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2008年07月28日(月) 実家に帰らせていただきます

きょんとケンカをしました。

というか、ワタシはケンカしているという自覚もなかったんですが。
まあ、ちょっとイヤミはネチネチと炸裂していたかもしれません。
ていうか、思い返してみると、メールも駆使して一日中イヤミな攻撃を繰り出していたような気もします。
無自覚とはいえおそろしい、ワタシのイヤミ攻撃。

ちなみに原因は、犬です。


きょんが帰ってきてから、意見交換(のつもりだったワタシ)をしまして。
埒の明かないやりとりに業を煮やしたワタシが、顔をしかめつつやーれやれという感じで

「かわいそうかわいそうばっかで、ちっとも解決策を考える気がないんだもんあなた(´д`)」

と言いましてね。


あれ?きょんから反応がない?と思ってきょんを見ましたら。

きょんから返ってきた言葉が


「あたし、犬を連れて、実家に帰る」(涙つき)


でございました。
口をきっ と結んで、目を真っ赤にして、本気で言っております。



もうですね。
今までも何度か「実家に帰る」「家を出る」は言われたことがあるんですが。
それ全部、原因、犬。

で、ワタシは正直、今回のこれは寝耳に水というか、何もそこまでと思ったのですが。
ワタシそこまで言いましたかー?とも思いましたし。

でもですね。
もう、この「実家に帰る」が、なんつーんですか、脅迫とか切り札のように使われている気がしましてですね。
と言いつつ、これを言われてワタシが(表だって)慌てふためいたことは一度もないんですが。
なので考えてみれば、脅迫にも切り札にもならないわけなんですが。

ていうか、きょんがこれを言うときは、たぶん脅迫も切り札も駆け引きもなく、単純にかつ強烈に

「あーー!もうこいつと一緒にいたくない!!!!!ヽ(`Д´)ノ」

と、全身に怒りの鳥肌を立てながら発しているんだと思います。

しかしですよ。
言われたほうのワタシとしては、こう言われてどう思うかといえば

「あっそ。好きにすれば?」 です。


自由と自立を尊重するじょりぃであります。
人生、やりたいようにできなくてどうする。好きにしたまえと。
なので今日このときのワタシのお返事も

「そう」(微笑みつき)

だけだったわけですが。


そりゃ、以前のナナの「ここでいいから!ひとりで帰る!」みたいに、
「こんなとこにひとりで置いて帰れるかいっ!」という場面でしたら、ワタシだって必死で引き留めますけれども。(まあ、あのときはそれだけが理由でなく、単にビックリしちゃったというのもありますが)
あのときだって、ナナの家の前で同じことをされたら「あっそ」と車からおろしていた可能性大。
でもあのときは完璧にワタシが悪かったので、それを考えるとやっぱりぺこぺこと引き留めていたかもしれませんが。

あ、他の人で引き留めたこともあったわそういえば。
そのときはやっぱりビックリしちゃったのと「え!なんで?!」というのと「こんなとこにひとりで置いて帰らないで!」という気持ちだったような。

・・・なんでこんなに、目の前から消えようとされちゃうのかしらワタシ・・・。<今気づいた


まあとにかく。
話をきょんに戻します。


ワタシと一緒にいたくないと思っている人に一緒にいられても、ワタシもちっともうれしくありませんからね。
なんかもう、そう言ったからには3秒くらいで荷物まとめて出ていってほしいもんですが。
実際「じゃあ、すぐに荷造り手伝うね( ^ ∀ ^ )」「これから行くって実家に電話したほうがいいよ。実家、早寝でしょ?」まで言いかけたんですが。

ここで、ずーーっと前に、まりあから受けた助言というか、注意というか、ケンカのルールを思い出しまして。


「相手の逃げ道をなくすような責め方はしちゃダメよ。
 どんなに正論でも、相手が逃げられる隙をつくっておかないと。
 追いつめられたら向こうだって意地になるしかなくなっちゃうでしょ」


これは、ワタシが当時勤めていた会社の社長に食ってかかった後に諭された言葉でしたが。
まりあは確か、今の夫様に教わったとか言ってた気が。

そうだそうだ。逃げ道をなくすようなことをしてはいけない。

きょんが出ていくにしても居残るにしても、「もう、そうせざるを得ない状況に追い込まれて」そうなるようではいけない。
それはワタシのプライドにも関わります。
「ワタシのせいで」こうなった、と思われるのは、もう、ものすごーーーーく不本意。
あくまでも「あんたがそーしたいって思ってそーした上での結果でしょ」としたいものです。


これらが夕方、なっちゃんも帰ってからのできごとだったんですが。
ワタシ、朝からこの時点まで、3時におにぎり1個とヨーグルト1個食べただけで、へろへろにおなかすいてましてね。
しかも喉乾いた。ビール飲みたい。
今日は夕方、両親が食料(調理済み)を届けてくれたので、あとはビールがあればワタシのお腹は満たされるはずなのです。
ということで、コンビニへ。
コンビニへ向かうときも、家の中はイヤーーな雰囲気が立ちこめておりますですよ。
ああいやだ。
いっそワタシがこのまま家を出て帰ってきたくない。
でも実家に帰るのもイヤーーー。 困ったわ。
こんなときに転がり込んで甘えられるように、よそに女のひとりも作っておけばよかったですよホントにもう!
じょりぃの甲斐性なし!

で、コンビニ行きましたら、今日がまた見事な夕焼けでしてね!
こんなに美しい夕焼けの日に、ワタシったらなんでこんなクサクサした気持ちにならねばならないのか。
しかも恋人に「実家に帰る」なんて、昭和の匂いすらする別れ言葉をつきつけられて。

くすん。 <なんてかわいいことはホントは思っちゃいないんですが

ここで「聞いてよーーー、すんすん」と、ナナに電話したくなりまして。
「きょんが実家に帰るとか言うんだよー、犬のせいでー。どう思うよー?」と。

しかし、返ってくる言葉が目に見えております。

「またーーー?? あははははは。アホらし」


うん。
たぶん、全然相手にしてもらえない。
5年くらい前ならば「えーーー!?」って心底心配してくれただろうけど。
もう無理だろう。 

ここでナナにもムゲにされたら落ち込みそうなので、ナナに甘えるのはやめることにしまして。(モラルとしても当然です)


家に帰って、とにかく何か食べねばー、と思いまして。おなかすいたー。
幸い、母が持ってきてくれた、あとは切ったりあたためたりしてお皿に出すだけ、という料理がたっぷりあります。
さ、食べよ食べよ。

しかし、ここで、実家から差し入れられたごはんを、自分ひとりだけで食べ始めるというのは、なんとも陰険であります。
相手は憎たらしい敵でありますが、えーかっこしーのじょりぃでありますから、陰険と思われるのは不本意なわけであります。
敵に塩を送るくらいの気概でいたいものです。

こほん。

「どうせ今夜はもう実家に帰れないんでしょ?(<それでも一言多い) ごはんの仕度するから一緒に食べない?」

声をかけてみました。鉄仮面な表情で。

「・・・あー、うん・・・。じゃ、食べる」 むっすりとした返事が。


これが最後の晩餐かもしれませんからね。
それでなくても、体調が本調子でない母が、ワタシを心配してせっせと作ってきてくれたごちそうたちです。
和やかにおいしくいただくのが筋でありましょう。

そんなことを考えながら不器用に仕度をしておりましたら、着替えを済ませたきょんがやってきまして

「あ、それは難しそうだからあたしがやるよ」むっすり
「そう?」鉄仮面
「うん。 見たいビデオ選んでおいて」むっすり

こんなときに見たいもんなんてないよなー、と思いつつ、むっすりvs鉄仮面で無言の食卓というのも重たいですから、
録画したままリビングに転がっていてまだ見ていなかった「ドッジボール」というアホコメディ映画をチョイス。


この画像見ただけでも、バカそう。

 


見始めたら、ホントにバカ映画でした。


ワタシはこういうときって、少女鉄仮面伝説おまんら許さんぜよになってしまいますので、おもしろくてもにこりともしないんですが、
きょんは「ははっ」「あははははっ」とかのんきに笑いやがっております。
何よさっきまで泣いてたくせに。
まあ、最後の晩餐が暗く沈まなくてけっこうなことですよ。


「あ、この枝豆はね、なんか特においしいらしいから、たくさん食べるといいよ」

鉄仮面が枝豆をすすめます。
きょんを思ってのことではなくて、作ってくれた母のためです。

「ホントだおいしいもぐもぐ」

むっすりも、すすめられるままに枝豆食ってます。


そのうち鉄仮面も「わははははバカだーー」と笑い始めまして。
途中で「桃ももらったんだよね。桃食べたいなー」とか言い出します。
むっすりが「じゃあむくね」と席を立ち、桃をむきむき。
ワタシのお皿のほうが、量が多いし、キレイ。

「あなた桃、大好きじゃないの。こっち食べなよ」と元鉄仮面。
「せっかくキレイに盛ったからそっち食べて」と、元むっすり。

とどめに、ハナコがふたりの間にちんまりうずくまってくつろぎ始めたもんですから。
そんなかわいげなこと滅多にしないハナコにそんなことされたら、ふたりして目を細めながらハナコをなでなでしちゃうじゃないですか。


そんなこんなで、『ドッジボール』が終わる頃には、我が家から出ていく人はいなくなっていたようでした。
出てってくれてもよかったんだけどな別にーー。
犬連れて行ってくれれば、清潔な独身暮らしで万々歳だったのになーーー。



今、我が家には「あたし、犬を連れて、実家に帰る」という言葉が、行き場をなくしてふわふわと漂っております。
まったく、これの始末、どうするつもりなのかしら。
明日はゴミの日なので、こいつをひょいとつまんでゴミに出しておくのが、ゴミ当番としてのワタシの仕事でしょうかね。

でもワタシは意地が悪いので、
どっちかというと、ゴミに出すよりも
拡大コピーして、壁に貼っておきたい気分ですが。







まあとりあえず、
きょんを喜ばせようと昨日こっそり買っておいたバレエのチケットが無駄にならなそうでよかったです。ふん。


2008年07月18日(金) キアヌのようなワタシ

とてもとても蒸し暑かった、つい先日のことであります。
しかもワタシ、モーレツに睡眠不足。疲労困憊。
そんなけだるい午後4時、ワタシは某社へ打ち合わせに向かいまして。
K姫と打ち合わせでございます。

暑い暑い暑いと、頭の中はそればかり。ついでに眠い眠い眠い。
指定の部屋に入っていくと、奥からK姫登場。
いつものように

「K姫!(*・∀・*)+*+*」

と、うっとうしい笑顔を振りまくこともできないじょりぃ。もうぐったり。

「どうもー。ご無沙汰してますー。えへへー」

と、浮き輪に針で穴開けちゃったみたいな声で挨拶しましてね。
しかも、顔とか汗だくで。
ワタシ、「顔に汗かく世界選手権」とかあったら、さくっと日本代表選手に選ばれる自信があります。
それくらい、頭部の発汗量がすごいんです。


「・・・・・おつかれさま」

K姫、そう言ったあとに、じぃっとワタシを見つめ、さらに言いました。

「どうしたのよ。よれっとしちゃって」
「あうー。よれっとしてますか?」

そして、ワタシの身だしなみにチェックを入れ始めるK姫。
髪がぼさぼさだの襟がヨレてるだの、なんかもう、いち社会人としてホントに恥ずかしいご注意を受けまして。
こんなところに風紀委員が潜伏していたなんて!

K姫はこういうところにきちんとしているというか面倒見が良いというかな人でしてね。
ワタシはといえば、コドモの頃から平気で靴を左右逆に履いたり、ボタン掛け違えていたり、タンクトップを前後ろに着ているような感じで、そしてそのままオトナになってしまいましたもので。(靴の左右履き間違えはさすがにもうしませんが)
なのでよく、襟を直してくださったり、ジャケットの裾をピッと引っ張ってくださったり、「姿勢悪いわよ」とご注意くださったりするんですけど。
この日はワタシも、いつもよりさらにヨレっている自覚があったのもですから。しかも汗だく。
さすがに恥ずかしいです。
恥ずかしかったもんで、この話はとっとと切り上げようと思いましてね。

「しょうがないんですよー。もうここ一週間ばかりお風呂に入る時間もないんですからー。あはは」

と、小粋で不潔な冗談を言ってみましたら


「え!!!」

って、


この人、

マジで、


一歩下がりましたよ今。


顔、笑ってないし。
K姫、今の、笑うところなんですよ。
言った自分でも全然おもしろくなくて、それは悪かったなーって思ってますけど。
一応、笑うところ。
小粋で不潔な冗談。
おもしろくないならいつもどおりスルーしたり「おもしろくないわよ」って怒るところ。



「・・・あの、今の、冗談ですよ? ウソですよウソ」 とワタシ。
「(ほーーぅ)<ため息  あーよかった。・・・本気にしちゃったわ」
「本気にしないでくださいよ!」
「だってじょりぃさん、一週間お風呂に入らないっていうのがすごく似合ったんだもの」



( ° Д ° )



今までとってもたくさんの、言われてショックなこととか「えええ??!!」って言葉をいろんな人からいただきましたが。


あんまりですよこれ!ヽ(`Д´)ノ・゜・(ノД`)・゜・。



「あたしの男性の好みは、清潔感のある、目がくっきり二重のハンサムな人」

と常々おっさっているK姫でありますが。
そしてK姫の理想はキアヌ・リーヴスでありますが。


キアヌさま



そんなK姫に、「お風呂入らないのが似合う」と言われたじょりぃの立場って。
もう座る場もないくらいかわいそうです。


でもですよ。

キアヌって、ワタシにしてみれば、清潔感あふれる好男子っつーより、
↓こっちのイメージの方が強いんですけど。


 

きったねえええええええ。ダウンの襟見てよ襟!



まあ、ワタシが何を言いたいかというと、K姫から見れば、じょりぃもキアヌも同じくらいイケてるんじゃないかってことですよ。
うん、よし。立ち直った。
はずがない。
余計に落ち込んだ。


そしてワタシは昨日も今日もまた朝まで仕事。
それだって、お風呂はちゃんと入るし、バスタイムは大切なリラックスタイムですよ!
お風呂大好きですし!


K姫のバカーーーーーー(つд-。)


・・・ていうか、じょりぃがこのキアヌ並に汚かったんじゃないかとか、思わないでくださいね!
これもただの小粋で不潔な冗談ですから!
信じて!


さて、仕事仕事と。<頭をぼりぼり掻きながら<それでも毎日洗ってますから



2008年07月06日(日) ねこネコ子猫

「ねえねえ、これ見てー?(*´∀`*)」

と、きょんが自分の携帯を差し出しまして。
そこにはきょんの憧れ、S先生からの「好きだ」のメッセージが。

なんてことではなくて。
そこには、2匹の子猫の画像が。

 みゃあ


「やあ!これはかわゆいなぁ」とワタシ。
「でしょー。ふふふ。
 捨て猫だったらしいんだけど、今は○○さんちで飼われることになってさー」
「へー。よかったね」
「で、少し人間慣れさせるためと社会性をつけるために、一時的に病院に来たの」
「ふーん」
「手前の子は、そんな必要もないくらい人懐こくてさー(*´∀`*)
 甘えるしじゃれるし、全然人見知りしないんだよー」
「ふーん。・・・ワタシはこっちの子の方がなんとなく好きだな」

と、奥の猫チャンを指さすワタシ。
なんか、ぼーっとしていて、かわいい。


            ぼー・・
 



「ふ。 じょりぃは絶対そう言うだろうなと思っていたよ」ときょん。
「そうなの?」
「奥の子はねー、すごい人見知りでねー」
「ますますその子の方が好きだ」
「手前の子がどんなに遊んだりかわいがられてても、その位置から全然動かないのよ」
「ふむ(´∀`)」
「で、こっちから近づいていって撫でてあげると、一瞬ビクッってするんだけど、逃げたりはしないの」
「ふむ(´∀`)」
「で、愛想はないんだけど、逃げずに喉をゴロゴロ鳴らしてるの。慣れれば甘えるようにもなるかもね」
「やっぱりその子の方が好きだーーー(*´∀`*)」

うちのハナコも割とつれない・・・というか、甘えたりしない方であります。
そしてワタシは、彼女のそんなところが気に入っております。
マイペースでやりたいことだけやって、たまーーーーにふとんに入って来たりして、そういうときのヨロコビったらアナタ。


「なんか、あまりにも思った通りの反応でつまんないの」ときょん。
「じゃあ、あなたならどっちの子の方がかわいい?」
「えー? 両方」
「どっちか飼うとしたら、どっちよ」
「両方」


もしかしたら、きょんの方がワタシよりも気が多くて欲張りなのかもしれません。


やんちゃな甘えん坊さんと、おとなしくて人見知りな子、
あなたならどちらがお好みですか?(・∀・)




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子猫つながりで、おまけ



拾った日のハナコ。ちょうどきょんと一緒にいるときに保護しました。
かーなーりーぐったりしておりました。
この翌日、心配で会社にもこっそり連れていったのですが、泡吹いて全身痙攣したので、会社抜けて速攻で病院へ連れていきました。
「助からないかも」と言われましたが、長生きしてくれておりますねえ。


そして、多額の請求書とともに、2週間の入院から帰ってきたハナコ。



ワタシたちに逢うまでどんな目に遭ったのか知りませんが、軽い骨折と脱臼、それに肛門が裂けていたらしいです。
あと、頭も強く打っていたんじゃないかとのこと。
てんかんの発作は、もしかしたらそのせいかも、とも言われました。

それにしても猫相の悪さと汚さにびっくりです。
これでも洗ったんですよ。黒いのはすべて皮膚病です。
人間様も大変な目に遭いましたこれ。(人間にもうつったのです)(※ネコの皮膚病がすべて人間にうつるわけではありません)

今ののんきハナコと比べると、発するオーラが別猫のようです。

このままだと、おまけの方が長くなってしまいそうなので、このへんにしておきます(・∀・)
そのうち、ハナコがうちの子になったときの話なども詳しく書いてみたいなぁ。
それを読むと、たぶんみなさま、ワタシのことを軽蔑なさると思います。


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