今日も今日とて
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2004年09月24日(金) |
登場人物たちの近況報告 |
意味はないんですが、なんとなく登場人物紹介で出てくる人たちの近況報告を。ざっくりと。
きょんの今現在まったくもってタイムリーな情報は 「リビングで寝てます」です。(現在9/24 am1:30) いつも通りです。 ふとんに行ってくれませんかねえ。
ナナはさきほど子供のことで調べて欲しいことがあるとメールがきて、調べて返信してやったのですが、それっきりです。 ということで、いつも通りです。
なっちゃんも相変わらずワタシにやさしいなっちゃんです。 もちろん仕事はワタシよりちゃんとやってくれてます。 最近、HPづくりに興味があるようです。 Adobe Golive(HP作成ソフト)についていろいろ質問され、つい答えてしまうワタシに 「どうしてHPのつくりかたに詳しいの?じょりぃちゃん」とつっこまれ、そわそわしているじょりぃです。
まりあとはしばらく会ってませんが、先日お誕生日おめでとうメールをくれました。 会ってやさしくしてもらいたいです。 してくれないかもしれませんが。
りっちゃんは最近勤めはじめた会社で、「ハゲのセクハラ上司がいる」と言ってワタシを喜ばせました。 「りっちゃんもセクハラされるの?」と訊いたら「あたしはされない」と。 つまらないので「ちゃんとセクハラされたまえ」と注意しておきました。 「ひどい」と言われました。 おとなしい顔して「それでそのハゲがさー」とかにこにこと話す様がちょっとコワイです。
K姫とは先日K姫の会社の社長と打ち合わせ中、偶然会いました。 「今、姫が来てるから一緒に確認してもらおう」と社長が言っていたので、どうやら社長もK姫のことは姫と認定しているようでございます。 さすがはK姫。 そして、相変わらず、美しかったです。萌えー。
iプチ姫からは本日たまたまメールをいただきまして。 「りっちゃんさんがまだ手伝ってくれてるのがありがたい。今度3人でごはんでも」と嬉しいことを書いてくれました。 それに加えて「あー、働く女性の先輩、タマリンさんにも会いたいなあ・・」と。 ちょっと人恋しいのでしょうかiプチ姫。
不思議ちゃんEさんは、最近巫女装束姿が多く、じょりぃを喜ばせております。 どうもとびきり忙しそうでございます。
「働く女性の先輩」タマリンは現在休養中。 会社をやめてから会っておりません。 なんか、ケーキ焼いたりしてるとかいう気持ちの悪いメールをいただきました。 取締役時代は社員の根性を焼き続け、酒で胃を焼き続け、今はケーキを焼いている、と。 そろそろ飲みに誘ってみようと思っております。
以上。 だから何?というご報告でございました。
2004年09月18日(土) |
カワイコちゃん発見☆ |
今夜はきょんがダンスのレッスンで不在です。 レッスンの後は仲間と食事してくるので遅くなるそうです。
せっかく仕事が一段落したのに。 一緒にビデオでも見ようと思ったのに。 まあ、いないもんはしょうがないです。
でも明日からはまた忙しいワタシ。
いいや。 ひとりで見てしまえ。 (我が家では「ビデオは一緒に見ようね」(訳:ぬけがけすんなよてめー)という、暗黙の掟があるのです)
なにしろビデオ、撮るばかりで全然見れないのでたまっちゃってたまっちゃって。 どれを見ようかしら。
さっくり笑いたいし、豪華メンバーだしということで。 「ラットレース」に決定。
ひとりでビール飲みながらビデオ鑑賞。 極楽極楽。
と思ったのに。
つ、つまんねえ です。
せっかくこんなに豪華キャストなのに。 コメディセンスのある役者は揃っているのに、おそらく脚本がダメで笑えません。 こんな「ただのドタバタ」に、ウーピーやらジョン・クリーズやらセス・グリーンやらジョン・ロビッツやら使うなんて。
と書いてみたら「なんだ。ドタバタ要員ばっかりだった」なんてことも思うわけですが。
ドタバタでもいいんですよ。 アホの限りを尽くしてくれるなら。 しかし、アホさが中途半端。笑いのセンスが古い。 この監督の作った「裸のガン」シリーズなんか、本気でアホ炸裂で大好きなんですけどねえ。
とまあ、そんなわけで。 なんだなんだせっかくビデオ見たと思ったらハズレかよー、と、腐りながら見ていたら。
カワイコちゃん発見☆
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と、「ほぼ主役」のニックが劇中で思ったその瞬間、じょりぃも思いましたとさ。
も、もうちょっと見てもいいかな。 と思って見続けてしまったじょりぃ。 映画の筋ははもうどうでもいいや。
「やっぱりじょりぃの好みはわからん」と思うかたも多そうですが。 きれいなんだかそうじゃないんだかビミョーな顔ですし。ケイト・モスなんかと同類ですかね。 でも、ちゃんとワタシのツボはしっかり押さえた顔をなさっております。
1. 目が離れている 2. 目がパッチリしてない 3. 鼻が丸い 4. 鼻がキモチ上向き加減 5. 鼻の下が長め 6. 口がデカイ 7. 輪郭がキレイ 8. 首が長い 9. 背が高い 10. 細め
どうでもいいですかそうですか。 上記条件にあてはまるナイスなあなた、じょりぃに電話をください。 恋のテレフォンナンバーは6700-110-119です。 シックスセブンオーオーの、警察、消防です。ウソですよ念のため。
映画はワタシにとってはクソだったので、ここからはこのカワイコちゃん、エイミー・スマートに話を絞らせていただきます。 まだ日本じゃ全然メジャーではないので(これからもメジャーにはならなそうな…)、ご存知ない方が多いと思いますが。 巨大虫がうじゃうじゃ出てきて人間がまっぷたつになったり脳みそ吸われてしぼんじゃう愛すべき悪趣味かつ奥の深い映画、「スターシップ・トゥルーパーズ」にも出ておりましたこの人。 超ちょい役でしたが。 実はそのときも「この子、目が離れてて鼻の形が変でかわいい!」と思っていたのですが、その頃より美しくなったようです。
さて。 上記の画像シーンで登場したときは、「かわいい。ぽー」となった程度だったのですが。 この先のシーンで、じょりぃのキモチが決定的に。
エイミーたん、ヘリを運転しながら恋人のところに寄っていこうとしたら、恋人、浮気中。 現場を空から目撃。 それまで知的で、名前の通りスマートな微笑みで、ニックと接していたエイミーたん、急変します。
 「Mother Fu○ker!!!!!!!」<ホントにこのセリフ
怒ってます。 すげえ変な顔です。
よしっ。 いいぞっ。 その調子だっ。
そして、ヘリコプターで恋人を攻撃し、復讐を堪能した笑いのシーンがこちら。

目がイッちゃってます。 狂ったように雄叫びと笑いをかましております。 後ろの男(ニック)、怯えてます。
この顔を見てですね。 この演技を見てですね。(たいしてうまくなかったけど)
じょりぃ、フォーリン・ラヴ☆
こんなおそろしい人とおつきあししてみたいものです。(近い感じの人とおつきあいしてますが)
で、どんなに目がイッちゃってようと、 たまにこんなカッコ↓してくれれば、さらにメロリン☆ラヴなわけですよ奥さん。

ああ。 コパカバーナになりたい。(なれません)
みなさまの好きな「顔立ちの特徴」って、何かございますか? 「これは外せない!」みたいなこだわりですとか、「気付けばこういう顔の人ばかり好きになっている」とか。 って、前にもこんな話題出ましたっけ? 目に入ったバンテリンが、脳内で発酵しはじめたので、記憶力がもうダメなんです。許してください。 で、結局「好きになった人の顔が好き」とかいう雰囲気に落ち着いたんでしたっけ? あれ? それは先日の飲み会での話題? それとも前世での話題だったかしら。
明日になったら「エイミーたん? 誰それ」になってるかもしれませんワタシ。<半ばマジ
ああ、かわいい。
2004年09月17日(金) |
泣きながら「ゴメンね」と謝るワタシ |
もうすぐ朝なんですが。 明日になるときっと書く気が失せているので今書いてしまへ。
今日、ワタシは泣きました。 泣きながらきょんに「ゴメンね」と謝りました。 という話を。
もうすっかり夜も更けて。 仕事終わらないよー、と思いながらも、2ちゃん読んじゃったりしてさらに自分を追いつめて喜んでいる、相変わらずマゾっ気たっぷりのじょりぃ。
神様はそんなワタシにバチをあてました。
本日ホルモン系の頭痛がひどかったワタシ。 薬も効かず。 首がとにかく凝ってしまって、あと、目の上が痛くて痛くてですね。 目、というか、眉毛のあたりの骨が痛いんですよ、頭痛のせいで。吐き気すらします。
こんなときにワタシがいつも取る手段は、「おでこに湿布」なのですが、この夏、ひどい湿布かぶれをした上にそもそも蕁麻疹体質のワタシは、湿布かぶれがクセになっていたらイヤだなあということで、その手段が使えず。
くるりと後ろを向いたらバンテリンがありました。 バイク教習中の筋肉痛に、すっかりお世話になったバンテリンちゃんです。
やあ、いいものがあった。
ということで、それを眉毛周辺にぬーりぬーりと塗ることに。
塗っても塗っても物足りねえです。 アタマ痛いよう。
で、つい、バンテリンでマッサージも兼ねちゃおうとナイスなアイデアが浮かんでしまい、眉毛をバンテリンで強く押しました。
あれって押すと液が出て来るんですね。 そりゃあもう、じゅわわわ〜〜〜〜ん、というか、じょびじょばっ と。<押しすぎだから
だらり。
え。
だらりって何?
と思ったときは、右目に大量のバンテリンが流れ込みました。
ぎゃあああああああ いたいよおおおおおおお
けっこうパニック。 ていうか、痛くてじっとしてられないんですよ奥さん。
目が開けられません。 痛くて、というより、まずは怖くて。 開けたらもっとバンテリンが流れ込んできてしまうかもしれません。 恐怖の毛細管現象がワタシを待っております。 慌ててティッシュで目のまわりのバンテリンを拭き取り。
どうしようどうしようと思いつつ、とにかく落ち着かなきゃということで、大慌てできょんのところへ。 ということで、ちっとも落ち着いてないわけですが。
既にリビングで寝ていたきょんに向かって 「バンテリンが目に入っちゃった。痛いかも」と。
いつもなら「んー・・・」で終わるきょんも、がばっと起きて「えー?!」と。
「入ったって、どれくらい? ていうか、なんでバンテリンが目に入るわけ?」 もっともです。 「眉毛のあたりに塗ってたの。アタマ痛くて」
そう答えながら、リビングをうろうろと往復するじょりぃ。 じっとしてられないんですよ。 目が、目が焼けます。 これでは目玉焼きです。 くす。
くす じゃないです。
「お医者行こう。日赤ならこの時間でも診てくれるから」ときょん。 「・・・・・・・・」 「行こうよ」 「大丈夫じゃないかな、そこまでしなくて」 「だって目だよ?」 「大丈夫って気がする」 「目、開けられる?」 「・・・・・今は無理」 「左目は見えてるの?」 「うん」 「水で洗った方がいいんじゃない?」 「いや。 それはキケンだ」
経験のあるかたもいらっしゃると思いますが。 バンテリンとかエアサロンパスとか塗って、夏場だったりしてそのあと汗かいちゃってすんごい痛くなっちゃって。 ここでうっかり、水で洗ってしまうんですが。(ワタシだけ?)
痛さ倍増なんです。 それはもう、人生の「やらなきゃよかった後悔」のベスト10に軽くランクインするくらい(ホントか?)、痛さ倍増。
「なんで! 洗いなよ! そのままでいいはずないよ」ときょん。 「いいはずないかもしれないけど、これ以上痛くなったらちょっと耐えられなそう」 「目薬さしてみる?」 「もっと怖い」 「マズイんじゃないのー?」 「でも、眼の痛みのせいで、頭痛がまったく気にならなくなりました」<いわゆるポジティブシンキング 「あ、そう。(<どうでもいいらしい) 病院行こうよー」 「・・・・バンテリンの注意書きに、目に入ったときの対処法書いてない?」 「ええと・・・・・・目には塗らないでくださいって書いてあるだけで、入ったらどう、というのはないよ」
不親切だな。 ていうか、ワタシがバカなだけですかそうですか。
「じゃあ、泣け! 涙は出る?」 「しっかりつぶったきりだから、わからない。今は出てない」 「もーーーー。 どうしていつも、そうやって医者に説明しづらいことばかりするの?!」
ええ、確かに。 ケガで病院に行った場合、「こうしてこうしたらこうなった」という説明をすると、たいてい先生に 「・・・・どうしてそれをしようとしたんですか?」と訊かれることが多いワタシですが。 ケガをするときというのは、そのように思いもかけないことをしたときに起こりがちだといういうことですよね☆
今日も病院なんぞに行ったら、「目の上にバンテリン塗りながらバンテリンで圧マッサージしたらこうなった」とアホらしい説明をしなければなりません。 それは避けたいじょりぃ。
で、痛いのは目玉だけじゃないんですよ。 目のまわりの敏感な部分、特に目のフチなんてもうアナタ。 恋の炎もハダシで逃げ出すかもしれない、燃えるような痛みでございます。
が、しばらく悶絶しておりましたら、だいぶ落ち着いてきまして。
「痛みが収まってきたから、やっぱり病院は大丈夫みたい」とワタシ。 「目、開けられる?」
挑戦。
ぎゃああああああああああああ
「ま、まだダメです」 「水で洗いなよーー」 「もうちょっと待って」
しばらくして、 ぱっ ぱっ くらい目が開けられるようになり。
そうしたら、少しずつ涙が出てまいりました。 よかった。 涙が出て。
「いででででででで」 と言いつつも、だんだん痛みが減っていくことに心から安心するじょりぃ。 だんだん痛みが増していくようなら、よいこに病院に行こうと思っていましたが、なーんだ、これなら大丈夫でしょう。
ぽろぽろぽろぽろ
と、泣きながら 「(心配かけて)ゴメンね」 と謝るじょりぃ。
なんだ。 泣いたって、そんなことかい!
そんなことです。
「いいけどさー」ときょん。 「涙が大丈夫だから、思い切って水で洗ってこようかな」 「そのほうがいいよ。そのままでいいってことないと思うよ」
思い切って洗ってみることに。 ああ、今より痛くなってしまったらどうしよう。 あの夏の日の、あの痛みが目にきてしまったら。 弱虫じょりぃは耐えられません。
と、おそるおそる洗ってみましたら、なんのことはない、すごくラクになりまして。
でも、痛みのピークのときに洗ってたらどうなってたかわかりませんけど。
かなり普通に目が開けられるようになったので、きょんにそれを報告しつつ、もう一度。 というか、あと何回か 「(アホで)ゴメンね」 と謝りました。 泣きながら。 ぽろぽろぽろぽろ。
被害が大きかったのが右目だったので、右目は熱心に洗ったのですが。
ここがまたワタシのバカなところなんですが。 左目も洗っておけばよかったんですよ。 が、左目は「じわん」と入っただけで右目ほど痛くなかったので洗わなかったのです。
そうしたら、時間が経ってから鏡を見ましたら。 右目はうっすらピンクに充血しているだけなのですが、ワタシの左目ちゃんたら、貞子と眼ん玉勝負できるくらい気持ちの悪いことになってました。 こんなです。↓

泣いたせいで、目が腫れぼったくなっていて恥ずかしいんですが。 きょんの言うことをきいて、洗っておいてよかった、右目。 ちょっと前に左目も洗ってみたのですが、もうダメですね。 今となっては左目のほうが痛いです。重たい感じに。 気のせいかもしれませんが。
朝起きても充血していたらお医者に行く約束になっているんですが。
治ってますように。 って、今から寝るんじゃ無理ですね(現在am5:20)。
それにしても。 泣きながら誰かに謝るなんて、コドモの時以来ではないでしょうか。
貴重な体験をしました。 めでたしめでたし。
そしてまだ仕事が終わってないワタシ。 こんなもん書いて何やってるんでしょう。 よいこのみなさんは、こんなオトナにならないでください。
うちの掲示板にもよくいらしてくださる、火●丁 さん(伏せ字になってませんが)のHPに、「ハニー(さん)が送ってくれた、ハニー(さん)が撮った画像」コーナーがあります。
撮影もお上手で。 さわやかな緑。 高い樹、青い空。 広い公園。 いいですね。こう、お互いの撮った美しい写真を介して、ふたりの想いをなにげなく伝えてみちゃったりしてこのこの。
という感じでございますが。
そうだ。 ワタシにも一応彼女と呼べるものがいるわけですし。 え?彼女? それ誰だっけ? という感じですが、きょんですよきょん。
ワタシもきょんが送ってくれた画像を載せて、ふたりの想いをなにげなく伝えて、このこのとか言われてみちゃおうかしら。 なんて思ったんですよこのこの。
とはいえ、めんどくさがりのワタシですから。 最後にきょんが携帯に送ってきた画像をとりあえず載せてみましょう。 みなさんに、ワタシたちの想いは伝わるかしら☆
と思って携帯を見てみたら。
コレでした。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ひゃあっ!
これなーに? ヒメリンゴの木に20匹以上いる(違う種類の毛虫もすでに大発生中なのに)。 リンゴの木の下通るのこわいよー。 さっきもっと大きい種類のヤツがわたしの近くにポトッて落ちたよ。
あ そう。 だから?
勤務時間中にこっちからメールしたりすると「仕事してるんだから!」と怒るくせに、自分はどうしてこういうどーでもいーよーなメールをしゃあしゃあと送ってくるのでしょう。 しかも、この画像、いやがらせでしょうか。(と言いつつ、けっこう喜んだワタシだったんですが) 「これなーに?」じゃないですよホントにもう。(と言いつつ、一生懸命ネットで調べちゃったんですが)(そして結局なんだかわからなかったんですが<ふがいない)
ワタシたちの想い。 それは、「よく見ると毛が生えてるんだよ!」(きょんの興奮付き)な毛虫画像から推し量ってみてくださると嬉しゅうございます。 このこの。
2004年09月13日(月) |
わがままなオタク魂と家庭内不和 |
ワタシはくだらないモンが好きであります。 ああ、きょんとかナナとか?とか言われたら泣きながらコーラの一気飲みしちゃいますのでそういうイジワルはさておき。
特にくだらなさと気まぐれさという点では「おもちゃ関係」が上げられるわけですが。 たびたびしょーもないものを買ってきます。 なので、ナナからの海みやげがなぜか「カブトムシセット」だったりするわけですが。 そう、虫系も好きなんですよ。
で、その手のものを、気が向いて火がついたときに買いあさるわけです。 毎日生活を共にするきょんは、当然それらを見ています。 で、なぜかたまーーーーに「ちょっとじょりぃを喜ばせてやれ」と思うらしく、ワタシにその手のプレゼントをひょっこりくださったりするんですが。
ビミョーに違うのです。 ピントが。
しかし、この違い加減が本当にビミョーでしてね。 「こんなの欲しくないよー」という物でありながら、言われてみればワタシが喜ぶと思っても無理ないよな、というものが多くてですね。
たとえば。
映画「バットマン」が公開された当時。 ワタシはバットマンにはまりまくりました。 当時、キム・ベイシンガーの大大大ファンだっということもあり。 そしてジャック・ニコルソンもワタシのヒーローでありましたので。 おまけにワタシは東京12チャンネル「まんがキッドボックス」世代であります。
 アメコミは当時のノスタルジー。 もう、ビバ!バットマン!だったのであります。 (まんがキッドボックスは、関西の人には話が通じないらしくて残念です)
が、バットマンコレクションに関しては、映画限定。 ということで、バットマンの映画に関わるものをせっせとコレクションしておりました。 今? とっくに飽きちゃって、あれらが皆どこに行ってしまったのかもわからない状態です。 ワタシのマニア魂なんて、まあこんなもんなわけです。
で、バットマンコレクションしていた頃、当時のワタシにはけっこうな出費だった、バットマンの半身像を手に入れました。 これ、安っちいことに、貯金箱になってたりするんですが。そこが気に入らなかったんですが。 でも、バットマンの顔はそっくりだったし、なんかこう、カッコ良かったんですよ。 こんな感じ。
で、バットマンがマイブームだった頃はワタシときょんはまだつきあっていなかったんですが。 つきあうようになってから「いいでしょー」かなんか言って、いろいろ見せたんですわ。
そしてある日。 もうきょんと暮らすようになってからだったと思います。 きょんがニコニコしながら「じょりぃにおみやげがあるよー」と帰ってきました。 「え? なになに?」 「ふふふー。わざわざケンタッキー行って、並んで買ってきたんだよー」
ケンタ? な、なんだろ。
ブツはこれでした。

「だ、ダースベイダー・・・・」 「バットマンのに似てるし、じょりぃ、スター・ウォーズ好きでしょ?」
実はこのダースベイダーの下に、シェイクがくっついていたんですが。 しかも、頭からはストローがにょっきりと生えておりました。
↓ストロー用の穴が脳天に空いております。

ミジメなり、ダースベイダー。 脳天からシェイクをちゅうちゅうと吸われてしまうのですよ?
「わあい」
と、せっかくなので喜んでみましたが。
当時確かにスター・ウォーズシリーズをビデオで借りて見まくっておりましたが。 特に好きではありませんでした。 ていうか、R2-D2は大好きだったんですが。 ほかはどうでもよく。 R2-D2のフィギュアを買おうとしてたりしてたもんですから、まあ、きょんが勘違いしてもしょうがないんですけど。
このダースベイダーは、ワタシのオタク魂に触れませんでした。
ということを、鈍感なきょんも察知したらしく。
「・・・なんかあんまり嬉しそうじゃない・・・」と。 「嬉しいよっ」 「ウソだ」 「あうあう」 「バットマンと、どこが違うの?」
ワタシもここで適当なことを言って場を納めればいいものを
「全然違う」
「せっかく並んで買ったのに!」
ああ、ゴメンナサイ、きょん。 でも全然違うのだよ。
でもまあ、そんな風にきょんがワタシのためにわざわざ買ってきてくれたのはありがたいことですし。 SWモノって、後々どんな値がつくかわかりませんからね。なんでも鑑定団とか見ていると。 なので、適当に取って置いてあるのですが。
それからもう10年以上の月日が流れ、今に至るわけですが。 つい先日。
適当な場所に置いてあるバットマンとダースベイダーをきょんが発見しました。 きょんはダースベイダーについているほこりをふうっと払った後
「これ、バットマンと並べておかなきゃダメじゃん」と。
だーかーらー。 全然違うんだってば! 並べたらかえってダサいの!
・・・・と、素直に口に出すほどワタシももうコドモではありません。 波風の立たない生活、を第一に考えております。
「そうだね」 と答え、満足そうに微笑みながら部屋を出ていったきょんを見送った後、もちろん別々に置いたままでございます。
なぜわからない。このこだわりが。 もう10年以上一緒に暮らしながら。
また別件で。 ワタシは虫が好きであります。触れませんけど。きゃあきゃあ言いますけど。 「ニセ虫」はもっと好きで、クリップをで自分で虫そっくりに作って、会社の同僚の机などに置いて「ぎゃあ!」とか叫ばせるのが本当に好きだったりするんですが。
つい先日。
2階の本部屋で、ワタシが資料を探しておりましたら、一階で 「きゃあああああああああああああああ!」と、なっちゃんの絹を裂くような悲鳴が。
すわ!何事?と、たんたんたんと階段を駆け下りるじょりぃ。
まずは、なんか変な顔してビミョーに笑っているきょんがおりまして。
「今のなっちゃんの声、なに?」 「ん? これ・・・・・」
きょんの指さした先にはコピー機が。 さらにその上には、ミヤマクワガタが!
↓再現

「うわっ!!!!!」
心底ビックリするじょりぃ。 なぜかビミョーにほほえむきょん。
ということは。 ニセモノ?
触ってみればわかるんですが、触るのがためらわれるほど性交に 違う 精巧にできていたんですよ。 ってことで、まあ、ニセモノだったんですが。 コピーを取ろうとやってきたなっちゃん(虫大嫌い)が、それを見て叫んだらしく。
「何これ、どうしたの?」とワタシ。 「ん?・・・・・買った」ときょん。 「なんで?」 「なんでって・・・・そっくりでしょ?」 「うん。 すげえ本物っぽいですね」 「 喜ぶかなと思って」 「誰が?」 「じょりぃ」 「・・・・・・・・」 「じょりぃが一番好きな、ミヤマだよ」
ありがとう。 でも違う。 違うのだ。 ビミョーに外しているのだよキミのチョイスは。
でも。喜ばなくちゃ。
「ああ。 嬉しいよ! ていうか、わざわざそのために?」 「(むっつり)」 「(マズイっ)いやあでもこれ、本物そっくりだねー。すごいなー」 「嬉しくなさそう」 「嬉しいよ! ていうか、これってけっこう高かったんじゃないの?」 「・・・・・・」 「580円くらい?」 「780円」
アホか。 こんなもんのためにそんなに払いおって。
しかしこれ、ホントによくできてるんですよ。 ほら。

夏にナナがくれたカブトムシと比べると、全然違うんですよねえ。 なんか、コケみたいな体毛みたいなものが体に生えてたりして。 裏なんて特に違いがわかりやすいです。

・・・てな具合にどんなによくできていても、ワタシのオタク魂には触れず。 しかも、こんなもんそのへんに出しておいたりしたら、なっちゃんやらお客様やらワタシすら、見るたびに「ぎゃああああ」となってしまいます。
ということを説明し 「なので、大事にしまっておくね」とワタシ。 「・・・・・・・・」<ガッカリ&怒りモード。 「あの・・・」 「もうじょりぃには何にも買ってこないからっ」
それはよかっ・・・・・・ごほんごほん。
「ええ〜〜〜〜? そんな風に言わなくても・・・」<とりあえず 「キライっ」
嫌われてしまいました。 ワタシが悪いんでしょうか。きょんのチョイスが悪いんでしょうか。
そういえば、ワタシのおじいちゃんが、食事のときおばあちゃんのごはんのよそりかたが気に入らなくて
「まだ飯のよそりかたもわからないのか。オレは山人じゃない」
と怒っておりましたが。しかも毎日。 「山人(さんじん)」て、おじいちゃん語みたいで、どうやら「田舎者みたいに飯をたくさんよそるな」と言いたかったらしいです。 ・・・・山の人なくせに。
ワタシ、そのやりとりを聞いたとき、おかしくて大笑いしてしまったのですが、ワタシときょんもそれに近いものがあるような。
だって、なっちゃんには、ワタシのオタク魂の、その違いがわかるんですよ? ワタシも悪いですけど、きょんの理解不足ぶりにも問題があると思います。<たいした態度ですねワタシったら。
そして最近ワタシがはまっていたのは、ハリポタのカエルチョコレートについてくるオマケのカードだったんですが。 「こういうのがあるんだって」「全部集めるんだー」とにこにこときょんに話しましたら。
「もう何も買ってこない」と怒っていたくせに、きょんは目に付くとせっせと買ってきてくれるように。
懲りませんこの人。 ワタシがすぐ飽きるのがわからないんでしょうか。
ウチのまわりのコンビニではなかなか売っていないので、ワタシは買い始めてすぐに飽きてしまったのですが。 きょんはそのチョコレートが売っているお店に出かけたときは、必ず「はい、おみやげ」と買ってきてくれるようになりまして。
これは的を外さず、ワタシはもらうたびに喜んでいたんです。 その手応えを感じて、きょんもいつも買ってきてくれたのかもしれませんが。 しかもきょんのすごいところは、「ダブリカードが出ない」ことなんです。 それまで7個買ってきてくれて、ダブリは一度だけ。 そんなわけで、カエルチョコカードはめずらしくワタシのオタク魂ときょんの愛情が合致した素敵なケースだったんですが。
時の流れは残酷なもので。 というほど、ちっとも時は経っていないのに、既に飽きているワタシ。
昨日ふたりでお出かけしたときに、「せっかくここまで来たから、○○堂寄らない?カエルチョコ買いに」と、きょん。 「んーーー・・・めんどくさいからいい」とワタシ。 「なんで?飽きたの?」 「飽きてないけど(飽きてるケド)。今日はいいよ」 「あたしは寄りたい」
寄りました。
1個だけ売ってました。 どうも、売り切れてるみたいで、もう仕入れる気もなさそうな感じ。
「あ、ほら! 1個あったよ!買う?」 「んー・・・それ、ホワイトチョコじゃん」 「うん」 「ふたりともあんまり好きじゃないじゃん。いいよ、だから」 「だって残り1個だよ?」 「んー・・・・」
何気なく売場から離れるじょりぃ。
しばらく本だのCDだのDVDだの見た後に、店を出まして。 きょんは何か買った模様。
「何買ったの?」 「いいもの」 「何?」 「カエルチョコ」 「え! 買ったの? くれるの?」 「絶対あげない」 「・・・・どうせダブリだよ」
ワタシはあと、持っていない中ではダンブルドア校長しか興味なかったんです。 絶対出ないだろうという確信がありましたし。
「さーて、中を見てみようかなー」と、思わせぶりなきょん。 そわそわと様子を見守っておりましたら「見ないでよ」と。
で、何が出たかというと。
なんと、ダンブルドア校長!
 どーーーん!
じょりぃ、態度激変。
「いいなーいいなー。ダンブルドアだー」 「やったー! あたしって天才」 「ホント! 天才!」 「喜んでもじょりぃにはあげないから」 「でもそれって、1枚で持ってても意味ないし。あなたどうせ、リビングのゴミにするだけでしょ? ワタシが大事に保管しておいてあげる」<恩着せがましい 「あげないって言ってるでしょ」 「くれって言ってるんじゃなくて、なくさないように預かっててあげるという話だよ」 「絶対、イヤ」
ああ。 今までの鬱憤を一気にはらす勢いのきょんでございます。
さんざん見せびらかされ、くすんくすんとあきらめました。
が。
朝になって仕事部屋に行きましたら、ワタシのパソコンのところにダンブルドア校長が。
わあい。
たまにチョイスが当たったんだから、素直に寄こしやがれなんて思ってませんよいやだなあ。
とにかく。
わあい。
ていうか。
どうしてきょん、懲りないのかしら。
本日、いつものように、お昼になったので近所のセブンイレブンへ。 え? 毎日コンビニ? カラダに悪いよ! とかは、毎日きょんやなっちゃんに言われておりますので、そっとしておいてくださいませ。 ていうか、弁当つくってくださいワタシに。
で、レジに並んでおりましたら。
ワタシの前が、中学2年生くらいの息子と一緒に買い物に来ていた、ワタシより3〜5歳上くらいに見えるおかあさん。 ふたり仲良くレジに並んで会計していたんですけどね。 あっためるものやら、なんやらありまして、少々時間がかかっておりました。
で、見るともなしに、彼らが買ったモノをぼーーっと見ていたんですが。
厚い漫画雑誌が一冊。
ああ。 コロコロコミックのようなものを、息子がねだったのね。 まだそんなもん読んでるの? ふふ。 コドモね。
と思って、何読んでるのかなとさらに見てみたら。
え!
いわゆるひとつのレディースコミックでございました。
表紙にはエロい言葉が乱舞しております。
これって、息子用じゃないよね。 お母さん用だよね。 (息子用に買うのももっと変ですが)
じょりぃ、純情なもんだからそりゃあもうびっくり。
息子が一緒にいるのに、買うのかあ。 いや別にいいんですけどね。 コソコソ買え!とか言ってるわけじゃなくて、単にびっくりしたんです。
この、生活に疲れてそうな、化粧っけもない、テキトーな服装してるちょっと太めなオバさん(自分とたいして年かわらんくせにワタシもアレですが)が、息子と一緒にきたコンビニで息子の前で堂々とレディコミを買う、という光景が、あまりにも、こう、美しくないような気がしたのでぎゃふんだったのですよ。
だいたいワタシったら、日頃から気取ってますしスカしてますし上品ぶってますので、そもそも自分でレディコミって買ったことないんですよ。 最初に就職した会社で、先輩が「こんなのあるよー。うちのアパート、回し読みしてるんだよね、奥さん同士で」と持ってきて、それ読んでひっくり返りそうになったんですが。
これってエロ本じゃん!と。(しかも奥さん同士で回し読みって・・・ワタシそのアパートには住めないわ)
エロ本は読んだことあったのですが。 初めて読んだのが、高2のときに部活で関東大会出場のために千葉に泊まったとき。 宿に誰かが置いていったのを、みんなで「うわー!」とか「うそ!」とか言いながら読みました。 今でも内容をよく覚えております。ショッキングでございました。
次に読んだのが高3のとき。 ワタシったらオクテ風味のきゃわいい娘っぽかったので、当時同じクラスで、ほぼ学校をしきっていた友人S(ナナとふたりで「会いたいね」と言ってる共通の友人)によくからかわれ、性教育もご指導を受けたりしていたんですが。 そういえば、当時のエロ女性誌「微笑」を見せてくれたのもSでした。 アレもビックリしましたが。 フェ○チオの上手なやりかたが書いてありました。 ペ○スの、どの部分がいちばん感じるか、というアンケートも載っておりました。 ディープキスの具体的な舌使いも、図解で何通りも紹介されておりました。(これはすぐに試しちゃったじょりぃ。勉強熱心です) さらにそういえば、シック○ナイ○というものを教えてくれたのもSでした。 いえ、実地でではありませんけど。このときもビクーリしました。
とまあ、そんな具合に、いいネタ元を入手するたびに「小僧、ちょっと来てごらん」とワタシを呼びつけ、いろいろと教えてくれていたわけであります。
その一環としての、エロ本入手。 「すごいの手に入れたから、おいで」と、放課後人影の少ない焼却炉脇に呼ばれて、Sのワル仲間と一緒に見せていただきまして。
当時としては、かーなーりー、ハードコアでございました。 初めて見る体位もたくさんありました。 なんか、ええと、ミカンとか使って女性がひとりで楽しんでいたりもしておりました。 気持ちいいのかなコレってとか、男の人はこのシーンでハァハァするんだろうか、とか思いました。 いろんな場所で、ありとあらゆることをしておりました。
正直な感想。
気持ち悪かったです。
「これ、○○ちゃんの本だけど、一日じょりぃに貸してやるよ。じっくり読んでくれば?」と、S。
「うん。貸して」と、どうしても言えなかった、人目を気にするじょりぃ。 「えー」ともじもじして、どうしよう、借りたいけど、貸してって言えない、とグーズグーズしておりましたら、返事を待たずに無理矢理持たせてくれました。 粋です。S。 ありがとう、S。
お、お、お、おかあさんに見つかっちゃったらどうしよおおおおおおおおおと思いながらも、じっくり読みました。 最初気持ち悪かったですけど、慣れてきたらなんだかエッチな気持ちにもなってきたりして。 不思議なものでございますね。
そーのくらい、そのエロ本て、ワタシにとってショッキングだったんですけど。
が、レディコミ。
会社の先輩が持ってきたそのレディコミは、ワタシにとって今まででいちばんエロかった、その高3のときのエロ本より、ずっと生々しく描画されておりました。
女の人って、エッチなんだなあ、と思ったりして。 なっちゃんやまりあは嫌悪感をあらわにしておりましたが。(ワタシの上を行く気取り屋ですから) ワタシ? もちろん借りて読みましたよ。
我が家にもレディコミが何冊かあります。 なんであるかといえば、これが変な話なのですが。
きょんが転職したがっていた頃、「何か儲かる仕事がしたい!」とか言い出しまして。 きょんの友達の友達に、レディコミ漫画家がいるらしく、けっこうなお金になっているというのを聞きまして。
「あたしもレディコミの漫画家になって、一攫千金を目指す!」 と、きょんが言い出したんですよねえ何考えてんだか。
「マンガ描けるの?」と冷静なワタシ。 きょんは絵うまいですけどね。 「レディコミならさー、多少話が変でも絵が下手でも、エロければきっと大丈夫だよ」ときょん。 「・・・・そんなにエロい話を、あなたが描けるんですか?」 「描けるんじゃない?」 「ええええええ? 無理だろーーー」
未だにフツウのセックスすら恥ずかしがる人が、どうして描けるんですか? (ワタシ、「恥ずかしい恥ずかしい」言いながらやるこたあやってるんじゃないかキミ、というタイプが好きなんですよねえ。いやよいやよも好きのうち、みたいな。どうでもいいですかそうですか)
と、訊ねてみましたら。
「実地とマンガはまた別なの! お金のためなら何でもできる!」
そうですか。
「そうだね、がんばって。 金持ちになっても、ワタシを捨てないでね」 「捨てるかも」
本気ですね。
その翌日。
「何これ!」 ビックリ仰天じょりぃ。
だって、我が家にレディコミが、いっぺんに5冊も!!!!
「みんな、どんなの描いて、どんなのがウケるのか、ちょっと勉強しようと思って(照)」ときょん。 「あ、そーーーーーーう。 あはははははは」 「あははははははははは」
ワタシがそれらをむさぼり読んだのは言うまでもありません。
きょんに「読んだ?」と訊きましたら「読んだ」と。 「描けそう?」 「うーーーーーーーーーん・・・・・なんか、気持ち悪いね」 「そうだった?」 「なんであんなに、汁っぽいの?今のレディコミって」 「わはははははははははは汁わははははははは」 「ちょっとなあ。 汁がなあ」 「汁が描けねば稼げないよ」 「汁かぁ」
描いたら見せてくれるの?と訊ねましたら「絶対ダメ」だそうです。
結局描けなかったみたいですけど。 そりゃあそうですよ。 世の中そんなに甘くはないです。 自分たちのしてるエッチの内容を考えれば、そうそうビックリしてもらえるようなマンガは描けないでしょうし。 人によっては、自分の性生活をそのまま描けば誰もがハァハァ、という素敵なセックスライフを送っていらっしゃるかたもいらっしゃるでしょうけど。 ウチは小鳥のように愛らしくて慎ましいセックスですからねえ。(泳ぎ目)
で、そのままその時買ったレディコミが、捨てるに捨てられずずーーーーーっと置いてあります。 困ったもんです。 ふたりで仲良く自販機に買いに行った(まだamazonなんて便利なものがなかった頃)、アダルトビデオも数本あったりして。 あれ、どこに隠したのかしらきょん。 たまに見たくなるんですが、どこにあるのかわからなくて見られません。 どこにあるの?とも訊けない、気取り魔じょりぃ。 自分がイヤ。
ああ、長くなってしまった。 ワタシは「コンビニ行ったらこんなことがあってびつくーり」と言いたかっただけなのに。 あまりにも短く終わってしまいそうなので、「存在の必要もないテキスト」にアップしようかとすら最初は思っていたのに。
思いの外、エロ本の思い出話が興に乗ってしまいました。
ああ、それにしても、S。 あの頃は、ワタシのことをいろんな意味でかわいがってくれたね。 ホントにキミに会いたいよ。 キミはワタシのことなんて忘れているだろうけれど。 どうしているのかな。
「じょりぃは、ナナの話が多いね。なっちゃんもナナに似てない?」と、ある日Sに言われました。 「そうかな(照)。 ワタシ、ナナってホントに好きだったんだよ。おもしろくってさ」 「おもしろいよね。あたしも大好きだよ、ナナ」 「うん」
ナナもSのこと大好きだってさ。
という話をしたいんですよワタシは。
「だから、早く連絡取れって言ってんじゃん」<ナナ 「・・・・キミ、頼むよ」 「じょりぃのが仲良かったじゃん。メールすればいいことでしょ?」 「・・・忙しいらしいんだ」 「もーーーーー。しょーがないなーーーーーーー」 「・・・・・・」
エロ本の話だったのに、最後は結局「いつでもどこでもグズなじょりぃ」な話に。 しまった。
ナナもSも、ワタシの中の「性のめざめ」に多大な影響を与えてくれた人であります。 そのふたりが大好きなワタシって、 なんなのかしら。
純情 ってことか。 きっとそうです。 何しろ小鳥のように愛らしくつつましやかなんですから。
2004年09月02日(木) |
さよならウココちゃん |
我が家は犬2頭とネコ1匹と烏骨鶏1羽とじょりぃを1匹飼っているわけですが。きょんが。
以前、にわとり騒動のときに、そのにわとりは無事にもらわれていったのですが、その後すぐに、やはり近所の公園に捨ててあった烏骨鶏を、きょんが保護してしまったのです。 もとい、保護したのです。
ワタシには邪魔な存在でございました。 なにしろ、鶏インフルエンザ全盛期の折でございます。 だからきっと捨てられちゃったんだと思うんですが。 インフルエンザはたいして怖くなかったのですが、近所の眼が怖かったんですよねえ。 親にもきっちり怒られましたし。「考えがなさすぎる」と。
ワタシったら、あちこちに板挟み。むぎゅうううう。
なので、邪魔ーーーー! ひと部屋占領されたしーーーー! と思っていたのですが。
まあ、飼ってしまえばかわいいもので、きょんの前では悪態をつきながらも、ウココちゃん(烏骨鶏の名前です)のそばを通るときは必ず声かけてやったりしちゃうワタシったら案外いい人だったりするのですが。 暑い日は重い鳥かごをわっせわっせと抱えて、暑い2階のウココ部屋からエアコンの効いた1階の部屋に移してやったりですね。 ワタシもぐだぐだ言うくらいなら、いっそ、きょんのいないスキに、焼き鳥にして食ってしまうくらいの気概が欲しいところです。 何をやっても中途半端なじょりぃは、まあ、そんな風にウココちゃんをうっかりかわいがってしまっていたのですよ。
3日前に、きょんが仕事部屋にやってきて
「ウココちゃん、死んじゃうかも」と。
一緒に様子を見に行きましたら、 確かに。 春先に保護して、すぐに医者に診て貰ったときに「年取ってるかも」とは言われていたのですが。
老衰?
足が変な風に弛緩していて、羽も開きがちでぐったりしております。 鳥が死ぬ時って、こういうんですよね。 ワタシ子供の頃ずっと鳥を飼っていたので、この様子には見覚えがありました。
「ううううううむ・・・・」 唸るじょりぃ。 「死んじゃうかな」と、きょん。 「・・・・まだわかんないよ」 「うん」
きょんはもうべそべそ泣いておりますし。
何しろ日頃から顔色の悪いウココちゃんでございますから。 ほら。
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顔色から様子がはかれないんですわ。 って、たいていの動物は顔色って難しいですけど。 それにしたって、ウココちゃんたら、日頃から真っ青な顔してましたからねえ。
この様子だとその夜のウチにでも逝ってしまわれるかと思ったのですが、踏ん張りましてね、ウココちゃん。
ひとりぼっちで死んじゃうのはかわいそうなので、ワタシもきょんもかわるがわる様子を見に行っていたのですが。
なんだか、どんどん平べったくなっていきます。 苦しいのかい、ウココちゃん。
「どう?」 「まだがんばってる」
こんな会話が数え切れないほど繰り返されまして。
今日の夜。
仕事をしておりましたら。
「じょりぃ」ときょんが仕事部屋に。 「ん?」 「ウココちゃん、死んじゃった」 「・・・・・そうか」
結局、ワタシもきょんも見ていないときに死んじゃいました。
かわいそうなことしたな、なんて思うのは人間様の傲慢でございますが。 やっぱり最後は一緒にいてあげたかったな、できれば。
なんてことはワタシもきょんも言いませんけど。 きょんは「ゴメンね」と、ウココちゃんを撫でながら呟いておりました。
きょんは静かに大泣きしております。 ワタシは涙は出ませんでした。 実は悲しみもあまりなかったんですが。 今までそこにいたものがいなくなってしまった、というぽっかり感だけを感じておりました。
正直なところ、ウココちゃんより、きょんのほうがかわいそうでした。 ウココちゃんはきょんが保護しなければ、一緒に公園に捨てられていた他の2羽のように、ネコかカラスに殺されていたでしょうから、彼女はシアワセだったと思います。 きょんが毎日、ウココちゃんの好物のお米やら青菜やら果物やら貢いでおりましたし。 真夜中過ぎに「ウココちゃんに明日の朝あげる菜っぱがないよー。じょりぃ、一緒につきあってー」と、24時間営業のスーパーに車を走らせたのも一度や二度ではありませんでした。
「小さくなっちゃった。 どんどん小さくなってく気がする」とワタシ。 きょん、無言。
「やっぱり21g減ったのだろうか」 ふたたびワタシ。
きょん、無言。
減ってるよな、これ。 魂の重さの分、小さくなっちゃったんだ。
明日焼いてもらうために、きょんがウココちゃんの体を箱に入れてあげようと手頃なものを持ってきたのですが。
「入るかな?入らないかな?」という、微妙な大きさ。 「ちょうどいいように見えるけど、足が伸びちゃってるから、その分無理かも」とワタシ。
きょんは動物病院の看護師という名の雑用係でございます。 こういうものの扱いには慣れております。
ここからが本題というか、ワタシが書きたかったことなんですが。
きょん、ウココちゃんの遺体を持ち上げ、片手で支えたあとに
「うん。 死後硬直は始まってはいるけど、これなら大丈夫かな」
と言って、
ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ
と、人形の固い間接の足でも曲げるみたいに、力ずくで曲げております。
ひいいいいいいいいいそんなことして大丈夫なんですか。 お、お、お、折れないんでしょうか。
が、ウココちゃんの足は、損傷することなく、きれいに曲がりまして。
両足とも、お行儀の良いいつものウココちゃんの姿勢になりました。 とんでもない格好になっていて、かわいそうだったので、良かったなあという思いとともに。
ワタシにはできない。 と思いました。 折れそう、と思っちゃうし、力の加減とかあんばいとかがさっぱりわかりませんし。
それに「何言ってんの」と思われてしまいそうですが、死体に触るのが怖いんです。 弱虫ですからあたち。
何事も、プロの仕事ってたいしたもんだなあと思いました。
首の角度も直してあげて、眼も閉じさせてあげて。
ウココちゃんは、気持ちよさそうに、箱の中に収まりました。
ワタシは、ウココちゃんがぐったりしてからずっと、口のまわりが汚れていたのが気になっていたので。 女の子ですからね、ウココちゃんも。
「顔、キレイにしてあげていい?」ときょんに訊ねましたら「いいよ、ありがとう」と言ってくれたので、怖がりながらも、元のきれい好きで美人なウココちゃんに戻してあげまして。 真っ白でふわふわだった頭の毛も汚れていたので、こちらも根気強くキレイにしまして。 きょんはウココちゃんの、この真っ白な頭の羽が大好きだったものですから。
まあ、そんなわけで。
きょんは明日仕事なので、ワタシひとりでウココちゃんを焼いてもらいに行って参ります。 鳥を焼くというと、なんだか、こう、アレですけど。<不謹慎
邪魔にしてゴメンね。 キミ、きょんと出会えてよかったね。 いい公園に捨ててもらったものだ。
一度だけ卵を産んでくれたねそういえば。
天国ではコロコロ産んで、神様に精を付けてやってくれたまえ。 高く売れるらしいよ、烏骨鶏の卵って。 神様に高く売りつけて、今度はウチに貢いでくれ。
さよならウココちゃん。 今度は檻のない広いところだよ。
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