朝彼の姿を探すけれど 見当たらなくて 今日も休みかと思った瞬間、 向こうから歩いてくる姿を発見。
今日はいたいた。
いやしかし。 髪型が。 ちょっとおもしろい。
吹いてしまいそうになるのをこらえる。 冷静にみれば カッコいい。 うん。 最近とってもカッコよくなってきた。
いい恋愛をいているんだろうな。
日に焼けた感じもする。 もともとが、わりと色白だから。
休み時間はひとりっきりだった。 昨日も今日も ひとりで休憩。 あんなにいつも、大勢いるのに。
午後から、いつものスーツではない 作業服姿。 そんな仕事が入っていたらしいということを ヒトから聞いた。
汗をかいてきたらしく タオルを頭に巻いて いつもとは違う彼の姿にドキドキしていた。
本当は、彼に用事があった。 明日は伝えられそうにもないから 今日、話しておきたかった。
急ぎではないんだけれど。
でも、なぜか緊張?してしまい また、とても忙しく いう時間が作れないまま 彼が帰宅する姿が目に入る。
もう、一週間も話をしていないんだ。
話さないと、話しづらくなり ますます、話をしない循環になっていく。
なんだか、すごく悲しくなって トボトボ帰ってきたけれど 家について思った。
そっか。 彼も自分の事を、私が思っているように 思って欲しいと思うから 落ち込むんだなあ、って。
そんなこと、有り得ないんだから 当たり前の日常のはず。
欲張りすぎなければ ただの、隣の課の男の子と思えば なんてことない 普通の一日です。
やっと 会えたけれど 話はできなかった。
休み時間がずれていたみたい。
そして 今日は彼はお休み。 代休だと思う。 先週は、一緒の代休でラッキーと思ったけれど 今週まではさすがにラッキーとはならず。
仕方ないんだけど・・・ なんて寂しい月末。
明日は会えるかな。 明日は話ができるかな。
先週の続きで研修へ。
新しいTシャツを着ていった。 彼に会えるかもしれないと 期待していないでもなく。
期待は外れた。
でも 先輩にシャツを褒められて ちょっといい気分。
はやく はやく。 彼に会いたい。
私たちの時間は いつも煙草を吸う時間と同じ長さだから。
世の中には 恋なんて人生にまったく必要ない、という人が 存在するらしい。
必要なくても 勝手にやってきてしまうのに。
恋はこんなにも苦しいのに また性懲りもなく、 繰り返してしまうのは なんでなんだろう。
いったい何歳まで、 恋をしてしまうんだろう。 年をとって 若い男に恋をするなんて、とても恥ずかしい。 なんて俗っぽい、まるでありふれた話。
夫を好きな気持ちに少しも嘘はない。
彼の事はまるで 私の人生とは別のルート。
夫との恋愛や結婚、その前の何人かの恋人との 恋愛。 これは確実に事実として 自分に影響を与えてきていて 何人かの友人たちによって証明可能な 私の人生のひとつ。
彼を好きな気持ちにも偽りはないけれど でも 誰にも言わないし 何も起こらない。 人生に起こりうる、事実、現実感とは まるで離れたところで 気持ちだけが 彼をオモウ。
だから 恋でもなんでもないのかもしれないし 幻覚な夢のようなものなのかもしれない。 そして それを認られない私は 事実として 日記を書く。
彼の人生にも 私の人生にも まったく影響しないということは 寂しいことだけれど それでいいんだ、きっと。
朝から彼は出張で でも どこに行くかは前に聞いたから そんなに気にもせず。
午後から帰ってきているのが見えたけれど 話はできない。
私も少しだけ、関係していた仕事なんだけれど。 なにも話をしない一日。
昨日はあんなふうに書いていながら やっぱり 今合コンしてるんだな、 なんて ちょっとは気にしている私。
いいなー。 彼と、仕事ではないところで 出遭ってみたかったけれど
それはまた 別の話。
今日はやたらと彼の声が聞こえる。 笑う声も 話す声も どうして私の耳に入ってくるんだろう。
彼との席はそれほど近くないのに。 なんであんな通る声ではなしているんだか。
私が意識しすぎているんだけどね。
早めの休み時間に 彼も 他の人も 今日は揃っていて 途中から合流した。
以前はひとりでいて あとから彼が来る事が殆んどだったけれど。
午後からは一言も話をせず。
私の目の前を通りながら 一言も声をかけてくれなかったのが とても寂しかった。 ↑ と言いつつ自分からは話さない・・・。
先週の土曜日に ちょっと見かけた話を彼にした。 ヒトを迎えに来ていたといい 私がそこにいたかなんて 気にもしていなかったようだった。 当たり前なんだけれども。
そんなこんなで 一緒に休憩していながら 殆んど話もしてないし なんだか寂しい一日。
それでもきっと 来年よりは良いんだからと 自分にいい聞かせる。
そんなこと、考えたくもないのに。
この間 少し話をしていた 合コンをしようと彼に言われた事を ずっと気にしていて 本当はしたくないんだけれど 彼とその事で飲みにいったりとか 電話番号を連絡さきでおしえたりとか できるかな〜なんて 期待しないでもなくって
私的には色々考えていたりもしていたんだけど あれから一向にその話にはならず やっぱり その場の話だったんだな、 なんて。
明日合コンするって言っているし。
かわいいかどうか、 あらかじめ下見をしてこようかと 言っているし。
合コンする事を なんとも思わない。 たとえ彼をこんなに好きでも 彼が他の女の子を 彼女以外の女の子と仲良くなることも それほ重要なこととは思わない。
彼女がいたって 他の子を浮気をしていたっていいから。 そんな事は私のココロには それほど響かない。
自分が感じる事の方がもっと重要。 結局は自己中なんだろうか・・・。
そう 彼女の有無に関わらず 私の事も、すこーしでいいから いいなって思ってくれていたら このヒトが独身だったらいいのにな なんて一瞬でも思ってくれたら
すごくしあわせなんです。
そうなれるように まずは今。ダイエット中・・・。 (間違っている?ような・・・)
2004年06月22日(火) |
長く、そして最後の夏 |
毎日気持ちが悪い天気です。 湿気が。
夏は30女にはキツイ。会社につく頃には すっかり化粧は落ちて こんな顔で一日過ごすかと思うと 彼と話をしたくもないとおもう今日この頃。
朝から外出があり、戻ると4時半くらい。 見計らっていたかのように 彼がやってきた。
すっかり忘れていたかと思った。
昨日の帰り際、明日はいるか聞かれた。 聞きたいことがあるという彼に 台風で夫が迎えに来ていた私は 明日でいいか尋ね、そうしてもらった。
一日出かけていたから、他の人で用事を済ませたかと 思っていたけれど ちゃんと覚えていてくれて 私に聞きに来てくれたことが、うれしかった。
だれでも足せそうな用事であったから。
一日出かけていた今日は すっかり顔もテカテカだったし 化粧直しもしてないし 顔をあわせたくなかったのに。。。
日に焼けたね? なんていわれるし。サイアク。
今日は残業があり 就業時間を過ぎた頃に1回休憩をした。
外にでて、歩いていくと 彼がそこに居た。
こんな時間にココで会うなんて。 はじめて。
私が行く事がないから 彼はよく来ているのかもしれない。
しばしの会話を楽しんで 彼は呼ばれていってしまった。
顔を会わせるのは 嫌だったけれど でも会えればうれしいし ふたりだと饒舌な私。
彼が、今年入った新入社員の女の子と話をしていた。 その感じが、いい感じで このヒトって だれに対してもこういう感じなんだなあ。 って なんとなく私が特別に思っていたようなことも そんなことないんだなあ って 分かってたけど 改めて思う。
自分だけ ちょっと特別なんて 図々しいけれど、そう思っていた節が 少なからずあったので・・・。
早く涼しくなって欲しいけれど 彼との距離が遠くなってしまう日は ずっと来ないで欲しいと思う。 だから 暑くて不快な大嫌いな夏も 彼と過ごせる貴重な仕事時間を大事にしていきたい。
一緒に仕事をする夏は 最後なんだから。
人生で一番長い、片恋です。
先日。
いつもの昼休み。 合コンの話。
はなさんも昔はしてた? と後輩君に聞かれ
昔って言ってすみません。 と謝られた。
ああ、若い頃はしてたなー。 (毎週手帳に合コンと書かれていた日々を思い出す・・・)
などという話から、独身の友達を連れてきて 合コンをしようよ、っていう話題になり 私の友人なんて、独身ったってもういい年。 そんな話から 年の話に。 (ヤナ話・・・)
転職を何回かしているので 若い友達も居るけど、せいぜい4コ下。 っていうと、
彼が じゃあ。オレと同じくらいじゃん。
という。でも実際、かれと私は 6歳離れている。
その事をいうと、 じゃあ、小学校1年のとき、中1なんだ。 と、後輩君。
そっかー。ショックだなあ。 と彼。
なんでそっちがショックなの。それは私のセリフだよ。
でも本当は、そんな事自分でも考えていた事だから それほどショックでもなかったけれど そこに居た人々が、このヒトとこんなに年が離れているんだ と自覚しちゃっていて その雰囲気がショックだった・・・。
もう、ハタチすぎればみんなオトナ。
多少年が離れていたって 小学校1年と中1の恋はありえないけれど 25歳と31歳の恋はあり得るんですって 言いたかった。
いや、一般論で。
だってさ。 男女が逆ならなんてこと無い年の差じゃないね〜。
ウチの両親も、10歳離れているし・・・。(父が上だけど)
ああ。あくまでも 彼と私の場合は恋をしているのは私だけなんで あまり関係ないけれど。
ちょっとしたことだけれど 彼がショックを受けてくれて チョビット嬉しかった。 ←なんで?
休日だけど 短時間の研修で、出勤した。 会社ではなく、小さな会館で。
時間や会場が分けられていて 彼も対象者だったけれど 会場も時間もずれていたのは知っていたから 残念に思っていた。
せっかく休日に会うチャンスも 私には与えられないのか、と。
研修が終わり 顔見知りと雑談。 いつもの後輩君もいて 話をしていたり。
そこに社外の知り合いも見つけて
一瞬姿が見えて でもヒトと話しているところだったから中断できず あれ。なんでここにいるんだろう。 と思いつつ行かれず 話終わって、外に出ると もう居なかった。
誰かに用事があったのか 何かを取りに来ていたのか そんな感じだった。
せっかく会えたのに。 いや、見れたのに。 話ができなかったことが 悔やまれる。
あーあ。 ちょっとでも コトバをかわしたかったなあ。なんて 悲しい休日。
彼が休み時間にいなくて 職場に戻ると 姿が見えた。
いたんだ、と思ったら こっちに来る。
外に出ていたらしく 少し座って話をする。
仕事の話をしてるのに 彼の顔をまじまじと見てしまった。 話半分にしか、聞いてなかったかも。
今日は朝からやってきて 仕事の話を少々。
休み時間は、何人かで。彼もいたけれど。
飲み会の話や、合コンの話。 ついて行かれず、ぼーっとしていた。 彼が気にしてくれているのがわかる。 横に並んでいたけど ときどき気にしてくれている、 その視線が目に入るけれど 結局その場にあった話しをすることばが見つからない。
彼から、仕事の話をふってくる。 それで少し話をする。
なんとなく そこにいる事が居たたまれなくなって 戻った。
ふたりだったら もう少し、色々話したいけれど 大勢で話をすることは、苦手。 しかも女ひとりの状況は特に。
昼の食事をいつもの席ではなく 座敷のような所でしていて 途中で電話で席をはずし、戻ると彼が横に座ってた。 「めずらしいね。ここにいるのなんて。」 っていうと すこし考えて、そして真顔で 「好みのタイプなんだよ。」 とすごく真剣なかおでいう。
びっくりして、 「誰のこと?私?Sさん(隣にいた男のヒト)?」
「・・・。Sさん」(苦笑)
「ああ、そっか」 と私はいい、そこから何もいえなくなってしまった。 告白されたのか、と思った。
そこはたくさん人がいて、そばに居たSさんやKさんも聞いている。 でもみんな何も言わなくて沈黙が続く。 Sさんがニヤケてる顔が視線に入る。 ふたりが居なくなれば、何か言おうと思うんだけど ふたりともそこに居るからなにもいえない。 それに答えるコトバが見つからない。
暫くすると彼が 「それで、どうしてって聞かないの?」 という。
「じゃあ。それで?」 「・・・・(忘れた・・・何を言ったのか)」
そう、夢の話。 昨日は疲れていて、11:30には寝てしまった。 夫はテレビをみてて、ひとりで寝た。 0:30に目がさめた。
といった事を覚えている。
そして、リビングでうたた寝している夫を起こして ベットに連れてきた。 そしていつもどおり、夫とチュウして眠る。
彼の表情や、言い方がリアルで 印象的な夢。
今日は何か良い事あるかなって思ったけれど 特に何も無く 顔を見るのがちょっと恥ずかしかった。
そのあと夢は更にリアルに続いていたんだけど。 何がリアルってやたら覚えていることが。 細かいことまで。 一緒に外に出て、自然に手を繋いだりしている。 でも あくまで夢の中の話。
イイことがあると 明日もイイことがあるような気がして でも それはそうでもなくて イイ思いは継続しないことが多い。
今日の休み時間はひとりぼっちだったり。
就業時間を過ぎると なんとなく のんびりムードになる、会社。
そんな時間に今日はちょっと嬉しいことが・・・。
なんだろ。 私から見れば 彼がやきもちを焼いているようにも 捉えることができて ちょっとオモシロくて スンゴクうれしかった。
自席で 彼とも仲良しの、彼と同じ部署のTさんと 話をしてた。
Tさんは最近一緒に仕事をする事が多くて ここのところは良く話をしている。
そこに彼がきて Tさんの座っている椅子を引っ張って がーっと引き離す。
「だめだよ、はなさんは。 結婚してるんだから。」
というような事を言っている。
更に Tさんのプラオベートなこととか。
そして 「何はなしてるの。」 ってTさんに聞き 「OOの件だよ。」 っていうと、「それならイイや。」 と。
とからかう。
彼は、Tさんの話を少しして 去っていってしまった。
私は会社に仲のいい人があまりいないし 契約社員だから、同期とかいないし 会社のヒトと 食事に行ったりすることは めったにない。
その中で彼は 休み時間にちょくちょく会っていることなんかで 同じ課ではないヒトとしては 異例に良く話をしている人で 私的には会社の中で一番ココロを許しているヒト。
波長があうっていうか 同じ周波数を出している同胞のような 感覚を 自分では持っている。
好きと意識しなければ きっともっと話易いヒトとおもう。
彼がどう思っているかはわからないけれど・・・。
だから おそらく珍しい光景であったことは 間違いない。 彼と自席でしゃべっていることは ときどきあるけれど それ以外の他課のヒトと あまりゆっくり話をした事はないし。
だからってことないけど 彼の今日の行動は 女ゴコロをくすぐられてしまって 帰りも歩きながらにやけてしまった。
昼休みのひとりぼっちも 今日は許せる なんて。
明日は忙しいし 休み時間取れるかわからないけれど できれば話をしたいなあ。
楽しい思いは いつもなかなか継続しないからね。
こんなことで くすぐられているようじゃ 私もまだまだかしら・・・。
2004年06月14日(月) |
thank you for ・・・。 |
何をしていたわけでもないのに 休憩が遅くなった。 ほんと、何してたんだろう。
いや、仕事は確かにしていたけれど それほど押してなかったし。 食事に時間をかけすぎただけ。 おしゃべりが過ぎていた。
先に彼が来ているのが見えて コレは最近は良くあるけれど ひとりとは思わなかったから 近くまで行って 気が付いて
あ。もっと早く来ればよかったな〜と 悔やむ。
手遅れだけど。
珍しいね、ひとりでいるの。 というと
いつもだよ。 という。 そんなこと、ないくせに。
暫くふたりで、ほんの10分くらいだけど 話をした。
今日は煙草が違う と言う彼。 言われる前に気が付いていたけれど そんな事はまるで感心がないかのような 私の返事。
いつものこと。
なんでこう、おかしな嘘をついてしまうのか。
わかってるの。
私の気持ちに気が付かれたら 恥ずかしいの。
気付いて欲しいような 気が付いているかもしれないような。
今日は楽しい時間を どうもありがとう。って
誰に感謝??
彼。 と 神様。かなー。
直行で出先に行き 会社に戻ると昼を過ぎていた。
彼の姿は見えなかった。 今日は居ないのか、居るのかすら 分からない。
昼には戻ろうと努力していたことが バカらしく思えて 悲しくなる。
急いで食事をする事をあきらめて でもいつもの場所に向かっていたら 彼の姿が目に入って
トタンにすごく嬉しくなる。
ひとりが先に戻ったので ふたりっきり。
いつまでも、コノ時間を楽しんでいたい気持ちになるけれど それはまずムリな事。
だんだん暑くなってきて デパートには水着や浴衣が並んでいる。
コノ年で水着は着ないけれど 浴衣は去年、義兄夫婦から誕生日に贈られて 新調された。
白地に紺の柄のステキな物。
いままでの子供っぽいものから 大人の浴衣。 去年は悪天候で 花火をみるチャンスがなく 今年こそは、とおもう。
出来れば彼と 花火なんか見てみたいけど。 夢のまた夢。
花火どころじゃあ、ない。
午後から コピー機に向かうと 彼が使っていた。 彼待ちで、後ろに並ぶ。 私に気づいてこっちを向く彼。
彼の横に ちょこっと並んで しばしの会話。
顔がつかれているよ、というと しゃきっとして見せて それが可笑しかった。
ちょっと無精ひげになりかけにみえて それはそれで新鮮。
好きな人と
仕事柄、相手からの情報を上手く聞き出す事は 得意でなければならないのに 私は仕事相手ではない、知り合いなどから 何かを聞いたりする事は苦手。
話したいと思っていない事を 聞いてはいけないと思ってしまったり 深入りする事を避けていたり。
仕事で相手の事を色々聞いているせいかもしれないけど。
自分の話は結構なんでも喋ってしまう方で まったく謎のナイ女と思う。
彼も同じような人種で あんまり何かを尋ねられたこととかなくって そういう人なのか まあ、私に興味がないから聞かないのか それはわからないけど・・・。
めずらしく 昨日何してたの。 なんて聞かれた。
ちょっと驚いてしまって、すぐに思い出せず 考えていたら 言いたくなければ、言わなくてもいいんだけど。 なんていう。
まさか、そんなタイソウな日曜日を過ごしているわけは無く 夫と買物に行っていたことをはなした。
昨日の昼休みは 彼が仕事しているのが目に入り
がっかり。
仕事中に用事ができて そのとき彼の姿が目に入り 呼び止めた。
疲れた、といいながら ウチの課の受付に座り込んで 暫く仕事の話をする。
彼には喜ばしくない話で 浮かない顔をしながら 話をしてた。
もう、今日は疲れた〜 なんて言いながら 敬語を使わないでふたりで会話することは やはりとても楽しく コレが仕事じゃなければいいのにな、とおもう。
受付に座っていたから 正面から彼を見る形で しかも結構近い距離だったから 照れるくらいじっくり顔を見てしまった。
って思う。
夫の短く太い眉のほうが 私にはしっくりきてしまうことに 気が付いた日。
外に出ると おもいっきりイイ天気だった。
まぶしい光に、目がついていかれなくて 思わず目をつむる。 それでも、そこに彼がいることには ちゃんと気付いていた。 そしてひとりではないことも。
たとえ、2人になれなくても あの場所で、待っている時間の長いことを考えれば 先に来ていてくれる方が ずっといいかもしれない。
今週は2回目の一緒の休憩は、 最後の金曜日。
飲み会の話をしていた。 来週、社内の飲み会があるらしい。 けっこう大きな会なのかもしれない。 幹事をしているらしい後輩君に、彼が 私も誘えばいい、と言った。
そして彼に はなさんも、おいでよ。 といわれた。
後輩君は、 誘おうと思ったんだけど、他の人と接点がないからやめたんだ と言っていた。
どっちでもいい事。 さそってくれなかった理由を聞かなくても なんとも思わない位、普段付き合いのない人との 飲み会は 気が乗らない。
ただ、今まで彼から 飲みに行こうなどと、言われたことがなかったので 正直少し驚いた。 絶対に行かない事をわかって聞いているときは あったけれど なんとなく、今日のはそうではナイ気がした。 来ればいいじゃん、というノリ。
返事はしなかった。
彼が、昨年同僚をある言葉で傷つけてしまったという 話題でそのあと盛り上がった。 何を言ったのかは分からなかったけど そんな話初めて聞いたし、 その後彼が、その同僚と暫く口を聞かなかったことも 気が付かなかった。 彼の仕事の担当者同士は、とても仲が良く 彼もその事をときどき話してくれていたから。
その内容は とても酷い事だったと、後輩君は言い 直接彼の口から同僚に伝わったのではなく 他の人に言った事を、告げられてしまったという。
影で何言われているか、わからないね〜
と冗談のつもりで言ったら 彼はちょっと怒った顔をした。
陰口は、オレのポリシーじゃないんだ。 はっきり本人に言うようにしているんだ、と。
彼らしくなく、強い口調で言った。
そのときも、影口のつもりではなく 他の人を取り成す為の、話の一つだったらしい。
だから彼にそう非はない気がする。 私だって彼がそんな人だとは まったく思わないけれど、 それはコトバの彪のようなもので。
でも 彼はそう思わなかったらしい。
ポリシーなんてものがあるなんて 羨ましい。 私にはまったくないよ。 いつも人の顔色をうかがって ビクビクしていて それでいて自分を守る為の言い訳なら いくらでも出てくる。
言い訳なんてしたくないのに 無意識にそんなコトバを話してしまう。
人の噂話だって 嫌いじゃないし・・・。
彼の見た事のない一面を見た日だったと思う。 2人のときの彼からは 想像も出来ない彼の姿を 少し垣間見たきがする。
悪い意味ではなくて ドキドキした。
こういう人だ、と印象をある程度もっている人の 意外な一面に どきどきしてしまうもの。
ちょこっと怒らせてしまったかもしれないのに 大して気にしていないのは そんな事で彼は私に対して 悪印象をいだくほど興味ももっていないから。 それと、小さな事を気にしない人だから。
ほんっと。 いつも小さなちょっとしたことで クヨクヨしているのは わたし。
こんな彼も嫌いじゃないけど
それは社内では 見せてくれない、会社のほかの人は おそらく知らないであろう 私の好きな彼。
彼女には、敵わないんだけど。
恋をしてしまった。 本当は夫だけを愛していたいのに・・・。
と帯がついた本を 本屋さんで見た。しかも江国香織さんの本。 大好きな作家。
財布にお金が殆んどなかったので(あまりお金を持って歩かないので) 昨日、買いに行った。
帰りがけに、カフェ?でお茶しながら読んだ。 前には、とってもベタベタしているカップルが居て その場にはふさわしくなかったけれど ときどきその2人を見ながら 本を読んだ。
息苦しくて 途中で帰ったけれど かえってから 一気に読むことが出来た。
細かい内容は別にして やっぱりどこの夫婦も同じようなことを抱えているんじゃないかと おもった。
印象的なコトバは
私はあなたに嘘はつけない。 あなたは私に嘘をついてくれないんだもの。 ねえ、知っている? 嘘は、相手を守る為につくのよ。
っていう台詞。 夫ではない、恋人に言う言葉。 (本を見ながら書いてないので、細かい部分は間違っているとおもう)
私の義兄夫婦はとてもとても仲がよく 結婚して、もう7年位経つけれど 恋が継続している、という印象。
コノ家には、恋が足りないとおもうの。
と、いう台詞があって まさしく我が家に足りない物は、恋だったのか。 と思ったりした。
満たされていないココロが 彼を求めていたのかもしれない。
彼ともし、結婚したとしても また。満たされない結婚となる可能性は充分にあると なんとなく考えてみたり。
昨日も休み時間は一緒になれなく 寂しかった。 午後からチャンスがあり すこし話をした。
彼は、来週出張する事になり 一緒に行く? といってくれた。
行かないということを、分かっているのに。
あと何回、彼と一緒に出かけられるのか。 嬉しいことは突然やってくるし やってこないかもしれない。
彼も、出てくる事を願いながら。
私の住んでいるマンションは 前の中庭の声が響く。
泣いている子供や、友人とかくれんぼしている声は コドモが居ない私には ほほえましく、和む。
今日、さっき。 ベランダにいると、小さな子の声がやはり響いていた。 また来るね〜 となんどもなんども繰り返している。 だんだん泣きそうな声になるところもカワイイ。
コドモなりに 誰かと別れる瞬間は寂しい、と感じているんだろうな。 また、いつでもあえる、とか なかなか会えない人だ、とか 判断ができない年だから、余計一生の別れのように 感じているのかも。
また来る、という 約束。
また来るね。 また来てね。って また、会えるよね。明日も会えるよね。
そう
休み時間に今日は会えなかった。 私も忙しく、彼も忙しそうに見えた。
午後から、彼への伝言を伝えに行く。 ちょっとふざけて、彼を叩くまねごと。
こんな感じで、充分楽しい。 仕事でしか 話ができないことが 残念だけど。
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