ケロ語
お母さん、ここぺっこんでるよー(溝を指して)
お母さん、カレーぴっかぴっかー?(お皿が空になることらしい)
夕飯の時におだてたりなだめたりしてお皿全部ぴっかぴっかになった。
* * *
突然社長に「(ぴ)さん、株やってるの?」と聞かれた。「えっ!?やってるってほどやってませんが。何で分かったんですか?」と聞くと「そんな気がした。」とにやり。「あんまりはまらないようにね。」と余計な忠告まで頂いてしまった。はまるほど種銭がありませんから大丈夫です。でも何で分かったんだろうか?昼休みに証券会社のボードの前に立ってた…なんてことはなかった筈なんだけど。どきどきどき。顔に出るのかしら。
昨夜遅く、着物を箪笥に仕舞ってみた。
…ぱんぱん。
まだこれから着物1枚と帯2本届くんだけど。 やっぱり要らないものを整理して、箪笥に入るだけにしよう。いつの間にかポリエステルの袷が3枚、正絹袷が2枚、ウール単が1枚、綿単が1枚、ポリ単が1枚、浴衣が2枚に、また今度正絹袷が1枚届く。帯もいっぱい。小物も一杯。持ちすぎだ。
* * *
土曜日から前転の練習に余念がなかったケロ、ほぼ完成。一緒に「お母さんもくるりんしてー」と言われてやらされるのが辛いが。(やりすぎると気持ち悪くなるんだけど。私三半規管弱いもんで。)
今日も引き続きケロ痒がり中。床暖房からエアコンに戻したせいもあると思うので、昨夜から床暖房にまた切り替え。以前は痒いことを「かいかいー」と言っていたが「痛い」というようになって心配。
と思ったらご飯を食べてから口を指して「痛いー」と言うので「虫歯だったらどうしよう。歯磨きしてみようか。」と寝かせて歯磨きをしたら*本当に珍しく*おとなしく磨かせてくれて、一応「痛いの治った?」と聞くと頷いたが、昼に食べた鮭の骨でも歯茎に刺さったかと心配したよ。
もしかして「痛い」と言うと私が真剣に心配するから、不快な状態を表現する手段なのかしら。人に触れれただけでも「痛いよー」と言う時あるしな。
…と思ったら風呂上りに「痛いー」と言い出してミッフィーのバンドエイドを持ってきたので「どこが痛いの?」と聞くと人差し指を出し、反対の手でもやり、「痛い痛い、いっぱーい」と喜んでいたのでやっぱり嘘くさいよ。
* * *
何故か突然お店屋さんごっこ。 私が座っているのとぜんぜん別の場所に椅子を置き、その上におもちゃを載せて「くださいなーっ」と絶叫。「はいお待たせしました。こちらですね、100円です。」と言うと手のひらから何かを取って渡す真似。「お包みしますか?」「はい」というのでてきとうな袋に入れて渡すと頭を下げていなくなった。 すぐ舞い戻ってきて「くださいなーっ」「はい200円です」とお金を貰い「お釣りです」とおつりを渡す真似をすると口に入れていたので「おつりは食べないで下さい」と注意。 延々15回くらいリピート。
先日うっかり買った着物関係の品が次々と到着。基本的には新品を買うようにしているけれど、やっぱり安いものにはそれなりの理由がある。(織りキズとか染めキズとか。)今は練習用だし目も利かないからいいけど、お金持ちになったり「一生着物生活をするわっ!」と決意を固めたら、もうちょっと良いものが欲しいな。 …色々買ってるけど、まだ良いスーツ1着分くらいの筈よ、ちゃんと計算してないけど。(タンス除く。)
ケロ語 かぱかぱ=馬の足音、こぽこぽ=狸の腹鼓、ぽーぴーぽーぴー=パトカー 繰り返しの擬音、切る位置が何故か違う。
ケロは色々なことを順序だてて説明しようとしているが単語の数が少ないのと発音が不明瞭なのでうまく伝わらないことが多い。きっと喋っている以上に論理的な思考をしているんだろうと思うが、どうなのかな。(いや子どもの理屈だけどね。)
NHKで能をやっていたら、お囃子の太鼓を見て自分の太鼓を持ってきて「ポン・ポン・ポン・ポポポポポポ…ポン」とやっていた。たまに相撲見てるから?
お腹をさして「痛いー」と言うので心配したら「ぴっぴー」とミッフィーのバンドエイドを要求して、貼ったら治ったらしい。本当にお腹が痛い時はどう分かるんだろう。
* * *
待ちかねた着物箪笥が届いた。しかし収納予定位置が片付いてないので廊下に放置。着物類の寸法を測って写真撮って仕舞おうと思ってるけど、まず仕舞ってからの方がいいか。うーん。 っていうか着物着ようよ、自分。襦袢の身幅が合わないからうそつき襦袢を作ろうと思いつつはや1ヶ月。高いもんじゃないんだからそろそろあきらめて買おうかしら。その気になれば量産できるようなものなんだけどなぁ。 せめて家で浴衣着て所作に慣れておくか。
* * *
夜、着物整理しようと思ったらケロが体中痒くてぐずり、離れられず。以前ギョウザの後で2回足を掻きまくっていたことがあって、肉の鮮度が問題かと思ったりしたけど、今回は肉食べてないけど何のせいだろう。何にしても可哀想だ。
職場で社長の自分語りを拝聴していたら仕事の時間が少なくて来週へ持ち越し多数。でもオーナー社長だから雇った私たちを働かせないのも社長の勝手。
* * *
群ようこ「きもの365日」(2006-029)
読了。群さんの本はほんの少ししか読んだことないんだけど、前に読んだ「きものが着たい!」や猫のエッセイの淡々とした口調は好ましい。そして私も週1で着物着たら1年後には素晴らしい着姿になれるかしらなんて夢を描く。
昼間外を歩きながら「某オクはしばらくやめよう。掘り出し物は買っておかなきゃってつい手が出るけど、全体が掘り出し物市場なんだからお金が幾らあっても続かないじゃないか。見たら欲しくなるのが人情。」と決心したのに、また色々買ってしまった。一度見送った着物が再出品されてて敗者復活で入札したらライバルがいて高い買い物をしてしまった。くうーっ。
色々合わせていまいちなものは早めに元の市場へ戻そう。収納場所の問題もあるし、手入れの時間とお金の余裕がないし、年齢的に今しか着られなそうなものも買ってるから、今似合わなければきっと着ない。(若いお嬢さんの着物みたいなのを着ずに過ごしてるので若めのものもつい買ってる。) 群さんがアンティーク着物ブームに「繰り回しとか染め替え知ってるのかって言いたい」と青木奈緒さん(また例の幸田ファミリー)に熱く語ったと書いてあったが、私だって1,500円で買った江戸小紋を何とか洗い張りして染みが落ちなければ色掛けてもらって縫い紋入れてもらおうかしらなんて5万円コースで考えてはいるが、実際には一つ紋の色無地が5千円とかで買えちゃうのを知っているのでよほど気に入ったものでないと難しい。私の女紋がまた五三の桐なので選び放題なのよね。(関西の女紋は大抵五三の桐らしいけど、うちのは本当に五三の桐、と言われている。じゃあ他の家のは?)自分で和裁できればまた違うんだろうな。(幸田文さんは浴衣半日で縫ったという。)
ところで私の着物熱、いつ冷めるの?そろそろギボン「ローマ帝国衰亡史」とか読みたいんだけど、図書館に行くとつい着物の本ばかり借りてしまうよ。
* * *
鶏の胸肉を塩胡椒でソテーにしたら、Qがテーブルに手(前足)をついて匂いをくんくんしに来た。Qの生家の近所には焼鳥屋があって、半ノラだったQはよく残り物を貰っていたらしいんだが、三つ子の魂百までね。少し分けてあげた。
ケロ語。 こっこしゃん=にこにこさん=(スマイル君) ぼーしだよ(サインペンのキャップ)
* * *
今朝出社するとマネージャーは本当に退職が決まっていた。絶対社長がそういう風に話を持っていったんだと思うんだけどなぁ…。同僚Aさんとは「こんなに家に近くて、仕事したい時はいつでも入れて(シフト制じゃなくて)休むときは自分の都合で(お客さん都合がなければ)休めて、残業殆どなくて、人間関係良くて、時給が高いパートはないだろうから、二人でできるだけ長く働こう。辞めるときは一緒ね。」と確認し合う。最後の奴はOLっぽいでしょ、ぷぷぷ。
また着物関係数点購入。土曜日に着物箪笥が届く予定。
職場で大変なことが。昨日からマネージャーがお休みで「風邪かなー」「雪で転んだって言ってたけど骨でも折れてたのかなー」なんて同僚Aさんと話していたのだけど、実は社長曰く「精神的にちょっと、このまま来ないかもしれない」とのこと。うへー。 社長の話をよく聞くと鎖骨が折れんばかりに社長から肩を叩かれていたとしか思えないのだが、社長は「本人も後から入ってきた人の方が仕事ができて怖いって言ってた」とか言うんだけど。それは私のことでしょうか社長。リーマン経験が全然違うんだから私のほうが出来て当たり前だと思うんだけど、これでもマネージャーを立てるようにしてきたつもりだったのでそういう言われ方はショックだわー。
* * *
保育園にケロを迎えに行き、一緒に歩く帰り道に大きな雪だるま。ケロは「ゆきだーまさん、さむいねー」と話しかけていた。可愛くて頭からガリガリ食っちまおうかと思ったわ。
で買い物に行きたいらしく「○△?」とお店の名前を半疑問系で何度も言うので、リクエストに答えて買い物に行った。家人に頼まれてた買い物半分して半分忘れた。
夜、うっかりまた着物関連色々購入。いや本当に「うっかり」としか言いようがないなぁ。 ついでに家人をけしかけて家人に中古車を購入させる。
ゆきやま=ゆきだるま ケロがお風呂で遊ぶカップ2つを重ねて「ゆきやーま」。
ばばけだぞー=お化けだよー 手に小さい箱などをはめて「ばばけだぞー」と人を脅す。「きゃーこわーい」と言うと大喜び。(お化けとか教えて欲しくはないんですが。)
某身内宅に朝電話で了解を取って、今日こそ「でんしゃ、じーちゃんばーちゃん」。ケロ大満足。更にバスまで乗って幸せ口切一杯。 某身内宅ではケロの好物ばかりが満艦飾でテーブルにひしめいていた。でも帰りの迎えが遅くて、ケロ帰りたくて帰りたくて大泣き。頑張った。
朝、ケロが昨日の出来事を家人に説明して「エアコンぴんぽーん、ぶーぶー(鼻を押して)」と、コンプレッサーの動作音を真似しながら豚の真似をしていた。普段はよく「もーもー」と言いながら鼻を押してる(豚の鳴き声がよく分かってない)のだけど。
朝は重装備で早めに家を出た。四足の方が転ばないだろうと思いベビーカーで出発。途中で「でんしゃ、じーちゃんばーちゃん」と言い出したので「雪がなくなったらね」となだめると大泣き。
ケロの手袋を片方落としてしまったので、昼休みにダイソーへ行ったが売ってなかった。「仕方ない。家で作ろう。今日の帰りはどうしても寒ければ靴下でも手に履かせよう。」とあきらめて保育園に迎えに行ったら「てぅくーろは?」とこんなときに限って聞く。ああああー。 他の用事もあったので「手袋なくなっちゃったから、買いに行こう」と帰り道に別の店に探しに行きフリースの緑の手袋発見。ケロのOKが出たのでそれを買ってすぐにはめて無事解決。
ケロが突然賢くなった。朝木製レールで線路を作り家を並べてそれらしくレイアウトしたり、馬が走るのを見て「かっぱ、かっぱ」と言ったり、あと何だっけ。書いてみると大して賢くはなってないようだ。
ようやくエアコンの修理。しかし待ちかねただけあってちゃんと直してくれたうえに「保障期間過ぎてすぐなので」と修理代丸々無償にしてくださいました。メーカーとしては保障期間が切れてすぐに壊れるというのは正しい寿命なんじゃないかと思うが、サービス部門としてはクレーム言われる前に先回りして無償にしてしまうのかしら…なんて余計なことを思いつつありがたく受ける。
やはりエアコン修理は明日に延期。
ケロはこの間買ってあげたプラスチックビーズを入れたり出したりしている。取っ手つきの容器を自分で持って「きれーねー」と嬉しそう。色が混じるときちんと分けなおしている。
ポケットがたくさんついたズボンを自分で引き出しから出して履き、「いきっと(ポケット)、いっぱーい」と喜んでいた。
夜、自治会の新年会で元職人のYさんがお寿司を握ってくれた。すげーうまかった。
ばりばり読書。
鶴見和子「きもの自在」(2006-010) 聞き手 藤本和子 昭文社
社会学者の鶴見和子さんは1年365日着物を着るのだそうだ。着物に対する志向(嗜好)の明確なのに惚れた。着物は馴染ませるのじゃなくて色をぶつけなくちゃいけないのだそうだ(洋服はブレンドだけど着物はコントラスト、と。これが難しいんだよなぁ、着物初心者には柄on柄のぶつけ方が分からなくて。)そして世界中の布を着物にしたり帯にしたりして着こなすのが素晴らしいわ。 聞き手の藤本和子さんは黒人アメリカ文学者で配偶者はユダヤ系アメリカ人だそうで、衣類の共有についてアフリカ系アメリカ人家庭のスタイルとイスラエルのキブツについての話が引かれたりしてエキサイティングだった。
幸田文「父 その死」(2006-011) 新潮社
どうやら文庫「父 こんなこと」と同じ本だった。でもずいぶん前に読んだものでうろ覚えのところも多く二度目でも楽しめた。桜と紅葉の振袖の話も載っていた。
青木玉「幸田文の箪笥の引き出し」(2006-012) 新潮社
さらに幸田ファミリーリーディングで青木玉さん。鈍色(にびいろ)に関する金田元彦さんの記事から先日読んだ本の対談相手の吉岡幸雄さんと知り合った様子が書いてあって納得。対談の内容に共通する話がだいぶ多いんだけれど。(対談の方が親切すぎて逆に話題が薄くなってる気がするな。) 黒い羽織が似合わない娘のために小紋柄をはめ込むなんてセンスは真似しようにも真似できないが、色々な着物のエピソードが読めて楽しかった。
幸田文「きもの」(2006-013) 新潮社
これも再読なんだけど、読んだ頃は着物に興味がなかったので読み飛ばしていたことがぐっと私に近づいてきた。「昔は寒いときに着物下に綿入れの筒袖胴着を着ていたらしい」「やっぱり私もるつ子と同様ウールの着物だめかも」「手拭いで作った浴衣を寝巻きにする話は朝岡康二『古着』にも出てきたな(あの本にもこの本が出てくるけど)」等々。
朝岡康二「古着」(2006-014) 法政大学出版局
労働着の成り立ちはどのようなものであったかの考察とか、東北地方の労働着は継ぎが何重にもなっているが袷とは違い、単にすることを想定していない(袷と単の衣替えは関西の風習ではないかとか)という図解とかも面白かったし、石油製の洋服がグローバルに古着として出回る話はキモノに関係なく面白かった。 常々「古着」という有価ゴミの行方は気になっていたのだが、綿メリヤスがウエスとして需要がおきたのは日清日露戦争あたりの戦艦の整備や銃の整備からだという話とか、日本製の女性下着はアジアの女性に人気(あまりゴミで回収できないので、少しづつ溜めて出荷するそうだ)とか、コンテナでアジア諸国に出荷して仕分けし、着物だけは民族衣装で海外の需要がないので日本に戻すとか、そういう話は今まで漠然と疑問に思っていたことなので興味深かった。
宮尾登美子「きものがたり」(2006-015) 世界文化社(1999年)
自分の着物を披露する、本人も恥ずかしげな本。やはり人の鞄の中身とか箪笥の中身とかって見せてもらうと楽しい。 冬牡丹の柄の着物はそれと分かってくれる人がいないと季節外れの柄だと思われるから着にくいとか、芸者衆の着物の話なんかが楽しかった。
2006年01月20日(金) |
冥王星へ探査機打ち上げ NASA、9年後に最接近 |
(共同通信) 最高裁判決>勤務中にメール 「解雇は妥当」が確定 (毎日新聞社) 和船製作技術などを答申 民俗文化財で文化審 (共同通信) マカオ>「ハローキティ」のテーマパーク 誘致計画浮上 (毎日新聞社)
* * *
気持ちの沈む電話。
エアコンの修理「明日雪の予報なので天候次第で明後日にしたい」と連絡。 そういえばケロは「エアンコ」と呼んでいる。「エアンコ、壊れちゃったねー。」と。
ケロが帰りにまた「でんしゃ、じーちゃんばーちゃん」と言い出したので某身内宅へ連絡を取ったが外出中。ケロ残念。某身内も残念がっていたが、ケロが某身内宅へ行きたかったのかただ電車に乗りたかったのかは実は定かでない。
家では「くるりんしたいよう」と前転の練習。友達のうちのNちゃんが今のケロと同じ頃に前転を披露してくれた気がするんだけど、ケロは足がまだ短いのかキックが弱いのか、一人で成功したことはまだない。
着物我慢。 欲しい着物があったけど、アンティークだったから同じものにはもう出会えないけど、着物たくさん持ってるから我慢したよ! でも今日届いた黄八丈の赤風のウール着物はとても状態がよくって嬉しかったよ。(結局普段着を買ってる。)
2006年01月19日(木) |
彗星のちり、採取を確認 NASA詳細を19日発表 |
(共同通信) イトウ保護でダム中止提言 北海道演習場内の建設計画 (共同通信) 塚穴古墳>大規模外堤確認 聖徳太子の弟の墓の可能性強く (毎日新聞社) 1日1万歩か週30分水泳 生活習慣病予防で運動基準 (共同通信) テロ攻撃には核報復も フランス大統領演説 (共同通信)
* * *
久しぶりのニュース見出し。
朝、伊達でスカートを履いて一歩家を出たら耐え切れず、戻って昨日買ったパンツに御召かえ。厚手の買ってよかった。
仕事。苦行のような電話に一日立ち直れず。自分からかけたんだけどさ。
昼休みにふと「今日髪を切ろうと思ってたんだっけ」と思い出して千円カットでショートボブにしてもらった。「たまーに着物を着るので衿にかからない長さにしたいんです。坊ちゃん刈りみたいにして下さい。」とお願いして止められ、出来上がりはガルマ・ザビって感じなんだけど。
そして職場に戻ったら同僚Aさんに叫ばれた。「切るとは言ってたけどそんなに切るなんて信じられないっ!」と。だって最近まとめ髪だと首が寒いし、お風呂上りに髪を乾かしてからケロの寝かしつけができないから、わざわざ後から髪だけ洗ってるし、せっかく伸ばしたのにやっぱり髪が重くて簪1本じゃまとめ髪できないんだもん。 で「茶色くしたら軽くなるよ」と言われ、(カラー液ではかぶれるので)またオキシドールとか使おうと思ってるいい加減な私。
* * *
夕方またケロのチープな幸せの種を咲かせるべくバスに乗って買い物。 ここ数日はケロの保育園スタイルは半袖シャツ+長袖シャツ+フリース上着+私のストールぐるぐる巻+スキー場で買った帽子+手袋、なのだけど、さすがに寒さが厳しいので「ケロが嫌がらずに着る1枚で暖かい上着を買ってあげよう」と何軒か子供服屋をハシゴし、ピングーの上着が彼女と私のお眼鏡に適いめでたくお買上げ。さすがピングー(?)エスキモー風の上着で裏もムートン風なので軽くて動きやすく裏地がひやっとしないから多分明日はこれを着てくれるだろう。でもサイズ80でぴったり。うちの子もしかしてすごく小さいんじゃなかろうか。(通常1歳児のサイズ。)
* * *
また他人様(Fさん)の日記で出てた少子化対策の話。ご紹介のページにきちんと目を通してなくて見当違いなことを書いてたらすみません。 反社会学講座の(http://mazzan.at.infoseek.co.jp/index.html#mokuji)第17〜19回、第24回あたりはもうごらんになってますっけ?>Fさま。数字を使った統計からも色んな結論が引き出せます。 ついでによく雑誌に出てる子どもを生まないことが婦人科系の病気の原因になるというデータも、裏側の、子どもを産むことが病気の原因になることを説明しないあたりが怪しいとにらんでいます。
出産費用については健康保険加入者は一律30万円が交付されるため(それ以上高額な出産費用はたいてい異常分娩で健康保険適用になるので高額医療費の還付対象になる)出産費用自体は立替金が発生するものの(これも貸付制度がある)それほど負担にはならないと思います。むしろ出産後の生活についての不安が大きいのではないでしょうか。
私は個人的に親と自分の老後を考えると、自分で唯一(現代日本では多分)選べる「子ども」というリスクまではとろうと思ってませんでした(その後の変節はともかくとして)ので、「少子化対策というならまず高齢化対策してくれよ」とは思ってます。これが一般的な考えかどうかわかりませんが。 高齢者は自助努力で何とかしろと言われたら危なくてみんな先のリスクなんかとらないと思うんだけどなぁ。
社長が長野に日帰り出張でずっと留守だったので、資料まとめで1日が終わった。いつかやるものだけど、そして早いほうがいいのだけど、ほかの仕事してないと大丈夫なのか焦る。
* * *
他人様の日記で日経新聞に載った川上弘美さんのエッセイの話を読んだ。(自分で各種メディアに触れる機会が少ないんでこんな話ばっかりだな。)
私は毎日神社を通って通勤しているので、朝は通りすがりに「商売繁盛、家族の健康、家庭円満」をお願いして、夕方は「今日もありがとうございました」とお礼を言っている。でも神様にそれを叶えてほしいのかというとちょっと違う。 誰かの幸せを祈ることが、他人の不幸になることはよくある。もし「あの人がこの世からいなくなってくれますように」が誰かの願いなら、そんな願いをかなえてくれる神様は要らない。だからやっぱり自分の願いも神様に叶えてもらわなくてもいいや。 そんなことを考えながら、毎日お祈りしている。ので「みんなが幸せであるためのしくみは、こわい。」に非常に共感した。原文も図書館で探してみよう。 ※Nさん紹介ありがとうございました。
* * *
ケロは今日もバスに乗りたがったが、バスが丁度出発したところだったので「また今度ね」と言って泣かせて帰った。生まれた頃は「この子が幸せになるならできるだけのことをしてあげよう」と思ったものだけど、意外にチープな幸せの種が世界中に転がっているケロなので、できるだけのことをしてたらkっちの身がもたねぇよ。すまんね。
ケロが帰り道に「バスしたいよん」と言うのでバスに乗って買い物に。またユニクロで試着もせずに「股下○センチで」と渡して紫のパンツ購入。あまりの寒さに耐え切れず厚手のものを買ってしまったけど、あと2ヶ月の辛抱だったかしら。
寄った本屋でケロがいつまでも帰らないので「お母さんは帰るからバイバイ」とやって隠れたが意に介さず絵本を選び続けていた。一瞬本当に置いて帰りたい衝動に駆られたがいかんいかんと反省。それに段々この手は通用しなくなると思うからやめたほうがいいとは分かってるんだよな。しかし理屈の通じない2歳児に「なぜお母さんの買い物はケロが飽きても続けられ、ケロの買い物はお母さんが飽きるとお終いになるのか」を理解させるのは無理だろ、っていうか自分で書いてても大人相手でもこれは無理だな。ダブルスタンダードだもんね。
* * *
夜ケロが寝た後でPCで遊んでいたら家人が「まだ寝ないの?」と声をかけてきた。「うるさい?」と聞くと「うん」と言われてややムカ。ケロが起きてる時間はケロのお世話をし、ケロが寝た後では家事をし、自室でPCは婉曲に禁止され(リビングのPC使用が奨励されている)、夜更かしを止められ、じゃあ私はいつ自分のやりたいことをやればいいんでしょう。
怒って家事をしてたら家人が気づいて詫びをいれてきた。家人だって自分のやりたいことをする時間なんて大してないんだけどさ、軍隊じゃないんだから寝る時間くらい好きにさせてよ。
* * *
なんだか私がとげとげDAYだった?
* * *
ところで今日本屋で買った「レシート貼るだけ家計簿」、面白いわ。何かを張って表を埋めるという行為が元々なんとなく楽しいものだし、財布にレシートを溜めずに整理できそうだ。主婦向け雑誌には昔から出ているアイデアなのかもしれないけど、気に入ったぞ。
* * *
今日のケロ語。ゆきやま=ゆきだるま、つんつんして=つつんで
ケロはまた一人でトイレに挑戦していた。半分成功。
仕事。顧客が突然お亡くなりになっていて絶句。「お元気そうでしたのに…。」と言葉につまってしまった。合掌。
* * *
保育園の後でケロが「電車したいよん」と駅まで一人で歩いていってしまったので「お父さんと3人で来よう」と説得して一時帰宅。それから家人と駅へ戻り、ほんの数駅電車に乗ってコーヒーを飲んで帰ってきた。(我ながら)親というものはありがたいものね。
飛田和緒「着物日常」(2006-008) 主婦と生活社(2005年6月)
しばらく谷村志穂系を読んでいなかったので飛田さんがこんな本を出していたのも知らなかった。(この間「七緒」バックナンバーを読んで知った。) しかし内容はそれほど私には関係ないかな…。半襟を止める安全ピンが入っているバカラの香水ビンは谷村志穂との共著「お買物日記」(私の愛読書)で一緒に買っていたアレだなとかは分かるんだけど。あとフェアレディZのコンバーチブルを着物で運転してる写真が載ってて「うーん格好いい」と悔しい思いを。私もやればよかった。(なぜ家にあった時に私は一度も運転しなかったんだろうか???)
波野好江「初めて買うきもの」(2006-009)
中村勘九郎夫人による着物指南書。当然目指すのは悪目立ちしない上品さ。初めて買う着物の予算は込み込み70万。ええ、ええ、これはこれで結構だと思いますよ。CLASSYの連載をまとめた本らしく、20代のお嬢さん向けの選び方だけど、「呉服屋さんが着せたがる着物は柄が大きすぎ」とか「金銀じゃない袋帯は合わせやすく貴重」とか参考になる。 やはり着物は結婚する時に親が一通り揃えてくれるものなのかもしれないな、と最近ひそかに思っていたのだけど(いや私はまったく興味なかったから揃えてもらっても困ったし嫌がったと思うけど)、これだけ予算を取れたらこういう揃え方もいいかもしれない。あと「椿の帯は使える季節が長い」「白の塩瀬は便利」もちょっと覚えておこうと思った。白の塩瀬、この間買ったのよ、うふ。
またバックデートの日記なのでメモだけ。
無料回収業者に渡したテレビ、googleをちらと見た限りでは不法投棄に結びつくような噂はなかった。(有料回収分の不法投棄の噂はあったが。)むしろリサイクルの社会のためみたいな論調だったが、これはこれで丸ごと信じるのもどうかと思う。
天気が良かったが蟄居。夕方から近所に要るものだけ買いにいったつもりが、ケロが「こっちこっち」とまた行きたい方へ行くので付き合って一回り。私は本当は3チャンでやってた地球の成り立ちのCGばりばりの奴の続きがみたかった。あとポケットに素でお札を入れただけで手ぶらででかけて、ケロの鼻がかめなくてどうしようかと思った。
図書館から「リクエスト本7冊用意した」とメールが来てたので手持ちをばりばり読む。
夜、ケロが一人でごそごそやってるので「何してるんだろう?」と家人と見にいくと一人でトイレに踏み台を持ち込み、補助便座を乗せて、ズボンとオムツを脱いで座っていた。(甲斐はなかったが。)
昨日までの日記バックデートで書いた。ぜぃぜぃ。
昨日の日記に書き忘れ。
・通りすがりの小さな呉服屋さんで半幅帯購入。 いつも通る、最近では半纏とどてらしか売れてないんじゃないかと心配になる小さなお店にふと入ってみたくなり、半幅帯を見せてもらった。正絹のは「安くしておくわよ」と言われたが「でも予算が少ないんです」「いくら位?」「3千円(きっぱり)」で「そこまでは安くなんないわ(笑)」。ウールの博多帯じゃない帯がいい、ポリは滑るから嫌、というと綿のリバーシブル(表が赤地に黄色のペイズリー、裏が黄色)を「これは1,500円でいいわ」と言われて購入。「ウールや綿の着物、浴衣にも使えるわよ」と言われた。普段用にはこれでいいわ。本当は綿の反物も気になったけど買う気で見せてもらわないと失礼かと思い手が出ず。
築山桂「迷い雲」(2006-007) 双葉文庫(2006年1月)
12日が発売日だったけど、前回発売日に書店をハシゴして探して見つからなかった経験から安全のため13日に本屋へ。無事平積みを見つけて購入。 家に帰ってケロのお世話をしながら片手に持って読了。読み終わって「わはははは」と声が出てしまったわ。いや〜よかった。本屋さんの帰りに歩きながら「これでケリがつくんだろうか。結末が早く知りたい気持ちもあるけど終わってしまうのは寂しいし。」と心配していたが、続きもありそうだし宙ぶらりんでもなく大満足。 そして「古手屋(古着屋)」という商売が出てきて、そうだよな、私なんかは興味を持って急に調べ始めたけど、近世の研究をしてる築山さんみたいな方は色々詳しいんだろうなぁとまた色々知りたくなる。
表紙に赤ちゃんの絵が書いてあって、それを見るたびケロが「これはー?」「赤ちゃん」「ころんじゃったねー」とリピート。
* * *
先日某身内宅でテレビを据付けた時、前のものを「無料回収のチラシが時々入るから」と持ち帰っていた。昨夜チラシがまた入ったので回収を依頼。 某身内が「『無料回収は本当に無料なのか』確かめるって前に何かでやってたんだけど、頼んだらトラックから怖いおじさんが出てきて結局払ってたよ」と言っていたので、無料じゃなかったらやめようと思っていたが、そのまま回収された。
「これどうするんですか?」と聞いてみると「二個いち、三個いちで再生品を作る部品にするんです。後は海外に輸出します。」と言っていた。それを聞いた時には「なるほどね」と思ったが段々心配になってきた。 部品取った後のゴミはどうするんだろう?それは家電リサイクル法の1台3千円の廃棄料を払って捨てたら合わないよね?もしかして不法投棄の片棒を担いでしまったのかしら私。 以前「テレビは素人は触れない(高圧電流が蓄電されている)けど、詳しい人がいればいくらでも修理して使える」という話を聞いたこともあったので、テレビに関しては意外に再生率は高いのかもしれないけれど、後でちょっと回収された電気製品の行方を調べてみよう。
* * *
「いいほんよんだ」更新したわ。4ヶ月分溜めてた割りに大して読んでないのは何か漏れてる気がしないでもないが、去年も150冊位だった。1年分のインデックスを見てみると、その年の読書傾向がよく分かって面白い。
仕事初めの一週間終わり。結局あまり仕事してないな。 今日も社長に仕事を頼まれて同行する途中で「(ぴ)さん色々頼んじゃってごめんね。マネージャーにも色々教えたんだけどあいつ間違えるからさ。」と言われ「2、3年はかかりますよ。」とフォローしてみたが社長は納得してくれず。そりゃあマネージャーの事務能力が低いことはよーく知ってるけどさ、教えてくれる人も殆どいない会社に新卒で入ってそれなりには頑張ってると思うのよ。(それ以上ではないが。) 私ができるのは当たり前。本職ですから適性も経験も熱意もありますし。(事務仕事は急に休むと周囲に迷惑がかかるので今はできないけどね。) 私に任せきってマネージャーを育てないと後で苦労しますよ、社長。
* * *
水曜日には焼いたケーキを運ぶとケロが「ぼっしー(帽子=三角布)」「ぷろん(エプロン)」と要求し、バンダナを頭とおなかに結んであげた。すると「包丁ないねー」とキッチンに探しに行ってしまったので慌てて家人が追いかけてバターナイフを渡し、ケロはそれでケーキを粉砕。幼児の万能感は恐ろしい。 それから気に入っているらしく毎日おままごと時に要求される。今日も結んであげたらうれしそうにポーズを取っていた。
* * *
保育園の行き帰りにケロが寄り道をしたがることがあって、時間がある限りは付き合ってあげるんだけど、行きたい道があるとケロがそこで立ち止まって私に(両手を胸の前で振りながら)「いいのいいの」と言う。「ひとりで行くからおかまいなく」ってことかしら。
1ヶ月くらい前から両足をそろえて踏み切ってジャンプができるようになった。道に何かあると「ぴょん」と言いながら飛んでいる。
昼休み、家人が健康診断のため近くにいたので一緒にランチ。スペイン料理の店へ行ってみた。量は少ないがおいしかったのでまた来よう。
図書館へ寄り、面白そうな本を漁ってきた。(ほとんど着物関係ばかり。)先日来、着物の古着について気になっていたので丁度いい「古着」という本をみつけて借りた。(朝岡康二著 法政大学出版局) 昔、古着屋さんがたくさんあったのは何故かとか、その流通についてとかを知りたいと思って借りたけど手拭いは文字通り「手を拭うもの」として遣り取りされていたのではなかった。(中略)むしろ、さまざまなモノになりうる「布」であることが、贈答の背景になっていたと思われる。(中略)手拭いの贈答が慣行化する前提として「布」の贈答慣行が広くあったことをうかがわせる。近世の記録には、お仕立て券付きのワイシャツのような、糸代つきの反物が贈答品としてたびたび登場するからである。(はじめにvii) などという前書きに、網野善彦の「『日本』とは何か」に出てきた貨幣の代わりの布の流通とか、わらしべ長者がお礼にもらった絹布とかを思い出したりすると本当に面白い。
また「化学製品としての繊維が大量に生産されるようになると手作りでは消費が追いつかなくなり、工場での衣類の大量生産が始まった」なんて話も興味深い。そうよね、天然製品である絹綿麻がそんなに大量に作れる訳ないもんね、と、分かっていた気がするけど改めて思う。最後のほうには古着のグローバル化の話もあるらしいから続きが楽しみ。
仕事2日目。社長に指示された事務仕事で表の作り直しなどしていたら半日以上潰れる。本来の仕事してないけど大丈夫かい。それにしても私こういう仕事本当に得意だよなぁと我ながら惚れ惚れ。
* * *
エアコンの修理。基盤をいろいろ変えてチェックして「冷媒が詰まっているようです。修理は冷媒の詰まった箇所を開けて手術して溶接して直すので後日再訪、工事には3時間ほどかかります。メーカー保障は5年の箇所ですが、現在購入から5年半のため修理代は5〜6万。」といわれて「うーん」。 「買い替えの方がいいのかなぁ」と家人に言ったら、修理の人が「でも保障切れて数ヶ月しか経ってないので、何とか2〜3万でできるようにします。」と何も言ってないのに値引きしてくれた。私も家人もお客さんに値引きを要求されることが多い仕事なのでそんなつもりはなかったんだけど。そこで次に壊れるまでもう少し使うことにして、修理してもらうことにした。(ケロが大きくなったらリビングを仕切ってケロ部屋を作ってエアコン2台になるかもしれないし。) しかし昼間でないと難しい作業らしく、来週末あたりになる。床暖房でしのいでいるからいいけど、ガス代の請求がきたら眩暈をおこすかもしれない。
* * *
実はこの修理の時、私は手が粉だらけ。昨日ギョウザを作ったら今日もギョウザをリクエストされて、家人とケロが包んでたら皮がぜんぜん足りなくなった。ギョウザの皮を作ろうと粉を出したらケロが「きーきっ、きーきだよん」と大喜び。「ケーキ作ってあげてよ」とケロに甘々の家人が頼むのでケーキもつくり、ギョウザの皮も作った。
結果、人参バナナケーキは無事焼きあがったが、ギョウザは時間を置きすぎて先に包んだ市販の皮が水を吸って(ケロが皮を水に漬けたり色々してくれたから)たり、手作りの皮で火の通りが違ったりでやけになって私がバラしてしまい「ギョウザもんじゃ」状態。味は美味かったけどギョウザじゃなかった。この次はケロに手伝わせないのがポイントかもしれない。
仕事始め。社長は「仕事始めは研修をしよう」と言っていた筈だが、年末年始に仕事がしたくてたまらなかったらしくいきなりぶっとばしていくので付いていくのが大変。自分で言ったこと端から忘れるし、頭で考えてることと口から出てることが違うんだもん。頭の中でぶんぶんモーターが回っている音がしそうな勢いだ。
実は休みが長くてすっかり専業主婦生活の快適さに浸り「ああこのまま家にいたいよお」と心から願っていた筈なんだけど、仕事に行くと仕事モードに切り替わってしまい、さくさく働いてきた。
年始に親戚で集まったときに「仕事どうなの?」とも聞かれず、社会参加してないような気持ちになったり、時々ものすごくばりばり仕事がしたくなったりもするんだけれど、今できることをしよう。
某身内宅へTVの据付に。まずTVを家の近所に台車持参で(ケロが押して)買いに行き、帰りはTVの上にケロを乗せて帰った。 うっかりナビの言うままに走って首都高に乗ってしまったが日曜祝日はETC割引で630円になってちょっと嬉しい。
某身内宅は「TVを買って電気屋さんに据え付けてもらう」人たちの集まりなので(何故そんな家にDIY好きな娘がいたのか分からない)、TVをつけてあげたら喜ばれた。正しい親孝行の姿だな。自画自賛。
そしてダイソンを貰っていらなくなった掃除機のお下がりを「とりあえず見て考える」というので持っていくと「でもこれ貰わなかったら捨てちゃうんでしょ」と言われたのでうにゃうにゃ言ってたら「家のも可愛いから取っておくけどこれも貰っておく」と受け取られ、ゴミを持ち込んでしまったかと心苦しい思い。
某身内宅にて「じょー」とケロの申告。あわててトイレに走って行きドアを叩いて「あかなーい」というので、ドアを開けて座らせたら…できた。すげー。事前申告だったのか。お初。(それにしてもよその家ではええ格好するのかしら。別の某身内宅におととい行った時も出されるもの端から「おいしーねー」と食べるので喜ばれていっぱいお土産貰ったけど家では食べなかったぞ。)
ケロが突然帰りたくなってばたばたと帰り支度。「名残惜しい」という某身内2人を車に乗せ「その辺ひとまわりして降ろして」のリクエストに適当に走ってすごーくひさしぶりに渋谷へ。ぐるっと回って喜ばれた。 実は渋谷には私がとても良い景色だと思っている秘密の場所があるのだけど、某身内が「いつだか連れてきてくれたよね」と言うので自分では覚えてないけど結構いろんな人を案内していたらしきことに気づいた。
* * *
お正月〜読んだ本。(去年分も整理しなくては)
青木玉/吉岡幸雄「きもの暮らし―着こなしの知恵と楽しみ」(2006-001) PHP研究所(2000/01)
きものについての幸田文の娘さん(という書き方になってしまうが)の青木玉さんと染物屋の5代目の対談。昔の着物についての話とかも出てくるが染め関係では「染めの歴史は長いが1000年続いてる染物屋はいない」「染物屋から言わせてもらえば柳田国男の『木綿以前のこと』は間違いが多い」あたりが収穫。幸田家関係では露伴が文が自分でデザインを考えて染めてもらった振袖を「あいつはそんなにしわいことは言わないから」(だったかな)とけしかけて欲しがった人に譲らせてしまう話とかが文の苦労っぷりがしのばれて収穫。
森田空美「着物で、おしゃれ」(2006-002)
着物コーディネーターの着物指南らしいのだが、「最初の1枚を誂える予算はだいたい50万(小物込)」というのはそれほど突拍子もない金額ではないけどやはり普通の人が出す金額じゃないと思う。突然自分のために投資しようと思ったお嬢さんが50万持ってたら中古車買ったり旅行に行った方がずっと楽しいじゃない。(親が使ってくれるのだって嫌だ。ほかの事に使ってほしい。) 自分の好みだってこれからの生活に合うかどうかだって分からないんだから、「友達の披露宴でいつも同じ着物」なんて事態に陥る前に「デートにも着られる」程度の着物を揃えたらいいんじゃないのかな。
君野倫子「着物まわりの手づくり帖」(2006-003)
んでいきなり上記とうって変わって着物まわりの小物を手作りする本になるわけだが…。着物以外のほぼ何でも手作りについて書いてある。(帯・半襟・帯留・足袋・うそつき袖とすそよけ(襦袢の代わり)・下駄の爪革・バッグ等。)着物の縫い方は載ってないけど裄の直し方は載ってる。下駄の爪革は作ってみたいよ。
君野倫子「平成着物図鑑」(2006-004) 河出書房新社(2004/12)
現代の着物や着物まわりの景色を写真を多くして紹介した本。見る分に楽しいけど、もっと若い女性向けなのか「レトロな昭和」みたいのって私には見覚えのある光景だったりする。
萬田久子「萬田久子の感じる着物」(2005-005) 講談社(2004/04)
自分で持っている着物の紹介が主で、きっとコーディネートとかは周囲の人がしてるんだろうから写真集みたいな感じなんだけど、自分に似合うものを真摯に見つけようとする姿勢に「さすが女優」と拍手。これ見たら無地の紬が欲しくなっちゃった。
林真理子「着物の悦び―きもの七転び八起き」(2006-006)
着物にはまって一財産つぎ込んだらしい話。志ま亀さんに通ってるのか、うらやましいな。 とは思うけど、大して面白くはなかった。 「地方から都会に出てきて一人暮らししてる女の子」根性が気に入らないっつーかさ。以前テレビで見かけた時にあんまり僻みっぽいことばかり言うので見てて不愉快になり、会社の人に借りた「不機嫌な果実」で頭にきて、あまり彼女には近づかないようにしてたんだが(周囲に好きな人は多いんだけどね)、自分が一人で苦労して得たものを誇りたいのは分かったから、周囲を貶めるなとか思った。
日記を溜めすぎたので箇条書き。
・ケロ語。
写真=いしん、ティッシュ=ちゅっし、帯=ゆび(ゆにアクセント)、(例;お母さんのゆび?かあいいねー。)
・数日前に家人がミッフィーの耳あてでケロとミッフィーごっこをしていた。ミッフィーの顔が両側についた耳あてを家人が直角にかぶって、顔にミッフィーを乗せ「ミッフィーだよ」とやったら大うけで、ケロも真似していた。ミッフィーに化ける時にケロなりに裏声を使っているのがおかしい。 私じゃとても思いつかないことで家人とケロが遊ぶのを見て、「ふざけたお父さんでよかったね」と思ったことでした。
・諦めきれない紬の帯の前身が分かった。夕べ帯について色々調べた結果、どうやら元は紬の単の八寸名古屋帯だったようだ(幅が30cmで芯なし、4.1m)。それを元の持ち主が何かの理由で芯を入れて(それも色の違う芯をつぎはぎして)裏をつけて袷の帯として幅も細くして使っていたよう。 かがり仕立てにしようかとか色々考えたけど、端になっていた部分にすれて穴が開いている箇所があるので、良いところを切ってお太鼓にして、胴の部分には穴の開いてない側がくるように接いで裏をつけ(昼夜帯にするには綺麗な布がないので、お太鼓の裏だけ別布で昼夜帯「風」に)芯を入れて仕立て直そうと決めた。(計画だけだけど。)それで酸素系漂白剤に重曹を混ぜて漬け、クエン酸で中和して洗い干し直した。だいぶやつれたような気もするが、やっぱり人に頼むほどの帯ではないけど使えるものなら使いたいから、これで決まり。
・そしてグレーに紫の唐草紋の元羽織。帯にしようか、でも襦袢でも可愛い…と迷っていたけど、よく見ると織キズもあるし元の線消しとか大変だからうそつき袖+裾避け+半襟に決定。それにさらしで半襦袢も作らなくちゃ。あとは羽織か五つ紋の色無地を解いてこれもうそつき袖と裾避けにしようかな。(手間を考えると色無地の方が簡単なんだが。)
・かくかくしかじかでダイソンの掃除機が家にやってくることになった。棒身内宅へ取りに行き、ごはんをご馳走になってきた。
・ケロが某身内宅で一人でトイレに行き、「おかーさん、いななーい(要らない)」とドアを閉めて篭城。無理だろうと思ったらすぐにヘルプの要請があって手伝いに。「スカ」だけど、某身内達には「ケロちゃん偉い」と誉められていた。
2006年01月06日(金) |
密度のむらが磁場の起源 宇宙の謎に新説 |
(共同通信) 大雪>6〜8日も氷点下40度前後の寒気が覆う (毎日新聞社) ふろしき 環境に配慮した見直しイベント、三越で開催(毎日新聞) #私も着物で風呂敷目指してるよ。
* * *
家人は復活。ケロも朝の第一声が「パンパン食べたいよん」。皆元気で何より。
保育園へケロを預け、帰宅後年賀状作り。年々1日に着く人が減ってきているなぁ…そして私と同じく貰った人にしか出さない人が多いせいか先細り。去年の住所録など見て「何故この何十枚かが年内に出来ないか」と反省したので来年の年賀状は今年のうちに出そう。(1年おき位にそんなこと書いてる気が。)
全く胸ときめかないけどジーンズとチノパンを購入。必要ではあるが胸ときめかない服を買うのはちょっと寂しい。
保育園の帰りにケロが「こっちよー」と言うので散策に付き合った。いつもの小児科の前を通り、駐車場を経由して、コンビニで「あった、あったよー」と喜ぶ豆乳を買い(七草も買った)店員さんにお茶犬のマスコットを貰い、駅で「でんしゃ、のりたいよう」と言うのをなだめて電車を数本見送り、「さむいよう」と抱っこを強要されるのを半分くらいなだめ「ぶーぶーでねんね」と言うのを「もうおうちだよ」となだめて帰宅。ふぅ。
頂き物のアジを圧力鍋で骨がほろほろになるまで煮たら大好評。お代わり3回目で止めたけど、カルシウム補給のためにも度々作ろう。(昨日あたりからお代わりが「もっと」じゃなくて「おかぁり」になった。)
ゆりかごの歌、ちょうちょう、ぶんぶんぶん、などでたらめな音程で歌っていた。 みかんを剥いてあげたら、頭の上にかざして「きらー(月と星を意味する)」と言っていた。「お月様と同じ形だね」と言うと嬉しそうだった。 クリスマスにお菓子の入った靴下を貰い、しばらく遊んでいたが、そろそろいいだろうとそっと捨てた。昨日ゴミ袋をゴミ箱から出したらケロにばれて「くっくー、ないねー」「くっくー、あみ(ゴミ)、あけてーよん」と泣かれてしまったので仕方なく復活。 スクロールマウスを壊された。いたずらされないように高い位置に置いてあるのを下からコードを引っ張って落とされ、中のプラスチックの爪が割れて使えなくなった。古いスクロールしないマウスにしたらもんのすごく使いにくい。次はコードレスマウスにしろというお告げかしら。
* * *
エアコン。法定耐用年数=修理部品在庫期間が6年ということで、1999年製だったので部品がなくなる前に修理してもらおうと修理受付に電話をかけてみた。買換えで電気代が年2万安くなるとしても6年ごとに買換えじゃやっぱり計算合わないし。「大変お寒いところ恐縮ですが」11日に修理に来てくれるそうだ。実は床暖房だけでエアコン無で過ごせることが分かったのだけど、夏は困るからなぁ。
見られないDVDの件は、家のPCでも見られるのでやはりDVDプレーヤーとの相性か。Fさんからコメント頂いてメーカーサイトみてみたが、残念ながらアップデート対応はなかった。一度ビデオに落としてDVDに焼き直す手もあるから、このままDVDプレーヤーの寿命を待とう。
* * *
昨日洗った帯、やっぱりカビ臭い…(涙)。悉皆屋さんに出して洗ってもらえば綺麗になるだろうけど、そこまでするなら別の帯がいくらでも安く出てるしなぁ、と思いつつすっぱり諦められないのでビニール袋に封印してしばらく考えよう。
そこへまた長襦袢にしようと思ってた色無地の着物到着。いい加減な説明で300円だったから色だけ見て襦袢にいいと思ったら、着いてみれば五つ紋の礼装着。胴裏の黄ばみと少々の染みはあるけど、こんな着物自分じゃ買わない(買えない)んじゃなかろうか。染み抜きして胴裏替えて紋消してもらって…んにゃにゃにゃ。そんなことをするなら本当に気に入った着物にしようよ。礼装なんて合わせる帯も小物もないわよ。と自分の頭を冷やさないと、古着(今は昔着物というそうですが)は思わぬ出会いがあって欲かいてしまいそうで怖い怖い。(といいつつこれも鋏を入れずにしばらく考えよう。)
しかし。 不毛な帯解きとかの代わりにケロの喜ぶ「これくらいのお弁当箱セット」でもちくちく縫ってあげたほうがずっと良いのではないかしら。 (って着物買ってるのもスタイリッシュでリーズナブルな洋服を選びに行くTPOに恵まれないストレス解消なんだけどさ。)
そういえば「雨柳堂夢咄」で「着る物は仕立に時間がかかるから、それを待つ間は古着で」と出てきて古着屋さんの意義を知った。昔は着物が高かったから古着にも価値があったのかと思っていたが、それだけじゃなく仕立上がりのものが他になかったせいもあったのね。それに着物はサイズの融通も利くから丁度よかったんだろうな。
* * *
>コメント頂いてる皆様
頂きっぱなしですみません。日記をバックデートで書くだけで力尽きてますがいつもありがとうございます。今後とも宜しくおねがいします。
2006年01月05日(木) |
焼酎飲んでヤマネコ保護 長崎・対馬で小瓶販売 |
(共同通信) 子育てコンビニ>働く女性に託児所併設 ローソン今春にも (毎日新聞社) 高速道の渋滞回数大幅減少 年末年始、ETC効果か (共同通信) 海王丸>修復終了 10日、1年2カ月ぶりに訓練航海へ (毎日新聞社)
* * *
私はまだ休みだけど、そろそろケロの社会復帰をしようと(言訳)「保育園行く?」と聞くと明るく「うんっ」と言い、○○先生がほにゃららと楽しげに喋るので保育園へ預けてきた。
私は家で何をしていたかと言うと…かび臭い帯を解いて洗った。酸素系漂白剤とドライアップで30分漬けて、一度流して漂白剤だけで更に10分。うっかり大失敗は、ほどいた縫い糸の残りから色が出たこと。あちこち染みになってしまった。目立たないとはいえショック。 しかしその後干して生乾きのところでアイロンをかけたら、紬らしく抑え目の輝きが出てにっこり。
元の裏地は捨てて、新しく羽織を解いたものを裏地にしてリバーシブルにしようかと思ったのだが、解いた羽織があまりにしなやかで肌触りが良さそうなので、こっちはうそつき襦袢と裾避けにしようか、でも柄が気に入ってるから帯にしたらそれを生かせるし、ともんもんと悩む。襦袢にしようと買った別の着物は殆ど着てなかったみたいで八掛も綺麗で、これで金さえ剥がれてなければこっちの方が帯にしても締めやすそうなのにと名残惜しい。
悩みつつ保育園へ。ケロはお迎えが1番じゃなかったので(今日は早く迎えに来た保護者さんが多かった)丁度号泣中。「遅くなってごめんね」と言うとしゃくりあげながら「っ…いいよっ…」と言ってくれるのが可哀想だが愛らしい。
夜、ケロと夕飯を食べていたら家人からお迎えコール。気持ちが悪いというのでコンビニに寄ってゼリーとゼリー飲料とポカリを買って(熱が出るんじゃないかと)帰宅。しかし「しばらく車で休む」と言ったまま2時間戻ってこない。「ケロはもう寝たよ」と電話をすると少し復活して戻ってきた。 風邪だといけないので布団を離して就寝。鬼。
2006年01月04日(水) |
新属の魚>カンボジアの湖で捕獲、市場で発見 |
(毎日新聞社) フグ初競り>入荷多く昨年より安値 山口・下関市 (毎日新聞社) ゼロ戦>現存最古、着氷実験の右主翼展示 北海道・倶知安 (毎日新聞社) カラシニコフが“至宝”に ロシアの博物館に収蔵 (共同通信)
* * *
家人は今日から会社。朝送り出して、昨日届いた(毛蟹と雲丹は昨夜のうちに食べた)烏賊と帆立を下始末して冷凍に。烏賊は寄生虫が怖いから新鮮なの頂いて申し訳ないとは思うけど冷凍した方が安心。その他賞味期限切れの食品をすっぱり処分して、冷蔵庫の正月モードも縮小。
ケロにNHK教育TVを見せていたら、ミニアニメが今日からミッフィーの新シリーズだった。「夕方の分は録画しよう」と心に決めていたら、ろくに見ていなかった筈のケロが5分の番組が終わったとたんに「ぴっぴ、ないー」と泣き出してしまった。君ほんとは見てたの? 追記)夕方録画してからふと手持ちのDVDを見ると未開封のものが。そして今日のお話はそれでした。ということは録画は不要なのだが…何と、家のDVDプレーヤーでそのDVD、画像が出ないんだよ。何故何故。(DVDレコーダーの方では見られる。)見られたり見られなかったりするDVDって不良品として認めてもらえるんだろうか。でも買って随分経ってるし「今日開けたら見られなかったんです」じゃあんまり言訳ちっくかしら。事実なんだけど。
教育TVで洗濯の今昔をやっていて、たらいで洗濯してた。うん、この手間を考えると(布も傷むし)、なるべく洗わない着物の成り立ちが分かるわね。(洗濯機が普及することでパート労働者が5倍に増えたというデータがあった。)
ケロは年末年始のお休みの間に「開けてよん」「貸してよん」と何故か脱力系の語尾で話す人になっていた。「やだよん」も言ってたけど。 ミッフィーちゃんのパズル、12ピースのは一人で完成できるようになった。15ピースと18ピースはまだ手伝いが要る。 車型の乗用玩具に向かって、貰い物の携帯クリーナーを差し出して「ぴっ」と言ってから乗り込んでいた。わはははは。(インテリジェントキーの真似。)ケロがおもちゃを探していて「あ、車の中だ。ぶーぶーの中だから明日取りにいこうね。」と言うと乗用玩具の座席を開けて捜していたし、これが自分の車という意識があるらしい。 あとは2日にジャンパースカートを着せて出ようと思ったら泣いて抵抗して、家人が説得したんだけど「赤いから嫌だって」というので代わりにミッフィーのジャンパースカートを出したら「ぴっぴ(ミッフィー)のは青だから着るって」ということだった。(家人@エンパスの解説。) 子ども時代に嫌いな服を着せられた思い出っていうのはかなり残るから、一人っ子で好きな服選び放題のお嬢には(安物の)好きな服を着せてあげようか。
* * *
ディスカバリーチャンネルが見られると喜んで加入した@niftyTV、解約。お正月に見るかと思ったけどやっぱり見なかった。ケロがもっと自然科学に興味を持って一緒に見てくれるようになったらまた加入するよ。
色々考えた末、桐の和箪笥購入。着物じゃなくても洋服も入るし、着物を仕舞うには(たとえポリエステルの着物でも)やはりあのサイズが一番いいし、収納箱は重ねて収納するので出し入れが面倒、と言いつつこれ以上着物を増やさないつもりで高さ60cm位の小さいものにした。大丈夫かしら、どきどき。
2006年01月03日(火) |
着陸2年、なお火星走る NASA探査車驚きの長命 |
(共同通信) ユイノウ遺伝子>植物などの受精に関係 立教大チーム発見 (毎日新聞社) 無保険者>全国30万世帯以上 国保料滞納で保険証使えず (毎日新聞社) DNA塩基配列>ヒトとチンパンジー、違い大きいY染色体 (毎日新聞社)
* * *
私的にはこのお正月で最大のイベント、初詣。
朝から体調不良の家人を横目で見つつ、ひとり着付け。髪の上げ方が適当なのがいまいちだが(そういえば大掃除でUピン捨てた)、帯は一度やり直したけどそれなりに結び、準備万端。家人がちょっと寝た後で回復したらしいので、そのまま初詣へ…と思ったらケロが「ぽんちゃりん」と自分も着物着たいと言い出したのでさっと着付け。髪は上げなかった。しかし玄関で足袋ソックスを履かせようとすると「足いたーいー」と大泣きしたくせに、草履は履きたいというので裸足で草履。変、へんー。
幸い10歩歩いて「くっくー」と言い出したので家に戻って保育園にもスキー場にも行けるスノーブーツに履き替えて無事出発。
私は50mほどこの日に備えて鼻緒をすげてもらった草履で頑張ったが、「このままでは絶対流血する」とあきらめて持参の下駄に履き替え。下駄はネットで買ったものだけどゆるくすげてある上に鼻緒自体も綿入りの木綿で柔らかいの。結局この日はずっと下駄。草履もゆるめてもらうべきか…。
ランニングに長襦袢、袷の着物、道中着にショール、肘から上はレッグウォーマーをはめて寒さに備えてみたら暖かかった。1枚1枚は薄手のものだけど間に空気が入るのか(本来正絹に比べてポリエステルだから寒いはずなんだけど)普段の格好が薄着のせいか、まぁ暖かい日の昼間っていうのもあるんだろうけど。
しかし歩いている最中に気付いた。今日はお正月らしく宝尽くしの小紋にしようと思ってたのに、うっかり雲紋の方にしてしまった。まぁ雲紋も吉祥柄らしいからいいや。小槌の根付下げてるし。
初詣は無事お賽銭を入れて終了。私はジャンクフードが色々出ててそわそわしてたんだけど、家人はあまりそういうものを食べたがらないので、普通のご飯を食べに行くことにした。(ケロはこのお正月休みで家人好き好きになってしまい、抱っこも指名のため、家人がへろへろになっていた。)
しかしどこも並んでいるため、デリのテイクアウトを買い、家人の買物など済ませて帰宅。ケロの世話のためさっさと着物を脱いでしまったので、写真は上着を着た姿と、自分で撮った全身写真1枚だけ。
今年の目標:お出かけはなるべく着物。
新撰組!!の再放送を見ていたら面白くて夜の「土方歳三 最後の一日」という番組まで見てしまった。でもお正月に前々回の大河の総集編再放送してスペシャルの続編出すなんて、すごく珍しいことなんじゃない? お話の方は切ないわねぇ、その後の旧幕臣の皆さんのご苦労を思うと。司馬遼太郎「その男」みたいに、心機一転さっぱり転身した人もたくさんいるんだろうとは思うけど(いや結局はさっぱりしてないけど)、小泉八雲「明治日本の面影」には幻想のような、鎧兜で練り歩く侍達の姿があったよなぁなどと色々思って切ない。
「うましめんかな」の話も(mixiで人の話を読んで、元の詩を読んで)泣いたし、NHK面白いな。
今年の大河も見ようかと思ってるが、毎年5回以内にあきらめることになるので今回は大丈夫かしら。でも去年までの私と違うのはね、着物に興味があるってことなのよ〜。着付けは戦国時代だから違うけどさ、時代考証も頑張ってるみたいだから興味あるわ。
あ、そういえばお正月の間に青木玉と染物屋さんの対談と、幸田文の「流れる」読了。「流れる」は最後に主人公が屋久島へ行くと(とんでもない勘違い)思い込んでいたのでいつ行くのかと思いながら読み終わった。「きもの」も読み返してみなくては。
2006年01月02日(月) |
いぬ神社>例年を大幅に上回る初詣客でにぎわう 名古屋 |
(毎日新聞) 日本刀>岐阜・関市で鍛錬打ち初め式 刃物産業の盛業祈願(毎日新聞) 黄教授が部下に卵子提供を強制、韓国テレビが報道(読売新聞) 動物成分ゼロのES細胞 米が成功、医療応用へ前進 (共同通信)
* * *
某身内宅へ挨拶。午前中はだらだらして、家人は持参する麦飴を製作、あとは「電車男」再放送を流し見。
ケロの着物など用意して昼頃出発。ケロはお年玉を貰い、袋が気に入ったらしくがっちり握って離さない。去年は某身内に「いいなー、ちょうだい」と言われたらあっさりあげて周りをうろたえさせていたのに。毛糸で編んだ指人形のセットも貰って喜んでいた。
途中で「ぽんちゃらりん(おかあさんと一緒の歌・浴衣で踊る)着る?」と言うと頷いたので着物におめしかえ。カメラを向けられると真面目な顔で両頬へ人差し指を当てる。「あんなの教えてない!」と私がうろたえる。どうしちゃったのかしら。作らない写真が撮れたのは去年までか…。ムッとした顔だけど七五三撮っておいて良かったかな。
今年はお酒も飲めたので、シャンパン、赤ワイン2種、日本酒2種、ビールをちゃんぽんで飲む。そのせいかずいぶん時間が早く過ぎた。(ただ酔ってたって話?)ケロは家人に手のひら大ながら天然の尾頭つき鯛をほぐして貰って丸2匹食べ、おせちには全く手をつけず。
そしておみやげたくさん貰って帰宅。
2006年01月01日(日) |
天皇人間宣言>草案やメモ見つかる 作成過程明らかに |
(毎日新聞社) 幼稚園から義務教育、延長幅1〜2年…政府・与党方針(読売新聞)
* * *
新年。起きたとたんにケロが「パンパン」と言い出したので「お雑煮作るからちょっと我慢しようね」と雑煮を作っていたら家人がパンを出してあげていた。うーん。 お雑煮とお屠蘇で朝食。どちらもケロには拒否された。うーん。更にケロ用に「寿 ケロ」と書いて作った箸袋をゴミ箱に捨てられてしまった。お正月はこういう型があるものなのよーっ。
年賀状を取りに行きそのまま買い物へ。友達の嬉しい知らせがあって顔がほころぶ。返事を書こう。
たこ糸と竹ひごを買い、家人がケロに凧を作ってあげた。私は小麦粉粘土を作って、買ったミッフィーの型抜きで抜いて遊んだ。小麦粉粘土用に食紅の青を探していたんだけどまだ見つからず。ケロは今のところ混色の楽しみはないらしく(こねるのも型抜きも力が足りない)1色でも遊んでいるけど、赤と黄を買ったので青も欲しいんだよね。発泡入浴剤にも使えるし。
そんなこんなでのんびりと元日を過ごした。
あ、でも小さな大事件があったんだ。リビングのエアコンが壊れたらしい。がんばってるけどぬるい風しか出てこないの。これ高いんだよなぁ。でも7年も使ったから寿命かな。
|