「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年04月30日(月) |
火の谷温泉に行こう。 |
実家からの帰りに、どこか遊べるところはないかしら。
よし!火の谷温泉に行こう!
新聞にチラシが入っていて、それを見る限りゴージャスそうな温泉街だ。 むー。でも美杉村だよ? インターネットで検索。→リンク!火の谷温泉 ふううん。 よし、行ってみよう!
雨の中名阪国道を飛ばす。 マルは走り出してすぐ寝てしまったし、 モックンはコナンを読んでる。 ミーは、荷室に「お部屋」を作って、ご機嫌。 ヒゲ君はゲームボーイを持って助手席だ。
大阪の実家から、2時間足らずで到着。
ほー。 美杉村の一角に温泉旅館が点在してるのね。 ・・・・・どうも見た目がよろしくない。 不安を抱えて、車を降りる。
さびれた駐車場。 裏口?と見まがうような、受け付けロビー。 よくわからない料金システム。(どこかで飯食ったら入浴料タダ) 愛想の悪い従業員。 活気のないカフェ。 遠慮したくなるようなビュッフェ。
かなーり、不安。
は、入ってみよう、温泉。
あらーっ! いい! 温泉、すごい!
岩で囲まれたお風呂が何種類もある。 露天もあるし、 打たせ湯もジャグジーも滝もある。
ミーも、マルも温泉大好き。 大喜びで、次々とお湯に入る 露天風呂が気に入ったマルは、歌まで歌って、リラックス。
子連れで温泉に入る悲しさは、ゆっくり入れないってことだ。 それでも、あっちに入り、こっちにもう一度は入りと、 たっぷりお風呂で1時間半遊んで、 ホカホカになって、上がって着替えた。
髪を乾かそう。化粧台は? ・・・・・・あった。 あったけど。 鏡の前にドライヤーが並べてあるだけ。 それだけ。 台の上にはティッシュすらない。
ふー。 せっかくいいお風呂で名誉挽回したのに、 サービスが温泉にあぐらかいてちゃあ、ダメじゃないかなぁ?
これは、客が押しかけていって、文句をいわねば! いい温泉なのに、もったいないじゃん!
火の谷温泉に行こう!
(連休に行く方は、タオルと、ドライヤー以外の身だしなみ用品をお忘れなく。鼻もかめません♪ 街中の銭湯クラスのサービスです。体重計はありました。)
2001年04月29日(日) |
奈良ドリームランドに行こう。 |
大阪の実家に帰るついでに、途中で遊べるところはないかしら。
よし、ドリームランドへ行こう! まだあるのかドリームランド。 インターネットで検索。 おお!ある! あるどころか、怪しげなGW企画が。→リンク!奈良ドリームランド! 行かねば!決定!
ということで、お昼前にドリームランドに着く。
ミーとマルのお目当ては、アンパンマンショー。 モックンのお目当ては、ウルトラマンタウン。 おかーちゃんのお目当ては、ジャングル巡航船。
まずは、ウルトラマンレストランでカネゴンオムライスをいただく。 (オムライスにミートボールの目玉と言う、シンプル&チープな一品でございました。)
ウルトラマンライブシアターで、ウルトラマンヒーローショーを見る。 ああっ!負けそう!負けそうだ!ゼアス!(←巨乳!) がんばれー!がんばれー! MCのお姉さんと一緒に、檄を飛ばす。 なんとなーく冷めているモックンもおかしいが、 必死に「やんばれ〜!」と叫んでいるマルがもっとおかしい。
ゼアスと、ナイスと、ガイアが、トリプル攻撃で怪人をやっつけて、 興奮冷めやらぬうちに、隣りのウルトラマンショップへなだれ込む。
入り口を入ったところでモックンくぎ付け。 「ああああっ!ガンマ!」 ウルトラマン・ダイナと言う、3年程前におわったシリーズのなかで、 ガッツ警備隊が乗っていたガッツイーグルのガンマ号が山積みされているのを発見。 この飛行機、アルファ号ととベータ号を合わせて3機で合体し、 「ガッツイーグル号」になる。
いらんことに、アルファとベータを持っているモックン。 アルファは、当時おばあちゃんに、 ベータは、それから1年後にワゴンセールで800円だったのを見つけて。
ガンマ。 3年前のモデルだよ?定価はないんじゃない? 「ウルトラマンタウン」だから、現役なのか?
だが。 ここで買わないと、きっともう一生ガンマには会えないだろう。 人生、一期一会。 泣く泣く買いました。2200円で。
アンパンマンショーは野外ステージだった。 あいにく雨が降ってきた。 開演を待ってる間にひどい降り。 子供たちの頭にタオルをのせたり、 かばんで傘を作ったりして、困っていると、 ドリームランドのスタッフが箱を抱えて小走りにやってきた。 「これ、どうぞお使いください!」
ビニールのカッパを、配ってくれる。 なんて、ご親切な!(もちろんタダ!) 子供にもちゃんとひとつづつくれる。 ヒゲ君大感激。(タダにヨワイ。)
雨の中、つるつる滑りながらの熱演を見る。 がんばれ!アンパンマン! ていうか、危ない!バイキンマン! 落ちるーっ! つるつるつるーっズルン、ズデン!・・・・・ステージ下に、落ちた。 がんばれ、バイキンマン!
さて、いよいよだ。 ジャングル巡航船に乗る。 ふふふふ。 今日は100円増しの特別企画だ。 色のはげた動物君たちの間を進むポンポン船。 子供たち、にこにこ。
と! そこに、ジャングルの怪人「アマゾニア」が、登場! 「グエーオー!」と叫びながら、 探検船に、乗り移ってくるではないか!!
船内、大パニック!ひきつり、泣き叫ぶお子様! 水先案内人のコビン・ケスナー氏(推定23歳)がアマゾニアの腹を指差して叫ぶ!
「腹が赤い!怒ってます!!」
もう、母は腹がよじれんばかりに大笑いだ! さんざん子供たちをかまいまくって、大暴れのアマゾニア! 動きが速い!獰猛そうなうなり声もイイ!
「怒りを静めるために、みんなで"お友達になりたあい♪"と、叫ぶのです!せーの!」 「おともだちになりたぁ〜い!」
突然苦しみだして、床に突っ伏すアマゾニア。 ベリッベリベリッとマジックテープの音とともに、立ち上がる。
おお!腹の色が青!
もう、母の頭の中ではラン・ランララ・ランランラン♪と、思いっきり王蟲がわいている。 いいぞ!アマゾニア!
急にフレンドリーになったアマゾニアは、子供たちに握手を求め、 ジャングルに帰ることになった。 ところが船長(推定21歳)がいつもより岸から遠くに船を停めている。 どうするアマゾニア!
船長に文句! 聞き入れない船長! こうなったら、飛べコールだ! 「飛〜べ!飛〜べ!」
アマゾニア、ジャーンプ! ぎりぎり着地! 沸き起こる拍手! 照れながらジャングルに去ってゆくアマゾニア。
しまった。 「落ちろコール」になぜしなかったか、私。
このあと、もちろん列車強盗の出る外周列車にも乗った。 こちらも100円増し以上の価値あり!
いやあ、久しぶりに遊園地で笑った、笑った。
奈良ドリームランドは、30年前に行ったきりだった。 観覧車もない、なんだか物悲しい遊園地だと思い込んでいた。 いっても、つまーんないと思ってた。
でも、違った。 熱い。 熱いよ、奈良ドリームランド! スタッフが、どいつもこいつも、いいように楽しんでるよ、この遊園地。 何が面白いって、 イベント屋に丸投げしてるようなショーイベントばっかりじゃなくって、 ちゃんと、園側が、少ない予算でひねってるとこが最高! スタッフが遊んでる遊園地って、面白い!
奈良ドリームランドに行こう!
子供たちが寝ていないときに パソコンを立ち上げて何かする場合、 パソコン部屋のドアは開け放してある。 リビングの様子がわかるように。
メールチェックして電話していたら、 何かの気配。 ドアが少しずつ閉まってゆく。
「ミー。」 見つかってないと思ってはいけません。見えてます。 「な、なに?」 「閉めないでよ。」 「・・うん・・。」
またすすーっと、しまってゆくドア。
「ミー。」 「・・・なに?」
ずばり言ってあげようね。 「アンタ、こっそりアイス食べようと思ってるでしょ。」
!!!
「なんでわかるの?」
ミーのことなんて、なんだってお見通し。
この前、偶然スーパーで保育園のときに仲のよかったお友達と再会したモックン。 「あそぼ!」と話がまとまる。
今日はそのお友達、エリちゃんが遊びに来た。 エリちゃんのところも3人姉弟。 エリちゃんを送ってきたママと話してるうちに、 どんどんご近所のお友達がやってくる。 次々と庭から、玄関から上がってきては、 当たり前のように遊んでいる子供たち。 今日は、エリちゃん3姉弟を入れてちょうど10人。
エリちゃんのママ、ちょっと目が点。 「い、いつも、こんなかんじ?」 「そおねぇ。」 「うちのなかめちゃくちゃにならない?」 「なるー。あきらめたー。」 「・・・・・・ねぇ、子供好きなのね?」 「わぁはははははは!きらいー!」 「うっそだぁ!」
海賊ごっこをすることになったらしい。 「おかーちゃん!海賊ごっこするでェ!」 「ハイハイ、じゃあ帽子作ったろ。」 新聞紙で海賊の帽子を折って、かぶらせる。
「やっぱり、子供好きなんじゃない?」 「いえいえ、めっそうもない!」
エリちゃんの弟クンが帰りたくない。 「置いてけば?」 「えーでもー、2歳児大変だよ?」 「だいじょぶだよ、マルといっしょだもん。」 「2歳児を預かろうって言うなんて、やっぱり子供好きじゃなくちゃできないよー!」 「ちーがーうって!わはははは!」
結局エリちゃんの弟クンも、6時まで預かる。
子供たちと一緒に、 突っ込みいれながらアンパンマンのビデオ見て、 真剣にブロック遊びして、 すごろくして、 おままごとにちゃちゃ入れて、 かくれんぼして、砂場で遊んで、
ああ、おもしろかった。
私は子供好きじゃありませんよ。 ほんとに。
レーママと昨日の一件についてどうよ?という話になった。
わがままは、裏を返せばきちんと自己主張できるってことだけれど、 子供を信頼しすぎても、所詮はお子様だから、 どこかで手綱を締めなければ暴走してしまう。
安心して放し飼いにできるほど 子供も 親も 成長してないなぁって話になった。
私は子供を産んで親になったけれど、 毎日何がしか小さな事から大きなことまでトラブルの対応に迫られる。 それもその子の年齢、性格、相手との相性まで考えて 対応してやらなければ、 やつらを納得させることは難しい。 納得しなければ、要求はどんどん理不尽になってゆき、 結果、力でねじ伏せようとする、幼児レベルの私が大人の私に憑依しようとする。
子供との戦い&自分との戦い。
本当に子供は厄介だ。 未熟だものね。
でも親だって、未熟なんだ。 育っていこう、こいつらと一緒に。
2001年04月25日(水) |
いいことってなんだ。 |
子供同士で約束をしてくる。 「今日は○○ちゃんちに集合なぁ!」 「うん!」
で、帰ってきておやつを食べて、飛び出していく。 どこで何してるかは、大体わかる。 もうしていいことと悪いことのわかるトシだから、 こまかいことまではわからなくていい。 そう思う。
それぞれの家で、ルールがある。 そのルールはその家の子供と大人が決めたルールだから、 ゲストである以上は従うのが筋だ。
でも子供だから、親がいないと無法地帯になる。 それもありだ。 決められた枠の中だけでしか遊べないなんて、 おもしろくもなんともない。
でもこれは、タテマエとして大人が言ってはいけないことになっている。 おかあちゃんが容認してはいけないことになっている。
今日、モックンと二人でブルースブラザースを見ていたら、 ママの仕事の都合で預かることになったレー。 レー、実は違うお友達の家にゲームをしに行きたい。 べつにいいじゃん。それで。 そっちの家に置いてけば。 妹のサーちゃんは私が後で迎えに行ってくるよ。
モックンもゲームしようって誘われていたんだけど、 レーを預かる話になっていたから、 レーが来てから二人で行ってくれば?なんて話してたんだ。
レーママとしては、それは、ダメだって。 そこの家の子と遊びたいんじゃなくて、 そこの家のゲームがしたいだけで上がりこむのはダメなんだって。
ふーん。
そおか?
だから今日は行かないってママとレー君、約束したのだそうだ。
しかたないか。
レーは、怒ってぐずってる。 そりゃそうだよなぁ。
なんかないかなぁ。 ミーの「とっとこハム太郎2」のゲームボーイカセットをおすすめする。 打って変わって大喜びのレー。 この子はほんとにゲームが好きだ。 ゲームがないと不機嫌極まりない。
そのうち、モックンが来ないことに業を煮やしたお友達が、 モックンを誘いにきた。 「モックン、遊ぼうよー!」 「何して遊ぶ?」 「じゃ、外で遊ぼう!」
外に飛び出していく子供たち。
「あっ!お母さんに言ってくる!うちにモックン連れてくるっていったまんまやった!」 と、お友達が走って帰ったその後を、レーが追いかける。
そして、外でフリスビーをして遊んでるモックンとお友達の中に、レーはいなかった。
お友達の家に行ってみる。 「レー?来てるよ?おにーちゃんたちとゲームしてる。」 4、5年生に混じって遊んでるのだ。レー。 ゲームしたかったんだもん。 こうなったら、無理やり連れて帰るったって、動きゃしない。
「レーだけ置いてってもいい?1年生たちみんな外で遊んでるけど。」 「うん、いいよー。わたしもほったらかしやしー。」
レーママが帰ってくる。 レーがいない。 「ごめんよー。勢いでサ、上がり込んじゃったから、もうお願いしてきたよー。」
連れ戻されて、怒られるレー。 「だって、おかあちゃんがいいっていうたんやもん!」
いいと思ったよ。 ふてくされて、当り散らしてるレーより、 おにーちゃんたちに囲まれてゲーム見てるレー(させてはもらえない)の方が うんとご機嫌でいいと思ったよ。
でも、「ママとの約束を守らなかった」一点で、 レーは説教食らってしまった。
すまん。レー。 ごめんよ、レーママ。
だけど。 自分のしたいことを我慢することが 「いいこと」なのか?
自分の思い通りにならないことを、 すべて否定していいのか?
好きなところに行って、 好きなことをするためには、 やわらかいアタマと、タフな体が必要だ。 感じる心が育つ器だ。
どれだけの器になるか、まだわからないこの小さい人たち。
信じてやろうよ。 本当に悪いことなんて、しやしないよ。
私は、アマイのか? (ちょっとブルー。)
今日は、モックンが小学校初の遠足だ。 いつものように弁当のリクエストはホットドック。
おいしそうな極太生ウインナを見つけたので、 それで、スペシャル版を作って持たせる。 水筒の中身はもちろんミルクティー。
行ってきまーす!と張り切って出て行ったが、 そのあと、集合場所のそばのゴミ置き場にゴミを出しに行ってみると、 なんだか決まりの悪そうな顔をしてる。
こそこそーッと近づいてきて、小さな声で言う。 「おかーちゃん、ミルクティー、あかんねんて。」 「へ?」 「れーくんが・・・。」
ははァ、ぼくのミルクティー!って自慢したら、 そんなん持ってったら、アカンのにぃー!っていわれたな。 わははははは。
困った顔のモックンに、 「いいの、いいの。堂々と飲みなさい。 アメリカ人は、お弁当にはコーヒーだよ!」 といい加減なことを言って見送る。
遠足の行き先は、学校から30分ほど歩いたところにある、公園だ。
その公園から10分歩いて我が家だ。
遠足よりも遠い通学路。
遠足先の公園で解散となった。 いつもより30分早く帰ってきたモックンは、 「おかーちゃん、ミルクティーおいしかったぁ!」 と、にこにこだった。
おかーちゃんが、床磨きに燃えている。 這いつくばってがっしがっしと床を磨いている。 こうなっては、もう何も他のことは見えない!
マルは横目でそれを見ながら台所に向かう。 「おかーちゃん。い〜い?」 「なに?」 冷凍庫からアイスを箱ごと出している。 「だめ!」
マルの右脳では「ダメ」という言語を、 正確に解析するためのニューロンが切断されている。 たぶん。
「んー、そうねー、あーけーて!」 「あかんていうてるやん!だめ。」 「あーけーてっ!」 「おかーちゃん今手がバッチイから開けられへん。」
む。 では、自分でやるしかないとご決断。 バリバリばりっと箱を破る。 中からアイスを一本取り出す。 袋を引きちぎろうとするが、うまくいかない。
「おかーちゃん、い〜い?」 「だ〜め。」 「い〜い?」 「だ〜め。」
すたすたすたと台所に行く。 手の届くところに置いてあるはさみを持って戻ってくる。
慎重な手つきで袋の上端をカットしつつ、 「い〜い?」
・・・・まだ聞くか。 そこまでやっといて。
「・・・・・・・いいです。残りの箱をしまってきてくらさい。」
チョキンと切り落とした袋の中から、アイスを取り出し、 幸せ〜な顔で、 「はあ〜い♪」と箱をしまいに行った。
その調子で、私がリビングの床相手にはぁはぁ言ってるうちに、 あいつ、2個もアイス食べよりましてん。
おとーちゃんとおかーちゃんのお友達と焼き肉を食べに行く。
今日、ゲームボーイでつかまえたポケモンの話を、 興奮しながらまくしたてるモックン。 ごめんなさ〜い、奥様、流して流して〜。
座敷の座布団をみんな積み上げてその上に 笑点の大喜利よろしく座ってジュースを飲んでご機嫌のマル。
黙って食べるミー。食べる、食べる、食べる、食べる。
その内、今日のお昼寝がまだだったマルと、 毎日の通学疲れのたまったモックンが、沈。
お酒の入った大人4人は 邪魔者もいなくなったことで盛り上がるが、 ミーはつまらない。
「おかあちゃん、あそぼうよぉ。」 「え?えー、うーん、あ、じゃあ、アイス食べる?」 「うん!食べる!」
ミーだけ、一個650円もする生りんごシャーベットのデザート。
「モックンとマルには言うなよ。」 って、ヒゲ君に念を押されたのに、 「うん♪」 って、天使の笑顔で約束したのに、
翌朝起きてきておはようの前に、ミーが言ったのは、 「昨日、ミーだけりんごのアイス食べたわ〜!ふふん!」 だった。
・・・・うわ・・・。 二階のリビングにドロボーが入った。
いや、ほんとに入ったわけじゃない。 犯人は6歳と4歳と2歳だ。 しかも主犯は2歳だ。
すごい荒らし方。
踏み砕かれたゴーフル。 テーブルにねたっと残る、ジュースのこぼしあと。 まきちらされた、チョコの包み紙。 そしてひっくり返された挙句にポッポーになって 乗られて引きずりまわされて破けたおもちゃ箱。 転々と転がるぬいぐるみに、 押入れから引っ張り出された毛布とまくらで、巣を作ってある。 巣の真ん中のまあるくくぼんだトコにミー。 そのほか、ドロボーさんだって、片づけたくなるような、 おもちゃとおやつの散乱した恐ろしいリビング。
いやだ〜〜〜〜〜〜〜!
こんな汚いの嫌だ〜〜〜!
片づけてやる!つか、おまえたち片づけろっ! 「え〜?」モックン。 「今見とんの。テレビぃ。」ミー。 「ややもん!」マル。
ぷっちーん。
がたッがたがたッ!掃除機を出してセット。 「吸うたるぅぅ!」 スイッチオン、ぎゅいーん!
「うわ!うわわわわわわ!」 「いそげ!」 「はよはよ!!」 慌てるモックンとミー。 目につくおもちゃを大慌てでおもちゃ箱にほおりこむ。
慌てないのが主犯格のマル。 堂々と残ったおやつに手を伸ばし、 あろうことか、この掃除機片手の片づけ大魔人の目の前で チョコの中のピーナツだけを「ぺっ!」と吐きやがった!
怒りの大魔人降臨!
「くぉおおおおらぁああああああああっ!!」(もちろん巻き舌)
「拾って、ゴミ箱にすてなさぁあいッ!」 「ややもん!」 ぬわにぃ!?
飛び火を恐れたミーがささっと拾ってゴミ箱に捨てる。 そのあとをゴーフルのかけらを踏みしだいて去ろうとするマル。 許せん!
「待てぇい!自分も片づけろっ!」 「ふーんだ、ややもーんだ。」 「そんなこというやつは、ゴミと一緒に吸うたる!」
大魔人、神器の掃除機で、マルの背中を吸引!
「ぎゃっ!ぎゃおう!」 「イヤやったら、ゴミを拾えー!」 「ややー!」 「んじゃ、吸う!」 「ぎゃーーーーー!!」
モックンとミーがボスを助けにやってくる。 「マル、はよ、これ、ぽいってしなっ!」 「にーにが、拾ったるで、ゴミ箱とこ持ってき!」 「ぎゃーん!にーにー!!」
モックンに抱きついて逃れようとするマル。 「ちゃんと自分で拾って捨てるまで許さんー!」 迫る大魔人。 ああっ!今度はアタマ吸引! 「ぎゃーーーーー!」
ミーがマルの手を引っ張って、 さっきマルがこなごなに踏み砕いたゴーフルのところまで連れて行く。 「これ、拾うねん!」 自分でも拾ってみせる。 モックンも拾う。 「はよ!マル!拾い!」
マル、切羽詰った兄と姉に気おされて、クズを拾う。 「急げ!」 兄と姉に両脇を固められてゴミ箱にダッシュ。 「捨てろー!」
ぽい。
のろいは解けた。 村には平和が・・・・。
ほっとして振り返る3兄妹。
あまい。
まだまだー! はいそっちも!あっちも! 片づけなさああいっ! ぎゅいーーーーん!(神器のうなる音)
大魔人はあなたのそばに、いつもいる。
2001年04月20日(金) |
ユニバーサルスタジオジャパン祭り |
ご近所のお友達がさっそく行ってきたらしい。 ユニーバーサルスタジオジャパン。 おみやげ配りまくりだ。
「ハイ!これ、エンピツ!!」 おお〜。 「これはアメ!」 おお〜。
子供は持ち上げられるとヨワイので、せっせと持ち上げて遊ぶ。
「すごいやんー!さっそく行ってきたんやー!」 「うん!!」 「何が面白かった?」 「えーと・・。」 「バックドラフト?」 「火ぃのやつ?」 「そうそう!」 「行った!」 「熱かった?」 「オレ平気!」 「あれってサー、水のシールドが張ってあるんだってねー。おばちゃんそれが見たいよー。」 「ふ、ふーん?でも爆発しとった!ぼおおおんっって!」 「怖かった?」 「オレ平気!」 「シューちゃんすごーい♪」 「ふふん!」
モックン、よくわけがわからない。 で、説明をしてやる。 E.T.とか、バックトゥザ・フューチャーとか、 ジュラシックパークとか、バックドラフトとか、スターウォーズとか、 映画の世界の遊園地なんだよ。
「おもしろそう!」 モックン、シューちゃんに聞く。 「何が一番面白かった?」
シューちゃん、キラキラして、興奮して語り始めた。 「スヌーピーのトコにあるハンバーガー屋さんが、 マクドナルドと一緒やねん!!!」
・・・・・・・・。
ハッピーセットでいいか。じゃぁ・・・。
お子様相手に一日バトって、夕方電池の切れかける頃、 パソコンを立ち上げてメールチェックをする。
ああ、久しぶりな人から来てるー。 あれ、また落ち込みメールくれてるひとがいるー。 あは。このメルマガ、おもしろい。 ついつい、読みふける。
調子に乗ってレスを書いたりしてると、 ミーがやってくる。
「ふふん。」 たくらみ顔だ。 「おかあぁちゃあぁん♪」 なあに? 「なんかぁ、おなかすいたぁ。」 あらあら。さっきたべたばっかりじゃない。 「ちがうのー。なんかぁ、あまいものがたべたいなぁ〜。」 ふーん。 「つめたくてー。」 ふーん。 「アイス・・・・みたいな〜。」
・・・・・・アイス食べたいんでしょ? 「うん!食べていい?」
こいつ、おかーちゃんがパソコン部屋にこもってるときは、 要求の通りやすいことを大変よく飲み込んでいる。 悔しいが、今これ書いちゃいたい。くそぅ。
「いいよ。一個だけね。」 「わぁい!」
弾んで冷蔵庫に行き、大好きなアイスを選んで二階に上がる。 ちゃんと、モックンの分も、マルの分も持ってゆく。
一見、大変よく気がつく親切なよい子のようだが、 親切ではない。ココがポイントなのである。
しばらくすると、階段を急いで降りてくる。 「おかーちゃん、おかーちゃん、たいへん!」 「なあに?」 「マルが、どーしてもアイス、もう一個食べたいって!」 「だあめっ。」 「でもどーしても、もう一個!」 「ポンポン痛くなるから、だあめっ!」
マルが大急ぎで加勢にやってくる。 「チュウチュウ!」(*いわゆるチューペットなどという棒ジュースを凍らせたもののことである。)
あとは大合唱。 「チュウチュウ!」 「チュウチュウ!」
うーるーさーいーーーー!
たったあれっぽっちのものだし、う、まぁ、いいか!? 「・・・・じゃ、ほんとに最後だよ?」
「わあい!」
ああ、いかん。早く書き上げて電源切ろう。 書いたメールを読み返していると、 ミーが3度目の来訪。
「お、おかーちゃん・・」 「もう、あかんで!」 「・・アイス、もういらん・・寒い・・。」
アホ!
車検に出して、車がない。 自転車で、おつかいだ。
風が気持ちよくて、帰りの自転車で、マル、寝てしまった。
用事があって伊勢に。
時間はあんまりないんだけど、 ここまできたんだから、寄って行こう、と、ダンナの実家に。
「こんにちわー。」 「おおお!きたか、きたか!」 「ミーのお迎えが2時だから、あんまりゆっくりでけへんのやけど。」 「おうおう、あがって、あがって。」
モックン、マルさっそくいとこ達のおもちゃを引っ張り出して、ご機嫌。
「モックン、どうや。小学校は。」 「うーん。行ってるー。」 おかあさんからも、 「学校で新しいお友達できた?」 「?わからん。」
おいおいー。もちっと、楽しいお返事してくれよー!
「じーじ!これあけて!」 マルは、おとうさんをこき使う。 おとうさん食後のお昼寝タイムなのに。ごめんねー。
ヒゲ君は毎日仕事でお父さんやお母さんに会ってるので、 実家に行こうというと、「休みの日まで、ヤダ。」という。
でも、おとうさんや、おかあさんは、 ヒゲの生えたムスコに会いたいんじゃなくて、 孫達に会いたいんじゃないのかなぁ。 今カワイイ盛りだし。
こうして、お父さんやお母さんが嬉しそうにしてるの見ると ホントそう思うよ。 せっせと連れてこよう。
帰り際、おとうさんが「おー、これもってけー。」とチラシを渡してくれる。
?チラシ?
「アイスでも買うてやれ。」 あ。 チラシの中に3000円。 封筒が見つからなくて、とっさに包んでくれたんだ。 ありがとう、おとうさん。
そのまま、ミーのお迎えに保育園に行って、 うちに帰らずに、シャトレーゼへ。 冷凍庫に入りきらないくらいアイスをたくさん買いました。
今度は3人連れて行きますね。 ヒゲ君は置いていこう。
端午の節句が近いので、こいのぼりがあちこちにはためいている。
マル、大喜びである。
「おかーちゃん!おかしゃな!」
そうねぇ。おさかなねえ。 こいのぼりっていうんだよー。
「ぽい・・ぼぼい・・?」 「こ・い・の・ぼ・り」 「こ・い・ぼ・お・うぃ?」 「こ・い・の・ぼ・り」 「・・・・おかしゃな!」
ま、いいか。
「ピンクのおかしゃな、好き〜」 「ピンク好きねぇ。」 「だって、おいしいもん!」
食べる気やったんか!
2001年04月15日(日) |
誰のおもちゃだって? |
モックンとヒゲ君が朝からゲームボーイをしている。 ヒゲ君が夜やるときはいつも昼間の設定になってるので、 夜に出てくるポケモンがつかまえられないんだそうで。
「おお!今のうちにゴースをつかまえよう!」 張り切って、ポピーン☆
「モックン、ゴースはどこに行けばつかまえられるねん!」 「デリバードは捕まえへんの?」 「デリバードは、あと!」
子供のおもちゃだぞー。
下を片づけて、二階に上がると、 ヒゲ君の横で、順番待ちをしているモックン。
ぴく。 いつまで子供のおもちゃ取り上げて遊んでるんじゃ。
母の眉間のたてジワに、モックンがいち早く気がつく。 「あ、あのな、おかーちゃん、今、おとーちゃんにデリバードとってもうとんの!」
? 「あれ?さっき、つかまえたー!って、大騒ぎしてなかった?」 「つかまえたよ。」とヒゲ君。
?
「今、モックンの分をとっとんのさ。」
おい!!
モックン用に注文したイスが届いた。 パイン材の背もたれに布張りクッションのちゃんとした書斎イス。 立派過ぎず、ちゃち過ぎず、いい感じ。
組み立てたあとに、梱包材の白い発泡スチロールが残った。
当然、やつらの絶好のエモノだ。 さんざん工作したり、かきむしったりして、 リビングは雪が積もったように発泡スチロールのかけらが散乱している。
あー。もう。やだなぁ。
げんなりしていたら、ミーが、ほうきで部屋の中をはきはじめた。
モックンもちりとりを持ってきて手伝う。
あら。
得意げにミーが言う。 「おかーちゃん、ミーが手伝ってきれいにしたるわな!」 モックンもいう。 「おかーちゃん、いっつもたいへんやろ!」
う、うん。 「手伝ってくれてありがとう。助かるわ。」
どーした風の吹き回しかはわからんが、 とにかく、自分達で散らかしたところを片づけるのはいいことだ。
勢いよくはいた分、部屋の隅にゴミが固まってるが、 なあに、たいしたことじゃない。
「おかーちゃん、いっつもぼくら寝てからここ片付けるんやろ?」 「おかーちゃんいっつもおいしいの作ってくれるしなぁ!」 「おかーちゃん、ありがとー!」 「おかーちゃん、ありがとー!」
?
いやいや、勘ぐっちゃダメね。
いい子を持ってシアワセ!(?)
小学校も、保育園も短縮保育なので、 子供たちはお昼ご飯を食べてから お友達と遊ぶのにいそがしい。
小学校の下校のときに約束をしてくるモックン。 今日は誰の家に何時に集合!と、決めて、走って帰ってくる。 親の都合も、自分のおけいこごとも一切考慮されていないので、 親の方が気を使う。
「今日は誰んち集合?」 「ショータんち!」 ショータは、今日はスイミングだったな。 じゃ、3時からは、うちに移動だな。 とか、親の段取りも臨機応変。
勝手に外に行って遊んで来いと放し飼いにできる年齢にはなったけど、 やっぱり、よそのうちにあがりこんで迷惑かけてないかは気になる。 今よく集合場所に指定されている友達のうちにはスーパーファミコンがある。 友達が集まるのはいいことなんだけど、 いつも同じうちのリビングがチビどもに占領されるのは、 やっぱり迷惑だろうと思う。
幸い、ショータのお母さんは、天気がいいと 「外で遊んでこーい!」と、追い出すお母さんだ。
あ、追い出されたな。 にーちゃんたちの声が近づいてくる。
よし、そのまま公園に行け!
「おっじゃましまーす!」 「おばちゃん、ノドかわいた、ノド!」 「おばちゃん、あそぼー。」
・・・・・公園・・・。
朝ご飯をみんなで食べていたとき、 窓の外に飛んでるちょうちょを、見つけたマル。
興奮してイスの上に立ち上がり、 隣りに座っている私を呼ぶ。 「おかーちゃん!」 なぜか、小声。 大きな声を出すと逃げてくと思ってるのね。
さらに小さな声で、 「ちょうちょ!」
うん。 にこっと笑いあって、ご飯の続きを食べようとする。
「おかーちゃん!(小声)」
・・・・・。はい?
両手を口の前に筒にして当てて、ナイショ話のポーズだ。
耳を出さねばなるまい。 「なあに?(小声)」
我が意を得たりとばかりに 私の耳にマルはごしょごしょと小さい声でささやいた。
「おかーちゃん、ちょうちょ、ちょうちょ!」
ぐあ!しまったぁあ! 私は、耳ダメなのだったぁ! しかも、舌ったらずの拗音!! ひぃぇえええ!ぞわわわわわわあぁぁぁああ!
くねりながら、固まって、反対側のイスに倒れこんでいくおかーちゃん。
「ど、どーしたん?おかーちゃん!」 目が点のモックンとミー。 「わははははははー!!」 指差して笑うな!ヒゲ!
不意打ちだったので、キツかった。 プルプルしながらようやく復活したら、 ニヤニヤともう一回ナイショ話の構えを取っている二歳児が。
「も、もういいです。」 ちょっと背中つってます。
ちぃっ。二歳児にやられるなんて。
今日、モックンのクラスではじめて国語の授業があったらしい。
国語の教科書、すごく、薄い。 おまけにつまんない。
ああ、でも、初めての授業だね。 どんなんだったかなあ!
かえってきたモックンにさっそく尋ねる。 「ねえねえ、どうだった、今日の国語は。」 「へ?ああ、先生が読める人は読んでくださーいって。」 「は?それだけ?」 「うん。で、ぼくは、はじめのとこの、 "いきたいね"っていうのを黙って読んでから、 あとの面白そうなとこを読んどった。」
・・・・・やっぱりー。 「なにがおもしろかった?」 「”とりとなかよし”。あとのは、”大きなかぶ”と”おむすびころりん”やった。見せたろか?」
教科書をひっぱりだして、めくる。 「こことな、あとはえーとえーと、あっ!」 「なに?」 「これ読んでへんかった!”かえるのかくれんぼ”!」 読み出すモックン。
・・・・先生、国語の授業、ほんとにしたのかなぁ。 初めての学校での授業なのに、緊張感も何もなかったのが、 とってもよくわかる。 面白そうなとこだけ読んで、あとは、退屈にしてたのね。
はぁ。 私もそういう子だったから、わかるなぁ。 コイツ、「学校には、遊びに行く」やつだ。きっと。 とほほー。 公文のドリルでも買ってきとくべき?
2001年04月10日(火) |
いちゃいちゃお昼寝。 |
眠い。(母)
リビングのソファーにクッションをまくらに横になる。 あーほんとにねそーだー。
「寝たらダメよー!」 マルが起こしに来る。
「おいで、おいで。抱っこしたろ。」 「うん♪」 ソファによじ登ってくるマル。
私のおなかとマルの背中をぴったりひっつけて、 スプーンを重ねるみたいに抱っこして、 マルに左腕で腕まくらをして、 右手で、髪や、体をなでたり、 手をつないだりして、 まさに、いちゃいちゃ。
マル、かわいい。
「おかーちゃん?」 「ん?」 「ご本読んで。」 「んー。」 そのまま、抱き合って絵本を読む。
あったかー。しあわせー。ねむー。
ぐぐっと左腕が重くなって、マルが寝たのがわかる。 小さなソファーから落っこちないように、抱きなおす。
私も一緒にそのままこてんとお昼寝。 よだれたらして。
2001年04月09日(月) |
例え似合わなくとも。 |
ミーの最近のお気に入りは、 おばあちゃんに作ってもらったポシェット。 昔の浴衣の子供帯で作った、 それはそれは、がっちりした、紅白の縞模様に銀糸の刺繍という、 もし売ってたら、絶対買わない色使いのものである。
ただ、このポシェットを作った、私の母は、 縫製のプロでして、 柄がとほほなわりには、大変機能的にできている。 外ポケットに内ポケット、エンピツ刺しに 肩ヒモ調節機能までちゃんとついている。 70過ぎたおばあちゃんが、モノの30分でこれをひょひょいと作って 「ハイ、ミーちゃん、できたよ。」 とくれたのだから、ミー、大感激である。
もらったのは、ずいぶん前だ。
もらった頃は、時々しかしていなかったこのポシェット、 今になって、大活躍。
理由がある。
ミー、字が読めるようになって、 俄然、「字を書く」事にも燃え出したのだ。
自分の書いたぐにゃぐにゃの字が、読んでもらえる。 すごいねぇーとか言ってもらえる。 意味のある言葉をつなげて書いたりすることも 一足飛びに覚えた感じだ。 そうなると、いつでもどこでも書かなくちゃ!と鼻息荒い。
そこで、ポシェットに、エンピツと、メモ帳と、消しゴムを入れる。 まだ入る! ついでに折紙と、ティッシュと、ハム太郎の指人形。 よし!
どこかに行くときも、うちの中で遊んでるときも、 とにかく肩からナナメにかけている。 そして、思いついては、お手紙を書いている。
とっても喜んでいる。 とっても、楽しそうである。
だから、 どんなに、そのポシェットが 着ている服に似合わない代物でも、 内心、えー!それ持って、お出かけすんのぉ? と思ってはいても、
がまん、がまん。
うう。せめて、もすこしマシな布なかったんかい、ママン。
「 モックン、ミーちゃんへ。
おはよう。 おかあちゃんは、あそびにいってきます。 おとうちゃんと まどかをよろしくおねがいします。
モックンのつくえの上に、今日のおやつがあります。 ケンカせずに食べてください。
お外にあそびに行くときは、かならずおとうちゃんに、 どこに行くのかいってからにしてください。
おうちであそぶのにたいくつしないように、 ビデオ屋さんにビデオをかりにいってもいいです。 お金とカードをおいておきます。 3本かりられます。
あさごはんは サンドイッチで、 おひるごはんは やきそばで、 ばんごはんは ちきんらいすです。 デザートも好きなのをたべていいよ。 たべたあとのおさらは、台所の おさらのおふろに入れといてね。
じゃあ いってきます。 」
「しんちゃん(←ヒゲ君です)
おほほ、だーりん、いってきます。 まぁまぁ、そんなカオしないでー。 いろいろ作ってありますから、食べてください。 コンビニにマヨネーズを買いにいいったときに ウワサの聞茶をみつけたのであなたに買ってあります。
ごめんね。行ってくるね。 今度は一緒に遊びにいこうね。
ではでは。 あなたのやんちゃなヨメ 」
遊んでやろうと決めたので、 徹底的に遊ぶ。 モックン、ミー、マルのほかに、レー君とサーちゃん。
リトミック。 ミニモニジャンケンピョンを歌い踊りながらのジャンケン大会。 ハイパーだるまさんが転んだ。 たかおに。 いろおに。 あぶくっ立った煮え立った。 あんどこ。 いもむしごろごろ。
3時間ノンストップ。
はぁはぁはぁはぁ。
息、きれるー。
レー君が大喜びで私にまとわりつきながら、言った。 「なぁ、おかーちゃんてさぁ、独身?」
?
「なんで?」 「だってサァ、結婚してるとさぁ、遊ばんもん。」 う。 「そだね。」 「だから、おかーちゃんは、独身なんやろ?」 「かもなぁ。」
じゃ、私、「見た目も」独身ってことで。 (息、きれてるやん!)
天気がいい! 今日は我が家の長男の入学式だ。
ミーを保育園に送っていってから、 モックンとマルを連れて、小学校に向かう。
全校生徒1000人規模の市内一大きい学校に通うのだ。
今年の新一年生は、127人、4クラス。 モックンは1年3組だった。
担任の先生は、ベテランの女の先生。 おー、なんだかよさげー。
教室に入る。 あら!モックンの両隣女の子じゃない! しかも、ひとりは、ブロンドの巻き毛が可愛いハーフちゃんじゃない!
ついてるぜ!!モックン!(母、ガッツポーズ)
入学式では校長先生が、 「お返事と挨拶をちゃんとしましょう。」 「ヒトの嫌がることはしてはいけません。」 と大事なお話をしてる間中、大暴れのマル。 「おかーちゃん、おっちゃんでてきたよー!」 「(小さい声で、)おっちゃんちゃうの、教頭先生。」 「おおう!きょーちょーせんせー!おーいおーい!」 か、かんべんしてくれー・・・。
保育園がまだ短縮保育なので、式終了後、急いでミーを迎えに保育園へ。 うちに帰って、みんな着替えて、昼ご飯の用意をしようと思っていたら、 ゆーちゃんが、「花見にいこうやー。」って声をかけてくれた。
では弁当持って、近所の芝生公園行こう。 おにぎり作ってたら、お隣りのひろみちゃんが、 「入学おめでとう。これ。入学祝。」と、 ひろみちゃんお得意のシフォンケーキと、ピザをくれた。 「式、疲れるやろ。昼すんの大変やと思ってさァ。」 うう。ひろみちゃん、いつもありがとう。
ひろみちゃんのピザも持って、桜の花を見に行った。 散りかけてて、きれいだった。 淹れてきたコーヒーもおいしい。
のんびり花見はそこまで。
鬼ごっこして、だるまさんが転んだして、 フィールドアスレチックして、 ボール投げして、フリスビーして、 ああっ!相手しすぎでバテた!!
小学生かあ。 あいつらがなぁ。 はだしで芝生の上を走り回ってるモックンとレー君。
夕方まで遊んで帰った。
ミーの始業式だ。 ミーも今日から年長さん。 誰かな、先生。 新しい先生だったら、またミー、「行きたくな〜い〜。」 って駄々こねまくるだろうなぁ。
あ。モックンの担任だっためぐみ先生。 「おはよー、先生!」 「おはよーございますー、ふふふふ。」 「なによお、あ、ねえねぇ、先生クラス何?」 「そんなっ!ひみつですよお!」
あら、もしかして?
お迎えに行ったらミーが、にこにこしている。
「おかーちゃん!めぐみセンセやった!」 やっぱりー!! めぐみ先生も笑ってる。
「おかーさん、モックンとはぜんぜんタイプの違う子ですねぇ!」 「そうなの。先生、だまされないでね、見かけに。」 「え?」 「ミー、かよわくって何にもできないようなフリして、にこにこしながら、 『できな〜い〜、やってェ〜』とかいうけども、 たいていのことは、人より上手にできるから。」 「そ、そうなの??」 「手玉にとられないでね。」 「うはははは!はい!」
ミー、よかったね、めぐみ先生で。 おかーちゃんもよかったー。
2001年04月04日(水) |
おとーちゃんとおかーちゃんのちがい。 |
モックンが言う。
「ボクさ、おかーちゃんがいてへんかったら嫌やなぁ。」
おお。 どうして?どうして?
「だってさー。おとーちゃんだけやとさー、」
うん、うん。
「ずーっと、ポピーン☆(ゲームボーイ)ばっかやっててさー、 ちっとも遊んでくれへんねんもん。」
あはははははははは!
でも考えたら、私もあんまりモックンと遊んでないけどなぁ。 よし、今日はあそぼか。
2001年04月02日(月) |
ほったらかしとかまいすぎ。 |
ミーとレー君がもめている。 ひとりでお人形遊びワールドに入っているミー。 ミーワールドとリンクしたいレー君。
「なぁ、ミーちゃん、今さぁ、夜ってことにしよ。」 「いや。」 「夜でみんな寝てることにしてよ。」 「いや。」
ふたりとも譲らない。 私は決着がつくまでほっとく母だが、 レーママは、割って入るタイプの母だ。
ほったらかしと、かまいすぎ。 どっちもよくない。
でも、ここのバランスが難しい。
ここんとこ、子供たちがもめるたびに、 どこまでほっとこう? どこから助けよう? って、考えてる。
とうとう、レー君がミーに実力行使。 「うわああああん!!」 泣き出すミー。 すねるレー君。
事の起こりは些細なことだし、 譲り合わなかった二人も悪い。 どっちかだけを責めたってダメだし、 どっちの肩を持ってもさらに関係は悪化する。
結局、レーはママに怒られて、ふててしまったし、 ミーは、おかーちゃんに気をそらされていつのまにか機嫌が直ってしまった。
ママもおかーちゃんも、 できることなら、もめずに仲良く遊んで欲しいと思ってるんだよ。 ほっといて、自立心が育つのか、 かまってやって、思いやりが育つのか、 悩んでるんだ。
難しいよ、子育ては。
ドラえもんを観にいく。
4月1日で、映画の日だし、多いかなぁと思ったけど、 ひげ君も一緒に行きたいって言うので、 私の運転で、マイカルに。
ひげ君、車の中でもずうっとゲームボーイ。 車の中は禁止なんですけど。
ついて、お昼ご飯を食べて、映画館に向かう。 ロビーで、ひげ君は、102を見ることに決定。
「じゃ!」と機嫌よくチケットを買いに行こうとするので、 「大人1枚、子供2枚♪」 と、ドラえもんの割引きチケットを渡した。 「えー。」 ”えー”ぢゃないっ!
ひげ長男@ダンナが、たらりらったと行ってしまったロビーで、 子供たちと、上映時間を待つ。
まだ一時間以上あるから、隣りのサティで、お買物しない? 「イヤ。」 あ、そう。 パンフレットを買い、 ポップコーンとジュースを買い、 持ってきたおもちゃで遊び、 ようやく上映時間。
長かった2時間半。
ロビーに出てみると、 ひげ君がゲームボーイしながら待ってた。 「遅かったなぁ。」
ひげ君、102見てからでも、 一緒に見られたと思うよ、ドラえもん。 待ってるのが退屈なら、一緒にチケット買っとけばよかったね。
・・・・・てゆーか、アンタ、子供??
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