを超えた予約をとってもこれじゃ患者の立場としたら余程暇な人じゃないと大変だよな。 - 思わしくないなぁ・・・ - 2004年12月24日(金) とある現場に於いて建築側と店舗側の施工業者同士の調整が上手く出来ていない・・・。今回は電気、給排水、空調に関してはこちらの設計に基づきゼネコンの方で施工してもらっているが、店舗工事の施工業者との工程や段取り上での調整が機能していないし、お互いに遠慮し合っているのか意地を張り合っているのか定かではないが、工程に関しては現場サイドで処理して欲しいので介入する心算はなかった。しかし、今日見ている限りではこのまま行ったら現場全体が可笑しな方向にも行きかねないので、ゼネコンと内装業者の監督を交えての話し合いを持った。 建築と内装では工程の組み方や仕事の進め方も違うし、お互いに初めてのコラボになるので多少のトラブルは覚悟していたが、ちょっと限度を超していたので介入せざるを得なかった。これで全てが解決するとは限らないが、ちょっとは現場内の風通しが良くなることを願っている。 - 老舗で昼酒・・・ - 2004年12月23日(木) 今日は1日休みを取ることにした。恒例の鎌倉・鶴岡八幡宮へのお参りの為に昼過ぎから出掛け、行き付けのお店で軽く一杯と思ったがやっぱり行列が出来ている。他のお店も考えたが横浜へ戻ってから何処かへ行こうと決めて電車の乗り関内へ。当初は元町のお店へ行こうと考えていたのだが、用があって関内で下車したところてっきり休みだと思っていたお店が営業している。ちょっと覗いたら席も空いているし、久々にここで昼酒をしようと思い入店。 ここは2年位前に昼酒をした記憶があるが、老舗ならではの安心感がある雰囲気を持っている。酒は菊正宗のみで、本醸造、樽、生一本、生貯蔵の4種類が用意されていた。外は寒かったので燗を頼んだが、ぬる燗にして欲しい旨を言い忘れたので花番さんに呼ぼうとしたら直ぐに酒が運ばれて来てしまった。どうやら酒燗器を使っているようである。どうもこれを使って燗した酒は馴染めない。ただ規模が大きくなると仕方がないのかなと言い聞かせながら突き出しと共に肴の板わさを摘んだ。 休日ということもあり客は疎らで昼酒には最高の雰囲気である。引っ切りなしに客が入って来る状態では落ち着いて呑めやしないし、昼酒の独特の贅沢さが感じられなくなってしまう。二杯目は冷や(常温)を頼み、丁度先に頼んであった焼鳥(かえしを使って照り焼き風にしたもの)が来て至福のひとときを堪能した。接客は特別丁寧ではないが、安心感と親しみ易さを感じる。 〆の蕎麦は鴨ざるをオーダー。蕎麦は決して褒められたもんではないし、鴨もそんなに良いものとは思えないレベルだが、昼酒を堪能することを考えればいいんじゃないのかな?薀蓄言って食べている客なんて皆無だし、蕎麦を愉しむというより蕎麦屋を愉しむという方があっているのではと思うが、通ぶるのではなく普通の人が普通に食べに来られる安心感あるお店ということかな。 - ダメだ!この臭い・・・ - 2004年12月22日(水) 今日は大宮のお店の各業者さんとの現場での打ち合わせ。久々に平日の朝から出掛けることになったが出掛けの最寄駅でまず最初のアクシデントが・・・。人身事故で電車が止まっており、約20分ほど待たされて漸く隣駅の横浜へ。今度は乗ろうとした湘南新宿ラインに間に合わなかったので東海道線のホームへ向かったが一本待たなければ乗れる状態ではない。おまけに図面ケースと重たい鞄を持って乗るには無理がある。次の電車を見たら何故か結構間が空いている始末。次の湘南新宿ラインまで待った方が大宮には早く着きそうだったので、結局最初に乗ろうとした電車から30分も後の電車に乗る嵌めに。大宮で珈琲でも飲んでから現場に行こうと思ったが、それも適わず時間には間に合わなかった。 打ち合わせをやっている間に厨房区画の防水工事をやっているのだが、シンナー系の臭いが現場中に充満している。寒いのでシャッターを締め切ってやっているから余計に臭いが篭る。暫くは我慢していたがもう限界・・・「シャッター開けるね」 どうもこういう系統の臭いに弱い。昔シンナーで身体を壊した(故意に吸ったんじゃないですよ。仕事上でのことですよ。)経験があり、未だにシンナーやガソリンスタンドの前を通ったりするとダメである。それとお酒の臭い(本当はお酒は匂うだけど)にも弱いって、これは違う意味での弱さかもしれない。ダメだ!この臭い・・・は意志の弱さを示す「ダメだ・・・」かもしれないね。 - 時節柄・・・ - 2004年12月20日(月) なんというか酒を呑む機会が多い・・・というか、それを口実に呑み捲くっているような気がする。但し勉強を兼ねての酒席もあるのだから一概に悪いこととは言えないのではと思うが、これも呑む口実ということか・・・ 酒の提供の仕方やラインナップに於いてちょっと試してみたいことがあるのだが、中々蕎麦屋の範疇では難しいのかもしれない。本当に酒のことが分かり自らも好きで、難しいオペレーションをこなせるお店というのは少ない。そういうことを考えるのも日々の勉強?の賜物であると思うし、なにも見たり体験したりしなければ自分に吸収出来ることは少なくなる。だからついつい暖簾を潜る日々が続くのである・・・ - クリスマスプレゼント - 2004年12月19日(日) 午後から時間があったのでクリスマスプレゼントを購入しに出掛けて来た。直前の日曜日ということもありデパートは大混雑。レジには長蛇の列が・・・。嫌だなぁ〜と思いながらも今日しか時間がないので仕方なしに選び出した。計6人分を選ぶというのも大変なもんで、その度に長蛇の列でレジ待ち。ラッピングも暇そうにしている店員もいるのだが役割が決まっているのかどうか手伝おうともしない。おまけに下手糞なおばちゃんがやっているのでイライラするし、どうもデパートの仕組みはよく理解出来ないな。 最後に残ったのは義父へのお酒。デパートで買おうかと思ったが名前だけは立派だが大したもんはないので、いつもお願いしている横須賀の酒屋さんまで行くことにした。プレゼントを買うのもそうだが、本当は自分が呑む酒も仕入れようと思い急遽行くことにしたのである。結局プレゼントに焼酎1本と日本酒2本、自分用に焼酎4本と日本酒1本を仕入れて帰路に着いた。仕入れたものは通常店では出せない高価なものだから贈り物としても使えるし、正月にゆっくりと呑もうと思っている。 - 手打ち台 - 2004年12月18日(土) 蕎麦屋に於ける「手打ち台」とは神聖なものであると思う。しかし、そこに胡座をかいて手前の窓拭きをしている光景を目にした時、その神聖さは薄れてしまうだろう。打ち台の上には道具以外一切物を置かないという方もいるし、他人には触れさせないという方もいる。 でも、どうしても手前に大きなガラス窓があると掃除に困るはず。仕方がないから打ち台に上らなければならない状況に陥るが、ある意味それは自らの拘りや思いを裏切る行為にも繋がるのではなかろうか。以前、都内の割りと有名なお店に於いて見た光景は若いスタッフが打ち台の上でやる気なさそうにガラスを拭く姿は消費者をがっかりさせる。まあ、中身も評判よりも大したもんじゃなかったし、経営者の姿勢が良く分かる全体の空気と動きを感じたので2度と行く機会を持っていないが、正直ああいう光景は見たくはない。 私が手掛けるお店は他の理由があって大きな窓を付けていないのだが、そう考えると見せる為の大窓は神聖さを軽減させてしまうことにも繋がる矛盾を秘めていると言える。 - 消防検査 - 2004年12月17日(金) 三軒茶屋のお店の建築工事の消防中間検査があり、内装工事も着手しているので立ち会った。こと細かい部分にまで確認をしていたが他にもっとやることがあるんじゃないのかなって思ったな。100%安全なんてことは在り得ないんだけど、問題が起こりそうにないところにこれでもかっていう位に突っ込んで来ていながら、どう考えても問題が起こりそうなところは半ば放っておいたりして事故が起こったりする。 某ディスカウントストアの件に於いても、以前査察した際に不備を指摘していながらその後の改善に関しては放って置いたらしいし、結果的に今回の惨事に結び付く結果ともなった。店側だけが叩かれているが消防の事故を防ぐための責任はどうなるのかな?強制力がないというのならあきらかに事故が起こりえるものに関しては法律を変えればいいこと。どうでもいい安全なところにああだこうだと言っている暇があったらちゃんと人命を守る手立てを考えたらどうなのかな? - 立ち飲み屋 - 2004年12月16日(木) 夜に関内まで用があったのでついでに近隣をリサーチしてみた。立ち飲み屋がかなり増えていたが何処も苦戦しているようにも思えたね。コンセプトが中途半端というのが原因なのかな?新橋や神田のガード下とはあきらかにイメージが異なるお洒落な空間なのだが、価格設定は普通の居酒屋並で、場合によってはそれ以上というところもあったりと、それで大したものが出て来なかったら着席出来る居酒屋とかに行った方がいいと思うんだけどな。 それなりに規模の大きなお店もあり、場所柄家賃も高いし維持していくのは大変だから価格設定を上げざるを得ないのは分かるが、所詮立ち飲み屋であり客単価も知れている。流行に乗った便乗商売だから直ぐに淘汰されるのは間違いないだろう。序でに何処かの企業が立ち上げた社長の大人のおもちゃ的な蕎麦屋もリサーチしたが、残念ながら客は誰もいなかった。以前手掛けたお店のコンセプトを真似したのだろうが、真似は真似事でしかないということである。 最後に手掛けたお店で食事をしたが今宵も大盛況であった。 - みなとみらい - 2004年12月15日(水) 家具のシュールームを見に久々にみなとみらいへ行って来た。今時は結構遅くまでやっている商業施設も多いが、赤レンガ倉庫はなんと8時閉店!デパート並みである。ひょっとして早かったような気がしていたので最初に行ったのだが残念ながらそこは見れずじまいであった。しかし、他の施設で用が足りたので助かっが、もう少し遅くまでやったらどうなんだろうね。12月ということもあるし・・・ でも、12月とは言え平日の夜は何処もガラガラ。横浜駅周辺は凄い込みようだけど半観光地的なみなとみらいはどうしても無理が在るんだろうね・・・。店も頻繁に入れ替わるしそこに出店しているからというステイタスだって実際にはそんなに高くはない筈だし、経営者にとっては頭が痛いところでもあろう。家賃や経費を考えたら良さそうでもそんなにおいしい立地とは言えないのかな? - 八王子のお店 - 2004年12月14日(火) 基本設計がまとまりクライアントとの打ち合わせを行った。器の殆どはクライアント自らの手作りで、店もどちらかというとそういうイメージにまとめている。素朴でありながらインパクトある空間に仕上がることであろう。 住居を改装しての計画だが住みながらの工事は施工業者さんにとっては大変であろうが、身内の方にやっていただくことになっているのでその辺はなんとかクリア出来るのではと考えている。通常は結構大変なのであるが、それが何とかなるのは監理する側にとっても安心出来る。 1月末のオープニング予定で、その後半月毎にオープンが続いていく年明けのスケジュールは今から考えるだけでもかなりタイトである。 - 線引き - 2004年12月13日(月) プランニングやデザインを考える際に重要なのがこの「線引き」である。この一線を越えてしまうとリスクも大きくなるし、経営者が使いこなせない店になり下がってしまう。見た目だけや奇を衒い過ぎた店の多くはこういうパターンである。飽きも来るし流行を追い過ぎてもダメであり、蕎麦店としてのギリギリを考えてのコンセプトを大切にしている。 これがレストランとかになると大きく違ってくるのだが、やはり蕎麦店としての一線だけは越えないように常々気をつけている。奇を衒い過ぎたデザインやコンセプトの店が閉店に追い込まれたのをここ最近の間に数店目にしたが、ちょっと無理があったのかなと思わざるを得ない。 造る側が経営者の資質や意識を何処まで把握した中でコンセプトをつくっているのかということが大切である。 - 腰痛が再発か? - 2004年12月12日(日) 寝違えたのかどうか分からないがちょっと腰に違和感がある。これまで20年近く腰痛と戦ってきたがやっぱり嫌なものである。勿論仕事にも支障が出るし、痛みが増してくれば苦痛でもある。出来る限り気を付けているのだが、ちょっと気が緩んだりした時に症状が出てきちゃうんだろうね。 図面描きの際はほぼ一日中座っているし、外出の際は立ったり座ったりや重たい鞄を持っているのでこれまた腰には良くない。ストレスから来る腰痛もあるし、やっぱり一生の付き合いになるのかな? 悪化する前に症状を抑えられるようにしなくっちゃ・・・ - 参ったな・・・ - 2004年12月11日(土) 夕方に買物があって出掛けたのだが、荷物が大きく沢山あったので横浜駅からタクシーに乗ることにした。東横線でひと駅、駅からは徒歩1分半の距離だけど大きな荷物を持っての階段の上り下りは大変だし、タクシーでもワンメーターで行ける距離だからそうしたのだが、乗ってメーターが下ろされた瞬間に「シマッタ!」と思わず呟いた。全然車が動いていないじゃん。これじゃ何分かかるんだい? 通常はせいぜい5〜6分のワンメーターが、結局20分以上1220円も掛かっちゃった。そういえばタクシーって時間でも料金が加算されるんだよね。勿論遅れるのには運転手さんには責任はないけど、なんか倍近くも支払うということに対して納得いかなかったな・・・ バスは遅れようが早かろうが料金は同じ。タクシーは・・・まあ、仕方ないか・・・ - 久々の青山 - 2004年12月10日(金) 午後から三軒茶屋のお店の定例会議と打合せがあり、夕方からは青山で2軒の打合せがあった。久々に青山に行ったがやはりいいよな〜!お洒落だよね!ウチの近所の商店街とはえらい違いである。打合せ後にちょっと散策してみたが面白そうなお店も沢山出来ていたし、なによりデザイナーとして強い刺激を受けた。やっぱりたまにはそういう街を歩いたりしないといけないね。業種が違っても参考になるものは沢山ある。見たものをどう自分をフィルターを通して自分流のものに変えられるか?それにはいろいろなものを見なければ駄目であり、その機会を失いつつある今はそれが必要であるとつくづく思った。 但し、残念なことに「蕎麦屋」にはデザイン的にもコンセプト的にもある程度限界というものがあり、それを逸脱した店づくりはする心算はない。奇をてらったものは全く不釣り合いなものは直に飽きが来るし、最低限の線引きだけは崩したくはない。でも、いいなと思ったものを上手くアレンジして当てはめることが出来ればいいことで、それにはもっともっと刺激を受ける機会をつくらなければならない。 - 12月って・・・ - 2004年12月09日(木) 例年は12月というのは割り合いスケジュール的には楽なのであるが、今年は一番忙しい月となっている。ゆっくり酒なんて飲んじゃいられない程のタイトさで、このまま春先まで同じ感じになるのであろうか?通常でもそうだが図面が追い付かないという状況に陥りそうだ。いつもギリギリになる実施設計であるが、それ以上に遅れそう?な状況・・・。どうしてもという場合は徹夜してでも描くのだが体力が付いてこないかもしれない・・・ 年には勝てない・・・というか、やはり年々体力というものは確実に落ちてくる。今まではこれくらいなんでもないやと思っていたことが、まるっきり駄目になったり継続出来なくなったりする始末。年は取りたくないと思いながらもこればっかりは待ってはくれない。 でも、正月くらいはのんびりと旨い酒呑みたいな・・・ - これじゃ日記じゃないよな・・・ - 2004年12月08日(水) このところ日記の更新が滞っている。下手したら1週間分くらいも溜まっていることもあるし、戯言の方も週に一回まとめて更新している状況である。決してネタがない訳じゃなく、書きたいことが山ほどあるけどPCを目の前にすると手が震える?じゃなかった手が止まってしまう。メールのチェックも然り。チェックすれどもなかなか返信できなかったり、特に携帯のメールは苦手なので尚更である。 初めのうちはどんなことがあってもその日の内に更新していたのだが、段々にずるくなったのかどうか、まとめて一気にやってしまうことが多くなった。まとめてやろうとすると結構時間も掛かるし、その日の出来事が思い出せなくなったりもするから大変だ。 やっぱり日記というからにはその日に・・・だよね。 - コストコントロール - 2004年12月07日(火) 事業には実行予算というものがある。その予算をどのように振り分けていけば良いのかを考えるのが結構大変である。それは店によって状況も環境も様々であり、求めているものも異なるから一概にこれだという決まりはない。 特に事業規模が大きくなる建築がらみの場合はなかなかスムーズに行かないケースもある。今日も今度開業予定の方との打ち合わせが合ったが、建築で結構予算を取られてしまい店舗に掛けられる枠がかなり厳しい数字となってしまった。全体的なコストコントロールが上手くいっていないようなので数字の見直しをお願いし、本格的な打合せ等はそれからということになった。 実際には建築がらみではなく、通常のテナント出店の場合でもそうなのだが、例えば不動産に費用が掛かり過ぎたり、厨房に掛かり過ぎたりすると店舗に掛けられる枠というものがかなり削られてしまうことになる。店舗はお金を落として下さるお客様のためのスペースである。それをまず第一に考えなければ自分本意の店づくりとなってしまい、商売の本来の意図から外れてしまうことになる。 だからコストコントロールというものが初めにしっかりとまとまっていないと出来上がってから「あれ?・・・」ということにもなってしまう。 - 結局は・・・ - 2004年12月06日(月) なんだかんだと言っても所詮は素人。商売というものはそんなに甘いものではない。客と経営者では目線も違うし物事の捉え方も大きく違ってくる。それはアドバイス?意見?無視すれば怒るし聞き入れても引っ掻き回される。 店としたらたまったもんじゃない。どうやってそれを分かってもらおうかと困り果てている始末。結局は強制執行か・・・? - ギャップ! - 2004年12月05日(日) 近所に出来た割と面白い感じのビルに入る機会があった。ひょっとしたら建築雑誌にも取り上げられるかもしれないレベルの作品だけど内装を見てがっかりしてしまった。あまりにも建築と内装のレベルのギャップが大き過ぎてがっかりというか、半ば呆れ果ててしまった。 建築設計の方も想像していなかったレベルかもしれないね。俺は躯体さえ満足いけば中身は何でも良いと思っている建築士だったら然も在りなん・・・かもしれないが、建築的にこれだけのものを作ったんだからもう少し中身にも気を使うというか、監修くらいはして欲しかったな。だって勿体無いよな・・・ 内装はその業界の設備機器を扱っているところが、自分の会社のそれを導入してもらう為に設計料なんて取らずに、安くやりますよ的なレベルで作った代物だった・・・ ああ、勿体無い!!!!!!!!!!!!!!!! - 我儘だよな! - 2004年12月04日(土) とある吸収合併された球団のエースの進退が紙面を賑わせているが、それって単なる我儘じゃんか!って思うけどな。統一契約書に基づいて決められている内容からすればホントにお坊ちゃまの我儘以外の何物でもない。確かにここ2年はそれなにに活躍したけど、そこまで我儘言えるレベルの選手だろうか?オリンピックの際はビビッタのかどうか、目立った戦績は残せなかった。 それと、これは好き嫌いの問題かもしれないけど、小細工した中途半端な投球モーションは見ていて不愉快である。いろんな投手が導入して最近多くなっているが、所謂二段モーションってやつで、真っ向勝負の本格派ではない、なんか中途半端でプロフェッショナルとしてどうかと思う仕草である。 まあ、そんなことはここで書く必要もないことだけど、こういう我儘を許していたら企業は成り立たなくなってしまう。本人は俺はエースだ!というくらいの自信とプライドを持っているかもしれない。某人気球団のダンジリK選手にしてもそうだけど、所詮使われている身である。そういう世界にいる以上はそれに従うしかない。それが嫌だたら身銭を切って独立リーグでも立ち上げればいいこと。規約上、それがルールであると思うけどな・・・ - 三軒茶屋のお店 - 2004年12月03日(金) ・ - 立地を悪用? - 2004年12月02日(木) とあるターミナル駅のコンコース内にある回転寿司屋に入ってみた。立地はどう考えたって一等地だよね。黙っていても客は入って来るし、飲食店が多数あっても同業はないんだからバッティングしないからこれほどおいしい立地条件はない。 でも、それに甘えているというか、胡坐をかいて商売をしているというのは見え見えである。他の立地だったらこんなもん出していたら直ぐに客はいなくなっちゃうよ・・・っていう位に酷いネタを使って、しかもどう考えてもバランスが取れない価格設定をしているんだよね。元国電からすればこんな安直な商売が成り立つなんて嬉しくて仕様がないんだろうね。当然、家賃なんかは歩合だろうから・・・ だって、凄いネタ使って凄い価格設定しても、黙っていても客は入るんだから・・・ - 信念 - 2004年12月01日(水) いつも思うことだけど、無理してお客様の嗜好に合わせる必要はないんじゃないかなってね。特にオタク系の人にはね・・・。店なりのコンセプトをしっかりと持っていて、且つポリシーを貫いていければそういう類の人達に合わせたり同調する必要性はないと思っている。でも、信念の弱い経営者はそういう人達に同調してしまい一般客が寄り付かない店になってしまう。まあ、そういう店で良いと思う経営者はそれで良いと思うけど、蕎麦屋の秋葉状態にはしたくないので極力そういう類は排除するコンセプトにしている。 だって全体の客数からすればそういう類の輩は極少数である。でも、その少数に支配される店にはしたくないし、そうじゃない近隣の一般客に来て頂いた方が店としたらありがたいということである。だからそれぞれお店にはその信念を貫いて欲しいね。それが本来の信念だと思うから・・・ -
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