なべて世はこともなし
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2004年06月28日(月) 抽象的に愚痴る...という最悪のタイプの日記

ちょっとイライラしてます。仕事上でのことです。


詳しくは書けませんし、思い出したくもないのですが、抽象的ながら一つ言えることは、よく言われることですが、


「社会的地位と人間の徳は比例しない」


ということ。社会的に低い地位にあるとされている人でも立派に尊敬するに値する人を私は多く知っているし、その逆も知っている。何が言いたいかというとですね、うちの会社のお客さん、基本的に社会的地位が高く、かつ収入も高い…という人がほとんどです。


「それゆえ」と順接でつないでしまうと問題があるかもしれませんが、「それゆえ」人を見下すような態度を取る人が多いんですよね。かつ、「自分は頭がよく、いつでも正しい」と思っているからさらにタチが悪い。


私の場合、ずっと、社会的地位は低い(とされる)ヒラのリーマンのまま終わりそうですが、かりに高い地位を得たとしても、人を見下すようなことはしたくないといつも思ってます。いつも心がけて、掃除のおばちゃんを始め、いろんな人に「ありがとう」と言ってます。まあ、こういう見方ができるのは、自分がガイジンという社会的に弱い立場に居るからかもしれませんが。


ついでに言うと、小心者の私は、いつでも「自分が悪かった」と考えてしまいます。この考え方は、アイルランドに住む上ではよくないですが。何せ、この国の人は、まかり間違っても「自分が悪かった」なんて考えないように見える人たちですからね。


ちょっと愚痴っぽくなったついでに続けますが、吉岡忍さんという方を御存知でしょうか。(以下、以前に書きかけてボツになり日の目を見ていないと信じて書いてます)。この方、「墜落の夏」という日航ジャンボ機墜落事故を追った本を書いて講談社ノンフィクション賞を取った作家さんです。


この人の、独特の文体、特に文の始まり方がちょっと好きなのですが、この人が、「自分以外はみんなバカ」という見方を今の人間はしているのではないか…というとても興味のある物の見方をされてます。


私もいつもこの日記を書きながら、「自分はいつでも正しい」なんて思い上がったふうなことは書くまいと自分なりに気をつけているつもりです。基本的に「自分はアホタレ」という視点に立ってこの日記を書いているつもりです。もし、私の日記に思い上がりが感じられるようなときは、ぜひ教えていただきたいと思います。


本当は書きたいことがあったのですが、11時間イライラしながら仕事をしてたので、なんだか疲れました。あしたも11時間仕事なので、申し訳ありませんが、いまからベッドにごろんと寝転がって本でも読ませてもらいます。意味不明な日記ですいません。


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2004年06月27日(日) キーワードいろいろ。アクセス解析

この日記、毎日数百人の方が見に来てくれるほどに成長しました(と言いつつ、実は訪問者数は完全に頭打ちなんですが)。その多くの方は、定期的に見に来て下さっている方のようで、ありがたいことです。…と、同時に「一見さん」つまり、偶然、サーチエンジンで検索して星の数ほどもあるページの中からこの日記を発見される方もいらっしゃいます。以下が、この24時間でサーチエンジン経由でこの日記に到達された方の検索内容です。ちなみに、他は知りませんがこの日記を検索される方のほぼすべてがYahoo経由です。極少数派がGoogleでそれ以外の検索エンジンはほぼ絶無。


カテゴリー1。この日記を御存知と思われる方。


snigel

なべて世はこともなし


これはもう、私のことを御存知か、以前このページに来られたことのある方が、アドレスを思い出せなくて検索をかけられたのではないかと思います。


お気に入りにぜひ登録して下さい。それが嫌なら、www3.to/irelandを覚えて下さい。


カテゴリー2。一応アイルランド関係の検索で引っかかった方。


アハーン首相 写真


うちにはアハーン首相の写真はありません。ちなみに


イヤーン首相


という意味不明な検索もありました。…意味不明って実はこれでこの日記が引っかかっているという事実もあるのですが(Yahooで検索するとヒットします。きら星のごとき数のウェブサイトからこの日記だけ)。


EU拡大 2004年5月1日


まあ、これもアイルランド関係かな。さらに


新橋 アイリッシュパブ


…はいいとして


全日空 アイリッシュパブ


…ってなんですか。全日空が経営しているアイリッシュパブでもあるんですか。よーわからん。もっと抽象的になると…


パブとは


…なんなんでしょうね。パブとは。こういう検索の仕方って面白いですね。人生とは…なんて検索すると、「人生」とは違う結果が得られるのでしょうか。


カテゴリー3。そういえば、そんなことも書いたっけというキーワード。


コンタクト 破れた 目の中

エレベーター 事故

スーパーバイザー コールセンター 日記


ちなみに作者はコールセンター勤務じゃあないんですが、それっぽい日記は確かに結構ある。


ブリティッシュミッドランド


あと、掲示板にあったカキコではエアリンガスで検索すると、この日記がけっこう上位に来るとか。本人は、ぜんぜん航空ネタに力を入れているつもりはないのですが。


カテゴリー4。もはや分類不能。どうしてこの日記がヒットしたかわからん…という言葉集。


キャッシュカード 有効期限

格安スーパー

アメリカのパトカー

ドイツの 変な法律

証明写真撮影機


こんなこと、本人は書いた記憶が全くないのですが。でも、これらはまだいいほうで


つぶらな瞳 意味

…私が知りたいです。

薬局 誘導 メール 違法

はぁ。この人は一体何を探しているんですか?想像もつきませんが。
さらには

ハリーが寝て

irac 留学


…意味不明です。Iracってどっかの留学業者の名前?まさかIraqを書き間違ったとかいうすごいオチはないですよね。


あと、今回は少なかったですが、おげれつ系の検索というのもよく見かけます。


マンピー 歌詞


まあ、これはおげれつ系とは言い切れないか。これなんてどうです。


おげれつ写真


確かにYahooの検索で引っかかります。このキーワードで引っかかる私のホムペって一体…。


最後に、質問なのですが、「はてな?」というサイト経由でうちの日記にいらっしゃる方がけっこういらっしゃいます。ここのアクセス解析は「プライベートモード」になっているとやらで無理です。このはてな?を使ってこの日記に来られたという方、いったいどういうサイトなのかこっそり教えていただけると嬉しいです。ちょっと面白そうでもありますしね。


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2004年06月26日(土) 自由の国の大統領の来愛のアイロニー

アイルランドの現在の話題は自由の国からやってきたジョージ・W・ブッシュ大統領。このアメリカはテキサス州のオッサンが、アイルランドにやって来た。で、わずか16時間の駆け足滞在で、次の目的地トルコに向かった。


今回の自由の国の大統領のアイルランド訪問。そりゃあもう、悲しいくらい、だーれも歓迎していない。歓迎どころか、平和的な抗議行動がここダブリンを始めアイルランドの各地で行われたらしい。なんでもダブリンのデモには一万人が参加し、シャノン(大統領がいたとこね)では600人がデモをし、逮捕者も出たらしい。


このニュースで面白かった…とかいうと不謹慎だけど、興味があったのは、大統領の車。ガラスは60ミリの厚さで、ボディも超頑丈とほとんど装甲車状態。で、9000人だかの警官が駆り出されるとのこと。「テロとの戦い」を標榜するその人は、実はテロを極度に恐れているというアイロニーがあるわけで。


で、もっとこのアイロニーから話を膨らませると、この自由の国の大統領さん、RTE(アイルランド版NHK)のキャスターにちょっと癪に障る質問をされて、「あんなキャスターはクビにしろ」といったとか言わないとか。これまたすごいアイロニーです。これ、日本でもニュースになってました。以下、 産経新聞のサイトから転載。(出典


米大統領 VS アイルランド記者

 「大統領、世界は一層危険になっています。気づいておられるのか分かりませんが」。ブッシュ米大統領がアイルランド訪問前の24日にホワイトハウスで行った同国の女性記者との単独会見で、大統領は厳しい質問にたじたじとなった。

 会見の様子は25日、米テレビでも一部が一斉に放映された。

 冒頭から記者は「政治家はともかく、アイルランド国民の大半はイラク(戦争)に怒っていて歓迎しませんよ」と挑発。「毎日テロリストが爆弾を爆発させています。今や日常茶飯事です。2年前はそんなことはなかった」とイラク戦争を批判した。

 さらに記者は「国際テロ組織アルカーイダからイラクに関心をそらした」「テロとの戦いは神の手に導かれていると思うか」と大統領の手腕や資質を疑うような質問を続け、大統領は11分間のインタビューで「答えを遮らないでくれ」を9回も連発、閉口した様子だった。(共同)



ちなみに、この自由の国の大統領さん、この記者への答えは「テロとの戦いに世界は勝利している」とか今まで何千回も聞いたお念仏を繰り返すはぐらかした答えばかり。ゆえにこの記者が、まともな答えを聞き出そうというのが真相だと思うのですが。例の華氏911がヒットしそうな気配があり、この自由の国の大統領さん、再選はどうなりますやら。個人的にはアメリカの大統領はホワイトハウスで情事にふけっていてくれたほうがよっぽど世界は平和だと思うのですがねえ。


私がちょっと気に入らないと思ったのは、今回の自由の国の大統領の訪問がほぼ全額アイルランド政府のお財布から支払われるということ。つまり、大統領が今朝食べたであろうアイリッシュブレックファーストのソーセージは私の税金から出されるというわけで。一納税者としてはあまりいい気分ではありません。…すいません。今日の日記はちょっと政治的な意見が出過ぎてますね。いつも気をつけて中立にしているつもりなのですが、どうもこの自由の国の大統領だけは…。


そういう俗世間の動きとは全く別に、私は今日もせこせこと土曜出勤をしてたりするわけですが、今日、初めてTescoのガソリンスタンドに行ってきました。Finglasにあるこのガソリンスタンド、数ヶ月前にイギリス大手のスーパーマーケットTescoが「相場よりリッター当たり5セント安い!」と殴り込みをかけてきまして。数ヶ月前にTescoでぶちキレて以来、くされTescoには近寄っていなかったのですが、けっこうな地元の話題になっているということもあって、興味本位で行ってきました。


混んでます。


リッター93.9セントは、確かに相場より5セントほど安いです。だけど私が知る限り95.9セントのところもあるのでリッター2円の違い。満タンにして1ユーロになるかならないかの違いですが、そのために行列を作るのはあほらしい気がします。でも、まあ、話のネタにと行列に参加。


結局10分ほど待って私の番が来た。ちなみに、待っている間エンジンを切っていたのは私だけ。まあ、日本でも踏切待ちのときにエンジンを切る人なんてほとんどいないけど。ただ、たかだか1ユーロを節約するために、10分間エンジンかけっぱなしというのはこれまた十分アイロニーな気がしますが。


で、ガソリンを入れて、お金を払いに行く。35ユーロなり。以前は、28ユーロ程度だったから、感覚的には7ユーロほど値上がりしたことになる。で、クレジットカードを使いサインすると、おばさんの従業員は、


「わあっ、キレイ!よくこんなサインが書けるわね!」


と店じゅうに聞こえる大声で私のサインを誉める。


…あのー、私のサイン、ローマ字のつもりなんですが…本人は。アジア人がみんな漢字でサインすると思ったら大間違いですよ。…といえずに


「そうでしょう」

とほくそえんできた自分に自己嫌悪に陥ったことは、ここだけの話。


<追記>

書き落としていた、こんなアイロニー二つ。


朝、出勤途中、いつも同じ曲ばかり流しているけど私が好きなQ102というラジオ曲が、今まで流したことがないと思われる曲を流していた。それは


ジョンレノン・イマジン


言葉にはしてないけど自由の国の大統領への強烈なアイロニーと受け取ったのは私だけか。


さらに、もう一つのアイロニー。この日のアイルランドの天気は、雨+強風。ひどい天気。でも自由の国の大統領が去る頃、空はからりと晴れ上がった。自由の国の大統領は神にまで見放されたか...と言いきってしまうのは、アイロニーが過ぎるでしょうか。


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2004年06月22日(火) バスオフ。オフ会報告

6/20のオフ会報告です。


まず向かったは、ダブリンバスの某営業所。




この日借りたのは、屋根のある車庫に保管されていたウェディングバス。このバス、真っ白に下のほうが灰色という特別塗装でして、その名の通り、結婚式の貸切のためにデザインされたバスです。…言うまでもなく結婚式の貸切専用ではなく、平日は通常の運行に利用されてます。




意外といえば意外、中は案外きれいです。




良く見ると。バスの下に点検用の穴があいてます。さっそく「運行前点検」と称して実は単なる好奇心でバスの下の穴に潜る私。推定、ダブリンバスの下に潜った最初の日本人ではないかと。別に数本のパイプやチューブが見えるだけで大した物はありませんでしたが。




本文とは関係ないですが、これがダブリンバス某営業所の喫煙所。ご覧の通り、ここでも喫煙者はこれでもかというくらい冷遇されてます。




午前11時。集合場所のWestmoreland Streetにて。




それにしても私をして驚いたのですが、今回のオフ会参加者はなんと31名!このホームページ始まって以来の最高記録です。私も完全に下の写真のように幹事モードに入ってます。




今回のオフ会は二部構成でした。つまり、第一部は定期観光バスが回る市内のルートをたどるというもの。市内の「定番商品」巡りというやつです。ただ巡るだけではダブリンに住んでいる人々には満足してもらえないと思い、いろいろなカルトネタを用意。ついでに車窓からのクイズも用意(ちなみに優勝景品は40ユーロのギフト券。2位は25ユーロ3位は差し入れのワインと参加費15ユーロに比してけっこう豪華)。全10問はこんな感じでした。オフ会に参加されてなくて、我こそはと思う方は挑戦してみて下さい。最初に10問目を除く9問に全問正解された方には、作者の「指さし」を謹呈します(〆切6/30。全世界どこでも配送します)。チャレンジは作者まで「クイズ答え」を件名にしてお送りください。


Q1 次のアイルランドの作家のうち、ノーベル文学賞を受賞していないのは誰?

(1) ウィリアム・バトラー・イェーツ
(2)オスカーワイルド
(3)サミュエル・ベケット
(4)シェイマス・ヒーニー

Q2現在6学部90学科を擁するトリニティカレッジですが、学生の男女の比率はどのくらいでしょう。

(1)男7、女3
(2)男6、女4
(3)男女半々
(4)男4、女6

Q3 Dame Streetの店Lucky Coady'sの名前の由来は?

(1)ここに大当たりが続出する宝くじを売る店があったから
(2)Coadyさんが1916年のイースター蜂起のときゆいいつ店を閉めずに大もうけしたから。
(3)タダ同然で買った店だったのに、となりにダブリンでもっとも賑わっていたパブができて相乗効果で大もうけしたから。
(4)単なる「開運」を願った名前。

Q4 次のうち、「ギネス消費ベストスリー」に入らない国はどれ?

(1)アメリカ
(2)イギリス
(3)アイルランド
(4)ナイジェリア




Q5 LUASは一体何の略でしょう。

(1)ゲール語で「speed」という意味。
(2)Local & Urban Access Systemの略
(3)Literally Useless Annoying Shitの略
(4)Harcourt Street Railway Lineの愛称がLUASだった

Q6 キルメイナム地区に数年前に計画され、住民の強固な反対のおかげでボツになった計画は何でしょう。

(1)大規模ショッピングセンター
(2)イミグレーションオフィス
(3)ダブリンバスの車庫
(4)RTEの新しい本社

Q7 フェニックスパークのまわりを1周すると、次のうち、どの距離とほぼ同じになるでしょう。

(1)オコンネル橋からブレイ(19キロ)
(2)オコンネル橋からHowth(16キロ)
(3)オコンネル橋から空港(11キロ)
(4)オコンネル橋からダブリン港(6.5キロ)

Q8ダブリン動物園で起こらなかったことはどれでしょう。

(1)第二次大戦中、物不足のため、薪にことを欠き、フェニックスパークの木を切り倒して、tropical housesの暖房に利用した
(2)同じく戦時中に、食糧不足のために、食べ物にことを欠き、一部の動物を殺してライオンなどに与えた。
(3)1990年代の始めに、あまりの動物の待遇の悪さから、ダブリン動物園廃止の市民運動が起こった。
(4)1950年代夜中にライオンが逃げ出し、数日間フェニックスパークの森の中に隠れていたため市民がパニックになった。

Q9ダブリントンネルの制限高は一体どれ。

(1)4.0メートル
(2)4.5メートル
(3)5.0メートル
(4)5.5メートル

Q10 本日の目的地はどこでしょう。



第一部のルートは、オコンネル通り、トリニティカレッジ、ミリオンスクエア、セントスティーブングリーン、ダブリン城、クライストチャーチ、セントパトリック大聖堂、ギネス工場、現代美術館、キルメイナム刑務所、フェニックスパーク…でした。



フェニックスパークを通過中。あいにく小雨が舞ってます。

このあと、リフィー川に沿って河口まで下る予定でしたが、ゲーリックフットボールの試合のせいで川沿いの道は大渋滞。やむなく予定のルートから離れ遠回りをしてお昼ご飯の会場Dollymount Houseへ。

昼食は1時間30分。ただしパブがげろ込みだったので、昼食をセルフサービスのカウンターで頼むのに20分くらい並ぶ羽目になりましたが。

参加者の皆様が昼食を摂られている間、運転手さんは路上駐車した車両の防護のため車内待機。ちょっと罪の意識を感じた私は運転手さんにつきあって、車内でサンドイッチをそぼかじりながらクイズの採点。



このカルト的クイズ、素朴に驚いたのですが、最高得点は7点。すごいと思いました。


このあとバスは、第二部としてM1からN1と向かい一路北上。向かったのはダブリンの北約30キロにあるArdgillan Castleアードジラン荘園。テイラー家が1738年に建てた3階建てのお城。建物自体にはたぶんそれほどの価値はないけど、海の見える丘に建ったロケーションは素晴らしいの一言に尽きる。



城の見学のあとに記念撮影。こうやって見ると、よくもまあというくらいたくさんの人に集まってもらいました。


参加者の皆様にお詫びです。今回、31名という大所帯の幹事になったがゆえに、ひとりひとりの参加者の方とゆっくりお話をする機会に恵まれませんでした。せっかく参加してもらった皆様には申し訳なく、心残りです。もっとも、集合時間厳守、バスは借りたときも返すときも同じ状態(全然汚れてない)という非常に(言い方は悪いですが)手のかからない方々だったので、たぶんアイルランド人5人のグループの世話をするより、日本人30人のグループの世話をするほうがたぶん楽だと思いました。


バスツアー。今後の企画の予定はありませんが、もし30名以上の希望者がいる場合、ご希望があれば企画しますのでご相談ください。また、次のオフ会のいい企画があれば、ぜひ作者までお知らせください。参加者の皆様、ご参加ありがとうございました。

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2004年06月19日(土) オフ会業務連絡・追加

オフ会、昨日の日記の通りですが、次のことを書き落としてましたので、追加です。

(1)ちょっと(大した距離ではありませんが)歩きますので歩きやすい靴にてご参加ください。

(2)ボールペンを1本ご持参ください。


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2004年06月18日(金) オフ会・最終連絡

オフ会、いよいよあさってです。日記の更新もしたいのですが、オフ会に力を注ぎたいので、本日は業務連絡のみです。


以下が一斉に送らせてもらったメールのコピーです。また、ケータイの番号を教えて下さった方にはSMSでもご連絡を差し上げています。ゆえに、ご連絡がダブった方が相当数いらっしゃると思いますが、連絡がない人が出るよりマシと思いあえてそうさせていただきました。「くどい!」と思われた方申し訳ありません。


で、「友達を通じて申し込んだ」という人を除き、私からの連絡はメールないしSMSで届いているはずです。逆に届いていないという方、何らかの理由でメールが私のところにとどいていないか、あるいは私が参加者リストを作る上でお名前が漏れていることが考えられます。ご一報ください。また、万が一にもリストから漏れていてもまだお席には余裕がありますので「当日行ったら満席だった」とかいうことはまずあり得ませんのでご安心ください。つまり、ドタ参も大歓迎です。


では、ガイドの原稿書きに専念しますのでこのへんで。明後日お会いしましょう。残念ながら今回来れない方、ホムペで内容を紹介しますのでそれで勘弁して下さい。


(以下は、一斉に送らせてもらったテンプレメールのコピー)


「バスオフ」最終確認


こんにちは。Snigel@アイルランド真実紀行管理人です。いよいよあさってになりました。オフ会。このメールが最終連絡となります。ご了承ください。


あさってのおおよその予定です。


まず、午前11時にシティセンターに集合(詳細は以下)。そのまま、市内の「定番観光」に出かけます。基本的には観光客用のバスルートをたどる+α程度とお考えください。クイズもやる予定ですが、…まだできてません。今日と明日に追い込みをかけます。いちおう賞品もあります。


で、午後1時前後に昼食。で、そののち3時ごろに某所着。見学(見物)をします。行き先は、最後まで教えません(苦笑)。で、午後6時から7時を目安に市内着解散となります。


集合場所ですが、以下の通りです。


午前11時。Westmoreland StreetのBewley's前。
午前11時5分。O'Connell Streetのダブリンバス本社前。



ダブリンバス本社前は、集合場所を変更した関係でのいわば「救済措置」です。ゆえに、ビューリーズ前にご集合いただけると幸いです。目印は、「ウェディングバス」(真っ白のバス)のフロントガラスにべたべたの日本語で(苦笑)「ダブリンバスオフご一行様」と書いた紙を貼っててます。ウェディングバスは予定なので、もしかすると当日の配車状況により、変更になる可能性もありますのでご留意ください。


参加費。ご案内のとおり15ユーロです。ただし、ご昼食、および某所の見学地での
入場料3ユーロは、各自負担となります。また、運転手さんへの「お心づけ」も任意ですがお願いしたく存じます。もし、参加者がスタッフを除き30名を超えた場合は、入場料3ユーロは主催者側で負担いたします。


いちおう参加者リストを作ってありますので、当日のドタキャンはくれぐれもご遠慮ください。(中略)また、当日のドタ参は大歓迎ですので、もし、ご友人等でご興味のある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご参加いただけるようお伝えくださいませ。


それでは、あさってお会いできることを心より楽しみにしております。


では。


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2004年06月16日(水) 花粉症。今ごろ困ってる人がいます。

まずはオフ会業務連絡です。


とある筋からの情報によると、6/20の日曜日、オコンネルストリートが車両通行止めになる…とのこと。どうもこの情報、先週の日曜日の情報の間違いではないかという気がしてならないのですが、念には念を入れて集合場所を変更します。


集合場所: Westmoreland Streetのビューリーズ前(ダブリン以外にお住まいで土地カンのない方、オコンネル橋から南に100メートルばかし下ったところです)
集合時間:6/20午前11時(変更なしですが、時間厳守で)





去年、おくればせながら気がついたのですが、私、アイルランドで花粉症に悩まされてます。日本では2-3月の話なのでまさかと思ったのですが、アイルランドで発症するのはこともあろうに今ごろなのです。


で、こんなもんに悩まされるのはごめんと、今年ははやばやとGP(=General Practitionerホームドクター)に行くことに。


「予約診療のみ」


と書かれた、フツーの一軒家のドアーをたたく。予約などあってないようなもので、予約なしでも診てくれることを知っている私はむろん予約などしない。予約しようものなら、「午前11時」とか、およそ勤め人には無理な時間を指定してくるので。しかも予約をしても1時間とか待たされるのだから、何のための予約か分からない。


で、待つことほぼ1時間。いつもの女医さんに


「花粉症のクスリちょうだい(はあと)」

と言うと、センセイは2―3の質問をしただけで、ウサギさんのような目を診るわけでもなきゃ、聴診器をあてるわけでもなきゃ、英和中辞典サイズのクスリの辞典をぱらぱらぱらとめくって、クスリを3種類処方してくれる。


で、それを持って薬局へ。


薬局で出てきたのは、小さな点鼻薬(スプレー)と、飲み薬30日分。


薬剤師さん: 「はい、おだいじに。60ユーロね」


…クスリ、8000円ですか?ちなみにGPが40ユーロで、あわせて13000円ですか(GPの方は保険でほぼ全額返ってきますが)。


クスリ、効いてるんだか効いてないんだかよく分かりません。いちおう目もあまりしょぼしょぼしないし、鼻も日中は通ってる。でもこれって、単に、家から数歩歩いて空調の効いた車に乗り、数歩歩いてこれまた空調の効いたオフィスに入り、数歩歩いて空調の効いた車に乗り、数歩歩いて家に帰る…という生活だからじゃないだろうか。


この仮説が正しいかどうかは、一日出通しの日曜日に証明されます。オフ会にご参加の皆様、私の鼻水が垂れても笑わないで下さい。あ、オフ会、まだ、お席に余裕はありますので、まだ週末の予定が決まってない方はぜひどうぞ。



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2004年06月15日(火) アイルランド総選挙報告

金曜日に、アイルランドの総選挙が行われました。日本的にいえばトリプル選挙。すなわち、ローカル選と、EUの議員選挙と、憲法改正の国民投票。率直な感想。


やっと終わった。


選挙の投票前には特に午後8時前後を中心として、政治家および(もしくは)その支持者がもうこれでもかというくらい戸別訪問攻撃をかましてきまして。あ、日本では違法の戸別訪問。どうやらアイルランドでは合法のようです。


で、最初の頃は、律義に誰かがドアーをノックするたび応対してたんですが、ドアーを開けるなり


「ああ、ガイジン(参政権なし)だー」


とあからさまにがっかりするのが手に取るように分かるわけです。言わせてもらいますと、私だって登録さえすれば、ローカルの選挙には参政権があるんですけどねえ。ともあれ、あまりにうざいのでしまいにゃ居留守を使うようになりましたが。




で、町中の、街灯や電柱さらには道路標識、思いつく限りの柱は選挙ポスターが貼られてます。


で、今回の選挙、野党のシンフェイン党と労働者党の奮闘が目についた選挙でした。要は、数年前の日本の総選挙で与党への批判票が共産党に流れたときのように、シンフェイン党と労働者党といういわば万年野党に批判票が流れたわけ。


…というのがマスコミ・世間の共通した意見なんですが、私(とひでかす)はちょっと違う目線で見てます。




ほら、この写真。じっと見ると何かに気がつきませんか。


そう、労働党の候補の写真(中央)はきれいなのに、与党の候補の写真は色褪せてキョンシー化してます。




そう。労働党やシンフェイン党の勝因はポスターが色褪せないいいインクと紙を使っているところにあった。…といいつつ、この黄緑キョンシー顔のゲイミッチェルさん、誰よりも早く当選を決めたんですけどね。


で、もうひとつは改憲の是非を問う国民投票。


投票前までは、アイルランドで生まれたすべての赤ちゃんは例え親が何人であろうとアイルランドの国籍がもらえるというものでした。ところが一部のガイジンが、アイルランドの国籍をもらうがためだけに出産直前にアイルランドに入国して、国籍が取れ次第EU内の第三国に移動してしまうということが多い…と与党は批判してたわけ。で、今回の国民投票の争点は、「アイルランドで生まれた赤ちゃんはアイルランド人とみなすかどうか」というわけ。


そう、結果は8対2の割合で、改憲派の勝ち。これの意味するところは、今後アイルランドで生まれた赤ちゃんは、両親のひとりがアイルランド人でない限りアイルランド国籍はもらえないということ。


こんがらがった人のために、逆から書くと、これまでは、アイルランドで生まれた赤ん坊は、人間である限り誰であっても自動的にアイルランドの国籍がもらえていたわけ。親が、イギリス人でもパキスタン人でもデンマーク人でもスワジランド人でもハーフでもなんでもみーんなアイルランド人。


で、改憲派の人のいうことに耳を傾けると、なんでもこの制度を悪用して、アイルランドを足がかりにしてヨーロッパに移住する人が少なからずいるとかいないとか。どちらがいいのか私には分かりませんが、ただ、賛成派があからさまにマスコミを使って世論を誘導しようとしていたことは間違いがないと思います。

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2004年06月13日(日) オフ会業務連絡

オフ会の下見に行ってきました。下見というのは、要はですね、2階建てバスが入れるかどうか。けっこう大変でしたが、オッケーとあいなりました。

昼食会場も予約してきました。

参加者の皆様、6/20(日曜日)午前11時。ダブリンバス本社前に集合です。
くれぐれも遅れないようにお願いします。

それから、参加費用は15ユーロですが、某所の入場料3ユーロ、別途お預かりさせていただきます。最後に、ボールペンを1本ご持参くださいませ。

まだ、参加表明されていない方、まだ間に合います。お気軽にどうぞ。

...疲れ果てているので寝ます。では。


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2004年06月09日(水) それはおかしい?25名で二階建てバス

オフ会。着々と準備が進んでます。…ちゅうか、今までここまでいろいろ企んでやったオフ会はないのですが。


で、某所に予約を入れるべく、電話しました。某所とは、どことはいいませんが、今時期が訪れるにはいちばん良い季節で、かつ、あまり知られていないところです。はい、詳しくは当日のお楽しみ(ちゅうか、フタを開けてみたら、実はみんな行ったことがあった…というのを一番恐れていますが、多分それはない…と思う)。


ともあれ、電話での会話。


私:「6/20日なんだけど、予約はできますか?」
相手:「大丈夫ですよ(←言うまでもなく信用してません)。お客様、何名様ですか」
私:「25から30です。最終確定してませんが」
相手:「了解です。では、ガイドツアーを手配しておきます」
私:「あ、ところで…」
相手:「なんでしょう?」
私:「2階建てバスで行くのですが、何か問題はありますか」



数秒の沈黙。


相手:「あの、何名様とおっしゃりましたっけ」
私:「………25人ですが、何か?」


…そうですよね、25人というのはミニバスでも収まる人数です。なのに、74人が着席乗車できる二階だてバスを使うというのは間違っているような気がします。かくしてあと49名様のご参加をお待ちしておりますのでご参加ご希望の方はどうぞお気軽に。


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2004年06月08日(火) 投稿:アイルランド以外では起こり得ない入院体験記

多くの方に同意していただけると思うのですが、ひとつネジが狂うと全部おかしくなるってこと、ありません?今日がまさにそうでした。


朝一番にわけのわからん愚客からの電話を運悪く取って、それ以降、ぜーんぶおかしくなりました。朝一番の愚客に対しては、あまりのアホぶりに私もキレまして、ついに使ったことのない禁じ手を使ってしまいました。その禁じ手とは…


保留。


この愚客、なんの理由もないのにスーパーバイザーを出せとか何とかほざいているので、私は「少々お待ちください」とか言うべきところを何も言わずに保留ボタンを押し、放置。そのままトイレに。数分後、机に戻ってきたら、電話、切れてました。あ、良い子の皆様、こういうことをしたことがバレると上司に怒られますのでマネしないでくださいね。


そののちも、なんだか意味不明なクレームに、関連会社が大ボケをかまして私がなぜか怒られただの、同僚がやるべき仕事を2ヶ月も放置した挙げ句に休暇に入っていて私が代わりに怒られただの、もう、ど最悪。このほかにも会社以外でも騒動があったのですが、これは後日の日記のネタということで。


かくして、本日、日記を書く気分じゃないので、最近いただいたメールでとっても面白かったものをご本人の承諾を得て転載いたします。ご本人いわく、


自業自得なんで反省してます


とのことです。


 あれは99年の夏でした。私は全寮制の高校にかよってて、寮に住んでました。アイルランドは地震がないせいか知ってのとおり、建物も適当で。寮の天井はうっすいプラスチックの板でできてました。ある朝、私は天井裏に上りました。友達もいっしょに(あまりにもくだらないので、理由は内緒です><)(Snigel注:ぜひ理由が知りたいです)

それで、気をつけてたつもりなのに、そのうっすい板のとこに体重をかけちゃったんですね。。。見事におちました。。。。。本当に一瞬世界がとまってみえましたよ。あはは。高さは2.5mくらいですかね。お尻からおっこちて動けなくなった私は、救急車で町の病院に連れてかれました。先生や友達いわく、顔色がまっしろだったみたいです。

 病院では、陽気で親切なアイリッシュのおばさんに、「骨は折れてないから、大丈夫よ♪天井になんか、もうのぼっちゃだめよ!」とあかるくはげまされ、レントゲンをとられ、一週間後に来いと薬をもらって学校にもどりました。でも、アイリッシュの大丈夫は、信じちゃだめですよね。。。

 一週間の間、痛くて動けないけど、折れてないって言葉を信じて、がんばって一人でトイレ行ったり、着替えたりしてました。(キャスターのついてる椅子わかりますよね?あれで移動してました)痛み止めのせいか、ほとんど寝てましたけどね。

 そして一週間後、英語の先生に連れられて病院にいったら、先生がレントゲンをみるなり、「複雑骨折ですぐに手術が必要です。緊急入院してください。」といわれました。。。なんで、レントゲンとった日にすぐ見てくれないんですかね?????さすが、アイルランドです。その後も「すごい難しい手術で、この手術を行える医者はすくないけど、君は運がいいねぇ。僕はその専門医で、腕もいいから成功するよ!大丈夫!!」と、またあてにならない大丈夫を言われて、学校に戻る暇さえもらえずに、ダブリンの病院に救急車ではこばれました。外国で、初救急車、初入院、初手術を体験することに、なって、もう頭の中ぐるぐるですよねぇ。横で学校の先生もはげましてくれるけど、顔色わるくなってるし。。。

 そんなこんなで、入院しました。病院のなかはすごい清潔で、看護婦(士)さんもみんなやさしかった記憶があります。でも、夏休みかなんかで、研修みたいな見習いの若い人がすごい多かったかな。英語もうまく話せない、外国の女の子を可愛そうにおもってくれたのかもしれませんね。手術も無事に成功して、2週間くらいで退院できました。

 なんか、入院したことよりも手術が必要な骨折に一週間もほっとかれたことが、すごい印象的でしたね。



…メールありがとうございます。


あのー、もう何度書いたか分かりませんが、このホムペの主題をもう一度書かせていただきます。


アイルランド人のいう大丈夫ほど大丈夫ではないものはない。


ご投稿ありがとうございました。また、皆様からのご投稿をお待ち致しております。


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2004年06月07日(月) 本日はバンクホリデーでした。

本日はアイルランドはバンクホリデー。基本すぎて説明するのをすっかり忘れてましたが、バンクホリデーとは、祭日のこと。アイルランドの祭日はイースターやクリスマスなど一部を除き、特別な名前はありません。ただ「バンクホリデー」と呼ばれています。その昔、若かりし頃、「なんでバンクホリデーというの?」とアイリッシュに聞いてみたところ、


「銀行が休みだからだよ」


というわかりやすい、でもなんの説明にもなってないことを言われました。


「銀行が休みだと、他の店も金が動かないから休みにならざるをえないんだよ」


とも聞きましたが、じゃあ、なんでこれらの日がバンクホリデーになったか…その由来が分からない。やっぱりアイルランドは謎多き国です。で、そのせっかくの3連休を仕事で潰した私ですが、金曜日の日記でネタになった引越しの彼女。今日出勤してきました。ひとりでぷりぷり怒ってます。彼女の発言にちょっと耳を傾けてみましょう。


「ねえ、Snigel、聞いてよ。今度いっしょに引っ越す彼氏の友人のアイルランド人がいるんだけど、引越し当日何してたと思う?ゴルフよゴルフ。ゴルフが終わったら今度はパブで一杯。アイルランド人がお気楽なのは分かるけど、引越し、誰かがやってくれるとでも思ってるのかしら」


彼女の発言だけの引用はちょっと不平等なので、ついでながら、彼女の彼氏(つまり、引越しをせずにパブにいたアイルランド人)の発言も聞いてみましょう。


「俺の彼女に言いたい。もうこれ以上服は買うな」


…どっちもどっちですな。


最後に。昨日のThe day after tomorrowに対する批評がきましたのでご紹介。ただし、完全にネタバレになりますので黒字で反転させてます。読みたい方はCTRL+Aかなにかで反転させて読んで下さい。


あの映画は、歴史的に見ても快挙だ!あの無反省なアメリカ人が副大統領をして反省の弁を述べているんだぞ!そういういみであの映画はすごい!


…そういう皮肉な味方もあるんですね。


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2004年06月05日(土) The day after tomorrow…金返せとまでは言わないけど…

オフ会告知


The day after tomorrowとかいう映画を見てきました。Independent Dayとかいう映画を作った監督だそうです。感想を一言で書くと


やっちまった


…という映画です。あ、以下、ネタばれは極力避けながら書くので、これから見に行く予定のある方も安心してお読みくださいませ。


だいたい私がアホタレなのです。アメリカのハリウッド映画など好きでもないくせに前評判と広告に惑わされて映画館まで足を運んだのが間違い。確かに映像のインパクトはすごかった。それは認めます。なにせどっかの野球チームと同様カネにモノを言わせてますからね。だけど、とにもかくにも


内容がない


いい映画には複線が張ってあるものですが、この映画、伏線の張り方が小学生が作った砂場の落とし穴よりもわかりやすい。つまり伏線が伏線になってない。


で、最後に程近い、感動となるはずのシーン。あの台詞の芸のなさには私はあきれるを通り越して唖然としてしまいました。あれくらいの台詞なら、私ですら風呂で鼻歌を歌いながら作れます。


最後の最後に、アメリカ映画のメイブツ(「惑な」の略)、スピーチがあるわけですが…え?わからん?ほら、あるじゃないですか、どの映画でも主人公、もしくはそれに準じる俳優さんが映画の主題とも言うべきことをほざくあのシーンですよ…ともあれ、この映画にもありました。誰が言ったかをいうとネタばれになるので書きませんが、とある登場人物がスピーチをタレたわけですが、これが


陳腐


という以外形容のしようがない。あのスピーチに感銘にして、自分の日々の生活に影響を与える人がいるなら私に教えてほしい。


とにもかくにもですね、この映画、疲れ果てて、脳ミソをつかうことなくぼーっとスクリーンを見ているだけでいいような映画が見たい…という方にはわりかしオススメです。何せ、予想した通りに話は進んでいきますから。でもね、私は、どうせメジャーどころを見るならハリーポッターを観にいけばよかったととことん後悔いたしました。


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2004年06月04日(金) いつ終わる?アイリッシュの彼氏を持った彼女の引越し

またぞろ、残業残業残業休日出勤休日出勤休日出勤で忙しいSnigelです。どうも。


最近、ほぼ毎日会社から帰宅するときに途中まで送っていくスペイン人の女の子がいます。けっこういい性格をした女の子です。実は、彼女、アイルランド人の彼氏と同棲しているのですが、今週末、引越しをしなければいけないとのこと。で、今日の帰宅途中、車の中で


彼女:「実は、今日、引越しなんだよね」
私:「あっそう。人手は足りてるの?」
彼女:「彼が準備を済ませているはずだからなんとかなる」
私:「引越し用の車とかは確保してるの?」
彼女: 「それが…」
私:「別にいいよ。手伝ってあげるよ」



と、人のいい私は彼女の引越しを手伝うことに。で、彼女は嬉々として車内から彼のケータイにさっそく電話。


彼女:「もしもーし?いまどこ?え?パブ?………飲んでるの?………え?今まさに帰ろうとしてたとこ?………引越しの準備はできてるの?ちゃんと荷造りをした?………え?家に帰ったらはじめるとこ??………いや、会社の同僚のSnigelさんが手伝って………」
私:「悪いけど帰る」
彼女:「やっぱ、そう…だよね」



アホかい。今から荷造りを始めて…とか言ってたら引越しが終わる頃には日付が変わってしまうわい。明日8時から仕事なのに、そんなアホなことにつきあってられるかい。こちとら、今朝6時から起きてんだぞ。そりゃ彼女には一筋の光明を与えたという意味で悪いことをしたけど、とてもつきあってはおれないのでさっさと家に帰ることにしました。


それにしてもアイルランド人には金曜日にはパブに行かなきゃ行けない法律でもあるのか?確か今の家、明日には確実に明け渡さないといけないといってたよね?引っ越し終わるの?


こういう言い方をするのはよくないとは思いますが、このいい加減さは典型的な…ですよね。私は自分の彼女がこういうDNAを持ち合わせた人でなかったことを心から感謝してます。






さて、件のオフ会です。


とある筋からの認可を前提としておりますが、旅程としては次のようなものを予定しております。


午前11時。市内の某所(O'Connnel Street周辺)に集合。その後、市内の定番ルートを「再発見」すべく、ぐるっと1周します(これだけで15ユーロの元は取れる計算になってます)。そして、某所のパブで日曜の定番ランチを食べた後に、郊外の某所へ行きます。つまり、昼食を挟んで、観光名所巡りと、某所への遠足という一粒で二度おいしい企画となっております。


ちなみにこの郊外の某所、3ユーロ程度の入場料金がかかります。これは15ユーロに含まれてませんのでご了承ください。ただし、参加者が30名を超えた場合は余剰金を利用して主催者側で負担します。昼ご飯も当然といえば当然ですが15ユーロには含まれておりません。


解散は午後6時くらいを予定しております。もう一度書きますが、これで15ユーロはかなり安いです。決して損はさせませんので、まだ参加表明をされていない皆様、ぜひお気軽にご参加ください。お待ちしております。

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2004年06月01日(火) Save Leitrim!(アイルランド版町村合併)

最近、日本ではやたらと市町村合併が行われているそうで。政府が「平成の大合併」と称して全国の市町村を1000まで減らそうとしてるとかしてないとか。この動きは私の地元のQ州にも当然及んでまして、来年あたりに実家に行ったら自治体の名前が変わっていることが多分に考えられます。


で、アイルランドにも合併の憂き目に遭うのではないか…という郡(county)があります。北西部のLeitrim(リートリム)と呼ばれるスライゴに程近い郡がそう。実際ここ、イナカなんですよ。中心となる町はCarrick-on-Shannon(キャリックオンシャノン)という町で人口はわずか2000人(日本で言えば村ですな)。それ以外にあるのは「集落」とでも呼ぶべきところでして、郡全体の人口もわずか2万5千人程度。


ここがどれだけのイナカかをあらわす新聞記事が数日前のIrish Independentに載ってまして。ひとりで私は吹き出してしまいました。




タブロイド版の半ページを使ったこの記事の内容をひとことで書くと


「アイルランドで最小の郡Leitrimの郡都Carrick-on-Shannonに郡初の信号機が設置されてそれが交通渋滞を引き起こしている」


というもの。


アイルランドの「イナカ」と呼ばれる地域がいかにイナカかをあらわすいい例ではないかと。信じられます?信号すらひとつもなかった郡。そういえば私の地元O分県に姫島村という離れ小島の村があるのですが、やっぱりここも人口が2000人強(一説によれば2800人程度)で、この島には信号機がたったひとつしかないとか。ただ、信号機の設置の理由が「本来、交通量の少ない姫島ではあまり必要がないのですが、島を出た子どもが困らないように
交通ルールの教育のために設置」だそうでして(参考サイト)。うーん、この調子だと、Leitrimがなくなる日も近いかも。

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