「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2002年08月31日(土) 特効薬

「耳が痛いー。」とミーがゴキゲン悪し。
どれ。

ああ。すこうし赤いかなぁ。

「痛い痛い痛い!イタタタタタ!!!」

もう大ダメージである。

耳鼻科に連れてゆく。
耳鼻科は、小児科と違って、大人用の陰気くさーい病院だ。

しかも先生は、ご隠居のようなおじいさんで、
白衣はバリバリに糊が効いてるのだ。

それがなんとも、大人っぽい。

なんだか、ミーの、「おねいさんだから特別なのよ気分」を満足させるのに充分だった。

先生は、
「あー、確かに比べてみると腫れてますなあ〜。」
と外耳炎の診断。


もらった飲み薬は子供のようの甘いのではなかったのに、
「ンもう〜、お薬飲まなくちゃぁ〜。」と眉間にシワを寄せながら1包封を開け、
「に・が〜いぃ。」と、喜んで飲んだ。


3時間で腫れが引いた。
「アタクシだけ特別」は、ミーの特効薬である。


2002年08月30日(金) おっきいパパ

保育園の帰りに、マルとふたりでお買い物。

突然、「おかーちゃん、ヒゲ、イヤやろ?」
え。「うん。ヒゲ嫌い。」いつも言ってることだ。ヒゲがあるからマリオは嫌い。

マル、とてもいいことを思いついたと言わんばかりに、
「ヒゲのないパパに、したら?」

はい?とおっしゃいますと。

「ヒゲのないパパ、と、取り替えるんしゃ!」
「おとうちゃんを?とりかえちゃうの?」
「うん!ヒゲがなくて、でっかいでっかい、パパ!」
「おっきいパパかー。そりゃいいなぁー。」
「おっきいパパ、いいやろ!どのくらい大きいかというと!」
マルは息を吸い込み、
「おうちよりもおっきいパパ!」

はいりはいりふれはいりほー♪

「そ、そんなにおっきいのかぁ!」
「うん!」
「じゃ、おかあちゃんが、マルを抱っこしてても、
抱っこしたまんま、おかあちゃんも抱っこしてもらえるなぁ!」
「うん!!いいやろ!」
いいかも♪
「でもな!おかあちゃん、気をつけへんと、ちゅぶされるで!」
あう!つぶされますか。


「でもさー。そのおっきいパパがきたらさー、おとうちゃんはどーするのー?」
「パパがいるからいいよ!」
「ポ、ポイしてもいいの?」
「いいよ!!」
「・・・い、いいの?」
「いいよ!!」

マルによると、おっきいパパは、とってもやさしいのだそうだ。
ヒゲは生えてなくて、お話もしてくれるのだそうだ。
抱っこもしてくれて、一人一人お名前もやさしい声で呼んでくれて、
ご飯はもりもり食べるそうだ。


うーむ。
ビジュアライズされすぎ。

「ねぇ〜、今日、保育園でお誕生会の出し物なんだったの〜?」
「おっきいパパのはなしだった!!」



・・・わ、わかりやすー。











2002年08月29日(木) けろっとしすぎ

保育園はもう始まっていると言うのに、
小学校は始まらない。

いやだ!いやだ!
モックンとミーが行かないのに!
おうちで遊んでるのに!
ボクだけ、何で保育園にかなきゃなんないの!

せんせーが待ってるよー。
お友達が待ってるよー。
今日のお昼ご飯は何かなぁ〜。


ぐら。ぐらぐらぐら。


姉 : 「さー、今日は、おかあちゃんとエアロビクスしにいこーと!」


ぎゃ!ボクだけ置いてどっかいっちゃうんだー!わーん!ぎゃーん!
どうしてボクだけ保育園!!
行きたくないー!行きたくないー!行きたくないー!!
お弁当に、野菜がでるぅ!
お昼寝なんかやだぁ!
うおー!!やだー!!





泣きながら、保育園にいったわけですが、
お迎えに行ったら、
「おかーちゃーん、今日なぁー、まーちゃんとなぁ〜おうちに遊びに行く約束したぁ♪」
「お昼寝した!一番に寝た!(得意げ)」
「今日のお弁当全部食べて、はんこもらった!!ホラ!」
「みんなで、おやつパーティーしよう!って、みんな来るって!うちに!」
「先生が明日はお誕生日会するって!!」
と、家に着くまで、しゃべりっぱなし。

楽しいんだと思う。たぶん。保育園。
朝、大泣きしてみるのはリクレーションぽい気もする。


2002年08月28日(水) 親だけれど。

慣れっこになってしまって、
ノイズにしか聞こえないきょうだいゲンカなのだが、
毎日毎日、よくもまぁおんなじことでもめるなぁ。

モックンは、「ミーがー!」
ミーは、「マルがー!」
マルは、「モックンがー!」

とにかく、なんでも相手が悪いのである。
自分が先に意地悪したことは、そりゃあもう、高い高い棚に上げてあるのである。

そのたびに、
「自分のことばっかり、考えてないで、相手のこと、考えなさいっ!!」
と怒られて、己を省みるように言われ倒すのに、
相手のことはミジンコくらいしか考えてないので、
とにかく己の気に入らんことだけに、ダイレクト・リターンするのである。
「ヤツのせいでっ!」


違うってば。


この「違うってば。」を、毎日毎日言いつづける。
とにかくあきらめずに言いつづける。
なんとかして、わかってはもらえないものかと言いつづける。

いつか、
気がついてくれ。

今はまだ自分のことしか考えられなくても、
自分のことだけ考えてたらすごくカッコ悪いことに気がついてくれ。


今日も、がんばって言いつづける。

ほんとにそうかな?
自分がされたらどう思うの?
そんな言いかたして相手はどう思うかな?

まどろっこしい。

ガツン!泣かすな!
で片付けるのとそれほど違いが出てくるのかは、
今はまだ全然わからない。
これでいいのかどうかもよくわからない。

いいのかどうか、よくわからなくても、自信がなくても、
親だからしょうがない。

がんばって、今日も言いつづける。
考えよう、と言いつづける。

時々、いいのか不安になる。
親としての自分の未熟さに。


2002年08月27日(火) 改めて親バカ


メイの寝顔は、ミーにそっくり。











2002年08月26日(月) 夏休みの自由研究

あと1週間で夏休みも終わる。

宿題はもうとっくの昔に終わっているので、
あとは遊び呆けていてもいいようなもんだが、
せっかくなので自由研究を今からまとめようかと言うことになった。

絵本を作ろう。というのがそれ。


絵本と言っても創作童話とかをいっとく力量はまだないので、
身近に起きた出来事絵本にすることにした。

モックン、「夏休みの生き物観察」
ミー、「ねこがきたよ」

A4の紙に、絵日記風に文章と絵を書いて、表紙をつけてまとめるのだ。

ミーは4部構成。
・ねこがきた
・ねこをかおう
・ねこってこんなの
・ねこといっしょに

猫を拾ってきて、うちで飼うことにして、
どんな準備をしたりお世話をしたりするのかとか、
猫と一緒に住んでみて、どう思ったのかを書こう。

「かなあみのーやぶれたところからー、」
とか声に出して言いながら、どんどん思いついたことを書いていく。
そのとき、どうだったの?とか、
どんなふうに見えたの?とか、
言葉をかけて、ポイントポイントを引き出しはするけれど、
書かせた文章にならないところが、面白い。
ミー、あっという間に半分完成。


モックンは3部構成。
・カブトムシの観察
・メダカの観察
・ネコの観察

どうやって手に入れたか、飼育はどうしているか、
それぞれの生き物について調べてみたことも書こう。

小見出しの上に、カブトムシの項はカブトムシのマークを書いた。
「おかーちゃん、なに書く?なんて書く?」
こちらも、ひとつひとつ、どうだった?どんなふうだった?と、
ポイントを聞き出してやってすすめていく。

ミーに比べると、トロい。
絵はとても正確なのに、文章が雑。
うむー。どーしたもんか。




夏休みの終わりに、親子で文科系遊びをしているわけです。


2002年08月25日(日) 靴をはけ

ネコは庭で遊ぶのも好きらしい。
洗濯物を干していると必ず庭に出てきてしばらく遊んでいる。
勝手口から外に出る方法も教えたら、
出たいときに庭に出るようになった。

そのせいか、素足で歩くとリビングがなんだかざらつく。
こーなったら、しょーがない。
毎日雑巾がけだ。とほほ。


雑巾がけをしていると、
ネコがつつつーと走って、庭に出た。
そのあとをだだだーとマルが追いかける。

雑巾がけを終わってきれいになったところに、
ネコが帰ってきた。
そのあとから「待って!」とマルが上がってきた。


ネコの後を歩くマルの小さな足型が、
ふきあげたばかりの床にてんてんと続いた。


ネコではなかった。マルだった。


2002年08月24日(土) ミーの家出

ネコとあかちゃんがえりしたマルと両方を
交互にかわいがっていたら、
ミーがすねた。

あんまりネコをかまうので、
「ミーちゃん、ほっといてやんなさいよっ!」
と言ったのがいたくお気に召さなかったらしい。

ふいっと2階に行って、どったんばったんやってるな、と思ったら、
でかーいリュックをしょって、
おばあちゃんに作ってもらったお気に入りのポーチを下げて、
不機嫌なのか、嬉しいのか、にやにやぷんぷんしながら降りてきた。

「? どしたの?」

「家出するっ。」
「あらまー!で、ちゃんとご用意してきたんや!」
「うん!」
「なにがはいってんの?」
「見せたろか?」
「うん。」
「パジャマとー、パンツとー、シャツとー、ズボンとー、Tシャツとー、長袖も。」
「おー。寒い日もあるもんなぁ。」
「そう。」
「でも、なんで家出すんの?」
「え。」
「家出するときは、書き置きっていってお手紙を置いていかなアカンねんで。」
「ふーん!」

ミーは折り紙の裏に手紙を書いた。

「をかあちゃん、みーわ ねこおかまあてまあせん
ただねこが まぁちゃんちの」

「おかあちゃん、ここにパパって書いて。」
パパと書き込んでやる。

「パパのくるまをひっかかいていたから だっこしてにわをいっただけなのに」

むふー!
「できた!」
「ハイ。どれ。オカマ当てませんってなんや。」
「あははははっ!おかまとちがうっ!を、かまってません!や!」
「あっはっはっは!!オカマ当てたんかと思ったぁ〜。」
「あっはっはっは!ちがうよー!じゃぁ、そういうことで、いってきます。」
「ハイハイ。いつ頃帰ってくるの?」
「・・・・・・大きくなったら。」
「えー。晩ご飯までに帰っておいでよー。」
「今日の晩ご飯、なに。」
「カレー。」
「カレーかぁ。」
「ナスとひき肉のカレー。」
「・・・・・大きくなるまで帰らん。」
「ナスおいしいのに!」
「嫌い。」
「大きくなるって、どのくらい大きくなったら帰ってくるの?」
「・・・・中学生くらい。」
「ふーん。晩ご飯までに帰ってきたらいいのに。お腹すくやん。」
「・・・・・・・。おかあちゃん。お金持っていくわ。」

おお!!!
気がついたか!えらいのぉ!!

ミーは豚の貯金箱をそのままリュックにつめようとした。

「ミーちゃん、お財布に入れてきなさいよー。割れるよー。」
「財布ないもん。」
「クマのはー?」
「あれ、こないだからない。」
「ふーん。おかあちゃんの引出しになんか入ってないかなぁ。」
「見ていい?」
「いいよー。白いベリベリってテープのついたお財布が入ってないかなぁ。」
「あ、あった!!これ?」
「うん。そう。それ、あげるわ。」
「やったー!これにいれていこ!」

ミーは小銭をありったけ詰め込んで、財布をポーチにぎゅうと押し込むと、
リュックをしょった。

「行ってくるわ!」
「ハイ。車に気をつけて。」
「おかあちゃん。」
「ハイ。」
「買い物行けへんの?」
「行くよ。玉子買いに。」
「どこ行く?」
「マックスバリューかなぁ?」
マックスバリューは坂道を下っていくだけで、道路を横切ることもない。
「玉子、買うてきたろか?」
「ええ〜、荷物すごいし、いいよ。あとでいくから。」
「ふ〜ん。じゃ、行ってくるわ。」
「ハイ、車に気をつけて。」


ミーは、自転車に乗って、手を振って行ってしまった。




さて、マル、お買い物行きますか。マックスバリューに。

いないなぁ。

お買い物を済ませて自転車のとこまで行くと、
私の自転車の横にミーの自転車が。

ま。遅かったのね。
来た来た。
「ミー!」
「お。おー!」
「なに買ったの?」
「カルピス。」
「へー。」
「モックンにもコーラ買ってやった。」
「へー!」
「公園に行ったら、のど乾いたって言うたから、コンビニ行ってコーラ買って来てあげた。」

へー!!道路渡って買いに行けたのねぇ。すごいすごい。

「ほな、かえろか。」

うん。と自転車を漕ぎ出してから気がついたミー、
「帰るんとちがうで!ちょっと、寄るだけやで!」

ハイハイ。

ぽつぽつ、雨が降ってきた。
大急ぎでうちに帰り着いて、ネコをなでなで、ひとやすみ。
小降りになったところで、もう一度家出。
荷物は重いので置いていった。

公園に行ったのに、さっきの雨のせいで誰もいなかったらしい。
5分もたたずに帰ってきた。
「ただいまー。」
「おかえりー。」

どすん、とソファーに座ると、
「おかあちゃん、家建ててから家出することにしたわ。」

さよか。
家を建てるなら、父に言いなさい、父に。
(実は父にはミーが家出したよぉと電話してある。あんまりおかしかったから。)
ミーは仕事中の父に電話した。

「もしもし?おとうちゃん?家建ててっ!
えー。どこにしようかな。
あ、じゃあ、トモ姉ちゃんの隣の空き地!
え。高いんか。
じゃあ、どこならええんよっ!
うちの庭?
・・・うん!それでいいわっ!建ててな!じゃあねっ!」

電話を切ると機嫌よく、
「おかあちゃん、家が建ったら、家出するわ!」


ふふん。ヘタレ女王様娘。
アンタその前に、一人でなんでもできるように、もっと強くなってなくちゃダメよ。
今からしっかり、仕込んであげます。
おーほほほほほほ!(←悪魔的王妃母)


2002年08月23日(金) かわいくてうれしい。

猫が来て以来、
な〜んとなく、マルが、赤ちゃんがえりしている。

きょうだい3人の中で、
ネコと一番相性がいいのもマルのような気がするんだけど、
ネコをかまっていると、
「牛乳ちょーらいっ!」だの、
「ご本読んでぇ!」だの、
同じようにまとわりついてくる。

おもしろいなぁ。

ネコはオスだったので、
「弟だねぇ。」ということになっていて、
マルは外に行って、
「ボクの弟、ネコ!」などとエバってまわっているのだが、
お姉ちゃん気分は外にいる間だけ。
うちの中では
「おかぁ〜やぁ〜ん〜、だっこぉぅ〜。」である。

あかちゃんがえりは、かわいい。
ネコもかわいい。
二度おいしい。




モックンとごつんとぶつかって、「ぴぎゃーー!」と泣きだしたマルに、
ネコが駆け寄った。
ひざの上に乗ると、マルのほっぺたの涙をぺろぺろなめだした。

「あぅ!ありがとぉぉ〜〜おんおんおんぉ〜!」

どっちが上やら、力関係が楽しくなってきた。








2002年08月22日(木) お泊りだったのに。

今日はいとこのおうちにお泊まりの日だ。

子供同士が約束してしまったものの、
あいにく大人は忙しい。
今日しか大人の都合がつかない。

どうする?
「行く!」

とは言ったものの。
ネコが気になるのだ。
当日の朝になって用意をまとめてから
ミーがぐずり出した。
「今日は、泊まらんとこかなぁ〜。」

ふー。

もとはと言えば、あんたが「カッチャンと一緒に寝る〜ぅ!」とか言い出したからじゃない。

次男の嫁にしてみれば、
同居のしがらみをおねえさんがやりくりして空けてくれた貴重な一日だ。
いまさら、ごめんなさい行けませんは言いにくい。

子供たちを連れて、
ネコにはお留守番をお願いしてでかける。

ネコに夕ご飯をやりに戻り、
子供たちのところに帰ると、
ミーが泣いた後の顔をしている。
「ねーこーにーーあいたーい〜ぃ!!」
と大泣きしたのだそうだ。
多分真相は、思ったほどお兄ちゃんにかまってもらえなかったからだと思われるが。


結局、ミーと、マルを連れて帰った。
ミーは、早く帰りたくてぐずり、
マルは、泊まりたかったのにいぃぃ!!とぐずって、
大暴れしながら車の中で眠ってしまった。

うちにつくと、ネコも眠っていた。


2002年08月21日(水) ねこねここねこ

「おかーちゃーん!!ねこ!」

モックンとミーが、子猫を連れて帰ってきた。
小さいトラねこ。

「飼おう!」とモックン。
「飼う!」と決めてるミー。

う〜ん。う〜ん。どうしよう。

ネコ、くつろいでるし。

でもしかし、なにをどうすれば!

ネコ、おもちゃで遊びだした。か。かわいい〜〜!

いや、だが、どうしたもんだか!

「飼おうよぉ〜!」


ヒゲ君に、電話してみる。
「ネコ、好き?」
「犬よりは。」
「ミーがね、拾ってきまして。」
「えー。」
「・・・・・か」
「飼うつもり?」
「どうしよう。」
「家がぼろぼろになる〜。」(建築屋的発言)
「そ、そうか。」
「居つくかどうか、ネコ次第やで。」(外ネコ経験あり)
「はぁー。そういうもんですか。」
「あんまり、アレやなぁ。」(ドレよ?)
「はーい。」

電話を切って、ネコを眺める。

「おとーちゃん、いいって?」
「いやー、ネコがここを居心地いいと思うかどうかなぁーって。」
「よさそうやん!」
くつろいでますなぁ。


こうしよう。


今からスイミングに出かける間、お外に出ててもらおう。
帰ってきてもまだいたら、動物病院に行って飼ってもいいかどうかみてもらおう。

「よっしゃ!!はよいってこよ!スイミング!」
まだ始まれへんてば。





スイミングから帰ってきたら、
ネコは縁台の上で待っていて、
「みゃーーーー。」

子供たちがいっせいに、
「ただいまーーー!」




約3ヶ月のトラネコ、オス。
「メイクワンシー」と名前をつけました。



2002年08月20日(火) 母的家庭教師

お盆休みが終わったので、
そろそろ、2学期の準備をしとこうか。

ハイ、じゃ、今日から、朝のお勉強再開。
モックンには、漢字の書き取りと、繰上げ繰り下げのある二ケタの足し算、引き算。
ミーには、本読みと、ひらがなの書き取りと、足し算、引き算。
うん。だいたい覚えてるみたい。できるようだ。

それよりも、あいかわらず、モックンの集中力は算数方面には働かないらしい。
ミーが2ページ引き算してひらがなの書き取りに移ってもまだやっと半分。
答えはあってても、そんなミツユビナマケモノみたいなペースじゃなぁ。

よそのおうちは、通信教材やら、夏季講習やら、塾やら、本格的に始まってるとこも多いけど、
もうちょっと、おうちでお母さん家庭教師で行こうかなぁ。


モックンはめだかの世話が上手だし、
ミーはフルーチェ作るのが上手だし、
モーマンタイ、モーマンタイ。(いいのか?)


マルが保育園に行ってる間、毎日やろう。
明日からは、
モックン、九九、
ミーは、カタカナを追加ですな。

と言ったら、
「いいよーそのかわり、おやつ買ってなぁ〜!」
ときた。


なんでよ!

モックンがニヤニヤしながら、
「だってー、塾行くより、安いやん!」


お。すごい。
そんなことに気がつくあなたは、塾に行かなくてもおっけいです。
さらに安く上げるために、おやつは母が手作りします。ひっひっひ。


2002年08月19日(月) せっかく行ったのに

今日から、マルの保育園、再開。
張りきって、行こう、マル!
「ウン!」

園についたら先生が、
「んま!マルちゃんが来た!」

帰ってきたらご近所ママが、
「えっっ!行ったん??」

皆さん、ひっじょーにその反応はまずいです。



マル、パジャマに着替えて、
「おかーちゃん、明日は保育園、行かんでええんやろ?」

・・・・・ほら。


2002年08月18日(日) ミーからのプレゼント

布団をあげに行ったつもりが、
ちょっとだけ、と思ってぐーすか寝てしまった母。

寝てる間も、頭のまわりで、
「ヨーグルト食べてもい〜〜。」とか、
「ペンギンのご本読んで〜。」とか、
「テレビ見てもい〜〜。」とか、
「おりがみ、どこ〜〜〜〜。」とか、
「アイスが全然ない〜〜〜〜。」とか、
「おのどかわいた、おのどかわいたーーー!」とか、
「しゅっごいんやで!見て!見てて!!」とか、
「電池がない〜」とか、
「電池入れたら動いた〜!」とか、

とにかくなんだか騒がしかった。
でもまぶたが、がちーん!と閉じてしまって開けられなかったので、
すべては夢うつつだ〜〜〜〜〜。

そういうノイズには慣れてしまってるので、
「ほえー」だの、「あう〜」だのテキトーにあいづちを打ちながら、
しばらく(しばらくじゃなかったけど)ふわふわ眠ってから「だぁぁっ!寝てた!!」と目が覚めた。


おや。

バスタオルがかかってる。

あらら!!
クーラーがかかってる!!
ちゃんと障子も窓も閉めてある。


障子を開けようと手を伸ばしたら、
はら。と、紙が落ちた。

ミーの文字で、
「あけるな ぜたいにあけるな きくな 
どうしてもあけたかったら すぐあけてしめろ」
と書いてある。

障子に何かシールが貼ってある。
母の日のプレゼントについてたシールだ。
「おかあさん、いつもありがとう。」




障子を開けたら、ミーとマルがふたりでテレビを見ながら、おやつを食べていた。

「あ、起きた〜?」
「おはよ〜!」
「もっと寝ててもいいでー!」

ありがたいんだけど。
ありがとうと言ってよいものやら。
そのお菓子の食べ散らかしようを見ると。


2002年08月17日(土) ひ弱なサッカー少年

今日はモックンのサッカーの試合の日だ。
試合はいいけど、ここんとこ練習してないんですがこの人。

今日の試合は、市内の4つの小学生チームが参加しての公式戦。
勝ちに行きたい試合なのだ。

さてーモックンの出番はあるのかしらー。


試合前の練習にも心なしか気合が入ってるような、そうでもないような・・。

・・・・・・・おや。
モックン、ひらひら手を振りながらシュート練習を抜けてきたよ?

「おかぁちゃぁん〜、あ、あたま、いたい〜〜〜〜〜。」

え。
どれ。

熱ないよ。

「ない?いたい〜。」

えー!ユニフォームに着替えちゃってからそういうことを言う〜。

日陰に寝かせて、首のうしろを氷で冷やす。
頭も冷やして、冷たいものを飲ませたり、
お気に入りのウィダーインゼリーで10秒チャージもしてみたりする。

ダメですか。

ダメのようです。

とほー。

でも、友達の出る自分のチームの試合は見たいらしい。
フィールドのすぐそばの木陰にシートをひいてやって氷マクラで冷やしながらご観戦。
「ふぁんぶぁれ〜〜〜〜ぃ〜〜・・・。」

応援されてると、友は気がつくでしょうかねぇ?

前半終わってハーフタイムのときに、コーチにあいさつして、引き上げる。


のぼせたのかしらねぇ。
ここんとこよく遊んでたから、疲れたのかしらねぇ。
ま、ゆっくり休ませて、今日の夕方のお祭りは、行けないってことにしようかしら。


帰りの車はエアコン最強。
帰り着くまでの20分間で、モックン復活。


「さー、おかーちゃーん、おまつり、何時から行くのー!」


き、きみねぇ・・・・。


2002年08月16日(金) アンパンマン・アドバンス

おじいちゃんとおばあちゃんからお盆のお小遣いをいただいて、
モックンのアドバンス貯金がたまった。
モックン、念願かなって「ボクのアドバンス」を手に入れた。
喜んで、「ワリオランド・アドバンス」をやっている。
その横で、ミーが、「子犬育成・アドバンス」だ。

マルさんがいささか不満げである。
なんか、ああいうピコピコするのしたい。
「貸してー。」
「ダメー。」
「貸してー。」
「いやー。」
「・・・・おがぁ〜ちゃ〜ん!!」
イヤー、でもねー、無理だと思うしー。
アンパンマン・アドバンス、みたいなのがあればさ、
おかーちゃんもね、できるかなぁ〜とはおもうけどね。


・・・と思ってたら、昨日、大阪のおもちゃやで、見つけた。
アンパンマン・アドバンス!!!







いや、ちがうけど。
充分じゃん!
しかも内容が凄いぞ!
しりとりに、ひらがなパズルゲームに、英語ゲーム、
数当てゲームに、スロット、あっち向いてホイ、
アンパンマン版スペースチャンネル5、
アンパンマンソング集、
しかも!時刻合わせをするとアンパンマンの私生活がのぞけてしまうのだ!

いかがですか、マルさん!
アンパンマン・アドバンス!

マルは、窓際のアドバンス所定位置にモックンと並んで座って、
あっち向いてホイをしはじめた。

「おかーちゃん、いちにち、1じかんやなっ!」

は、はい。

「マル、やったろか??」
ミーが、かなりうらやましそうである。


2002年08月15日(木) ミーの指図

夕べの今日で、ミーとおとうちゃんが心配だ。
電話を入れると、
ミーが元気よく、
「今からお買い物行くのー!」
そう。よかった。

ミーに、ドーナツの割引券と景品の引換券と、
フライドチキンの割引券と、薬局の割引券と、
スーパーの500円券を渡してある。
ミーちゃんこういうこと、とってもちゃっかりしてるから。

ドーナツやさんに行くのね、きっと。
ついでに映画なんかおねだりして一日遊べるかな。
くらいに思ってたんだけど、
ミーの行動は想像を超えていた。

ミーは、
「おとーちゃん!おかーちゃんにピアスを買いに行かなあかんで!!」
と言ったらしい。

おもちゃ売り場のファンシー小物のコーナーにおとうちゃんを連れていき、
びしぃ!と水色の小さな四葉のクローバーのピアスを選ぶと、
「おとーちゃん!これがいいと思うわ!!」
と有無を言わさず買わせたらしい。
ぐずるヒゲ君に、
「おとーちゃん!!買わな、おかーちゃんに嫌われるで!!」と怒鳴りつけ、
その200円のピアスを買わせたらしい。


ヒゲ君にカーフ(に見えるけど絶対違うバーゲン商品)の名刺ケースをお土産に渡したら、
「ソレ。」と、さっきゴミだと思って捨てかけてた包みをくれた。

「ミーが、゛ピアス買わな、おかーちゃんに捨てられるでっ!"っていうもんで、買いに行った。」

「んまー!」
くるっ。
「ミーちゃんありがとー!!」(ぎゅううむ!)
あ。
「どうもありがとう。」(←ヒゲ賛江。)

つけてみた。
ポストは太いしゆがんでるし、キャッチは大きすぎて固い。
まるっきり、つくりの粗いおもちゃだけど、嬉しかった。


2002年08月14日(水) 夜に大騒ぎ

エアロビクスのいつものメンバーで、懇親会である。
夕方から集まって、飲んだり食べたり。
お酒の入る席だから、ホントいうと連れていきたくないけれど、
ヒゲ君の予定が見えないので仕方がない。
ご飯会だよ、と連れていく。
用意のいいレーママがたくさんおもちゃを持ってきてくれていて
子供6人が遊べるようにセッティングしてくれていた。

広いところで、ママたちのおとがめなく好きに遊べるのだから、
テレビなんかなくてもおっけいだ。
走り回って踊りまくって大暴れ。
疲れたらママたち持参の料理をつまんで、また大暴れ。
マルに呼ばれて、絵本を読んだりブロックを作ったりしてるうちに、
先生が飲みつぶれてしまった。


今日も、割り勘負けた気がする・・・・・・。


2002年08月13日(火) 親族ご飯会

お盆恒例の親族ご飯会。
すし屋の予約を取るよう言われて、電話で予約する。
今年は総勢18名。
モックン、ツナ巻きと煮アナゴ。
ミー、ツナ巻きとコーン巻き。
マル、天巻きと焼アナゴとコーン巻き。

向かいに座ったいとこのタクちゃんが
トロと中トロと大トロを並べて食べている。

・・・・・割り勘負けた。


2002年08月12日(月) マルたんおかっぱ

ミーが髪を切った。
私もついでにちょっと整えてもらった。

マルが暴れだした。

「ボクも、切るのーーー!!」

切るって言ってもねぇ。あなた髪の毛少ないから。
どう切っていいのやらねぇ。

「ぎゃーん!きるーきるー!」

言い出したら聞かないのでしかたがない。
背中まで伸びた髪を、
耳下あたりで切りそろえてもらう。


おお。
これはどこかで見たような。


ミー「・・・トイレの花子さん・・・。」
母 「ざしきわらし・・・・・。」
ママ「・・お菊人形!!」

・・・・・・・ま、マルが満足してるんだしいいとしよう。うん。・・・・。


2002年08月11日(日) 恐竜王国

昨日モックンが買って来た猫サイズのティラノサウルスと、
うちにたくさんある手乗りサイズの恐竜君を並べて、
子供たちが遊んでいる。

明日は恐竜のおもちゃを持ってるお友達と集まって、
恐竜ゴッコで1日遊ぶ約束がまとまっている。

うーん。
ね。ジオラマ作ろうか。

「じおらま?」

うん。恐竜王国。絵の具塗って。

「やるー!!」

ということで、クラフト紙を床に広げて、
クレヨンで下書きしたあとみんなで色を塗る。
海、川、草原、砂漠、池。

「山も作ろう!山も!」
新聞紙を丸めて、形を作る。

完成。
畳一畳分くらいの恐竜王国。


たぶん、絶対、ここからはみ出て遊ぶに違いないけど。


2002年08月10日(土) 約1名みやげがなかった。

モックンが1泊2日のサマーキャンプから帰ってきた。

「みんなにおみやげあるよー!」

まぁ。いいって言ったのに。

「ミーにはなぁ、プーさんの袋!」
んまぁ。
「マルにはな、お菓子!」
んまぁ。
「おかあちゃんにはな、絵はがき!」
んまぁ。

ツボ押さえてるわねぇ。
おみやげなんかいいからねって、言ったのに。

「で、ぼくが、ティラノサウルス!」
へー。
「すっごくでっかいの!」
へー。
「大、中、小、ってあってな!ぼくは大を買った!!」
へ、へー・・・・・・。
も、もしかして、アンタのかばんがものすごくふくらんでて重たいのはソレ?
「大は2800円やった!」


・・にせんはっぴゃくえん!?
持たせたおこづかい、3,000円。



家に帰ってカバンをあけたモックン、
「ミーにはこれ!」と、ゲーム大会で取った賞品の巾着袋をミーに、
「マルにはこれ!」と、帰りのバスのおやつですよーと配られたお菓子をマルに。
「おかあちゃんにはこれ!」と、キャンプ村の入場チケット(絵はがきサイズ)を私に。

「で、ぼくは、コレ!!」
カバンから出てきたのは40センチほどのティラノサウルス。


モックン、一点買い。
参りました。


2002年08月09日(金) 3秒ルール

ミーは、クソ頑固なところも、鼻っ柱の強すぎるところも
私から受け継いでいるのだが、
もうひとつ、たまらんおっちょこちょいも、遺伝している。
とにかくよくこけるし、物を落とすし、壊すし、汚すし。
「あ。」としまった顔はするものの、立ち直りもとんでもなく早い。
何もなかったかのような涼しい顔ですまーしているのだ。
そんなとこまで似んでも。

そんなミーに朗報である。
3秒ルールと言うのをどこかしらで聞いてきたのである。
「落としても、3秒までなら、セーフ!!」


今日、大口開けて笑って、ぽろっと、アメが落ちた。
「あっ!」ハヤブサのようなスピードで床から拾い上げると、
「やった!平気!」
パク!
あぅ・・・止める間もなかった。

しあわせそうな顔で、いいやん!といわれてしまって、
なんとなく納得できないがいいことにする。


そのあと、ハンバーガーの包みを勢いよくはがしすぎて、
ハンバーガーが回転しながら床にべちゃ!

「ああっ!」パッとしゃがんでパッと拾い上げると、
ペン!と落ちた上半分を下半分に重ねて親指を立てた。
「セーフ!!」

せ、セーフじゃないだろ!それ!
今のはアウトだよー!もう一個買ってあげるからそれは食べちゃダメだよー!!

「だいじょーぶ!だいじょーぶ!」
パク!・・・モグモグモグモグ・・。
「ホラ!全然オッケー!!」

ひきつったまま動きの止まった母を尻目に、
ミーは、
「あ、おかーちゃん、オレンジジュース買ってきて〜!」

ワイルドかつアバウト。

ミーの腹はめったなことでは下らない。
うん。これは私似だ。
じゃ、ま、いいか・・・・・。よくない気もするが。


2002年08月08日(木) ゆりかご

夕飯を食べてから、テレビをつける。
ポケモンだ。
ナシ食べるー?と聞くと食べるー!と返事。
むいてテレビの前に持っていく。
私も、もう今日は座っちゃおう。
どっこいしょ。

みんなでナシをつまみながら、
ヤドキング、浜ちゃんの声じゃないーとかつっこんでたら、
マルが私が座ってテレビを見てるのに気がついた。
お宝毛布を持って、移動。
特等席、特等席。
ひざの上に座って、おなかの上にリクライニング。
マルの呼吸に母も呼吸のペースをあわせて、ゆりかご仕様。

最後まで見ずに寝ちゃった。マル。
おなかに幸せな重みと暖かさ。
しばらくそのままゆりかごを楽しんだ。


2002年08月07日(水) アイスは戦いだ。

スイミングの帰りにあんまり暑くてアイスが食べたいお子様方。
ロビーのセブンティーンアイスの自販機にすがりついて、
「お金ー!」
やなこった。

ねぇねぇ。
それより隣に昨日オープンしたスーパーがあるんだし、
行ってみようよー。と、誘う。

「ム!それはいっとかなあかんやろ!!」
モックンの一声で、妹たちは靴をはいた。


余計なものを買わずにアイスだけを選ぶ。
モックンと、マル、すいかバー。
ミーと母、ソフト。

店の外のベンチに4人で並んでアイスを食べた。
西日が照りつけてアイスが溶ける。
溶ける前に食べなくてはいけないので、みな真剣だ。
特に真剣なのがマルだ。
すいかバーは油断すると悲しい結末を迎えそうだ。
手伝いたいが、彼女のファイトは余人の入る隙がない。
ぼたぼた赤い汁がたれる。うう。マルたん、手伝いたいです。おかあちゃん。
先に食べ終わったモックンとミーも、
「あぁっ。」とか、
「そ、そっちがぁっ。」とか、ヒヤヒヤ見守る。
マル、チラ、とにらみつけながらエネルギッシュにすすりこむ。

ついに最後のひとすすりだ。
「ふーーー。」
やっと食べてない3人の緊張が解かれた。




手に汗握る、すいかバーであった。



2002年08月06日(火) ワークショップ

こどものしろ3回目。
今日は弁当もちでお絵かきワークショップです。

小学生以上、ということでマルは申し込み名簿に名前がなかったのに、
もうご常連扱いで、さくさくっと名札も作ってもらって、
ちゃっかり材料もひとり分いただく。

今日の先生は、越前屋俵太そっくりのアーティストさん。

「今日来てくれたみんなには、きょうだいはいるかな〜?」
「はーい!」
「お兄ちゃんの人ー!」
「はーい!」
「お姉ちゃんの人ー!」
「はーい!」
「おとうとの人も、妹の人もいるね?
先生は今日は先生だけれど、おとうさんだったり、ともだちだったりします。
みんなも、いろんな自分がいると思うんだ。
今日は、そんないろんな自分を作ってみよう!」


で、なにをはじめたかというと、
ダンボールの上に寝転んで自分の型を友達にとってもらう。
友達に作ってもらった自分を切り抜いて、自分で顔を書く。


子供たちってホントに性格出るなぁ。
真面目な顔に描く子、
詳しく描く子、
笑ってる顔に描く子が案外少ないんだ!びっくり。

モックンは、真面目な顔を時間をかけてゆっくり描いた。
ミーは、マンガチックに笑ってる顔を描いた。よく似てる。
マルが豪快。クレヨンで、目とだんごっぱなと、威張った口。
丸とへだけなのにそっくり!!
先生も大わらいである。「いいねぇ!!」
そのあと、モックンは今日着てる服を忠実にクレヨンで描いて、
ミーは自分で模様を考えたワンピースを描いて、
マルは、虹色の全身タイツを描いた。
いい!

お弁当を食べて午後から芝生広場に集合。
午前中に作った自分を持って。

「ハイ、じゃあ、午前中、お友達に自分を作ってもらって、
自分で自分の顔を描いたりしたね。
今度は、その自分に着せる服を作ろう。
ここに絵の具があるね。
これを手につけて、お友達のシャツに、模様を作ろう!
お友達を、みんなで作ってあげるってことだよ!」

始め!の合図で、子供たちはいっせいにバケツに手を突っ込んだ。
「きゃー!!!」
「わーー!!!」
晴れた芝生の上でスタンピング!
いいわねーーー!!

私もされていいように白いタンクトップである。
来た。
「おかーちゃーーーん!!」
ぺたー!!かわいい手の跡。
たのしー♪

Tシャツを脱いで芝生に広げて乾かして、
子供たちは水道で水浴び。
髪まで絵の具ついてる子もいる。
うちの子達ももちろんパンツまでべたべた。

ダンボールの自分にTシャツを着せて出来上がり。


「今日は、おともだちにじぶんをつくってもらったり、
じぶんがおともだちをつくってあげたりしました。
とっても素敵な作品ができたよねー!
これはね、人は、ひとりでできてるんじゃないんだよってことなんだよ!
いろんな人から、いろんな影響をもらって、
こんな素敵な自分になったんだ。
今日は、素敵な自分を作ったね!楽しかった?」

「うん!」

子供たち、みんな笑顔。


へー・・・・・。
ワークショップって、こういうもんなんだねぇ・・・・・。

ぺったん遊びで深いとこつくじゃん。先生。






そのあと、絵の具のついた足のまま隣のプールにドボン。
絵の具は取れなかった。(風呂じゃないんだから。)

帰って、風呂に入りなおすかーと、
沸かしてる間に、次々と子供たち沈。
もちろん母も沈。
6時に寝る母子。



素敵な自分かぁ。
ひとりじゃないかぁ。
子供たち、覚えてたらいいなぁ。


2002年08月05日(月) いいことだけ

ミーが、はぁ、と大きなため息をついて、
「今日は、嫌なこといっぱいあったわ。」

「モックンにここんとこ叩かれたしー、
レーくんに、ゲーム代わってもらえやんだしー、
のど渇いたしー。」

あのさ、
今日は楽しいことばっかりじゃなかった?

レーくんちのゲームキューブ初ご招待だったし、
おやつにアイス食べたし、
おかーちゃんにビーズかってもらえたし。

「あ。うん。それもあった。」


あのさ、ミーちゃん。
嫌なことは数えちゃダメ。
嬉しいこととか楽しいことだけ数えるの。

いやなこと、かなしいことはね、
数えると増えるの。
だから、数えちゃダメだよ。


「嬉しいことは数えていいの?」

うん。
いいことだけ数えて、
いやなことはみんな忘れるの。


ミーは指折って今日の嬉しかったことを数え始めた。
すぐに両手で足りなくなって、
満足げな顔になった。


私も数えよう。いいことだけを。


2002年08月04日(日) モックン釣りブーム

どこかに行こうか、などとグズグズしてるうちにいい時間になってきた。
も、今日は1日おうちデーだなぁと、
のんびりモードに入っていたら、
モックンがテレビで釣りの番組を見てしまって騒ぎ出した。

「なぁ!いまから、海にいこ!」
「川でもいいからいこ!」
「一番近くで、なんか釣れるとこ、いこ!!」

えー。そういわれてもねぇ。

ヒゲ君にもせがむのだが、
今日のヒゲ君、失われた時代の失われたデータを取り戻すのに、
わき目も振らずにアドバンスである。
仕事に行くんじゃなかったのかい。

とーちゃんに、「うるさいっ!」と怒鳴りつけられて、
「おかーちゃぁん。」とやってきたので、
「じゃ、さ、あとで買い物に行くからそのとき川で釣りしてみよか。」
「うん!」パッと顔が晴れる。
川といってもどぶ川みたいな川なんだが。

リールのついてる棹に、こないだエサ屋のお兄さんがしてくれたのを参考に、
ウキやら針やらをつける。
できた。よし、かついで出発。エサはもちろんご飯粒。

川にかかる橋の上から糸を降ろす。

ぎゃ。
カメだ!!
でかいー。甲羅にいっぱいコケついてるー!!
どわー!2匹もいるー!あっちにもなんかいるー!
赤と白の派手な模様。
に、ニシキゴイ???夜店の金魚の成長したやつ?
・・いいのか、この川・・・。


結局何も釣り上げられなかった。
釣れたら釣れたで、ちょっと困るようなものばかりいる川だった。


2002年08月03日(土) 昆虫採集。


なんだか、「往復はがきで事前申し込みして下さい。希望者多数の場合は抽選です。」
と、書いてあると、
あー、外れることもありなのねーと、保険をかけてしまいませんか?

かけたのよ。
バンバン出したのよ、往復はがき。

・・・・・当たるわ、当たるわ。

ということで、こどものしろ第2回目。
今日は「昆虫採集教室」である。

ただ公園内のセミでもとって歩くのかと思ってたら、
実体顕微鏡まで備えてある。

まずは、今日のテーマである。
セミのヌケガラ探し。
そして、公園内の昆虫の生態の観察。
んまー本格的。

セミのヌケガラを探しながら園内の貯水池と雑木林を散策。

「モックン、先生をマーク!!」
「うん!!!」
マークの得意なモックンぴったり先生について行く。

先生、本職は中学校の理科の先生なのだが、
本職よりもきっと本腰入ってます。
年季の入った専門の道具の数々。

トンボがたくさん群れて飛んでいる。
黄色っぽいトンボ。
「ウスバキトンボです。これは日本で冬を越せないので
東南アジアのほうへ渡るんです。」

池の水面に大きなトンボが飛んでいる。
「あ、ウチワヤンマがいますねぇ。一匹捕まえてみましょう。」

トンボが激しく追いかけっこ。
「縄張りをまもろうとシオカラトンボのオスが攻撃してますねぇ!」

モックン、本物の虫博士の説明は、おもしろいでしょー。

園内でこの季節に捕まえられるのはセミとトンボばかりだけれど、
雑木林ではカブトムシやクワガタの探し方も伝授。

拾ったセミのヌケガラを持って研修室に戻ると、
ヌケガラの同定を教えてもらう。
メスにはヌケガラにも産卵管があるのだ。
へぇぇ。

先生のコレクションを実体顕微鏡で観察。
「おかーちゃん!クワガタのアゴって、ギザギザ、とがってへんのや!丸い!」

モックンにはこの1日、とっても意義深いものになった様子。
よかったなぁ。ハガキ出しといて。

帰ってからモックンはさっそく「博士のワナ」をまねて作った。
うちのマテバシイにくくりつけて、虫の来るのを待ちながら眠ってしまった。

子も親も、楽しい催しだった。
・・って、親子のうち約2名ウキウキ。
約2名ふにゃふにゃ。



2002年08月02日(金) 今日は川

モックンが、「川に行こう!!」と張り切っている。
「ボク、釣りしたいねん!!」

釣りなぁ。
エサの虫を針にかけたりすんのは平気なんだけど、
いかんせん、道具の扱いがサッパリわからない。

とりあえずヒゲ君兄弟(男3人)が子供のころ使ってたというつりざおが、
なぜかうちにあるので、それを2本車に積む。

川に向かう途中のエサ屋さんに棹を持って入る
気の早い子供たち(今日は5人)は水着姿である。

「すみませーん。あのー、川遊びをしたいんですが、
釣りがしたいって言い出しましてー、
一応棹は家にあったのを持ってきたんですけれども、
何をどうしていいやらわからないんで、助けて欲しいんですけれどもー。」
そんなこと言う客もまずいまい。
しかも、このかーちゃんからして結構ウキウキしてたりするし。

日に焼けた、笑顔の店長さん、
「ちょっと、棹見せてください。ふふ。海用の棹ですねぇ。
リールをとって、浮きをつないで・・・よし、セッティングしてあげましょう!
エサはね、うちでは海釣り用のしか置いてないし、
川なら、川底の石をひっくり返して虫を取ってね、
それをえさにするかご飯粒でいいです。
オイカワがつれるかな。これくらいの。」

い、いいひとだ〜〜〜〜〜!

店長さんリールをはずして、糸の長さを合わせて、
手際よく棹を仕立ててくれる。
針はアジ用の小さな針。

「ハイ!これでできた!
ふらないでね、流れにそーっとのせてね、それだけでつれるからね。」
モックンに渡してくれる。
「ありがとう!」
モックンはじめての、「ボクのつりざお」だ。

棹2本で630円。すみません〜ありがとうございましたー!
子供たちみんなで「アリガトーバイバイー!」と手を振って店を出る。


宮川に着いた。
駐車場から水着で川原に降りる。
さっそく虫探し。いるけど小さくて、針にかけにくい。
よし、おにぎりだ!
ご飯粒を針につけて、糸を垂れる。


ふふふ、そんなんで釣れるのかなぁ。
ま、雰囲気だけ、雰囲気だけ。


「つ!釣れたぁ〜〜〜〜〜〜!!」


えっ!
わー!ホントだー!ご飯粒で釣れてるー。
10センチくらいの銀色の魚。
す、すごい。

モックン以外の4人が、水から上がってきて「やるー!!」
俄然、釣りたくなってきた様子。

ご飯粒をつけてやる。

「お!おかーちゃん、つれたーつれたー!」

今度はミー。
7センチくらいの銀色の魚。

うへー!すごい川じゃ、ここ!

「ゲットー!」
またモックンが10センチくらいの魚を釣り上げた。


魚の釣れる川。
昔、私がまだ小さい頃の大阪の田舎の川も、フナが釣れた。
川に入れば、ニジマスが、足にぶつかって痛かったのを覚えてる。

子供に、「昔はよかったのよー。」と、話して聞かせるだけでなくて、
実際に体験させてやれて、しあわせだー。

いい川だ。
子供たちはいい色に焼けていい顔をしている。


2002年08月01日(木) 今日はプール

今日はうちの子だけでプールに。
大きな大きなヒトデのフロートを物置の奥から引っ張り出して、車に積む。
むかしむかーし、ヒゲ君が私に買ってくれたものだが、
子供たちが使うのは初めてだ。
そのでかさに、モックンが興奮気味だ。

「おかーちゃん、これ、膨らませるの、時間かかるよなぁ!」
うん。ちょっと、たいへんかもー。
おかーちゃん、のーひんけつで倒れるかもー!(息で膨らまそうと思ってるバカ)

プールについたら、コンプレッサーがあった。ラッキー!
おじさんに空気を入れてもらう。

モックンがかついで走ってきて流水プールに放り込む。
きゃー!と大喜びでよじ登る。
ミーもよじ登る。
マルは、ウキワ付きのままのっけてやる。
子供3人乗っても、まだ余裕がある。でかいなぁ!
ゆすったり、回したり、ひっくり返したりしてやりたいが、
ご迷惑なでかさなのであきらめて、ひたすら水に浮かんで漂うヒトデ。

ミーとマルは浮かんでるだけなので飽きてきた。
ドボンドボンと水に飛び込む。
モックンはひとりで広々と真ん中にあぐらをかいて座って、
「ま〜ったり〜〜〜〜〜。」
と機嫌よくアホ顔である。

マルはホントに、水が楽しいらしい。
ウキワをはずして、
「おかーちゃん!かおつけしよ!」
よしよし。
マルの両脇を抱えて、せーの!で、あむぅ。どぼん!
一緒に沈んで水の中で目を開いてみていると、
マル、パッチリ、目をあけて笑っている。
「ぱはー!」ごしごしごし!「もっかい!」
せーの!あむぅ、どぼん!
あははは!かわいいなぁ!!

ミーはプールの深さと身長がいっぱいいっぱい。
母は溺れないようにとハラハラしてるのに、
全然気にもとめずに、「いちおう」泳いでいる。
くねってるが。
泳ぎ疲れると水中ジャンプをくりかえして、水面に顔を出し、息をする。
ぴょんぴょん、ぱふー!ぴょんぴょん、ぱふー!げぼ!ごぅえ!
・・ほらぁ、水のんだぁ。
でも、このおじょーさんも懲りない。
「ウキワ、いらないっっ!ミーは泳げる!」
うそこけー。意地っ張りめー!

ま、親譲りだからしょーがない。
子供って、いらんとこ似るね。

モックンがスライダーに行ってしまって、
おじょーさんがたふたりが「じゅるい!」と暴れ始めたので、
流水プールをぐるぐる回りながら
交互に、ふたりを持ち上げて遠くに放り投げてやる。
水の中でなら簡単に子供の体は持ち上がる。
自分の体をばねのように使って、腕に力をこめて、
勢いをつけて水の外に押し上げてふっとばしてやる。

ばしゃーーーん!!!
と派手な水しぶきを上げておじょーさんがたが着水。
「きゃー!きゃー!!もっかいー!もっかい〜〜〜〜!!」
何度やってもきりがない。
小さいからできるのよねぇ。今だけ、今だけー、と思って
3周がんばったところでさすがに腕がしびれてきたー。たはー。
かーちゃんは、細腕なのだ!!

蛍の光が流れてきた。
プール、営業終了。

帰りの車でマルが寝てしまったので、
お買い物に行けず、
今日のお夕飯はトマトソースのシーフードスパにした。
食べてる間に明日のためにやつらの水着を干しておいた。


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