なべて世はこともなし
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2004年03月31日(水) やっぱりネタを呼ぶ?アムステルダム(4)

アムステルダムのお話の続きです。その1その2その3はリンクをたどってくださいませ。


アムステルダムといえば、飾り窓です。…誰が何と言おうと。私にとってのアムステルダムの行く前のイメージはわりかし単純で、「自由」とかいうものが現在の社会で可能な範囲で最大限に認められた国…というもの。そういう気がしません?酒はおろか、クスリの類だってある程度まで合法。その上で、売春だって、堂々と行われているという。それがいいか悪いかは大いに議論の余地がありますが、ともあれ、アムステルダムって現代社会が行きつき得る最大のところまで行った街…というのが行く前のイメージだったわけです。


かくして、理屈っぽくなりましたが、飾り窓なるもの、一度みてみたかったのです。子供のときから。で、私が勝手にイメージしていたのは、「飾り窓通り」とかいう感じで商店街のようにひとつの通りに整然とショーウィンドーが並んでいて、その中に女性がお客を待っているというようなもの。


で、行ってみました。夜、アムステルダム市内の目抜き通りから一歩入ると、急に通りが怪しげなムード満点になります。まず、薄暗い。目につくものが、(日本的に言うと)大人のおもちゃの店だったり、おげれつビデオを鑑賞できる店だったり、クスリが楽しめる店だったり(もっともこれはあちこちにあるけど)。「怖い」とか「危ない」とは思わなかったけど、「夜ひとりでは絶対に近づかないこと」なんてガイドブックに書かれていても何も驚かない。


で、その裏通りからさらに裏通りに入ったところ、つまり路地裏にありましたよ。赤い蛍光燈で囲まれた窓が。最初の窓はお仕事中なのか無人。次はカーテンが閉まっている。で、整然と…とは行かないけど、赤い蛍光燈で囲まれた窓が点在している。「通り」というよりも「エリア」に赤い蛍光燈が点在している感じといえば分かってもらえるでしょうか。


夜の8時という時間はお忙しい時間なのか、多くの窓は無人か閉まっている感じ。で、人がいる窓を見ると、


うーん、ボクは遠慮しとくよ。


といった感じの私のストライクゾーンから外れた(むしろ大暴投といってもいいような)女性が数人別々の窓に。で、一部の女性の後ろには「さあ来い!」とばかりにベッドが置いてある。つまり、通りから1メートル入った丸見えのところにところにベッドがあるわけで。


お前らは分かってない!


と、思わず説教をタレたくなりました。こいつらは山本晋也監督が言うところの「チラリズム」というものがぜーんぜん分かってない。男というものは、全裸であけすけな感じの女性より、下着姿からちらりと覗く(自主規制)の方がはるかに興奮するのです(自分を基準にして物事を考えてます)。つまりこの飾り窓は、あけすけすぎるのです。こう、なんて言ったらいいのかな、おげれつな本を中学生がほしいと思うのは、それは「買ってはいけない」という禁止があるからで、オトナになったらそんなものに対する興味なんてなくなります。


別の例えを使うと、日本人には、「お殿様、およしになって。あーれー」というほうが、「お殿様、どすこい!さあ来い!」という方より合っているというか。それと同じで、「さあ、いらっしゃい。ベッドはすぐそこよん」なーんてやられたって趣もへったくれもないのです。そういう意味では売春は禁止されるべき…とも言えますが。


ともあれ、ですね、意味不明になってきたので話を戻しますが、私が仮にアムステルダムにひとりで行って、どこまでも果てしなく劣情を催していたとしてもきっとここには行かないな…と思った次第。あ、ちなみにこの地区で下手に写真などとっているとキケンだそうです。ゆえに写真など撮ってませんのであしからず。


そういえばクスリが楽しめるとかいう「コーヒーショップ」がありますが、ここには行きませんでした。この程度なら試しに入ってみてもいいかな…とも思うのですが、覗いた先々、なんだか怪しい雰囲気でして中に入る気にはなりませんでした。


話を怪しくない方向に戻します。


Girl with a pearl earringという本を御存知でしょうか(を見れば「ああ」と思われる方もいるはず)。白状すると本は未だに家で「積ん読」になってまして(もっと白状すると読む前にMausiに盗られた)、同名の映画を見たのです。ちなみに今調べたところによると、この映画、日本では間もなく「真珠の耳飾りの少女」というそのまんまのタイトルで公開されるようです。


で、この映画、その地味さも手伝ってアイルランドではほとんど話題になりませんでしたが、なぜかふたりでそんな地味でクラシックな映画を見に行ったのですが、これがまた良かったのです。で、この舞台となったのはDelftというアムステルダムから電車で1時間程度の街。


そうだ、京都Delft行こう


というわけで行ってきました。Delftへ。


結論から言うと、ダブリンだけを見てアイルランドを語るなんて到底できないように、アムステルダムだけを見てオランダを語るなんてできないな…と思いました。

はいはい、私、たった1週間くらいでオランダを見てきたなんてほざくつもりは毛頭ありません。だって、見てきたのはアムステルダムとDelftだけ。本当のイナカなんて行ってないし、オランダ人と深くつきあったわけでもない。だけどあえて言わせてほしい。Delftはいい街だったと。







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2004年03月30日(火) 郵便局がスト。じわじわと影響が...

木曜日から始まったダブリンの一部郵便局員のストライキ。その影響がうちの会社にもボディブローのように効いてきてます。


まず、到着する郵便物が激減。速達や書留、また郵便局以外の宅配便で到着する郵便物があるものの、普通郵便での到着はほとんどなくなってしまいました。これがないと私の仕事にも少なからず影響が出てきます。


で、逆に集荷もないので、会社には人が入れそうなくらい巨大な麻袋5つ分の郵便物があふれています(なぜか麻袋には「Royal Mail」と大書きしてある)。うちの会社、ほかの会社でもそうなように、「フランクマシーン」と呼ばれる機械があります。要は切手じゃなくて封筒に直接金額分のハンコを押す機械。これで金額分のハンコを押してその封筒を麻袋に入れておくと午後3時過ぎに郵便局員さんが集荷にきてくれるのですが、木曜日以来、来てくれてません。それで麻袋5つ分の郵便物が壁際に積み上げられているわけ。


これ、けっこうゆゆしき事態です。お客さんの側からすれば、うちの会社からの郵便物が来ない。中にはこの郵便物を待っている人もいるわけです。で、一部業務について言えば、この郵便が生命線ともいえるのです。その生命線がぷっつり絶たれると当然業務に影響が出ます。


で、お上からこんなお達しが出ました。


今日の午前中は、郵便の集荷作業を手伝うこと。


うちの会社、郵便の仕分け作業のためだけに数人の人を雇ってます(それだけ郵便が業務の中で重要なウェイトを占めているわけです)。その人の手伝いいったいなんだろうと思って聞いてみると、


係:「このハンコを押した郵便物を封筒から出して、こっちの新しい封筒に入れ直して」


私は麻袋の山を見ながら何のためかと聞くと、


係:「とりあえず、アイルランドの郵便局からは返金してもらって、新しく詰めた封筒を北アイルランドに持っていって、北アイルランドから投函するのよ」


考えましたね。確かに、北アイルランドから投函すれば普通どおり郵便は届くはず。アイルランド以外は。


でもさあ、そんな作業をさせるの?わしら、かなり忙しいのに。


ぶつぶつ文句をいいながら、古い窓付き封筒から郵便物を取り出して、新しい窓付き封筒に入れ替えるという単純作業をはじめる。始めてみるとこれが結構面白い。いつもコンピュータに向かって眉間にしわを寄せているような仕事だったのに、急に隣の同僚と無駄話をしながら手だけを動かすという作業になり、いつもと違う作業が結構新鮮に感じられる。…郵便局がストさえしなけりゃ必要がなかった全く無駄な作業という事実を忘れれば。


で、作業をしながらふっと気がついた。


あっ!この前麻袋に突っ込んだ私信はどうなる?


そういえば「指さし」が売れて、この前、麻袋に突っ込んだぞ。あと、他にも某航空会社に送った私信がある。会社の金(郵便料金)を使って私的なもんを送ったのがばれたら怒られるぞ。


慌てて同僚の机を見て回るが、ない。同僚に見つかる分にはかまわないけど、冗談の通じない某スーパーバイザーに見つかるとやばい。探すけど見つからない。


まあいいや、怒られたら怒られたで…と開き直って、1時間後、再び新しい封筒に入れられて集められた郵便物の山のところに行ってみると、おお、あった、私の私信。どうやら、手書きで窓なしの封筒に住所を書いてある郵便は別の山になって、手つかずで保管されていた次第。数はそんなに多くないけど、いちいち住所を書き直すのが面倒なので敬遠されていた模様。


私が私信を回収しようとしていると、なんたるバッドタイミング、例の冗談の通じないスーパーバイザーがやってきて、


「Snigel君。ちょうどいいや。その山も入れ直しといて」


…住所を書き直して詰めなおせというんですか。あんた、人が忙しいの知ってて言ってるでしょ。


反抗できるほど立場の強くない私は、泣く泣く住所の書き換えも始めたのでした。言うまでもなく、私の私信もどさくさ紛れにつめ直して送りました。かくして、指さしを注文された方、北アイルランドから届きますのであしからず。


掲示板によれば、アイルランドで郵便局のストが5ヶ月続いたことがあるそうな。…下手したら連鎖倒産とか起こるんじゃないだろうか。うちの会社ですらこんだけ迷惑を被ってるんだから。


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2004年03月29日(月) ついに実施。アイルランド禁煙化

春の訪れを感じさせる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は暖かくなってきたので風邪を引いたようです。頭がかなりがんがんしてます。ゆえに、仕事をする気がいつも以上にありません。ゆえに、こうして久しぶりに会社で日記の更新なぞをしているわけです。

ところで、本日3/29はアイルランドのある意味歴史に残る日です。


本日より、公共の場、全面禁煙


(以下、www.asahi.comより転載)

アイルランド、パブも職場も全面禁煙に 違反者には罰金

 アイルランド政府は29日から、あらゆる仕事場で喫煙を全面的に禁止する。飲食店からもたばこを締め出す試みは欧州で初めて。パブ経営者や愛煙家は反発しているものの、ノルウェーが6月に全国一律の禁煙導入を予定するなど、欧州で追随する動きが出ている。  企業を含む屋内の公共スペースが対象。実質的に、戸外や自宅以外ではたばこを吸えなくなる。違反者には、最高で3000ユーロ(約40万円)の罰金が科せられる。  人口が約400万人のアイルランドで、たばこと因果関係があるとされる肺がんや心臓病で落命する人は毎年、7000人前後に達する。他人が吐き出す煙がもたらす被害から国民を守る、との理由で、政府は立法に踏み切った。  最新の調査によると、常習的にたばこを吸っている人は全国民の約25%。98年と比べ、5ポイント低下した。その一方、「喫煙は国民的な趣味」と言われ、パブでは大半の客がビール片手に紫煙をくゆらせる。規制が十分に行き届くかどうか、注目が集まりそうだ。


(転載ここまで)

この話をご存知のない方のためにもうちょっと詳しく書くと、要はですね、職場で副流煙を吸わされるのは健康上好ましくない→だから職場を全面禁煙にしてしまえという法律なんですが、たとえば、レストランやパブ、こういうところもそこで働くウェイターさんやウェイトレスさんには立派な職場です。で、その職場で伏流煙を吸わされるのはけしからんから禁煙…というわけ。


かくして、アイルランドの公共の場は実質上全面禁煙になったわけ。もっともこう書くと、路上も禁煙になりそうですが、路上は禁煙の対象ではない模様。考えてみると、路上でごみ拾いをしている人には路上は職場なのですが、「屋外の職場をのぞく」という例外規定があるので路上は規制の対象にはならないのです。


このホムペでアイルランドの喫煙事情は逐一追ってきたつもりですが、紆余曲折の末、この公共の場での禁煙が実行されました。紆余曲折というのは、これ、本来なら去年の暮れあたりから実施されていたはずなのですが、一部の強硬な反対により2月に延期され、さらに今日に延期されたという事情があるのです(「指さし」には2月に実施とかいてます)。


で、ですね、確かに禁煙は今日から実施ですが、実際にこの法律が遵守されるかどうかはアイルランド人の間でも疑問になっています。一部のパブなどは公然と反旗を翻しているようですし、「分煙」はともかく「禁煙」は無理じゃあないかとか、やることが急すぎるなどの意見も出ています。私個人としては、おととし買い物袋の有料化を突然実施して成功した国ですから、案外うまくいくのではないかと思っています。ついでに言うと、かなりの愛煙家が禁煙を予定・または実行中ですしね。


私の素朴な疑問。


アイルランド中のパブにある灰皿はどうなるのだろう。


勝手な想像ですが、今週あたりアイルランドのパブを回って「灰皿ちょうだい」とお願いして回れば、結構な数の灰皿が集まるのではないかと思うのですが。アイルランドの灰皿コレクション。うーん、金もかからないしいい考えだと思いますが、タバコを吸わない私にとってはどうでもいい話。


タバコ問題、これで一応の決着がついたわけですが、今後も追っていきますよ。はい。風邪(頭痛)でいまいちな日記ですが、ご勘弁。


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2004年03月25日(木) ダブリンバスとチキンカレーの切っても切れない関係

昨日の日記を書き終えて、カレーを食べて、残ったカレーをお弁当箱に詰めて翌日のお昼もカレーを食べました。考えてみると、なんてつつましい生活。


で、その日の夜、ちょっと訳ありで、ダブリンバスの社員食堂で夕飯を食べることになりました。たぶん、私が関係者以外の日本人初ではないでしょうか。あんなとこで、メシを食ったアホタレは。


社員食堂は、オコンネル通りから数メートル引っ込んだところにありまして、「関係者以外立入禁止」の看板が掲げられています。…なのに、私が入っても何のお咎めなし。中は100人くらいは入れそうな社員食堂。


当たり前といえば当たり前ですが、お客は全員ダブリンバスの運転手。もっと正確に言うと、ここ、ダブリンバスの社員食堂じゃなくて実はCIE、つまりバスエーランなんかも入った社員食堂なんだけど中にいるのはなぜかダブリンバスの社員のみ。ともあれ、ノーチェックで入れるけど、ここで堂々とメシを食うのはかなりの根性がいります。トリニティカレッジのように、学生の振りして学生食堂を使うというふうにはいかないと思います。


で、注文すべくカウンターに行ってみた。

私:「何があるの?」
係:「チキンカレー」
私:「…それと?」
係:「チキンカレー」



選択の余地なしかよ。


これで三食連続チキンカレー確定!!


で、私をここに連れてきてくれた知り合いの運転手さんに聞いてみた。

私:「今日チキンカレーしかないの?」
運転手:「今日チキンカレーしかないの」
私:「へっ?」
運転手:「ここ、昼は何種類かメニューがあるけど、夕食はいつでもチキンカレーしかないの」



なんちゅう社員食堂やねん!


つまりなんですか。もしいつも夕方から夜にかけて勤務して、かつ、いつも食事を社員食堂で済ませている人は毎晩チキンカレーを食べているわけですか。


ダブリンに住んではや5年。ついに、ダブリンバスの最高機密を知ってしまった私。すなわち


ダブリンバス運転手の元気のもとはチキンカレーだった。


そう、チキンカレーなしでは夕方7時以降のバスは運行されないのです。あの11時30分ダッシュの最終バスも、運転手がマイクを使って歌いだすナイトバスもみーんなチキンカレーが彼らの元気の源なのです。ダブリンバスがなければダブリンの市民の足はなくなります。で、チキンカレーがなければダブリンバスの運転手は存在できません。この三段論法で行くと


ダブリンを支えているのはチキンカレーである


という「ダブリン、チキンカレーの法則」が成り立つわけです。


というわけで、今度夜にバスに乗ったら、運転手さんに


「今日のカレーはどうだった?」


と聞いて見てくださいね。ちなみに私の感想。


「ルーはまあまあだがご飯柔らかすぎ。量がめちゃくちゃ多かったので翌日胃がもたれた」


もしかすると、ダブリンバスの運転手が民営化を極度に嫌がっているのは、このチキンカレーが食べれなくなることを心配しているから…のわけはない。


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2004年03月24日(水) やっぱりネタを呼ぶ?アムステルダム(3)

まずはオフ会報告。


まず、私、何を血迷ったか、Anglers RestをAngelaにしてましたね。完全に焦って書いていたので。にも拘らず、20名(!!!)もの方に参加していただき感謝しております。


バスオフできたじゃねーかよ!(←心の叫び)


ちなみにですね、アイルランドには日本大使館が把握しているだけで900名に日本人が滞在しているそうな。で、そのうちの20名。つまり単純計算で2%の日本人が集結した計算になります。しかも、北はベルファスト、南はコークまで。ベルファストの人に至っては根性で日帰り。すごすぎる。


本当に皆様、ありがとうございました。


で、みんなに言われたこと。


オフ会の告知期間が短い!
今朝初めて聞いた!
もっと事前に教えてくれたら、バスツアーの参加者もいたのに!!



…と、まあ要は、宣伝活動の甘さ、宣伝期間の短さを指摘されました。まあ、別に商売でやるつもりじゃないので宣伝活動が甘かったのはともかくとして、宣伝機関が短かったのは素朴に反省してます。というわけで、3ヶ月後あたりを目安に「バスツアー・リベンジ編」を企画する…かも。ただいまより、ダブリンバスの某関係者(わかる人にはわかるあの人)とカレーをつつきながら謀略を練ります。謀略…と言っても、誰の利益にもならないただの作者の自己満足のための計画なんですけどね。



ともあれ、アムステルダムの続きです。


3/15および3/21の続きです。


美術館・博物館


アムステルダムには美術館も多い…ようです。で、私が行ったのがVan Gogh美術館と、国立美術館(べたべた基本セット)。率直な印象。意外と狭い。


パリの美術館が異常なだけかもしれませんが、アムステルダムの美術館はパリのそれに比べると非常に小規模です。中学校のとき、美術が2だった私はあまりいろいろ書くと不用意に突っ込まれそうなのでこの件はこの辺で退散。


アムステルダムでこんなことをして来ました。





ジュリアロバーツと2ショット写真撮影。


はい。行ったことのある人は御存知、Madam Tussauds(蝋人形館)です。ここ、ふだん主体性のないお連れ様のMausiが「どうしても行きたい!」と強硬に主張するので私が折れたわけ。私は入口で思いきり凍ってしまった。


入館料ひとり22.5ユーロ。


下手したら日本のB級遊園地の一日券が買えるやんか。


それでもポーカーフェイスで自分のクレジットカードで支払いをする私(素泣)。





で、中は、確かになかなか趣向を凝らしていて楽しめた。特に最初はほとんど、ディズニーランドのアトラクション状態。…最初はね。で、蝋人形もなかなかにしてよくできている。某、ダブリンのとはレベルが違う。…でも22.5ユーロはあんまりな気がする。





で、そんなこんなで、中央駅からの目抜き通りを歩いていて発見したもの。


アムステルダム秘宝館(英語で言うところのセックスミュージアム)。


Madam Tussaudsで22.5ユーロ払った(しつこい)私にとって入場料2.5ユーロはあまりに格安(1/8以下やん)。それならば騙されてみるか…と入ってしまった。


まず私は、入口で入場券を売るオッサンが、超やる気なしで目が完全に死んでいるのに気がつくべきだった。Madam Tussaudsのディズニーランドスタッフふうの妙な明るさとはえらい違い)。


で、ミョーに細長い建物(多分目抜き通りの一等地だから間口が狭いのだと思われ)を進むと突然、Madam Tussaudsに比べるとあまりに貧相で小汚いオッサンの蝋人形が突然右からぬうっと機械仕掛けで現れる。


長いコート姿。…こ、これはまさか。


私が凍っていると機械仕掛けの蝋人形は頼みもしないのに私の目の前まで進み出て、


「ほーら見てごらん」


と私の前でコートをはだける。コートの中には(自主規制)。そう、ストリーキング蝋人形。


だ、だ、だ、脱力。


ほとんどその場に座り込んでしまいそうになる。


脱力感が拭えず、階段の手すりにつかまりながら二階へ行くと、そこにはハガキサイズの写真がところせましと陳列されている。


写真で見る1900年(頃)から現在までのXXXの変遷


私は専門家じゃないからかも知れませんが、ひとこと言っていいですか。


やってることは全然今と変わってないやん。


だいたい日本が明治のご時勢(つまり写真のフィルムがバカ高で写真が「ハレの日」の道具だった時代)にこんな写真を撮っていたアホタレが地球上にいたかと思うと再びそこはかとない脱力感に襲われる。それに、こんな写真など、ネット全盛のご時勢、ちょっと検索をかければいくらでも発掘できるっつうの。


さらに三階に進むと(進む気力が残っていたことを誉めてください)、その一番奥に4畳半くらいの「個室」が。中に入ると横幅4メートル、直径1メートルくらいの絵がかかれたロールがゆっくりと回りはじめ


人類の性の歴史の大脱力スペクトラドラマ


さらには「世界の秘宝館」とかいう名前で、熱海の秘宝館が写真入りで紹介されている。


これで10ユーロ払ってたら、絶対「金返せ」って入口で暴れてたな。そういう意味では2.5ユーロって、この上なく妥当な値段だわ。ちなみに中にいたのは、私を含めバカップル数組と、中国の奥地から出てきたといった趣のカメラを首に下げたオッサン数名のみ。


脱力しつつも続く。

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2004年03月21日(日) やっぱりネタを呼ぶ?アムステルダム(2)

3/15の続きです。


なんだかんだでアムステルダムについた私。時間に正確な(はずの)ドイツ国鉄が1時間以上遅れたおかげで私がアムステルダム中央駅に降り立ったのは午後9時過ぎ。


まあ、これからいろいろあるわけですが、いちいち書いていくとただ冗長になってつまらない(いつもの日記がそうなのかな)ので時系列順ではなくテキトーに。


お宿


友人やさらにはちょっとちらっと見たウェブサイトによると、中央駅付近の治安はお世辞にもよくないらしい。で、中央駅付近に2ツ星程度のホテルが多数あったが、そういう理由でパス。いちおう、高級ホテルには泊まる金はないがユースは嫌だ…というわけで、ネット上で見つけたちょっと郊外にあるホテル。何と4ツ星で、ダブルルーム一晩75ユーロ。4ツ星ですよ。4ツ星。なのに、中央駅付近の2ツ星ホテルと値段がさほど変わらない。これは掘り出し物だとそこに予約する。


で、トラムに10分ほど乗って行ってみると、そこにはこじんまりとしたホテルが。ロビーは確かにきれいだけど閑散としており、受付に巨大な男性が座っているだけ。部屋に行ってみると、まあ、こぎれいだし、バスルームもバスタブ付できれいだけど、どう見ても4ツ星とは言えない。逆に言えば、これで4ツ星なら一体2ツ星のホテルって一体どんななんだ?


これに対する同僚の証言。


「中央駅付近のホテルに泊まったけど、うるさいし、部屋は汚いし、狭いし最悪だった」


で、物知り顔の友人は…


「あのな、パリとかアムステルダムのホテルはすごく基本的なシンプルなものばかりで、あまり豪華とかじゃないんだよな」


だそうです。個人的にはトラムで10分程度なら喜んで閑静な住宅街にあるホテルを選ぶけど…もしかしてこれってトシをとった証拠?


カナルツアー


全く知りませんでしたが(←高校の世界史の時間はきれいさっぱり寝てました)、アムステルダムはその昔から交易都市として栄えて、ゆえに運河が張り巡らされたそうな。そうなると、当然のように出てくるのがカナル(運が)ツアー。要は、アムステルダムの町を運河の船から見てみようという。別に、アムステルダムじゃなくても、デンマークのコペンハーゲンでもやったし、ベルギーのブルージュでもやったし(どちらもこのホムペのどこかに書いてます)、アムステルダムくんだりまで来てやる必要はない…と思ったものの、やっぱり歩かなくていいというのはポイントが高い(やっぱりトシでしょうか)。かくして1時間8ユーロのツアーか、一日乗り放題で15ユーロかで悩んで、結局一日乗り放題15ユーロのパスを買う。


大失敗。


よくよく考えれば分かりそうなものだけど、歩くより遅いようなゆっくりのボートに1時間も乗っているといい加減飽きてくる。しかも、このボート「水上バス」を名乗るだけあって、座りごこちも最悪。汚い表現で恐縮ですが、ケツが痛くなる。




で、「水上バス」なので14ヵ所ほどバス停があるのだが、次の便が来るのは1時間後とかそれ以下。つまり、一度乗ったら、とりあえず最後まで(環状ルートになっているので最初の場所に戻ってくるまで)乗っていようかという気分になる。ダブリンのようにバスが15分毎にでも運行されていれば別ですが…。カナルツアー、別に否定はしませんけど、1時間乗れば十分です。


アンネフランクの隠れ家


出ました。日本人観光客の基本。いわずもがな、「アンネフランクの日記」で有名になったアンネフランクの隠れ家。ここ、某ホームページによると…


「ここは混む。とにかく混むから、朝9時の開館と同時に行くか、午後9時の閉館直前に行くこと」


なるほど、カナルツアーで通りがかったときに見ると、建物の外まで行列ができている。建物の外の行列はせいぜい20メートルくらいだけど、きっと建物の中にまで大行列が続いているに違いない。


…というわけで、午後7時過ぎ、戻ってきました。


閉館。


冬季は午後7時閉館…だそうです。


こうなると意地でも見たくなるのが人の性。翌日午後5時ごろ戻ってきました。そこには…
行列なし。チケットカウンターまで直行(待っていた人:0)


ビバ・オフシーズン。


アンネフランクが実に裕福な家庭に育ったこと、それから隠れ家が意外と大きかったことが印象に残った。…ま、8人も住んでたんだから…ということになりそうだが、でも8人の多くが自分の部屋を持っていたという事実にちょっと驚いた。「平和の大事さを痛感した」とかいうおためごかしは小学校の感想文ではないので割愛。ちなみに、館内はやはりといえばやはり日本人が多かった気がする。でもこれってちょっと不思議。「アンネの日記」は決して日本だけでヒットしたわけではないと思うのだが…。



続く。



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2004年03月19日(金) 《業務連絡》25Aのバス停

オフ会、今日です。25Aのバス停ってどこやねん!というご質問をたくさんいただきましたので、以下答え。ケータイ番号が分かっている方にはSMSにて送っております。

25Aのバス停ですが、先日の大事故のために、移動をしたようです。移動先ですが、O’Connell BridgeからSouth QuayをHeuston Stationに向かって(つまり川上に向かって)歩きはじめます。で、Ha’Penny Bridge、Millenimu Bridge、Grattan Bridgeを過ぎると、Civil Office(どでかいビルだからすぐ分かる)がある Wood Quayより出ます。

ところで昨夜、このオフ会をすっぽかす夢を見ました。正夢にならないように気をつけます。それでは、後ほど。


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2004年03月17日(水) オフ会、これが最終決定。誰が何と言おうと(笑)

オフ会。散々悩んだ挙げ句に、やっぱり私のお気に入りの隠れパブ、Angela's Restでやることにしました。なんで悩んだかというと、町からちょっと遠いのよね。しかも回りは森で家一軒ないようなとんでもないところにある場所。


ただ、ここ、そのロケーションの悪さゆえにダブリン市内にありながら、イナカのパブのようないい雰囲気なのよ。まじで。こんなサイトがあったのでおヒマな方は見てみて。私が自信を持ってオススメするパブです。


ここに午後2時集合。ちょっと遅いランチを一緒に食べましょう。


車で来られる方:

City CentreからSouth Quay(N4)をHeuston駅方面へ。Heuston前で橋を渡ってLiffey川の北側の道をさらにChapelizodへ向かって進む。


Chapelizodという村についたら、Y字路を右折(脇道に入る)。この交差点、右側に自動車販売店とパブが見えます。


そのままセンターラインのない(でも交通量は多い)狭い道を1キロほど進むと絶対自転車では登れないような急坂に差しかかります。これを上り切ったところにある十字路(正確にはX字路)を左に行くと今度は坂を下りはじめます。


その交差点から300メートルくらい行った右側にあるのが目的地のパブです。駐車場は反対側にあります。


こう書くと遠そうですが、シティセンターからなら車で10-15分程度です。


バスで来られる方:

ちょっと面倒です(苦笑)。
例の大事故をやったバスルート66、67、68、69または25A(そのほかにも数ルートあるけど割愛)で、Chapelizodまで来てください。バス停はSouth Quayにあります。乗車したらバスの運転手さん、あるいは信用できそうな乗客に「Chapelizodの村に入ったところにある右側にエッソのガソリンスタンドがあるバス停に着いたら教えて」とお願いしときましょう。


Heuston駅を出て、右側にずーっとえんえんPhoenix Parkを見てて、突然村の中に入ったら、そこがChapelizodです。ここまで所要おおよそ15分(ただし、Quayが混んでたらもっとかかるよ)。で、右側にエッソのガソリンスタンドが見えたらバスを降りましょう。で、バス停からすぐ右に見えるY字路の交差点を右に入り、あとは車と同じ。


…なんだけど歩くのは大変でしょうから(多分20分くらい歩く)、このバス停まで作者がお迎えに上がります。お迎え希望の方はできれば、City Cenreを13:37発の25Aに乗っていただけるとお迎えの関係上すんごく助かります。本当ならCity Centreから車を出したいんだけど、Paddys Weekendの関係で道路の規制なんかがまだ続いている可能性があるのでこういう形とします。


お迎え希望の方は、作者までお急ぎメールにてケータイの番号を教えてください。折り返し、こちらからSMSでご連絡させていただきます。ケータイがない人はメールにて応相談。帰りは、6時くらいにシティセンターに送らせていただくか希望者多数の場合はChapelizodのバス停まで責任を持って送らせていただきます(Snigelは飲まないということ)。


…ちゅうわけで、企画が二転三転してかなり失敗するような気がしますが、まあ、難しいことは抜きにして、楽しくやりましょう。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。


なお、「参加希望」のメールはお迎えが必要でない場合特には不要です。ただし、念のために作者のケータイ番号が欲しい方はメールをされたほうが吉。前回の「バスツアー」に参加希望を出された方は自動的に参加と勝手に解釈しております(笑)。


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2004年03月15日(月) オフ会企画変更・やっぱりネタを呼ぶ?アムステルダム(1)

さて、企画しておりました第8回オフ会ですが、バスツアーは大変に申し訳ありませんが、参加希望者が最小催行人員に満たなかったため、予告通り中止とさせていただきます。楽しみにされている旨のメールもいただき、参加を希望されていた方には本当に申し訳なく、開催にこぎつけるだけの参加者を集めることができなかったことは立案者として力不足であり、まさに私の不徳の致すところです。


ごく正直に書くと、実は最小催行人員15人でひとり15ユーロの参加費では赤字だったんですよね。実際20人くらいの参加者か、あるいは費用を20ユーロにしたかったのですが、20人の参加者は実際今までのオフ会の経験からして無理のある人数だし、20ユーロは高すぎる。


で、まあ数人分くらいの費用は私が損失補填する覚悟だったのですが、さらに15人を切ってしまうとちょっと無理をしすぎかなあと…。かくして今回の企画は残念ながら企画倒れということで。


ただ、未練がましいことは認めますが、この企画、このままお蔵入りさせてしまうのはあまりに惜しい。私の頭の中では、かなり周到に計画が進んでおり、まあその計画通りにことが運ぶという保証はどこにもないのですが、やればかなりユニークな企画になると思います。ゆえに、私としても一度やってみたい企画なので、もし15人以上がいつか集まりそうなら作者までご相談ください。ただし、バスの配車状況等(例えば、平日はバスに空きがないのでほぼ無理)によりますのですべてが希望通りに行くとは限りませんが。


あ、対案ですが、結局「パブでランチ」ということに落ち着くと思います(他にやることはないんかい)。ただ、この週末はPaddy’s weekendの絡みでパブが混んでそうなんですよね(それを逆に見繕ってオフ会の参加者が多いのではないかと踏んだら見事に裏目に出た次第)。近日中に場所をご案内させていただきます。某郊外のSnigelがお忍びで(別に忍んでないけど。ちなみに一部の方が思ったあそこじゃないんですよ)パブにしようかと思っていますが、遠くから来られる方を考えて市内にするかも。ともあれ、今回のバス企画が企画倒れになりましたこと、重ねてお詫び致します。


さて。気を取り直してアムステルダムの話です。今回の旅行でつくづく思ったことは、私は「単身赴任のお父さん」化してる…ということ。そりゃアホタレといわれりゃそれまでですが、今回も、いつも通り、ダブリンからロンドン経由でハノーバーに飛び、そこから列車で5時間近くかけてアムステルダムへ。よく考えりゃダブリンから直行便で2時間あれば余裕でたどり着く場所へ12時間以上かけていく私はかなりのアホタレです。


こんなアホタレなことをした理由はいちおうありまして、もともとアムステルダムなんて行く予定じゃなかったのです。で、先にいつも通りハノーバーまでのチケットを買ってそのあとでまさにひょうたんからこまでアムステルダム行きが決まり、別に鉄道のチケットを買った次第。


で、今回自分が単身赴任のお父さん化してると思った理由はロンドンからハノーバーまでのフライトにて。フライトのスッチーさんがいつ乗っても同じ人なんですよね。で、ドリンクのサービスに来たボスッチーさん(=ボスのスッチーさん。英語で言うとこのFlight Supervisor)に話しかけてみた。


私:「なんだかいつもハノーバー線に乗務されているみたいですね」
ボスッチー:「私もお客様のこと覚えてますよ。いつも同じ席にお座りで」



………。


喜ぶべきか悲しむべきか。まあ、喜ぶべきなんだろうけどね。何せ、このボスッチーさん、部下のスッチーさんに


ボスッチー:「こちらのお客さまにドリンクを二杯差し上げて」

…お心づかいありがとうございます。ちなみに、この続きが後ほど出てくるのだが、それは次回のお楽しみ。


ハノーバーに到着後、そのままS-Bahn(近郊列車)でハノーバーの中央駅まで出て、そのままIC(Intercity=鉄ヲタ以外には興味のない話)に飛び乗る。


それにしても乗った特急列車はガーラガラ。見てくださいよ。これ。




1両完全貸切(ちなみにこの車両の半分くらいはチャリンコなど用のスペースです。)


しかも運転席のドアーはかなり大胆に開け放されてます。その気になれば列車強奪くらいすぐにできそうです(してどうするという疑問は無視)。




しかも運転手さん、車掌さんと話し込むのはいいですが、前なんか見ちゃいません。そりゃ鉄道なら脇見運転で道路から転落とかあり得ないからいいんでしょうけど。なんだか「ドイツ国鉄」とか聞くと、いかにも時間に正確でマジメにやってそうですが、日本のあの「指差確認」に比べりゃ、いい加減なもんです。


続く。

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2004年03月14日(日) オフ会 業務連絡

業務連絡です。アムステルダムの話はとりあえずのちほど。
で、オフ会の参加希望、ただいま参加者が開催かどうかの瀬戸際です。
参加ご希望の方は月曜日の午後8時(言うまでもなくアイルランド時間)までに作者メールをお願いします。最小催行人員に満たない場合は企画は中止します。


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2004年03月05日(金) 作者不在のお知らせ(+オフ会開催のお知らせ)

オフ会告知はこちらまで。




本日もご来場いただきましてまことにありがとうございます。さて、せっかくご来場いただきましたのに恐縮ですが、作者、ただいま例によって不在です。3/14までアムステルダムに逃亡しております。ええ、アムステルダムですよ。アムステルダム。コーヒーショップに飾り窓に…もううはうはなアムステルダムですよ。一つ確実に言えること。


カノジョと行く町じゃないやね


カノジョと一緒に行くとなると…


アンネフランクの隠れ家(日本人観光客の定番)

ゴッホの美術館


とまあ、急にウソくさく文化の香りがしてくるわけです。ただねえ、これ以外ではハイネケンの工場くらいしか思いつかない。しかもハイネケンの工場も、「ダブリンにギネスがあるんだからアムステルダムにはハイネケンの工場があるべえ」というくらいの理解でして。本屋に行ってガイドブックを買おうとしたけど10ユーロ以上するのでパス。かくして


飾り窓
コーヒーショップ
アンネフランクの隠れ家
ゴッホの美術館
ハイネケンの工場(推定)



これだけの知識でアムステルダムに行ってきます。どうなりますやら。


余談ですが、3/6土曜日の午後5時からNHK第一ラジオでやってる「地球ラジオ」に5分ほど出演します。おヒマな方は聞いてみてください。お題は


ダブリンバスについて(おいおい)


オフ会への多数のご参加をお待ち致しております。参加者へのご連絡は3/14以降となりますのでその点あらかじめご了承ください。かなり滑り出しがいいので開催はほぼ間違いないかと思います。

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2004年03月03日(水) オフ会詳細発表

オフ会告知:
こちらへ。



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2004年03月02日(火) St. Patrick's Dayの花火の特等席、教えます

3/17は言わずと知れた、St. Patrick's Dayです。で、このネタは本当はSt. Patrick’s Dayが近づいてからやればいいのですが、今週末から来週末まで恒例の海外逃亡を図る私、このネタをアイルランドに帰ってきて、St. Patrick’s Dayまでに更新できるか謎なので、早すぎることを承知で今日紹介してしまいます。


で、St. Patrick's Dayといえば、パレードもさることながら、それと同じくらい…あるいはそれ以上に人気があるのが花火。ただ、この花火、特に町から見ようとすると、人ごみのおかげでほとんど見れません(隅田川花火大会状態)。でも実は、地元の人も知らないようなとんでもない穴場があったりします。今日はそこのご紹介。


場所はここ(地図上の赤い部分)。



御存知の通り、St. Patrick's Dayの花火は、Liffey川の河原から打ち上げられます。で、打ち上げる近所は当然通行止め。この立入禁止区域から100メートル程度のところに、Sheriff Streetという通りがあります。ここ、下に貨物の引込線がある関係上、陸橋になってます(地図上赤色の場所)。。で、その南側は貨物の操車場の跡地で広大な空き地。そう、ここが立入禁止区域にいちばん近くて、かつ、一段高いという完全に「おいしい」スポットなのです。



行き方は至って簡単。Connolly駅からNorth Strandを北上して、North Circular Roadとの交差点(葬儀屋がかどにあります)を右折、DARTのガードをくぐってしばらく行ったところです(地図上、緑の点線参照。駅から徒歩10分程度)。



ここ、例年、道路端の壁(腰の位置くらいの高さ)際に子供が陣取って、反対側の壁にも人が陣取っている程度で「混んでいる」という印象は受けません。ところが、残念なことに、どうやらこのあたりにも開発の手が入るらしく、数日前に写真撮影に行ったところ、人の背丈以上の高さの壁が設置されてました(写真奥の水色部分)。ゆえに、今年は「砂かぶり」のスポットは例年の半分以下になってます。もしかすると、この貨物の操車場の跡地にも開発の手が入って、このスポットも今年限りになるかもしれません。


実は私、このスポットで例年密かに花火の鑑賞をしているのですが、例年ですと花火が始まる15分前、つまり7時45分頃に行けば、特等席はほぼ間違いなく確保できてました。でも今年はこの壁のせいでどうなるかちょっと微妙。


また、このエリア、ダブリンでも屈指のすさんだエリアですので、ダブリンをよくご存じない観光客の方はあまり近寄らない方がいいと思います。その点をご了承の上この情報をご利用ください(「責任は取れないよ」ということ)。あ、なお、Eastwall周辺は例年車両の進入規制をしてます。車は私のようなインチキをしない限り入れませんのでその点も注意。


余談ですが、8年前の今日3/2に初めてアイルランドに来ました。8年ですよ。8年。途中確かにブランクがありましたが…8年です(しみじみ)。

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2004年03月01日(月) Snigelがお疲れの理由

だーれもワカメを引き取りに来てくれないし、オフ会の参加希望も来ないして、ちょっと拗ねているSnigelです。こんばんわ。


オフ会、未だ先方の承諾を得ていないので公表できませんが、なかなか独創的なことを思いつきました。ちょっとしたイベントです。最小催行人員15名…と大きく出ます。詳細は数日中に。


2/20に会社の直属の上司、主任さんが辞めてしまいました。優雅というか何というか、半年ほどアジア放浪の旅に出るそうです。それはそれで慶賀に絶えないのですが、問題がひとつ。


誰がその主任さんの後がまになるのよ?


かくして呼ばれた、部長室。部長と私の会話。


部長:「Snigel君、主任の席に立候補する気はないかね」
私:「…ありません(きっぱし)」



…交渉、2秒で決裂。


部長:「しかし、Snigel君、君ももうここに勤めて2年経つだろう。会社としてもヒラで飼い殺しにするわけにはいかないんだよ」
私:「人の上に立つのは趣味じゃありませんから(きっぱし)」



そうなんですよ。ヒラの負け惜しみと言ってくださってけっこうですが、会社組織なんて、一番上に立てないなら一番下にいる方がいいと思いません?中途半端な中間管理職なんて上からも下からも双方向につつかれてろくなことがない。特に主任さんってのは他は知りませんが、うちの会社の場合、下からつつかれて上から怒られてろくなもんじゃないと言い切れます。ちょっとくらいの昇給で不必要な責任を負わされるのはまったくをもってごめんです。


とはいえ、何だかんだで新しい主任さんが決まるまで「主任代行」をする羽目になった私。もう、それだけで疲れ果ててます。来週はまるまる休暇で再来週にはたぶん私の知らないところで主任さんが決まる…はず、なので今週1週間がヤマ場になりそうです。ま、いつもサボってばかりなので、たまには働かないといかん…と思ってます。


すいません。今日は疲れているので、オチも何もなしですが、このへんで。


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