なべて世はこともなし
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2005年07月31日(日) Bank Holiday Special連続更新(その4)

ある日の朝。寝ぼけたままお茶を入れに階下のキッチンへ行き、電気式のポットの電源を入れた。


…つかない。


原因を追求するのも面倒だったのでそのまま放置。その後のひでかすの報告で、台所のコンセントのブレーカーが落ちていたことが判明。それから数日後、どうやら洗濯機に問題があることが判明。洗濯機はまともに動いているのにヒューズが落ちるというのは果たして漏電だったりするのだろうか。


で、この事実が判明する前に、うちの別の同居人、君の瞳は星だらけのフランス人Fabian(仮名)は人智を超越したアホタレであることが判明した。つまり、このアホ男、洗濯機を使うたびにブレーカーが落ちるので、自分の洗濯をするためにブレーカーをセロテープで止めて落ちないようにしたのだ。


…まじで火事になるよ。


というわけで、このアホタレは当然、ひでかすと私から怒られたわけですが、ともあれ、火事になる前に大家に電話です。それが、先週の月曜日のこと。


大家:「じゃあ、今晩行くね」


…大家が来たのは金曜日のことでした。ま、月曜日の約束が金曜日になったくらいアイルランドじゃ驚くには値しませんが。


私:「洗濯機もそうだけど、ボイラーの調子も悪いんだけど」


そう。ボイラー。Snigel家は、この原油価格暴騰の折、こともあろうにオイルヒーティングを使ってます。シャワーのお湯や暖房は石油。ボイラーの調子もいまいち良くない雰囲気なので、それもついでに直してもらおうという魂胆。


大家は友人を連れてきて、洗濯機を修理。で、ついでにボイラーも修理。この友人、自称「プロ」らしいのだが、ひでかすの私に言ったひとことは説得力があった。


「プロなら、テスターくらいもって来そうなのに持ってきてない。ありゃプロじゃないよ」


大家は「これで大丈夫。また何かあったら電話してねー」と、満足げに「わしは世界一の大家」といわんばかりに帰っていった。


で、洗濯機をまわしてみた。


数分後ブレーカーが落ちた。しかも「ボムッ」というすさまじい音がブレーカーから聞こえてきた。


で、翌朝、タイマーで給湯のスイッチが入った。


その瞬間にブレーカーが落ちた。で、それに反応して、家のセキュリティーアラームが近所中に鳴り響いた。ちなみにこれ、修理に来たのが金曜日だったので、土曜の朝6時15分のこと。ご近所さん起こしちゃってごめんよー。ひでかすはぶちキレていたが、私は気づかずに寝ていたという事実はこの際封印しとこう。


…おーい、大家さーん、あんた、状況を改善するどころか悪くしてるでしょ?これって嫌がらせですか?


で、今日(実は今日は月曜日です)大家が再びやって来た。別の友人とともに。


大家:「ボイラーは部品を替えなきゃ駄目だから、木曜日になるね。洗濯機は間違いなく直ったから」


…たぶん、そう一筋縄ではいかないと思います。ゆえに、この話、続く。


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2005年07月30日(土) Bank Holiday Special連続更新(その3)

これを書くと自分のアホアホぶりが完全にバレてしまうのですが、恥を忍んで書きましょう。ネタじゃあないです。実話です。


数日前の朝、寝ぼけながらシャワーを浴びていたときのこと。シェービングクリームを使い切ってしまったので、新しいクリームのフタを開けた。ちなみに、これは買ったことはなかったけど、Boots(マツキヨみたいなもんです)でBuy 1 Get 1 Free(一つ買うともう一つ無料)セールだったので買ってみたわけ。


あれ、これ安全装置がついてるんだ。これを左に回して…


と、次の瞬間、私はきょとんとしてしまった。クリーム状のもの、あるいはジェル状のものが出てくるのを期待していたのに、出てきたのはキリ。なんだ、これは、と思いつつ、手に乗せてみたけど、全然泡立たない。寒を見てみた。






デオドラント(制汗剤)


んで、しょうがないので買い物に行き、翌日、新たに買い求めたシェービングクリームを使った。




これまた、デオドラントでした。


今回は気をつけて買った。いつも、Sensitive Skin用のを買うから、そう書いているのを選んだのだ。Sensitive Skinとくりゃ、そりゃ誰だって、シェービングクリームのことだと思うだろうが!(とキレたところで説得力なし)。


…というわけで、私は現在4本のデオドラントを無意味に持ってます。あたしゃ、こんなもん、使わないよ。いったい、どーすんだ?




でもさ、この写真見てくださいよ。左がシェービングクリームで右がデオドラント。誰がどー見たって、一緒の商品としか思えない。そりゃ私がアホなのは認めるけど、間違って買ったアホタレはたぶん私だけじゃないと思う。

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2005年07月29日(金) Bank Holiday Special連続更新(その2)

掲示板に投稿されたおバカな記事。ソース元


CDジャケットのデザインが引き起こした安売り騒動

[ 2005年07月23日 16時26分 ]

[ロンドン 22日 ロイター] CDのジャケットに描かれている「バーコードの絵」を本物のバーコードと間違ってスキャンしてしまい、実際の価格よりも安い値段で販売してしまう店が相次いだ。

問題のCDは、80年代のポップスソング全46曲が収録されたコンピレーションアルバム、「エレクトリック80’s(ソニーBMG)」。テスコ・ピーエルシ・スーパーマーケットでは、販売価格14.97ポンドのところを、9.77ポンドで販売していたという。

同CDは店頭から撤去され、新しいジャケットデザインのものに差し替えられた。

「この問題に気付いたので、火曜日の朝、他のお店と同様に店頭から撤去しました。お客様は損をしておりませんが、我々にとっては利益の損失です。メーカー側と話し合うつもりです」と、テスコの広報担当者。水曜日にはジャケットが取り替えられたものが届いたため、現在は販売を再開しているという。

一方、HMVはこの「アート・バーコード」に直ぐに気が付いたため、何の問題も発生していないと広報担当ジェンナロ・カスタルド氏は説明する。

「気付かないなんて、よほど愚鈍だとしか言いようありませんね。正規のバーコードはジャケットの裏側にあるものです」

「我々HMVのスタッフは前面にあるバーコードがジャケットデザインの一部であることに直ぐに気付いたのです。他のお店の従業員は、CD販売のスペシャリストとは言えないですね」

「エレクトリック80’s」にはハロルド・フォルターマイヤーの「Axel F」、デュラン・デュランの「Planet Earth」、メン・ウィズアウト・ハッツの「Safety Dance」、ティアーズ・フォー・フィアーズの「Mad World」などの曲が収録されている。

ソニーBMGは、ソニー(株)とドイツのベルテルスマン・グループの合併により発足した会社。今回の件について、同社からのコメントは得られていない。



ひとこと言っていいか。Tescoさん、やっぱあんたアホでしょう。この日記で過去何度も書いているとおり、私はTescoが大嫌いだから、自分の手柄でもないのに鬼の首を取ったかのように言わせてもらう。Tescoさん、あんたホントに使えんね。


気になったのでアマゾンUKのサイトに行ったら…画像がない。画像が消されてる。で、苦労して画像を探し出して、その画像をもとにCDのジャケットを再現してみました。それがこの画像。






おーい、どこの愚鈍な店員がこれをスキャンするんだ。これをスキャンした店員はそりゃ疑う余地なくアホタレだわ。それにしても、このバーコードが他の商品とまったく一緒で偶然にも安い値段でスキャンされたというのには笑いますね。それとも、なんかのバーコードをコピーしたら、それが偶然にもTescoでの販売商品だったのか。


そういえば、今日、某スーパーに行きました。レジの係のおねえさんはどうやら新人。やることなすこと時間がかかる。もっとも、急いでなかったのでのんびりとその新人のおねえさんと、おそらく新人トレーニングを兼ねて私の買い物を袋に詰めてくれるおねえさんの会話を聞いていた(マニアな方は、この一文でどのスーパーかお分かりかと)。


私がおつとめ品の肉を買おうとしていたのだが、この新人のおねえさん、正規の値段のバーコードとおつとめ品価格のバーコードと二つついているうちの、正規の値段のほうを読ませてしまった。で、あたふたとその正規の値段をキャンセル。で、おつとめ品価格を入力しようとするのだが、どうしてもうまく行かない。すると、新人でないおねえさんは新人に


「もういいわよ。それ(ただであげちゃっても)」


というわけで、5ユーロ相当の品を無料でもらってきました。そりゃうれしいけど、いいのかな、こんなことで。


というわけで、お次もすぐ更新です。

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2005年07月28日(木) Bank Holiday Special連続更新(その1)

アイルランド空前のバブル、「ケルティックタイガー」の原動力は外国企業でした。政府の破格ともいえる法人税優遇のおかげで、アイルランドに外国企業がぼこぼこやってきて、雇用が生まれ、家の値段は暴騰し…ということが起こったわけです。


で、数年前からは、数年前から、10年ほど前にやってきた外国企業が、ひとつ、またひとつと静かにアイルランドを去っていってます。ありがちなパターンなのは、新しい工場やオフィスを新規にEU参入した東欧諸国に引っ越すのと、なぜかインド。バブルというご馳走を食べて贅沢になってしまった(=人件費が高い)アイルランドに見切りをつけて、東欧やインドに会社がどんどん流れていってます。


私の友人の勤める会社も例外ではありませんでした。


ある日突然、「緊急会議」が招集され、その場で


社長:「突然だが、ダブリンオフィスを閉めることになった。あとは、ポーランドとインドの新しく開設するオフィスが引き継ぐから」


唖然としますよね。まさに、寝耳に水。これって、解雇通告以外の何物でもないわけで。「希望者はインドに移動できる」なんて言われても、インドくんだりまでついてゆくほど会社に忠誠心を持っているやつのほうが珍しいわけで。私だったら絶対に行きません。


ところが、悪いことばかりじゃありません。Redundancy Package(退職金)というのがもらえるわけですよ。こういう場合。だいたい給料の4週間分かける勤続年数…というのが相場らしいです。ただし、最低は2週間で、あとは会社次第らしい。具体的に言えば、年収3万ユーロで、勤続5年の人はおよそ11500ユーロ(30000/52x4x5で150万円)という退職金がもらえ、かつ、この退職金には税金がかからないというのだからこれほどおいしい話はない。


まあ、逆に言うと、社員ひとりひとりにそれだけのまとまった金を払ってまでも東欧やインドに行くほうが会社にとっては得なんですよね。そう考えると、一体東欧やインドの給料体系はどうなってるのか突っ込みたいところです。


ただねえ、工場なんかはともかくとして、コールセンター(日本的にいえばサポセン)なんてどうなんでしょう。こと東欧の場合、言葉の壁というものが出てきます。ネイティブでない私が言うのもお笑いですが、英語を母国語とするお客さんにとって、あまり英語が達者でない人と会話するというのは、ことクレームなどの場合たぶんストレスになると思います。それだけならまだしも、やっぱりコールセンターは地元に限ると思うのです。


フランスのとある大手タクシー会社の実話(らしい)。


パリをベースにした大手タクシー会社。人件費の思い切った削減のため、予約センターをこともあろうにチュニジアに移したらしい。ほとんど知らないパリで話を進めるのは難しいのでダブリンのタクシーのオフィスがインドに移ったとして、こんな会話が繰り広げられていたらしいのだ。


客:「タクシーを予約したいんだけど」
係:「ご住所は?」
客:「今、Yacht Pubにいるんだけど」
係:「Yachtですか?」
客:「そう」
係:「それってどこですか?」
客:「Clontarfだよ」
係:「つづりを教えてください」



ダブリンに住んでいる人間なら(こと、タクシーのコールセンターに勤めるような人間なら)Clontarfがどこにあるか知っている。私がタクシーのコールセンターに電話をかけて、Clontarfがどこにあるか知らないようなやつが電話の応対をしたら、そりゃかなりの違和感を覚える。ちゅうかキレるぞ。実際、電話をかけたらコールセンターは北アイルランドにあり、話が通じなかったことが何度かある。北アイルランドですらそうなんだから、インドなんて言ったらいったいどうなるんだ?


いわずもがな。このタクシー会社のチュニジアコールセンターは結局失敗してパリに戻ってきたそうな。


あ、今週末はアイルランドは3連休です。特に大きな予定はないので、日記を更新しますのでよろしくです(こう書いておけば、書かざるをえないだろうと自分を追いつめている次第)。


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2005年07月26日(火) マヌケなバナー広告を笑う

今日は、珍しく定時に仕事が終わったので、近所の八百屋さんで大量に野菜を仕入れ、珍しくまともな夕飯を作りました。


ワイルドサーモンのサラダ。和風ごまドレッシングあえ。
ポークのハニー、マスタードマリネ
ワインは、Marks & Spencerの「今月のオススメ」ワイン


サーモンは養殖もんじゃあないですよ。20ユーロもする超高いやつ。豚肉だってちゃんと肉屋さんで買ったもの。で、ひでかすには「今日は夕飯作るからまっすぐ帰って来い」と昨日のうちに申し伝えておいたのですが、午後6時になってSMS(ケータイのメッセージ)で、


「今日は友達と飲んでるから遅くなる」


………。


ひとりで食べました。日本の専業主婦の奥さんの悲哀がちょっと分かった気がしました。ま、おいしかったからいいけど。


ほんでですね、食後にネットサーフィンをしはじめたわけですが、某サイトで見かけたバナー広告。


某サイトは念のために言っておきますが、アダルトサイトじゃないですよ。ジョークサイトです(どこか言い訳がましい)。で、それはいいとして、このバナー広告良く見てくださいよ。何か気がつきません?






そう、私のIPアドレスを判別して、ローカル広告を入れているわけです。「Islandbridgeの近くに住むAdult Friend Finderのメンバー」(Islandbridgeはダブリンのローカル地名)。なんだか自分がどこからアクセスしてるのがバレバレで、ネットの怖さをちょっと感じ…たのは事実だけど、この広告、ツッコミどころが満載なことに気がついた。


まず。なぜに地名がBaile Atha Cliathとゲール語表記なの?もし、私がこのAdult Friend Finderのメンバーだったら、Dublinとは書くけど、Baile Atha Cliathとは書かんぞ。そう思ってみると、こいつら本当にアイルランド人なのか?


ふっと考えついたこと。


串を刺してこのサイトにアクセスしたらどうなるだろ?


というわけで、ネットで串を探し出して、ブラウザの更新ボタンを押して見ました。おお、「日本の近くに住むAdult Friend Finderのメンバー」に変わった。






ほとんど一緒の写真やんけ。


この串が長野発だったのかどーだか知りませんが、すべて長野の女性ということになってます。伊那とか松本はわかるけど、Hirano、Midokaidoってどこよ?(長野平野とかいうオチじゃないよね)それに、なんで、Japónってフランス語になるんだよ?しかも、同じ写真でもハンドルネームが違う。


…まあ、そんなことはまあいい。でも、これだけは突っ込んでおきたい。


エサの写真ならもっときれいな女性を使え!こんなモンスターの恐怖写真ばかり使ってどうしようというのだ!


たぶん、このAdult Friend Finderに将来はないと思います。で、恐いもの見たさでこのサイトにアクセスしたら、なんと日本語ページまである。


…こんなもんに騙されるアホな日本人は本当にいるのだろうか?


そういえば、会社のPCに見事にスパイウェアを入れてしまったアホなアイルランド人の同僚がいます。いや、彼いわく、別に悪いサイトに行った記憶はないとのこと。まあ、どっかのサイトがのっとられてたとかいろんな可能性があるから彼を責めるのは酷。私だってやりかねない。彼のインターネットのブラウザのホームページは書き換えられ(元に戻せない)、勝手にポップアップ広告が出てきます。ITに駆除を依頼したのですが、ITも駆除にてこずる悪質なスパイウェアでして、その場での駆除を諦めた。ほんで、翌日某スパイウェアの駆除ソフトを持ってくることになった。


で、そのスパイウェアをいれてしまった同僚、ポップアップ広告に


同僚:「あ、ボクのPCはスパイされてるからここをクリックだって。クリックしてみようか」
私:「駄目に決まってるだろうが!ALT+F4キーで今すぐそのウィンドウを閉じる!」



そうかと思えば、別の同僚は、「自宅でできる仕事」とかいう典型的迷惑メールに返信しそうになるし。まあ、そういう点から見ると、もしかすると、このAdult Friend Finderは案外に繁盛しているかもという気もします。うーん。

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2005年07月20日(水) 「一度は行きたいマルタ旅行記」更新

大変お待たせしました。

「一度は行きたいマルタ旅行記」完成です。

通常の日記の4-5日分の分量ですのでのんびり読んでいただければ幸いです。


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2005年07月14日(木) オフ会:最終決定

ただいま、マルタの旅行記をせっせと書いてます。たぶん明日くらいにはその1が公開できるでしょう。


ほんで、オフ会です。多数決の原理で、City Centreとなったので、あとは管理者権限(横暴ともいう)で決めさせてもらいます。


場所:Harbourmaster Pub
Mayor Street, IFSC, Docklands, Dublin 1
Phone 670 1688


...ってどこよ、という方。


www.multimap.com/map/browse.cgi?lat=53.3503&lon=-6.2478&scale=5000&icon=x (コピペして貼りつけてちょうよ)


地図上中央のGeorge'/s Dockって書かれた通り(なぜか通りの名前が違うけど気にするな)です。この通りには Excise Barという別のパブもあるので注意。そこじゃないけんね。


まだ場所がわからんという方、もう来なくていいです(←冗談でっせ)、Connolly StationのLUASのホームから見て(つまり、Busarasを右手に見て)左に進んだすぐです。もうこれでわかってくれた...よ...ね。


時間は7/16土曜日(日曜日ではありません)の午後2時です。遅く来られてもいっこうに構いませんが、管理人が泥酔している場合や、場所を変えた場合など責任が取れませんのであしからず。ちなみに、私は着くなりメシを食うつもりです。


ふっと気がつきゃ、前回の「飲み会」と全然変わり映えがしない。これも、みんなパブ文化のアイルランドのせいだと人のせいにしてきょうの業務連絡は終了。では、多数のご参加をお待ちしてます。あ、ちなみに、「初めて」というかた「おひとりで参加」という方もいつも多くいらっしゃるので変な気兼ねは不必要です。



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2005年07月10日(日) オフ会:業務連絡

マルタから、真っ黒になって帰ってきました。マルタは、人生で一度は行っておきたいけど、たぶん住む気にはならんだろうなあ…というのが感想。いいとこですよ。惚れますよ。でもだから、住みたいかどうかは別。絶世の美女に惚れても結婚したいかどうかは別…といえばわかってもらえるでしょうか(わからんて)。ともあれ、マルタレポは近日公開乞うご期待。


それはそうと、はやいとこ、オフ会の件を片づけましょう。いい天気ですので、やっぱり屋外のパブで飲む…というのが良いかと。でね、べたべたべたで申し訳ないけど、こんなに天気がいいとなるとやっぱり外。となると、今考えているのは…


(1)BrayのPorterhouseで飲む。
(2)そこまで行くのは面倒だからCity Centreがいいや。
(3)(実は本命)ClontarfのHarry Byrnes pubのビアガーデン。


あ、本命パブは、町から、バス29A, 31/A/B, 32/A/Bで所要10分程度で簡単に着けます。


はい。あとは多数決。どれがいいかアイルランド時間、水曜日の午後7時までに掲示板に投稿してくださいませ。なお、(2)の場合はどこがいいかも記入お願いします。純粋に多数決で決めます。あ、なお、新規カキコが5つを切った場合は企画中止です。以上、かなり身勝手ですがよろしく。


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2005年07月01日(金) ラストミニッツのローラーコースターホリデー(カタカナばかりのタイトルだな)





…なんなんでしょ。この画像は。


突然ですが、私、明日より1週間ほど夏休みに入らせてもらいます。ほんで、オフ会の件ですが、投げやりですが、読者さんのほうで掲示板でテキトーに決めてください。それを元に再来週の月曜日に最終の打ち出しをします。


で、明日から、ここへ行ってきます。






どこかわからない?わからない人は最初の画像をもう一度ご覧ください。くだらないオヤジギャグです。ちなみにベネチアじゃないです。


こと、ここに至るまでにはかなりの苦労をしました。そもそも、私は明日(土曜日)からドイツに行く予定だったのです…というか行くのです。明日ハンブルグに飛んで、1週間後の日曜日にデュッセルドルフからダブリンに戻ってくるという予定。で、まあ、ドイツのどこかに彼女とふたりで仲良く車で行こうと思ってたわけです。ところが、私はふとひらめいてしまった。ラストミニッツでどこか海辺に行くというのはとってもいい考えではないかと。そう思い立ったのは水曜日。


で、ドイツのホリデーのサイトを片っ端からチェック。ギリシアのミコノスなんていいねえ(って、イメージとしては古いが徳永英明の歌のイメージ)…でも高い、カナリー島、アホなイギリス人とアイルランド人の巣窟のような感じだし却下、あ、ブルガリアは安いしいい感じ、あ、このギリシアのコスっていう島、結構安い…などと夢はどんどん広がっていきます。


ところがなかなかうまくいかない。問題は、パッケージホリデーってフツー1週間単位なんですよね。つまり、日曜日に出発して日曜日に戻ってくるという感じ。つまり、ドイツに行った日、あるいは帰る日に同日にホリデー先からダブリン行き(発)のヒコーキに乗らねばならない。これ、けっこう危険な行為でして。つまり、どっちかのヒコーキが遅れたら完全にアウトということになる。d、1週間というのがどうやら1サイクルらしく、5日とかいうホリデーはほとんどないのだ。


かくして、ブルガリアの1週間、ヒコーキとホテル込みで200ユーロという格安のツアーがあったものの却下。というのも、ハンブルグに午後2時30分に着いて、ハノーバー午後7時30分発って可能だけど、ヒコーキまたは電車が遅れたらやばい。


そんなこんなで、ほとんど徹夜状態で探し出したのが、マルタ4日間ヒコーキ+宿(朝食付)300ユーロという代物。あまり安くないけど、旅程には全く無理がない。万一フライトが半日遅れたとしてもまだつぶしがきく。かくして、さっそくオンライン予約。蛇足ながら、この段落のおかげで、最初の写真の意味がお分かりかと思います。


マルタというのは完全にダークホースでした。私が考えていた選択肢の中にはマイナーすぎて入ってなかったんですよね。そういえば、うちの読者さんのひとりがマルタをべたほめしてたなあ…という程度。


でも、一度マルタと決めると、だんだんマルタに行きたくなってきます。葵海に白壁の建物。惜しみない太陽…おお、いい感じじゃないか。こういう例えを使えばわかってもらえるでしょうか。友人にイタリアンレストランに明日誘われます。最初は、イタリアンなんてぜんぜん食べたくなかったのに、一日待っているうちに、イタリアンが食べたくて仕方なくなる。


で、翌日、Mausi(私の彼女)宅に電話がかかる。彼女は仕事中。出たのは、ドイツのほほん選手権で優勝経験のあるMausi母。電話の向こうは、トラベルエージェンシー。


母:「はーい。XXでーす」
係:「XXトラベルです。ご予約のマルタ行きホリデーについてお電話差し上げました」
母:「ハア?」
係:「SnigelさんとMausiさんのお二人でマルタ行きのご予約をいただいてるのですが」
母:「ああ、それなら娘に聞いてください」
係:「いえ、どうもご入力のクレジットカード番号が間違っていたようなんですよ。ですから、本日午後7時までに必ずお電話ください。さもなければご予約を取り消させていただきます」
母:「はあはあ」



で、Mausiがこの話を聞いたのは、退社後家に帰り着いた午後7時きっかし。で、彼女は慌てて私に電話をかけてくる。で、私も慌ててドイツまで電話をかけるが時すでに遅し。私たちの予約はすでに取り消されていたのでした。

こうなると、さっきのイタリアンレストランの例の通り、もう心は完全にイタリアンレストランモードに入っているので、ほかのレストランは考えられないのです。つまり、もう、マルタに行くこと以外は考えられない状態になってます。


マルタ♪マルタ♪マルタ♪


とひとりで本気になって、ドイツのサイトを血眼になって検索。するとようやく発見。フランクフルト日曜日発、土曜日帰り。マルタ6日間350ユーロ。あれ、50ユーロ高いだけで2日滞在日が長くなる。しかも、フライトは非常に無駄のないスケジュール。


よっしゃー予約やー。


と予約をしようとしたが、前回、私のアイルランドの電話番号を書かなかったばかりに(それ以前に自分のクレジットカードの番号くらい間違えずにしっかり入力しろよ)何も知らないMausi母に電話がかかったという苦い経験を生かし、今回はMausi母宅の電話番号を入力。結果…


ご予約ありがとうございます。午前9時から午後9時までの間にご予約確認のお電話を差し上げますので、よろしくです。


という画面表示。しかもクレジットカード番号などは入力しないまま。


やばい!


というわけで、翌日(つまり今日ねん)先回りしてMausi母に連絡。


「お願いだから、トラベルエージェンシーから電話があったら、アイルランドに電話するように言って。もし駄目なら、せめてMausiに電話するように言って」


で、大丈夫なんだろうかと心配しつつ、仕事を始める。何せ、これは明らかにラストチャンス。万が一にも今回の予約がうまく行かないようなことになれば、マルタ行きは間違いなくおじゃんになる。しつこいけど、マルタモードに完全に入ってしまった私。マルタ以外に行くことはもはや考えられないのだ。


午前10時。ケータイが鳴る。トラベルエージェンシーでした。クレジットカード番号などを伝えると…


係:「オッケーです。ではご予約確認のメールを送らせてもらいます」


2時間後、メールは着いた。


というわけで、ドイツ出発24時間を切ってようやくホリデーが決まりました。まさにラストミニッツ。


そのまま、光速でドイツ国鉄の指定席を予約。で、ようやくすべてが終わって今こうして日記の更新をしている次第です。なんだか、まだひと波乱ありそうな嫌な予感もしますが、ま、大丈夫でしょ(大丈夫だと言ってくれ)。かくして、マルタ旅行記に乞うご期待…行ければね。

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