今日も今日とて
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2006年09月17日(日) |
あなたがワタシにくれた いもの |
---8月最終週---
きょんが「誕生日何がほしい?どのDVD?」と、既にDVDと決めつけているおうかがいをくださる。 きょんの誕生日はワタシの誕生月の翌月なのですが、既にリクエストをいただいておりまして。 ワタシはプレゼントの金額ってあまり気にしないのですが、きょんは「公平に」ならないとイヤなようで、 「あたしの貰うものの金額を考えるとDVD数枚あたりが適当なのではないか」と思っているらしいです。
---9月に入って---
この頃になると、「あれは? これは?」と具体的なタイトル名でもって選択を迫られるようになってまいります。
そしてある日。 ワタシたちの大好きなアメリカのアニメ「サウスパーク」を見ているときに、ふと 「そういえば、シーズン4のDVDボックス、未入手だねー」と呟きましたら「じゃ、プレゼントはそれで」と。
決定ですか?Σ (゚Д゚;)
「あー、うん。でも、シーズン3からは(2からだったかな?)、吹き替えじゃなくなってるからつまんないって言ってたじゃない?どうしよう」とワタシ。 サウスパークは吹き替えのほうがおもしろいんです。 「あたしはかまわないけど。シーズン4はテレビでもだいぶ見逃していたし」
きょんが欲しいらしいです(°▽°)
---誕生日2日前---
昼間きょんからメール。 「今日は実家に寄ってくるけど、あたしが帰ったら一緒にHMVに行ってサウスパーク買おうね」と。
そうか。誕生日はサウスパークのボックスに決定ですか。まあいいか。ワタシも観たいし。 ていうか、ワタシがグズグズしていて欲しいタイトルを決められないのがいけないんですが。
ということで、夜、いそいそとHMVへ。 少し前にここへ来たとき、ちょうど私たちの求めているシーズン4のボックスが売っていたのを知っていたからであります。
が。 既になくなってました。
「ウソ!売れちゃったの?!」と、憤怒するきょん。 「そうみたいだね。ワタシたち以外にも、このへんでアレを買う人がいたのだね」なんだか嬉しい。 「うううううう、くっそーう! 買ったヤツめーーーー!!!」 変な罵倒のしかた。 「ワタシ、『シンシティ』もほしいから、そっちにしてもらおうかな」 「ダメよ!金額が合わないじゃないの!」 「・・・別に気にしないけど」 「ダメ! じゃあ他のものも選びなさいよ!」 「あ、はい」 てこてこと店を歩き、物色するじょりぃ。
「あ!」とワタシ。 「何?」 「『イーストウィックの魔女たち』が680円で出てる!」 大好きな映画なんです(´∀`) 「そう。でもそれは安いから自分で買いなさいよ」 「はい」
イーストウィックを片手に持ち、てこてこと歩くワタシ。
「あ!」とワタシ。 「何?」 「『未来世紀ブラジル』だ! これも欲しかったんだー」 「そう。自分で買って」 「え」 「あたしはまだサウスパークの望みを捨てていないから」
言ってることが矛盾しているような。
「サウスパークがいいなら、明日Kレコードに行ってみようよ。あそこならあるかもよ?」と提案するワタシ。
一体誰が誰にプレゼントするのかよくわからない会話になってきておりますが。
結局、「イーストウィックの魔女たち」と「未来世紀ブラジル」を自分で買って店を出るワタシ。ときょん。
「あははははははは。結局じょりぃ、自分で買っただけか。あたし何しにきたのやら」 「あははははははははは(乾)」
---誕生日前日---
「明日の誕生日は、じょりぃが見たがっていた『Xメン3』観に行く?」ときょん。 「うん!行く!」 とっても楽しみにしていたんですこの映画(´∀`) 「そう。じゃあ今日のうちにKレコードに行ってサウスパークを買っておきましょうね」
いそいそいそとお出かけ。 きょろきょろきょろと物色。
ない・゜・(ノД`)・゜・。
「ないみたいだね」とワタシ。 「何よ!Kレコード!裏切ったわねーーーー!」 別に裏切ったわけではないと思いますが。
「どうするー? 取り寄せてもらおうか?」ときょん。 「なんかもったいなくない? アマゾンなら割引で買えるしさ」 「だってそうすると、じょりぃのクレジットカードでいったん買うわけでしょ?」 きょんはアマゾンのアカウント持っていないんです。 「うん」 「で、あたしがじょりぃに現金を渡すの?」 「そうなるのかな」 「それは、イヤ」 そうですか。
そしてワタシ自身は、もうサウスパークでなくても全然よい気分に。
「ねえ、他のものでもいいんだけど」 「えーーーー」 「とりあえず、シンシティがほしい」 「じゃあ、他にも選んでー」 「ええと、じゃあ、『遊星からの物体X』がいい」
きょろきょろきょろ。 売ってないorz
「じゃあ『マーズ・アタック!』がいいな」
きょろきょろきょろ。 売ってないorz
「あ、じゃあ、『犬神家の一族』」
きょろきょろきょろ。 売ってないorz
「あ!『ステップフォード・ワイフ』だ!」ときょん。
このニコールがとっても美しくて、現在きょんはこの映画にハマっております。 が、レヅ的に「ニコールすてきー☆」というアレではなくて「ああ、あたし、ニコールになりたい…(ため息)」という憧れなんですが。
「あ!『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』だ!」引き続ききょん。
きょんはロメロのゾンビものが欲しくてしかたないんです。
「じょりぃ、欲しい物が見つからないなら、『ステップフォード・ワイフ』と『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』を買ってあげようか?(・∀・)」
それ、あなたの欲しいものじゃないですか!
結局「明日、映画の前にもう一度HMVに行ってみましょう」ということに。 ワタシはこの時点で「シンシティと、何かもうひとつ選んで買ってもらおうっと」と心に決めておりました。
---誕生日当日---
仕事を終え、軽い食事を終え、まずはHMVへ。 ワタシは「何かもうひとつ」を探すためにさっそくうろうろし始めました。ら。
「ちょっとちょっと!見てこれ!」と、きょん、手招きをしながらひそひそ声で絶叫。
一昨日はなかったサウスパークDVDボックス/シーズン4が、どどんと鎮座!
「やっぱりこれを買う運命だったのね!粘って良かった!」ときょん。 「うん!そうだね!」 心はもうシンシティだったけれど、サウスパークもうれしいのでとりあえず喜ぶじょりぃ。
というワタシの気持ちが顔に出ていたのか
「でもひととおり見てみる? サウスパークでなくてもいいもんね」ときょん。 「うん。一応見てみようかな」 「じゃあ、また誰かに取られちゃうと困るから、あたしこれ抱えてるわ!」
大きくて重いDVDボックスを抱えて歩くきょん。 なんだかかわいそうです。
「持つよ」 「いいの。あなた誕生日なんだから、心おきなく見てちょうだい」 「はい」
心おきなくぶらぶら。誕生日ってイイナ。
あ。 「ケンタッキー・フライド・ムービー」だ! 見てみたかったんですよねこれ。ものすごくアホらしそうで。
「ねえ、これー」ときょんに見せましたら「おもしろそうねー」と。 「いくら?」と言われましたので値段を告げましたら
「・・・・。それ、1枚なのに、4枚16話入りのサウスパークと1000円ちょっとしか違わないじゃないの」ときょん。 「うん。高いね」 「もったいないわ。こっち(サウス)のが量が多いのよ?」 「やっぱサウスだよね」<もはや棒読み
と、ワタシもかわいげのないことを書いておりますが、やはり物色した結果、「サウスパークがいちばんいいな」と思い、きょんに買ってもらいました。 そしてその後に待ちに待っていた「X-men/ファイナルデシジョン」を堪能し、ああ、良い誕生日だったと満足してシネコンを出たのですが。
シネコンを出てすぐのエスカレーターに乗りながら、 「どちらのほうが先にX-menを良いと思ったか」というテーマでケンカになりました。 誕生日の最後の最後で。
いやー、だらだらとした日記にオチがついて助かりました。(きょんに聞こえないところでイヤミ)
そんなわけで、もう、ちょっと前の出来事でしたが、じょりぃは今年も無事に23歳を迎えることができました。 これから先も何度も23歳を迎えられるように、健康に気をつけようと思います(・∀・)
さて。掲示板にもちらりと書きましたが。
昨夜、ワタシはひっさーーーーーーしぶりにナナと電話で話をいたしまして。 今日こそ早寝をしよう!と心に決めていたのですが、ナナから「電話していい?」とメールをもらい、 「なんだよそんなにワタシと話したいのかー(´∀`)」なーんて、へにょら〜という顔で「うん」と返信をし、 「久しぶりだよね」「うん。久しぶりだよねー」なんて話し始めて30分くらいは「やっぱ声かわい〜」だの「なんか色っぽ〜」だのヤニ下がったような気持ちでいたんですが。
結局4時間。気づけば朝の5時ですよ先生。 おはよう!爽やかな朝!小鳥たち!新聞屋さん!!
それでも話の内容が「じょりぃのこと好き〜」とか「抱いて☆」とか「抱かせて☆」とかならあと2時間くらいがんばりますが、いかんせん、グチです。泣き言です。とりとめのない悩みごとです。
終わった頃は何か悪いものが電話線を伝わって憑いてしまった!みたいな疲労感。 しかも眠れなくなってしまいました。なんてこった。
切らないワタシも悪いんですが。 でもなんだか、昨夜のナナは、どうも不安定さに拍車がかかっていたような。 しかもハッキリ自分でどう、と自覚もできていないような。 何を悩んでいるのか自分でもわかっていないのです。
なんでそこで!ってところでしくしく泣き出したりしますし。
まあ、そういうエキセントリックなところもナナであり、ワタシはそういうナナも好き(なはず)なので、だからこそ4時間つきあったわけですが。 ワタシのほうの体調と精神状態も「絶好調!!(・∀・)」と言える状態ではなかったため、しんどかったわけです。
とまあ、ナナにグチを言われてワタシがそのことをグチ言ってるようではもうしょうがないわけですが。 グチもきっちりリサイクル。地球にやさしいじょりぃ。 ナナの話はここまでとして、ここからが話の本番です。長いですね、相変わらずイントロが!
そんなわけで、電話線越しに雑鬼に取り憑かれてしまったじょりぃは、やっと眠れたと思ったら悪夢を2本立てで見ました。 ひとつは不思議ちゃんEさんに仕事のことで怒られているというか、がっかりされているというか、軽蔑されている夢です。 さらにワタシがバカなことに、Eさんの大嫌いな「つまらぬ言い訳」までして、火に油をそそぎその上でヘアスプレーを使うような結果を巻き起こす、という夢です。 しかもこれ、ものすごくリアルな夢だったので、目が覚めてからも夢という気がしなくて混乱しました。落ち込みましたし。
もうひとつが、悪人に口径のでかい銃で、至近距離から7発ほど撃たれてしまう夢でした。 こわかったです。 痛みはあまりなかったのですが、へそから下に7発喰らったため、これは立っていられなくなるだろうと思ったじょりぃは、このまま動けなくなったらきょんも殺されちゃう!と必死になり、倒れながら持っていた小型バズーカで相手の頭を見事吹っ飛ばしました。いえーい。 撃たれる前に使えよバズーカ、という話なんですが。のろまなんです。
というような最悪な夢見で目覚めたワタシ。 ああ、今日は資源ゴミか燃えないゴミの日だと思い出し(ゴミ当番じょりぃ)、 「きょーん、今日って犬の散歩中、どっちのゴミが出てたー?」と階下のきょんへ声をかけながら、のそのそと階段を降りましたら。
ぱちん(慌てて携帯を閉じる音)
ぽい(慌てて携帯を自分から遠ざけた動き)
という挙動不審なきょん。
なに今の?(°д°)
疑念 ( ° д ° )
朝はもともと超フキゲンでつっかかりやすくなっているワタシなんですが、今日はそれに加えて寝不足な上に雑鬼までついてます。
「今、ワタシの声で慌てて携帯閉じなかった?」
スマートでないことが嫌いなはずのじょりぃですが、あからさまに追求。
「え?」
正直が売りのはずのきょんが、あからさまにおとぼけ。
あやしい ( ° д ° )
が、しかし。 カッコつけのじょりぃはそれ以上追求できず。 フキゲンに「ゴミだよ。散歩中に見なかった? 今日どっち?」と。 「知らないよ」相手も不機嫌そうに。
気に入らないのでゴミを出すのをやめました。(困るのはどちらかというとワタシなんですが!)
さて。 雑鬼を背負っているじょりぃですから。 いつもにも増して、悪い風に悪い風に考えます。 お互い、いつもフワフワちゃらちゃらはしておりますが、割と公明正大にやらかしております。 ていうか、お互いに見えない部分ではなにやってるかわかりませんが、見える部分ではオープンなワタシたちです。 今日誰と何をしたとか(ナニをした、だといやらしいですネ☆)、今○○さんがお気に入りなんだよ、とか、今度の土曜××さんと出かけてくるね、とか、そういうことです。 が、こそこそというのはあまりやりません。 ていうか、きょんがこそこそしたのはただ一度だけ。
別れる騒ぎになった浮気(にもならなかった)事件のときです。
またなのか(´д`) <自分のことは棚に上げてます
まあ、気にしないことです。 今さら別れるだのなんだのという話にはならないでしょう。 きょんにもそれくらいのやましい楽しさがあったって良いでしょうし。
が、ここで雑鬼がワタシにささやきます。
「あんた捨てられますねん。もうすぐひとりぼっちでっせー」
下手な関西弁で喋る雑鬼。 いつもなら「うるせえ」と振り払って終了ですが、何しろワタシったら寝不足と悪夢とグチシャワーで気持ちが弱りに弱っておりました。
きょんが出ていってひとりになっちゃったらどうしよう。 なんて考え始めてしまいました。
(・∀・)家が片付く!ヤッタ!
ということも一瞬思いましたが。
もうつきあいも長いですし、恋愛という感情からもほど遠いワタシたちですが。 空気のように一緒にいた人がいなくなるのは、とてつもなくさびしそうです。
こういうときに、映画なんかですと、キッチンでなにげなく優しく微笑むきょん、とか、リビングで平和にテレビを見ているきょんの背中、とかそういうものが回想シーンとして浮かんできそうなものですが。 ワタシが瞬時に思い描いたのは以下のようなシーンでした。
ワタシは仕事の手を休め、気分転換に外の空気でも吸おうと玄関を出ます。 するとそこには、農家のオバサンがかぶるような幅広のつばを布でくるんであごの下で結べるような麦わら帽をかぶり、超適当なボロTシャツを着、ジャージを履いてうんこ座りをしながら、「抜くよりこっちのがラク」ということで植木バサミで雑草をばさばさと切って汗まみれになっているきょんが「仕事終わったのー?」とワタシを振り返る、という、絵にならないにもほどがあるとしか言えないような日常のワンシーンでございました。
こんなひどい絵ヅラなのに、それがなくなると思ったら、なんだかじわーんと気持ちが泣けてきてしまいまして。 じわーんとしながらも、もうちょっとこう、我ながら素敵なシーンが思い描けなかったものだろうかと「ぷ」とおかしくなったりもしたんですが。
もう少し思い出のシーンがなんとかならないものか、としんみりとやり直してみましたら、今度は外に設置してある犬用の洗濯機に両手をつき、洗濯物ががらがらと回っているのをトランス状態で凝視しているきょんが思い浮かんでこれもロマンチック失敗。
どうして庭になるのか、と思い直し、家の中の様子を想像してみましたら、リビングであられもない格好で大口開けて寝ているきょんしか思い浮かびませんでした。
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とまあ、ふざけているかのようですが、これらがまっ先に頭に浮かんだことは事実であり、そしてこんなアホくさい想像をして「それがなくなっちゃうのはさびしい」としょんぼりしてしまったのもまた事実であります。
なんというか、「好きな人が自分のそばからいなくなってしまうなんて!」というセンチメンタリズムよりも、どちらかというと、飼っていた猫が死んでしまう感じに似ているんじゃないかと思いました。 ふと目をやると、なんてことなく丸くなって寝ているだけの猫、お腹が空くと、とてとてと後をついて回る猫が、ある日突然いなくなってしまって、いないのはわかっているのにその姿を見てしまうような。 そしてたまらなく悲しくなるような。
なんだかしょんぼり風味なじょりぃ。
でもいつも思うことですが、人が人を好きになったり、何かに興味を持ったりということは、止められないことであります。 こういうのって、束縛したってムダですし、どんなに大事におつきあいしていても、そうなるときはそうなっちゃうのであります。 そして、ならないときはならないのであります。 恋人を束縛しがちな人がいらっしゃいましたら、ワタシは心から進言させていただきます。 それ、ムダです。エネルギーの無駄遣い。恋人の可能性も潰しかねませんし。と思うんですが。 のびのび好きにさせていてもうまくいくものはいきますし、いかないものはいかないのです。(縁側で目を閉じて茶をすすりながらえらそうに)
という信念というか経験に基づいた考えで、きょんにも好き勝手自由気ままにしてもらっているワタシでありますが。
雑鬼のせいか、抜け替わる寸前の乳歯のように、信念がぐらんぐらん揺らぎっぱなしなじょりぃ。
きょんはワタシに隠し立てするような浮気心を持っている。 という信念は、時間を追うごとに確固としたものになっていきます。 縁側で目を閉じて茶をすすりながらえらそうにしていたワタシはどこへ。
今日はもうきょんと口きかないことにしようかな。
と思っていたら、きょんからカエルコール。 「もしもし?」と、今日はいつものようにサルにならずに真声で電話口に出るじょりぃ。 「今日何食べたーい?」 きょん、朝の挙動不審を覆そうとしているのか、やけにやさしい声で話しています。 「んー。ワタシ今日習い事の日なんだよね」 「あ、そうか。どうする? じょりぃが帰ってくるの待ってようか?一緒に食べに行く?」
やさしいじゃないか。でも騙されるもんか。 と思いつつも、やさしくされたのがうれしくて「うん!そうしてもらえるとうれしい」と応えるじょりぃ。
で、電話を切りまして。
このようにやさしくしてくれるのだから、別に浮気のひとつやふたついいじゃないか。 別れることになったら、そのときに慌てようっと。うん。そうしよう。
と心を入れ替え、習い事を済ませ、ふたりで食事に出かけました。
食事をしながら、いつものように雑談を交わしまして。 どうしよう。 今朝の電話のことをもう少し追求してみようか。 でもなー。せっかく雰囲気良くなってきたのに、それを壊すのもイヤだなー。 でも、疑いながら毎日生活をするのもなんだかイヤです。
というわけで、思い切って訊ねてみることに。
「ねえ、きょんさ。今朝の携帯のあやしい感じ、なーに?」 「は?(°д°)」ぽかーん 「なんかさ、様子が変だったじゃん。急に携帯ばちんとか閉じちゃってさ。そのあと慌てて携帯遠くに放ったりしてさ」 「? あなた、今朝も何かそんなようなこと言ってた?」 「うん」 「あのときも何言ってるのかわからなかったんだけど、あたし携帯なんていじってたの?あのとき」 「いじってたよ!」 た、たぶん・・・。 「ふうん。でもなんでいじってたか覚えてないや」 「え」 「で、なに? 携帯の閉じ方が乱暴で気に入らなかったって話? あんたはまた神経質な・・・」 「いや、そうでなくて・・・」 「じゃ、なに」めんどくさそうです。 「何か、やましいことしてたように見えたから」 「はっ。 じょりぃじゃあるまいし」まぐまぐまぐ<ハンバーグを満足そうに咀嚼しながら
( ° ▽ ° )
今日一日、無駄な労力を使ってしまいました。 左肩が一気に軽くなったので、雑鬼も消えてなくなったようです。
我ながら、心底アホらしいと思いましたことよ。
自分がやましいことをしていると、相手もそうでないかとついつい疑うようになる、とはよく言いますが。
まさにそれ!(・∀・)
おそまつさまでした。
昨日の午前中。 2時間ほど時間がつくれそうだったので、もはや寝不足で心身共にまいっちんぐだったワタシは、ベッドにこもることを決意。
とはいえ、昨日は月曜日。 いつお客様がくるかもわかりません。 たとえ昼寝でも、パジャマに着替えてばぶーっと寝るのが好きなワタシなんですが、 そこはぐっとガマンして、急なお客様にもワタシが昼寝していたなんてことがばれないように、普通に服を着て寝ておりました。寝づらい。
寝づらい寝づらい。 うとうとうと・・・・
すう。
じりりりりりりいりりりりりりり
呼び鈴だ!誰だ!客だ!まいったな!うとうとしてきたところだったのに!
しかし繰り返しますが、昨日は月曜日。 世の中のみなさんは働いていらっしゃるのであります。 ワタシが土日返上どころかここのところちっとも寝る間もなく仕事していたって、月曜日の午前中にがーがー寝ていれば「じょりぃさん、だらしないなあ」と思われてしまうのであります。
ということで、しゃきーん!と起きて、すぐさま頭を切り換え、すたすたと階下へ降り、にこやかに
「はーい」
と玄関ドアを開けました。 そこにはいつもまわってくれる銀行員さんが。こんにちはー。にっこり。
「あ!じょりぃさん、・・・・ごめんなさい・・・寝てました?」
え! すごくしゃっきりきびきびしているのに! なんでバレたの!
と思ったら。
髪の寝癖が燃え立つ炎のようでした。ちょうど「炎」の字面にそっくりなワタシの髪。
所定の手続きを終え。 しつこくまたベッドに戻るワタシ。 とはいえ、くどいようですが昨日は月曜日。 いつ電話が、呼び出しが、苦情が来るかわかりませんから、電話の子機と携帯電話を枕元に置いて再度眠りに挑戦するワタシ。
でもこの調子じゃ眠れないよなー。と思っていたらうとうとうt
るりりりりりりり るりりりりりりり るりりりりりりり
今度は携帯かよ! 誰だよ!
ということで、仕事のちょっとした電話にまた起こされまして。
手短に会話を済ませ、またもやしつこくベッドに潜るじょりぃ。 あきらめが悪いんです。やっとできた時間。寝なきゃ。
あーでももう眠れないよう。 こういうときはアレです。 脳内でかわいいあの子の服を一枚一枚脱がせるに限ります。 羊を数えるよりもよっぽど催眠効果があります。 好きな人の服を脱がせて眠くなっていたのでは、本番のときに支障をきたすような気もいたしますが、そこが性戯のつたない愛らしいじょりぃとかわいがられるゆえんであります☆ ってそんな自慢にもならないことで「☆」飛ばしてる場合じゃないんですが!
頭の中でかわいらしいブラを外した時点で、ブラの中身に気がいってしまいちょいと目が覚めてしまいましたが、きつめのジーンズを脱がすのに手間取っていたらいいあんばいに眠くなってきました。
うと うと うと すうすうs
るりりりりりりり るりりりりりりり るりりりりりりり
誰だよ!うがあああああああああヽ(`Д´)ノ
あ、 ナルミさんだ。めずらしいなー。 ナルミさんは、ワタシが最初に勤めた会社でワタシの先輩だった人です。
「もしもし?じょりぃさん?あたしー。ナルミでーす」 「あ、どうも。おはようございます」 「ひさしぶりねー」 「ひさしぶりですねー」 「今話して平気?」 「はい」 (´Д⊂)ネムイケド
ナルミさんの知り合いが会社を興すので、それにまつわる仕事を頼みたい、という電話でございました。
「でねー、その社長、すごくいい人だよー」とナルミさん。 「男性ですか女性ですか」 「男性です」 ち。つまんないの。 「そうですか」 はて。 ナニか引っかかる。 「どちらのかたですか?」とワタシ。
「○○に住んでます。ちょっと遠いけど」 「○○・・・・ねえ、ナルミさん。 その人ってもしかして、ベンガル?」
ベンガルと聞いて「はて?」と思うかたはこちらをご覧くださいませ。
「そう!なんでわかったのじょりぃさん!あはははははははは」 「あははははははは」 「しかもベンガルって(笑) あたしベンガル似ってことも話したっけ?」 「ええ。始まる前に終わってしまった話をうかがいました」 「そうだそうだ。あははははははは。 でもね、あたしあの後もアタックし続けたんです実は」 「え! ・・・そ、それでどうなっt」 「やっぱりダメでした」 きっぱり 「あ、そうですか(°▽°)」 「あたしは玄関開けっ放しー!みたいにしておいたんだけど、入ってきてももらえなかったー」 「あ・・・・そうなんだ・・・」
きっとものすごい勢いで開けっ放しにしておいたんだろうな・・・。
「じょりぃさん、彼にアタックしてみる?」 「いえいえ(笑) ベンガルじゃーなー」 「あ! 彼の前でベンガルって言わないでね!」 「言いませんよ!(笑)」 「やーん。じょりぃさんに彼を会わせるのが楽しみー」 「な、なんで?」 「どんなにベンガルか、堪能して下さい☆」 「ワタシそれ別に楽しくないような気がします( ´_ゝ`)」
それにナルミさんとのつきあいの経験上賭けてもいい。 この調子だと、酔っぱらったナルミさん自ら、彼に向かってベンガル呼ばわりすると思います。
「あのね、来週あたり、顔合わせしない? おいしい焼鳥屋さんがあるの」 「あ、いいですね」 「その焼鳥屋さん、店の親父が熱心でねー」 「良いことですね」 「でもね、先週食中毒出しちゃって、今店やってないの」 「じゃ、行けないじゃないですか!」 行きたくないし! 「大丈夫。来週にはきっと」 「ホントかなー」 「あー、でもね、親父、やる気がなくて、7時から9時頃までしかやってないの」 「結局やる気があるんですかないんですか」 「あははははは。熱心だけど、体力がないみたい」 「なるほど」 「まあとにかく、3人で飲みましょ!彼がごちそうするって言ってくれてるし☆」 「はい」 「ホントはイヤ?」 「イヤじゃないです。楽しみです」 「じゃあ、彼に連絡取ってみますねー。 彼はじょりぃさんに会うの、楽しみにしているみたい。ふふふ。じゃあまたね」
ぷつ。と電話を切りまして。
ワタシに会うの楽しみにしてるって。 会ったこともないのに。
ベンガルにいったいワタシのことどんな風に話しているのナルミさん。 「あはははは。でも彼女の前で『ガチャピン』とか言わないでね!」とか言ってるんじゃないですか!?
それに。 確か以前、そのベンガルのこと「あたしの好きなダメ男君タイプ☆」って言ってたような。 お金ちゃんと払ってもらえるんでしょうか。心配。
しかしまあとにかく、ナルミさんのおかげで、昼寝の野望をあきらめたワタシはもそもそと仕事を開始することができました。
ありがとうナルミさん( ´_ゝ`)チョットウラムヨ
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