今日も今日とて
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2007年08月28日(火) エースをねらえ!

今日、きょんと買い物に出かけながら昨日のゴキ騒動の話になりましてね。

「あなた昨日頼りになったねえ」とワタシが褒めましたら、きょん、
「あたし、昨日は前向きな覚悟があったのよ。短期決戦で思い切っていこうって」と。

なんでまた?(°▽°)と思いましたら、きょんの言い分はこうでした。

「前回ゴキが出たときのこと覚えてない?
 あのとき、おたおたしたがために、退治に時間はかかるわ恐怖は倍増するわで、あのときにあたしは教訓を得た」

えらいわー。失敗を次の成功の糧へ。
そういうワタシは、前回の経緯をほとんど覚えておりませんでした。
ということで、きょんが教えてくれました。

それはふたりでクイーンの追悼番組を見ていた和やかな夜。
壁をさささと動く黒い物体を発見。 ええ、にっくきゴキですよ!
ふたりともゴキは大の苦手。
きゃあきゃあばたばたと大騒ぎですよ。
しかも、今回と違って、えらく一撃しづらい位置にいやがりましてね。
どうしようどうしようとそればかり。

「あたしはもう、見つけた時点でパニクって、叫ぶわ震えるわで動揺しまくっていたんだけど、
 じょりぃは落ち着いているように見せていた」
「見せてただけなんだ(笑)」 バレていたのね。
「うん。で、どうしよーってあたしが慌てていたら、あなた落ち着き払って言ったのよ」
「ほう。なんて?」
「『こんなときどうしたらいいか、ネットで調べてくる』って。そして部屋を出ていった」

悠長ですワタシ。
何かもう、小次郎を待たせている宮本武蔵なみのこの余裕。
ていうか、うまいこと言って逃げ出したとしか思えません。

「で、あなたが仕事部屋に行っている間に、飛んだのよ、ゴキ」

かわいそうなきょん(つд-。)

「で、またあたしがパニクってきゃあきゃあ言ってたら、あなた戻ってきてさ」
「うん。で、ネットでの収穫はあったのだろうかワタシ」
「なかった」

本当に役立たずですじょりぃ。

そして飛んだゴキは厚手のカーテンの上にとまりまして。
ここでまたきゃあきゃあする乙女のようなきょんとワタシ。
ちょっと上の方にとまられた上に、カーテンだと一撃したときの衝撃が弱くて人間様が負けるような気がしたのです。
そしてこのとき我が家にあった武器は、キンチョールだけという弱小アーミー。

「とにかく、カーテンだし、手が届きづらそうだしさ。またどうしようってことになったのよ」
「うん」
「で、じょりぃが『そうだ!アレがあるよ!』って、自分の部屋から持ってきたのよ」
「何を」
「エアガン」

えあがん?(°▽°)

「『これで撃つ!』ってさ」
「アホかワタシは」
「ねー。でもそのときはあたしもそれに賛同しちゃったんだけど」

はいはい思い出しましたよ。
当時ワタシったら、エアガンに凝っていた会計クンから、「じょりぃも鉄砲好きならこれあげるよ」となかなか本格的で優秀なエアガンを譲り受けて、パンパン撃って遊んでいたんですよ。
空き缶ならたまに穴が開くくらいの威力があったのでした。
それでゴキをやっつけようと。

弱小アーミーから本格的なニセモノ武器が登場しましたが、ゴキ退治に有効なんでしょうかこれ。

そしていそいそとエアガンにガスを充填し。(悠長です)
さらに悠長なことに

「一発で仕留めないと面倒なことになりそうだから、ちょっと練習してくる」

と言って、階段にパフィーのちっこいキーホルダー人形を置き、ゴキとの位置を想定した距離に立ち、それを狙って練習を始めるじょりぃ。
パフィも気の毒です。

一発目を外し、二発目三発目と連続して当たったので(なかなか腕がいいですね!)、よし!とばかりにリビングに戻りまして。
ゴキちゃん、狙い撃ち。

ばひゅんっ 1発目・ヒット。
ばひゅんっ 2発目・ヒット。
ばひゅんっ 3発目・外した。

外した時点で終了。暴れたり飛んだりしたらイヤですから。

が、しかし。
ゴキ、微動だにせず。ダメージがあったのかなかったのかもわからず。

そのまま様子を見ておりましたら、ゴキ、ささささと動き、こともあろうに中央でカーテンが重なっている布と布の間に潜り込んでしまいましたよ!

事態、悪化。
じょりぃ、役に立たず。

ああ。
テレビではヤング・フレディが熱唱中でございますよ。
本当なら「きゃー。フレディすてきー」とか黄色い声をあげているはずのこの時間、ゴキにきゃあきゃあと黄色い声をあげねばならないとは。

ゴキが隠れてしまってからは、ワタシは右手にエアガン、左手にキンチョールという、生まれついてのスナイパーという出で立ちで待機。
ジュリーならば片手にピストルで片手には花束なんですが(古い)、ゴキにはやっぱキンチョールです。威力弱いですが。気休め程度ですが。
だって我が家にゴキが出るなんて想定していなかったので、蚊とハエ対策くらいしか講じていなかったんですよしかたないんです。

きょんは、役に立たない過剰装備をしているワタシと比べ、ゴキ退治の最終兵器と言われている「丸めた新聞紙」を右手に持ち待機。

ふたりして「どうしよーどうしよー」「お父さん呼ぶか」(父も気の毒です。車で30分以上かかるというのに)なんて話していましたら、

ゴキ、 またもや飛びました。


飛ぶな!ゴキ!
おまえの何が怖いって、それがいちばん怖いんだ!


とっさにエアガンでなく、役に立たないキンチョールをぷしゅーっとまくじょりぃ。
きょんは


きょんは
最終兵器を握りしめ、きゃああああああああああと叫びながら

飛んでいるゴキを

ばしっ!と


しかもですよ?

バックハンドで




仕留めました!!!!!(・∀・)すげえええええええええ
おまえは岡ひろみか。


とどめはワタシのキンチョールです。
ぷしゅーーーーーーーーーーーーーーーーーー。


きょんはこの時点で((((;゚Д゚)))ガクガクブルブルでへたりこみました。


バックハンドですよバックハンド。
きょんが元テニス部で本当によかったです( ^ ∀ ^ )


「・・・・というわけで、あたしはもうゴキ退治に迷いは捨てることにしたのよ。
 昨日も見つけた時点で足がガクガクだったけど、気持ちはかなり前向きだったの」
「えらいねえ」

前回から教訓を得て、恐怖に前向きに立ち向かい、今回もゴキを退治できたきょん。

それに比べて。

前回と何も変わっていないワタシ。
役割分担すら変わってません。
最後に殺虫剤で ぷしゅーーーーーです。



「あ、そういえばね」とワタシ。「今日、ゴキの落ちていたところを掃除しようと思ったら、ゴキの足が一本落ちていたよ」
「ぎぇあがあああぁぁぁぁぁぁ」<きょん
「しかしさすがにここはワタシの出番だろうと思って、ティッシュで取って捨てておいたよ(・∀・)」
「ホントー? あなたえらいわーーーーー。ありがとーーーーー」


ものすごく感謝されました。


前回よりも、ゴキの足一本分、ワタシも進歩していたようです。
ええ、ワタシってゆっくりと成長していくタイプなんです。


2007年08月27日(月) 出たー

夜。
かたかたと仕事をしておりましたら、ノックの音の後にドアがすーっと開きまして。
暗い顔をして新聞紙を丸めて握りしめているきょんの姿が。 怖い。 何か訃報でも?

「どしたの?」とワタシ。
「出た」
「何が?」
「ゴキ」

むむむむむ!


怖いよーーーーう・゜・(ノД`)・゜・。


しかし表情は変えず、「どこに?」とワタシ。
「洗面所。一撃できる位置ではある。と思う」
「むむ。見てみるか」

余裕の表情のワタシ。いや、ホントは怖い。ゴキ嫌い。
しかし、きょんはもっとダメです。ゴキブリが出るとパニックになる人です。
ここはワタシが落ち着いて、華麗に舞うようにゴキを一撃し、「じょりぃ素敵(はぁと」と株を上げるべきところです。

でも

怖いよーーーーう・゜・(ノД`)・゜・。

という気持ちを押し隠し、クールに洗面所に向かい、ゴキとご対面をするワタシ。

「でかいね!( °▽ °)」

よく一般のご家庭にいるチャバネとは明らかに違う。これはクロゴキでしょうか。怖い。
米屋でバイトしてるときにわらわらといたのがこいつですよ。
こいつのせいでワタシはゴキ嫌いになったのですよ!

「一応このグッズを用意しました」ときょん。

丸めた新聞紙と、アースジェット。

「アースジェット? 効かないでしょ。ゴキジェットあったよ確か」

いそいそとゴキジェットを持ってくるワタシ。
ウエポンは手持ちの最強のものを用意しないと!

このあと、壁にたかるゴキをじいいいいいっと見たまま、動かないワタシ。

「何してるの?」
「うむ。心の準備をしている」
「何の?」
「これからゴキをつぶすことについて」

じいいいいいいいいいいい。
って、ワタシはいつもこのイメージトレーニングが長すぎるんですが!
こうもりが出たときもこれで随分と時間を食ってしまった覚えが。
でも大事なんですよイメトレ!

と、ワタシが熱心にイメトレをしておりましたら、きょんが「一撃でいけるかなぁ」と新聞を丸めなおしまして。
いやいや、あなたにそんなことさせられませんよ!
何よりもゴキが嫌いではありませんか!
でも新聞丸め直して、  そうですか、   どうもありがとう。

「うむ。頼む」

何が「うむ」だという感じですが。
お願いしているのにえらそうですしワタシ。

きょん、「あたしがするの?(`Д´*)」とも言わず、覚悟を決めたような顔で一歩前へ出まして。
ワタシはゴキジェット持って涼しい顔で待機。
飛んだらこれで狙い撃ちですよ!
それはもうゴルゴ13のように。山本リンダのように。

きょん、そろそろとゴキに近づき、バシッと一撃。
このとき「きゃああああああああああ!!!!!!」と叫びながら攻撃するのがワタシには理解不能なのですが。
なっちゃんもこういうとき叫ぶんですが。
なぜ叫ぶ。
叫びたいのはゴキのほうです。
とはいえゴキがそんな風に叫んだら、ワタシ失禁しますが。

一撃目、外したらしいです。
すぐさま次の一撃を。やっぱり「きゃあああああああああ!!!!」と叫びながら。バシッ!

ヒット!
見事なヒットぶり。

ゴキの落下を確認し、その後動かないかも確認・・・・する気になれないじょりぃ。

「どこ行った? ちゃんとしとめた?あたし」ときょん。
「うん。落下するのは見た」
「逃げてないよね? かなり死んでたよね?」

死んだにかなりも少々もないような気もするんですが、ええ、かなり死んでました。
ゴキって殺してもなかなか死なないじゃないですか。足取れても平気で走って逃げますし。
でもきょんの雄叫び付の渾身の一撃。見事にヒットしたのをこの目で確認しております。

しかし。

洗面所って、何かごちゃごちゃと置いてあるんですわ、うちって。
まあ洗面所に限ったことではないんですが。
その向こう側に落ちたもんで、どのへんにどのように落ちているのかが確認できない。
視認できない。

「うーーーん。 ワタシは背が足りないので、ワタシの位置からだとゴキが視界に入らない」

ゴキが見えないことを、自分の背が低いせいにして逃げようとするじょりぃ。
ゴキが怖いのはきょんも同じだというのに。ていうか、きょんのが怖いんですよ。

そうしましたらきょん、ごちゃごちゃ置いてあるものをどかし始めまして。
わお!
すごい勇気ですね!

「ああ・・・あたし恐怖のあまり手も膝もガクガクしていて物がよくつかめない・・・」

かわいそうです(´;ω;) ウッウッ
そんなに怖かったなんて。そして今も怖いんだろうね!
ワタシはなんだか余裕で尻とか掻いてますが、それでも「じゃあワタシがやるから」とは言い出しません。
だって、きょん、すごく怖がっていながらも、なんだか心はソルジャーなんですもの。軍曹めいてます。
とてもワタシが口を出せる雰囲気ではなかったんですよ本当なんです信じてください。

「あ!いた!・・・死んでるよね?」ときょん。
「うーん。死んでいるね。でも念のため」 と、ゴキジェットを軽くシュッとするワタシ。やっと出番ですよ。ノズルって便利ですね( ^ ∀ ^ )

さてそうなると次になすべきことは。
とワタシが考える前にきょん、

「誰が片づける?」と。

これはもう、逃げられないでしょう。
ゴキを殺すという大任をきょんが引き受けてくれたのですから。
片づけるのはワタシの係ですよ。当然です。

「ワタシがやる   の?(・∀・)」

この期に及んで!

「・・・・・・」きょん、無言。
「もちろん、ワタシがやりますよ。あなたにゴキの死骸を片づけさせるのはしのびない」

もうホントにそろそろこのへんで株を上げておかないとですね。
じょりぃにも立場ってものがありますからね。

でもさて。
どうしようかな。
どのようにすればよいのかな。
ちりとりで掃き取れる位置でもないし。
こう、「つかむ」という動作を行わねばならないわけですよ。

箸で?

いやいや。
何か食事のときにトラウマになりそうです。

ええと、    念力?

なんて思案しておりましたら、きょんが「ゴム手袋してティッシュ山ほど使えばつかめるかな」と。

「ん。わかった」

念力は使わなくて良くなったのでワタシの秘密の力はバレなかったのですが、そうか、やはりつかむのか。
と思いながら納戸に向かいましたら、きょんが先にずんずん進み、ラテックスの手袋を取りだしまして。
それを手渡されるのかと思いましたら、自分の手に「ぴしっ」とはめております。

「え? あなたが取るの?」とワタシ。
「うん。やる」
「えー。 さっき殺すのも頼んじゃったのにー。    がんばってね(・∀・)」

きょんを包む空気はやはりソルジャー。
なんだかカッコイイです。頼りになります。もうどこまでもついていきたい。

「あ、でも、その薄い手袋だけだと怖くない? 軍手の上にラテックスすれば?」とナイスな提案をするじょりぃ。
「いいよ。直に触るわけじゃないし。ティッシュ使うし」

きょん軍曹! もうどこまでもついていきたい。
いっそ犯して。

ワタシはいそいそと、スーパー袋を取りにいきまして。
捕獲したゴキを捨てる用です。
補佐に回った身としましては、こういう細やかな配慮に気を配るべきですからね。
自分の頭のまわり具合にうっとりします。ていうか、どこまでも頭でっかちなワタシ。
考えているばかりでちっとも体が動いてません。きょんが痩せて、ワタシが太る理由がこんなところにも。

やっぱり「うわああああああああ」と叫びながら、きょん、ゴキをつかみまして。
一度落としました。落としたせいでビビリ度アップ。
やっぱり替わるよ、と申し出ようとしたところできょん再チャレンジ。
ホントに申し出ようとしたんですよ本当です信じてください。

無事捕獲。
ワタシの持っていたスーパー袋にイン。口を縛って終了。

震えっぱなしのきょん。
かわいそう(つд-。)


その後、拍手を送り続け、賞賛の言葉を口にし続けたのですが、心なしかきょんのワタシを見る瞳に、冷ややかな軽蔑の光が宿っているような気もします。
なぜかしら?(°▽°)ハテ?


あの調子なら、今度またゴキが出たときは、ふたたびきょんがソルジャーと化してくれるんじゃないかと。
じょりぃ、無能の勝利。


2007年08月21日(火) セミナーとメモ

さて、前回の続き、肝心のセミナーです。

今回講演してくださるセンセーは、女性なんですが、なにやらいろんな肩書きやら持ってらしてですね。
案内に載っていた自意識過剰めいてるような、表情を作りまくっているような写真を見た時点で、実はなんだかこんな表情(´`)になっていたじょりぃだったんですが。
でも話を聞いてみないことにはなーと思ってました。
なにやら、マナーとかそっち関係のなんたらもかんたららしく、営業研修とかも行っているなんたらかんたららしく、とにかくすごい人らしいんですよ!
写真も何か、気合いのせいかキラキラなさってましたし。

が。

実際あらわれたそのお方は、なんだか、ええと、 品がない。

まずは自己紹介っつー感じで、自分の仕事内容やら肩書きの説明やら始めたんですがね。

話がおもしろくない上に、なんだかはすっぱだし、それにワタシ、肩書きやらステイタスやらにまるで興味がないんですわ。
どんだけアタマがいいかとか、話がおもしろいかとか、その人の仕事ぶりがたいしたもんかとか、そんなのはその人の話を聞き始めればわかることでして、いらんの、そんな説明。
まあ、そういうものが大事な人もいらっしゃるでしょうし、聞けば安心するのかもしれませんが。
でも話しぶりを聞いていると、「なんでそこまでのステイタスがこの人についてまわっているのかし?」という疑問しか浮かんでこず。

ワタシがK姫やら不思議ちゃんEさんやらにぽーっとなってしまうのは、見た目の美しさやかわいらしさももちろんありますが、それ以上にふたりの頭の良さに心惹かれてしまう、という部分が大きかったりするのでございます。
ふたりとも学歴や前職をひけらかすようなマネはしたことがありませんが、放っておいたって一緒に仕事をしてみれば
「このしとたちすごい。とてもかなわぬ。ぽーーー」となってしまうわけです。
まあふたりともワガママ度もすごいですけど。ってひとこと多い愛らしいじょりぃ。
そんなワタシなもんですから、こう、虎の威のようなステイタスをどどーんと掲げられて、話がつまらなかったり「んん?」という要素が前面に出てきてしまうと、ガッカリ度が丸八真綿のように「2倍!2倍!」になってしまうんですね。
もちろん、肩書きやステイタスなりにご立派な人も山といらっしゃるわけですが。
って話それちゃいましたが。しかもなんだかワタシえらそうでスミマセン。

でまあ、ワタシもそれならおとなしく居眠りでもしてればいいんですが、なにしろ一番前の席ですからね。
そもそも、一生懸命お話してくださっているのに、ワタシ好みの演者さまでなかったからなんて理由で居眠りしたら失礼です。
ワタシだって参加費の元を取らねばなりませんし。

というわけで、ぴろぴろとメモを走り書きし、となりのK姫に渡すことに。


プロフィールよりも
品がなくて
アタマわるそうな人だと
思ってしまひましたよ
芝居がかってるし



居眠りよりも失礼なんでしょうか。
でも、ワタシは真剣に参加してるんですよ!
真剣だからこそ、文句のひとつも言いたくなっちゃったんですよ。
ホントに話がつまらないんですもの。品が売りの商売してるくせに品がないし。<ひとこと多い

K姫に怒られるかなあと思いつつ、ちらりとK姫を見ましたら、K姫もこちらを見て苦笑い。
よかった。これは同意の苦笑いよね。

で、K姫、ワタシの渡したメモに何か書いていらっしゃる風も見受けられたんですが、覗いてみると白紙。
そうですよね。
マジメなK姫が、演者様の目の前で、学生の授業中のメモのやりとりみたいなマネをするはずがないです。

でもなにか、ワタシにそのメモを渡そうとするような素振りも。
しかし白紙。
はて?

おまけにK姫、「・・・・・ないのよ」と、ちいいいいいさな声でワタシに耳打ち。
はて? なんて言ってるのかしら。

そうこうしているうちにも、セミナーは進んでいきます。
そのセミナー、「攻めのイベント展開」についてのレクチャーのはずだったんですが、どうにも演者さまの思い出話とか「私ってこんなにすごいのよ」な話とか、よそ様の悪口とかばっかで、何か一向に、肝心の具体的な「攻めのイベント展開」な話をしてくださらないんですよ。
たいていのセミナーは、参加するまでは億劫でも、参加してしまえば「うおおおお!勉強になった!」と思える単純じょりぃなんですが、今日はダメ。
あんたがえらいのはわかったからさー、で、あっしらはどうすればいいんですかい?みたいなやさぐれた気持ちになってきまして、気づけばノートは落書きだらけですよ。
いい年して何やってんだかと自分に呆れましたが。

ちなみにノートです。

 文字より落書きのほうが多い。

最初に書いたのがこれだったんですが。



わんわんわん じゃないですよもう。
たぶん、演者さまに吠えているんだと思います。

これを横目でちらりと見たK姫。「くす」みたいに笑ってくださいましてね。
うれしくなったので調子づいて、犬だけでなく恐竜も書けるんですよ!とアピールしてみようと思って書いたらこんなものが。

 なんじゃこりゃ。

これもK姫に見られちゃったんですが、このときは「くす」でなくて、K姫、肩をふるわせてました。
ワタシの絵の下手さに感動して打ち震えていたんだと思います。

1時間半もありましたからね。
他にもこんなのとか

 空中猫。わけわからないと思いますが。

 こんなのが。

エアコン効いてて寒かったんです。
というのはワタシだけだったみたいで、セミナー終わってから主催者様が「空調の調子が悪くて暑くてスミマセンでした」とか言ってました。
アタマだけでなく体も狂ってるようですワタシ。
何かもう、頭痛薬を飲んだせいもあり、眠くてしかたなかったワタシは、とりあえず落書きだけでも踊ってみようと、らんたたらんたたとか踊ってますが。
アダムスキー型UFOにいたっては、自分でも何を考えていたのかさっぱりわかりません。
パンツ猫の頃にはもう脳がアダムスキー型になっていたんだと思います。
あの、いつも言ってるのでもはや誰も信じないと思いますが、ワタシいつもはもうちょっと字はマトモなんです。信じてください。無理でしょうけど。

落書きにも飽きて、眠気と戦っておりましたら、K姫が演者さまのスキを見て、さきほどワタシが渡したメモを「すっ」と寄越しましてね。
わあい、お返事だー!(*´∀`*) と思ったものの、ワタシの字しか書いてありませんでした。
なんだなんだ。
こんなもんいらないわよってわざわざ返してくれたのかしら。
しゅん(´・ω・`)

K姫、また聞こえるか聞こえないかの声でワタシの耳元でささやきます。

「・・・・・ないのよ」

ん? 聞こえませんよ?

という顔をしてみたら、もう一度「・・・・ないんだけど」と。

ああ。
返事書いてないんだけど ってことかしら。
いいんですよ、そんなの。
だいいち、今はセミナー中です。しかもいちばん前。
そんなことしては演者さまに失礼ですし。

しかしヒマつぶしに、ワタシなんて書いたっけなー、なんてもう一度メモに目を落としましたら。

おや?
汚れ?

と思ったら、かろうじてうっすら文字が見えます。

ワタシが渡したメモは、ツルツルの紙だったんですが。
K姫はシャーペンでメモを取っていたので、ツルツルの紙に文字が書けなかったらしいんですわ。
しかし、一生懸命何度もなぞって、かろうじて見えるようになっていたその文字は


ケ バ イ


K姫の、演者さまへの感想だったようです。
たった3文字。
3文字で、しかしすべてを言い得ているような。
さすがはK姫。
ていうか、今度はワタシが肩をふるわせる番でございました。
ケバイって、そりゃあんまりですよK姫。確かにケバイので笑えるんですが。
すました顔して一生懸命「ケバイ」という言葉をシャーペンでなぞっていたのかと思うと、かわいらしくて大笑いです。

演者さまが水を飲んでいるスキに、K姫、さきほどよりも聞こえる声で耳打ち。

「シャーペンだから、その紙だと書けないのよ」

さっきから、それを言いたかったんですか。

そんなことを何度も言おうとしていたのかと思うと、これまたなんだかK姫がかわいくてですね。
この頃には、ワタシのオチた気持ちもすっかり回復しておりました。
ありがとう、K姫。
ワタシのバカにつきあってくださって。

セミナーが終わってから、4人で軽く食事をしまして。
K姫が上司らしく、びっしりと書き込まれた自分のノートを見ながら、この話とこの話は今後活かしていけそうよね、具体例は残念ながら出なかったけど、今日の話を参考に自社に反映できる具体的な内容を考えてみましょうね、で、ふたりはどう思った?なんて前向きな話し合いをさっくりしまして。
こんな風にディスカッションしてみると、やはり得るところもありまして、演者さまにも遅ればせながら感謝したんですが。

そして、「じょりぃさん、今日とったメモ、ふたりに見せてあげて」と、K姫。

「え! あれを見せてしまっていいんですか!」
「うん。 見せて」

しぶしぶ見せるワタシ。

「かわいー」となぜかよろこんでくれたワカモノ2人だったんですが。

K姫、にこにこと微笑みながら

「つまらないセミナーでも、こういうことしてちゃダメよってことで」 と。


(°▽°)ゴモットモ


悪い見本として、ワタシもお役に立てたようでうれしいです。


2007年08月20日(月) 姫は気まぐれ

今日は、K姫から無理矢理誘われたセミナーの日でございましたよ。
当時の予定では、一緒に買い物したり、K姫の思い人(げーのー人)を探して歩いたりする予定でしたよ。

が。しかし。

K姫から連絡がない(・_・)

まあ、あちらは姫でございますから。
自分から「どうするー?」なんて連絡をしてくるはずがないのでありますからして。
ワタシから「どうしますか!(・∀・)」と元気に甘えながらおうかがいを立てるべきところだったんですが。

ここ数日、ワタシったら忙しくてですね。
セミナーすら行きたくないような状態だったですよ。
その上このクソ暑い東京をさまようなんて、考えただけで熱射病で運ばれちゃいそうな気分に。

どーしよー、K姫はどーゆーつもりなんだろー、と考えあぐねたまま、セミナー前日に。
いよいよどうなっているのかの確認をしなければならない日になってしまったわけですが。

昨日のワタシったら、何かもう、悪鬼とか怨霊とかおんぶオバケとか子泣き爺とかそういうモンがまとめてとりついちゃったかのような気分の落ち込みぶりでございますよ。
とてもじゃないですが「どうしますか!(・∀・)」なんて、K姫にお問い合わせできる心境ではなく。

しかし、K姫ももしかしてお困りかもしれませんし。
ということで、昼頃に一度、携帯に「明日って結局K姫どうしたいですか?」みたいなメールを入れまして。
しかし、夕方になっても返事が来ず。いつもそう。メール無視。でもいいの姫だから。
そんなわけで、仕方なくK姫の携帯に電話。
もうすんごい、体中からやる気を絞り出して電話。ホントならふとんかぶって泣きながら寝たい気分なオチ加減ですよ。
何をどうオチていたのかさっぱりわからないんですが。たぶん疲れていたんでしょう。

と、やっとの思いで電話をしてみたものの。

電話出ないし(つд-。)K姫ー

夜になってきょんに「明日行きたくないよう」とぐずぐず言いまして。
「そういえば、K姫との約束どうなったの?」ときょん。
いきさつを話しましたら、きょん、怒る怒る。

「K姫がだだこねたせいで、あなたが行きたくもないセミナーに行くことになったっつーのに、どういうことだ!」と。

まあやはり、毎日一緒にいて、ワタシが寝てないのとか、なんか元気なさそうとか、そういうの目の当たりにしてる人ですからね。
腹立っちゃったみたいです。

「いや、でもそれはいいのよ。セミナーはしかたないとしてもさ、K姫にご同行しなくていいなら、ワタシはそっちのが楽でいいんだけど」
「なるほど」
「携帯にメールして、電話も一度入れたんだけどさ、もういいかなあ、別行動って解釈しちゃって」
「いいよ」 なぜあなたがえらそうに。ってワタシが聞いたんですが。
「じゃあいいや。この件はもう考えないことにする」
「そうだそうだ。セミナーだけ受けてとっとと帰ってこい」

そしてその日は、もう早寝しよーと思いつつ、結局ふとんに入れたのは3時過ぎていたんですが。
でも「やった。3時に寝られる」と思ったのも事実。翌朝は寝坊して9時まで寝ることに決めましたし。6時間確保。

しかし、4時ちょっと前頃に、携帯メールで起きたワタシ。
いつもはマナーモードにして寝るのですが、昨夜はうっかり忘れたのでえらい騒ぎで「ピタゴラスイッチ」の着信音が。

「じょりぃさんですよね。10時25分○○駅改札前集合です」

K姫からでした。てかまだ起きていたのか!Σ (゚Д゚;)
それに夕方からのセミナーなのに随分と集合が早い。
しかも「集合」ということは、数人で行くことが決定している模様。
どうなってるんだろう????はて?(°▽°)

もうろうとしながら、明日は別行動で現地に向かいますという、いつの間にか自分のことしか考えていない返信をするじょりぃ。
オチてた上に、眠くてしかたなくて、判断力がおかしくなっていたらしいです。

しかも「じょりぃさんですよね」ってK姫ったら。
ワタシのアドレス入ってるはずでしょ!もう。いけず。

・・・・削除しちゃったのかしら。

で、朝になりまして。
K姫のお供という仕事がなくなったので、普通に仕事をこなしまして。
しかしだるい。つらい。
なんてダルダルしていたら、もうすぐ集合時間という頃になって、K姫から電話が。

「じょりぃさん、どうするの?」と。
あら?メール見てないのかしら。

「あ、ワタシ午前中からって無理そうなので、現地に直接うかがわせていただいていいですか?」
「そうなの? いいわよー」
「あの、K姫、大丈夫?」
「なにが?」
「だってほら、電車の座席の組み合わせとか、気にしてたから」
「ああ(笑) 社長もEさんもセミナー行かないことになったから、問題なくなったの」<うれしそう

早く言えよ!ヽ(`Д´)ノ

でもいいの。姫だから。

「あー、じゃあよかった。そのことが気がかりだったんですよ」
「ありがと。大丈夫よ」
「じゃあ現地で」
「気をつけてね」

もー。K姫ったら。
と思いつつも、ご迷惑をおかけしなくてよかったー、という安堵が生まれたために、気持ちがちょっと浮上するワタシ。
しかもメールチェックしてみたら、深夜にワタシが返信したと思っていたメールは、打ってあったものの送信されておりませんでした。
スミマセンK姫。

せっかく気持ちが浮上してきたというのに、出かける時間になったらクソ暑いですよ。行きたくない行きたくない。
おうちでかき氷に梅酒でもかけて食って丸くなって眠ってしまいたい。
けどそういうわけにもいきませんので出かけていきまして。

今日は優先席に座っている老人を窓から投げ飛ばしてでも座っていこうと心に決めつつホームで電車を待ちましてね。
ってそれはウソですが。
運良くずっと座ってられたのでラッキーでした。

会場まではなんとか迷わず行き着きまして。
ていうか、駅から徒歩1分でしかもビルの写真までつけてくださる案内上手な会社さんだったので、ワタシがいかにアホでも目が見えれば到着できたんですが。
で、ダルダルとビルの中にあるはずの会場を探したんですが。
割と大きなビルだったもんで。

じょりぃ、さくっと迷子に(つд-。)

ああ。
もうこのビルの中で行き倒れるしかないんだ。
東京砂漠で死んでいくのね。とは思いませんでしたが、とりあえずK姫に電話。もう着いているはず。

「もしもしー。じょりぃですー」
「おつかれさまー。今どこにいるの?」
「ビルの中にいるんですが、m」
「迷子になってるのね?」

察してくださってありがとうございますK姫。

「はい。ぐすん。会場ってどこですか?」
「2階よ」

考えてみればビル名しか聞いてなかった。そういうこと教えておいてくださいK姫。
どこだかわからずに探しているワタシもバカモノですが。

「2階のどこですか?」
「んー? どこかを右に曲がってまーっすぐ行ったつきあたり」

その説明じゃわからねえですよ。

まあなんとか会場までたどり着きまして。
K姫と後輩2人が、ちょうど受付で顔見知りの担当者と話しておりました。
しかもちょうど、担当者さんが「じょりぃさんは?」なんて言っているところにひょこひょこと登場するワタシ。

「到着しました」 にこやかにみすぼらしく登場。湿気で髪が膨張しております。服はよれてます。

ワタシの声にくるりと振り返るK姫。


う、う、う、

美しい。


テンションが一気に上がるじょりぃ。
なんか元気出てきた!

早めに受付を済ませたワタシたちは、会場の入口で「前からお座りください」と声をかけられ。
ワタシならそう言われたところで、居眠りしてもバレなそうな死角を探して座るんですが、K姫はワタシと違って立派に仕事をこなす人間です。

「どうせなら一番前に座ろうか」

という、ワタシからすると信じられないお言葉を発しながら、演者様の目の前真ん前の椅子に。
演者様用の卓とかなかったので、ホントに目の前です。
いやしかし、案外死角なんだろうか。

そんなこんなでセミナーが始まりましたよ。
続きは次の日記で。


2007年08月15日(水) キレイスイッチ

先日、きょんが東京へセミナーを受けに行ってきたのですが。
朝早かったので、ワタシと顔を合わせぬまま出かけていったんです。
そしてセミナーが終わり、「ただいまー」ときょんが帰ってきまして。

あら。まあ。

「あなた今日美人じゃないのー。化粧かわいいね」 とワタシ。

10年以上つきあっていてもこういう気の利いたセリフがさらりと出てくるワタシが憎い。
憎すぎてかわいい。誰か愛してください。

「えー?ホントー?えへへへへー」

素直に喜ぶきょん。


ちょっと話がそれますが。
きょんは日頃より「ほめてもらったらさー、謙遜したい気持ちはわかるけど、素直に喜ぶほうが相手も困らないよねー」と申しております。
きょんのダンスサークルの仲間でS藤さんというかわいらしい人がいるのですが。
きょんより確か2つ年上なんですが、まだ独身で若々しいし、顔もきれいだし、何しろ年がいってるくせにスタイルがとってもいいんですね、細くて。
そしてとても女性らしい雰囲気を漂わせ、いつもにこにこしてらっしゃる人なんですが。

が。
S藤さん、最近下腹だけがどうもぽっこりしてきちゃったらしく。
ぽっこりっつっても、ワタシなんかから見れば「は?どこが?」という感じなんですが、本人はえらく気にしているらしく。

で。
その日、S藤さん、とてもかわいいお洋服を着ていたらしく。
なんつー服なのか、ワタシの着るタイプの服ではないのでわからないんですが、スキニージーンズの上にひらひらと着るような、そんな服。
それを見て「わー、S藤さんかわいー。すごく似合ってるー」と思ったきょんは、それをそのままS藤さんに伝えまして。

そうしたらS藤さん「おなか出てきちゃったから、こういう服じゃないとね」と苦笑い。
「えー。そういうの抜きにしても、かわいいよこの服。似合ってるしー。あたしじゃこれは着られないなー。いいなー」ときょん。
「そんなに良くないよ。体型ごまかすために着てるんだし」

ここできょんは困ったらしい。
「あ、そーなんだ」とも言いづらいし「そうだね、よくごまかせてるよ」とも別に言いたくないし、
とにかくきょんが伝えたかったのは「S藤さんにとても似合っていてかわいい洋服だね」ということであったわけでして。

「で、そのあともあたしは『そうじゃなくてかわいいんだってば』みたいに食い下がったんだけど(なんでそこまで)
 S藤さんも頑としてかわいいという部分を認めないのよ!」 と、ワタシに語ったきょん。
「なるほど。S藤さんの気持ちもわかるが」
「そう、あんたもそーゆーとこあるんだよ。腹立つからやめな」
「はい」
「いいんだよ別に。そういうことを言いたい気持ちはあたしもわかるんだよ。
 でもさ、一通り言ったら『でもうれしい、ありがとう』って言やーいーじゃん」
「それはそのとおりだ。お互いに気持ちがいい」
「そうだよ。あたしは別にお世辞とかおべっかで言ってるわけじゃないのに、なんか気分悪くなるんだよね」
「なるほど」

なんてこともあり、きょんはワタシがほめると割と素直に喜んでくれます。


話を戻しまして。

なんで今日はそんなに念入りに化粧していったのかな?とちょっと思ったじょりぃ。
きょんの仕事は圧倒的に女性のほうが多いので、いつものセミナーは「どうせオンナしかいないしねー」と言って、Tシャツにジーンズに化粧は申し訳程度という出で立ちなんでございますよ。

そうしたら、ワタシのそんな「なんで?」という様子を察知したのか、というより自分で申告したくてうずうずしていたらしいんですが、きょん、

「あのね、もしかしたら今日のセミナー、S先生が来るかなーって予感がしたので、念入りに化粧してしまった。あはは」

だそうです。
もうこの日記にも何度か登場していますが、S先生とは、きょんの憧れのというか、恋心すら抱いているんじゃないかという獣医の先生です。
ワタシは学会誌に載っている写真ときょんの話でしか知りませんが、それだけの情報でも「なんか感じ良さそー」と思える素敵な男性であります。

「なんだー。そういう深いワケがあったのかー。あはは」とワタシ。
「だからほら、お洋服もいつもよりかわいいの着ていったの☆」

ホントだ。気合い入ってます。

「ホントだ(笑) で、S先生来たの?」
「それが来たのよ!会えたのよーーーー!!!」 きょん、鼻の穴ふくらんでます。
「よかったじゃーん。気合い入れていった甲斐があったね」
「そうなの!」

アホらしー。
けど、気持ちはよくわかります。
ワタシだって、あの子やあの子やあの人やあの人と出かけるときは同じ気持ちで出かけますから(・∀・)

で、あらためてまじまじときょんを眺めてみまして。
丁寧にアイメイクしてイカすファッションをしているきょんは、やっぱりいつもよりキレイ。

「うん。S先生もきっとメロメロだったね( ^ ∀ ^ )」とワタシ。

これはヨイショです。お世辞です。だからなんなら「調子いいこと言ってー(`Д´*)」って怒ってくれてもいいんですが

「えー?それはないよーう(*´∀`*)」

きょん、否定しつつもくねくねと喜んでいます。なんてしあわせな人。

「この服ねー、細く見えるんだよー」
さらに得意そうなきょん。
それ以上細く見せなくてもいいんじゃないかと思うんですが。乙女心ってヤツですかね。

「うん。細く見えるね。ついでにおっぱいも全然ないね」
「そんなはずないわよ! 今日のあたしはおっぱいも気合い入れたのよ!」

気合いじゃなくてストッキングでも入れたんじゃないの?
ていうか、気合い入れたっつっても、全然ねえよ胸。
が、しかし、きょん様せっかく良い気分なのでありますからして

「やあホントだ。よく見たらいつもより大きかった」 と答えるじょりぃ。
さっき「全然ない」と言った舌の根も乾かぬうちに発せられたこの言葉だというのに

「そうでしょー?」

と、またもや鼻の穴をふくらませるきょん。


なんにせよ、馴れ合ってゆるゆると見た目にかまわなくなっていくよりも、どんなものにせよ「キレイになりたい☆」というスイッチがこのように入るのはとても良いことだと思います。

と、ワタシがよゆーで構えていられるのも、S先生が到底浮気なんてするはずのない素敵な男性だからなんですが。


しかし、その後の休日では、一日中ゆるゆるのTシャツとジャージで過ごしていたきょん。
動物の世話や動物モノの洗濯に追われていたとはいえ。

たまにはワタシのためにもスイッチを入れてくれるといいんですけどねえ( ´_ゝ`)
なんて言うとまた激しく怒られちゃうので言いませんが。


が、落ち着いて考えてみれば、ワタシもきょんを相手に「キレイに見られたい☆」なんて思わないので、まあお互い様ですか ァ'`,、('∀`)


2007年08月11日(土) 巻き込むな

一週間ほど前のことですが。

きょん、とある犬を拾ってきやがりましてね。
なんでも、朝の犬の散歩をしていたら、桑畑で発見したそうなんです。
桑の株分かれした根元に足が引っかかって動けないまま倒れていた犬がいたそうで。
朝とはいえ既に炎天下の兆しを見せていたその日、捨て置くことができずに救出・保護。

なんてことを知らずに風呂に入っていたワタシは、ガレージのほうから聞こえる「わん!わん!」という犬の鳴き声を耳にしまして。
で、当然「なんだねあの犬の声は」と朝の不機嫌タイムに仏頂面できょんに訊ねたら、上記の説明がなされまして。

股か。 違う。 またか。

犬が吠えているところにのしのしと出向くじょりぃ。
「そのまま鳴き続けると焼いて食うぞこのやろう」と脅しましたが鳴きやみません。当然ですが。

次に見に行ったときは、ぐったりと倒れておりまして。

風通しの良い日陰だったので、暑さにやられたということはなさそうなのですが。
死んでるのかしら。
ああよかった。面倒がいっこ減った(・∀・)-3
なんて冗談でも口にするワタシは確かに非情ですが!

年中年中犬だの猫だのにわとりだのチャボだの烏骨鶏だの拾われてくる身にもなってください。
もうイヤなんですよあたしゃ。

しかし生きてました。でも死にそう。

家に戻ってきょんに「あの子死にそうに見えますが」と言ったら「うん。すごく年寄りで弱ってるみたい」と。

貰い手つかねえじゃねえか!ヽ(`Д´)ノ

「(むすーーーっ)」<じょりぃ
「ちゃんと飼い主見つけるからー」
「どうやって」
「いろいろ。とりあえず、電話帳貸して」 
「電話帳?どうすんの?」
「最寄りの動物愛護関係の団体と保健所と動物病院に、保護している旨を連絡しておく」

その日、仕事が休みだったきょんは、上記に電話かけまくり。

えらいですね。

「でも今日あたし、いろいろと出かける用事があるから・・・」
と聞いた時点で
「ワタシにその犬の世話を頼むのはやめてよね」と間髪入れずに食ってかかるじょりぃ。
「頼まないよ。とりあえず、うちの病院に預けてくる。あの子の健康診断もしてもらわなきゃだし。
 それに今うちで預かってても、目を離すとなんか命が危ない気がするから、見ててもらおうと思って」

とりあえず、ほっ(・∀・)-3

「じゃあ、きょんが帰ってくるまでに、飼い主探すための張り紙作っておくから、情報ちょうだい」とワタシ。

きょんが渡してくれたメモがこちら。

8月6日(月) AM8:00頃
○○市××町 △△川付近で保護

特徴
赤い首輪、女の子、茶色と白
前歯がすり減ってしまってほとんど無い。


女の子だったのか。
ならばもう少しやさしくしてやってもいいです。

さらに、「これは張り紙に書かなくてもいいけど、じょりぃは覚えておいて」という情報が。

後ろ足に狼爪がある。   なんですか狼爪って。

ちょっとボケてる。


ボケてんのかよ!
また面倒なもん保護しやがってーーーーーーーー!


えらいなあとは思うんですが。

迷惑です。

そんなことがあって、2〜3日。
犬は飼い主が見つからないまま、院長が預かっていてくれました。
くれていたんですが。

仕事から帰ってきたきょん。
とってもしょんぼりしております。
訳を訊ねてみましたら。

「院長が怒ってる」と。
「なぜ? あの犬のことで?」
「そう」

無理もあるまい。
しかも。

「あたしが拾った日に院長に預けたじゃない?
 で、お尻周りの毛がからまっちゃってたんで(長毛の雑種なのです)、院長とトリマーの子でそのへんを刈ったんだって」
「うん」
「そしたら、お尻からたくさんウジが湧いてたらしくてさ・・・」

壮絶(°▽°)

「ぐえーーーーー」
「たぶん子宮蓄膿症なんじゃないかと思うんだけど」
「でもウジが湧いてたからって院長怒らないでしょ?」 まあ、何怒るかわからない人ですが。

詳しく聞いてみましたら、他にもいろいろあったんですが。
書くと長くなるのではしょりますが。
でも、話を聞いたら、院長が怒っても無理ないよなと少々ワタシも思ったりして。

でも目の前のきょんはしょんぼりしていてかわいそうです。
自分の手に負えなかったとはいえ、目の前で死にそうに弱った犬が動けない状態でいたら、やはり助けてしまうのが動物好きの人情というものでしょう。

「そんなに落ち込むなよう。きょんは良いことをしたよ」とワタシ。一応。相方として。
「・・・そうかな・・・」
「でもまあ、院長に迷惑かけちゃったのは事実だよナ。
 一時的にとはいえ、世話してもらって巻き込んじゃってるもんね」
「うん。そうなんだよ」
「ワタシは巻き込まないでね」 

慰めているところにひどいことを言い放つじょりぃ。
きょん、心底驚いた顔をして

「なによー! 巻き込まれてくれない気?!!!」

何そのワタシも巻き込まれて当然てな口ぶりは!

「巻き込まれたくないよー。
 ワタシは日頃より、あなたの過剰な動物愛護には閉口してるんですから」非情。
「じょりぃが巻き込まれなくて誰が巻き込まれてくれるのよ!」
「院長(・∀・)」
「ひどーーーい」
「とにかく、ワタシは今回の件にはノータッチとさせていただきますので」きっぱり。

もうですね。
こういうことはキッパリはっきり申し伝えておきませんと。
キリないですから。
ワタシホントに困ってるんですよ!

さて。
院長が預かってくれるのは昨日までのことでした。
ていうか、よく預かって面倒見てくれたなーと思うのですが。
結局飼い主が見つからないまま、ボケ犬は我が家に一時逗留となるわけですよ。

「絶対飼わないからね」 とワタシ、またもや非情。ゴルゴ13のほうがまだ人情がありそうです。
「わかってるよ。あたしももう一頭は無理だし」
「飼い主見つからなかったらどうするの?」
「実家に頼んでみる」

実家も巻き込む気か(°▽°)
でもまあ、ボケ犬ちゃん、ボケてはいてもおとなしくて良い子で、足腰も弱ってますし、きょんの親が面倒見る分にはちょうど良いかもしれません。
数年前に愛犬を亡くしてしょんぼりしておりましたし。

きょんはボケ犬の一時逗留のために、新しいケージを買ったり、その他もろもろかなりの出費を強いられておりました。
いつもならワタシも金銭的な援助もするんですが。
今回はノータッチ。 心を鬼にしてノータッチ。 ていうか、心は天使のままノータッチ。
知るもんか。 ワタシ関係ないもんね。 という天使ぶり。

「でさー、あの子がきてからの居場所なんだけどさー」と、しおらしくきょん。

い、イヤな予感。

「・・・なに?」
「あなたの仕事部屋に置かせてもらえないかと思っ」「イヤ」 即答。
「ダメ?」
「絶対にイヤ。ていうか、無理。悪いけど。お客も来るし。仕事にならないし。困る。ダメ」
「・・・じゃあどこに置こう」
「あなたの部屋。掃除してキレイになったし、置き場にぴったりじゃん」
「・・・わかりました」

きょんの部屋は2階なので、散歩のときなどは抱っこして連れだしたり戻したりしなければならないので、大変なのはわかっていたんですが。

知るか(°▽°)

で、昨日、ボケ犬ちゃんと帰ってきたきょん。
家に入るなり「じょりぃー!手伝ってーー!」と。

なにやらケージを大至急組み立てないと!ってことらしく。
そんなのおまえひとりでやれ と思ったんですが、結局汗だくだくになりながら手伝いまして。

「巻き込まれた・・・」と、暑さに超フキゲンになりながらつぶやくじょりぃ。
「ごめんごめん」 とりあえず低姿勢のきょん。

でまあ、ボケちゃんは快適にきょんの部屋におさまりまして。
すうすうぐうぐうとよく寝て、よく食べます。
このまま元気に回復しそうです。

「一日中エアコンかけることになるけど。この部屋暑いから」

なにーーーーーーー!!!!!!

「・・・・・・」今月の電気代を想像して無言になるじょりぃ。
「あ、余分にかかった電気代はあたしが払いますから」
「んー・・・じゃあまあ、請求見てからその話はしましょ」


そして今日。
きょんはセミナーで東京へ。
ワタシはいつもの犬猫メンバーに加え、ボケちゃんの世話まで。
する気はないんですが。
よく寝てますし。放置放置。

と言いつつ、部屋が暑すぎないか寒すぎないか、ぐったりしてないか、水は足りているかなどやはり気になって、一日に何度もきょんの部屋へ足を運びまして。
家中でいちばん快適な温度のもとですうすうぐうぐうと寝るボケちゃん。
このまま市内のソーセージ製造卸をやっている店へ運び込んでしまおうかとも思いますが、気持ちよさそうに寝ている姿を見るとうかつにもほほえんじゃったりして悔しかったりします。

そろそろきょんが帰ってくるという頃になって、わんわんと鳴き始めたボケちゃん。
なんだよ吠えるなよー。
シロちゃんとぼーちゃんも興奮して一緒に吠え始めますし。
うるせえよおまえら。ソーセージ屋に売っちゃうぞ!

なんてまたひとりでイライラしておりましたら、きょん帰宅。

「ボケちゃん無事?」
「うん。何度も様子見たけど、よく寝てたよ」
「ありがとう(´∀`)。一日中寝てるんだよね。動かないのに、ごはんはすごい食べるの」
「さっき吠えてたんだけど・・・」
「そう」

なんて話しながら、ふたりで階段を昇っておりましたら。

む。くさい。なんだこの匂い。
前を歩くきょんから匂ってくるような。
この人どこで何をしてきたのかしら。くっせーーーー。

と思ったら。

ボケちゃん、すごい勢いでう○こしまくってました。
ケージの中はうん○まみれ。
ボケちゃんも○んこまみれ。
お食事中の人すみませんねえ。
しかしまあ、すごい有様ですよ。ボケちゃん、う○こ踏みまくってますし。
きょんの匂いでなくて、うん○の匂いだったんですね(・∀・)よかったー。って問題じゃなくて。

「だーーーーーーーーーー!」 とワタシ。
「あーー。かわいそうだったねー。ごめんねー」ときょん。もちろんワタシにではなく、ボケちゃんに言ってます。

は(・_・)

「・・あ。さっき鳴いてたんだ・・・。もしかして、あのときに外に出してあげれば良かったのかな。ごめん」
「あー、それはいいの。朝う○こしてくれなかったから、もしかして帰ってくるときにはこうなってるかなーって覚悟してたし。あなたにそれ言うとまた怒るから言わずに出かけたあたしもいけない」

そうだおまえが悪い。
とはさすがに思わずワタシが悪い。

で、ここで「じゃあ、そういうことで」と微笑みながらおいとましたかったワタシだったんですが。

気づけば30分以上ワタシも犬のうん○と格闘することになったわけですよ!!!

ちょっとひとりでは無理そうだったんで。ていうか「手伝ってー」って頼まれちゃったんで。
ああ、やっぱりソーセージ屋に運んじゃえばよかった。

たくさん食べるので、出る量もすごかった。まいった。

格闘している30分のあいだずーーーーっと

「くさいー。くさいー。巻き込まれたー。くさいー」

と、念仏のように言い続けていたじょりぃでありますよ。
ワタシも気の毒ですが、きょんも気の毒です。


まだ2階くさいんですよ。
ええ、ワタシの部屋まできっちりくさい。

早く実家に連れてってくれないかなぁ。
てか、実家で引き取ってくれなかったらどうするんだろう(´д`)鳴きたい わん! じゃなくて泣きたい。


2007年08月05日(日) 甘い誘惑

きょんは甘いものが大好きです。
甘くておいしいものを食べているときのきょんは、非常にしあわせそうです。
おかげでケンカの後やキゲンを損ねた後などは、甘いものでごまかすという姑息な手段を使えて助かっていたじょりぃだったんですが。

きょん、少し前の検査で、コレステロール値に「注意よ!」というお告げが出てしまいまして。
何か、お砂糖がよろしくないそうですね。あとお肉。
そんなわけで「あたしは砂糖と肉から少し距離を置きます」と宣言したきょん。
もともとお肉はそれほど食べないので苦ではなさそうですが、甘いモノを控えるのはかなりの苦行の様子。

ワタシもワタシで、そーゆーことなら

「甘いモンは体に悪いので、食ったら殺しますから」

という「健康のためなら死んでもいいです」的な意気込みでご協力さしあげれば良いのですが、今までの習慣で、ついきょんの喜びそうな甘いモノを買ってきちゃうんですわ。
ワタシは好きでないというのに。
なんて言うんですかね。たぶんやさしいんじゃないかと思います。毒の飲ませ方が。

でまあ、控えねばいけないというのに、ちょっとコンビニに行ったついでに、ちょっと出かけたついでにと、ワタシったらやさしいもんですからついきょんにおみやげー、なんて買って帰っちゃうわけですよ。
決して「コレステロール値上がって死んでしまえ」とか思っているわけじゃないんですええホントに。

しかし、きょんも自分の健康やら命やらがかかってますから。
以前は「わーい!」と喜んでむさぼり食っていたものだったのに、最近は「・・・ありがたいけど・・・食べられないよ・・・」なーんてつまらない女に成り下がったわけですよ。

そんな折。

K姫からお中元が届きまして。
なにやらとってもおいしそうな焼き菓子の詰め合わせです。
パッケージやらパンフレットやらの様子から察するに、たぶんゆーめーなところのなんだと思いますが、田舎モノかつ無粋者なワタシにはよくわかりません。
わかりませんが、バスケットに入ってきれいにラッピングしてあったりなんかして、甘いものをあまり好まないワタシですら
「わー、おいしそー」と手が出ちゃうような、そんな夢見がちな焼き菓子。

なっちゃんがお休みだったので、きょんに「K姫から届いたー。食べない?」と見せましたら。
焼き菓子の夢の振りまきっぷりにガマンできなかったらしく「もらっていいのー?」ともじもじと。

「うん。全部きょんが食べていいんだよ( ^ ∀ ^ )」
「えー? だってじょりぃがもらったんでしょー? それにあたし、食べちゃダメだし・・・(´・ω・`)」

かわいそう(つд-。)

「じゃあワタシも一個いただくから、コーヒーでも入れようか。一緒に少しだけ食べよ?」

感涙するほどやさしいワタシ。

「うん☆」

毒を喰らう覚悟を決めたきょん。

そしてにこやかにお茶。

そのあとワタシは仕事しに部屋に戻りまして。



翌々日。

夜、ちょっとコンビニに買い物に行きたくなったので、ワタシはひとりひょこひょこと出かけまして。
自分の欲しいものたちをカゴに入れたあと、ちょっと店内をぶらぶらと。
おや。
おいしそうなデザート類が並んでおりますよ。
きょんにおみやげに買って行ってあげましょう。
やっぱり感涙するほどやさしいワタシ。

「わーうれしー。ありがとー☆」

と、リビングでワタシに抱きつくきょん、なんてーのを想像しながら(何度おみやげを買ってきても、そんなことしてもらったことないんですが!)、にこやかに「はい」とワタシにはよくわけのわからないけどおいしそうなデザートを渡しましたら。

「ありがと・・・うれしいけど・・・今日はやめとくよ・・・」


( ゚ Д ゚ ) がーーーーーーーーーーーん。


「えー。そうなの?」 (´・ω・`)ショボン <だから体に悪いんだってば
「うん・・だってさ・・・」
「うん」
「あたし、K姫にもらった焼き菓子、全部食べてしまったんだもの」


あれ全部ひとりで食ったのか!!!Σ(゚Д゚;)  <今まで何度このセリフを書いたでしょう


「え!」 

そりゃワタシだってビックリしますよ。
一昨日の時点では「こんなに食べきれないねー、どうしよう」って言ってたの、あんただろうよと。

「じょりぃが悪いんだよ!」 きょん、逆ギレ。
「なんでよー」
「だって、『全部きょんが食べていいんだよ』なんて言うから! 言われれば食べちゃうじゃないのー!」

確かに言ったけど。
ホントに全部食べるなんて。しかもこんなに早く食べ終わるなんて。

「ああいうこと言っちゃダメ!」と、きょん様大いばり。
「す、すみません・・・」
「K姫も悪い」

K姫まで。

「あーんもう、あたしこのままじゃ死んじゃうよー」

いや、たぶんそんなことにはならないと思うけど。
思うけど。 でももう少しワタシも考えないとだなぁ。
ガマンしているものを鼻先にぶらさげるようなことをしてはかわいそうですよね。

「まあまあ。でもそうか。確かにワタシがいけなかったかも」
「そうだよ」

てか、少しはおまえも反省しろ(`Д´*)


うーむ。どうしたものか。
何か、きょんの健康にさわらないもので、コンビニに売っているものってあるかしら。
ってどうしてワタシもここまできょんへのおみやげにこだわるのかと言うと、たいていコンビニでタバコ買うので、
「禁煙してよ!」と言っているきょんへのゴキゲン取りをしているという、海より深い理由があるのです(・∀・)


協議の結果。

「コンビニでおみやげ買って帰るなら、水を買ってくる」

という結論に達しました。 水かよ。



なーんて具合にワタシが協力したところで、きょん、今日も

「ぐおーーーー! また食べてしまったーーーー」

とか、リビングでひとりで悶絶して遊んでるんですけどね( ´_ゝ`)


そういうワタシは「ぐおーーーー! また吸ってしまったーーーー」とひとりで悶絶して遊んでます。


ふたりともダメだこりゃ。


2007年08月01日(水) セミナー強制参加

無意識だったんですが、前回に引き続きK姫の話です。
この春にK姫の持ち場が異動になってから、お会いする機会が多くてですね。
さらに言えば、なぜかネタに困らないんですよねこの人。

昨日のことですが。
ワタシはK姫の会社の同僚・Fさんと一緒に、某IT企業の営業女性と打ち合わせをしておりました。
このFさんというかたも、今までちらほらと名前が出ているのですが。
もう25歳の娘さんがいるというのに、ご自身が20代の体型を維持しており、抜けるような白い肌のお顔立ちも大変若々しく、そしてかわいらしいタイプの美人です。
この人のやわらかいトークと気の利く営業ぶり、そして笑顔と美人度で、この会社の営業成績のほとんどがまかなわれていると言っても過言ではないでしょう。
とにかくあの若さは異常です。
K姫も相当若く見えますが、Fさんの実年齢を考えるとFさんのほうが化け物です。
ちなみにK姫よりもFさんのほうが年上です。
そして、K姫がいまだに小娘のように「ぷん」としたり我が強かったりするのに比べ、Fさんは常ににこにこと穏やか。
そしてやさしく腰も低い。
というタイプの違いも幸いするのか、歳食ってることも共通するのか(失礼)、K姫とFさん、割と仲良しだったりします。

で、打ち合わせが終わりまして。
Fさんと残りの相談などをしておりましたら、K姫がだるそうにやってまいりました。
だるそうでも姿勢が良いので美しいんですが。
さすがは接客のプロ、K姫もFさんも、常に立ち姿が美しく、これはワタシも見習いたいと常々思っております。
が、もちろん見習えておりません。

「K姫!」にこやかに元気にじょりぃ。
「・・・例の仕事、ちゃんと進んでるんでしょうね?」

しまった(・_・)キゲンワルイ

「進んでます進んでます(´∀`;)」 ちょっとだけ。

しょうがないわねー的な冷たい笑みでワタシを一瞥したあと、Fさんに
「ねえ、例のセミナー、あたしも行くの?」と、K姫。

例のセミナーとは。
さきほどの打ち合わせでワタシもFさんに「じょりぃさんもぜひ」と誘われてしまっていたものなんですが。
でも、8月真夏の都内。行きたくありません。自腹で他社の研修なんて。絶対いや。

ということで「はあ。あははははは」という返事でごまかしていたじょりぃだったんですが。
そのセミナーに、「あたしも行くのか」とFさんに確認しにきたK姫。

「うん。今回はメンバーに入っているみたいよ?」とFさん。
「Fさんの代わりにあたしなんでしょ?・・・行きたくない・・・」 下向いて、拗ね拗ね顔のK姫。

なんかこう、いつも「年上の姫様」なK姫ばかり見ているワタシとしては、
「K姫よりも年上の、きれいなお姉さんに甘えているK姫の図」
というのが新鮮でドキドキワクワクします(・∀・;)ハァハァ

「しょうがないのよー。どうしても抜けられない仕事入っちゃってるんだもん」と困りつつも笑顔のFさん。
「(拗ね拗ね)・・・他に誰が行くの?」とK姫。

「社長と、不思議ちゃんEさんと・・・」
「・・・Eさんも行くのね」

K姫とEさんは、わがままモン同士、そりが合いません。
特にEさんの拒否反応が強いのです。

「うん。あとは○○ちゃんと××ちゃん」
「5人? てことは、ちょっと待ってー。 どういう組み合わせになるの?」

ここまで黙ってにこにこと美しいおねえさまがたの話をうっとりと聞いていたじょりぃだったんですが。
はて? と。
「組み合わせ」ってなんじゃらほい、と。

「なんですか?組み合わせって?(・.・)」 疑問をぶつけてみました。

K姫ったら真剣な顔でワタシに説明してくれます。

「行動中の話よ。 ○○ちゃんと××ちゃんは当然一緒にいるでしょ?」
「はあ」
「そしたら残り3人じゃないの」
「はあ」
「社長とEさんしかいないでしょ」
「ええ」
「あたしにどうしろって言うのよ」

どうしろって言うのよと言われましても。

「まあ、指定席の電車で移動だし、奇数だと気になるよね、確かに」と、Fさんから助け船。

「じゃあ、いいじゃないですか。Eさんと一緒に行動すれば(・∀・)」 イジワルじょりぃ。

K姫、じろっとワタシをにらみまして。 しかし余計なことは言わず。

「じゃあ、社長と(・∀・)」 さらにイジワルじょりぃ。
「それはもう、絶対イヤ」 ふうん。Eさんのがまだいいのか。

困ったK姫を見ているのが楽しくて、ニヤニヤしておりましたら、

「数あわせのために、じょりぃさんも行きなさいよ、セミナー」  とK姫。突然の命令。

「えええええ!イヤですよ!暑いし!」 数合わせって、合コンじゃあるまいし。
「ダメ。行って」

えらそうですね!
「お願い!」とかでないんですね。「ダメ」とか言ってますし。

「えーーー(´д`) ・・・で、ワタシが行ったとして、ワタシは誰と行動するって話なんですか?」 社長と、とかだったら死。
「あたしに決まってるじゃないの」

えらそうですね! うれしいですけど!

「じょりぃさん、行ってあげてー?」 と、かわいらしくFさんからもオファーが。
「そうよ。Fさんのせいであたし行かなきゃならないんだから、Fさんももっと真剣にじょりぃさんを脅してよ」とK姫。

脅さなくても!Σ (゚Д゚;)

でもでも。気になるのは不思議ちゃんEさんですよワタシとしては。
なんといいますか、こう、女の子特有のこの「組み合わせ心理」。 って、男子にもあるのかしら。あるかもですね。
いつもは「Eさんのためならがんばりますよ!」とか「一緒に映画行きましょ」「たまにはごはん食べに行きましょうよー」とか言っているワタシとしては、EさんとK姫両者が揃った状況下でK姫とべったり行動するというのはちょっとためらわれるところです。
それにそうすることによって、必然的にEさんは社長と組んで行動せねばならなくなるわけです。
あるいはひとりでぽつんと。
なんか悪いー(´д`)

ちょっと大阪夏の陣のときの複雑な人間模様を思い出したりして。

「じょりぃさん、行ってあげて?(笑) それにほら、いずれはじょりぃさんにも参加してもらわなくちゃと思ってたセミナーだし」とFさん。にこやかに。
「・・・わかりました」
「やった☆」 と、K姫がうれしそうなのでまあよかったですが。

でもK姫も別に「じょりぃさんと行きたいの!」ってわけではないんですよね。
「社長ともEさんとも行動したくないから、しょーがない、あなた来なさいよ」てな感じですから。やれやれ。


で、なにやらこの会社って、頻繁にセミナー参加しているんですが。
それって自分の公休を使わねばいけないらしいんですよ。気の毒です。

「じゃああたしも半休申請しないとだわよね」とK姫。
「つらいね(笑)」とFさん。

ここでじょりぃが提案。
「ねえK姫、どうせならみんなと一緒に行かないで、いっそ全休にしちゃってワタシたちだけ先に都内入りしちゃいません?」

Eさんと顔を合わせつつK姫と、という状況を回避したかったんです。
ワタシも「忙しいから別行動で」という理由でセミナー会場で合流、ということにしておけばいいかなーなんて。
でも、K姫とワタシがふたりして会場に現れたら、やっぱり変と言えば変なんですが。

そのようにつまらぬことをくよくよ考えつつの提案だったというのに、K姫はキラキラとうれしそうになりまして。

「じゃあそうしちゃおうかな。 じょりぃさんを△△に連れていってあげる」と。
「なんですかそれ」
「問屋さん。いいものいっぱいあって、しかも安いのよ。楽しいわよ」
「確かにあそこは楽しいよね」とFさん。

企業間取引が基本でどうやら一般の人は入れない問屋さんらしく、ワタシなんぞはK姫にくっついていかなければそこに行けない、というようなところらしいです。
そういえば、iプチ姫も仕事柄よくそこで仕入れをしているということを聞いたことがあるような。
でも

「いいものあっても金ないですから、あんまりなー(´д`)」 先立つものがなければねえ。
「いいのよ、あたしが行きたいんだから」 

なら最初っから「あたしが行きたいからつきあって☆」って言ってくださいK姫。

「ねえK姫、せっかく都内入りするんだから、どうせなら例の彼を捜すとかしてみちゃえば?」とワタシ。

例の彼とは。
そう、K姫の憧れの俳優・ファルコンです。

「え・・・!」 頬を赤らめるK姫。
「ああ、いいんじゃない?(笑)」とFさん。

ワタシとFさんとiプチ姫にしか、ファルコンラブのことは話していないらしいんですよね、K姫。
でもそんなわけで、Fさんにはバレてもいいということで、この話をここで持ちかけてみるやさしいじょりぃ。

「えー・・・でもじょりぃさん、そんなことでいいの?」 急にしおらしくなりましたよこの人。
「いいですよ(笑) ちょっと冒険めいてて楽しいじゃないですか」

しかしワタシも芸能人のおっかけなんてやったことないですから。
何をどうすればいいのやらさっぱりわかりませんが。
でも、好きな人のことを思いつつ、その人の足取りを辿って街を徘徊したりするのってなんだかしあわせそうではないですか。
たとえ会えないとしても。絶対会えないとしても。

「セミナー楽しみになってきたかも☆」とK姫。
それはセミナーが楽しみなんじゃなくて、セミナー以外の時間、ていうか、ファルコンに費やす時間が楽しみなんでしょ( ´_ゝ`)

「でも、暑いのはイヤだなあワタシ。汗だくになっちゃうしー」 あからさまにイヤイヤな顔をするじょりぃ。
「あたしも汗だくになるから大丈夫。それに、涼しいところばかり歩くから」 どういう魔法を使うつもりでしょう。


まあ、そんなわけでですね。
結局ワタシも8月の某日に強制的にセミナー参加ですよ(´д`)いやだー
でもK姫に望まれての同行でございますから、光栄と思うべきなのでございましょうね。


きょんが仕事から帰ってきまして。
「●日にセミナー行くことになった」と報告がてら、上記の流れを話しましたら。

「大丈夫なのー?」と、心配顔のきょん。
「え? 何が?」
「不思議ちゃんEさんよ。 なんか、おもしろくないんじゃないかとあたしは思うけど」

きょんもそう思うということは、やっぱりなんだかよろしくないのかしら・・・。


しかしもうどうにもできないので、とりあえずファルコンのスケジュールでもチェックしておこうかなと思います。
何しに行くのかワタシ。


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