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2003年04月30日(水) |
しょーもない、でも苦しかった話 |
2度目の「シカゴ」鑑賞から帰って参りましたじょりぃです。 こんばんは。 みなさん、素敵なゴールデンウィークをお過ごしでしょうか。
本日の日記、現在食事中の方、これから食事をなさる方は読まないほうがいいかもしれません。 特に現在吐き気を催している方には警告。イッちゃいますよ。 そうです。 これからキタナイ話をします。
よござんすね。
ええと、胃が悪いとき、食べ過ぎてしまったとき、 ゲップが出ると思ったのに、 思わずちょびっとゲロってしまう ことってみなさんはありませんか。 口を揃えて「ない」と言われてしまいますと、ワタシ、病院に検査に行かなければならない気がしてしまうので、どなたか2〜3人くらい「あるよ」と言ってほしいのですが。
昨夜、ワタシは食べ過ぎてしまいました。 大好きなカレーだったんです。 老若男女、すべての人を虜にすると言われている人気メニュー、カレー。 しかも昨夜は、きょんの手作りカレーです。 おいしいんですねこれが。
で、「おいぴーおいぴー」と、のりぴーのように食べ過ぎました。 のりぴーがカレーを食べ過ぎたという話は聞いたことがないのはさておきですね。
「食べ過ぎた。 気持ち悪いよ。 うーん。しくしく」 バカとしか思えません。 「あーん。もう、どうしてカレーの度にそーゆーことになるのー。学習してよ、学習」と、きょん。 「しくしく」 「胃薬飲む?」 「胃薬って飲むと楽になるけど、飲むときに吐きそうになるワタシはどうしたらいいですか」 胃薬って、吐き気を催す匂いがしませんか。ワタシだけですか。 きょん「吐きながら飲めば」
できません。
で、そのあと仕事をしまして。 げふげふしながらやってたんですが、何度目かの「げふ」のときに、「げふ」のつもりが「げびゅ」ってなっちゃったんですね。そう、ちょっと出ちゃったんです。
にがーーーーーー。( ;゚Д゚)
ワタシ、もう、吐くのが大の苦手でしてね。 って、得意だとちょとマズイんですけど。 30年以上生きてきて、まだ3度しか吐いたことないんですよ。 どんなに吐き気がしても、根性で「秘術・逆流防ぎ」の技を使い、ガマンガマン。 どんな秘術かと言えば「口にティッシュを山ほど突っ込んで栓をする」という、単純な秘術ですが。 秘でもなんでもないですね。
人生最初の「吐き」であった5歳のときに、縁側から滝のように盛大にやってしまって、それ以来吐くのが恐ろしいんですね。 2度目は腰が抜けて立てなくなるほど飲んでしまったとき。24歳だったかな。 下半身麻痺とはあのようなことを言うんですね。とにかく、何も動かせないんです。 きょんに死体のように引きずられて部屋に入り、そのときは秘術も効かず一晩中、やはり盛大に。 3度目は食中毒。大当たり。 あんなに痛くて、苦しいものなんですね。食中毒。 たぶん肉に当たりました。 このときも一晩中吐きまくりましてですね。 上からも下からもで、大変でございます。大忙し。 これはヤヴァイ。死ぬかも。と思うほどに胃と腸の痛みも強くて。呼吸がうまくできないんですよ。痛みのせいで。 救急車を呼ぼうかと思ったのですが、知り合いの店で当たってしまったので、新聞沙汰とか騒ぎになったりすると申し訳ないじゃないですか。 って、その前に店がワタシに申し訳ないことしてるんですけど。 でも、ワタシのせいで営業停止→閉店なんてことになったらとてもイヤな感じです。 なのでガマンしましたが4日間寝込みました。上記の理由で医者にも行けず。
とまあ、「吐く」ということには大変ナーヴァスなワタシでございまして。 なので「げびゅ」だけでも「ひああああああ」という感じなわけです。
なのにですよ。
何度目かの「げびゅ」のときに、うっかりそのげびゅが、気管に入ってしまったのです。
カレーと胃液の混じったものが(スミマセンスミマセン)、気管に入ると、つらいんですね。 柑橘系の汁が気管に入ってもたいそう苦しいですし、辛い系が入っても苦しいですが、げびゅが入るともっと苦しいです。
げえっほごおっほがふがふっぐえぇ
むせまくりです。喉痛い。く、苦しい。
・・・・・ワタシ、何を書いているんでしょう。 読み返したら、読んでくださる方に申し訳ない気持ちになって参りました。
みなさん、カレーの食べ過ぎには気をつけましょう。 という尊いメッセージが込められている、ということにしておいてください。
失礼いたしました。
2003年04月27日(日) |
なんとかリニューアルできました |
思いの外、早くできました。リニューアル。 といっても、ご覧の通り、文字がだらだらと打ってあるだけの、工夫もクソもないデザインですが。 これもひとえに、動作の軽いサイトを作ろうと心がけた結果でございます。 というのはウソで、実力不足です。
で、ワタシの顔も、ちらっと晒してみたりしているんですが。
ワタシの元カノ、仮に「まりあ」さんとしておきましょう。 この人だけは、ワタシを知っていて、その上このサイトの存在を知っている、という方です。 嫁に行ってからも、ご主人共々、カゲになりヒナタになりワタシを見守ってくださる奇特な方でございますが。
このまりあさんに、事前に相談しました。
「この顔画像って、知ってる人に見られたらバレバーレかなあ」 「うーん、わかっちゃうかなぁ。でも知ってるからそう見えるのかな」 「画像入れたほうが親近感わくかな、なんて思ってさ」 「そうねえ。知人に見つかる心配はゼロに近いし、大丈夫かな。 まあ、今でている目隠し写真(登場人物紹介のやつです)も本物みたいだしね」
そう。あの画像、まりあさんはワタシ本人だと思ったらしいです。 あの画像は特に似ているみたいですね。嵐の桜○翔くんなんですけど。 (ジャ○ーズは肖像権にウルサイので、ちょっと怯えているワタシですが) ナナ家で「似てる似てる」とさんざん言われたのでチョイスしてみました。 できれば女性で似ている人を見つけたかったのですが、いねえでやんのでがんす。しゅん。
そんなわけでですね。 「知人にバレたらどうしよう(なら晒すな)」とか「ジャ○ーズに訴えられたらどうしよう(なら引っ込めろ)」とびくびくしているじょりぃでありますので、もしかしたら顔晒しは期間限定となる可能性が高いです。 じょりぃの顔(ほとんど出てませんが)に興味のある、ほとんど青山墓地に幽霊を見に行きたいようなそんな好奇心のある方は今のうちに見ておくと良いかもしれませんです。
そして。
このサイトを「お気に入り」や「ブックマーク」に入れてくださっている、まだ見ぬじょりぃの大切な方々。 みなさんは、イリオモテヤマネコと並ぶほど希少価値の高い、そして気前の良い方々です。 どうもありがとうございます。 どうぞこのリニューアル&引越をきっかけに、その価値をお捨てになることのございませんよう、 再度の「お気に入り」登録をひらにお願いするじょりぃでございます。
また腰の低いフリして図々しいことをお願いしているワタシでありますが。 みなさんが大好きでございます。 感謝。
2003年04月23日(水) |
「浮気」アレルギーな方は本日読まないほうが |
きょんが最近になって「ゴリ江」にハマっているので、ワタシも毎週水曜日はテレビの前で一緒に大笑いしているのですけれども。 そのゴリ江の出る「ワンナイ」のあとに、番組名忘れたのですがココリコのバラエティ番組がありまして。 ついついそちらも見てしまうワタクシたちなのでありますが。
その中で「あなたの彼は浮気してるかもしれない」みたいなコントがあったのですよ。 「こんな行動を取る彼は、怪しい」みたいな実例を、出演者が見せてくれるわけです。
ブーイングの嵐を覚悟で打ち明けますが、ワタシはかなりの浮気性。 きょんとつきあうようになってからは、浮気はしていないのですが、ナナのことがありますしねえ。 ナナの場合はまったくの片思いですけれど、2年前からは一緒に遊ぶことも多くなったので、まあ、ワタシとしてはちょっとキモチ的にうしろめたかったりするわけでございます。
さらなるブーイングを覚悟して打ち明ければ、きょん以前には「かけもち」してなかったことがないワタシ。 「かけもち」というとなんだかお仕事のようで響きがいいですが、要はふたまた・みまた、つうことですね。 あ、物は投げないでください。 投げるならやわらかいものでお願いします。 固い物はおひねりだけで。 できれば硬貨でなく紙でできてる方のおひねりで。
なので、こういうコントはなんだかひやひやひやひやしてしまうんです。 きょんだって「じょりぃはそもそもいーかげんで浮気っぽいヤツ」ということは当然知っていますからね。 こう、コント見ていて「む・・・そういえば!」なんて、何かまずいことを思い出されてしまっては、家庭内の平和が乱されてしまうではないですか。
「ねえ、ビデオ見ない?」と提案してみるじょりぃでしたが「なんで?」ときょん。 「さっき録画したワンナイ、も1回見よ」なんて言ってる間に、始まっちまいやがりましたよ、浮気コント。
「携帯電話のバッテリーのフタの裏に、浮気相手とのツーショットプリクラを貼っている」とか(してませんよ)、「どの映画を一緒に見たかという話をすると、つじつまが合わない」とか(ぎく)、「最近、音楽の好みが変わった」とか(ぎく)、まあ、そういうコントをやってたんですが。
わははははははははははははは
普通に笑っていたはずだったんですが
「何がそんなにおかしいの」と、きょん。 「ははは。おもしろいねー。ははは」 「いや、そんなにおもしろくないけど」 「あ、そう」 し、しまった。 笑ってごまかせ作戦が裏目に!
「じょりぃ、携帯のフタの裏にプリクラ貼ってるようなせこいこと、してないでしょうね」 「してないよー。見せましょうか?」 「別にいいけど。 じゃあ、着信履歴って見せられる?」 「ぜーんぜんっ、へーき」 「ふうん」
きょんがチェックするはずないの知ってますし。 浮気もしてないし、ナナからも携帯にはほとんどかかってきませんし。
でも、メールの内容は見られると誤解されるかもです。 ナナからよく「元気なの?」とか「食事はちゃんとしてるの?」とか「眠れてるの?」とか「今日、月がキレイだねー。じょりぃも見てるかなと思いながら見てたんだよ」とか、なんてことない内容だけど、だからこそ「なんでんなことでいちいちメールしてくるわけ?」と思われてしまいそうなメールがちょくちょく入っていますので。
でもまあ、見られることはないでしょう。ワタシもきょんのは見ませんし。 お互い、絶対プライバシー関係の物は勝手に見ませんね、そういえば。 きょんの日記帳(しかも10年日記。アンタえらい)はリビングに置いてありますが(置くなよ)、ワタシはもちろん見ません。 ページ開いたまま置いてあることもあるけれど(見て欲しいのか?)、それでも読みませんねえ。
「一緒に見た映画が二人の間で一致しない」の項目では、ずばり 「じょりぃ、これ、よくやっちゃうよねー」 「え?」 「あたしと見た映画じゃないのに、『一緒に見たよね』って言って、あたしがわからない顔してると『あんなにウケてたのに、なんで忘れるかなー』とか偉そうに言うけど、そもそも誰と見たかを忘れてるの、じょりぃだから」 「あ、はい。よくやるみたいですねそれ」 「どこどこの店に行ったとき音楽が感じよかったよね、とかもよくやるよねあなた」 「いやー、忘れっぽくて」 「いいけどさ。あたしが忘れてるような言い方しないでね」 「う、うん」 「映画もさ、あたしと見ようねって言ってたのに、先にナナと行ったりするの、感じ悪いよ」 「そ、そうだよね。すごく感じ悪いよね」
警告で済みました。
あー、なんだかびびっちゃったなー、なんて思いながら仕事部屋に戻ると、携帯にメールが届いていました。
「元気にしてるの?」
ナナ様からの、いつものご心配メールでございました。 オチがキレイにつきましたね。 ちゃんちゃん。
---------追記(言い訳)
ワタシはそれでも誠実なので(まだ言うか)、かけもちしていた頃もこそこそウソをついて・・ということはいたしませんでした。 「○○ちゃんのことも好きなんだよね。向こうもワタシのこと好きなの」と、どちらにもきちんと(?)事情説明をしながらのかけもちでございました。ハイ。 と、言い訳のつもりがさらに深く墓穴を掘っているような気も。ざっくざっく。 ブーイングのおひねり(んなもんねえよ)はこの墓穴に投げ込んでください。スミマセン。
今日、きょんと車で出掛けたときに、久しぶりにスパイス・ガールズのCDなんか聞いていたのですが。 いちばん最初のアルバムです。
今をときめくベッカム夫人・ビクトリアは、当時はスパガの中で「歌がヘタ」と言われていて、ルックスで人気を稼ぐ、音楽的にはみそっかすのような存在だったのですが。 ワタシはビクトリアのキャラと声が好きで、かねがね「えー声しとるのー」(歌的に、ということではなくですが)ときょんに言っていたのです。 きょんにはそのたびに「そーかあ?」とバカにされていたのですが、今日聞いていたら 「やっぱ、ビクトリア、声いいかもねー」ときょんが。 「でしょー? なんか、鼻から抜けたいんだけど、鼻が悪くて抜けきらない、みたいなさー」 「・・・それ、いい声ってことになるの?」 「なんかベトッとしたような、にょえええんとした感じとかさー」 「それもイヤな感じ」
いつものことですが、ほめ言葉がうまく伝わりません。
「でもさー、あの、自己紹介みたいな歌はへったくそだったよねー」と、きょん。 「自己紹介?」 「スパガの自己紹介みたいの」 「会員番号の歌ですか?」 「それはおニャンコだから」 「セカンドアルバムの最後の曲でしょ?」 「そうそう」 「あれだって、ヘタじゃないよ」 擁護するワタシ。一応ファンですからね。 「なんか、やけにはしゃいでるというか、弾けすぎてなかった?」ときょん。 「そんなことないよ。口元がだらしなさそうな感じの歌い方だったけど」<擁護 「は? 何それ」 「なんか、いい感じの」 「口元だらしないっていうより、はりきりすぎてたでしょ?」 「いや。あごが外れているような感じはあるけどさ確かに」<擁護 「なにそれ?」 「舌もでろれーって、出ちゃってるみたいな。でもヘタじゃないよ」<擁護 「あご外して舌をでろれーって出して歌ってる人がヘタじゃないの?」 「ヘタとあごが外れた感じは別物ですから」 「あんたヘンだよ少し」 「え」
とりあえず、弁護士にはなれなそうですワタシ。 好きな人を口説くときも気をつけなくちゃ。 自分でも気付かぬうちに、取り返しのつかないことになりそうな。 口説いてるつもりが相手には罵倒になっていたりしたら、もったいないですからね。
そういえば先日もきょんに 「きょんの鼻ってかわいいよね」 「え〜、そ〜お?」 ここまではよかったんですが。 「ワタシ、鼻の穴が大きい人って好きなんだー」 「・・・どういう意味?」<低い声で
せっかくほめたのに、気分を害してしまったようです。 だいなしです。
そういえば取引先の某社長は、先日飲みにいった先で 「キミ、かわいいねー。ボク、あなたみたいな人好きなんだー」と、店の女の子に声をかけまして。 「え? やだー。ありがとうございます」 「ボク、 顔の大きい人って、大好きなんだよねー」
怒って行っちゃいました、その人。
なんてこと言うんだろう、と、その社長をたしなめたワタシだったのですが。 全然人のこと言えないみたいですね。
反省しました。
「シカゴ」見てきました。 相変わらず1000円で。 車で5分のシネコンで。 良いところに住まわせていただいております。
いやもう、最高! ミュージカルにアレルギーのない方でしたら、すごい楽しめると思いますですよ。
けっこうブラックなコメディで、「ええんかいな」と、ワタシの心に住む偽善者的じょりぃのささやきがあったりもしましたが、本物のじょりぃは「ええぞええぞー!」と拍手。 レニー・ゼルウィガーは相変わらずの「ちょっとアホ」系キュートな女でかわいかったし、リチャード・ギアは自分と金のことしか考えてない悪どい弁護士が大変セクシーでチャーミングだったし(「オータム・イン・ニューヨーク」なんかに出た失点は忘れてやろう)ということで大満足でしたが、なんといってもたいした態度のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ姐さんがかっこよかったでございます。
出てくる人、みーんな悪い人。でも憎めないの。 いいですね、こういうの。 一見悪い人そうに見えて、実はこんなに根が優しい・・・という、ありがちな根回しもないのですよ。 みなさん、欲と金と名声にとりつかれて、最初から最後まで自分のことしか考えていらっしゃいません。 でも「くすっ」と笑えて、憎ませてくれない。 この演出が憎い。 もう、憎かったり憎くなかったり、大忙しでございます。
出てくる人みーんないい人で、ハートウォームで、わかりやすい感動を売りにする映画にアレルギーのあるワタシとしては(へい、ひねくれてるんでがんす)、楽しかったわー。
レニーとキャサリン、女二人が、最後の最後までたくましく、したたかに、しぶとく成功を追い求める姿とラストは、思わず拍手したくなるほどでした。 やっぱ、女はこうでないと。 ホント、ゴキブリ並でした。 またワタシ、ほめてるんだかなんだかわからないことになってますが、ほめてます。
またもやきょんと見に行ったのですが(仲いいわねーワタシたち、と自分でひやかしてみたが、これはノロケというんですかそうですか)、帰りの車できょんが 「早くDVD出ないかなー」と。 あのね、映画も封切りになったばかりだから。 先は長いよ。
さーて、仕事しなくちゃ。 ぐすん。
2003年04月19日(土) |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン |
早く見ないと終わってしまう〜、ということで、見て参りました。 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン。
感想は
なんだ、デカプリオよりワタシの方がずっとチャーミングぢゃん (ナナ聞いてるか)
でした。
スミマセン、ウソです。わかってると思いますが。
しかしやはりまだ太っていましたね、デカプリオ。 「ギルバート・グレイプ」のときは、細くてナナフシみたいだったのに。
そして、髪もちょっと、 えー、 後退っていうんですか。あれです。
かねがね、「フィリップ・シーモア・ホフマン(大好き)がやせたら、意外とかわいくて、デカプリオに似るんじゃないか」と思っていたのですが、デカプリオの方からフィリップに近づいてきているようです。
とはいえ、やっぱりかわいかったです、デカプリオ。
そして、トム・ハンクスは、あれくらいの「主役に近い脇」の方がいい味が出るような気がします。 なんか最近は「トム・ハンクス主演!」という文字を見ただけで、すでにおなかいっぱい、という感じのワタシなもので。 うまいんですけどね。
うまいといえば、クリストファー・ウォーケン。 よかったですよー。 高級レストランでデカプリオと話しているシーンなんて、シビれてしまいましたとさ。びりびり。
映画の話はこれくらいにして。
ワタシの隣に、かなり大柄な(横も)男らしい女の人推定40代が座っていたのですが。 なんていうんでしょう、同人誌系ダイクという感じの。 「ん?」と思って、さらに隣を見ると、女性と一緒。 その女性がまた変わっていて、ロングの金髪で、髪型はさながら貞子。
顔が見えないんです、髪で。
深いこだわりがあったりするのかもしれませんが、髪、バサバサでした。 ちょっと怖かったです。金髪の貞子。
で、この二人、やけに馴れ合っているような感じの会話が「もしや・・」という雰囲気でですね。
ワタシはきょんと見に行ったので、もしこの二人がレヅカップルだとしたら、レヅカップルが偶然2組並んで座るという、確率的に希少な状況でございます。
で、この大工(仮名)さん。
靴脱いで、足を前席の背にくっつけたり、大股開きで膝を折り、自分の椅子の上に足を乗せてみたり。すっかり「自分ち」状態。 ワタシのももに彼女の足がくっつきそうで、ちょっとというかかなり不愉快でございます。 靴下なんか見ちゃったりしたんですが、なんか、小学生とか男子中学生とかが履きそうな、白いソックス。 足の裏とか黒くてですね。
それはもう、匂ってきそうな雰囲気の。 勘弁してくださいませ。
男だろうが女だろうがダイクだろうが姫だろうが、マナーの悪い人はワタシ苦手でございます。 得意だという人もあまりいないと思いますが。
さらにですね。
大工(仮名)さん、氷入りの飲み物を飲んでいたようなのですが、早々に飲み終わりまして。 それでも喉が乾いてしまったのか、映画の途中何度も
ず、ずずずずずず、ずろろろろぉぉぉぉぉ
と、大きな音を立ててストロー吸いまくりです。
じょりぃ、もう泣きたい。
そしてさらにですね。
鼻息が大きいんです。
おまけに途中寝てしまったらしく、小さくイビキまで。
どうも、映画に集中できなくてですね。 大工(仮名)さんから、400円くらい損害賠償としていただきたい、そんな気分でございました。
しかし、いちばん迷惑だったのは、それをいちいち
「あのね、靴下が気になるの。ソックタッチぽいの」とか 「ねえねえ、ずずずずって飲んでるよ」とか 「隣の隣に貞子がいるよ。しかも金髪」とか 「鼻息、そっちまで聞こえる?」とか 「イビキイビキ」とか
耳元で報告され続けたきょんだったかもしれませんです。
ごめんね、きょん。 聞いてもらえると、ちょっと気が済むの。
「喜びは2倍、つらさは半分」のカップルの法則を適用させていただいた2時間半でした。
ゆうべ、ナナから携帯へメールが届きました。
明日、午前中家にいますか?
相変わらずそっけないメールでございます。 返信。
いますよ。
じゃあいく。
あの、スミマセン。 その他の都合は聞いてもらえないんでしょうか。 「お客は来ないの?」とか(けっこう仕事関係の来客が多いもんで)、「行ってもいい?」とか。
まあ、いいんですけど。 久しぶりに会えるわけですし。
そして本日の9時半。 電話が来まして。
「これから家を出るから」とナナ。
「は、はやいね」
「映画見ようかなと思って」
「・・・・(一緒に行こうってこと?)」
「2時には末子のお迎えに行かなきゃならないから、早い回のを見たいんだよね」
「そう」
「映画行く前に寄るから。これからすぐ出ます」
「は、はい」
というと、30分後には来てしまうな。
と思ったワタシがバカでした。 相手はナナでございます。 時間どおりになんて来たことありません。
結局、10時半に到着。
「はい。これ、借りてたビデオとかDVDとか。どうもありがとう」
「あ、そのために寄ってくれたの? いつでも良かったのに」
「ねえ、映画って、今何やってるの?」
「は?」
「これからだと何時のがあるのかな」
「調べろということですね」
「ありがとー」にっこり。
そのために来たに違いない。 ちくしょうめ。
「コメディがいいなー」というので「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を勧めてみるワタシ。
「じゃ、それにする。何時から?」
「10:55。もうすぐだね」
「ホントだ! んーと、 じょりぃ、忙しいんでしょ?」
「一緒に行きたいけど、今日は無理」
「なんだー。つまんないなあ」
「急に言うんだもん。ゆうべ言っておいてくれればいいのに」
「ゴメンゴメン。 じゃ、行ってくる」
速攻、映画へ向かうナナ。 おまえ、何しにきたんねん。
「もしかしたら帰りにも寄るかもー」ぶろろろろろろーん(<エンジン音)
一緒にいた時間、正味5分。 なんだったのかしら。 また振り回されたのですねワタシ。
午後からなっちゃんが来て、いつもどおりお仕事。
一応職場なので、途中でプライベートが舞い込むことをなっちゃんに報告しておく、マジメなワタシ。 「あの、1時半頃、ナナがちょろっと寄るかもなんです」おどおど。 「えええ?」
なんでイヤそうなの、なっちゃん。 いつもは寛容なのに。 どうもナナに対してあまり心証がよろしくないようで。
で、1時半すぎ、ふたたびナナ登場。
「いらっしゃい」
「こんな時間になってしまったので、もう帰るね」
「あの、ていうか、今来たところみたいですけど」
「これ、よかったら食べて」
あ、さしいれだ。「ありがとう」
「じゃあね」
なんだなんだと思いながら、車まで送るワタシ。
「キャッチ・ミー、おもしろかった?」
「すごーくおもしろかったよ! ホントマジで」
「デカプリオに恋してしまった?」
「うん。したした(笑)」 けっ。
そして、いかにおもしろかったか語るナナ。
「見たかったなー」
「そうだよー。一緒に来ればよかったのに」
「だって急なんだもん」
「(笑)ゴメンね」
そして去って行ったナナ。またもや正味5分(もないか)。
帰りは無理して寄らなくてもよかったんじゃないかという気がすごくしますが。 もしかしてワタシにちょっとでも会いたかったんでしょうか。 って、そうじゃないことはわかってますのでツッコミはけっこうです。 しくしく。
随分久しぶりに会えたので、もちろん嬉しかったんですけどね。 でも顔を見る間もないですわ、あれじゃ。
おまけに「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が見たくてしょうがない病に。 つくづく罪なヤツよのうという感じです。
---追記----
この夜、12時にナナから「長女とパパが大ゲンカしちゃって・・」と、超クヨクヨモードで電話がかかって参りまして、延々3時間。 ワタシも相当勝手な人間ですが、この人にだけはかないませんです。はい。
なに考えてんだかホントに。
2003年04月17日(木) |
「・・・と言えばさあ」 |
唐突ですが、ワタシは自分の話に自分で相づちを打って話を締める人がちょっと気になります。 おばさんに多いんですが。 30代主婦にも多いです。 そしてたいてい、抑揚が大袈裟。 「だからね〜(↑)、あたし言(↑)ってや(↑)ったの(↓)。そんな風じゃ、あなたのためにならないわよ〜(↑)(↑)って(↓)。だってそうでしょう?(↑↑) あ(↓)た(↑)しだって、彼女が憎(↑)くて(↓)言ってるわけじゃないんだしね〜(↑)。彼女もわかってくれたみたいで、『ありがと(↑)う』って。ん〜(何度も頷きながら)」
あのスミマセン。最後の「ん〜(うん)」は、相手の担当ですが。
ワタシの知り合いなどにも、この「ひとり返事締め」で会話を続ける方がいらっしゃいます。 「もうね、あたしもできる限りのことはしたわけだし、もういいかなーなんて。んー(満足そうに何度も頷きながら)」てな具合に。
相づちを打つべく準備していたワタシは、こんな顔( ゜▽ ゜)のままちょっと凍った後「ほお」とか気のない返事をすることになります。 まあ、ワタシも、んなこたあいちいち気にしなきゃあいいんですけど。 なんていうかですね、この「ん〜」には、「相手はワタシの話を肯定してしかるべき」という強制が見えるような気がしてイヤなんですよ。 「そうそう、それでいいのよ」と言ってもらいたがっているような。 もう、ほとんど重箱の隅をキツツキのようにつつくような勢いのワタシでございますが。
上記のセリフで検証してみますと
「もうね、あたしもできる限りのことはしたわけだし、もういいかなーなんて。(「そうそう、それでいいのよ」)んー」
ワタシの返事を予想して、先手を打って相づち打っているような気が。
もしかしたらワタシ、「ちっともよくないよ」と言うかもしれないじゃないですか。 その場合は
「もうね、あたしもできる限りのことはしたわけだし、もういいかなーなんて。(「ちっともよくないよ」) んー(満足そうに何度も頷きながら)」
と、わけわからない会話になってしまいますが、それでもいいんでしょうか。 同じ肯定を期待している人でも、この「んー」の部分に臨機応変に「おいおい!」とか「待てい!」とボケ返ししてくださる方なんかは好感度がアップしてしまうのですが。
どうでもいいことを考えすぎですかそうですか。 ワタシもそう思えてきました。
話がだいぶそれてます。 このへんで、題名「・・・と言えばさあ」について。
ワタシは上記で「相手の肯定を強制した言動」について、かなりエラそうな態度で述べたわけですが、実はワタシにはそれ以下&それ以前の会話上の欠点があるのです。
それは 自分の頭の中だけで勝手に繰り広げられていた思考展開を、なんの前触れもなく相手に振るという悪癖です。
これだけだと何のことだかわからないでしょうね。
例えば、ある日、きょんと食事に出掛けたときのことです。 ちょっと会話がとぎれて、お互いぼーっとしておりました。 ワタシの耳には背後のカップルの会話が耳に入ってきます。 きょんのところまでは聞こえていません。 このふたり、どうやら先日食べたお寿司のことを話題にしておりまして。 寿司かあ・・・と思ったワタシは、自分の脳内で寿司に関してのあれこれを思い、あ、そういえばきょんにお寿司を食べさせる約束になってたのに、まだ行ってなかったー、なんて思い出したんですよ。
で、
「寿司と言えばさー」
と、突然、何の前触れもなく、きょんに話を振るワタシ。
きょんはといえば何かに怯えたような顔をして
「寿司と言えばさーって・・・・何、急に。 やだ、怖ーい!誰と話してんの?」
ワタシもわけがわからず、「え?え?」。
「だって、ずっと黙ってたかと思ったら、急に、まるであたしがお寿司の話をしてたかのように『寿司と言えばさー』なんて。・・・しかもここ、イタリアンレストランだよ。どうしちゃったの?」
そうでしたか。 それはびっくりされたことでしょう。 スミマセン。
こういうことがけっこう多くてですね。
一緒にドライブなんかしてても、やっぱりひとりで頭の中で話が進んでいきましてですね。 長い無言状態から突然
「おばあさんと言えばさあ」
などと問いかけたりして、「なに?!おばあさんて?」とびつくりされてしまったり。
もうホントに、他人様の「んー、んー」なんてひとり相づち程度でイライラしてる前に、おまえの「と言えばさあ」をとっとと直しやがれ、というお話でした。 おそまつ。
先日お得意さまの経営戦略会議なるものに呼ばれまして参加して参りました。
と言っても、ぼーっと話聞いてただけなんですが。 そのあとその会社の「企画室」の人事が変わった、ということで、企画室のメンバーが集められました。
ワタシもその一員なんですけどね。
企画室のメンバーは、社長を除いて全部で7人。 それが全部女。
そうです。社長の趣味です。(社長は男です)
ありがとう。社長。 ワタシにとっても大変ウレシイ環境でございます。
メンバー紹介しましょう。
まずFさん。 この人は今年20歳になる娘さんがいらっしゃる43歳の方なのですが、この中でいちばんスタイルが良く、20代でいけます。しかも美人です。化け物です。 「トカゲの生き血とかすすってませんか?」と聞いてみましたら「あら、わかった?」とお答えになっておりました。 Fさん、それ、冗談に聞こえないからやめてください。
そしてK姫。 この方も年齢を聞くとびっくりするほど若く、社長に「Kはいついかなるときも美人だ」と言わしめるほど美しい方です。 これでまたK姫と一緒に仕事できるということで、もちろんワタシは浮かれております。
ワタシと同業のNさん。 この人も40代でキレイな方ですが、あまりワタシのタイプではありません。年も相応に見えます。 精神年齢的にはだいぶ若いみたいです。やさしくて、控えめで、かわいらしい方。
コーディネーターのIさん。 この人は30代なりたてのホヤホヤ。 K姫ほどではありませんが、この人も姫系です。 気の強そうなかわいい顔にストレートな物言い。からかいがいのある娘でございます。 Iプチ姫と命名しましょう。
先日登場した、不思議ちゃんEさん。 この日も不思議ぶりをほわほわと発揮していましたが、こと仕事になると大変優秀な娘でございます。
そして最若手、NMSさん。21歳。 このメンツの中では驚異的な若さです。 社長曰く「平均年齢がNMSのおかげでぐっと下がるなあ」と。 大きなお世話です。 元気があって大変よろしいですが、色香という点では諸先輩方に遠く及びません。 ていうか、ワタシが若者好きだったらもっと気持ちもウキウキするのかもしれませんが。 姉さんタイプが好きなもんで。
で、あとはワタクシじょりぃというメンツでございますが。
このメンバーで、何が怖いって、NMSさん以外、全員社長の愛人疑惑該当者なのですよ。 バッカバカしいとは思うのですけど。
Iプチ姫とデザイナーNさんは、結婚してしまったため「愛人だった」に格下げ(?)したのですが、その他のメンバーはワタシも含めて、まわりの業者さんや関係者からヒソヒソとあらぬことを囁かれているわけでございます。
いい年して結婚してないからだと言われてしまえばそれまでなのですが、結婚して子供もいるFさんまでも愛人呼ばわりです。
ヘンな環境。
MNSさんが網に引っかかってこないのは、社長とワタシの好みがどうもリンクしているせいなのではないかと。
よう、兄弟。 って、ワタシは別に誰も食っていませんが。 社長は実際のところどうなのか。
「ボクは仕事が趣味だからねー。全然疲れないですよ。仕事はやっぱり楽しみながらやらないと。ね?(にっこり)」と日頃からおっしゃる社長でございますが、 そりゃ楽しいだろうよ。 それにしても、社長以外男が一人もいないとは・・・天晴れでございます。
でもおかげでワタシも楽しいの。 この会社からいただく仕事はヘヴィーなものが多くて大変なのですが、少なくとも今までいちばん憂鬱だった「長時間の打ち合わせ」も、これで少しは楽しくなるというもの。 少しはというか、かなり楽しいですね。K姫にも会えるし。
しかし、あちこちで「じょりぃはあの社長の愛人らしい」なんて噂が立ってしまったら(業者間ではあっという間に立つのよ実際)、お嫁に行けなくなってしまうわ。
と、思ってもいないことを心配してみました。 一応、嫁入り前のオンナとして。
やっかいな仕事が一段落、今日はこれから遅まきながら「ロード・オブ・ザ・リング2」を見に行くじょりぃでございます。 平日のレイトショーなら1000円なのにな。 今日しか時間とれないから、まあしょうがないんですが。 惜しい、金が。
さて、そのやっかいな仕事による多大なストレスと、ナナになぜか「もうこっちからは連絡しないから」と言ってしまった後悔などで、へっとんへっとんに疲れてしまっていたワタシは、一昨日、いつのまにかうたた寝をしておりました。 そして悪夢をたーくさん見ました。 やっと寝れたんだから、神様、穏やかに寝かせてくださいホントにもう頼みますよ。
その中の最後に見た悪夢の話です。 夢の話はつまんないのでタブー!と言われておりますが、まあまあ。
ワタシときょんがなにやら口論しています。 原因はセックスのことです。 いつもはこんな話しませんし、ましてや口論なんかしないのですが、潜在意識って恐ろしいですね。 まあ、それで激したワタシが「もう一緒にいられないよ。マジ出てって」と高飛車に言い放つと、きょんは泣きながら2階へ。
へ、またふてくされて寝ちまうんだろーよ、と思っていたら、トランクを持って階段を下りてきたきょん。
しかも、白いドレスに、なんか、そういうときに映画なんかでよくご婦人がかぶるような、つばの広いゴージャスな帽子まで! てか、あんたそんな服、持ってましたっけ? 女優?
なんてことは夢の中では考えられず、ひたすら慌てふためくワタシ。
「なに?え?ホントに行っちゃうの?」
カッコ悪すぎ、ワタシ。
「もう、ホントに一緒にいられない。あたし耐えられないから」 「ゴメンゴメン! 反省したから、ちょっと考え直してよ」
本当にカッコ悪すぎ、ワタシ。 でもたぶん、実生活では言いませんこんなこと。
せめてー すこしはかあっこーつけーさーせーてくれー 寝たふりしてる間にーー 出ていってくれえ
という感じです、どちらかというと。
で、とにかく思いとどまらせようと、いろいろ策を尽くしますが(どんな策を尽くしたはカッコ悪くて書けない)、きょんの決意は変わらず。
「ワタシのどこがイヤなの? 反省するし、直すから、教えて」
「いちばんイヤなのはやさしくないところ。すぐに怒るし」
えええ? ワタシ、やさしくなくないんですよ。自分で言うのもなんですが。
きょんはいつも、具体的に謝らないと許してくれないので、とりあえずやさしくなかったことを必死で思い出してみるワタシ。
「あ! 今朝、きょんにお風呂掃除させちゃったねそういえば。ゴメンナサイ」 <大マジメにつまらないことを謝るワタシ。
「そんなこと怒ってないから」
だいたい、いつも風呂掃除してくれてるんだった。
ええと、あと「すぐ怒る」ことっていうと
「ゆうべもコタツで寝たの怒っちゃったけど、あれは体を心配しているからで・・・でも言い方がキツかったかも。ゴメン」
「どうでもいいから、それ」
ドツボなワタシ。 みなさん、これ、夢の中でワタシは大マジメなんですよ、本当に。
なんて感じでペコペコと反省していたら、聞き覚えのない着信音がきょんの携帯から。 とっさになぜか「浮気か?」と思った私は、きょんにつかみかかって(そんなこともしたことありません。念のため)
「なんだよ、さんざん人のせいにしておいて、結局自分の浮気で出てくわけかよ!」 と、関東弁で罵倒。
きょんはワタシを振り払いながら
「ちょっと!落ち着いてよ!ただのメールだよ!」 「メール?誰から?」 「あの音は、100円ショップから来る、新商品情報のメールだよ!」
は?
せっこいメール。
と思ったのは夢の中では一瞬で、つまんねーメール購読してんじゃねーよ、と変なことでも怒りが爆発するワタシ。
いいじゃないねえ、100円ショップの新商品情報。 んなもんあるのかないのか知らないけど、あれば楽しそうです。
なんてグダグダカッカしてたら、今度はワタシの携帯が。 あれ?誰だろ?誰でも嬉しいや。なんかひとりぼっちな気分だったから。 ナナだといいななんて性懲りもないこと思いながら電話に出ようとしたところで
目が覚めました。 ホントに携帯鳴ってた。
きょんからです。
「もしもし〜」<憔悴しきったワタシの声 「あ、もしもしー。あたしー。仕事終わったよー。今日何食べたーい?」 「ねえねえ、きょんさー」 「ん?」 「じょりぃのこと、好きー?」<情けないのう 「どしたの(笑)。 そうねえ、好きだよ〜ははは」 「よかったー」 「何?声変だけど。具合悪いの? 寝てたの?」 「悪夢見たー。きょんにふられる夢ー」 「えー?(笑) なに、それでそんなへろへろな声してんの?」 「うん。すごいパニクっちゃった。取り乱しちゃってさー、どうしようかと思っちゃったよ」 「えへへへへ。なんだー」<なんだかすごく嬉しそう。意外。 「夢でよかった」 「じょりぃ、慌てるんだー。意外ね。ふふふふ」 「慌てたねー」
ということでですね。
もともとがたいそう自分勝手なワタシなのですが、ここ何年かきょんに対してはそのへんに拍車がかかっておりましたので、おおいに反省いたしました。 「そのうちホントに愛想尽かすからね」なんてエラそうにのたまっていたワタシでしたが、自分が愛想尽かされるとは、とんと思っていなかったあたりワタシも大物です。 と開き直るあたりが小物です。
ていうか、ワガママ者にはこのたびの悪夢はいいクスリになったようで。
てなわけで、最近めっきりきょんに対して腰が低いじょりぃでございます。
あっという間に元の偉そうなワタシに戻ってしまうとは思いますが。
みなさまこんばんは。 バテバテのへろへろ、もともとない根性がさらに目減りしているじょりぃでございます。
昨日、とある会議に出席しました。 設備関係の野郎どもばかりの会議で、女性は私ともう一人だけ。 本日の日記の主役は、その女性でございます。
Eさんはたぶん27歳くらいなのですが、雰囲気はものすごく少女。 男性から「守ってあげたい」と思わせてしまうようなオーラを醸し出しています。 の、割に、どうも男の影がない。 仕事でよく一緒になるのですが、いつも日付が変わるまで仕事をしているし、休みも返上して働いているようだし、どうもナゾな人なのでした。
その会議の途中、インテリアコーディネーターの人から「この中から4点、写真を選んでおいてほしい」と写真集を渡され、ワタシとEさんは一緒に写真を選んでいたのですが、そのときのこと。
それはメープルソープの写真集だったので、ヌードもたくさん出てきました。それも男性のヌード。フル○ンです。 ワタシは男だろうが女だろうが、ハダカの写真を見るのは好きなので「すごい筋肉」とか「このポーズ笑へる」とかツッコミながらページをめくっていたのですが、Eさんはそういうページの時は口をつぐんでしまうし、なんとなく居心地が悪そう。
「もしかして、ハダカの写真とか、嫌悪感を催してますか?」とワタシ。 「いえ・・・ていうか・・・あたし、筋肉とか怖いんですよー」 「ほほう。筋肉が」 「そもそも、人間の顔も怖いんです。外人は特にダメです」 「なんと・・・。ということは、Eさん、男性ならしょうゆ顔の人とかがやはりお好きなんですか?」 「んー・・・て言いますかぁ・・・あたし、実は犬になりたいと思ってたんですよ」
犬になりたいんですか。
ていうか、それ、質問の答になっていないような気が。
「ええと、・・・・・犬?」 「犬が大好きなんです。特にポメラニアンとか」 「ポメラニアンというと、あの茶色くてふわふわしていてちっこくて鼻が黒くてつぶらな瞳できゃんと鳴く、あのポメラニアンですよね?」 「はい。かわいいですよねー」 「そういう顔の人が好きということですか? 顔が毛深くてつぶらな瞳の人とか」 んなわけねーだろ<自分。 「そうじゃなくて・・・スピッツでもいいんですけど」
微妙に会話が噛み合ってません。
「あの、じゃあ理想のタイプとかって、どんな感じ?」 「・・・じょりぃさん、そんなこと聞いてどうするんですか?」 「え”?」 「あたしにお見合いでもすすめてくださるつもりですか?」 「(あせあせ)いえ。そんなつもりじゃなくて・・・スミマセン。Eさん、魅力的な人だから、どんな人が好きなのかななんて、ちょっと興味が湧いちゃったもんだから・・。気に触ったならゴメンナサイ」
こういう反応の人って、たいてい何かしらワケアリです。 やっぱちょっと人と違うのかもなーと思い、まあ失礼もしてしまったので、ワタシとしてはここで引き下がるつもりだったのですが。
素直に謝ったので気を取り直してくれたのか、Eさんは話を続けてくれました。
「あたし、すごい憧れの人がいたんです」 「憧れ?」 「はい。子供の時なんですけど、白い髪に白い髭を生やした、すごくやさしそうなおじいさんだったんですけど」 「今度はおじいさんですか」 「おじいさん、好きなんです」 「犬とおじいさん、ですか」 「はい。特にそのおじいさんは素敵な、神々しい人で、シャイだった私は勇気を出して話しかけたら、ありがとうって言ってくれました(うっとり)」 ありがとうって。 「ええと、じゃあ、笠智衆とか好きでした?」 「そんな、俗っぽい人じゃイヤです」 「!俗でしたか。失礼。ええと、七福神で言えばジュロウジンとか?」 「もう、どうしてじょりぃさんてば、そういう俗っぽいのばっかり・・」 「・・・一応神様ですが」 「七福神という時点で俗です」
そうですか。失礼しました。
「じゃああれですね。こう、余命いくばくもない、大金持ちのおじいさんとか、結婚の理想のタイプ?」 私もしつこいです。からかいとか茶々とかに全力を尽くしてしまう傾向がありましてどうも。 「結婚の対象になんかしませんよー。憧れですから。犬と同じです」
犬と同じです、って。
怒るかな?と思いながらも、ワタクシ聞いてみました。
「Eさんて、もしかして・・・不思議ちゃん?」
じょりぃさん、ふざけてばっかり、と怒られるかなと思ったのですが、返事は
「はい」
上から読んでも下から読んでも、わたしまけましたわ。 不思議ちゃん、無敵。
ていうか、たぶん誰のことも好きにならないセクシュアリティなのかなと。 私の友人にもいるのですけど。
そういうセクシュアリティもあるんだろうな、と気付く前は、随分傷つけるようなことをその友人に言っていたようで、反省しているのですけど。 「好きな人ができないなんて、信じられない」「ありえない」とかね。 差別発言て、意外と悪気や邪気がない場合もあるんですよね、そう考えると。 悪気や邪気がなければ許される、というものではもちろんないんですけど。 「女が好きなんて、信じられない、ありえない」と言われたら、やっぱりワタシはむっとするだろうし、傷つくだろうな。 悪かったね、友人。
「Eさんも、結婚しなそうですね」とワタシ。 「そうですねー。忙しいですし、物理的にも時間的にも今の状態でというのは難しいです。○○さんなんて、あんなに忙しいのに、よく結婚したなあって感心しました。子供まで産んじゃったし。仕事も続けてますしね」 「ワタシ、独身友達みんなに『年取ってからみんなで楽しく住めるように、じょりぃちゃん、なんかコロニーみたいの作っておいてよ』とよく言われるんですけど、がんばってつくりますから、そしたらEさんも来てください」 「わあ、ありがとうございます。犬も飼ってくれますか?」 「は、はい。ポメラニアンでいいですかね」
Eさんの今後の人生に注目しているじょりぃであります。 お互いシアワセになりましょう。
2003年04月08日(火) |
恋人がキレイに見える瞬間 |
本日、夕飯の後めずらしくぼーっとテレビを見ておりました。 それも火サス。 なにやら銭湯が舞台の推理サスペンスものらしかったですね。 すごい設定。 「家政婦は見た!」みたいに「番台は見た!」という感じなのでしょうか。最初の10分ほどで見るのやめてしまったのでよくわからないのですが。 しかし家政婦なら犯罪のひとつも見られるかもしれませんが、番台だと見るものといえばハダカしかありません。 火サスというより、安いアダルトビデオになってしまいそうです。 番台は見た!泡踊り女湯みだれ髪なんていかがでしょう。
コーフンして、話がそれてしまいました。
まあそんなわけで、ぼーっとテレビを見ていたら、テレビの前できょんがいそいそと「何見るー?」なんてビデオの支度を始めました。
あれ?
なんか、きょん、キレイじゃん。 いつもかわいいけど(あゴメン、しらっとした?)、ひときわキレイ。
「きょんて、キレイだね」 しゃあしゃあと口に出してみるワタシ。円満の秘訣です。ハイ。
「え〜?そーお? うふ☆」
少しは照れたら? ぶーなときもあるんだしさ。 こたつで口あけてんがーと寝てるときとか、得意そうにして鼻の穴が広がってるときとかさ。
あ。
キレイに見えた理由がわかった。
今日の火サスの主役は泉ピン子。 ワタシは10分間ずっとピン子のアップを見ていたのです。 しかも今日のピン子、顔がむくんでいていつもより・・・まあ、なんなんですわ。
どうやらそれに目が慣れていたために、ひょいっときょんを見たときになんだか非常に美しく見えたらしい。
こんなことってあるのね。
言わなきゃいいのにそれもきちんと伝えるワタシ。
「ピン子見てたからだったみたい」 「何それ!きいっ。あははははははははは」
いつもならもっと怒りそうですが、ピン子効果に耐えられなかったらしくウケてくれました。 ありがとう、ピン子。
そして、ゴメンね、ピン子。
いっときキレイになったと思ったのにな、ピン子。 今日のあなたはちょっと(ていうか、かなり)イマイチだったわ。 というわけで、全国の泉ピン子ファンのみなさまもゴメンナサイ。
でもあれですね。 「最近、うちの彼女かわいくなくなってきちゃったな」とか「美貌に衰えが見え始めたな」なんて思ってしまっているそこのアナタなどは、この方法を応用してみると良いかもしれません。 きっとそれは贅沢病なのです。 贅沢なもん食べ過ぎてかかっちまう痛風みたいなもんです。(たぶん)
ガッツ石松の主演ドラマを2時間きっちり見てから彼女の顔を見てみる、とか、「悪魔の毒々モンスター」シリーズを丸一日かけて鑑賞してからデートに臨む、とか。 いったん粗食に徹してみるのです。
くだらないですか。そうですね。スミマセン。
それにしてもあれですね。 お互いいつまでも「この人ってキレイだな」と思っていられる心持ちと容姿(もともとのつくりってことじゃなくね)でいたいものですね。 ワタシは日頃からきょんに「太ったら別れる。ブスになっても別れる。老けても別れる」と宣言してあります。 もちろん、自分のことはすごい勢いで棚に上げてあります。 そしてもちろん、そんな理由で別れるつもりはないんですけど。 意外ときょんも、そう言われて悪い気はしていないみたいです。 まあそうですよね。逆に言えば、今はそうじゃないよねって言われてるのと同じ事ですからね。
昔父が母の41歳の誕生日に、単身赴任先から送った手紙にあった一文。 「いつまでも、若く、美しく・・・素敵な41歳をお過ごしください」
当時は家族で「キザ男〜!」と大笑いしたのですが、最近はこのことばを折に触れ噛みしめるじょりぃでございます。
みなさま、いつまでも若く、美しく、素敵な人生を過ごしましょう。
2003年04月07日(月) |
ひとりで勝手にブルー |
今日は入学式でしたね。 ナナの長女ちゃんも、この春から中学生。 ということで、無理矢理時間を作り、ケーキを持って顔を見に行ってまいりました。 親子ともども心配だったので。
私がナナ家に到着したときには、長女ちゃんはまだ制服姿でした。
セーラー服ですよ。 やっぱいいですね、セーラー服。
いや、決してエロエロしい目で見たわけではないのですが。 (さすがに12歳の少女には萌えない。年上好きだし)
長女ちゃんもセーラー服が嬉しくて嬉しくてですね。 「見て見て!じょりぃちゃん!」と言いながら、くるくるくるくる回ってみせて、スカートがふわふわするのを得意そうにご披露しています。
楽しそうで何より。 じょりぃちゃん、心配してたのよ? ていうか、今も心配。そんなにくるくるしてて、大丈夫?
「うえー。気持ちわり。まわりすぎたー」 やっぱり。
それにしても、このあいだまでランドセル背負ってた娘が制服になると、一気に大人びて見えますね。 ひとりで感動。中学生になったのかあ。 私とナナが出会った年齢に、長女ちゃんがなるなんてなー。感慨深いわー。
てか、なんか今ワタシ、おばさんクサかった? いけね。
ワタシが到着するとすぐにナナは「次女をお習字に送ってくるね」と出掛けてしまい。 子守にいそしむワタシ。 次女ちゃんを送って帰ってくると、今度はすぐ「長女を塾に送ってくるね」とまたお出かけ。
お母さんて忙しいのね。話す間もないや。いつものことですが。
ナナは「塾なんて必要なし」という考えの持ち主なのだけれど、長女ちゃんが塾通いを熱望し(勉強がしたいわけでなく「塾に通う」というシチュエーションに憧れたものと思われる)しかたなく許可したので、送り迎えが面倒で仕方ない模様。
で、帰ってきたら今度は食事の支度。 相変わらずワタシとは話せず。ワタシはもっぱら子守。
キッチンは対面式のカウンターキッチンなんだけど、カーテンがついていて、リビングからはナナの顔が見えないんですよ。つまんないったらありゃしないです。
「ねえ、これジャマじゃない?」と、カーテンをひたひた叩きながら、カーテン越しに話しかけるワタシ。 「ジャマ?」 「なんでせっかくのカウンターキッチンなのに、こんなものつけてんの?」 「あたしが一人になりたいときに来る場所だから、キッチンは。 なので目隠ししちゃった」 「気持ちはわかるけどさー。さびしいじゃん」 「さびしい? 誰が?」 「ワタシが」 「(笑) 考えときます」
絶対考えとかないだろおまえ。
ごはん食べてるうちに、パパも帰ってきて。 子供たちを寝かしつけるのもなぜかワタシがやりまして。
全然ナナとハナシができねーじゃんか。
子供たち寝てからはパパとナナと3人でちょっと話して。 というか、ほとんどパパ一人でしゃべってるんですが。
ナナは途中、「子供たちが寝てないみたい」と、2階へ様子を見に。 ワタシはパパと二人。
「なんか、土日風邪で寝込んでたんですって?ナナ」 「ああ。大丈夫だけどね。それに昼間寝てられるだろうし」 「今日は大忙しだったみたいですよ。それに、意外と昼間も忙しそうですよ」 「忙しくねーだろー。だって、何してるのかなーと思うよ、いつも昼間。家事だってそんな熱心なわけじゃないしっていうか、あいつサボりまくりだろ?」 「いや、それはワタシからはなんとも・・」ていうか、サボってるみたいですけど。 「そんでさ、俺が仕事で1時とか2時とかに帰ってくるだろ? あいつ、そういうときは気を使って待っててくれるんだけど、なんかここんとこ、何か悩んでるんだか、長い話につきあわされてさー。先週俺、ほとんど寝れてないんだよなー」
がーーーーーん。
今まではそういうときはワタシに電話してきてくれたのに。 「パパに話すよりも、じょりぃに聞いてもらうほうが安心する」って言ってたじゃん。(ウソかもしれんが) なんだよー。ナナのバカー。
まあ、パパは「俺って頼りにされちゃってさ」的な話をするのが好きだし、話がオーバーになりがちなところもあるので、全部鵜呑みにできないとしても。 一気にブルーモードのワタシ。 実際、最近ナナからとんと連絡来なかったし。
すっかり遅くなってしまった帰り、車まで送ってくれたナナ。 やっと二人になれたのに、つーい、いじけたことを口走るワタシ。
「なんか、先週落ち込んでたの?」<相手の方を見ずに、ちょっと早口。 「落ち込んでないけど? なんで?」 「パパがそんなようなこと言ってたから。ママが話し込んでて眠れなかったって」 「パパが? なんて言ってたの?」 「忘れた」<ウソ 「あたし、落ち込んでたかあ?」 「パパの仕事が忙しかったんならさ、ウチに電話くれてもよかったのに」いじけているので、そう話しながらとっとと車に乗り込むワタシ。 「何を落ち込んでたんだろ。わかんないんだけど」 「ふうん」 「パパがそう言ったの?」 「違うかも。(<なんなんだ) ごちそうさま。またね」 「うん。・・・今日はどうもありがとう。おやすみなさい」 「おやすみー」 ばたん。ぶうううううう(<エンジン音)。
あー、おもしろくねー。 という、本日はつまらないブルー日記でした。 本人以外には「なにがブルーやねん」と思われてしまいそうなビミョーなとこですが。 ショックだったのよ、けっこう。
2003年04月06日(日) |
なぜに罵倒が関西弁になったのか? |
いい天気でしたね。桜もいいあんばいで。
というわけで、仕事の途中でスタッフのなっちゃんと「近所の桜並木までお散歩に行きましょう」ということになり、七福神あられを手にとことこと。
桜並木のある道は、一方通行でとても狭いのです。
なのに。
その狭い道のど真ん中に停車している車が。 一瞬「おうおう。道の真ん中に車停めて花見かよ」とも思ったのですが、停めてあるのは桜が終わったところ。車内でも「わあきれい」つう華やいだ感じはナシ。 おっさん(じいさん?)二人におばさん(おばあさん?)一人という組み合わせ。運転席にはおばさんが。
へんなのー。車エンコしたのかな?それにしても動きがないよなと訝しがりながら、単に停車しているのだとしたらあまりにもモラルに欠けるよなーと思い、ことさらジロジロ見ながら横を通る。
通りを横切って、次の桜並木へ。 ふりかえって車を確認すると、まだ止まったまま。 おじさんがひとり車外に出てうろうろと。 それも「桜いーなー」という感じではなく、謎は深まるばかり。
「あの車、まだ停まってる。変じゃない?」とワタシ。 「変だねー。でもせっかくだから、おかしな車なんか見ないで桜見れば?」となっちゃん。
そりゃそうだ。
ふたりであられをポリポリ食べて、しばらく桜を愛でる。 「このあられ、しけてるね」となっちゃん。 「うん。だって、去年の秋頃もらったやつだもん」 「げ。でも意外と食べられるね」 「でもマズイね」
まずいしけたあられをポリポリ(正確にはキョシキョシつう感じ)食べ終わり、帰路へ。
まだいやがる。車。
かれこれもう15分は停まっているであろう。 今日はたまたま他に車が来なかったみたいだけど、来ちゃったら誰も通れませんよこれじゃ。
むっとしたワタシは、今度横を通るときはもう少しあからさまに「なんですかあなたたち」という視線ビームを放とうと意気込んでいたんですが。
対向車接近。 一方通行とはいえ、あまりそれを守る車のいないこの道。 やはり来たか。
しかし、非常識車@初老部隊、動く気配なし。
対向車はちょっぴりヤンキー仕様の軽で、ちょっぴりヤンキー仕様の20代後半とおぼしき女性が運転中。 かつてレディースで慣らしたのか、うまいハンドルさばきで縁石ギリギリまでよけたものの、そこから動きが取れず。
なんたって、車2台がやっと通れる道のど真ん中に初老部隊が停車中ですからね。避け切れません。
心配しながら近づいて行ってみると、窓を開け、お互い会話中。
元レディース「すみません。ちょっと動いていただければ通れるんですけど」 おばはん「ここ、一方通行よ!あんたが悪いんでしょ!」
あんたも悪いよ。おばはん。
元レ「スミマセン。でももう来ちゃったので」 おば「ぶつかったら、そっちもちだからね」 元レ「私、これ以上動けないので、止まってますから移動してもらえますか?」 おば「あのね、そっちが悪いんだから、ぶつかったらお金はそっちもちだからね!あたしがぶつけても責任はそっちだからね!」
カチン。というか ブチ
「そんなど真ん中に車長いこと停めて、何言うてんねん」
なぜか関西弁で口出しするワタシ。 おばはんがこちらを睨む。
「おばはんが一番悪いんやん。何してん?そんなとこで」
おばはん、「ぶつかったら、そっちがお金払うんだよ」とかぶつぶつ言いながら、ヘッタクソな運転でなんとかクリア。 わざとぶつかる気かと思ったよ、つうくらいの勢い。
「当たり屋かよもしかして」 さらに罵倒するワタシ。
はあはあ。
しかし、なぜに関西弁?
関西の方が、関東人の「エセ関西弁」を大変嫌がることは承知しております、スミマセン。
自分なりに、なぜ関西弁になってしまったか、そのあとじっくり考えてみました。
まず、関東言葉だとどうなるか、試してみましょう。
「そんなど真ん中に車停めておいて、何言ってるんですか?」 「おばさんが一番悪いじゃないですか。なにしてるんですか?そんなところで」
なんか、理屈っぽくて、感情に欠けます。それに礼儀正しすぎで悔しい。 では、感情的になるために、ちょっと乱暴な話し言葉でやってみましょう。
「そんなど真ん中に車停めて、何言ってんだよ」 「ばばあが一番わりいんだろ。何してんだよそんなとこでよー」
ガラ悪すぎます。 なんというか、こっちの筋は通っているはずなのに、チンピラが因縁つけてからんでいるようです。 それに何しろ、品がありません。
ところが関西弁ですと、 1. 自分は怒っています 2. ワタシの筋は通っていて、あんた間違ってます 3. なぜだか品格が損なわれない と、3拍子揃います。
なるほど。
ということで、関西圏のみなさん、思わず(でたらめの)関西弁が口をついて出たワタシを許してください。
いっそ、最近ではほとんど使われなくなった、ワタシの地域のお国言葉で罵倒してみたらどうなるのでしょうか。
「おばさんが一番悪いんだがね。何してんだーりそんなとこで」
迫力も品もないです。
関東とはいえ山国だに、しょーがねーんべー。 (↑通常は使いませんよ。信じてー)
そしてもうひとつ。
対向車を運転していたのが男だったら、見ないフリして通り過ぎたんだろうなワタシ。 そう、けっこうキレイな元レディースでした。 やれやれ。>自分
映画「バイオハザード」をビデオ鑑賞。 あのおっそろしいゲームを映画化したものですね。 これ、映画館でも見たのですが。おもしろかったのでビデオを楽しみにしておりました。
ワタシはゲームってあんまりしないのですが(キリなくなるので自粛しているフシもあり)、バイオハザードは昔の彼女が「おもしろいから、じょりぃちゃんもぜひやってみて」と、なんとソフトを買って送ってくれたので、感謝しながらきょんとふたりで思い切りはまりました。
きょんは「あたしがやるー。あたしにもやらせろー」と大威張りするわりには、恐ろしい場面になると「代わって代わって!怖いよー。じょりぃやってよ!」とこれまた大威張りで交代します。 そんなわけでワタシばかり腕が上がってしまったという甘い(甘かあないか)思い出があるのですが。
ゲームのファンだった私たちとしては、「映画化・・?」とゲームの雰囲気を壊されやしないかと猜疑心を持って、当時映画館に足を運んだのでしたが。
なんか、とてもうまいこと出来ていて。 ストーリーなんかはもちろん微妙に違うのですが、バイオハザード独特の、「なんかうすら気味悪い、なんか出てくるんじゃないか」という雰囲気がばっちり描かれてまして。 ストーリーも楽しめましたし。
そして何より。
ミラ・ジョボビッチ萌え〜。 かっこいー。
あんま好きじゃなかったんですけどね。なんか直線的な印象で。 曲線好きなワタシとしては「とがっとるなーこの娘さん」という感じだったんですが。
表情を抑えめにした演技といい、ゲームの主人公よりむやみに強いアクションシーンといい、シビレてしまいましたとさ。
同じ「強い女モノ」でも、トゥーム・レイダーなんかはほぼ「アンジェリーナ・ジョリーのひとりプロモ状態」(こっちも好きですけどもちろん)なのに対して、バイオハザードの方がストーリー自体でハラハラさせてくれるおもしろさがありますね。
「強い女萌え」なレヅのみなさん、まだご覧になっていないようでしたらぜひどうぞ、バイオハザード。 ていうか、その中のミラ・ジョボビッチ。
強い女といえば、「ガール・ファイト」という映画で女ボクサーを演じていたミシェル・ロドリゲスも、相変わらずの三白眼で、強くてビッチな女をカッコ良く演じています。男よりずっと強い。特に根性。 ミラの超人的な強さに比べ、こちらの軍隊仕様の強さはリアリティがあり、「がんばれー」と感情移入できます。
ただ、この映画見た直後は、サイコロステーキ食べるのは無理って気がします。 あんな死に方、コワイわー。
今日もK姫の会社のスタッフと打ち合わせがありました。 基本的にこの会社との打ち合わせはひっじょーに長いのであまりスキでないのですが、K姫も参加するプロジェクトの時はやはり心躍ります。 目の保養。
時間より早く着いたワタシは、資料に目を通しておりました。マジメです。 ラッキーなことに、K姫も早めに到着。
わあい。ふたりっきり。
「このあいだ、メールありがとう。返事しなくてごめんなさい」とK姫。
メールったって、飲みに行った後「楽しかったです。またご一緒してください」と、もらった方にしてみれば返事のしようもないメール。 しかもK姫はやはり姫ですから、携帯も不携帯だし、「事務所の留守電に入れてくれてもチェックしないから、またかけてね(にこ)」という姫体質。 メールの返事なんて、そもそも期待してはいけないのです。(言ってる割にはけっこうきっちり電話やメールも返すんですけどね)
「いや、そんな。返事なんて期待してませんから」
へりくだっているようで、聞きようによっちゃあなんだか無礼なワタシの返答。
「返事しようと思ってたのよ、ちゃんと。でも忘れちゃったの(にこ)」
ちっとも言い訳になってないように思うんですが。
しかし、そのあと嬉しいお言葉が。
「お花見に行かない? 花見酒」
ええええええええええええ?
らっき。
「はい。恐縮です」<返事になってない。
まあ、たぶん行かないと思うんですけど。 週末、雨らしいですしね。
家に帰ってから、きょんがいつものように「今日、何かいいことあった?」と聞いてくれたので(そういえば、なぜいつも聞くんだろう?) 「K姫にお花見に誘われちゃった。えへへへへ」 と答えたら 「あっそ」だそうです。
相手にされておりません。
てか、明日ワタシ、桜の撮影の仕事があるというのに、雨降るらしいじゃないですか。 神様、K姫様。 明日天気にしてください。
2003年04月01日(火) |
家族ぐるみというシアワセと罪悪感 |
本日、ナナが子供3人を連れて遊びに来ました。 今、世の中は春休み。子供たちはヒマなんです。 子供はヒマでも、ママはとても忙しくなってしまうんだそうですね、お休みというものは。 「一日中一緒にいると、イライラしてきちゃう」んだそうです、ナナ曰く。
ここの子供たちがまた、ワタシのことがスキでねえ。 ワタシのかわいがり方も格別ですからね。 好きな人の子供って、たまらなくかわいいですね。 ふとした仕草や表情、話し方なんかがナナに似てたりすると、それだけで嬉しくて。 ナナ家で家族でお出かけ、というときでも「じょりぃちゃんは行かないの? じょりぃちゃんも誘ってー!」とラブコールが来るほどです。愛されています。
そりゃそうだ。
一日中「あっちむいてホイ」してくれる大人って、そうそういませんからね。
一番上の女の子(長女ちゃんと呼びましょう)は、この春から中学生。 さすがにべたべたはしてきません。
次女ちゃんは今度4年生。末子ちゃんが4歳。いずれも女の子。 このふたりはものすごいスキンシップでもってワタシを襲います。 いっぺんにふたりぶら下げて歩くのなんてざらです。 じょりぃちゃんの取り合いです。 なんでも言うこと聞いてくれて気前が良くて一日中遊んでくれていざというときは(それなりに)頼りになる大人、というオモチャであればそれはそれは大人気でございます。 ワタシだって欲しい。そんな都合のいい人。
パパ(ナナのだんな様。ワタシもいつも「パパ」と呼んでおります)はアパレル関係の会社にお勤めですが「じょりぃちゃんに似合う服がないか、いつもチェックしてるんだよ」と、高いお洋服をたまにポンとくださいます。恐縮です。 本日も革の春物の素敵なジャケットをいただいたので、夜になってからパパにお礼の電話をしました。
「あんなに素敵なものをいただいてしまって・・いつもスミマセン。自分で言うのもナンですが、とても似合っておりました。えへへへ」
「いやいや。あんなもの、じょりぃちゃんがナナや子供たちにしてくれてることに比べたら1000分の1にもならないんだけど。(チク<私の良心) これからも末永く、ナナと子供たちのこと頼むね(チク)。いつもホントにありがとうなー(チク)」
こんな風に言っていただいて、すごく嬉しかったんですけど。 しかしやはり「チク」と来ます。
どうこうなろうなんていう下心はなくナナとつきあっているワタシですが(「あわよくば」くらいはあるけど)、やっぱりパパにこんな風に純粋に「うちの家族のために、いつもありがとう」なんて感謝されちゃうと、良心が痛むのです。
でもどうすることもできないんですけど。
パパがいい人で、本当にワタシもシアワセなんです。 ナナのシアワセはワタシのシアワセ。 子煩悩で働き者でナナのことがかわいくてしょーがない(ナナ談)パパ。 こちらこそ、ナナと子供たちをこれからも末永く、どうぞよろしく。 と、ワタシが頼む筋合いのことでは、ちいっともないんですけど。
この家族でワタシに対して一番冷たいのがナナだったりします。 それはもう、さすがの脳天気じょりぃもたまに拗ねてしまうほどに。 常にワタシに対して「シラっ」としていて、自分が子供のことで不安になったりすると、ベソかきながら夜中の3時とかに電話してきます。 おまえなー。
子供たちの半分でも、ワタシに会いたいと思ってくれると嬉しいんですけどね。
そして今日、子供たちと遊び倒したワタシは、筋肉痛に悩まされております。 三十路の体も省みず、小学生と一緒にはしゃぎすぎました。 アホか。
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