今日も今日とて
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やっと見られました。映画「キル・ビル」。 と言っても、もう何日か前のことですが。
ぅおもしろかったです。 タランティーノワールド炸裂!という感じで。 とはいえ、ワタシは実はタランティーノは苦手。 でもキル・ビルはおもしろかった。 「好きなこと集めて映画1本つくっちゃったー」という余裕が感じられて、楽しめました。
ただですね。
ワタシったら、これでなかなか繊細で。 って、繊細さはあまり関係ないんでが。 暴力描写が非常に苦手。 ゆえにタランティーノが苦手だったりします。実は。
おもしろい!おもしろい!とワクワクしながら、同時に吐き気が。 これくらいでキモチ悪くなってどうする自分! 楽しいんなら、とことん楽しめ! 腕がすぱんと飛ぼうと、頭がすっぱり切れようと、しょせん映画だ! こんなにマンガチックにオーバーになってるんだから、キモチ悪いもクソもない!
と自分に言い聞かせたものの。
映画が終わった頃には、「うえぇぇぇぇ酔った」状態。
「映画に過剰な暴力シーンを盛り込むのは反対!」という立派な人間ではもちろんありません、ワタシ。 ただ単に、生理的にダメみたいです。 血がばしゅーーーっ!と出るのは平気なんですが、切ったり切られたり殴ったり殴られたり、というのがどうしてもダメみたい。 あとは(ネタバレのため反転します。読みたい方はドラッグしてください)「子供がベッドの下に隠れていて、そのベッドごと子供の母が串刺しにされ、マットを通して子供に母の血がだらだらと垂れてくる」という、子供がかわいそうな目に遭うシーンもダメ。吐きたくなります。
同じ理由で、レイプシーンもダメ。 暴力の伴うレイプシーンは、やっぱりキモチ悪くなります。 その上、こちらに関しては「こんなもの、見せないでくれ」という道徳的な嫌悪感も働いたりします。 この手の「道徳観」て、自分の中では「ダサイ」と思ってるので、あまり感じたくないんですが、やっぱりダメ。
オープニングから、名曲「Bang Bang」がかかっていたところくらいまでは「これはもう、DVD買い!」と意気込んでいたじょりぃだったのですが、話が進むにつれ「買っても何度も見られないかも・・」と弱気になり、悩み中。 見るたびに貧血起こしててもなあ。 ストーリーは「恨み節」一辺倒という感じでおもしろいんですけど。 「復讐劇」というより「恨み節」のほうが似合いますね。 ユマ・サーマンとルーシー・リューのへたくそな日本語も大変よろしかったです。 某ゴシップサイトの映画掲示板で「無理に下手な日本語を喋らせなくても良かったのでは」という否定的なご意見も出ていたようですが、ワタシ的にはあの「ヤチマイナ!」とか「バカニシティ ワルカタ ネ」とかのハズした日本語はポイントがとても高かったです。かわいい。
話を暴力に戻しまして。
ワタシ的には、映画にタブーを設ける必要はない、と基本的には思っているのですが、暴力を伴うレイプシーンがあまりにも不愉快で「二度と見るまい」と決心した映画がひとつあります。
それは、「ショーガール」。
けっこう人気ありますけど。 バーホーベン監督も好きなんですけど。(スターシップ・トゥルーパーズは、マジメに作った最高のバカSF映画です)
ショーガール、ブラックの女性がレイプされるシーンが後半にありまして。
イヤなキモチになったのはもちろんですが、腹も立ちました。 それに怖かった。 自分があんな目に遭ったらどうしよう。 自分の大事な人があんな目に遭ったらどうしよう。 怖いよ怖いよ。
映画が終わって、きょんに「あのレイプシーンは必要だったのだろうか。不愉快だ」と伝えましたら、「あたしは別に気にならなかったけど」という返事。
オマケにこの人は、レイプシーンて、実はけっこう萌えなんですよ。 ショーガールのはどうだったか知りませんけど。
で、なぜか大ゲンカ。 「あれを見てなんとも思わないっていうのは、ちょっと感覚に問題があるんじゃないか」と、ワタシが怒りだしたのです。
今思えば、誰がどんな感想を持とうが、そんなのその人の自由なんですが、そのときは頭に来ちゃったんですね。 「あんたみたいな人がいるから、女には被レイプ願望がある、なんて勘違いするアホ男がひきもきらないんだよ。きょんみたいな人は、レイプ犯罪の共犯者だ!」みたいな感じに。極端ですワタシも。 きょんは「ふーん、そう」なんて感じでしらっとしていたので、なおさら腹が立って、言わなくてもいいことまで言ってみたりしちゃったじょりぃなんですが。
というわけで、未だに我が家では「ショーガール」はタブー映画として二度と見られることはないんですけど。 きょん、お気の毒です。 こっそりひとりの時に見てください。
何の話でしたっけ? そうそう、キル・ビルです。
かように、暴力シーンはダメダメじょりぃなんですが、DVDは未だに悩んでおります。 欲しい。でも怖い。
とりあえず、音楽は最高だったので、早々にサントラはゲットしようと思っております。
サントラ聴いても、「思いだし吐き気」とかやっちゃってたらどうしよう。 どうしよう、と言われても困ると思いますが。 ていうか、そんなの知るかい勝手にすればって感じですかそうですかスミマセン。
2003年11月22日(土) |
ナニがいい夫婦の日だよ け |
こんばんは。やさぐれじょりぃです。 どれくらいやさぐれているかと言いますと、ごはん3杯食べてしまったほどやさぐれております。 「ごはんですよ」で食べちゃったあたり、かなりなやさぐれ具合であります。
げぷ。
明日は接触せねば。 間違えた、節食せねば。
うがーーーーーーーーー。
本日11月22日は、いい夫婦の日、だそうですね。
ダジャレですか?
ぢゃあ、87月22日は、ヤな夫婦の日ですね。 「87月なんてないってば」とツッこんでくださったそこのアナタ。
ありがとうございます。
さて、本日いい夫婦の日。 我が家では久々の大ゲンカ。 実は昨日もちょいとやりまして。 「やる」と聞くとすぐさま「え?え?」と大喜びしてしまうエロオヤジ系の方もいらっしゃるとは思いますが、落ち着いてください。 やったのは、ケンカです。
昨日のも相当頭に来ていたのですが。 ガマンして、なんてことなく昨日のうちに仲直りしまして。
が、ワタシの中には「てめえさいていだこのやろう」というキモチがしっかりと残っていたのですね。
で、本日また、きょんが「きっかけ」というひきがねを引きやがったので、爆発させていただきました。
「ひきがね」と聞くと「世良政則&ツイスト」を思い出してしまうアナタは、ワタシと同年代かそれ以上とみなします。「ふとがね」と聞いて「金太」と思ってしまうあなたも同様に。
て、こんな話はいいんです。
今日は忙しくて、なっちゃんがせっせと残業してくれている中、仕事部屋の外で大声でやりあうワタシときょん。 罵倒に次ぐ罵倒。 屁理屈につぐ屁理屈。
「さっきと論旨がずれてるよ」 「それはそっちの論旨を優先した場合の話でしょう? ワタシの中での論旨はずれてませんよ。だいたいいつもきょんは『話がずれた』とか言うけどね、こっちに言わせてもらえばアナタがずれにずれまくっているときもあるんですから」 「あたしはじょりぃほどずれないよ」 「それはワタシが誰かみたいに、いちいちいちいち、こっつまんないことを指摘しないだけでしょ」 「じょりぃは自分の理屈を正当化させるための詭弁を重ねていくんだよっ」 「詭弁とはなんだ。自分が理解できないことを詭弁という言葉でごまかそうとしないでよね」
てな具合。 ディベートですかこれは。 って、ディベートちゃんとやってる人に怒られちゃいますけど。
なんでそんなにケンカになったかというと。
まずは、ワタシは生理前。 きょん? あんな人の生理なんて、どーだったか覚えてません。 でも昨日もどーでもいいことですごくつっかかってきたので、きょんも生理前なのかもしれません。 だとしたら最悪です。
で、今回のケンカは根が深くてですね。
お互いの家族を罵倒しあう(寸前)、という、やってはいけない罵倒をしてしまいました。
15分ほど執拗にやりあって、ワタシはなんだか「もういいや。飽きたし不愉快」と思い 「で、ワタシもう仕事に戻っていい?」と。 そしたらきょんの野郎、 「あたしごはんいらないから。今日はもともと出掛けたかったから出掛けてくる」と。
今日はめずらーーーしく、ワタシが夕飯を作ってあげる日だったのに。
まーーーーーたーーーーーーかーーーーーよーーーーー。
この人いつもこういう陰険な手段に出ます。 まあいいんですけどね。ワタシもきょんの顔見ながらごはん食べたらまずくなるし。へっ。
「いってらっしゃい。帰ってこないでね☆」
笑顔でお伝えするイヤミじょりぃ。 きょん無言で2階へ行って身支度。
「チェーンかけておくからねーーーー」
明るくさらにイジワルを言うじょりぃ。
と書くとふざけているみたいですけど、 本気でチェーンかけようかと思いました。 本気で帰って来るな!と思いましたし。 今までガマンしてやったけどな!もうガマンも限界だ!
と、向こうも思っていることでしょう。
仕事部屋に戻るとなっちゃんが「こわいよこわいよ〜〜」と。 「ごめんごめーん」<いつものじょりぃ。 「だいじょーぶー?」 「頭に来た。ごはん外で食べるんだってさ」 「・・・・せっかくじょりぃちゃん、準備してたのにね」
じわん。 かわいそうなワタシ、とうっすら泣けてくる。 が、なっちゃんの手前、ごはんを作ろうと思っていたのに食べてもらえないなんてことでベソをかくのはあまりにもカッコ悪い上にあまりにもワタシらしい情けなさなので、ぐっとガマン。
その後、なっちゃんと仕事の続きをして、なっちゃんは帰宅。 「どうせすぐ仲直りするんだろうから、あんまり怒っちゃダメだよー」とワタシをなだめすかしながら。
仲直り?
ナニそれ? 何語? とりあえず、今のワタシの辞書にはない言葉ですよ。
帰って来るんじゃねーぞ!というキモチでいっぱいのじょりぃであります。 あー、どうしようかな。 ホントにチェーンかけたいんですが、これやっちゃうと最低最悪の人間になってしまうので、残念ながら断念。 もし逆の立場でワタシがそれをやられてしまったら、玄関を破壊するほどにドアを殴る蹴るの暴挙に出ることでしょう。
だとしたら、きょんは家を破壊するほどやっちまうはず。
人間的にどうこう、と言うより前に、家が心配なのでやめておこうっと。 玄関突破された場合、ワタシの命も危ないし。マジで。
そしてひとりでぼそぼそとごはん3杯食べたワタシ。 怒りをおかずに。 あーおいしい。 け。 しかしなぜこんなに食える。
もう、今度ばかりは絶対絶対絶対絶対許さない。 もう別れます。やってられません。 みなさん、じょりぃはフリーの身になります。 だらしなくて情けなくてヘタレで浮気性でお調子者で貯金がなくて意地が悪くてひねくれててまわりは元カノばかりで生涯かけて好きな人がいる身のワタシですが、どなたか「そんなアタナに狂おしくフォーリンラブ☆」という人いませんか?(いません)
ナニがいい夫婦の日だよ。 け。
3時間後。
無言できょん帰宅。
無言で、ワタシが支度しておいた料理を自分で調理。
食べるんですかアナタ。
これって、仲直りのアピール?
許しませんよ。 ワタシはもう、地獄のサタンとジャンケンしても勝てるほど怒っているのです。
無視無視。
「ごはん、冷蔵庫に入ってるよー」
「あ、・・・ありがと」
・・・・ご、ごはんが余っちゃったらもったいないと思っただけですよっ。
ていうか、きょん。
ごめんなさーい。
こんばんは。 連日千鳥足帰還のじょりぃでございます。ういー ひっく。
本日はK姫のお誕生会でありました。
1週間ほど前のK姫誕生日当日、こういうことにはマメなiプチ姫から電話が。
「じょりぃさん、今日、K姫のお誕生日って覚えてました?」 「あ! 忘れてました」 「やっぱり。 じょりぃさん、自分の誕生日の時にK姫からお誕生メール貰ったって聞いてたから、もしかしたら教えてあげた方がいいのかなと思って電話してみたんです。絶対忘れてると思ったから」
えらい。 iプチ姫、アナタはえらすぎます。
「覚えてたけど忘れてました」 「で、お誕生会とか、企画したほうがいいのかなと思って」 「ああ。いいですね」 「ほら、K姫も区切りがいいじゃないですか、今年は」 「ああ。40になりましたからね」 「そう。 来週あたり、どう? また、うちの夫婦と4人で」 「いいですね」 「子供(1歳)もいるんだけど、いい?」 「ワタシは大歓迎。 K姫も子供好きですから、全然OKでしょ」
で、今日。 お誕生会。 40の。 不惑!
張り切っていたのに、時間にルーズなワタシは5分遅刻。 会場の手配はワタシの担当だったので、こりゃ申し訳ないことをしてしまったーと、慌てて店内に駆け込んだものの、まだK姫もiプチ夫婦も来ておらず。
なーんだ。 よかった。
と思ったものの。
30分以上たっても誰も来やしないし。
・・・・ワタシ、もしかして、時間とか場所、間違えた? 不安。 ていうか、スタッフに顔見知りの多いこの店で、もしかしたら「じょりぃさん、すっぽかされたんじゃないの?予約まで入れておいて。ぷっ。くすくすくす」とウワサされているようでカッコ悪いことこの上なし。
35分後、K姫登場。
「あれ?じょりぃさんひとりで待ってたの? はははは」
はははは じゃありませんよまったく。 この人は絶対わざと遅れてきたはず。 アナタは宮本武蔵ですか。
「トテーモさびしかったです」 「いつもひとりでぽつーんと待ってるのね、じょりぃさん」
誰のせいなんですか。
「お誕生日おめでとうございますぺこぺこ」 「じょりぃさんのお誕生会も、今日は兼ねちゃいましょうね」
ありがとうございます。ありがたいお言葉。 ワタシの誕生日は2ヶ月も前だったことは、この際忘れておきます。
K姫ったら、また髪型をお変えになって、さらに美しくなっておられまして。
「K姫、髪型変えましたね。カッコイイですね」 「ふふ。 今日切ってきたのよ」
なーいすじょりぃ。 たーいむりー。
「すごく久しぶりじゃない?じょりぃさん。 ディズニーシー以来よね?」 「はい」 「あたし、10/23に会えると思って楽しみにしてたのに」 「10/23?」
はて。
「研修旅行よ。 じょりぃさん、事前に『行きますか?』ってメールくれたじゃないの」
あ!
そうでした。
またしゃあしゃあと「K姫が行くなら行こうかなー。ご予定は?」みたいなメールを送っておいたくせに、急用が入って(ということにして)サボってしまった某社の研修旅行。 すっかり忘れてました。
「そうですよね。 K姫に訊くだけ訊いておいて、自分行きませんでした。てへへ」 「そういう人よね」にっこり。
そういう人です。 スミマセン。
「K姫、おいくつになられたんですか?」 わかっていながら訊いてみるじょりぃ。 大台に乗ったということで、からかいたかったのに、K姫ったら、なんてこともなく「40よ」と。
「もうちょっと恥ずかしそうにしてくれないと、ちっともおもしろくないです」 「だって別に恥ずかしくないもの」
ちぇ。
でも、K姫にもお伝えしたんですが、このように年齢を重ねても若く美しくしていらっしゃる先輩がいてくれると、自分も勇気づけられますよねえ。
「しらじらしいみたい。それ」とK姫にあっさり言われてしまいましたが。
そうこうするうちに、iプチ姫もやってまいりまして。
「ごめんなさーーーーい」 「恨んでます」正直なじょりぃ。 「あれ? ○○さん(iプチ夫)は?」 「頭に来たので置いてきました」
あらら。
実はさっきまで「iプチさんのところは、夫婦仲大丈夫なの?」なんて話をふたりでしていたものでしたので、顔を見合わせるワタシとK姫。
じょ「離婚ですか?」 突然な展開な上に失礼なワタシ。 i「急に頭が痛いとか言い出しちゃって」 K「じゃ、しょうがないじゃないの」 i「でもムカつく」 じょ「このふたり相手に、頭痛時は無理でしょう」 K「重いわよね」
自分たちのキャラが濃いことを自覚しているワタシとK姫。 さらにiプチ姫というメンバーでは、確かにiプチ夫は大変でございましょう。
「あたし、独身に戻りたいな」 ぼそっとiプチ姫。 「かわいい子供ができたんだからいいじゃないの」 やさしいフォローのK姫。 「独身サイコー! 毎日楽しくてハッピー!」 意地の悪いじょりぃ。 「じょりぃさんて、ホントに・・・・」
え? なんですかK姫? 途中で話をやめないでください。
しかしまあ、宴は楽しく進みまして。 あっと言う間に閉店時間。
「財布にお札が1枚も入ってなかったー」といううっかりはちべえなiプチ姫と、本日の主賓K姫がメンバーですので、途中で席を立ってお会計を済ませるダンディーでナイスなじょりぃ。 が、当然「払うから」と言われてしまいまして。
i「カードじゃダメ?(笑)」 じょ「じゃ、カードごとください」 K「払うわよ。今日はじょりぃさんだってお誕生会なんだから」
と言いながら、K姫、ワタシの腕をちみちみとつまみ続けております。 これ以上されると気持ちよくなってしまいそうなので勘弁してください。 なんて幸せなんでしょう。 もっと痛くつねってくれてもいいんですよはぁはぁ。
結局ワリカン。 せっかくダンディーでナイスだったのになあじょりぃ。 財布はすごーく助かりましたが。 昨日、東京出張だったiプチ姫がマキシムでケーキを買ってきてくれたので、それをK姫にふたりからプレゼントいたしまして。
「いいわよ、そんな。じょりぃさんだって誕生日だったんだし」とK姫。 「ワタシはいいんですよ。それにK姫、40だし」
しーーーーーーーーーーん。
あれ?
さっきと雰囲気が違う。 凍り付いているのはナゼ?
じょ「あれ?」 i「失礼ですよねーこの人ホントに」 K「人から言われるとなんだか腹が立つわ」 じょ「あれ?」 i「K姫、だいじょうぶ。じょりぃさんだって、すぐに追いつくんだから」
うわあああああああああああん。
ホントだ。人から言われるとムカつきます。
悔しかったのでその後もしつこく「40のK姫」と言い続けておりましたら、目だけで怒られました。 どうしてワタシって、くどくてしつこいんでしょう。
「ひとりで食べきれるかなあ」とK姫が呟いたのを、じょりぃが聞き逃すはずがなく。 「一緒に食べましょう」 「え?(笑)」 「食べに行きます。明日」 「どこに?」 「K姫の職場に」 「(笑) じゃあ、3時に。待ってるわね」
いえい。
甘いもの、あんまり好きじゃないんですけど。 なっちゃんになんて言い訳して抜け出そうかなとか心配ですけど。
明日は3時にK姫とマキシムのケーキでお茶でございます。
優雅だわ。 ドレスを新調しないといけないかしら。
帰りの駐車場で、「今日のお礼」と、K姫がワタシとiプチ姫に、用意してきたケーキを持たせてくださいまして。
あらら、どうしましょう。
不調法者のじょりぃは手ぶらで来てしまったというのに。
仕事のできる人って、このへんの気配りが全然違うんですね。 ワタシはただただふたりにペコペコしながら帰って参りました。
K姫の持たせてくださったケーキのおかげで、留守番をしていたきょんも大喜びでございました。
家庭円満の秘訣。 それは 周囲の人による愛情と心配りであると痛感した、他力本願のじょりぃであります。 てへへのへと。
みなさんこんばんは。 連日良いお天気ですね。 幸せにお洗濯できてますか?
ワタシはできておりません。 ぷ〜ん。(ニオイの音) ぶ〜ん。(ハエが飛ぶ音)
なんて不潔めいた描写はこのくらいにしまして。
まずは伏線です。 我が友、タマリンの子供時代の話です。
それは新聞配達の来るような時間、早朝のまだ薄暗いころ。 タマリンの住む、閑静な住宅街にももうすぐ朝が。なーんて時間。
小学生だったタマリンは「こけーーーーーーーっ」という雄叫びで目を覚ましました。
はっと上半身を起こすと、部屋の中には羽根を逆立てたにわとりが。
にわとりですよ。みなさん。
タマリンの家が農家だ、とか、畑の中にあるとか、まあ、にわとりが家の中になぜか侵入してしまう理由というのは、考える気になればいくつか挙がるものですが(挙がるのだろうか)、ここは街の住宅街。 しかも、両親は旅行で留守のタマリン宅。カギもしっかりかけたであろうに。
にわとりですよ。みなさん。部屋の中に。
動物ギライのタマリンですから 「ぎゃああああああああああおねえちゃああああああん」と絶叫し、姉に助けを求めました。
タマリンは3人姉妹の末っ子。いちばん上のお姉さんとは6つ違い、真ん中とは確か3つ違い。
「どうしたの!タマちゃん!」お姉さんズ登場。 「ぎゃああああああああああ」お姉さんズ絶叫。
「にわとりっ にわとりっ にわとりっ にわとりっ」 いちばん上の姉ちゃん、パニックになっております。二番目は最初は驚いたものの、いちばん上のあまりにもな狼狽ぶりに冷ややかな視線。
とにかく、部屋の中ににわとりといるタマリンですから「にわとりどかしてよーーー!」とじたばた(することもできず)。
お姉さんたちは「どうしようどうしよう。だいたいなんでにわとりが家の中にいるのよ」としばらくは慌てふためいておりましたが、いつも張り切り親分系のいちばん上が「タマ!待ってな!お姉ちゃんが助けてやるから!」と言って、いったん部屋から離れまして。
戻ってきたときには、手に竹ぼうきを勇ましく握りしめておりました。
しかし、にわとりにむかって竹ぼうきを「しっしっ」とするのは、案外勇気がいるものらしく(そもそもなぜにわとりが・・・と、何度でも考えてしまいますが)、握りしめたまま、しばらく逡巡。
が、長女魂発揮、声にならない声を発しつつ、にわとりを外に追いやることに成功。
したとたん。
いちばん上の姉、気絶。
マンガじゃないんですから。にわとりだの気絶だの、いいかげんにしてほしいです、友として。
知らぬ間にベッドの下で猫に出産されてしまったり、タマリンの家もなぜそのようにわらわらと動物が不法侵入できるのか、というナゾに満ちているわけですが。 しかもにわとりですよにわとり。 しかも気絶ですよ気絶。
ここまで、伏線です。 もう終わりにしてもいいよとどなたか言いましたね?
いやです。 ここからが我が家の話なんですから。
今日の朝。 いくら良い天気でさわやかとは言え、ワタシの朝は、最高に不機嫌。 ていうか、起きてても起きてないですし。ぐうぐう。
しかし今日は午前中にアポが何件か入ってるし、ようしやるぞーと気合いを入れて、目覚めのシャワーを。 これでだいぶ目が覚めるんですが、シャワー後、脱衣所でバスローブ着たまま横になってぐうぐう、ということもままあります。 が、今日はちゃっちゃちゃっちゃとね。
着替えをし、パソコンの電源を入れ、コーヒーを入れて・・・・っと、今日はきょんがお休みだから、きょんも飲むか訊いてあげましょう。
「きょん、コーヒー飲むー?」 「あ、うん・・・・・・ねえ、にわとりがいるんだけど」 「は?」 「にわとりが、うちのすぐ前のドブ川にはまって、動けなくなってるんだよ。じょりぃ、どうやって助けたらいい?」
みるみる不機嫌に戻るじょりぃ。 だいたい、なんでいつもそーゆーことでワタシをあてにするの! 少しは自分で考えたの? しかも助けた後、アナタまた「飼いたい」とか言い出すんじゃないの?
イライライライライライライライライライラ。
ドブ川は、人間の背丈より深いので(水はあまりないのですけど)、救出は困難そうです。 しかも、向こう岸だし。
「・・・・どうしてワタシが救出できると思うわけ?」 「このあいだ、バスケットボール落としたの拾ったって、自慢してたじゃん」 「ボールは生きてないモン。それだって難しかったよ」 「・・・・・じゃああたしひとりでやるからいい」 「いいよ、一緒にやるから。ただ今日、忙しいんだよね。少しは自分で、もの考えてくれないかなあ」
さーーーすーーーーがーーーーじょりぃ。 言葉の暴力炸裂。
「何その言い方。 失礼ね」 きょんも怒りました。
言い争いはめんどくさいので、とっとと外に出て、にわとりを確認に行くじょりぃ。 助けないもんね。 いつもいつもやってらんないよ。 にわとりの1羽や2羽、見殺しにするくらい、じょりぃ屁とも思いませんから。
ずんずんずんずんずん。 あ、いた。
なんか かわいそう。 さむそう。
「いつ見つけたの?」後を追ってきたきょんに尋ねるじょりぃ。 「今朝の犬の散歩のとき」 「一晩過ごしちゃったのかな。水の上で」 「わかんないけど」 「むむむ。 保護した後、どうしたらいいんだろう」 「保護してくれるの?」キラキラッ。ときょん。 「むむむ」 「まずはどうしたらいい?」 「ダメもとで、消防署に電話をしてみましょう」
来てくれました。気持ちよく。 しかもなぜかサイレンを鳴らしながら。ビビリました。 隊員さん、張り切って来てくれたのね。ありがとう! 隣の奥さんが「何かあったの?!」と尋ねてましたが、そりゃそうですよね。 「ボヤ出しちゃって」と気のきいた冗談でも言おうかなと思ったのですが、なんだか今日ってすごく風が強かったので、シャレにならないなと思いやめておきまして。
さすがプロ。あっというまに解決。 って、にわとり救助のプロなわけではないですが。彼らは火消しです。あくまでも。街の英雄です。 仕事が終わってから無線で「えー、にわとり救助、完了。にわとり救助、完了」と真顔で報告していた横顔がステキでした。
が、しかし。
引き取り手のいないにわとり。 隊員さん曰く「誰も飼い主がいないんじゃ、保健所に連れていくことになりますけど・・・」と。
え? 保健所?
ケンタッキーじゃなくて?
というのは冗談ですが。 保健所行きということは、殺されるということですよねきっと。
「あ、じゃあいいです。いったんウチで引き取ります」思わずじょりぃったら。 「え? いいの?」きょんびっくり。 「もらってくれるところもあるだろうから、とにかく『いったん』ね」 「ありがとう」キラキラキラッ。<きょん喜びの音。 「非常食にもなるし。とりあえず名前は『焼き鳥』にしておこうっと」 「・・・・・・・・」
この救出劇の後、タマリンの会社へ打ち合わせにむかうじょりぃ。 ひととおり話が済んだ後 「野にわとりを保護したんだけどさ、飼える人知らない?」とタマリンに尋ねてみました。 「野・・・・・・あん? なに?」 「野にわとり」 「はあ?」 「ウチのまえのドブ川に落ちてたんだよ」 「いったいどうしてにわとりなんかが出現したわけ? どうなってるの?お宅って。あははははははは」
キミにだけは言われたくなかったよタマリン。
午後、きょんの勤める動物病院へ、念のため診察に連れていきましたら、無事に里子先も決まりました。 ありがとうございます先生。 「焼き鳥」は、馬の牧場でのびのびと暮らすことになりそうです。 ああ、よかった。うちで飼うことにならなくて。
でもまだもう少し、健康が回復するまでは我が家で面倒みるので、なんだかすごく家の中が臭いです。まいったな。 なんて言いつつ、ちょこちょこと「焼き鳥」の顔を見に2階まで足を運ぶじょりぃなんですが。 生き物ってかわいいですね。 もう、ホント、食べちゃいたいくらい。
 死にそうに見えたのに、実はとっても元気だった「焼き鳥」さん。 調べてみたら、どうやら「桂ちゃぼ」というちゃぼみたいです。
2003年11月14日(金) |
いつものサルじゃないじゃん |
本日ナナ宅で夕飯をいただき、そのあと子供たちとまったりと過ごしておりましたら、きょんから電話。
「もしもし」 「今日あたし、実家に行くって言ったの覚えてた?」ときょん。 「うん」 「夕飯は?」 「だいじょうぶ」 「 もしかしてナナ家にいるでしょ?」
ぎく。
お、おかしいな。 子供たちは電話に気を遣って、静かにしていてくれているから、子供の声でバレバーレということでもなさそうですし。 なぜわかったのだ。
「そうでーす」 おどけてみました。 別に最初から隠すつもりは全然なかったんですが、いきなり言い当てられたのでなんだかバツが悪くてですね。
「やっぱりね。最初の『もしもし』でわかったよ。声が違うんだもん」
お、おかしいな。 以前「ナナの前では声のトーンが違う」みたいなことを言われたので、意識していつもどおり明るくアホっぽく電話に出たはずだったのに。
「わははははははははははは」 「あははははははアンタかっこわるいね」<笑いつつ、トゲあり。 「ていうか、いつもどおりですよワタシは」 「そう? じゃあ、いつもどおりサルになってしゃべってみてよ」 「う・・・・・・」 「ほれほれ」 「わははははははははは」<笑ってごまかせ作戦。 「あはははははは。 じゃあ、夕飯は大丈夫ね?」 「うん」 「じゃあね」 「うきっ」 「は?」 「うききっ」
一応サル語で話してみましたが、これは単に「人間がサルのマネしてふざけている」という程度のモノで、いつもの「サルが人間とコミュニケートしている」というモノとはまったく違うのですが。 誠意を込めて、なおかつ子供たちの前で人間としての尊厳を保てる程度に、きょんにサービスしてみたじょりぃ。
「いつものサルじゃないじゃん(笑)」 「うきっ」 「バカねえ(笑)。 じゃあ切るよ」 「うきっ」
バカですねえ。
本日の夕飯。
きょんを置いてきぼりにして自分だけ温泉に行き、その上おみやげすら買ってこず、さらに帰宅した昨日にいたってはほとんど会話もなかった、というマイナスポイントを埋めるべく、きょんに「どこでもいいから、きょんの行きたいお店に行きましょう」と、太っ腹な提案をするじょりぃ。
「え〜、あたし全然気にしてないのに、いいのかなあ」 やっぱり気にしてませんでした。 「いいともいいとも。何が食べたい?」 「雑誌でチェックしてあったお店があるんだけど」 「そこにしましょう」
ドキドキ。
フレンチディナーとかだったらどうしよう。
「ここなんだけど」 雑誌を見せるきょん。
なんだ。 普通のイタリアンの店ではありませんか。安そう。
ほっ。
「そんなとこでいいの?」 「だってじょりぃ、こんなときでないと、あたしの行きたい新しいお店って、なかなかつきあってくれないから」
ほろり。 か、かわいそう。 ていうか、ワタシったらひどいっ。
車に乗り込みまして。
「今日も急いで帰らないといけないくらい忙しいの?」ときょん。 「ううん。今日はゆっくりできるよ」 「ホント?」 「ふふ。 なんなら、ゆっくりとラブホでも寄ってくる?ふふふ」
ワタシときょんでラブホって行ったことないんです。 で、「外しの冗談」を言ってみたじょりぃ。おもしろくないのを承知で、そのおもしろくなさを笑う、という高度な(?)ギャグでございます。
きょんはやーらしー話を嫌うので「バカじゃないのー?アナタ」と言われるかと思ったら
「いいよ」
え?
「い、いいの? ラブホ?」
「すごく嬉しそう、じょりぃ。あははははははは」
もちろん、食事だけでどこにも寄らずに帰ってまいりましたとも。 つまらないふたりでどうもすみませんねえ。
2003年11月06日(木) |
旅行の報告をしつつ、りっちゃんのご紹介 |
なっちゃん慰安の社員旅行も兼ねて、温泉旅行に行ってまいりました。
メンツは、なっちゃんとワタシ、それに、ふたりの共通の友人「りっちゃん」。
ここでりっちゃんのご紹介を。
りっちゃんは、高校の同級生。 なっちゃんとりっちゃんは、確か高校1年のときに同じクラスで、そのときに仲良しに。 部活も一緒だったようです(文化系の部活)。 なっちゃんよりも「ぽわーん」とした、癒し系のヒトで、男性にもてるのはもちろんですが、同性からもとても好かれるタイプ。 とはいえワタシは高校の時はりっちゃんとはまったく接触がありませんでした。
高校を卒業した18の初夏に、なっちゃんちでいつものようにまったりと遊んでいたワタシだったのですが、その日は高校時代の仲良しがなっちゃんちに遊びにくる、ということで、その子たちと入れ違いにワタシはなっちゃん宅を去ることに。 ほとんど顔を知っているメンバーだったのですが、その中で見覚えのない、びっくりするくらい色が白いきゃわいい娘を発見。
色白で髪は栗色のウェーブロング、目は奥ぶたえで超切れ長。口は大きくて歯並びがキレイ。おまけに背が高い(<ワタシ的にとてもポイント)。
翌日なっちゃんに「あのキレイな娘を紹介してして」と甘えるじょりぃ。 「なんで? また口説く気?」 「うんうん」<人非人 「(ため息)はいはい」<あきらめ
当時のワタシは、「自分は彼女を独占して当然。でも自分は縛られるのはゴメン。二股三股はあたりまえ。口説けば誰でも自分に夢中」と何か大きな勘違いをしていたハナモチならない人間だったので、まあ、そんな行動を平気でとっていたわけなんですが。 若くて未熟であるということはおそろしいことですね☆
というわけで、りっちゃんにアプローチ。 好き好き攻撃をしかけたのですが、ずーーーーーっとビミョウな関係のまま。今にいたります。 流れ星を見たときに一緒に温泉に行っていたのも実はこのヒトです。
りっちゃんは男性からもてるのですが、なかなか特定な相手をつくらないため「これはもう、じょりぃを好きだからですねっ」と勝手に勘違いしていたのですが、どうもりっちゃんは、Aセクなのかもしれないな、と最近では思っております。 そんなりっちゃんは、もちろん独身。 かわいいのに。家庭的なのに。でもたぶん、セックスは死ぬほどキライなはず(知らないけど)。 キスとか、できているのかなぁ。余計なお世話ですが。
ナナと再会してからは、ワタシもめっきりりっちゃんと接触を持つことが少なくなってしまっておりまして。 しかしもう、すっかりつきあいも長くなったりっちゃんですから「じょりぃちゃんて勝手」と思いながら、自分も困ったときや相談したいときだけ甘えてくる、というお互い勝手なスタンスで今もなお友達づきあいが続いております。
ということなので、りっちゃんはワタシがバイセクシュアルであり、実に信用ならない人間であるということもよーうくご存知のヒトなので、今回の旅行も「あの女の子の尻がかわいかった」とか好きなこと話せて大変ラクでした。
りっちゃんの紹介が長くなってしまいましたが。 ワタシの人生において大切な人なのでつい。 お許しください。
さて、温泉。
実はこのメンツで「温泉」旅行は初めてでございまして。 3人でよくあちこち出掛けたというのに、なぜかな?と思ったのですが、この3人がよく行動を共にしていたのはまだ10代から20代の頃。 おそらく「お金がなかったから」だと思います。 温泉て、昔はもっとお金のかかる遊びでしたよね。
で、さて、温泉に入ろうじゃないか、という段になって。 もちろん、二人はワタシが「一緒に入れない」ということは大変よくご存知です。
「二手に分かれようじゃないか。ワタシが最初に大浴場に行って来るから、ふたりは檜&露天のほうへ行ってらっしゃい」 としきるじょりぃに、ふたりして 「え?!」
じょ「なに、その反応」 なつ「あたし、りっちゃんと入るのイヤだー。ひとりがいい」 りつ「あたしもなっちゃんと入るの、ちょっと・・・」 じょ「なんだいキミたち。 いやらしいよ?」 なつ「だってりっちゃん細いんだもーん。やだー」 りつ「なっちゃんのほうが細いよね? あたしだってやだよー」 じょ「なんでワタシには誰も『じょりぃちゃん細いからやだー』って言ってくれないのかしら」 なつ「はいはい」 りつ「じょりぃちゃんはやらしーからヤ」
あらまあ。 なんてことでしょう。
30をとっくに越えた女どもが、何をそんなに恥ずかしがっているのか。
しかしまあ、ローテーションを工夫して、なんとか3人バラバラに入ってきました。 他人事だとたいへんアホらしいですね。「一緒に入るのやだー」って。
とまあ、そんな具合に楽しく一泊過ごしまして。
ワタシはヒマさえあれば、きょんとナナにメールを送っていたので、ふたりから「いったい何をそんなにメールばかりしてるわけ?」とあきれられてしまいました。
りつ「じょりぃちゃん、たくさんメールしなきゃならない相手がいて大変ね」<イヤミ じょ「このようにせっせとメールしないと、じょりぃの存在なんて簡単に忘れられてしまうもので」 なつ「じょりぃちゃんはネットジャンキーなんだよりっちゃん」 りつ「ねっとじゃんきーって何?」 なつ「ネット上で、人と関わっていないと落ち着かない変態なんだよ」 りつ「(笑)さびしがりに拍車がかかったの?」 じょ「ワタシがさびしいと感じるのは、りっちゃんから連絡がこないときだけですから(にっこり)」 りつ「そう言ってる割には、最近全然あたしに連絡寄こさなかったよね?(にこにこ)」 じょ「・・・・・・・・・・」
なんてバカにされながらですね。 ナナに「○○温泉も高速使えばなかなか近くて良いです。今度ふたりで来ましょう。次は良い宿を手配して、優雅にのんびりしましょう」なんてことをふふふと思いながらしゃあしゃあと送ったりしていたのですが、返事はあっさり「うん、任せたし。とにかく楽しんできてください」なんてモンだったりします。
で、ナナにメールで「おみやげはおまんじゅうかりんごって感じだけど、どっちがいい?」と訊きましたら「じゃありんごで」ということだったので、帰りの道中に直売所でりんごを買いまして。 4〜5種類のりんごを売っていたのですが、りんごの味にうるさいナナのために、モノグサのワタシが全部試食して吟味して決定。
「じょりぃちゃんが、そんなにマジメにおみやげを選ぶなんてめずらしいよね?」と、りっちゃん。 「この人、いっつもナナちゃんの顔色うかがってるから。カッコ悪いんだよ」と、なっちゃん。 そうです。顔色うかがっててカッコ悪いんです。 「りっちゃんは、ナナちゃんのこと知らないよね?」となっちゃんがりっちゃんに尋ねまして。 りっちゃん「ううん。知ってる」
やば。
ワタシ、なっちゃんには「ナナのことが好き」ということは話していないんです。 やっぱ、「あたしとつきあっていながら、そんな、ずーっと思っている人がいたなんて」と思わせてしまったら悪い、という思いがありましてね。 それにきょんと毎日顔を合わせているなっちゃんに、ナナのことを話しておくのもちょっと気が引けたんです。 なんかそれって、きょんに失礼だよな、なんて思いから。 そもそも他に好きな人がいるというのが、大変失礼だ、というのはもうこの際あきらめていただいてですね。
でも、りっちゃんにはナナのことはずっと前に話してあったりします。 「ずーっと好きな人がいるので、ワタシのことは好きになっちゃダメだよ。ワタシはりっちゃんのこと好きだから好き好きって言うけど、りっちゃんはワタシのこと好きになっちゃダメ」という、わけのわからない口説きを展開していたものですので。
なので、ここでりっちゃんが「ナナちゃんて、じょりぃちゃんがずーっと好きな人でしょ?」なんて発言しちゃったらどうしよう!とビビッたわけですが、ワタシの周りの人って見事なまでに余計なことを言わない立派な人たちなので、ここでもセーフ。
とはいえ、「なんで何の接点もないりっちゃんが、ナナちゃんのこと知ってるわけ?」となっちゃんは思ったはずだと思うのですが、なっちゃんも立派な人なので、余計なことは言わず。 まあ、「最近じょりぃちゃんは、ナナちゃんにご執心」くらいはとっくのとうに気付いているであろうなっちゃんですので、「まあ、なんかワケありなんでしょ」と思って流してくれたんだと思うんですけど。
ダメ人間のまわりでは、立派な人たちが見守ってくれる、世の中の素敵なシステム。 助かっております。
帰りの足でナナにりんごを届け、ナナにりっちゃんを紹介したりなっちゃんがナナの庭造りをほめたりして。 なーんか落ち着かないワタシは末子ちゃんとずっとおしゃべりしてお茶を濁しつつ。
そのあと、なっちゃんとりっちゃんを家まで送って、解散。
体よりも精神的にぐったりしているのはなぜなんでしょうか。 答は「自業自得」なんですが。
というわけで、とりあえずリフレッシュしてきたじょりぃであります。 楽しゅうございました。
りっちゃんがまた最近、ちょっとつきあってた男性を振った(なんだかいつも2〜3ヶ月しかつきあっていないような気が。つきあった男性の「数だけ」なら、ワタシのまわりの人はりっちゃんにはかなわなそうです)上に、現在無職となりましたので、これからちょこちょこと接触の機会が増え、日記などにも登場することが多くなりそうな気配です。 そんなわけで、温泉旅行の報告を兼ねて、りっちゃんをご紹介させていただいた今回の日記であります。 この人もトテーモおもしろいキャラなので、ネタに使わせてもらおうという魂胆なんかじゃありませんよもちろん。
そしてきょんには相変わらずおみやげナシ。 「ちょっとかわいそうなんじゃないのー?」と、なっちゃん&りっちゃんに罵倒されながら。
ワタシの無事な体ひとつ。 これがホントの愛のおみやげでございます。 なんてことはホントはちっとも思ってなくて、めんどくさかっただけなんですが。 明日あたり、おいしいものでも食べに連れて行ってきます(ワンパターン)。
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