「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
DiaryINDEX|past|will
昨日の噴水公園の中には自然の小川が引き入れてある。 そこでモックンがメダカをつかまえた。
飼うことになりました。
ホテイアオイを買いに、 前の園芸屋さんにおつかいにいかせました。
こどものしろで夏休み体験企画と言うのをやっている。 夏休み前に往復はがきで事前申し込みをしておくのだが、 今年は5つも申し込んでみた。
今日はその第1回目「カプラで遊ぼう」 つみき遊びだ。 ただの小さな板が、カプラ(←リンク)である。
これを組んで、ヒトが入れるくらいの大きな家を作ったり、 はじから順に崩れていく仕掛けを作ったりと、 指導してくれるおじさんに言われるままに、 たっぷり2時間つみき遊び。
うちではしない積み木の遊び方を教えてもらって、 ミーちゃんがはまったもよう。 とても手際よく、ナイアガラという仕掛けをこしらえていく。
壊れるときの音が軽やかでいい。たくさん作っては壊す。 つみきは壊すのが楽しい年頃のマルは、 「おお〜い、こわしていいぞぉ!」と言われるたびに喜んで飛んでいく。
お昼近くなって、 レーくんとサーちゃんを迎えに行く。 今日はママがプール当番なのだ。 みんなでお弁当もって噴水公園に。
芝生の上でお弁当食べて、 しばらく芝生の上で裸足になったりして走り回っていたが、 やはーり、噴水に目が行く。
「なぁ。おかあちゃぁん。はいったら、あかん?」 そうねぇ。今日は暑いしねぇ。 「なぁ、はいりたい〜。」 着替えないしねぇ。 「はいってもいい〜?」
「よし、じゃ、みんなパンイチ!」 「わ〜〜〜〜〜!!」」 大急ぎで服を脱いでパンツいっちょで噴水に飛び込む。 噴水といっても池ではなくて、 路面から噴水が噴出す仕掛けで子供たちは水の中を走り回って遊ぶ。 噴水は形を変える。 高く吹きあがったり、スプレーのようになったり。 水煙の中を子供たちがきゃあきゃあ言いながら、シルエットになって走り回る。
かわいいわねぇ。
水着に着替えてる子供、 まったくはだかんぼの子供、 服のままの子、 そしてパンツいっちょ5人組。
夏の公園の噴水はパンツいっちょさ! 設計者の意図はそこにあると思う!
水の柱をくぐりぬけて、子供たちの顔はみんな笑ってる。 大口を開けてわはわは笑いながら水を楽しむ。 その姿を見てまわりのおかあさんがたも楽しむ。 のどかだ〜。 子供が子供らしくしてていい、しあわせな、のどかさだ〜。
そして、着替えのパンツはない。 ノーパンで何食わぬ顔をして、となりの図書館に入る。
「おかあちゃん、ボク、ビデオみたい。」 レーがビデオライブラリーを指さした。 待ち時間が結構あるけど待てる? 「うん!!」 「あっ!ミーも見る!」 「サーも!」 「ボクも!!(マル)」 バーバパパと、ドラゴンボールを予約して、 待ってる間、絵本を読んだり、紙芝居したり。 レーくんとサーちゃんにもカードを作ってやったので、 子供5人と大人1人、それぞれたくさん本を借りる。
順番がきて、子供たちがビデオタイム。 母、その横でゆっくり読書タイム。
朝8時半に家を出て、夕方6時になるまで、 1日遊んで帰った子供たちは、 いつもよりたくさんご飯を食べて、 それぞれが借りた本を大事に抱えて上に上がっていった。
片づけてから上に上がると、 みんな、もう寝ていた。
おやすみ。
また明日も、遊ぼうね。
モックンが最近凝ってるのは、 妖怪とか、UMAとか、不思議系のものだ。 ムーとか買ってやったら喜ぶかもー。
私も嫌いじゃないので、ふたりで不思議話で盛り上がる。 「おかあちゃん、すなお入道ってしっとる?」 「知らない。」 「あのな、でっかい入道やねん。 で、がけから落ちかけてる人がおってな、"助けてくれ〜!”ていうたらな、 つかんで助けるねん。」 「ほう。」 「で、その人が、"ギャー化けもんじゃーはなせー!”って言うたら、パッと離すねん。」 「ぷ。」 「で、べちゃって落ちたその人が"医者呼んでくれ〜〜"っていうとな、」 「うん。」 「"・・い〜〜しゃぁ〜〜〜〜〜〜・・。"って、呼んでくれるねん!!」 「ぶわっはっはっはっはっは!!!!」
オチついてる。 やるな。わが息子。
合宿2日目。
かわいいダンゴサッカー。 赤いユニフォームの相手チームと、 青いユニフォームの味方チームが、 はっきりと左右に別れて右に左に固まって移動。 「はないちもんめ」みたいである。
コーチが時々「ポージーショーン!!」 と叫ぶが、だれも聞いてないようである。 とにもかくにもボールに向かって走るのである。 審判もオフサイドなんかとらない。 だだだーーーーーーとゴール前になだれ込み、 だだだーーーーーーと押し返す。 フィールドの真ん中だけで試合が行われているので、 今日も右サイドのモックン、ヒマである。 バッタが跳ねるのが気になるのである。
午後からは同じチームの3年生との混合で紅白戦。 さすがに経験が長いだけある。 お兄ちゃんたちから、 「ひろがれー!」 「もどれー!」 ガンガン声が出る。
「マーク!!10番マークにつけー!!」 とキーパーのお兄ちゃんが声を張り上げる。
モックンが走った! 10番は相手チームのエースストライカーだ。 10番の前に、たったか走っていくと、 向き合って両手を広げて通せんぼ!!!
わはははは!! それはマークかーー!!
でも、一応マークがついて10番はうるさがっている。 モックンはボールは見ずに10番だけを見て、 手、つないでる?というくらいぺったりくっついている。
パスが通った! 10番がダッシュ。 見る見るひきはがされて取り残されるモックン。 「ままままて〜〜〜〜〜〜〜はぁはぁはぁ!!」 と追いかけるが、とーてい追いつかない。 それでもやっとボールをもう持ってない10番に追いつくと、 また、10番の腰のあたりにぶらさがる。
あれはあれで、うるさかろうなぁ。わははは。
ナイス・マーク!モックン。
モックンのサッカーの合宿だ。 とはいっても合宿するのは5.6年生だけで、 以下は日帰りで練習試合をするのだが。
ていうか、入って、一月で、試合って、できるのか? うちのボンボンはどんくさいぞえ?
ホイッスルが鳴って、試合。
ショータがボールに絡む!絡む! カイ君が、ドリブルで持ってく! トモ君がナイスカット!!
以下、みぎにぞろぞろ〜〜〜〜〜。 ひだりにぞろぞろ〜〜〜〜〜〜〜。
うぷ。 スリートップ(だけ)チーム。 それはそれでかわいらしいけど。
ところがその金魚のフンの中にモックンがいない。 おや? あの敵ゴールの脇でまっすぐ立ってるヒトは、 もしかしてうちの息子さんではないかいな? そ、そうだ。 なぜ、あんなところでひとりぽつんと地蔵。
そうっとそばまでいって、「な、なにやってんの?」と聞く。 「待ってんの。」 「な、なにを。」 「こっちにくるのを。」
んな、ばかな!! 「動きなさいよぉ!走ってかなきゃ、だめよぉ!」 「えー。でもー。」 「ボーっとたってたらあかんのちゃうん!」
モックンぎこちなく走り出した。
敵チームベンチから、「あっ副審ちゃうかったんや!」と声が聞こえる。 とほほ〜〜〜〜〜〜。 一応15番のユニフォーム着てますでしょう??
そんなわけで、 2−0で負けました。
あとで帰りの車の中で聞いたら、 「コーチがな、ボードに僕のシール張ってな、ここで立っとけていうたんさ。」
・・・・・・・・。 いや、あのね。 立っとくにも、ほどがあります。
母、マジでPS2のサッカーゲームを買ってやろうかと悩み始めました。
マルの保育園の夕涼み会だ。
マルちゃん、青い金魚のゆかたを着て、 買ったばかりの下駄をはいて、 初盆踊り。
生まれた年の夏から、保育園の盆踊りに連れてこられてはいるけれど、 踊りの輪の中に入るのは初めて。
まずは、踊りの始まる前に、 みんなで、ヨーヨーをつって、 アイスを食べて、お菓子をもらう。
もうそれで、かなり、マル的には「ぼんおろり!たのしい!」である。 盛り上がってきたところで、ドラえもんからスタート!
♪あんなこっといいな!でっきたらいいな!♪
いつもこれからスタートだ、母5年目なので、イヤなんだが踊れてしまう。 屋台のお当番なので踊りませんが。
つぎは、マルが、連日自主トレをしていた「ハム太郎・てちてち音頭」だ。
♪てちてちてち!てちてちてち!ひまわりめざして、てちてちてち!♪
ちょっとお当番を抜けて輪を見に行く。 担任の先生のそばにぴったりくっついて、パーフェクトに踊ってるマル! か、かわいい〜〜〜〜〜〜〜。 両手を振りながら、くるっと回ったときに目があった。 お。 という顔で、さらにでかい動きではりきって、踊る。 かわいいなぁあ〜もうぅ〜!!
今年はお当番でゆかただし、荷物が増えると面倒だと思って、 水筒を持って、カメラを置いてきた。
ファインダー越しじゃない分、しっかり、かわいさ堪能しました。
夏休みの学校水泳のプール当番の日だ。 台風の影響で風の強い曇り空。 水温が上がらないということで中止となった。 そう天気は悪くないのに。
そこで、プールの用意を持った小学生が3人、物欲しげである。
「わかった。プールいこか?」 「うん!!」
宮川べりのプールまで行くことにして、 大急ぎでお弁当を作る。 その間に子供たちは水着に着替えて、 タオルを巻いてゴーグルまではめて、カンペキ! よっしゃ、レッツゴー!!
雲のすきまに時々お日様がのぞく天気だが、 山あいに向かうにつれて雲が厚くなってきた。 プールの駐車場に車を停めたところで、 ポツン、と雨が当たる。 「あれま。雨だ。」 「雨やなぁ!」意に介さない子供たち。 「・・・・どうせ、ぬれるんだしな!」 「そーさ!ぬれるさー!」 いいのか母までそんなお子様的な勢いで。
ここのプールにはスライダーがあるのだが、身長制限がある。 120センチ以上でないとすべれない。 モックンとレーが、大喜びで走っていったので、 ミーとふたりで流水プールの方に向かおうとしていたら、 スライダーの入り口で監視のおねえさんに止められてるレーを発見。
む。腕の見せ所だ。
「あら?あらららららら??レー、どーしたー!」 レーくん、すねた顔でおねえさんを指さし、 「あかんて。ぼく。」 「へ??モックンは?」 「行った。」 「んまーーー!!なんでーアンタ120あるのにー!!(ちょっとウソ) あのね、おねえさん、このコと、今行ったコ、 学校の身体測定ではおんなじ身長なんですよ!(はっきりウソ) どれ、どれ(線のとこに立たす。)んまー!!あとちょっと(イヤ4センチほど足りん)なのにねぇ!!! おねえさん、この子、バタフライも泳げるんですよ。 (ちょっとウソ。来週からバタフライのクラスに進級だ。) 絶対大丈夫ですから、すみませんけど、 一度だけ、一度だけやらせてやってもらええませんかねぇ????」
困るおねえさんに上から声がかかった。 「あげたんな〜ぁ。」 大喜びで階段を駆け上がるレー。
そのあとは、「さっきあっちでいいって言われた!(入れ知恵)」と言っては、 存分に園内のスライダーを堪能。
んもう、レーったら〜ぁ♪ 1回いければこっちのもんである。
流れるプールでミーとふたりでぐ〜るぐる流される。 モックンもレーも、泳ぎに関しては心配ないので、 好きにさせておいて、ミーとふたりで楽しくぐ〜るぐる。 回ってるだけなのに、何でこのヒトはこんなに嬉しいんだかなぁ。 ミーを背中に乗せて平泳ぎ。沈む。ごぼげべがばがばがば! 「おかーちゃん沈むー!」 「カメさんやから沈むねん。」 「きゃー!!」 ごぼげべぐぼがばがばがば!! 「きゃー!!もっとーーー!!」 げぼがばごぼごぼごぼごぼ!! おえ、くるし。 ちょっと死にそうになりながら水から上がる。
遊ぼう。 夏だ。 子供と遊ぶ夏が来た。
保育園の盆踊りが金曜日にあるので、 ゆかたを出して、上げたり、アイロンをかけたりする。
兵児帯が、一本足りない。 おやぁ? 去年そういえば、誰かに貸したっきりのような。 もう誰だかわからなくなってるのがミソ。
慌てて、買いに行く。(もったいな。)
ゆかた売り場を見ていると、 男の子用の、かっこいい甚平サンを発見。(発音はジンべサンです。)
ジンベサンかぁ。としばらく見ていたけど、 おんな3人ゆかたで、モックン一人だけTシャツ短パン。 む。
モックンかわいい発作が瞬間的に起こり、140の黒いジンべサンを買う。 背中に竜の刺繍が入ってるやつ。
帰って、いいわねぇ、似合うわねぇ、とやっていたら、 レー君が遊びに来た。
「モ、モックン、それ、どーしたん。」 「買うてもうた!」 「なに、それ。」 「ジンベサン。」
ジンベサンジンベサンと繰り返して確認するレー。
「レー、ちょっと、着てみる?」 「う、うん!!」
レーに羽織らせてみると、とてーも嬉しげ。 「んま〜!似合うわ〜、ぴったりね、サイズも〜。」 「う、うん。おかあちゃん、これ、ジンベサン?」 「うん。ジンベサン。」 「ど、どこで買うたん?」 「ジャスコ。」 レーは「ジャスコ、ジンベサン、ジンベサン、ジャスコ。」と呪文のように繰り返した。
そこに、レーママがやってきた。 「ママッ!」 いきなり駆け寄ると、レーは興奮して、 「ジンベサン!買うて!!」
「は?」ママきょとん。 見て納得。 「あ。ジンベイね!」 「ちゃう!ジンベサンでなかったら、アカン!」
結局、モックンとまったく同じ柄、同じサイズのものを買わされたそうです。 双子のように保育園に行くのだろうなぁ。わははは。
「マルちゃんは、しっかりしている。」
というのが、先生の評価。 歌も踊りも工作もパーフェクト!!
・・・・・そのまえに、毎日ちゃんと登園できればね。
2002年07月22日(月) |
メスはゴッキーに似ている |
昨日苦労して作った罠がすっからかんだったので、 お気の毒だったモックンに、 素敵なお土産がヒゲ君から。
カブトムシ4匹。 材木屋さんがくれたのだそう。
早速去年の秋から空の飼育ケースに入れて、霧吹き。
朝起きてくるとガサガサいってて、怖いです。
夏休みになったとたん、 せみの鳴き声が急にうるさくなってきた。 モックン、毎日虫取りである。 ほんとに、虫好きねぇ。
でも、ほんとに欲しいのはクワガタや、カブトムシなのだ。 そこで、罠を仕掛けることにした。
ペットボトルの空き容器を、工作。 モックンのを見ていてミーもマルも自分の分を作り始めた。 とたんにリビングが資源ごみにももうならないごみの山になる。
夜になって、仕掛けをかけに行くことになった。 畑と墓山の間の雑木林だ。 えさは蜂蜜と、桃(あたってくさりかけ)
さぁ、どうなるかなぁ? こんなにお手軽に取れるのかなぁ?
モックンの頭の中ではもう、オオヒラタクワガタが、わさわさである。
翌朝、そんなに早起きせんでも!というほど早く起きてきたので、 はちきれんばかりのモックンと自転車でラジオ体操の前に見に行ってみた。
「大きい虫かご、洗わなアカンかなぁ!!」
うふふ。
からっぽでした。
来週末、サッカーの試合がある。 モックンたち2年生も、「ちょろっ」と出してもらえるらしい。 「ちょろっ」と。
なので、別に要らないと思っていたんですけどね、スパイク。 いや、要らないんですけどね。スパイク。はっきり言って。
・・・欲しーんだって。
ジュニアのスパイクだけでも20種類くらいある大型店に行ってみる。 1980円から8900円までいろいろ。
「モックン、どーする〜?」 「ボ、ボク、これ!」
モックンがくぎ付けになったのは、ナイキのスパイク。 黒とゴールドのコンビが、派手だぁ〜。
「・・・・これは、うまい人用かも・・・・。」 「あうー!これがいいぃ〜!!」
とりあえず履いてみる。でかい。サイズがない。シメタ。
「残念ねぇ。こっちのは?」 黒と白の無難なヤツをささっと箱から出す。
「うーん。あれがいいのに・・。」 「サイズがないからなぁ。もっと大きくなったら買ってあげよう。」 「うん。」 「それまでにもっとうまくなってなくちゃダメだとも思う。」 「へへへ。それはどーかなぁ〜〜〜〜。」
コイツ、案外自分のことよくわかってやがる。
「おばちゃん!ミーがこけたーー!」 カナちゃんからご注進である。
「え。ど、どこで?」 「学校出てすぐのとこ!」
ミーは歩き初めの頃から何かとこける人だった。 何にもないとこで、いきなりけっつまずいて、ズデーンとこける。 たいしたこけ方じゃないのに、ずるむけちゃったり、えぐれちゃったりする。 こけさせたらなかなかのものである。ちっとも自慢できないが。
「えーっ!!じゃ、カナちゃん、そこから走ってきてくれたの???」 「うん。すごく泣いてるの!!」 「いや、いつものことだ。それよりカナちゃん、疲れたろう!ありがとう。ごめんねー。」 カナちゃんにアイスを渡してお礼を言った後気になったのは、 ミーに付き添ってくれてるであろう友達のことだ。
うーむ。ミーのことだ。 荷物持ってもらったりして、迷惑かけてんだろうなぁ
迎えにいこ。
通学路を車で逆走。
いた。
ハンバーガーやさんの前で、へたり込んでるミーを発見。
「ミー、だいじょぶー??」 「こけたー!!」 「どこ、見せて。」
ここ!と、ひざ頭を指差すミー。
・・・・・おじょーさーん。これが泣くほどのケガデスカーー。
赤くなってるだけじゃん!! わはははは!! さては、お世話係さんがよってたかって世話してくれるから、 ひくにひけなくなったな!
お世話係さんは全部で3人。 5年生と、4年生と3年生のご近所ともだち。
5年生のキョーちゃんが、公衆電話から電話したので、 キョーちゃんのママも迎えにやってきた。 二人で、ミーの赤くなっただけのヒザ見て大笑い。 「これなら、だいじょーぶねー!」
笑っていたら、ハンバーガーやさんの中から、 アキちゃんママがでてきた。 「ちょっとー、この子達、すごくがんばってたのよー! 私、見てるだけだったんだけど、暑い中、カバン持ったり、おんぶしたり、 よくがんばってたのー!これ、飲んで飲んで!」
ジュースをみんなにごほうびにって!
子供たちはそれぞれジュースを飲みながら車に乗って、 うちまで送り届けてもらったあと、 夕方まで、元気に外で遊びました。
ソファーでミーがねむねむ。 布団に連れて行って寝かそう。
パジャマに着替えさせてやろうと思って、 ショートパンツを脱がせたら、
パンツ、はいてないんですけど。
「ありゃ?ミーちゃん、!パンツはー!」
「へへ。昨日の夜から、はいてない〜♪」
「げ!じゃ、今日学校!」
「うひひー、パンツはかずに行った〜♪」
ひぃやぁーーーーーーーっ!!!
ノーパンで花火見物に行ってしまった祖母を持つ私は、 ノーパンでパジャマ着て寝るとこまではしますが、出歩いたことは一切ございません。
か、隔世遺伝?
おかえりーと、ドアを開けたら、 モックンがボロボロと泣き出した。
ど、どした?
「レ、レーくんが、ぼくだけ、遊べへん!ってう、ううぅおーーー!!」
あちゃ。 落ち着かせて、話を聞いてみる。 どうやらいじわるされたらしい。
「ゲームのカセットを、ショーちゃんが持ってきてな、(ひっく) レーくんちのスーファミでするん。(ぐぅ) で、みんなでしようって言ったら、 今日は3人でしかできない決まりーって、ショーちゃんが言い出して、 レーくんもそうそう!って言い出して、 シューちゃんにけってーいって!!うわ〜〜〜〜〜んっ!」
「へんなの。」
「だからな、ぼく、そんな決まりないよ!遊ぼうよって言うたん!」
「うん。」
「それやのに、(ううう)ムリムリー!って!ぎゃおーん!!」
近頃、「なかまはずれ」を、子供たちがするようになった。 おにごっこのように、その時々で「オニ」になる子が違う。 理由もあるようなないような理由だ。 それがどれほど人の心を傷つけることか、わかってないな、と思う。
モックンは「あそぼー!」と、誰がいつ来ても、断ることをしない。 人と関わるとき、いつでもニュートラルに入ってる。 そういう性格に生まれついてる人なのだ。
だから、この仲間はずれの理由がわからない。 理由を聞けば納得できるのに、納得できるような理由はないのだから、 ことさらに傷ついてしまう。
モックンが、傷つかないように、と、思う母的ワタシは、 いつもいつもニュートラルに入っててもいいものなのか。と悩む。
「選ばない」と言うことは、「選べない」ということじゃないのか。
「モックン、ともだちっていじわるするものかな。」
ヘ?とモックン。
「おかあちゃんのともだちは、困ったときに助けてくれるし、 泣きそうなときにはがんばれって言ってくれるし、 楽しいことは一緒にしようって言ってくれるよ。
モックン、"ともだちのいみ"って、考えてごらん。
レーくんは。どうかな。
ともだちかな?」
モックンはじっと考えてから、泣いた。
レーくんと、これからもともだちでいられるか、 わからなくなって、泣いた。
ゆっくり考えていいんだよ。 気晴らしに、お買い物、行こう。
夜、レーがひとりでやってきた。
「・・・・モックン、きょうは、ひどいこと、ゆって、ゴメンな。」
パッと、モックンの顔が晴れた。 「いいよ!上がって、遊んでく?」
レーは、ママに、屈託なく、 「今日はモックンだけ来たらアカン!ていうたから、モックンこやんだんさ〜♪」 と言ったらしい。 即、ママからの大雷が落ちた。 「あ、あんた、自分がどんだけひどいことしたか、わかってんのかーっ!」 あわてて、あ、明日、謝るぅーというレーに、 「バカもーんっ!すぐ謝りにいけっ!今日1日、どんだけモックンが傷ついたかもわからんのかっ!」
いいともだちが、増えるといいね。 ともだちは、実は、むつかしいんだよ、モックン。
ちなみに、隣で私とモックンの話を聞いていたミーちゃんたら、 「ふん。レーくんが今度遊ぼうって来たら、家に入れてやらん。あったりまえやん!」 と、きっぱり言っていました。 それはそれで、トホホです。
小学校の懇談会です。 モックンの先生とオハナシです。
いえ。 わたしはね。 先生には伝えてあるつもりでしたし、 この間某君のママが怒鳴り込みにいったのも聞いたし、 そうっとしておくつもりだったんですよ。 ええ。
でもさー!! あんましとんちんかんなこというんだものーー!!
で、
「先生。 私ね、1学期の間、とても心配してたんです。
今まで見てきた家庭でのモックンと、 この1学期のモックンの様子が、ずれてるって、感じることが、とても多くて。 緊張していて、顔色をうかがって、びくびくしていて。 聞き返しただけで泣き出したり。
私たち、母親は、子供の様子からしか、変化を感じ取れません。 でも、それって、大事なことだと思うんです。 私は子供の様子から、学校で何が起こってるんだろうと、 とても心配でした。
ですから、お手紙や、お電話や、参観させていただきました。 そのたびに、私がモックンのいいところだ、と思ってるところが、 先生の目にはどう映っているのか、 どんなふうに見ていただいてるのか、 よくわからなくて、不安になりました。
先生、うちの子だけじゃなくて、 他の子供もうちに遊びに来てよくいうことがあるんです。 "先生に怒られたけど、何で怒られたんかわからんのサ"って。
私も、よく叱る母親ですから、いつも思うんですけど、 叱られた意味がわからないような叱り方って、 意味がないなと思うんです。 わかるように、納得できるように、 見てやっていただきたいんです。」
って、言っちゃったー。 てへ♪
「きゃおるちゃん、今日、ボクんちで、食べていって。」 と、レー君にお誘いを受けた。
「いいの?」 「うん。ボクんち今日カレーやから。」
子供たちは「お客さん」が好きだ。 理由は何でも、うちにお客さんがきて、 自分たちをかまってくれるのが嬉しくてたまらない。 家族とすごす時間にはない、非日常。
ここのところ、レーはうちで食べることはあっても、 自分のうちにお招きすることがなかったので、 機会をうかがっていたらしい。
「なぁ、きゃおるちゃん、いいやろー?食べてってよー。」
レーママに聞いてからにしようね、と言おうと思ったら、 マルがもう、ちゃっかり席についていた。
あらなんだ。 すでに、子供たちの根回しはできてたのね。なるほどー。
運転していて、助手席でそわそわしているヒゲ君に気がつく。
「ぼくさー、スターウォーズ、見ていい?」
ふうううううううううん。 そう。 まーた、そういうこという。
モックンが身を乗り出して聞く。 「えーっ!映画?映画見るの??」 大慌てだ。 「ぼく、ぼく、ポケモン!!」 「ミーも!!」 「マルも!!」
ほら。ほーら。 どうすんのよ。 今日は、チラシで見たFAXを現場事務所用に買うんじゃんないんですか。え?
「わーい!ラティアスー!」 「夏休みになったの?なった?」
まだなってません・・・・・。
「ぼく、スターウォーズー!」と、おんなじようにヒゲ君。
「おとうちゃん、スターウォーズ見るの?」
「ちがうっ!!」
へ?となるコドモ「4人」。
「おとーちゃんじゃありません!この人は、ただのコドモです!ヒゲ君です!」
言い放った私の怒りは届いてるのか夫よ!
ヒゲ君は、大喜びで子供たちに手を振った。 「ヒッゲ君でーすっっ!!今日はヒゲ君、スターウォーズ見に行っきマース!」
・・・・けっ。勝手にしろ。
※ポケモン劇場版は5作とも見てますが、(決して自慢じゃありません。泣) 年々、「終わっちゃってる感」が強くなります。 今からつきそう羽目になる父よ、母よ、 最後まで見所はありません。ココロせられよ。 しいて言えばお腹いっぱいになる、しょっぱいCGでしょうか。 すんごいんだけど。すーんごいんだけど、しょっぱかったです。 なぜなんでしょう。なぜかわかる人は教えてください。
2002年07月13日(土) |
不機嫌な母を救う息子 |
なんだか朝から母は機嫌がよろしくない。 何にも思い当たらないけど、よろしくない。 人間そんな日もある。
母が不機嫌なので、 子供もなんとなく不機嫌である。
おもしろいもんだ。
「朝ごはんは、パンッ!」 「買いに行かなきゃないの。おにぎり食べて。」 「パンがいいのっ!」 「ないの。」 「買いに行ってきて!」 「やなこった!」 「行ってきてってゆーとるのにーうえーん!!」
がたん。 お茶をこぼした。 「あー。ほれ、はよふいて。」 「こぼれたー!」 「わかってるから、はよふけ!」 「だってー!」 「はよふけ!」 「タオルがないんやもん!!」 「アンタの足元にあるのはなんじゃー!」 「きー!ふいてよ!」 「きー!ふきなさいよ!」
も、こんなことの連続ー。 どーんどん、増幅されてゆく不機嫌ー。
これ以上不機嫌になると、口の立つ母である。 なんと言って子供心を粉砕してしまうかわかったもんでない。 余計に口を結んで、不機嫌モードである。
すると、母のイライラを、敏感に感じ取ったモックンが、 「おかあちゃん、クーラーつけよか。」 い、いや、暑いから煮えてるわけでもないんだよ・・。
「おかあちゃん、きょうのおにぎり、おいしいなぁ!」 ・・いつもといっしょのはずなんだけど・・。
「おかあちゃん、ぼく、上でゲームしてくる!」 ・・アンタ、下の涼しいところで本読むんじゃなかったの?
「ミーもマルも、一緒にやる?」 う。ふだん、ついてこんといて!っていうくせに・・。
8歳の息子に気を使わせてしまった。 でも、なんだか落ち着くまで一人でいられて、とってもたすかった。
ありがとう、息子。 お香をたいて、冷たいコーヒーを飲んでから、 明日作ろうと思ってたモックンの好きな、ブタヒレのカレーを作りました。
今日の保育園は、園の都合で午前保育である。
マルと、サーちゃん(母仕事)のふたりを車に乗せて、 「ね。おふたりとも、保育園帰りに、ランチでも、いたしませんこと?」 と、お誘いしてみた。
「ランチー!」 何のことだかわかっているのだろうか! とにかく大喜びである。
「でもさ、もしも行ってみて、 お子様、ダメそうなお店だったら、おうち帰ろうねぇ?」 「それって、どんなおみせー?」 「えーと、ピーマンとか、トマトばっかり出てくるお店。」 「ウン、帰るー♪」
店の駐車場に停めて、ふたりのスモックを脱がせて、店に入る。 「あのー。子供連れでもいいでしょうかぁ?」 とっても、やさしく、「いいですよー。どうぞー。」と案内される。
「久しぶりねぇ!おおきくなってー!」 と、おねえちゃんに声をかけられて舞い上がるマル。 よその人大好きなサーちゃんも初対面なのに、 さっそく「オレンジジュース、あるー?」と、 お姉ちゃんに甘えて聞く。
頼んだランチは、大人3人分と、 子供ふたりで大人ひとり分。
「ランチだもんね。」 と声をかけると、ふたりとも特別におすましするのがかわいい。
ご夫婦ふたりで切り盛りしてるんだと思うこのお店、 こじんまりしてて、インテリアのセンスもいい。 子連れには不向きかなぁと、思ってたら、 「ハイ。」と、 子供用の取り皿に暖めたプレートが出てきた。 う。 もうこれだけで、ヤルナ!ってなもんである。
大人用の前菜が出てきた。 お魚の冷菜と、あとのは、 ポテトサラダに見える。 「ブルーチーズも入ってます。」 ふうん。 子供たち、食べるかしら?
サーちゃんはものすごい偏食だ。 それゆえのぜんそくとアトピーで通院するほどの偏食だ。 そのサーちゃんが、 「おいしい。」といって、4分の3食べた!
も、感激ー!!である。 我が子ではないけど、我が子のようにしょっちゅううちでご飯を食べては、 はしでつつくだけのこの子がっ!!
「お、お、おねーさん!この子ね、すごい偏食なんですけど、 食べちゃいました!ありがとう。おいしかったー。」 皿を下げに来た奥さんを、思わず拝む。
そんなこと言う客めずらしいのかなぁ。 真っ赤になって皿を下げてくれた奥さん、 子供用に頼んだ、ハッシュドライスのランチを、 かわいい小さなプレート二つに分けて持ってきてくれた。 にこにこしながら、 「なんか余裕があったみたいで。」と、厨房を指す。
ありがたいなぁ。 しかも、これが、う、うまい。 見た目はかわいいけど、うまい。 大人用にはかかってるパセリがかかってないところが、気が効いてる!
そして、これまた、食べても一口かなぁと思っていたサーちゃんが、 一口残してみんな食べてしまった。
快挙だ。快挙。 いつもご飯のときにふんぞり返って必ず言う、 「サー、これ、だっきらい!」も一回も言わなかった!
子供って、正直ねぇ。 食べちゃったわよ。この人。
サーちゃんが食べるのに感動している母が気がついたときには、 うちの偏食のないマルさんは、ソースまみれになりながら、 あらかた食べてしまっていた。
帰りがけ、混んできた店内の厨房の横を通ったとき、 サーを抱えあげて、だんなさんにお礼を言った。
「ありがとうございましたー。 この子すごく、偏食で、何にも食べない子なのに、 ペろっと食べちゃいました。 おいしくいただきましたー。」
だんなさんは盛り付けの手を止めずに、 「そう!よかったー!」 と返してくださった。
迎えにきた母に、 「今日、サーったら、ハッシュドビーフにバターオムレツの乗ってるの、一皿食べたのよー!」 と言ったら、 「え?卵乗ってるやつ?ごはん混ぜて食べるやつ?うそー!!」 「ソースのたまねぎも食べたのよー!」 「うそー!!アンタ!(サーに向かって)どーしたん!!」 マルが胸はって、 「だって、ランチやもん!」
お嬢さん方、また今度、よろしかったら 保育園帰りに、ランチでも行きませんこと?
台風一過で見事な夏空。
「おかーちゃーん!今日は麦茶、たくさん入れといてー!」
2キロ近い道程を歩くのに、 重いとかわいそうだ、と、小さい水筒を買ってやったけれど、 行き帰りで500mlじゃ、全然足りなくなってきた。 水筒買ってやらなくちゃ。
「ただいまー!!」 帰ってきたモックンは、自分の空の水筒に冷たい麦茶を注ぎなおすと、 「公園でサッカーしてくるわーっ!」 と、行ってしまった。
モックンが放り出していったランドセルを片づけて、 また3リットル、麦茶を沸かした。
2002年07月10日(水) |
くじびきじゃないんだから。 |
台風で学校に行かなくていいのは「暴風警報」だけ。 なのに、「大雨警報」しか出てない。
「あー。あかんなー。今日は学校アリやなぁ。」 「えーーーっ。」
布団の上で、 モックンとミーは、二人そろって、 「出ろーーーーっ!!」と、 テレビを拝み出した。
「公園行こう!」 っとミーが玄関を飛び出した。 「まってよぉぉぅ!!」
マルが、慌てて泣きべそかきながらやっとのことで靴をはいて外に飛び出した。 「まってよーぉっ!ねーねー!」
それをこっそり裏に回って隠れていたミーが、 裏口から家の中に入ってくると、 「やーい!マルー!こっちですよーだ!」 と言って、閉め出した。
赤鬼登場。 ミーの細い腕をつかむと、 今、ミーが鍵を閉めようとしていた掃き出し窓から 庭に突き飛ばすように放り出した。
「おまえが、でてけーーーーーっ!」
ひきつるミーの友達。 マルもそーっと帰ってきた。
「いやーっ!」 「うるさいっ!でてけっ!妹閉め出すようなやつが出てけっ!」 「ぎゃーーーん!いやーー!いやーっっ!!」 はだしで母子ともに、外で揉みあう。 力任せにでぇいっとミーを放り出し、がちゃんがちゃんと鍵を閉めた。
ぎゃーーー!!と泣いていたのに、声がしなくなった。 ヤロー、どこかに行きやがったな。
公園にモックンを迎えに行くということにして、 様子を見に行く。
いた。
ぎゃーぎゃー泣きながら、はだしで、ゆるゆる歩いて お友達の家の前で泣いている。
よく心得たご近所である。 笑ってみてるだけである。
行き場のなくなったミーが帰ってきた。 「おがーぢゃん、ごめんなさいーぃ。」
とても「愛情のある叱り方」とは言えない、 ブッちぎれた私のところに、 ミーちゃん、帰ってきた。
ミーは「ごめん」てゆったのに、 母は「お風呂は行って、足洗い。」 しか言えなかった。
未熟者である。
ごめんよ。ミー。
ついに、モックンの担任の先生に、 「校長室で話するから、校長の予定聞いといて!」 と言い出すお母様が登場。
電話で様子が聞けた。
先生、平謝りだったのだそうだ。 「先生っ!夏休みの間にその性格、直しといてっ!」 「ハイ、がんばって直します。」
うーむ。 しゅごい。
夜、PTAの集まりで校長先生に会って話を聞いた。
「よう、言うてきてくれた、とありがたく思ってます。」 「いや、お母さん方が思う、些細なことというのが、実は一番大事なんです。」 「そう言うことに、教師が気がつかない。そこで、子供と教師にズレが起こる。 ひいては、親御さんともズレてくる。 そういうことが、一番怖いんです。」
いい、校長先生だなぁ。
私、この校長先生、好きだなぁ。
2002年07月07日(日) |
アドバンス・ポジション |
ヒゲ君が機嫌よく「黄金の太陽」をしている。
モックンが、背中から覗き込む。
11時に起きてきて、朝昼兼用飯食べて、 延々やってるヒゲ君。
モックン、サッカー行って、帰ってきて、 また、背中から覗き込む。
なんだか、ベストポジションが決まってるらしく、 トイレに立っても、 夕飯で中断しても、 また同じ形に戻るふたり。
ついにモックン、ポジション死守のまま、寝てしまった。
それでもヒゲ君はアドバンスを離しませんでした。
なんなの、このひとたち・・。
モクモクで食べて温泉に浸かろう企画がまとまった。 私、あの温泉大好きでんねん♪
今日のメンバーは、男の子(あえて男の子)ふたりと、 女の子(あえて女の子)とその子供ひとりと、 私と、子供5人。
「ぐは。また、産んだんすか!」
いえいえ。純正3コと、オトモダチ2コです。
子供たち、すぐに仲良くなって、 6人でさっそく「オニイチャン」にジュースをたかる。
「ホラ!ありがとーオニーチャンていいなさーい!」 「ありがとー!」 「ありがとーおにーちゃん!」 「ありがとー!」 「・・・・い、いいえ、どういたしまして・・とほほ・・。」 すまぬ。オニイチャン♪
男の子3人が、うまい具合に同級生だ。 「ソータくん!」 「レーくん!」 「モックン!」 と、なんだか意気投合。 3人のあとを、女の子3人が追いかけて、 スタンプラリーも無事終了。
ポニーに乗ったり、 わらの家で、わらまみれになったり、 放し飼いのブタを追いかけたり、 一日よく遊んで、温泉に。
すっきりサッパリして、帰りの車で、 レーが、 「おかあちゃん、ぼくさぁ、ほんとに今日は、いい日やったぁ〜〜〜。」
そうか、そうか。 また、行こうな。
でも、よその子供を預かって、長距離運転するのは、 緊張するのがようくわかった。
家について、荷物を降ろしたとたん、熱が出た。(笑)
マルが保育園からもらってきた笹に、 家に遊びに来た子も一緒になって、かざりつけ。
たんざくに書くそれぞれのお願いがおもしろい。
「けーきやさんになりたい。」
「やきゅうせんしゅになりたい。」
「ひこうきのラジコンがほしい。」
「ちゃおの8がつごうがほしい。」
「あしたになってほしい。」
「かごちゃんになりたい。」
かわいいなぁ〜。
なのに、
「はやく、さんたくろーすにきてほしい。」
・・・・ミーちゃん・・・そりゃないよ・・・・。
夜の地区懇談会に子連れで行って、 帰りに、レーママを発見したマル。
「レーママと帰るっ!」 「だめ。」 「帰るーぎゃひーん!」 「アカン!バイバイ!」
ママに捨てられたので、 仕方なく、母の車に泣きながら乗るマル。
車の中で、「マーマー!マーマー!!」
家に着いて、玄関のドアを開ける。 「はーい、"おかあちゃんのうち"に着きましたよ〜。 おかあちゃんのうちでお風呂に入って寝る人は入ってくださーい。」
モックンとミーが入っても、 ドアの敷居のところで、 「だってー!だってー!」と、号泣。マル。
「どこにでも、いきなさ〜い。」 とニコニコしながら言ってやったら、 「うがお〜〜〜!おがーぢゃーん!!」 と、やっとうちにはいってきた。 「おがーぢゃんもいっしょにいってよぉぉぉ!!」
ヤだよ。
母的には、「なぁんにもできないカワイイ末娘」な、マルだが、 そう思ってるのは実は母くらいだったりすることは、 うすうす、母も気がついている。
最近、マルさん、保育園で覚えてくるお歌の振り付けが激しい。 ノンストップである。
「でーんでん、むーしむし!かーたちゅむりぃー!」 (チョキの上にゲンコツを乗せ、カタツムリを作って左右にふる。)
「おーまえのめーだまは、どーこにあるー!」 (考えるヒトのポーズ左右1回ずつ)
「つのだせ」 (あたまに人差し指でツノ)
「やりだせ」 (ツノ、ばんざい)
「めだま」 (オッケイマークを指で作って目の前でめがね)
「だせー!!」 (ぼーん!と、目玉飛び出すポーズ!)
んまーっ♪かわういーかわうい〜〜♪ とバカ母がほめちぎるので、 フー!と鼻息荒く、 「もっと、うたったろ!」と、 「かえるのうた」「とけいのうた」「おつかいありさん」などなどなど、 エンドレスで続くのだ。
モックン、振りつきでお歌なんて披露してくれたことなかった・・・。
ミーちゃん、気分が乗らなきゃ、家でそんなことなさいませんでしたよ、ええ。
連日、マルは、日課のように踊り歌う。 えらいこっちゃ。このひと、しっかりしてはる・・。
そして、本日、 「くるくるぱっ!くるくるぱっ!」 である。
なんだろう。
「おかーちゃんもいっしょに!」 「すみません。それはなんですか。」 「あむたろーおんど!」
ああっ!盆踊りの仕込みに入ったのかー!
3人の中で、一番園の内情のよく知れる年少さんである。
夕方になって、うちに遊びに来ていたお友達が、 ひとり、ふたりと帰っていく。
マル、機嫌よく見送っているのだが、 たった一人、帰ってはいけない人がいるのだ。
レーくんのママである。
「じゃ、また明日ねー。」 と彼女が帰ろうとすると、 「ママーーッ!!ママーーーーーーーーッッ!!!」 と、泣きながら後を追う。 レーママが帰れなくて困るので、 暴れるマルを実母が取り押さえる。 知らない人が見たら、よその子供を虐待するいけすかないオバサンだなぁ〜。
このお別れの儀式は必ず行われる。 そして、「しつこい」。
レーママの姿が見えなくなっても、 気の済むまで、窓から大声で 「マァマァーーーーーーーーーッ!!」 と叫ぶのである。
レーママにしても、「なついてかわいい」範疇じゃねーだろそれ! というくらい、 「今日はママんちに泊まるー泊まるー!!」 「ママと帰るー!ママとーー!!」とあんまりしつこい&うるさいので、 ついに、当のママからオドシが入った。 「じゃあ、マルはママんちの子になるのっ?」 「うんっ!」 「マル、じゃあもうおかあちゃんちには一生帰れやんよ!」 「・・・いいもん。」 「モックンやミーとも、一緒に暮らせやんよ!」 「いいもんっ!」 「おかあちゃんとも、会いたいときに会えやんよっ!」 「いいもんっ!!」
いいのかよー。
「ママは困る!ついてこやんといて!」 「うぎゃーーーー!!」
あ。捨てられた。
拾っておきました。
マルが保育園から七夕の笹をもらって帰ってきた。 たんざくも、スイカの折り紙も、作ったのをお持ち帰り。 お願い事はなに書いたのかなぁ?
「うるとらまんれおに なりたい」
・・・・・そんなマニアックな子に誰が育てたんだろう・・・。
|