「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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モックンのお誕生日プレゼントの「大神」は、絵本のようなゲームだ。
やっと、1章が終わって、2章の都の方へと旅立ったアマテラス。(白オオカミ) 大神の謎解きは、「神さまのワザ」をどんな風に使うか、で解いていくので、 ICOのような体力系の謎解きばかりではなくて、 筆しらべの能力をフル活用することで、道を進んでいけるところが、 なかなかに頭のひねり幅が広くて楽しい。
なにより、枯れた大地をよみがえらせたときのムービーがきれい。 都のはずれで枯れた池に水を汲み上げて、枯れた神木を蘇らせたとき、 暗い色調だった画面が波打って花の咲く明るい景色に変ってゆくのを見て、 「おお!きたきた!」と妹たちがテレビの前に正座して、 マルが、「ボク、コレが好き〜。ここのシーンの音楽も好き〜。」 と、一人用ロールプレイングゲームを母子4人で楽しみにしている。
いいゲーム作ったなぁ・・・・カプコン。 バイオハザードもカプコンなことを思えば、 やればできる子!と、なでててあげたいですよ、カプコン。(カプコンに失礼千万です。)
モックンは、コントローラーを器用に操って、アマテラスを走らせるのだが、 2章に入ってはじめて謎解きでひっかかった。 上手にヒントを散らしてあるものなぁ。 やればできる子の作ったゲームに、小学6年生が真剣勝負です。
「むはー!」と集中力の切れたところで、 「なぁ、おかあちゃん。おかあちゃんはどう思う?」
おかあちゃんはゲーマーさんではないので、 「なんか、それ、ひっかかるなぁ。」というとこしかわかんないのだけど、 その「ひっかかり」にモックンがヒントを足して、 詰まったところをクリアした。
「おー、できたできた!おかあちゃん、えらいな!」 ・・・褒めてもらった。
横で見ていたミーが、 「モックン、おかあちゃんがおらんかったら、できひんで。」 ニッコリ振り返ったモックンが、 「一緒にやろな〜。」
いや、だから。一人プレイ用なんだけど。
結局、母子4人、そろってテレビの前に座るのが、あたりまえになってきました。 モックンに、絵本を読んでもらってるような、ゲームです。
雨の土曜日です。 子供会の行事があるはずなのだけれど雨天中止だろうなぁ、と朝から連絡を待つ。
・・・・待ちぼうけ。
予定の15分前になっても 連絡がないのでこっちから役員さんに電話してみる。
「あのー、今日のキックベースは、どうなりましたか?」 「えっ!」と、電話口の向こうで固まる役員さん。 「き、昨日のうちに連絡がいってるはずで!電話なかったですかっ!」 「ないです。で、今日のキックベースは?」 「あのっ!連絡は、Iさんから行くことになってて!朝から電話したって彼女は言ってたんですけども!」 「ないです。で、今日のキックベー・・」 「連絡したって言ってたのに!あああっ!言い訳になってしまってごめんなさい!」 「・・で、きょおのぉ、きっくべええすうはぁあ」 「ちゅ!中止になりましたっ!!」
さよか。
パニくる彼女の様子から、なんか、連絡ミスがあったんだろうなぁ〜と、 電話を切って、4時間後。 午後3時過ぎ。 Iさんから電話がかかってきた。 私に昨日のうちに電話をくれてるはずの役員さんだ。
「あのー。もしかしてー、誰かから聞いてるかもしれないんですけどー」 「はい?」 「今日のキックベースは、中止になりましたー。」 「は?」
あ。
アンビリーバボー!!!!
・・・よしんば、あったとしても、すっかり終わってる時間じゃないでしょうかっ?
ドガーンと、雷でも落として差し上げようかなぁとも思ったけれど、 大人気ない、大人気ない、と呪文を唱えて、 午前中に別の役員さんにこちらからお電話して事情を聞いたので、 あなたからも電話して報告しておいてあげてくださいね。と伝えて、電話を切った。
「かわってるー・・・・・・。」と、受話器を見つめてつぶやいてたら、 ミーが、「誰?」と聞くので、 「Iさん。えーと、リーちゃんのママ。」と答えると、 リーちゃんと同級生のミーは、鼻で笑って答えた。
「あったりまえやん!変わってるさ!!だって、あいつ、ウンコ投げるねんで!」
・・・・アンビリバーボーーーーーーーっ!!
「ほんまやで!道で拾った犬のウンコ投げんねんで!」
え。えーと、・・それは柔らか・・い・・の・・・?
「乾いて硬いやつ!」
・・な・・んで、なげるんですか・・・。
「知らんけど、教室にまで持ってくんねんで!! そんなんみんな、ぎゃー!!て逃げるやん! いっぺん、そんなん汚いから捨てろ!って言うてんけどな、 ”え?なんで〜?”ていうて、捨てへんねんで!」
そんな史上最強の母子コンビだとは思ってなかった。 ミーが「とにかく、近づかんようにしてる。」と言い放ったので、 おかあちゃんもそうしようとおもった。 やだもん。拾った犬のウンコ投げられたら。 たぶん投げ返せない。あなたなら投げ返せますか?最強だ。コワ。
マルさんが同じクラスになったお友だちのおうちに遊びに行くという。
行けない距離じゃないし、 お友達はこの日しか遊べないからおうちに来て!というお誘いだそうだし、 おかあさんとも子どもの約束は通じているけれど、
ん〜。 どうにもおつきあいしにくいおかあさんだけに、母の腰が引ける。
パトロールのついでにおうちの近くまで付き添って行ってみると、 団地近くの交差点で激しくクラクションを鳴らす車が。 何事か?と思って見たら、今から遊びに行くおうちのおかあさんだった。
・・・ええと。 今からあなたのおうちに遊びに行く約束になってるかと思うんだけど。 あなたは今からお留守なの?
「私は出かけるんだけど、家に子どもはいるから! やっぱり家で待ってるって、待ち合わせ場所には行ってないから!」 と彼女が叫んだところで信号が変わり、 手をひらひらーと振りながらマルと車のそばを離れた。
うちでは原則、大人がお留守のおうちにあがって遊ぶのは禁止だ。 親が留守の子どもとは外で遊べといってある。 あいにく今日は雨降りだ。 今日なら遊べるから、と、誘ったんじゃないのかおたくの娘は。
マルがお約束してきたおともだちとは、お花屋さんで待ち合わせ、なのではなかったか。 ここであなたに出会わなかったら、雨の中マルさん、待ちぼうけか。
うわー。もーそんなヤツんとこ、行かんでええんとちゃうか?と母ぐったり。
「でもユウちゃん、おうちで待ってるよ。行かなきゃねぇ。」 と、マルは無邪気に約束を守ろうとするけれど、 こんな身勝手ちゃん親子につきあうのはヤダなぁ・・・。
お友だち宅に着いてみると、お誘いくださったお嬢さんがお待ちかねだった。 嬉しげにしてる子どもに、約束が違うから帰るね、とはさすがに言いづらい。
おかあさんにそこであって、お話したから、 お留守なのは知ってるんだけど、少しだけ遊ばせてね、と言って、 置いてくることにした。
1時間もせずにマルさん帰ってきた。 「雨だしねー。すぐ暗くなるからー。」
うん。 もうちっと、遊びやすいお友だちを、選ぼうよ。ね。頼む。
モックンの12歳のお誕生日。
お誕生日パーティーみたいなことはしないけれど、 おやつは用意してあげるから、お友達呼んで好きに遊んでよしとしようか、 と言っておいたら 同じ学年のなかよしくんたちが集まってきた。
プレゼントをくれた子もいたのだが それがなぜか「うまい棒30本パック」。
ゲームしたり、外でサッカーしたり、わいわい遊んで、 バイバ〜イ、またなぁ〜と、見送ってから、 テーブルの上のうまい棒を手にとって見つめるモックン。
「・・・・なんで、うまい棒なんやろ・・。」
・・・そうだね。いつも子ども会でもらう駄菓子パックで最後まで残るよね。うまい棒。
「・・・・しかも、30本全部おんなじ味やで!!」
ぶふ。
照り焼きハンバーガー味うまい棒30本。 完食なるか。 あきらめて遠足に持って行ってバスで配ったらどうかなぁ。
2006年05月03日(水) |
スゴイおとーちゃんデー |
夏野菜の頃に砂場を畑にしたいねぇ、という計画に、ヒゲくんを巻き込み 本日、庭仕事デー。
土を買ってきて苗を植えておしまい、で、いいか、と考えていたら ヒゲくん、拡張工事をはじめた。
元の砂場をベースに掘り広げ、1300×5400のご立派な畑に。 本職ですから仕上げにも手を抜かない。
タコ糸で丁張りをしてベースラインを決めて、 周りをレンガで囲む工事をモックンに指導。 バケツに水と土を混ぜてセメント様の糊をつくり ベースにあわせて一枚一枚レベルをあわせて貼り付ける作業を指導。 おお。左官。 「モックン、よかったなぁ。左官屋でバイトできるやんかぁ。」 左官作業はなかなか楽しかったらしく、はまったらしい息子。
お茶を飲んだりしながら、ゆるゆると作業は進み 午後からは土も入って畑らしくなった。 さて、苗だ。
ヒゲくんと、モックンと、ミーが選んで帰ってきたのは ミニトマトと、ナスと、ピーマンと、パプリカと、バナナウリ。 畑リーダーとなったヒゲくんの指示の元に子どもたちが苗を植えて畑完成。 リーダー、満足げに写真など撮ったり トマトにキュウリ並みの支柱を作ったりしてご満悦。
夕方でもまだ日が高いので、できたばかりの畑を眺めて 「ええやん。ええやん。」とニマニマしていたリーダーだが、 庭遊びの延長でミーが木っ端の工作をはじめたもんだから、今度は大工リーダー。
車からご自分用のお道具を降ろしてきて、 鋸のひき方、釘の打ち方をミーと、マルに教えはじめた。 ミーは長方形の箱を米松で作って マルは寸角でイスを作った。
ヒゲくんがあれこれと手伝ってくれるたびに 「ホラ!おとーちゃんすごいねぇ〜!」と合いの手をいれ、 それにつられてミーとマルが 「おお、すごいな。おとーちゃん。」と褒めるので ヒゲくん得意分野で鼻高々である。 いいことだー。 「よかったねぇ。おとーちゃん、本職だからねぇ〜」と、さりげなぁく持ち上げて よかったねぇ〜、よかったよぉ〜、な空間をプロデュースしてみました。
モックンはその横で 「明日はバーベキュ〜♪」と バーベキューコンロを組み立てて炭を用意しはじめた。 明日の予定もこれで決まったなぁ。
夜ご飯はミーのリクエストでオムライス。 ミーが子供向けの料理本で見た「父の日オムライス」を上手に盛り付けて 「はい!おとーちゃん、今日はよう、がんばった!」 と、プレゼントしたし、 マルは宿題の日記に 「おとうちゃんは、すごい」とタイトルをつけて庭仕事の日記を書いた。
連休だからどっか遊びに行かなきゃ病のヒゲくんも 父株アップでごきげんさんな一日になったのかも。
よっしゃ作戦勝ち!とこっそり母がほくそえんでいるのはナイショです。くす。
朝のニュースを見ていたら 人が乗れる二足歩行ロボットの話題をやっていて ロボット、ロボット、とテレビが言うのを聞いたモックンが 「ロボットかなぁ? ユニットじゃないかなぁ。」と言う。
え。なんですて? ロボットとユニットは違うんですか?
「うん。ユニットは人が加わるタイプ。ま、あれもロボットの種類、ってことかもしれないけどね。」 と解説してくださった。
えー!そんなことあなたいったいどこで! おかーちゃんしらなかったよ!
「ん?地球博。」
ええ〜〜〜っ(一緒に行ったのに)知らなかった・・。 あったな。そういえば。電動サイケ車椅子みたいなのが。
改めて辞書を引いてみると ユニットとは、「組み合わせて使うもの」となっていて、 組み立て式の家具や道具だけでなく、 最近ではひとつの目的のために集まった人の集団のことも「ユニット」というらしい。
うん。 乗用二足歩行ロボは、確かにユニット。 そうかガンダムはユニットだったのか。(そこへくるか)
私の幼かった息子さんは、 母の知らない間に 母の時代にはなかったものやことをどんどん知識として蓄えて 母を越えていく。
越えられたー。と思った一言でした。
今年の家庭訪問は連休を挟んでおります。
連休で学校が休みの上に 家庭訪問で短縮授業という 五月なんてバカ!といいたくなるようなスケジューリングです。
先生から事前に「お子さんのいいところを聞かせてください。」 と学級便りをいただいたので メモに3人分のいいところをまとめる。
ミー 2:45〜 ・自分を貫く強さがある。 ・観察眼、着眼点の鋭さ。 ・表現が個性的。 ・応用力がある。
モックン 3:00〜 ・自分の考えをしっかり持っている。必要なときに自分の言葉で伝えることができる。 ・友だちづきあいでニュートラルなポジションにいる。 ・興味の対象が広い。 ・理解力がある。
マル 3:30〜 ・相手の気持ちに敏感。 ・言葉で説明するのがうまい。 ・数字に関する記憶に特異がある。(クラスの友達の誕生日を全部覚えてたりする)
モックンが、ミーのメモを見て 「ワガママで、いらんとこばっかり見てて、ヘンなことするってことやな。」 と、のたまわれた。
・・・・・アンタ、みもふたもない・・・・。
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