「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年02月28日(水) 遠足はコブラ

モックンの遠足の日だ。
ジエイタイに、ヘリコプターを見に行くという。
・・・・・・なんでまた。

ヤツの関心事は、お弁当。
昨日から事細かなリクエストが。
「サンドイッチにしてナ?
タコさんウインナも!
フライドチキンも!チーズも!
飲み物はミルクティー!」

へいへい。

できた弁当をかばんに無理やり詰め込み、
トイレに行く時もしょったままで、
はりきって出発。


・・・・・。
雨ふってきたよ〜。
濡れてないかなぁ。
でも格納庫かなんかでおべんと食べんのかなぁ。
コブラとかの下で、ほのぼのと。
スクランブルとか、かかったらどーすんだろ。
まずは
「園児撤収ーッ!」
「1206時、園児撤収しますッ!」
とかやんだろか。


お迎えに行くと、やつは跳ねていた。
「おっか〜ちゃ〜ん!ミルクティーみんなにあげすぎて、
すぐ、なくなっちゃった〜ん♪」


爆撃ヘリのことは、
「サイボーグクロちゃんみたいなヘリコプターが、おった。そういえば。」
程度にしか覚えてなかった。

ごめんよ、ジエイタイ。
せっかくの国家機密を。


2001年02月27日(火) 気を使う人たち。

朝からおかーちゃんが怒っている。
「もおっベントなんか作ってやらーん!」
怒りが収まらないらしく、
暴れまくっている。

「あーもう、はらたつー!なによー!!」
おとーちゃんが持ってかなかった、弁当を、
ゴミ箱に叩きつけている。

こ〜わ〜。

恐る恐るモックン。
「お、おかーちゃん?」
「んんっ?」(にらむ母)
「今日は体操服の日?」
「そうっ」(叫ぶ母)
「ボク、お着替えしてこようっと。」
「ミーもっ」
「アッ!その前にご馳走さまやっ!」
「持ってかな!お皿!」
ふたりして、流しに食べ終わったものの皿とコップをもってゆく。

二階から、着替えをもって降りてきて、
体操服に着替える。
「モックン!かばん忘れてるよー!もってったるわなー。」
いつもなら、ミーにこんなことを言われようもんなら、
「いいって!自分で取りに行くっ!」っていうモックンだが、
横目で私を見ながら、
「ア、ありがとー!ついでにコップ袋も持ってきてー。」
答えるミーも、「自分でしな!」とはいわずに、
「わかったー、ナプキンも持ってくわー。」
大変よいこの兄妹。

マルもただならぬ母の殺気を感じ取ったようだ。
「おかーちゃん?おいしね?こーしー?」


気を使われまくる母。

それもこれもみんなあいつが悪いんやっ!
きーーーーーっ!!

さらに怒りのボルテージが上がり、
ヤツの洗濯物を蹴り飛ばすおかーちゃんに、
ミーが、励ましの言葉をかける。
「おかーちゃん、ひげのないおとーちゃんと取り替えたら?」

う。
(私がひげがキライなのをよく知ってる。)

「えー?ボクいややー。」
とモックン。
「でも、おこらへんし、何でも買ってくれるおとーちゃんやったら?」
と、検討をはじめるミー。
「う・・・・む・・・・・。」
悩むモックン。
「ミーちゃん、レーパパがいい!」
レーパパは、ミーにやさしい。
「え〜っっ!!」
同時に叫ぶ母と息子。

「・・・・・・おかーちゃん、レーパパはいいわ。」
「ぼくも。」

せっかく、大好きなレーパパが、
おとーちゃんになるかもしれないチャンスだったのに、
ちょっと残念なミー。


自分がさっき蹴り飛ばした洗濯物を、たたみなおしていたら、
ミーに、
「おかーちゃん、今日おとーちゃん帰ってきたら
ちゃんと言うたるわ。」
と、まるで、話のわかるお姑さんのような口調でなだめられた。


すみません、朝から気を使わせまして。



2001年02月26日(月) 「オタプク」

土曜、日曜と、続けて遊んで、月曜は皆さんお疲れ気味。

それでも週の初めだ!がんばっていこー!おー!

なのに、ミーが、ファンヒータの前で丸くなって、
ぐずっている。
「あたまいたいー。」
「ご飯食べたら、治る、治る!」
「おなかもいたいー。」
「トイレいったら、治る、治る!」
「耳もいたいー。」
「へえ、どこ、どこ。」
耳たぶの下を触ってる。「ここー。」
異常ナシ。

コイツ、昨日の遊び疲れと、今日はなんだか寒そうだからって、
保育園に行きたくないわけだ。

「あーそう〜。ほりゃまたかわいそうにねぇ〜。」
「うん。」
ミーをお気に入りのバスタオルでくるんで、赤ちゃんのように抱っこして、
ゆさゆさゆする。
嬉しくて笑いそうになるんだけれど、
ここで笑うと仮病がばれるので、
眉間にしわを寄せて、アヒルの口で笑うのを我慢してるミー。

「アノー、その病気は、なんていう病気なんですか?」
「・・・・。」
「なに?聞こえへん。」
ミーは小さな声で、
「オタプク。」

オタプク!あはははは!
「そうかー!オタプクかー!そりゃ仕方ないなー!」
「うん。」
「モックン、ミー、オタプクで、今日お休みせなアカンらしいわー。」
「ふ〜ん。じゃ、僕も休む。」

「なんで??」
「ぽんぽん丸で遊ばなアカンから。保育園にお風呂ないし。」



保育園に電話をした。
「アー、あの、今日は、ミーが、オタプクで、
モックンが、お風呂に入らなアカンて言うてますんでお休みしまーす。」
「あ、は、はい、お、おだいじにー。」
あ、いや、お大事にって。
電話番、ベテランの先生じゃなかった。
実習の先生には通じなかったかなぁ。


モックンは、朝から風呂に入った。
そんな贅沢なことを、ただ許してはいけないので、
朝のジャムトーストでネタネタになったマルを洗うように、いいつけた。
おにーちゃんとお風呂に入るのは大好きなマルなので、大喜び。
「ねーねもはいろーよっ!」
どうする、オタプク。
「ぽんぽん丸も一緒に入るー♪」
もうがまんできない。
「ねーねも一緒にはいったげるわッ!」

ふはははは。
しょせん、オタプクよのう。



2001年02月25日(日) おかあちゃんについていく。

おかーちゃんのお友達が、大阪から、遊びにきた。
伊勢のおかげ横丁で待ち合わせ。

おかげ横丁!行かなきゃ!
だって、あそこのおもちゃ屋さんに、
前から欲しいおもちゃがあるんだもん!
モックン、眼がキラキラ。
兄が行く気満々なので、妹達ももちろんはりきって用意する。


おかーちゃん、できたら、ひとりで行きたいなぁ。
「今日は、寒いし、おとーちゃんとうちにおったら?
コタツでごろごろしながらテレビ見て、おやつ食べて。
幸せやと思うけど。」
「いややっ!行くもん!」

さよか。

おかーちゃんの運転で、伊勢に向かう。
正月も過ぎて、2月ももう終わりだって言うのに、
すごい混み様。
駐車場の空きがない。
みんな、何しに来るんや!
赤福儲かってしゃーない!


モックンが目をつけていたのは、ブリキのボート。
「ぽんぽん丸」って書いてある。
箱の説明を読んだら、ろうそくをボートの中に、
差し込んで、走らせるとかいてある。
うみゅ?どういう仕組み?
800円!高いなぁ。

でもこれをここで買わないと、すねて、ふくれて、
おかーちゃんは、せっかくきてくれたお友達とお茶も飲めない。

うえん。

ミーには、ハムスターのぬいぐるみ。
マルには、手風琴を買う。

おかーちゃんたちがお茶を飲んでおしゃべりしてる間、
新しいおもちゃで遊ぶ。

だんだん飽きてくる。

お友達が紙とエンピツを貸してくれる。
お絵かきに熱中するミー。
マルも真似して、不思議なお絵かき。

おかーちゃんのお友達をバス停までお見送りして、
おかーちゃんの運転で、おうちに帰る。
途中、うちの近所のオムライスやさんで、
お子様セットを3人揃って食べる。

うちに帰ったモックンが一言、
「ああ、やっぱり、おかーちゃんと一緒に行ってよかったー。」

そうでしょうよ。


え?ひげ長男?
一緒についてきましたよ。もちろん。うえん。


2001年02月24日(土) ミロク・スマイル

きょうは、ご飯会だ。

通されたお座敷は、カラオケ付の宴会場だった。
走り回れるよ!ここ!

大人たちのご挨拶が済んで、お料理が出てきて、
好きなものから先に食べて、
ほーら飽きてきた!
走る、走る。

今日は親族だけなので、お構いナシだ。
カラオケもスイッチを入れる。
でもこのカラオケ、レーザーカラオケ。ふっるーい。
ミーが「おどるポンポコリン」を歌う。
マルもマイクを離さない。

おじちゃんたちが写真を撮ってくれる。
「こっち向いてー。」

マルは、マイクをおいて、すっと立ち上がり、
カメラの前まで行くと、
首をかわゆくかしげ、
ことのほか、おすましのかわいい顔を作って、
軽く握った手を頬に当て、
カメラを上目づかいに見上げてポージング。
口元の淡い微笑が、エキセントリック。

フラッシュが光って、シャッターが降りると、
素に戻って満足げに、ピョンピョン跳ねる。

「マルちゃん、もう一枚!」
あら、しかたないわね。
またまた、例のポーズ。

あっちでもこっちでも、カメラを向けられるたびに
機嫌よくポーズ。
大人たちにオオウケ。

母は心の中で、
(あのポーズは、弥勒菩薩のパクリだ!!)
とおもっていたが、
そんなことを言うと、変なやつだと思われるので、
おとなしくイセエビをたべていましたとさ。



2001年02月23日(金) アヒルさん。

あったかくって、いい天気。

マルは外で遊びたい。
庭の砂場で、遊びたい。

んー、じゃ、ついでに花壇にお花を植えよう。

うちの真ん前が園芸やさんだ。
マルと二人で歩いていって、花の苗を買う。
ふたりで、たくさん苗を選んで、レジに持っていく。
私がお金を払うのを待っていたとき、
マルは、素敵なものを見つけた。

陶器製の、アヒル。
花壇に飾ってるおうち、近所にもあったな。

おかーちゃんが、お金を払ってる間に
マルはそおっと箱からひとつ出して見た。

手がすべって、レンガ敷きの床に落ち、
アヒルは、「パシャン!」と砕けた。

「あっ!」
振り返ったおかーちゃんは、
「マル!ごめんなさいは!」
と叫んだ。

いつもおうちで、コップ割っちゃたりしたときは、
「いいよ、わざとじゃないもんね、けがなあい?」
って聞いてくれるのに。
いきなり怒った!

「・・・う、う・・うううう、お、おがーちゃんのばがああっ!!」
ぎゃーーーーんっ!!

おかーちゃん、お店の人に謝って、割れたアヒルを片づけた。
ほうきを持って、おにーさんがこまかい破片をはきにきた。

「マル、ちゃんとおにーさんにごめんなさい、言お。」
「ぎゃぴー!ぎゃああああん!ぎゃあああん!」
「はい、おにーさん、ごめんなさい。」
「おでーざん、ごべんだざいいいっ!うぎゃーーーん!」
(・・おねーさんじゃなくておにーさんだけど。)

ぎゃひっぎゃひッッと、しゃくりあげてなくマル。
「マル、ちゃんとごめんなさい、言えて、えらかったね。」
「あうっおがーや〜ん!」
ぎゅう。よしよし。
「ね、割れるのは、両方のお手手で持たないとダメなのよ?」
「う、うんぐ、あうん、ずるずる・・。」
「アヒルさん、欲しかったの?」
「あひゆたん、ほちかったあんあんあ〜〜んっ!」
かわいいなぁ。ぎゅ。なでなで。
「じゃあね、ちゃんとごめんなさいって謝れたから、ごほうびにあひるさん買ってあげる。」

涙の止まるマル。

箱からそうっと、ひとつ選んで、マルに見せる。
「これでいい?」
「うん。」

そのまま、レジカウンターに持って行こうとして、
あ。と気がついた。
ここで私が持ってっちゃダメだ。
「マル、両方のお手手出して。」
「あい。」
「ハイ、しっかり持つのよ。」
手を引っ込めかけたけど、持たせた。
「レジのおねーさんに、くーださい、して。」
ハナと涙でずるずるのまんま、レジに持っていって、言った。
「くーらさい。」


おかーちゃんは、箱いっぱいの花苗を。
マルは、小さな手提げに入れてもらった、アヒルさんを。
二人でそれぞれ持って、にこにこと歩いて帰った。


庭で、おかーちゃんが花の苗を植えてる間中、
マルはアヒルさんを抱っこして、頭をなでていた。


2001年02月22日(木) マルの周りを世界は回る

天気がよくて、風もないし、外が暖かい。
お散歩に行こう。

マルをつれて、近所の公園に行く。
ブランコが大好きなマル。
「ぶあんこ、するーっ」
って、ずっと乗ってる。

誰か、お友達が来ると、威嚇。
「ぶんちゃんのーっ!!」
隣りのブランコに座っても、
「やーっ!だめもん!」

交代どころじゃない。
幸い、今日のお友達は、5人とも男の子で、
ブランコよりもボール蹴りのほうがよかったので、もめなかったけど。

マルは、ブランコに乗りながら、
公園の隅々まで見ている。

誰かが、落ちてたスコップで土を掘り始めた。
「あーっ!めっ!そえ、けんけんのよおぉ!」
いいのよー、けんけん、今ボールに夢中だからねー


誰かが落ちてるボールを持っていこうとする。
「こやー!そえ、もってたや、めーっ!!」
・・・いいの、いいの。
今誰も使ってないんだから。

そんなふうに、ひとしきり公園内を仕切ったあとで、
のどが渇いたマルは、
「おかーやん・・・。」
と急に甘えてきた。

「ぶんちゃんのおかーやん♪、じゅーしゅ、ほしい?」
いや、私はいらないけど・・・。
はいはい、じゃ、帰りましょ。


2001年02月21日(水) まずは、親から。

スイミングのとき、子供達は母に手伝ってもらわずに着替える。

「いってきまーす!」
水着姿で、ダッシュ。

行った後には、脱いだものが。

ミーは、ズボンから順にたたんで置いてある。
一番上に、かわいいパンツが三つ折になってたたんである。

モックンは重ね脱ぎしたのが、そのまま散らばってる。

むー。
ちょっと考えて、そのまま二人のかばんに入れる。

1時間のプールが終わって、帰って来た。
「おかえりー、ハイ、着替えー。」

きちんとたたんであるミーの着替えを、かばんから出して、
もうひとつのかばんから、丸まったカタマリを出す。
「ハイ、これがモックンの着替えー!」
ミーの服の横に並べると、差は歴然。

袖は左右とも中に入っちゃってるし、
重ね脱ぎしたのが中でミョーに絡まって、団子になってるし、
このままじゃ、着られないラガーシャツ。
数字の8の字にぐしゃっと脱ぎ捨てられたカーゴパンツ。

「プールから上がってきて、寒いから、早よきがえたいのに、
お気の毒ですなあ。」
「ミーはすぐ着られるもん!」(鼻息荒いミー。)

モックン、アンダーシャツをひっぺがしながら、
ご不満げだ。

「あのな、自分で何でもできるようになることって大切。
で、どうやったら、次に使いやすいか工夫して考えるの、大事。
次からはちゃんとたたもう。わかった?」
「うん。」




翌朝、ひげ長男がファンヒータの前でお着替えをして、仕事に出かけていった。

見事な重ね脱ぎ団子のパジャマがほったらかしになってた。


2001年02月20日(火) やるときゃやる!

普段は、だらっとしているが、
決めるときにはビシッと決める。
それがかっこいいんだよ。
だろ?


保育参観で、クラブ活動参観というのがある。
モックンと、ミーは、「体操クラブ」にはいっている。
保育園に体操教室の講師の先生が来て、一時間ほど
跳び箱や、マット運動や、鉄棒なんかで遊ぶのだ。

モックンは午前のクラス、
ミーは午後からのクラスだった。

まずモックンのクラスを見にゆく。
もう始まる前からふざけたおしているモックン。
「ピーッ整列!」
・・・・・一人だけ後ろ向いてる。
むむむ。

ラップの芯をバトンにミニリレー。
みんな結構真剣。
モックンはピョンピョン跳ねながらバトンが来るのを待って、
受け取ると、ウハウハ笑いながら、ペンギン走りした。

待ち時間の間中、「ダンゴ虫が丸くなるところ」とか、
「人間モップ」とかしてずーっとチョケている。
そのあとの逆上がりも、跳び箱も、ぜーんぜんできない。
できないっていうか、本気でやってない。

ふう。

午後からのミーのクラス。
ミーは背が小さいので、列の一番先頭だ。
先頭なので、何でもお手本をやらされる。
待ってる間はきちんと体操座り。
お名前を呼ばれると「ハイッ」とお返事をして、
果敢に技にチャレンジ!
ほんでまた、これが小さい体ながらも、バランスよくてうまいんだ。

はぁ。

まあね、
おかーちゃんが見に来てくれて、ハイテンションだというのは、わからんでもない。
でも。
ちょっとモックン、かっこ悪いんじゃないか?


うちで晩ご飯を食べながら、今日のクラブ活動の話になった。

「ねーねー、おかーちゃん、ミー、すごかった??」
「うん。なんでもできるねぇ。びっくりしたぁ。」

「ぼくだって、なんでもできるよ!」妹には負けてられないモックン。
「・・・・・・・・。それはどうかな・・。」
正直なおかーちゃん。

「今日、とっても楽しそうだったねぇ、モックン。」
「うん♪」
「おかーちゃん、楽しいのはいいことだと思うー。
で、ふざけるって言うのは、心が豊かな証拠だと思うー。」
「?」
「で・もー、どんなにふざけてても、だらだらしてても、
やるときには本気になって、ビシッと決めるのが、
かっこいいと思う。
ずーっと、ふざけっぱなしで、だらだらしてて、
おまけに何一つできなくて、
できないからつまんなくなっちゃうなんての、
もんのすごーく、かっこ悪いと思うー。」
「うん。」
「今日モックン、かっこ悪かったね。」
「・・・・うん。」
「やるときゃ、やれよ。」
「うん。」


もうほんとーに、自分に言ってます。(うは)
そんなわけで、明日は大掃除からです。


2001年02月19日(月) おかーちゃんのパンツー!

おかーちゃん、どこかに、お買物に行ってたんだな?
保育園から帰ってきて、買物袋に、ミーが気がついた。

「どこ行ってたん?」
「アピター。」
「何買ってきたん?」
「フフフ。パンツ。」
「どんなの、どんなの?」
「じゃーん!ほら。」
「かわいいやん!」
「でしょ、でしょー!でもねー、これ、
前から見たらフツーのパンツ。
後ろから見たら・・・・。」
「!ひも!」

うひゃうひゃひゃひゃひゃ!!

「はいて!はいて!」
「ん、じゃあ、これはいてみよう!」
「モックーン!おかーちゃんかわいい変なパンツー!」
兄にも見せねばと、呼び立てるミー。
「どれどれ!」
モックンも飛んできた。

「ほれ!どう?」
「かわいい!」
「でもなー。」
後ろを見せる。
「お尻丸出しー。」
「ぎゃははははははっ!!」

Tバック、子供達にオオウケ。

ひぃひぃ笑ってたモックンが、
にこにこしながら私に言った。

「フンドシ先生って、知っとる?」


・・・・・・フンドシじゃありません。


2001年02月18日(日) 本物なんて、10年早い。

親が見たいので、子供達も美術館に連れて行かれた。

うまい具合にマルは寝ている。
ロビーで
モックンとミーに、
「ここから先は、お静かに願います。」
と言ったら、
もうひそひそ声で、
「わかったー。」

子供達の目を引くような
楽しい展示ではないので、
退屈だろうなぁ。

絵や家具が、薄暗ーい中に並んでるだけだ。
どの大人も、何にも言わずに、足音もたてずに、
まじめな顔をして、ゆっくりとしか進まない。

「(小さな声で)おかーちゃーん。」
(目線だけで、「なに?」)
「ボク、読めるでー。」
(口元だけでちょっと笑って、”ヨカッタネ。”)
「読んだろか?パイン材、ステンシルパネル、・・」
ぐわしと肩をつかんで、小さな声で、
「ありがと、いいわ。お静かに。」
モックン、ごめんよー。

走り回られても困るので、
手をつなぐ。
ミーはおとなしく、手を引かれてついてくるが、
モックンは1人で順路を回り始めた。

二部屋見たところで、マルが起きた。
「?・????おかーやん!」
モックンとミーとおかーちゃんから、
「しーーーーッ!」
「む!やっ!」

別室との間の休憩室で、
1人で先にさっさと見終わったおとーちゃんと、隔離。

あれ?おかーちゃんは?
あ、あんなお部屋にいる。
「おかーやんっ!」
うー。
「なにしてんのーっ?」
展示室に走りこんできた。
あちゃー。
抱っこしよう。
「おおおおおう!きれーね〜?」
う。うん。コイツお構いナシだ。

悪いことに、声が反響することに気がついた。
「ワッ♪」
(ヮ♪)

ひー!もうダメだー!

「子供のうちから、本物を」
なんて、えらい先生方は言うけれど、
なかなかそんなワケにゃいかないのだ!


2001年02月17日(土) 「待つのも楽しいのよ。」

ショータくんが遊びに来た。

昼前から昼ごはんをはさんで、夕方6時くらいまで、
仲良く遊んでる。

ゲームボーイも、コマ廻しのコマも、ゾイドも、
おままごとも、おりがみも、
取り合いになって、もめたりとかが一度もなかった。

何でかなぁと、思って見ていて気がついた。
モックンと、ショータ、待てるんだぁ。
「貸して。」
「待って。」
「うん。」
で、しばらく違うことして、空くのを待ってる。

いつもよくもめる原因は「待てない」からだ。
子供は、人が楽しそうにやってるものほど、欲しくてたまらない。
楽しそう!と思うと、とまらない。
「貸して!」
「待って。」
「かーしてーよー!」
「待ってって!」
「貸してくれへんー!」
挙句の果てにとっくみあい。


兄、姉たちがもめないので、
マルもおにーちゃんの使ってるものを横取りしたり、
おねーちゃんの作ったものを壊したり、
いつもの悪行をしない。
それどころか、
「ちょーたぁ」と、すりよっていっては、かまってもらってる。

なんてこと。

大人が「仲良く遊びなさい!」なんて、がみがみ叱るより、
なんて効き目があるんでしょ。


待つって大事なことなんだぁ。

欲しいものが手に入らない。
今すぐ、自分のそばにおきたい。
ずっと、自分だけが持ってたい。

大人でもあるなぁ。これ。
私、思い当たるよー。

待つことができなくて、
欲しい気持ちだけが暴走してしまったら、
例え手にいれても後味悪ーい。

でも、ちょっと自分が我慢して、
手に入るまでの間を、楽しみにして、
わくわくしながら待つことができたら、
「手に入った喜び」に「待った甲斐があった嬉しさ」
が、
おまけについてくる。


予約してまで欲しいものと、
持ってるヤツからかっぱらうのとは、
ちがうじゃない。
ソレに対する、愛しい気持ちが!



よし。
今度もめたら、怒鳴る代わりに、
「待つのも楽しいのよ」って、言ってやろう。


2001年02月16日(金) 「心が痛いの。」

今日はモックンの一日入学だ。
1時から3時までかぁ。
2時間、マルがじっとしてるかなぁ。
口封じに、アメとラムネを一袋ずつかばんに入れる。

あいにく今日は寒い。
こういう日は、ミーが、保育園に行きたくなくてグズる。

案の定、朝ごはんのときにグズりだした。
「耳が痛くてご飯が食べられない〜。」
耳下腺炎チェッーク!OK!腫れてなーい!
「ミルクティーは飲めるかなー?」
「・・・・のめるぅ。」
「イチゴは食べられるかなぁ?」
「・・・練乳かけたら食べられるぅ。」
「お砂糖パンなら食べられるかなぁ?」
「・・・さんかくに切ってあるやつなら食べられるぅ。」
と、好きなものはみんな平らげたので、
保育園に行っていただく。

モックンは保育園から、園バスで小学校に直行だ。
さて、行くかと用意のできたときに電話がかかってきた。
「おかーさん、ミーちゃんが、耳が痛いーって、泣いちゃって・・・・どうしましょう?」
担任の先生だ。
うー。
いつもなら、
「あ、いつものヤツですね?心が痛いって言う。ほほほ。迎えに行きますー。」
なのだけど、今日は、帰ってきてもらっては厄介だ。

「センセ、ミー、お弁当は食べた?」
「うん、好きなものだけぺろり。」
「腫れてる?」
「腫れてないのよ。」
「いつものやつね?」
「たぶんね。」
「うー。無理そう?」
「いや、何とかごまかしてみるわ。」
「すいません、お願いします!
もし、どーしてもだめだったら、携帯に電話ちょうだい。」
「はーい。」


すべての説明と教材の購入が終わって、ダッシュで
保育園にお迎えに行くと、
ちょうどミーが先生に手をつないでもらって、
ニカニカと教室から出てくるところだった。

母に気がつくと、とたんに、眉間にしわを寄せて、
「おなかがいたい〜。」と、のたもうた。

おいおい、「耳」じゃなかったのかい?


2001年02月15日(木) モコモコ

しまった。パンがない。
何かないか何か・・。よし、これ!

モックンとマルが起きてきた。
「おはよー、きょうのごはんなにー。」
「ぬっふっふっふ。じゃーん!」
「あっ!レンジでモコモコやー!」

永谷園の「レンジでおしゃれなカップケーキ・モコモコ」という、
マグカップにタマゴと粉をいれてチンする、蒸しパンミックス。

モックンに混ぜさせる。
「おかーちゃん、もういい?」
「まだー。」
マルが黙ってない。
「ぶんもっぶんもっ!」
マルにもちょっと混ぜさせる。
よし。

「はよつくろ!」
「待って、ミーを起こしてくる。」

黙って作ってしまったら、いじけて、
「もう今日は保育園行かないー!」とか言いそうだもん。

「ミー!起きてー!」
「うにゃぁん」
そのまま抱っこでレンジの前に連れて行く。

「エエか?スタート!」

4人とも電子レンジに張り付く。
もう、被ばくしたおし。

「おおおおおっ!!」
「おかーちゃん、テレビでやってるのとおんなじやぁ」
「モコモコやぁ〜♪」

ピッピッピッピ♪
「でーきたー!」

得意げにカップケーキのせり出したマグカップを持ったモックン。
そのあとから、フォークを持ったミー。
そのあとから、皿を持ったマル。

モックンが、三つに分けようとがんばる。
フォークを突き刺して、どうしようか悩んでいたら、
コップからケーキが、ズ・ズズズズズルッッと抜け出た。

「わあ!」
「見てー!ボ、ボク、首つかんで引っ張り出したよ〜!」

わはは!

いい匂い。
案外おいしかった。


2001年02月14日(水) チョコ!

本日はお日柄もよく、バレンタインデーである。
ミーに、今日は好きな人にチョコを上げる日なんだよーと、おしえたら、
なんだかもじもじしている。

「なあに〜、誰かあげたいこがおるの〜?」
「うん。」
「誰ー?ヤス?」
「ちゃう。」
「ひろしくん?」
「ちゃう。」
「ショータ?」
「あ。ショータくんも。」

「も」って、あんた。
ショータには、指輪もらったくせにー。

突然、ショータが、うちにやってきた。
「おばちゃん!、ミーおる?」
「おるよー。あがりー。」
「ええねん!これ渡しに来ただけやから。」
ショータは、「ミーちゃん!おいでっ」と玄関にミーを呼んで、
「これ、やるわ!じゃなっ!」
と、帰っていった。

「なに、もうたん?」
「ほら!」

かわいいピンクのお花のついた指輪。
ミー、大喜びで、一日つけていた。

あとで、ショータママに会って、
「指輪もらったんやけど、あれ、おねーちゃんのおもちゃかなんかと違うの?」
と聞いたら、
「ちがうねん。あれな、ショータがわざわざ、
『ボク、ミーに買う』って言うて、自分で選びやってん。」
うわー。

ショータにチョコやらんで、誰にやるつもりやってん!
「・・・レーくん。」
えっ!!なんでっ!?
「遊んでくれるから。」
あー。
そうね。ショータくんなかなか遊びにこれないからなぁ。
レーくんは今日もうちに来る予定だし。
今日は、うちにいつものおにーちゃん連中が3人くるから、
その子たち用には買ってあるんだけど。


うむむむむむ。
でもそれでいいのか?
大好きな人に「好きです」って、チョコあげる日なんだぞ?

しばらーく考えたミーは、
「じゃ、ショータくんにだけ違うのあげる。」

そうよ!、そうこなくちゃ!
あえなくたって、好きな人は好きな人よっ!
いつでも会えるからってだけで本命チョコあげちゃだめよぅ!


ミーは、うちに来たお友達に、
元気よくチョコを配ってから、
ショータのうちに、ひとつだけ違うチョコを持っていった。

ショータは、ミーからチョコが来ないと、ふててたらしい。
ミーは、何言ってんだか聞き取れないくらいの小さなふにゃふにゃ声で、
「おそくなって、ごめんね。」
といって、渡した。

いっちょまえに、ふたりとも照れてやんの。
ふふふ。かーわい。


2001年02月13日(火) おこりんぼとーちゃん

ひげ長男@おとーちゃんは、
どうも子供の叱り方が、お上手でないように思う。

モックンがおとーちゃんはすぐに怒るーという。
ミーも、そうそう!と同調する。

家族そろっている休日なんかに、
時々なんでもないことでひげ長男君は暴発していることがある。
子供相手に、つーまらんことでつっかかってる。


待たない。
怒鳴る。
説明しない。

しかも言葉づかいが、微妙に、へん。

モックンとミーが、どんぐりをたくさん拾って遊んでいた。
ミーは、欲張りだ。
自分よりもモックンのほうが多い!と、ぐずり始めた。
モックンが、「ボクのんやろか?」とミーに言ったとたんに、
ひげ長男暴発。
「そんなことしたら、おまえのんが無くなるやろっ!」
「ひっ・ひ〜ん!」
「泣くなっ!男やったらっ!」

・・・・・・・・えーと。
「うわァ。モックン自分のなくなっちゃうけど、いいの?
やさしいねぇ。さっすがぁ!よかったねーミー。」
で、いいのでは?


さあ、今からお出かけ。
あ。マルが今から粘土をしたいと、箱を引っ張り出してきた。
「かーかん、あけて。」
「ごめん、マル、今からお出かけだから、帰ってきてからにしよ?」
「やっ!にーに、あけて!」
モックン、箱を突きつけられて、
「粘土?あけるの?」
と箱を持ったとたんに、
ひげ長男暴発。
「おまえの耳は、ふしあなかぁっ!」
「ひっ・ひ〜ん!」

・・・・・ふ・ふしあなって・・・・・。
「今はアカンて、モックンからも言うてやり。
お出かけやから、玄関で一緒にクツはこうって。」
では、いかが?


ミーが工作をしようと、チューブのりを絞り出した。
「ああっ!何で、みんな出すねん!もう使うなぁっ!没収!」
「やっ!ひ〜ん!」

・・・・いや・・・あのね・・・。
「そんなに出したら、もったいないで。使う分だけ出さなあかんよ。」
で、済むのでは・・?

かくして、子供達はぎゃあぎゃあと休日に泣くのだ。


子供が、失敗したとき、間違ったとき、悪いことをしたとき、
親は子供を叱る。
叱るというか、注意する。指導する。
なぜ、失敗したか、考えさせる。
なぜ、間違ったか、確認させる。
なぜ、悪いことなのか、説明する。
闇雲に怒鳴ったって、子供はただおびえるだけじゃないのかなぁ。

「おとーちゃん、怖い?」
「おこりんぼ。」
「どうして怒られたか、わかる?」
「わからへんよ?」
「何か怒るわけがあると思うんだけど。」
「急に怒るんやもん。わからへん。」

うむむ。
何で怒られたか、わからへん叱り方って、
叱らんのより悪いんじゃないか?
ただ、威張ってるだけに見えないか?

「決して立派だとはいえない人格の持ち主が
子供から『お母さん』と呼ばれるようになるのだから、
威張ってはいけない。」
って、冷蔵庫に貼ってあるのに読んでないのかなぁ。

私がこんなことをひげ君に説教するわけにもいかないので、
へこんだ子供と暴発とーちゃん。
双方のフォローが大変です。




2001年02月12日(月) 買うつもりはなかった。

発表会がすんだら、
ベイブレードを買ってあげると、モックンと約束していた。
がんばった、ご褒美にと。

ない。
4軒回ったがどこのおもちゃ屋にもない。

ミーとマルは、ちゃっかりそれぞれにおもちゃを抱えている。

かわいそうだなぁ。
1人だけ。あんなに楽しみにしてたのに。
次回の入荷が未定だなんて、流行ってるんだなぁ。

何か、代わりになるものないかなぁ。

あ。
これ、買ってあげちゃダメかな。
うー。ずっと買わないつもりだったし。
うー。目が悪くなるかも、だし。
うー。おとーちゃんが絶対反対だし。
うー。ご褒美にしたら高すぎるし!
でも、でもでもでも!

「モックン、これ、買おうか?」
「えええっ!いいのっ!」
「あかーん!」(割って入るひげ長男)
「お友達みんな持ってるのに、あきらめてたんだよね。」
「うん。いいのっ!?」
「買うんやったら
きゃおちゃんの小遣いからだしやっ!!」(いぢわるなひげ長男)
・・・・・・・・・。
「買っちゃえ!」



というわけで、買ってしまいました。
ゲームボーイカラー。&ポケモン:クリスタル。

あああああああっ。
ワタシあまあまなおかーちゃんだぁあああああああ。


2001年02月11日(日) ♪ぼくらの生活発表会♪

近所の私立の保育園に通うモックンとミー。
今日は、保育園の生活発表会だ。

園児が300人を超えるここの保育園は、
「生活発表会」が最大のイベントだ。
市のホールを借りて、半日、演奏に歌に踊りに劇。
これがイヤでこの園を選ばない人もいるというぐらい、リキが入っている。
モックンは、これが最後の生活発表会だ。

オープニングの合奏。
モックン達年長さんが「ハンガリアン舞曲」
モックン、鈴。
モックンは年少のとき、木琴。年中でメロディオン。
で、今年は鈴。だだすべりだ。わはは!
いやいや、鈴も大事。
ウマイ!鈴っ!!

ミーたち年中さんは、「小さな世界」。
タンバリンがウマイッ!

このあと、二人とも2時間出番がない。
ひげ長男は、もう外に出るつもりだ。
とっととビデオを片づけ始めたひげ長男の隣りで
すっかりのめりこむ私とマル。
年中さんの舞踏劇が始まった
「ともだちほしいな おおかみくん」。
不覚にも母、大泣きである。
幕が降りて、場内が明るくなって、
パチンコでもいっちゃうっかなー♪と
こっちを向いたひげ長男、目が点。
我が子が出てたわけでもないのに!
「あーいう、"泣いた赤鬼"みたいな話は、あかんのっ!
ほっといてっ!(///へ///)」

ひげ長男が外に出てる間にプログラムは進み、
おじーちゃまおばーちゃまも到着。
いよいよ、モックンの劇だぁ。

モックンの出番は後半。
4人出てくる役人の1人。
下手から、走り出てきたときからもう噴出しそうな顔だ。
「♪どろぼ〜はどこだ!♪」
歌いながら、みんなより一人だけ一回転半多く回転。
クルクルクルクル〜ッこけッ!
「♪うそつき〜はどこだ!♪」
クルクルクルクル〜ッこけッ!

あ〜あ、母譲り。

次が、ミーの劇。「大きなカブ」
おじいさん、おばあさん、孫娘、犬と来て、次のネコ。
ミーは、とてもからだが小さい。
3月で5歳になるが、たぶん学年で一番小さい。
そのミーが、ネコ。
ネズミだろう!先生!
カブからつながる長い列の真ん中が、
ミーで、ぽこんとへこんでる。大笑い!
目立つなあと思っていたら、
先に席に帰ってきていたおんなじクラスの男の子から、
「みーちゃーん!」と声がかかった。
もてるぅ〜♪

おほほ!母譲り!

かわいい、かわいい発表会は、
無事終了しました。
お疲れ様。モックン、ミー。
ほんとにほんとにお疲れ様、先生。


2001年02月10日(土) 「ぶんのっ!」

「ただいまー。」
ひげ長男が帰ってきた。
「おかえりー。」
台所でひげ長男のぶんの晩ご飯の支度をする。

「今日のごはん何?」と台所に来たひげ長男。
何を思ったか、いきなり私の肩に手をまわし、
「かわいいよっ♪」

「はぁ????????」(←ごっつう、みけんにしわ)
「いやいやいやいや・・・・。」
「な〜にーよ〜。(思いっきり不審な顔)」
「えー、バレンタインも近いし、いっとこかなって。」

意味不明。でもまぁ。いいか。
お返し、お返し。
飛びついて、ぶらさがって、ぎゅ〜。
「ぬっ、おもいっ」
「うるへー!」

夫婦でじゃれてたら、小さいカタマリが吹っ飛んできた。
「ぶんのーーーっ!!」
マルだ。
「ぶんのっ!ぶんのおかーやんっ!」
「おとーちゃんのおかーちゃんだよーだ、あっかんべ〜」
・・・大人気ないひげ長男。
でも、マルの反応が面白そうなので、抱きついたままどう出るか観察。(おいおい)

「ぶんの〜〜〜〜っ!うううっぎゃお〜〜ん!」
わはは!泣きよった!
「あっ!泣いた!」(ひげ)
「わはは、面白いなぁ。」(きゃお)
さらに追い討ちをかけるひげ長男。
「もともと、これはぼくのやもーん。」
「ぎゃーーーっ!ぶんのおかーやんーーーっ!」
「おとーちゃんのー!」
「ぶんのおおおおおっ!!おうーんっ!」

2歳児にアッカンベーッしていい気になってるひげ長男をうっちゃって、
マルを抱っこする。
「おかーちゃんの、マル〜。」
「うう、ひっく。ぶんのおかーやん。」
ぎゅう〜〜〜〜。
「そうよー、ぶんのよー。」
かわい。

ひげ長男を指差して、
「あれはぶんのと違うの?」
「・・・・・・・。ぶんのおとーたん!」
「よし!」
喜ぶひげ長男に、マルはさっきされたことを、ちゃんと、リピートした。
「あっかべーーーっ!」

いらんこと教えやがって。
本命でもないのに、チョコなんかやるか!(うわ)


2001年02月09日(金) おかえりー。

今日は、母が、用事で大阪に出かける。
モックンとミーは保育園。
マルは肩で担いで・・・と思ってたら、
ご近所マダムが引き受けてくれた。
助かる!
6時までには帰るからとお願いする。

朝、支度をしてマルとお別れ。
「マルー、行ってきますー。」
「うん。ばいばーいっ!」
そっけない。
大好きなレーママと一緒だもん。
にこにこさー!

大急ぎで大阪へ。
ついたら12時。用事を済ませて、電車に乗ったのが4時。

6時前にレーママのところにお迎えについた。

「ただいま〜。」
れーくん「おかーちゃんが帰って来たー!」
ミー「おみやげはー??」
さーちゃん(黙って土産の袋を見つめる)

リビングに入って、
「ただいまーぁ。」
れーまま「おかえりー、お疲れ。スパゲッティ食べてきない。」
「ありがとー。」

挨拶のすんでないヒトが二人。
「モックン、ただいま。」
「うん。(テレビ見ながら上の空)」

「マル。ただいま。」
「おかーちゃ〜ん♪ぎゅー!ちゅぱっ!」
あうあう!こいつだけだ!
こんなに出迎えてくれるのは!
「マル〜!ぎゅ〜♪」
「おかーや〜ん♪」
にこにこにこにこ。

マルは、一応済ませた!という顔をして、私のひざから飛び降りた。

ひしめく兄・姉たちを押しのけて
テーブルの上に置いたお土産を開けにかかった。
「こえ、ぶんのかーかのーっ!ねー、かーか♪」
何よあんた達、アタシのよそれっ!
だって、あんた達、マーキングまだでしょッ!
ってな感じだ。

うううう。
おかえりってか、おみやげってか。


2001年02月08日(木) ブロック遊び。

昨日から、モックンとミーが、レゴに夢中。

モックンは、手の込んだ飛行機を、
ミーは、ガチャガチャコレクションの指人形の入るおうちを、
マルは、完成品の改造と、解体を。

兄姉で仲良く遊んでくれるのが、
母としたら、ありがたい。
もうそんな年になったんだぁ。

下の子が2、3歳までは、
年上の子供のやってることを
真似して一緒に遊びたいけれど、
上手くできなくて、壊してしまったり、
自分がキーーーッとなって暴れたり、
上手く一緒に遊べなかった。
何度モックンは泣いたことか。

ミーの作ったおうちに、ポケモン指人形が住んでいる。
そこのモックンの作った飛行機から飛行機でエアメールが届く。
「ゆーびんでーす!」
「あら!ありがとー、何かしらー!ライチュウにお手紙だわー!」

何でかしらんが、ごっこ遊びのときのせりふは、標準語で、
しかも、こまっしゃくれている。
うちだけではないらしい。
うちに遊びに来る子供達、みんなそう。
セリフ以外の、こまかい設定部分の打ちあわせとかは
普段使っている、松阪弁なので、ギャップが面白い。

「何のお手紙かしらー!”あそびにきてください”ってかいてあるわー!」
「違うよー、メリークリスマスだよー!」

「いいやん!あそびにくんねん!」
「サンタが飛行機に乗っていくことな?」

「わーい、サンタさんが来るのねー!(打ち合わせ事項了解)」

「プレゼントは、これな?」
「ええっ!そっちのほうがいいっ!」

「ぴゅ〜〜〜〜〜。空からプレゼントでーす。」

「ぶんも!ぶんも!」
「マルも何か欲ちいにょ?」(モックン赤ちゃん対応言語)
「ぶん、こえ!」
「わかっちゃ、わっかちゃ、にーにが、ちたるでな?」

「マルにもプレゼントでーす!」
「きゃー!ひゃひゃひゃひゃ!あーとお!にーに!」

仲良く遊んでるときのチビ達は、
普段なら取り合い、奪い合いになることでも、
「いいよ、いいよ。」とか言って、譲り合う。
別人格になってるのね。
おかげで、たっぷり2時間、おだやかーに過ごせました。

チビたちは、暖かいリビングで。
おかーちゃんは寒いパソ部屋で。




2001年02月07日(水) それは、恋。

保育園にお迎えに行ったら、
レー君とサーちゃんも一緒にうちに帰るっていうので、
連れて帰る。
今日は彼らの母は仕事で帰りが遅い。

帰りに薬局に寄る用事があったので、1人ひとつづつおやつを買った。
モックン、ポテトチップス。
ミー、ハイチュウ。
レー君、ジャガリコ。
さーちゃん、マーブルチョコレート。
マル、キティちゃんのカプッチョ。

うちに帰ってきて、おやつを食べる。

モックンが、かごを出してきた。
そこに、自分が買ったポテチをあける。
「みんなで食べよ!」
マルも真似して、カプッチョを入れる。
サーちゃんも入れる。
ミーは、おなかが痛くておやつどころじゃない。

みんなで食べ始めた。

レー君だけが、自分のおやつをつかんだまま離さない。
離さないまま、みんなのおやつから先に食べてる。
みんなのおやつのかごが空になったとき、
「ぼくだけまだあるもーん!」ときた。

「ちょうだい!」
「ちょうだい!」
「ちょうらいよお!」

「いやっ!これはぼくのですー!」

ケリを入れたい瞬間である。
とりあえず、ケリをいれずに見ていることにする。

周りから手が伸びて、レー君のお菓子を奪う。
「ぼーくーのぉっ!」
「いいやんか!」
「うわあーん!」
みんなの攻撃に、泣き出すレー君。
わははは!泣くやつがあるか!

自分のものは自分のもの。
人のものも自分のもの。
都合のいい勘違い。
大人でもしてる、してるー。

泣いてすねてるレー君になんて言おう。

「レー。みんなで食べたおやつ、おいしかった?」
「おいしかった。」
「ボクのおやつもみんなに分けてあげたら?」
「イヤ。ボク好きなんやもん。」
「でも、みんなからはたくさん分けてもらったよ?」
「だって、ボクだけが食べたいんやもん。」

んー。
大好きだから、独り占め。わかりやすーい。

「でもー、みんなに分けてもらって、嬉しかったのに、お礼せなアカンのちゃう?」
「ボク、久しぶりなんやもん。じゃがりこ。」

やっと会えたのに、他のヒトのことなんてかんがえちゃイヤッ!

「ああ・・・。もうなくなっちゃった・・・。
ボク、少ししか食べてへんのに・・・。(涙目)」

ああ、もうお別れなのね。
もっともっと一緒にいたかったのに。うじうじ。(涙目)


「欲張って独り占めしたらあかーん!」って言うつもりだったけど、
自動変換された彼の将来が面白かったので、
「レー。あんた、恋愛で苦労するタイプ。がんばれよ。」
って、励ましておいた。
いい恋しなさい。


2001年02月06日(火) まだ風邪。

午後から、ミーの風邪は、回復した。
もうご飯も食べられるし、
マルやモックンに、えらそうに指図もできる。
「モックン!手、洗ってからおやつ食べなッ!」

もう、OK。


2001年02月05日(月) また風邪。

ミーがモックンに引き続いて、
おなかに来る風邪。
一日寝ていた。


2001年02月04日(日) ダイナソー!

お昼ご飯を食べてから、ワーナーマイカルシネマズに、ダイナソーを観にゆく。

子供達に映画館で映画を見せてあげるのは、
今日で、2回目。
ロビーで、チケットを買う。
本編が始まっているので、ひげ長男は焦っている。
焦らない私。

「ジュースを買おう!」(おかーちゃん)
「うん!」(3人兄妹)
「いらんて!」(ひげ長男)

「あ、ダイナソーセットにしよう!マルは、ジュースね。」(おかーちゃん)
「うん!」(3人兄妹)
「フツーのにしとけ!」(ひげ長男。)


映画を観に来たんだから、映画さえ観られりゃそれでいい!
とお考えのひげ長男。

せっかく遊びに来たんだから、オイシイ気分も楽しみたい私。


にこにこと、ひげ長男の言うことを聞き流しつつ、オーダー。

「すいませーん、ダイナソーセット2つと、オレンジジュース、ひとつ。」(おかーちゃん)
「ぼ、ぼ、ぼくにもホットドッグー!」(ひげ長男)
「・・・・・おにーさん、ホットドッグ追加してください。」

なによ、いらないんじゃなかったの?(^◇^)



2001年02月03日(土) ♪公園にいきましょう♪

雪や、雨が降っていたり、誰かが体調を崩していたりして、
ここのとこ、外遊びに付き合ってないなぁ。
と思ったのだ。
で、このクソ寒いのに、公園に連れて行ってやることにした。

車ですぐのとこに、大きな芝生グランドや、プラネタリウムのある、緑地公園がある。
夏場は平日でも子供がうじゃうじゃなのに、
さすがに今日はガラガラ。
寒いもーん!

でも子供達は元気ー。
片っ端から遊具に飛びつく。
「おかーちゃん、押して!」ブランコ。
「おかーちゃん、見ててー!」すべりだい。
「かーかん、こけた!」・・・・・ぱんぱんぱん。

マフラーも手袋も帽子もみんないらなくなって、
おかーちゃんが大荷物を抱える。

ヒャアヒャアいって喜んでる子供達はいいけれど、
おかーちゃんが寒くなってきた。
室内の子供広場に移動だ!

わぁ、ここもがらがら〜。
両手で持ち上げる大きさのウレタンのブロックを組み上げて、
おうちを作る。
ミーからおもちゃ電話がかかってきた。
「もしもし?ミーだけど。」
「あら、ミーちゃん、今どこにおるの?」
「家。おかーちゃんは?」
「おかいものー。」
「じゃあ、今日はカレーにするから、ジャガイモ買って来て!」
「はーい。」

やり取りを見ていたマルが、おもちゃ電話の受話器を取り上げた。
「ぴぴぴぱ!、もいもい!ねーね!」
「はーい?まる?」
「コチョかって!うん、うん、うん。じゃねーバイバイ!」ガチャ☆
言いたいことだけ言って切った。
母が口をあいたまんまのミーに、
「ツー、ツー、ツー、ツー。」と言っておいた。

モックンが、竹細工のおもちゃ鉄砲で、ずっとおかーちゃんを撃っている。
やられてやると、その後もずっと撃ってきてしつこいので、
「撃ったなぁ!」と、つかまえて、足払いをかけ
て、ふかふかマットの上に投げ飛ばす。
「きゃ〜〜〜♪」
母:154センチ・45キロ。
モックン:114センチ・20キロ。
5回もやったら、もう限界だ〜。
あーそれなのにー、キラキラして体当たりしてくるやつが増えたぁ!
ええい!13キロと10キロもまとめてほり投げちゃる!
さすがにへろへろ。

休憩してる間にマルがやってしまった。
室内すべりだいの取り合いで、同い年くらいの男の子に張り手!
飛び出したが、間に合わず、男の子は、真下にいた
自分の弟の上にシリモチ。
「わああああ!す!すみませーん!」
「だいじょうぶよ〜。」(ああ良かった、慣れてるおかーさんで。)

オトコ二人を泣かせておいて、えらそうに見下ろしてるんじゃないっ!
ごめんなさいは!
「おめんあさい!ふん!」母、もう一度平謝り。

お昼を過ぎたので、作ってきたおにぎりを食べる。
おにぎり食べたら、買物して帰ろうと思ってたのに、
まだまだ、遊ぶ気らしい。
粘土遊びをして、
コマ回しをして、平均台をして、
よそのお友達と戦いごっこをして、
ようやく帰る気になってくれました。

10時にうちを出て、かえって来たの4時半だった。

ミーがおもちゃ電話でリクエストしたので、カレーを作りました。節分なのに。


2001年02月02日(金) へなちょこへな吉

朝からモックンがへなちょこだ。

昨日、元気がなくて、頭痛がひどかったので、
保育園はお休みした。
我が家ではこういう、「甘えた休み」が多い。
お母さんが仕事で、微熱くらいなら預けられる子の方が多いのに、
なんて、甘やかしすぎなんだうちは!と親本人も思う。

でも、この先、おかーちゃんに甘えるなんてこと、どんどん減ってくばっかりだし、
甘えたい気分のときに、甘えるのって、大人でも気持ちよくて好きじゃないか。

『ちいさい子供に「甘やかしすぎ」はない、
むしろ「甘えることを知らない」子供のほうがよくない』
なんて、それらしい育児書読んじゃったから、
うー、いーのかなー、いーよなー??っておもいながらも、
「甘えた休み」はなくならない。

昨日一日、気分が悪くてぐったりしながらも、
コロコロコミックとゾロリと、ホッテンプロッツェンを読んで、
プラレールタウンの造成をして、
ゾイドのマイナーチェンジをして、
「おかーちゃん、ココアー♪」と甘えたおしていた。


今日は、保育園に行ってもらいましょう!
とーぜん!

・・・と思っていたのに。
起きてきたモックンは、へなちょこへな吉。
「うひ〜ん。なんか〜おなかがいたい〜。」
「え〜!」
熱はない。顔色も悪くない。
どうしよう。行かせちゃおうか、保育園。

「ミーはいくもーん!」
こいつも昨日休んでいる。どこも悪いところはないのだが。
「ミーは元気だもんねー」
「うん!モックン!はよ、ご飯食べな、遅刻やでー!」
「甘えた休み」の翌日は、こうして元気に出かけてくれると、
母としても満足。

それなのに、
「うひ〜〜〜ん!」ときた。
かわいそーと思うよりも、
(この、へなちょこめー!!)と思う。
さして体調が悪そうにも見えないから、余計に腹が立つ。

「モックン、いかへんの?保育園?」
「うひ〜〜〜〜ん。」
「へなちょこへな吉くーん。」
「うひ〜〜〜〜ん。」
「へな吉くん、お休みするの?」
「うひ〜〜〜〜ん。」
「へなちょこー!」

ミーがちゃっかり参加する。
「へな吉、いかへんの?」
「いかへんみたいや。へなちょこやから。」
「へな吉!いかへんのっ!保育園!」
「うひ〜〜・・・・へな吉っていうなぁ・・・・。」


母あきらめた。もういいや、こんなへなちょこ、センセだって、困る。
へなちょこ休みだ。


ま、しかし、昨日の頭痛のあとだから、パターンから行くと、今日当たり吐くな。
今冬はやりの、おなかかぜ。
でも、このヒト、こればっかりこないだからやってるよなー。
へなちょこめー。
一度かかった風邪に、2度も3度もかかりおってー!

モックンを、コタツで寝かせて、マルを連れて、ミーを保育園に連れて行く。
「へな吉ー!行ってくるわー!」
ミーは、今日、園でみんなにへな吉の話をするな。こりゃ。
明日、モックン園でみんなに「へな吉」よばわりされるな。絶対。


へなちょこくんは、結局少し吐いた。
やっぱり、風邪だった。
年末にもらっておいた薬を出してきて、飲ませて様子を見ていたら、
2時過ぎに全快した。


きっとこのまま土曜日も休むのだろう。
4連休だ。

へなちょこめーー!


2001年02月01日(木) マルといちゃいちゃ

マル、かわいい。
あまえたじょうず。

子供達が、二階でテレビに熱中している。
メールチェックしてこよ。と下に降りて、
パソコン部屋におこもり。

レスをかいてると、小さな足音が。
「かーかん♪」
マルだ。
「なあに?」
もう少しで、書けちゃうから、後5分だけ待って欲しいなあ。

「んしょ、んしょ!」
ひざの上によじ登る。
抱きしめやすい大きさなので、
ぎゅーっとして、くんくん鼻をこすりあわせる。
「マ〜ル♪」
「かーかん♪」
「マ〜ル♪」
「か〜かん♪」
かわいい〜。
「かーかん、ちゅっ♪」
「(かわいっ!)マル、ちゅっ♪」

パソコンの前で、いちゃいちゃしている。
そのうち、ひざの上で向きを変えたマルが、
母の飲んでたココアに目をつける。
「い〜い?」
「い〜よ♪」(めろめろやん。)
「かーかん?」
「なあに?」
「アメ、ちょーらい♪」
「ないよ?」
「あうの。」
う。手に持ってる。
「あーけーて♪」
「だーめーよ♪」
「ぬー。ぎゅ。ちゅ。あーけーて♪」
「もおおおおう、これがさいごようぅぅ♪」

アメの袋を開けてやったら、にこにことそれを口に入れて、
ばたんとパソコン部屋のドアを閉めて、
二階へ上がっていってしまった。

アタシ利用されただけだったのね。しくしくしく。


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