Just A Little Day
目録|過去|未来
「一体何がそんなに憂鬱なわけ?」 「わからない。」 「うまくいってないの?」 「ううん。いたたまれなくなって電話したら、着信見てすぐ電話くれた。」 「愛されてんじゃん。」 「わからない。」 「どうして?」 「時々苦しくなるの。時々何もかも信じられなくなるの。 大切にされればされる程、信じられなくなるの。」 「・・・勝手だね。」 「わかってる。だけど、どうしようもないんだもん。」 「やめちゃえば?」 「それが出来ないから悩んでるんじゃん。」 「じゃあ続ければ?」 「続けるって、何?」 「やめないこと」 「・・・」 「何で黙るのさ」 「昔からそう。大切にされればされる程、逃げたくなる。 縛り付けて、逃げないようにしておいて欲しいのに、束縛されると厭。 でも中途半端はもっと厭。 広い檻に入れられているような、放し飼いにされてるような、 そんな状態は耐えられない。 だからって自分以外の人を自分だけのものにしておくなんて出来ないでしょう? その矛盾に耐えられなくなる時があるの。」 「結局、どうしたいわけ?」 「わからない。」 「・・・そればっかりだね。」 「答えが出ないのはわかってるよ。だけど考える時があるんだ。」 「・・・もう寝たら?」 「ううん。しなきゃいけないことがいろいろあるから、もう少し起きててみる。」 「そう。じゃあね。」 「うん。」
さよならかな もういいよ つかれたでしょう こどものおもりは そろそろおいとまします ふつうのひとと しあわせになってください
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