「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
DiaryINDEX|past|will
2001年06月30日(土) |
かみさまにおくりもの |
昨日に続いて、おなかが痛くてたまらない。 こりゃあ当たったな。
ひげ君に弁当を持たせて送り出す。
モックンに冷たいお茶の入った水筒を持たせて送り出す。
ミーを保育園まで送ってゆく。
11時半まで、少し、休もう。
・・・・・・・。 マルと目があう。
「あの。今日は、おかーちゃんしんどいので、 今から寝ますけど、いーでしょーか?」
「ダメ!」
暑いので、外に遊びに行く気はないらしいのだが、 ビデオをつけたり、 牛乳を、声高くオーダーしたりと、 おかーちゃんにさせなくてはいけないことはたくさんあるのだ!
しばらくは、泣き出されるほうが厄介なので、 ヘイコラゆうことを聞いていたが、 さすがに、2日間絶食の身にはこたえてきた。 あかん。たおれるー。
耳元で、なにやら言ってるが、もうただのノイズだ。
はっととびおきる。
あれ。 静か。
マル? 隣りの部屋にもいない。 どきどき。
あ。 私の頭のちょうど真上でお昼寝中。
ほっとして、時計を見る。
うわぁ〜〜〜〜〜っ! 12時20分!!
ミ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!
慌てて、下に降りる。 あっ!モックン!
「おかーちゃん、なんで、おかえりってゆえへんのっ?」 ご立腹のご様子で、宿題を終えて、 時間割(月曜の)をあわせていらっしゃる。 どのくらい前に帰ってきてはったんだ、この方は?
「ご、ごごごごごごごめん!!」
ああっ!慌てると、括約筋にこめていた持続力が途切れる!ピンチ! でも、そんなことより、ミーだ!
「モックン、おかーちゃん、ミーのお迎え行ってくるから、 留守番頼むねー!!」 「!まだ行ってないの??」 す、すんません。
ダッシュで、保育園にお迎え。 ミー最後のひとりだった。 ごめんよ!ミー!! 抱っこして謝る。
「いいよ、だって、しんどかったんやもんねぇ!」 ううっ!ミー!ぎゅう!
ああっ!神さまは、私になんてよい子をお与えになったのでしょお! ありがたいです!仏様! 世の中のすべてにサンキューです!
・・・・・・・だがこのあと、、 ここで、本日の瞬発力をすべて使い切った母のまわりで、 傍若無人な三悪党が、大宴会を始めたので、 私、まるで、「いけにえ」のようでした。
五味太郎の絵本、「言葉図鑑」シリーズの中に、 「かざることば」 というのがある。
これが好きで、夜のおやすみ絵本に読む。
「ずうずうしい コアラ」 「ふてぶてしい コアラ」 「うまい コアラ」 「うたがわしい コアラ」
こんなふうに、いろんな形容詞が 楽しい絵で紹介されてる。
「どんな おかあさん」 「くわしい おかあさん」 「やさしい おかあさん」 「とげとげしい おかあさん」
・・・・・・。
「ね、ね、これの中で、おかーちゃんて、どれ?」
「ふふふふふー!これ!と、これ!と、これと、これ!」
ミーが選んだ、おかーちゃんは、
「やかましい おかあさん」 「みみざとい おかあさん」 「ずぶとい おかあさん」 「やさしい おかあさん」
あははははははは!!!
隣りの部屋からひげ君が走ってきた。 「とーたんは!とーたんは?!」
ミーが選んだのが、 「くさい おとうさん」 「こまかい おとうさん」 「せこい おとうさん」 「ひどい おとうさん」 「たくましい おとうさん」
ぎゃははははははは!!!
ま。 子供は案外よく見てるってことだね。
すぐ裏のおうちで、モックン達が遊んでいる。 きゃあきゃあ声が聞こえる。
今日は、小学校の創立記念日で、 朝から子供たちが集まって騒いでる。
水鉄砲で、水のかけあいが始まったらしい。 かかった、かかってないとうるさい、うるさい。
そのうち、みんなで誰かひとりを追い詰めて、「テキ」にして、 なんだか、やな雰囲気になってきたもよう。 「おい!あっちいったぞ!」 「逃げた、逃げた!」 「うわぁ!撃ちかえしてきやがってぇ!」
む。 モックンの声だけしない。
やな感じ。
二階の窓から、こっそり裏を覗いて、 布陣を俯瞰する。
あー。やっぱりー。
やられてるのはモックンだった。
がらっと窓を開けて、 「やめなさいっ!」 というのは簡単だ。
でも、どうなの? 口はさんでいいの?
がまんだ。 ここは、がまんだ。
「よし、撃ったれ!」 「そっちにまわったぞー!」 「冷たいな!やめろー!」
うはぁ、びしょびしょ。
うう。 がまん、がまん。
いじめられてるわけじゃないんだ。 遊んでるつもりなんだ、あいつらにしてみれば。
だけど、子供はこずるいから、 遊びに見せかけて、結構意地悪いことを平気でする。 それを大人がどこで、アウトの審判を下すかが、むつかしい。
速すぎても、遅すぎても、 暴走は止められないし、悪い方向に転がりかねない。
親キャリア7年の私は、 このジャッジがまだ、ビシッとうまく決められない気がするのだ。 ほんとに、むつかしい。
だけど、 はなからジャッジを放棄している親もいる。 おかしいと思う。
大人がえらいわけじゃないけれど、 アウトのコールを大人がしない限り、 子供たちだけで、決着のつかないことって、まだまだある。
大人の視点と、子供の視点は、違うから、 大人が勝手に決め付けちゃいけないけれど、 でも、「明らかにアウト」を見過ごしては、 「アウト」が公認ルールになってしまう。
でも、まだだ。 まだ、アウトじゃない。 ふんばれ、もっくん。 ふんばれ、わたし。
そのうち、そこのうちのお母さんが、 仕事をおえて庭に出てきた。
「?あんたたちなにしてんの?」
この一言で、ゲームオーバー。
帰ってきたモックンに、さりげなく、聞いてみる。 「今日は楽しかった?」 「うん!みんなで、ネコ退治しとった!おもしろかったぁ!」
アウト、出さなくて、よかった。
トントン相撲 6月27日(水)
「おかーちゃん!トントン相撲を作ってよ!」
夕飯の片づけをしていたら、モックンのリクエスト。
「自分で作ってごらんよー。」 「あかん、これ、むつかしい!」
おや。めずらし。ギブなんて。 モックン、器用な子なので、 たいてい、自分でぴちっと折り目正しく作ってしまう人なのに。
あまえてるのかなぁ?
タオルでをふいて、折紙の本を見ながら、お相撲さんを作る。
モックンが、小さなダンボールで、土俵を作った。 丸を書いて、その真ん中に、ちゃんと仕切り線。
「あっ!あれ描かな!」 「なに?」 「なに?」 ミーとふたりで覗き込む。
土俵の上端に、なんだかドクロマークのようなものを描く。
「それ、なに?」
「あれやん!勝った人がもらえるやつ!」
あー!軍配かぁ! わはははは!
さ、できた。
土俵にトントン相撲を並べて、 「はっけよーい、のこった!」 とんとんとんとんとんとんとんとんとん!
「おかーちゃんと対戦するんやからぁ!」 ミーを押しのけて、対戦。
ふたりでできる遊びが、したかったのかな?
甘えたいって、よう言わん、甘えたモックン。
マルが先に寝たので、マルをはじっこに寝かせて、 モックンとふたりで並んで寝ました。
2001年06月26日(火) |
たのしかったら、いいか。 |
スイミングの進級試験だ。
モックンは、ヘルパーなしで10メートルグライドストローク。 息継ぎなしで、クロールもどきってやつ。
ミーは、ヘルパーとビート板つきで、20メートルのキック。 バタアシ。
モックン、スタート! あははぁ。お尻下がってるぅ。 ちゃんと蹴れてないなぁ。 おまけにちゃんと水をつかんでないから、 前に体が進まない。遅い遅い。
二階のガラス張りのバルコニー席から見てるだけで、 合格か不合格かがわかるなぁ!
プールサイドに上がった、モックン。 おかーちゃんを見つけて、にかにかと手を振る。 わはわはと、手を振り返す。
ミー、スタート! バタバタバタバタバタバタバタバタ!!! おお! うまい! 足のしなり方がキレイ! 速い! ・・・・・・おや? でもなぜあのヒト右コースに寄っていくのかしら。
隣りで見ていた、ゆーちゃん(スイミングインストラクター)が、 「右が弱いのね。」
ほほう、なるほど。
プールサイドに上がったミー。 照れくさそーにプルプルプルと手を振る。 にこにこと手を振り返す。
ふたりとも、不合格でした。
昨日、大阪で、子供たちのおみやげに買ったのは、 絵本とゲームのソフト。
絵本は私の大好きなアイテムでもある。 と言うか、私が好きなので、 子供をダシに買っているというのが、正しいかも。
今回買った本の中で、よかったのが、
「ぼうしのおうち」 (エルサ・ベスコフ さく・え ひしき あきらこ 訳)
と、
「トゥートとパドル 〜いちばんすごいプレゼント〜」 (ホリー・ホビー さく・え 二宮由紀子 訳)
さっそく、マルに読んでやる。 お昼寝毛布に二人並んで、
わァ、かわいい絵。 微妙な色使いがステキ。 こまかいところまでしゃれてるわ。
にこにこと読み終えて、 「マル、かわいかったねぇ?」 と、横を見たら、 両手をバンザイして、スースー寝てました。
ちゅ。
2001年06月24日(日) |
・・・・見つかった。 |
メルマガの占いで、 「今日のあなたは、 秘密のことを大勢の人に見られてしまうかもしれません。」 っていうのが来た。
うーん。 やな感じ。
朝4時におきて、片付けものと、 今日の留守ご飯を作る。
いつも、子供たちが起きてからだと、ごねられて出にくいので、 寝てる間にそうっとでかけることにしている。
日曜は起こさなければ、10時近くまで4人とも寝ている。
朝ごはんも、昼ごはんも、夜ごはんも作った。 デザートにはモモのティラミスと、スイカのシャーベット。
ふっふっふっふっふ。
ふ?
「おはよー、おかーちゃん。」
あちゃー。 「おはよー、ミー。」
このヒト家族で一番おそおきさんのくせに。 何でこんな日だけ5時半に起きてくるかなぁ。
「おかーちゃん!おあよ!」 うはぁ。マルも。
もちろん、モックンも 「おかーちゃん、コナンのカセットな!」
うへぇ。 こうして、7時前には皆さんがおそろいに。
朝ご飯をゆっくりとお召し上がりになって、 朝ご飯のお片づけも、いたしました。
行ってもよろしいでしょうか?
「いいよー!」 モックンと、ミー。
「・・いいけど。」 もの言いたげな、ひげくん。
「ぶんちゃんも行く!」 マルー!
いや、だから、今日はあかんねんて。 「行く!」
昨日行っておいでー!バイバーイ!っていうてくれたやん。 「行く!」
おみやげ買ってくるから〜。 「行く!」
「行くもん!」
・・・・・・・・。
恐るべしメルマガ占い。 今度は始発で出かけてやる。
おもちゃが部屋いっぱいに散らかっている。
ほんとにこいつら片づけやしない。
よおし! 捨ててやるー!
ビニール袋にがさがさと手当たり次第に突っ込む。
「ああっ!おかーちゃん!なにしてんの!」 「捨てんの!」
子供たち、慌てるかと思ったのに、 テレビの方が気になるらしい。
「ふ〜ん」 といったきり、そっぽ向いている。
うがぁ!
ほんとのほんとに捨ててやるー!
ゴミ袋、6個。
「ほんとに捨てるよ!」 「あっ、待って」
最後通告が出たので、 テレビを気にしながらも、袋の中から自分の引き出しに、大事なものをしまう、3人。
袋の中身をたいして見もせずに、 「あとのはみんな捨てていいよお。」 などとぬかしやがった!
なんだと!?
おまえたち、モノを大事に使うってことを、しなさすぎだぁ!
思わずゴミ袋をひっくり返して、 「これはいらんのかっ!これはっ!これもいいんかっ!」 「あっじゃあ、いるいる。」
ぶちーん!
「じゃあ」? 「じゃあ、いる」?
ジャアイルもんなんか、捨ててしまえー!
もう、一切おもちゃは買わん! 貰うのも禁止! 今週の燃えないゴミの日に、みんなまとめてすっきりきれいに捨ててやるー!! がおーーーーーっ!
燃えさかるおかーちゃんに気がついて、 慌てて袋の中身をおもちゃ箱に戻す、モックンと、ミー。
おもちゃ箱ごとゴミ袋に入れる勢いのおかーちゃん。
両者の勝負は、果てしないぞ!こりゃ!
マルが、立ち上がった。
「おがーちゃん!ンコ出た!!」
・・・・・・・リングアウト。
手を洗って帰ってきたら、モックンとミーがあらかた片づけていて、 おかーちゃん、勢いをそがれた。
・・ちぃっ。マルめ。 やりおるわい。 (まさにやったわけだが。)
水という字を、手のひらに書いてみてください。
まず、たて棒、1画。 2画で入って、 3画ではらう。 4画で入って、 5画で大きくはらう。
今朝起きたら、 私のまわりに頭が四つ。
私が1画。 マルが2画。 ミーが3画。 モックンが4画。 ひげ君が5画。 水の字になって寝る家族。
もうひとり産んで、氷。
ぷ。
いやいや、いかん!ウケだけのために産むなんて!
朝から雨だ。
起きてきたミーが、ぐずぐず。 保育園に行きたくない。
保育園が嫌いなわけじゃない。 お友達に意地悪されるわけでもない。
ただ、雨の日は、保育園より、うちがいい。 ということらしい。
じゃ、今日は、おかーちゃんも休憩の日にしよう。 ミーと、マルと、おかーちゃんと3人で、 のんびりしようか。
朝からお風呂に3人で入って、 おやつを食べて、 ごっこあそびをして、
リビングに毛布をたくさんひいて、 ふわふわの巣をつくって、 そこに3人でハムスターみたいにもぐりこんで、 絵本を読んでたら、 いつのまにか、3人とも寝てた。 何かに気がついて、目が覚める。
ふはー、寝てたー。 あ。かわいー。 寝てるときの子供は、ほんとにかわいい。 髪をなでつけて、毛布をかけなおしてたら、 モックンが「ただいまー。」
ナイス・タイミング。
誰がさっき起こしてくれたんだろ。
マルとサーちゃんが、おもちゃの取り合いをしている。 2歳のマルだが、4歳のサーちゃんに張り合う。
「かーしーて!」 サーちゃんが言いながら、マルの手からおもちゃを取り上げようとする。 「いーやっ!!」 マルは、サーちゃんをにらみつけながら、おもちゃを抱え込む。
「かーしてっ!」 「いやっ!」 「かしてっ!」 「いやっ!!」
モックンが割って入った。
腹からひくーい声を出して、
「いややって、ゆーてるで。」
手は出さないけど、上から見降ろして、たいへん高圧的。 おなじ口調で、ただ、えらそうに繰り返す。 「いややって、ゆーてるで。」 「いややって、ゆーてるで!」 「いややって、ゆーてるでっ!」
4回目にして、サーちゃんが、パッとおもちゃから手を離して モックンをにらみつけて言った。
「わかったわ!もうはなしたわぃっ!ふんっ!」
見ていた親ふたり、そろって、 「いまのん、 わたし、そっくり・・・・・・。」
やなかんじねえ!!子供って! (っていうか、アレってわたしなのね?)
いつものように、マルを連れて、バイトに行く。 マンションの掃除。 「おはよーございまーす!」
「おはよう!おはよう!マル、おいで!いいの、買ってあるんや!」
う。 今日はなんでしょう、管理人さん。
管理人さんご夫婦には、子供さんも、 もちろんお孫さんもいらっしゃらない。
それで、マルは、管理人さんと奥さんに それは、それは、かわいがられていて、 私が掃除をしている間、お座敷にお通しされて、 おもてなしを受ける。
帰る時には、両手では持ちきれなくて スーパーの袋に2つも3つも、 おやつとお菓子のおみやげつき。
何度や〜んわりお断りしても、 はっきりお断りしても、 お答えは、豪快に 「かっかっかっかっか!いいんや、いいんや!」。
ううっ。 いいことないです、管理人さん。 私、時給いただいちゃってます。 時給以上のおみやげは、どう考えてもいけません。 「おいちゃ〜ん、いこか!」 マルが、ここでは天下人のように、振舞う。
「今日はな、かわい〜いの、見つけて買うといたんや! ほれ、じゃ〜ん!!」
わぁ。ピンクの花柄ワンピース。
「な、かわいーやろ〜。」
う、で、でも、これ、新品です。 もらっちゃいけないんじゃないでしょうか。
「いやいやー!マルに似合うとおもうて、ちょっと買うといたんやで、エエの、エエの!」
うはぁ、申し訳ないー。てか、断れないー! 管理人さんのうれしそうな顔ー! すみません、すみません、ありがとうございます。すみません。
マルは、さっそくお召し変えである。 ポーズをとって、 「かぁーい〜でしょー!」 管理人さんご夫妻大喜び。 「かわいい!かわいい!」
今日は、マルにはスペシャルラッキーデーだった。
「マル、今日はな、買物に一緒にいこか。」 「ああッ!管理人さんいけません!絶対こいつ、何かねだります!」 「かーかん、いやん!、おいちゃんといく!」 「かっかっかっかっか!うちのが買物するのにな、連れて行くだけやから。」 「そ、そーですか?じゃ、悪さしたら叱ってくださいね?」 「ハイハイ。」 「かーかん、ばいば〜い!」
1時間後帰ってきたマルは、 案の定、おもちゃとお菓子と花火をごっそり買ってもらっていた。
「うわぁあああ!管理人さん!(泣)」 「はっはっはっはっはっは!」
これはいけません!別会計にしてくださいー! といっても笑って流され、 おまけに、
「あ、うなぎ、安かったで、アンタのも買うといたでな! うちかえって、口の少ないうちにたくさん、食べ。」 と、うなぎの蒲焼+タレ一瓶までいただきました・・・・・・。
うあん。 せめて、おかーちゃん、非常階段をみがきたおしてやるー!
昨日とってきたどじょうは、 おたまじゃくしと一緒の水槽に入れることにした。
今朝から、それで忙しいモックン。 まずは、「生きものの飼いかた」図鑑で、チェック。
「おかーちゃん!どじょうは、水槽の下、土って書いてある!」 「ほー。」 「おかーちゃん!土!」 「砂場の砂ではどう?」 「そやな。」
むつかしい顔で、砂場の砂をながめる。 「おかーちゃん、アレ、こないだ泥んこしたから、固まってるで。」 「ふるいで、ふりな。」 「そうか!」
さっそく園芸用のふるいで、固まった砂を、ふるう。 バケツ一杯ふるって、ご満足。
「おかーちゃん!こんなもんかな!」 「おー、いいんじゃない?」 「水槽に入れなアカン!」 「うん。」 「どうやっていれよ。」 「先に、どじょう君とおたまちゃんを非難させてからにせな。」 「そうかっ!」
手づかみで、どじょうとおたまじゃくしを、バケツに移動させる。
「おかーちゃん!できた!」 「もっといで、ついでにちょっとあらっとこ。」
キレイにこけを洗い落とした水槽を、 「はいよ」とモックンに渡す。
モックンは、ひとりで土を入れて、平らにならし、 汲み置き水を入れて、どじょう専用水槽を完成させた。
「おー、ええのができたなー。」 「うん。でもな、おかーちゃん。」 「はい。」 「エサがいるねん。」 「何食べるの?」 「どじょう専用ペットフードって書いてあった。」
なんじゃそりゃ。
「ペットショップに売ってるって。」
300メートルほど離れたところにペットショップがある。 でも、信号を渡らないといけない。 毎日保育園まで通っていた道だから、 モックンもよく知ってる。
どうしよう。
「行ってみる?」 「うん!」 「ひとりで。」 「うん!!」
モックンひとりで、自転車に乗って、GO!
だいじょぶかなぁ?と、心配する間もなく、帰ってきた。
「おかーちゃん!急いで!急いで!」 な、なななななに????
「とけるーー!」
へ?
ワァ!なんだこれ!イトミミズのキューブ! アルファベットチョコ一個分くらいの大きさの 赤いイトミミズの冷凍キューブが、24個で1シート!
うわァ!これ、冷凍庫に入れるのー!?ふえーー。
「はよせな、とける!」 ぎゃぁ、それはいやだー!
一個だけ、ぷちんとふたを割って出して、 残りは冷凍庫に。
で、このイトミミズ氷どうするの。 「おにーさんが、半分に割ってやんなさいって。」
わ、割れません!カンベンしてください! 電話してみよう! 「あ、あのー、先ほど、息子がどじょうのえさを買ってお世話になったと思うんですが。」 「あ、はいはい!」 「あれって、あの氷のまま水槽に入れていいんですか?」 「ハイ、すぐに解けますから、そのまま入れてください!」
モックン、水槽にイトミミズ氷を、とぷん、と放り込んだ。 見る間にほぐれて、イトミミズがうにょらあ〜。 「ヨシ!いまや!おかーちゃん半分すくって、ザリガニにやろ!」 そうしてくれっ!
どじょうくんと、ザリガニくんが ごちそうを食べてるのを、うっとりとながめながら、 「あのおにーさんなー、どじょうなら、これが一番よく食べるんや! こっちの天然モノは食わんのや!って。うふ。ほんとによく食べるー♪」 幸せそうなモックン。
きっと、また、どじょうが増える。 うう。 冷凍庫にイトミミズ常備。 ううっ!
モックンが、田んぼでどじょうを捕まえてきた。 いるんだー!どじょうー!
長さが10cmくらいのから、2cmくらいのまで、 うようよと、10匹ほど。
散髪の予約の時間になっても帰ってこないので、 様子を見に田んぼまで行ってみると、 泥にまみれて 黒いハイソックスと長手袋をしたモックンのうしろ姿が。 もちろん、ハイソックスも、手袋も、泥製100%。
「モックーン!」 「お?おかーちゃーん!今日は大漁〜!!」
にしゃっと笑いながら振り返ったモックンの顔にも、しっかり、泥メイク。
お風呂に入って、1時間遅れで散髪に行きました。
「なぁ、モックン。」
「なに?」
「あのサー、すっごく悲しいことがあってさ、 もう、泣いちゃいそうなくらい悲しい人がいるとするやんか。」
「うん。」
「そういうときって、どうしたらいいと思う?」
しばらく、考える。
「・・・・・休ませてあげてー、 ぼくが、かわりにごはんつくってー、 おかーちゃんにたべさせてあげる!」
あ、いや、おかーちゃんじゃないんだけど。
そか、そか。 悲しい人は、休ませてあげるといいのか。
なーるほど〜。いいこというなぁ。 でも、 「なんで?」
「疲れてるから。」
はー。 そうだね、そうだよ。 悲しくって、こころが疲れちゃうんだよなぁ。
いいこというなぁ!
雨が降ってる。 洗濯物乾かなくていやだなぁ。
「あっ!おかーちゃん!」 「なに?」 「昨日ガッテンでやってたやつ、し!」
モックンはNHKの「ためしてガッテン」て番組が大好きだ。 昨日は、ダニ対策のために、 部屋の中の湿度を、60%以下にする、というのをやっていた。
その中で紹介されていたのが、浴室で、洗濯物を乾かす方法。
「えー。そうねぇ。」 めんどくさいよなぁ。風呂場に室内物干し広げるの。 「あれが、いいって!!」 「換気扇回すのね。」 「そう!それから、扇風機!」
あんまり気が進まないけど、 こう、キラキラした顔で洗濯干すの待たれちゃあ仕方がない。
狭いところに苦労して、5人分の洗濯物を干し、 こりゃあ、量が多いから、無理だぞ。と悩んでいたら、 ランドセルをしょったモックンが、 扇風機を運んできてくれた。
「じゃあ、ぼくは行ってくるけど、ちゃんとやっといてや!」
は、はい。 仰せのままに。まったく。
2001年06月13日(水) |
プールしただけなのに。 |
庭に、今年初めての、プールを出した。
すっぽんぽんのマルが、水しぶきを上げる。
庭の前をおばさんや、 おじいさんや、 学生や、 こどもがとおっていったけど、
みんなにこにこしていた。
2001年06月12日(火) |
おかーちゃん営業終了 |
夕方モックンの名札を、洗濯機で回してしまった。
うは。 ぼけぼけ。 なんとなく、疲れてるし、私。
イライラして、子供に当たる前に、 スイッチ切っとこう。
「おかーちゃん、今日は営業終了です!」 「えー、なんでー。」 「なんでもー。」
家事一切を、停止して、新聞なんか読んだりする。 お子様CDもささっと、ハービー・ハンコックに替えたりする。
場の雰囲気を読むのがうまいミーは、 「ミーちゃんお風呂にはーいろ!」と、風呂場に入ってしまった。 マルと、モックンも続く。
はふー。 一息つこう。 コーヒー飲もう。
でも、なーんかやる気が起きない。 ま、いいか、こんな日もあって。
お子様方が風呂から上がってきた。
「ごはんはー!」
あ。ごはん。 「きょうは、ナシですー!」 「えー!」 「じゃぁ、おにぎりとポテトですー!」 「わぁあい!」
喜ばれたので、いい気になって、 フライドポテトをあげて、 焼き鮭をほぐして鮭そぼろおにぎりをつくる。
こんだけ! こんだけよ!
おほほほほ!日ごろのおかーちゃんのありがたみを 今こそ思い知りなさ〜い!! ほーほほほほ!
「はい!できあがりです!」 「うはー!おいしそ〜!」 「いっただきまーす!」
う。うれしそうに食べてる。 じゃ、毎日の私の苦労の結晶の献立はなんだったんだ。
いかん、かんがえるまい。 今日はもう、休止、休止。
マルが、にこにこと、両手を広げて、走ってきた。
抱っこ?
しゃがんで、両手を広げて、 「マル〜。」 「おかーちゃ〜ん!」
かわいいなぁ。 おもわず、こっちもにこにこだぁ。
「おかーちゃ〜ん!オメデトー!」
????は?
だーん!と、 私の胸に飛び込んできたマルは、 ぎゅうぎゅう、私に抱きついて、 にこにこしながら、 チューまでしてくれた。
「おかーちゃん、おめでと♪」
なにが?
マルの嬉しい、いい顔見て、気がついた。
もしかして、 「抱っこしてもらって嬉しい」 っていうのと、 「お誕生日にケーキ食べるの嬉しい」 っていうのが、 マルの右脳でハイパーリンクして、 誤った情報のもとドーパミンが放出された結果、 左脳から出された指令が、 「嬉しい=オメデトーと言う!」 だったのではないか?
「オメデト♪ウフン♪ちゅ!」 「あ、ありがとぉ・・。」ぎゅう。
・・・・・・おめでたいやつだ・・・・・。
ひげ君が、ごろんと寝そべっている。
だだだだだだだだだだだっ! 「きゃあ〜〜〜〜〜〜っあそぼ〜〜〜〜〜〜〜っ!」
ミーとマルが、すごい勢いで走ってきて、 ひげ君の背中にダ〜イブ!
「いでぇえ〜っ!」 「あそぼー!あそぼー!」 「い〜や〜やっ!とーたん、いまのんびりしてんのっ!」 「あそぼー!」 馬乗りになったり、ごにょごにょまとわりついたり、 攻撃の手は、緩まない。
「うるさい〜、あっちいって〜!」 「いや〜♪」 「・・・・。(だんだん腹が立ってきている)」 「あーそぼー!」 「・・・・・・。(かなーり腹が立ってきている)」 「おとーちゃんてばぁ!」
ひげくん、娘ふたりを振り払うように、 「づあぁああぁぁぁぁぁぁっ!うるさいっ!」 と、大声をあげて、立ち上がった。
「びくっ」となる娘ふたり。
「とーたんは、ゆっくりしたいねんから、よってくんなっ!」 だんだんだんだんだん!と階段を上がって 二階のリビングに行ってしまった。
「おいで、おいで。」 すくんでるミーとマルをだっこ。
ま、ひげ君もごろごろしたいんだし。
何か、気分転換になるものないかなぁ。
「シャーベ、飲む?」 「へ?」 「おかーちゃん、昨日買ってきたんやで。牛乳と混ぜたらシェイクになるやつ。」 「飲むー!」
モックンも呼んで、 ひとりがひとつづつコップを持って、 シャーベを作ることに。
冷凍庫から、凍ったシャーべをだす。 1箱に、2包入り。 モックンとミーが、ブルーベリーで、 マルがチョコを選んだ。
牛乳を入れて、混ぜる、混ぜる。 モックン上手! ミーも上手! マル、そのまま飲むんじゃないってば。 おお、おいしそうな、シェイクの出来上がり! できたシェイクを、二階のリビングで飲むことにした子供たち。
「アレ、おかーちゃん、一個のこっとるよ。」 「それ、誰の誰の?」
・・・・・・そんなん、みたらほしがるやん。
ハイ、ひげ君。 「わぁい!ありがと!」
みんな、機嫌が直りました。 ・・・・ていうか、日曜日は子供が4人。
天気がいいなぁ、公園にでも行くかあ!
朝ご飯のサンドイッチを多めに作って、 半分をお昼ご飯用にして芝生公園に行った。
「おかーちゃん!はだしになってもいい?」 って、ミーちゃん、もう脱いでるやん。 いいよー。
ダーッシュ!
ミーとマル、ダーッシュ!
モックン、落ち着いてゆで卵むいて食べてる。 「おかーちゃん、塩ないで。」
動と静ねぇ、この兄妹。
3人の中で、一番やる気があるのは、マルだ。 体からはみ出してる。
「おかーちゃん!ちょとーのぽってくるわっ!」 遊具で遊ぼうと、はだしのまま走っていった。 わわわわわ。 こりゃいかん。 あれ、2歳のマルには危険だよー!
慌てて後を追う。
ありゃ。おらん。 「ミー、マルは?」 「知らんよー?」 ひええ! どこ?どこ??
ひょこ。
あ。 出た。
よりによって、いっちばん難易度の高い うんてい遊具の下から顔が出た。
はらはら〜。 「のぼれんの?だいじょぶなの?」 「たいじょぷ!ぶんちゃん、がんばれー!」 いや、自分で自分を励ましてる場合でなくて、 危ないんですけど、あなた。
小学校中学年の皆さんが、マルの隣りを抜けてゆく。
「ねぇ、ねぇ、マル、やめようよ〜!」 「てきるもん!」 できないって!
その、隣りのすべりだいから、降りておいでよ。 そのうんてい、高さ3メートルはあるよ、落ちたら痛いよー!
こういう時、遠くの方で、 「おかーちゃーん!見てー!」と、 吊り輪でサルの真似してるのがモックン。
どれどれ?と、そのうんていにチャレンジするのがミー。 やめれっていってんじゃん!!
「ねーねがいってくるからね〜!」 おーい! 行くな!ミー! あわわわわ。こいつも危なっかしいぃよぉ!
でも、さすがネズミ年。 うまいわ。するするっと渡りきった。 途中、サンダルが脱げそうになって、泣きが入ったけど。
それを見ていた、マル。 「しょや!こっちにしよっ!」 と、うんていをさらっと諦めて、すべりだいで降りてきた。
調子がいいのは、ミーが一番だと思ってたけど、 違うかもしんない。
なんとなくよれている母。 気晴らしに、マルとふたりでお買物。 特に何って、買わなければいけないものがあるわけではない。
でも、子供のものを見てしまう。 子供服コーナーで、 モックンのTシャツを選んでると、 マルが、「おおお〜〜う!」と言いながら走り出した。 なに??
あ、お子様コーナーか。 朝早いから、誰もいないすべりだい。 「おかーちゃん、ぶんちゃん、ここでまっとるわ!」 「はいは〜い。」 脱ぎちらかしたクツをそろえて、 「ちょっとにーにの服だけ買ってくるね。」 無理に連れ歩くとごねるもん。 誰もいないから、よその子に迷惑かけたりはないけれど、 ひとりでほうっておくのは、気になる。 売り場とすべりだいを、行ったり来たりしながら、 買物を済ませる。
「行こか?」 と声をかける。 「ややもん!まっとる!」
え〜。 でもなぁ。 こいつのことだから、機嫌よくここで遊びながら、待ってるだろう。 でも、おいていけない。
「マル!あっちにマルのカワイイ服があったよ!見にいこ!」 「ややもん!」 「だって、にーにの買ったし、ねーねのも買うし、 マルだけ何にもなしだったらやでしょ!」 「・・・やっ!いくっ!」
ふっふっふ。ちょろい。
でも、予定にないマルの夏服を買うことにはなった。 まいいか。いつもいつもお下がりばかりだもんね。
子供のものを買って、階段で降りようとしたら、 母、見つけてしまった。 「本日、下着10%オフ。」 あらやだ。 Tバック買わなきゃ。
「マルー、ちょっとだけ、パンツ買ってもいい??」 「いーよー!」 ありがたいお言葉をちょうだいする
半期前のシリーズが3割引きになってたりして ついつい熱が入る。 やっぱ、レースははずせないよなー・・・・・はっ!!
マルッ!! いないっ!
さっきまで、視界の隅で、 天使のブラのCMモニターにくぎづけになってたのに! 「これ、こーてー!」って言ってたのに!
「マルー!マルーーーッ!」
・・・・・返事が返ってこない。 あちゃー! パンツ買ってる場合じゃないじゃん!
でも、これ、2枚は決めたから、あっちのレジまで持っていこかな?(おい!) きっと、レジの隣りのお子様コーナーにいるさ、マル。
あら。 いない。 サーッと、血の気がひく。(でもちゃんと支払いしたけど。)
たぶん、下階には降りてない。 このフロアのどこかにいるはず。 さっきケーキー!ってごねた喫茶店のところか、 階段横の、風船の飾ってあったディスプレイのとこ、 じゃなかったら、イートインのある、アイスクリームショップ。
走る! 「マルー!」 ・・・返事がない。 「マルー!」 ああ!しまったー、パンツなんか買ってて、マルを迷子にしてしまった! あの子、今頃、きっと泣いてるわ! トトロに頼んでネコバス貸してもらいたいよー! どーしよー!
マルー!
あ。
いた。
いました。
返事せんはず。
フロア隅のゲームセンターで、 機嫌よくトーマスにまたがってました。
すっごくいい顔。
私を見つけるなり、 「おかーちゃん!カネッ!」
・・・・・・・やらんっ!
ちきしょ、3枚目選びそこねた・・。
ミーが、ハム太郎にでてくる、「チビマルちゃん」の真似をしている。 すーごく似てるのだそうだ。(本人曰くだが。)
「ちょっと!おかーちゃん!聞いてよ!チビマルちゃんの真似!」 「はいはいはい。」 「"ウキュ〜ゥ"!!」
・・・・・・・・。 「に、似てるね・・。」一応言っとく。
「そんなん誰でもできるやん!」 モックンからの、激しいツッコミ。 「"ウキュ〜ゥ"!!ほらなっ!」
「ちがうやん!"ウキュ〜ゥ"!!」 ミー、負けていない。
「"ウキュ〜ゥ"!」 「"ウキュ〜ゥ"!!」
マルが間に割って入った。
「ぶちゅ〜ぅ!」
・・・マル、それ、つぶしてます。チビマルちゃん。
今日は、ミーの保育参観だった。
保育参観の時間、わたし、マルとうちでアンパンマン見てました。
きゃ〜〜〜〜〜〜〜っ!
気がついたら終わってる時間。 一日間違えてたー!
ああ、ミー泣いてるだろうなぁ。 どうしよう、どうしよう。 お迎えにいこうかなあ。 でもそんなの、過保護かなあ。 でもなぁ、ああ、しまったぁ!!
じりじりしてたら、保育園から電話が。
「おかーさん来ないからへんだなと思って。」 ミーは、頑張ったそうだ。 おかーちゃん来なかったけど、 最後までひとりで工作も作って、 ゲームもして、機嫌よくしてたそうな。
でも、給食を食べてる時に、 お友達がひとり、おかーさんが帰っちゃったぁ! って泣き出したのを見て、 ついに、「おわ〜〜〜〜ん!」て泣いちゃったんだそうな!
ああ!かわいそうなミー! ごめん!ごめんねー! おかーちゃん、明日だとばっかり思ってたの!
「先生、迎えに行ってやってもいいかしら?」 「いいですよー。」
車を飛ばして、2分で迎えに行く。 「ごめんねー!ミー!!」 「おがぁちゃん、こんかったぁああん!」 「ごめん、ごめん!今日はミーの好きなものなんでも買ってあげるから許して!」
泣顔のミーを抱っこして、先生に挨拶をして連れて帰る。 帰る途中でスーパーによった。
マルは、チュッパチャップスを一本選んだ。
ミーは、モックンにガオレンジャースナックを、
・・・・・・そして、自分に「メロン」を選んだ。
うちに帰って、だあい好きなメロンを、半分に割って、 スプーンですくって好きなだけお召し上がりになった。 もちろん、涙はスーパーにつくまでに、止まっていた
こいつ。大物だと思う。
2001年06月05日(火) |
「おとーちゃんは?」 |
マル、面白いことを言うようになってきた。
夕方、レーママんちの庭先で遊んでいたら、 レーパパの車がないのに気がついたマル、 「ママー、パパ会社!」
そうねえ。 レーママが聞き返す。 「じゃ、おとーちゃんは?」
じーっと考えていたマル、 「おねーちゃんとこ。」
はぁ???
「おねーちゃんとこ?」
「うん。おねーちゃんとこ、つれってもらっとんの。」 もう、母たち、オオウケ。 「へえええ!どんなおねーちゃん??」 「しーろい階段の、上がってくの。2階のおねーちゃん。」 わはははは!
何がなんだかよくわからんが、そういうことらしい。
しばらくたって、もう一度聞いてみる。
「ね、マル、パパは?」 「会社!」 「おとーちゃんは?」 「おねーちゃんとこ!」
わはははははは!
帰ってきたひげ君に話したら、 「そのおねーちゃんはべっぴんか?」 って、マルに一生懸命聞いていた。
「マルは、今のところ、私よりもうんと霊感が強いから、 ほんとに見えてたのかもよん♪」 と言ったら、 ひげ君、ぐーぐー寝てしまいました。
暑いので扇風機を出した。
スイッチオン!
「あ〜〜〜わわわわわわぁ〜〜〜〜〜!」
子供たちが、扇風機に向かって大声を張り上げる。 扇風機が首を振ると、 それについて一緒に左右に振られている。 ひとりがすると、みんなする。
涼しくなると思ったのに、 うるさくなった。
おかーちゃんが、ソファーで寝ている。
おとーちゃんは二階で、ゲームボーイ。
チャーンス! おやつ食べちゃえ。
こっそろり引出しを開けて、おやつのかごを出す。
「マル、ホラ、ここにおやつがあるよ〜。」 って、マルをおびき寄せる。 もしみつかったら、 「だって、マルがぁ!」と言いぬける作戦。
ラッキー!おやつの箱に、チョコとキャラメルが入ってた! わ、ガムもたくさんある! おかーちゃん、あるんだったらくれたらいいのに!
どれにしよう! ええい!みんな食べちゃえ!
包み紙をむいて、口に入れる。 うふふふふー! お口いっぱいにほおばったまま、その辺を走り回る。 あはは! あ。 笑ったら、ぼとって、アメが床に落ちちゃった。 いいや、そのまま拾って食べちゃえ! うわあ、床べたべたになっちゃったぁ。 そこだけ踏まないようにしよ。気持ち悪いからー。
ああ、手がべたべたになっちゃったぁ。 服でふいたけど、べたべた、きれいに取れないなぁ。
そうだ!
お風呂に入っちゃおう!
ソファーで寝ているおかーちゃんに聞いてみよう。 「おかーちゃん、お風呂はいるよー!ねー!ねー! おふろー!はいってもいい?ねぇねぇ!」
おかーちゃん、目をあけずにひらひらと手を振ってる。
いい・・・・ってことかな・・・・?
ま。いいか!入ろう!お風呂!
じゃんじゃんお湯を入れよう! 脱いじゃえ!脱いじゃえ! マルも入ろう!脱がしてあげる!
ウヒャヒャヒャ!お湯がすんごくたまってきたー! うわぁ!あふれるー! あふれたー!だーだー流てるぅ♪ キャ〜〜〜〜♪ バタ足ーっ!バチャバチャバチャバチャ! ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ! シャワーもして、雨みたいにしよう! キャ〜〜〜!雨降ってきたから、オケかぶろう♪
おもちゃもみんな洗っちゃえー!
あっ! マル、それシャンプーだよお! あーあ、湯船にシャンプー入れちゃった。 うははははは! スゴーイ泡だらけになってきたぁ! 泡風呂!泡風呂! ぎゃーははははは!!
・・・・・・バタン!
「こおおらぁ!なにやってんのっ!」
寝てたけど、何が起こったかは見りゃわかるんだよ。
はぁ〜あ。
今日は学校がお休みの土曜日だ。 お昼ご飯、なんにする?っておかーちゃんが聞いてくれたので もちろん叫ぶ。
「ハンバーガー!」
好きだなぁ、ハンバンガー。 じゃ、自転車で行ってみよう、モスバーガーまで。
マウンテンバイクで、モックンが前を走る。 おかーちゃん、後ろから、 前にマル後ろにミーをのせて、ついていく。
「がんばって、こげー!」
時々ハッパをかけてやらないと、 モックン、スピードが落ちる。 まだまだ、チビすけだなぁ。
モスについて、いつもの、 「チーズハンバーグサンド、オニオン抜き」を頼む。
席に着いて、オーダーしたのが来て、あれ?と、気がついた。 3個しかないよ、ハンバーガー。
「あれぇ?おかーちゃんのぶんはぁ?」 「わすれとったー。」 「あはははは!」 「おかーちゃんオオボケやなぁ!」
ひとり一個のハンバーガー。 食べきれないだろうと思ったのさ、おかーちゃん。 おかーちゃん、キミタチの残りを何とかしないといけないんだもん。
ところが。 ミーが素早く、完食。 モックンがマイペースで、完食。 マルも、もう半分食べてる。
あららー。 残らんぞこりゃ。 チビすけだと思ってたのに、 一人前食べられるようになっちゃってまぁ。
3人とも、シェイクとハンバーガーを一個ずつたいらげて、 機嫌よくうちに帰った。
・・・おなかすいた・・・・。くすん。
お風呂が大好きなお子様方。 最近では勝手に沸かして勝手に入る。
「おかーちゃん、おふろはいっていい?」 「いいけど、まだいれてないよ。」 「いっれるー♪」
あの、ミーちゃん、いれる前に脱がなくてもいいと思うけど。
「ああっぶんちゃんも、ぬぐ〜っ!」
ああっ。そんなキミタチいそがなくても。
すっぽんぽんのまま、お風呂が沸くのを待つ。 待ってる間、なぜか走り回ってる。
せっかくハダカだから、葉っぱ隊も踊る。 ミーとマルが並んで、 「ヤッタ!ヤッタ!ヤッタ!ヤッタ!ヤッタ!ヤッタ!」 (間の歌詞はよくわかっていないらしい。)
せっかくハダカだから、お相撲もとる。 「のこったーーーー!」 「つきだしーーー!」
せっかくハダカだから、クレヨンしんちゃんみたいに、 ちんちんで遊んでみる。 「ぞ〜うさん、ぞ〜うさん!」 モックンの真似をして、妹達も腰に手を当てお尻をふって、 「ぞ〜うさん、ぞ〜うさん!」
モックンから一言。 「ないやん!」
「おかーちゃん!」 はい。 「なんでつけといてくれへんかったん!」
オプションです。 女の子の場合は。
自分でイイのを見つけてください。
|