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今日の日記、インスピレーションを与えてくださったHさんに捧げます。 片道税込み10ユーロセール。 どうもこのくされRyanair、最近乗客数があまり増えてないとかで、株価が下がり気味とかで乗客数を意地でも増やすため、こんな莫迦なセールを乱発してる。そんなら、またマンチェスターの友人宅に遊びに行こうかとすると ありましたよ。片道税込み10ユーロ。 で、上で「莫迦なセール」と言ったのにはちゃんと理由があります。それは以下のスクリーンショットを見ていただければわかる。 よく見てください。運賃以外の税金等を。 行き:22.74ユーロ。 帰り:41.20ユーロ。 もちろん、くされRyanairが決めた税金とかがあるにせよ、だけど、税金だけで63.94ユーロ(1万円)もかかるのに、それを往復20ユーロで売る。単純計算して40ユーロ(6,000円)超の損失。そこまでして搭乗率を上げたいのかと言いたい。そんなわけで 私、ひでかす、もうひとり別の友人の3人でマンチェスターの友人宅に突撃することに。 3人で130ユーロ(18,000円)の損失。ざまーみろってんだ! …ってもしかしてオレのほうがRyanairに踊らされてるのかな? 考えてみると、日本なら公正取引委員会だかなんだかが不当廉売だかで黙っていなそうなやり口ですが、予約を進めるにつれてこのくされRyanairの財布の中の1セント硬貨までむしり取ろうとするRyanairのセコさが露骨なまでに出てくるわけです。 この、名前の入力欄。一見なんでもなさそうですが、呆れかえるからくりが用意されてます。おヒマな方、Ryanairでテキトーに予約をしてみてください。クレジットカード番号をはじめとする個人情報の入力はこのあとなので、この画面まではすぐに問題なく行けます。 手荷物の個数の入力欄があります。これプルダウンメニューから0(預託荷物なし)を選ぶと、勝手に「優先搭乗」が選択されて6ユーロ取られます。ちなみに、預託荷物があると、一つにつき7ユーロ徴収。 そもそも優先搭乗は無料でやってたくせにいつの間にやら金を取ることになった模様。「あ、これは金になる」と気になったんだろうと思われ。私としてはこういうやり方は大嫌いです。で、よくよく見ると、細かいフォントで「ここをクリックすれば優先搭乗はキャンセルできます」と書いてます。これに気がつくのに私をして1分を要しました。 で、さらに上の画像を注視すると 勝手に旅行保険に加入させられている。 ひどいでしょ?よくよく画面を確認しないと、勝手に優先搭乗権(6ユーロ)および旅行保険(7.5ユーロ)をつけ加えられるという。 しかも、Ryanairのサイトを隅々まで見るとこんなこと書いてます。 Snigelのテキトー意訳 この優先搭乗権はEUの人だけだけんね もし、この優先搭乗権を持ってない人が来たら搭乗券発券手数料として3ユーロ徴収するけんね。 挙句の果てには もし、持ち込もうとする荷物が重すぎたら、預託手荷物として12ユーロ、それから搭乗券発券手数料3ユーロしめて15ユーロを徴収するけんね。 つまり、私に非常に起こりうるシナリオとして、優先搭乗権を3ユーロ出して払い、空港で実はEUの人間じゃないから優先搭乗できないことに気がついて、カウンターに戻ったら実は持ち込みの荷物が大きすぎて結局15ユーロむしり取られる…ってことが起こりうるわけで。 …お前らには恥も外聞もないんかい。 もう呆れて言葉もありません。 で、そのくされRyanairにガチンコ勝負を挑んでいるアイルランドのフラッグキャリアエアリンガスさん。この会社も年々歳々ひどくなるばかりで、もはやくされRyanairと同レベルです(注:エアリンガスのサイトにもリンクを張りたかったのですが、この会社、そのテのリンクを拒絶するシステムを持ってます。ちょこざいな)。 はい? 再びテキトー意訳。 新サービス。シートの事前アサインは有料に。 座席を事前指定の場合ヒコーキの最初の5列は10ユーロ。足元の広い非常口座席は15ユーロ、その他の席は3ユーロを徴収します。 まさか冗談でしょうと思ったんだけど …本気だよ。こいつら。 ところで、エアリンガスさん、くされRyanairとのガチンコ勝負のためについに今年の4月からOneworldから脱退しました。奇しくもJALと入れ違いになったわけですが。なのに、ウェブサイト上では未だにOneworldに未練があるようです。 最後に、くされRyanairがやっている 「最低価格保証。万一弊社のほうが高い場合は差額の2倍をお支払いします」 というキャンペーンのひでー欺瞞を暴いておきます。 このキャンペーン、たとえば、Ryanairのフライトが往復200ユーロで、競合他社のフライトが100ユーロだった場合、差額の100ユーロかける2で200ユーロをRyanairが払う…ように見えるでしょ。確かにそうなんだけど、そこにはとんでもないカラクリがあるわけです。 はい再びこのスクリーンショットに注目。 意訳: クレームは予約後1時間以内にしなきゃダメ まあ百歩譲ってこれは認めよう。だけどさー 競合他社のフライトはRyanairの前後1時間いないじゃないとダメ。 つまりですね、くされRyanairのフライトが午前8時で、それより安い競合他社のフライトが9時半だったらダメ…ってことになります。 そんなにぴったし時間が合うことがあるかい! しかも、上のページの下のほうには 最大の支払額は100ユーロです。 とか このキャンペーンは24時間の告知時間ののち中止することがあります だって。どっか自信がなさげです。 というわけで、くされRyanairウォッチ、また何か始めたら報告しますです。
かくして焼き物の町壷屋を後にして向かったのは残波岬。とある人から、「沖縄のCliff of Moher」と言われたので行ってみた。 残波岬 対してこちらは… Cliff of Moher…ではなく実はアラン島。Cliff of Moherのオリジナル写真がどうしても見つからなかった。構図が似てるのでちょうどいいかと。
はい。文句なくCliff of Moherの勝ち…と私は思いますがどうでしょ。 残波岬には灯台がありまして、一般公開されてます。教会の塔とか灯台とか塔という塔は登らないと気が済まない(それでいて高所恐怖症という矛盾したやつ)私は、当然登りましたよ。 そんな灯台のもとにはこんな気になる石碑が。 何が気になるのかちょっと今は思い出せないのですが、なぜか気になったので撮影しました。 さらっと流しつつ、お次は瀬底島。読者さんから強く勧められていたので行ってきました。 まだシーズン前だからか、それとも行った時刻が日暮前だったからかビーチにはだれもおらず。あ、唯一いたのは 牛さんとその飼い主さん 世にも珍しい牛の散歩。Mausiに 「ああ、ああやって日本の牛は大事にされて(食肉用に)出荷されるのね。神戸牛はマッサージされるんだってね」 なんて言われたが、この牛は本当に食用なのか私にはさっぱりわからない。 ほんでこちらがビーチの端にある岩。私にはダックスフンドに見えたけど、Mausiにはワニに見えたらしい。だからどーしたと聞かれると困りますが。とにもかくにも、このビーチで泳げたらよかったろうなあ…と思ったけど、泳ぐには時期がほんのちょっとだけ早すぎたようです(注:私たちが沖縄に行ったのはゴールデンウィーク直後)。 そんなこんなで日が暮れたのでホテルに戻る。沖縄最後の夜を飾るのは バーベキュー 夜の海を見ながら(注:画像はかなり強制的に明るく加工してます) 飲むオリオンビールはまたうまい。 というわけで、沖縄最後の夜も楽しく過ごし、翌日O分に向かいましたとさ。 以下、おまけ集。 おまけ(1)朱里城にて 朱里城ではお茶と伝統菓子を出してくれるところがあります(別料金)。 こんな感じね。 ここで説明をしてくれた女の子が、伝統衣装とショートカットの髪が似合っててもう星五つのかわいさだった(注:ウィンドウショッピングは非難の対象にはありません。そうだよね>男性諸氏)。そんなわけで、Mausiに彼女の写真を撮るように頼んだ(自分でやっても良かったけど、それはキモいでしょ…って人にやらせても一緒か)。で、できた写真がこれ。 …撮れてないじゃん。写真撮影のセンスがないのはどうやら私だけではなさそうです。 おまけ(2) 沖縄のお墓は屋根つき。 だから何って言われると困るんだけど、でも、屋根つき。 おまけ(3) 沖縄にはシーサーという魔除けのシーサーがあちこちにいます。お土産屋さんの定番商品でもあるようです。かくして このように朱里城の護りもシーサーさんがされてます。あ、シーサーさんにかまれたアホなオッサンは放置で。ま、考えてみたら、本土の狛犬みたいなもんかもしれません。だからと言ってさ ライオンズマンションにライオンじゃなくてシーサーってのはどうよ? 個人的にはこういうの、好きですけどね。 で、さらにおまけとしてこの写真。 海、行けない …そうですか。よく見ると、ここにもシーサーさんがしっかりと写りこんでます。 瀬底島のビーチでもシーサーさんは海の安全を祈願されているようです。 おまけ(4) 楽しい英語教室。ドラえもんのチョサッケンがどうこうとか言うつもりはありません。でも、これ、どう見ても英語教室って雰囲気じゃないでしょ? おまけ(5) めんそーれ。Wel CoMe なぜにCとMが大文字なのか、WelとCoMeの間にスペースがあるのか聞いてみたい…。 以下、気が向いたらQ州編に続く。
ほとんど放置状態ですが、Mixiに参加してます。そもそも入った理由は、ある方の日記が読みたかったから。が、会社でMixiへのアクセスがブロックされたり何だで足が遠ざかってホントに1年以上とかの間放置してました。
さあ、沖縄旅行記も佳境に入ってまいりました(と自分では思っている)。ちなみに、この日記から思いつきで写真のサイズを大きくしてます。 (ホテルのバルコニーにて撮影) 青い空と青い海だ! 沖縄3日目にしてようやく青い空と青い海に巡り合った私たち。まずは高速道路に乗って沖縄本島の南の端を目指す。 さすが沖縄、高速道路の最高速度の設定は80キロ。私が何キロで走ったかはここに書かない。 突然ですけど沖縄って全国で一番所得が低いらしい。 地域格差広がる県民所得 04年度調査 2007年03月07日17時47分 内閣府は2007年3月6日、雇用者報酬や企業所得、財産所得などの都道府県ごとの総和をその人口で割った「04年度1人当たりの県民所得」を発表した。全国平均は297万8,000円と、景気拡大を受けて前年度比0.3%増だった。だが、地域ごとの所得格差を示す変動係数は前年度比で0.5%上昇し、3年連続の上昇となった。特に「1人当たりの県民所得」が最も多い東京都(455万円、前年度比1.2%増)と、最も少ない沖縄県(198万円、前年度比0.9%減)とでは257万円の差があり、前年より7万円も拡大している (出典:ライブドアニュース) つまり、沖縄の平均県民所得は東京のそれの半分以下なわけ。 それでかどうだかは知らんが、沖縄の高速道路は安い。沖縄自動車道の北の果ての許田インターから南の果ての南風原南インター(読めないだろ。やーい)までぴったし60キロ。この区間の料金は1050円と破格に安い。通常日本の高速はキロ24.6円+150円計算なのでこの計算だと1630円。 そんなこんなで南へ南へ車を走らせてたどり着いたは ひめゆりの塔。 …で、今この原稿を書くにあたってひめゆりの塔をWiki検索して驚愕の事実判明。 上の写真はあくまで「慰霊塔」であり、「ひめゆりの塔」ではない。 写真の中央やや右にあるのが第三外科壕で、木の後ろになって映ってないのが「ひめゆりの塔」そのものらしい…と、訪問後1ヶ月経って気がついた最莫迦な私。石清水八幡宮に行くつもりがふもとの極楽寺を石清水八幡宮と勘違いした「仁和寺の法師」も顔負けの莫迦っぷり。 いやね、言い訳をするとなんだかすごくやな感じだったとですよ。 このお土産屋さんたち。 車でひめゆりの塔周辺に着いて気がついた。…駐車場がない。いや、正確にはあった。各お土産屋さんが「無料駐車場」を用意してたのだが、そこを使うということは、当然そのお土産屋さんで何か買うことが要求されるわけで。その抱きかかえ商法がいたく気に入らないひねくれた、かつ小心者の私は、意地でも離れたところに車を止める。 で、てくてく歩いて行ったらやれお供えの花を買えだのなんだのうるさい。ここでさっきの県民所得の話が出てくるわけ。観光が収入の大きな柱の一つになっている県の話だから、やっぱり少しは沖縄の県民所得増加に貢献すべきだったのかな…と今更思うが、その時は「悲惨な戦争の記念碑を食いぶちにするとは何事でえ」と一人でお怒りでお供えの花も(そんなもんが実在するかどうか知らんが)ひめゆり饅頭も買わずに去る。 その次に何をするか決めないまま車を出すと、「玉泉洞・おきなわワールド」という看板を見つけそっちに向かってしまう。 玉泉洞。はえー話が鍾乳洞です。鍾乳洞なんてアイルランドとかイギリスにあるのも含めていっしょのようなもんです(たぶん「アメリカとイギリスはいっしょ」くらい大味な主張だと思われますが)。そうとわかっていても行きたくなるの理由は簡単、私、鍾乳洞が大好きなのです。ちゅうか、男はみんな穴が好きだという仮説を立てましたが論証はまだです。そのうちニュートン誌にでも寄稿をしようと考えています。 …そうは言ったものの、なぜか中は蒸し暑いし、中も別段たいしたもんじゃない。断言してしまうと、わざわざ数日しかない沖縄滞在の時間を割いてまで来る価値はないと思う。 で、さすが日本の観光地、鍾乳洞からの出口はエスカレーター完備(そういえば山口の秋芳洞に至ってはエレベータがついてたな)。嬉々としてエスカレーターに乗る私は確実に中年太りまっしぐら。 さっきの話を蒸し返すようですが、玉泉洞の入り口ではなぜか記念撮影があります。出口のところでよかったら買ってくれという全国あちこちにあるシステム。一枚1000円だかのぼったくり写真。どこのアホタレがこんなもんを買うんだと思ったら、うちのMausiが買ってました。5万円しか持ってきてなかったくせに沖縄経済の振興に貢献した彼女を褒めてやってください。 玉泉洞の出口からは直結でそのままおきなわワールドに突入。ここ、沖縄の琉球ガラスの製作体験とか、染物なんかの体験ができる場所…らしいのだが、各建物をちら見して進んでいると、いつの間にか最後の巨大なお土産屋まで来てしまった。え?という感じ。 だいたいが気に入らなかった。ウソくさい琉球音楽を流して、ウソくさい村を作ってそこで観光客に金を使わせようという根性が気に入らなかった。もっとも、そんなことを言うなら行かなきゃいいだけの話で、世にあるテーマパークなんて、千葉のあそこをはじめとしてそのウソくささを受け入れて楽しめる人じゃない限り行くべきじゃないような気がする。 かく言いつつ、私はパリくんだりまで行って千葉のテーマパークの別の支店に行ってるんだからこれ以上説得力に欠ける話もないような。ともあれ、このおきなわワールドではそのあまりの脱力ぶりに写真を撮ることすら忘れてました。 そんななかで文字通り唯一撮った写真がこちら。 g ハブ酒。 試飲もできたようですが、飲酒運転撲滅、もちろん私は試しませんでした(←ただのヘタレ)。 そしてお次は、那覇市内へ。買い物に国際通りとかいろんな選択の余地がありそうなのに、私のキトクな彼女Mausiがガイドブック上で指さした場所はさすが尋常では思いつかない場所だった。 焼き物の町壷屋。 このドイツ語のガイドブック、川崎の日本民家園といい、どうしてこういうマニアックなところばかり指定してくるんだ?そして、そーゆーところに行きたがるお前は70のばーさんか? とか言いつつ、一緒になってお買い得な焼き物を一緒になって探した私も結構なじーさんかもしれない。ここで買ったお茶碗、ダブリンで重宝しながら使ってます。 結局この焼き物の町壷屋で相当な時間を費やしてしまい、国際通りなどには行けないまま、那覇市などの繁華街を一気に素通りして、向かったのは残波岬。 とりあえず、続く。次回、最終回。
ただいま沖縄旅行記を書いてますが、今晩中に上げられそうもないのでちょっとプチ更新。 ロゴはそっくり。だけど中身は似ても似つかぬハンズダブリン支店をぜひご利用ください。
日本旅行記はちょっとお休みして、この週末のオチも何もない話題をば。 ほらね。 ご覧のように、幸いにして芝刈りの必要はないものの、この花壇の荒れようはちょっと困ったもんです。まあ、言い訳をさせてもらうと、この細長い花壇、今まで果たしてうちの持ち物なのか、それともお隣の持ち物なのかはっきりしなかったのです。お隣のもんだったとしたら、勝手に草を引っこ抜いたりはできません。というわけで、お隣に聞いてみると、どうやらこの花壇はうちのものらしい。 うーん、何とかしなくては。 というわけで、週末天気が良かったので、コンピュータの前でデュアルブートだリナックスだとわけのわからんことをほざいている で、全部の草を引っこ抜き、買ってきた花(名前?知らんがな)をビールを飲みながら植える。で、土も入れ替える。 完成。 ちなみに奥に写っている不細工なオッサンはひでかす。手前のすらりと伸びた長い脚(当社比)の影は私です。 さらにちなみになにも生えてない奥のほうは背の低い向日葵が生えてくるはずです…生えてくるのかな。何せ、何かを植えたというのは小学生以来。ちょっとわくわくしつつ穴のあいたじょうろで水をあげたことはここだけの秘密です。 最初に言ったでしょ。オチなどないって。以上、現場よりSnigelの日常をお伝えしました。
だいぶ間が空いてしまいましたが、続きでござる。 かくして、わざわざ指定して、洋室ではなく和室にチェックイン。部屋は二人で使うにはもったいないくらい広く(布団4つは敷けたと思う)、ワンルームマンションのユニットバスみたいな風呂以外には文句なし。…ちゅうか、安くていいよ。ここ。 昼にヒコーキの中で空弁(鯖の押し寿司)とアイスクリームを食べたあまりおなかのすかない私。それでも沖縄名物を食べようとホテルのレストランで沖縄そばを注文。ダブリンでも豚の角煮を作ろうとするくらいの私のことだから、これをまずいと思うはずはない。 完食。 素朴においしかったです。私は満足しました。…が、アイルランドに住んではや7年だかの味覚音痴の言うことですからあまり当てにしないほうが安全です。何せ、親がまずいまずいと文句を言った回転寿司も私は満足しましたから。 あ、そうそう、前日の日記で触れたGoogle Mapで採石場が近くにあった件について。結論から言うと全く気になりませんでした。採石場のすぐ脇を国道が通っていて、大変かと思いきや、実はごく最近にバイパスができて採石場の近所は迂回されるようにうまくできてました。 翌朝。 どよよよよーんとした海と空(ちなみに写真は自分の部屋からの眺めです)。 ああ、沖縄の青い海と青い空はいずこに。 どよよーんとしているだけならまだしも…雨が降っている。 ああ、沖縄の青い海と青い空はいずこに。 仕方がないので、急遽予定を変更して(って実は最初から予定など立ててはいなかったのだが)、ホテルから程近い沖縄海洋公園へ。そう、美ら海水族館に行ったのだ。 こんな魚をアップで見られる水槽(注:撮影にズームを使ったり、画像の編集をしたりは一切してません)もあり、見ものはなんといっても この大水槽。写真下の人との大きさの対比にはい注目ー。 こりゃ人気も出るわけだなと納得。 個人的に気に入ったのは このアナゴさん。砂から顔出して、巻きついたりケンカしたりかわいいんだわ。 かくして、売店でぬいを二つ買ってしまいました ちょっと気になったのは売店のこちらの表示。 Cregit and Cash Available(原文ママ) …何か履き違えてませんか?(ここで、現金またはクレギットカードがもらえるんですか?) なんだかんだで「水槽を上から見るツアー」だとかイルカのショーなんぞを見て半日以上水族館で過ごす。一番よかったことは、いつの間にか雨が上がっていたこと。 そのあと向かったのは今帰仁城(今、意地悪で「なきじんぐすく」とそのまま入力したら地名人名モードは使ったものの、ちゃんと変換できた。Word2007、侮れじ)。「世界遺産だから」という理由。つくづく思うけど日本人観光客って莫迦だよねえ。世界遺産だから行くとか言って海外を旅するやつが多い!で、それを助長するようなテレビ番組も多いし。じゃあ、世界遺産じゃなかったら興味がなくなるんかい!と言いたい。そんな私もたぶん今帰仁城が世界遺産じゃなかったら訪問しなかったという莫迦の一人。 そんな莫迦だから今帰仁城のレポートも以下のような莫迦丸出しになるわけです。 今帰仁城の駐車場に車を止めると、とりあえず喉が渇いたことに気がつく。売店の冷蔵庫を見ると ゴーヤーマンドリンクキター 沖縄と言えばゴーヤー。これを飲まないテはない!…と、初めて見たゴーヤーマンドリンクを見て勝手に決める。というわけで、腰に手を当てて一気飲み。 …そりゃ砂糖が大量に添加されているんだろうけど、甘くて微妙な味。ちゅうか、はっきり言えば(自主規制)だぞ。もっと言えば、ただの甘いレモネード味で、ゴーヤーの味がしているかどうかはビミョー。よくよく缶を見ると、ゴーヤー3%って…ほとんどインチキオレンジジュースと変わらんレベルじゃん。 わかった。百歩譲ってゴーヤーの味がしてるかどうかは不問としよう。だけどよー このゴーヤーマンドリンク、実は沖縄ではなくわがO分で製造されているってどーゆことよ。 ドリンクつながりで行くと、この駐車場から今帰仁城の入り口まで徒歩5分くらいかかるのだが、その途中にあった売店もなかなか味があった。 ほんまもんジュース。飲めば分る。 言い切られてしまっても困るんですが…。ちゅうか、何がわかるんですか? さらにもっと言わせてもらうと、別の看板…。 Bicアイス もしもーし、BicはBic CameraのBic(あるいはフランスのペン会社)。それとアイスの関連性について、この看板を出した人は100字以内で簡潔に述べてください。 と、脱線しまくったところで本題に戻ります。はい、こちらが今帰仁城です。 変に朱里城のように手が加わってないだけいいかもしれない。そして、周りがQ州では見たこともないような亜熱帯のジャングルというのもそそります。が、そんな観光モードも一気にエマージェンシーモードに入ります。よりによって、今帰仁城の際奥地に来た時点で問題発生。 ゴーヤーマンドリンク、大ヒット! ゴーヤーマンドリンクの名誉のために言わせてもらうと、私、結構簡単におなかを壊す人です。だから冷たい飲み物を一気飲みなどすべきではないのですが、やってしまった。城の最奥部から駐車場併設のトイレまでの約10分、「身」の危険を感じながら移動しました。 今帰仁城のトイレ。 音姫つき。 初めて見ましたよ。余裕がなかったので押してみませんでしたが(そのくせ写真はしっかり撮ってるやつ)。 話は前後するけどこの日の夕飯は懲りもせずに ゴーヤーチャンブルー 何でもおいしくいただける私には悪くなかったと思う。が、連れのMausiは一口つまんで 「にがー。よくこんなもん食べられるね」 と一言。どうやらゴーヤーと私の相性は良くないということで全国のトップブリーダーの約8割が納得した模様。 などと言いつつ、実はまた 完食。 ずいぶん親の仕込がよかったんだなと自分で思いますが(あるいはビンボーだっただけのことか)。 今帰仁城の後は、とにかく岬があると突端までいかないと気が済まない莫迦な私は行きましたよ。国道58号線を海沿いに走り (「海沿い」であるという前提で国道の標識に書かれた地名に注目)津波 不当な制限速度(50キロ)を守っていたら走り屋さんに追い越されたりしつつ、 沖縄本島最北端。辺戸岬。 ヘドという響きは最悪ですが、辺戸岬です。 ゴールデンウィーク真っただ中だというのに、この適度な寂れ方が素晴らしく、趣があります。 ただし、ここの公衆トイレは …終わってます(さすがに中の写真は撮ってません)。 その隣にあてつけとしか思えない 「清潔なトイレもご利用ください」と書かれた休憩所があるのだが、 …見事に廃墟になっている。清潔なトイレへの需要は思ったほどなかったのでしょうか。 と、まあ、この時点ですでに夕方の5時を回っており、このまわりにはいろいろと興味のある場所もあったのだが全部パス。 その後は、私の悪い癖が出て、メインの島の西側にある国道を使わずに、島の東側を通る県道経由で宿に帰ることに。私の悪い癖とは、同じ道を二度通るのは退屈だから別の道を通りたい…といつも来たのとは別の道をたとえ遠回りでも通ろうとするのだ。 こういう私の意味不明な悪癖っていろいろあって、たとえば、東京ではできる限りJRに乗らない。別にJRにツユほどの恨みがあるわけではないのだが、たとえば上野から横浜に行くという場合、フツーの人はJR京浜東北線で移動するだろうけど、私なら、銀座線で渋谷に出て東急東横線に乗るとか。…はい、変人なんですよ。ありていに言って。 その結果、 このような何もないなぜか速度制限が40キロの道をえんえん2時間走り続ける羽目になりましたとさ。 こうして沖縄での二日目は終了。…ちゅうかさ、もう少しまともで役に立つ旅行記は書けんのか…と自問。
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