いつもと違う通りから 都合により出勤。 こっちから、会社に入ると 彼の乗ってくるバイクが見える。
今日はそれがない。 つまり 今日は居ないって事か。
あんまり気持ちのよい朝だったから 相反するように がっかりした。 会社に入る前に 居ない事がわかるなんて。
今朝見た夢。 ものすごくリアルな夢で、起きたとき驚いた。 彼と一緒に研修に行く夢で 今は詳細は忘れているけど 起きたときは、覚えていたから。 夢だと、現実にはありえない シーン毎のコマ振りがおかしかったり するもんだけど。 一緒に車に乗るところから きちんと順をおっている夢を見たので 驚いた。
研修先で、私が それで、今いる所ってどこだっけ。 なんて所に来たんだっけ。 と聞いている。
彼は ナニ言ってんの。自分で この研修に連れてって。って すごく眠そうに言って来たんじゃない。 と答えている。
まあ、この辺りは夢風。 ・・・眠そうにってどういうことだ。 でも。 研修の内容なんてどうでもよくて 帰りに資料だけは きっちり買おうとしている所など かなり私っぽい。
しかも、夢の中でトイレに行き 帰りはご飯一緒に食べよう。 なんて考えているのも現実味を帯びている。
結局そこら辺で目がさめて あー。食事してから目覚めたかったと 後悔。
横で寝ている夫が 私にぶつかってきた事を 恨みはしないけれど・・・。こいつっ。
でも。かわりに抱きしめてあげた。 けっこうかわいかったから。
結局。 彼は今日来ていた。 居ないもんだと思っていたから 昼頃まで気が付かなかったけれど・・・。
昨日 休憩中に、そこにいた別の人(男性で独身。)が 週末に花見に行く話をしていて 4人で行くけれど 自分以外はみんな女の子なんだって 嬉しそうに話をしていて 彼が え。みんな独身なの。 と。聞いていた。
ただそれだけなんだけど。 うゥ。 また独身と既婚の差別を受けている気分。
なんていうのか。 当たり前なんだけれどね。 普通のことだけど 寂しいきもち。 やっぱり、既婚者は別物扱いなのね〜。 みたいな。
彼と今日は一言も口を聞かなかったけれど 朝の夢で見ていたから そんな感じもしなかった。
1回だけ、廊下ですれちがって でも曲がり角をまがってすぐの所で現れたから 一瞬の出来事。 あ、と思ったときには過ぎていた。
彼は、 ああ こんにちわ。 みたいな顔つきをしていたけれど 私は会釈しただけで。 彼は私とすれ違う事をしっていて 私は知らなかったみたいなそんな顔。 どうして咄嗟に にっこりできないんだろ。
会えてうれしいのに。
きのう考えていたように 今日は桜並木を通ってみた。 帰り道を遠回りして。
すこし散りかけていたけれど それも桜の花びらが舞っていて ウツクシかった。
けっこう長いその通りを行き やっぱり彼と去年見た事を鮮明に 思い出してはいたけれど。 寂しいというより 懐かしいような、ほっとできる景色でよかった。
彼の故郷の桜は これから咲くそうです。 彼と一緒に桜を観れる女性を
年度末は忙しい人が多いみたい。 道路も混んでいたり。 私はあまり左右されないので 有給の消化。 昨日は休んで、3連休。 今日も、明日も休もうかと思ったけど ・・・・。 結局予定が入り、今日は出勤。
あんまりあえなくても 寂しいし。
金曜日はひどく落ち込んでいたけれど 3日も休めば、それなりに。 落ち着いてきた。
でも、なんとなく 彼と会話を楽しみたいなんて 気分にはなれなかった。 彼の隣の人に用事があったけれど 席に行きたくないなあ、なんて。 あんまり考えすぎなんだけれど。
結局、近くを歩いていたのをキャッチして 用事を済ました。 なんだか。 おかしいけれどね。 考えすぎって。分かってはいるけれど。
同僚が人事異動になり 女の子だけで今日は食事に。 そこは、貸切で 周りに気を使わず、職場の人間関係の話に 花が咲く。
誰がリコンしているとか 再婚しているとか 付き合っているとか等々。
はなさんの所によくきている男の子 なんて名前だっけ〜? って彼の事、聞かれて。
何か彼の話題かな。 なんて思ったけど。別にそんな事もなかった。 あの子は独身なのって。 聞かれた。 うん。独身だよ。 と返事をした。
彼の事を話す時は すごく緊張する。 表情に変化を出さないように とても注意をして。
彼と一緒の休憩だった。 今日は3人で。 2人の時より、彼の顔を見ながら 話すことが出来ないけれど 3日も休んでいたから 久しぶりに顔を見ると 幸せって。思えた。 でもすこし恥ずかしくて 彼じゃない人に いっぱい話しかけていた。
仕事中、外出して 去年彼と一緒に見た、あの桜並木の入り口を見た。 あれが4月3日だったんだから 今年はすこし早め。 昨日の満開宣言もあったから 本当に綺麗だった。
あれから1年経ったと思い、でも 寂しくはならず、とても美しい光景に うっとり気持ちよくなれたことに。 そう思えた自分に。 安心した。 独りで今年は見たけれど その通りを通る人たちが 皆、その桜を見ながら歩いていて 同じような気持ちの共有をしていることのような そんな気がして 寂しいなんて思わなかった。
明日の帰りにでも あの通りを通ろう。
既婚者と付き合っていたのは 24歳の頃。 この事は、何回か日記に書いた。
Mさんという、その人は 30歳だった。 28歳で結婚して、子供が一人いた。 不倫する男に対して適当な言葉ではないけど ある意味 誠実なひとだったかも知れないと 思う。
私に期待させるような事は何一つ 言わなかった。 その頃 他の男がいない私に カレシを作れとよく言っていた。
半年で、私から別れを告げて それから1年位経ったとき 電話が来た。 転勤で、北海道にいることを聞いて 驚いた。 さらに、リコンをしたと聞いて もっと驚いた。
私がMさんと別れた理由は 好きな人ができたこと。 もうひとつは、 無言電話が多くかかってきた事。
これは、だれからかは不明。 でも、Mさんと別れてから そんな電話はかかってこなかったから 奥さんだったのかも知れない。
リコンの原因は聞かなかった。 まさか、私ではないと思うけれど。
その、Mさんが今年年賀状を送ってきた。 現住所は知らないから 実家に。 実家の親が、気を使って 夫に気付かれないように、渡してきた。 「今年東京に戻ります。 再会を楽しみにしています」
と書いてあったから。
返事は書かず、書いてあったメールに お礼のメールを送った。
再婚したらしい。 だからっていうのもおかしいけれど 食事くらいならしてもいいかな、 なんて 思ったりした。
彼の事も 相談してみたい気がした。 今まで誰にも話した事がないけれど Mさんになら 言っても分かってもらえる気がした。
でもきっと 話さないだろうな。
昔の男は いいことばかり思い出して 辛かった事は思い出せない。 特にMさんは 不倫だった分 私にはとてもやさしく、 なにも負担をかけさせなかった。 恋愛ごっこのような 楽しいことだけをしていた。
感覚的にはダブっている。
昨日の事は まだ尾を引いていて 嫌な気持ちを引きずっているけれど 今日はいい天気だし もう、吹っ切ろうと思わなくては。
仕事は辛いこともあるよね。 自分的には頑張っていたって それが認められなければ 頑張った意味はない。結果がすべてなんだし。
結局、私は言い訳をしたいだけなのかも。 自分のした事に 言い訳なんかしないで キチンと結果を出していかなければ いけないんだ。
もう。若い子じゃないんだから。
自分の能力不足を 人のせいにすることはやめよう。 自分には、まだ能力が足りない、 もっと努力する事を しないといけないんだ。
精神的にこんなことで参っているようじゃ やっていけないんだ。 だれでもきっと。 自分だけ苦しいなんて オコガマシイ。
彼のことも 気にしないで コレまでどおり、でいたい。
忘れられるときは いつかキット来ると思うから。
出勤してすぐ 上司の機嫌がとても悪い。
その上司については すごく尊敬しているが 私にとって恐怖の存在。
打たれ弱い・・・ので。 誰かに嫌われることとか 怒られる事とか。 ひどく落ち込んでしまう。
上司の機嫌が悪いのは 珍しい事ではないし、 自分が原因とは、あまり思っていない。 何かがあって とばっちりを受けていると思っていた。
今朝。 彼と行く予定であった用事について 彼に一人で行かせろと言われた。
正直。私もどうなのかな、と 思っていない訳でもなかったけれど それまでの仕事の流れ上、 そうする方が良いだろうと 判断しての結果であった。 彼と出かけたいと思って そうしたという、事でもなくて。 コレは正直に本当に。
でも、上司に言われてそうした訳ではなかった その事が 上司の機嫌を損ねたのか どうなのかは分からない。
同僚に聞いたところ なぜ、私が行く必要があるのか というような事を言っていたらしい。
その子がいうには 私に対しては、他の人に対してより とてもシビアだと。冷たく当たっているよね。 と言われた。
そんなこと。 思ってもいなかった。 だれにでも、厳しい人だから。
結局。 忙しいから、何か他に用事があるから 出先に行かないように言われたと 思っていた。 昨日、今日出ることは報告していたし その時は、機嫌良く 笑っていたのに。 でも。 わざわざ残らなければならない 用事なんて無かったし。
なんだろう。 私は彼と親しくしすぎているんだろうか。 仕事の事でしか 仕事中は話なんてしない。 私は、勝手に自分で意識しすぎているから 自ら彼の席に行く事も 殆んどない。 昼に会うときとか 彼が用事で来てくれる時とか そういう時を狙って用を済ませている。 それでも。 なにか私はイケナイ事をしたのかな。
彼に、謝りに行く。
ごめんね。今日は行かれなくなったんだ。 と伝えた。 彼と出かけられない事よりも その理由が、悲しかった。 なぜかとても、悲しくて 辛かった。
彼が戻ってきてから 報告を聞いた。 就業時間を過ぎていて 上司も不在であったから 私も気にしないで会話できた。
途中で、彼の携帯がなった。 初めて聞く、着信音。 初めて見る、携帯ストラップ。
なんだよ、だれかな。 なんて言いながら 電話に出ていた。
カノジョではないのかも知れないけれど それで今日の話は終了となった。
楽しみにしていたことが 無くなってしまったこと。 それより 上司の機嫌を損ねた事の方が 今日の私は辛かった。
怒られたり どうして私が行く事にしたのかを 尋ねてくれたら きちんと説明ができたと思うけれど 一方的な、 しかも私には何も言わず 他の人に私のことを叱っている事が 辛かった。
もっと別の事で 彼と出かけられないのなら 彼と出かけたかったと 思えただろうけれど 今日はそう思えなかった。
今。 新庄がテレビで言っている。 何事もプラス思考で考える事。
わたしもアホだから すぐに忘れる。大丈夫。 まるで多重人格者のように 思い出したくない事は 記憶の奥に封じこめる事ができる。 私の特技。
今日のことだって きっとすぐ忘れる。
金曜日は 嫌な事が最近多いなあ。
私は、結婚して今の土地に 引っ越してきた。 夫とは中距離恋愛で 一緒に住むと言う事は 仕事をやめて、引っ越すことだった。
結婚がなければ 彼にも出会ってはいなかった。
だから 独身で、彼に出会うということは まず、可能性として ゼロに近いことだ。
俵 万智の短歌で 100年たったらだあれもいない というのがあった。 もう少し早く会えたら、なんて思わない。 たった100年ずれていただけで 出会うことすらできなかったのだから。
不倫風の短歌が多い、その本は 以前、既婚者と付き合っていた 独身のころ、 共感を得ながら読んでいた。
最近、その歌を よく思い出している。 今度は 自分が既婚者として。
朝一番に 彼が小声で話し掛けてきた。
詫び事なので、そんな感じで。 たいした事ではなかったけど そんな彼がおもしろくて からかって、笑った。 すこし甘えるような、態度をするから。
そんな事もあるから 仕事が楽しみになってしまう。
休み時間 彼じゃない人が先に来ていて 話をして あとから合流。 ふたりっきりになって のんびり、会話を楽しんで のんびり、いつもみたいにゆっくり歩いて。
ぎりぎりの時間になってしまい 焦った。 あらら。
午後から会議で 別室に監禁状態。 外線で、出張の連絡。 彼も関係する事で、内線電話。 彼が出て、 電話での会話。
外線を回したり した事はあったけれど 長い時間、電話で話をすることは 初めて。 声でだいたい分かったけど 確信はなかった。 電話の声なんて 知らないもの。
それでまた 一緒に出かけることが決まった。
会議中は その事ばかり考えていて 何着ていこうかなーとか。 こんなんだから、最近上司の態度が 私に対して冷たく感じたりして。
たしかに仕事に支障が出ているかも・・。 集中力がなくなったり。
就業時間を過ぎて席に戻る。 彼と出先に行く相談。 今日は 本当によく話をした。
今週末、桜が見ごろらしい。 夫は仕事なので 花見には一緒に行けない。 もともと夫は 人ごみが嫌いなので 私と付き合うまでは、季節を楽しむような 花火、花見、紅葉狩り・・・等 した事がなかったようだ。 私が望むので 付き合ってくれている感じがして 悪いなあ、とおもう。
彼と桜を見に行ったり できたらいいのになあ。 でも そんなことをしたら 浮気になってしまうんだろうか。
もうすでに、文字通りでいえば 浮ついた気持ちを持っているので 浮気なんだろうけれど。 一般的な、行動を伴う浮気って。
何をしたら浮気になるのか。 それは前にも書いたけど 感じ方次第だと思うので わかりませんが。
彼が、万が一。 私のことを好きになってくれたと 仮定しても。
彼が私を誘ってくれる事はないだろう。 彼の性格から判断して。 だから、一緒に出かける (仕事以外でね) なんてまず ありえないだろう。
そこまで理解した上で。 それでも望むこと。
叶ったら また何か、別の望みが生まれるのかも しれないけれど。
彼の姿が見えると 自然に目が追っている。 あんまり近くに居るときは ムリなんだけど。
ちょっと離れているときで 電話中なんか最適。 目が彼を追っていても おかしくない気がして。
彼を見る。 それで満足はしないけれど でも 嬉しいこと。
休憩時間は、今日も昨日も会えて なかなか楽しく話をしていた。
私は彼と話をするとき たぶんすごく嬉しい顔をしている。 すきと発しているくらい。
今日も一緒の休み時間の終わり、 並んで歩いた。 なんでこんなに幸せな気持ちに なれるんだろうって位 ゆっくり歩いた。
異動の話に今日もなって 来年どこに行くんだろうね、 なんていう話題。
以前、私の所属している所を 希望しようかな、なんて 言っていたけど 冗談だと思っていた。
でも、そうでもなかったらしい。 本当に書いた、とか。
そうなったら 楽しいかもね、なんて 言ったけれど。
本当にそうなったら かえって嬉しくないかもしれない。 それに きっとそんな事はないだろうと 思うけれど なんとなく、嬉しかった。
私と同じ課にきたいと 思っている訳では絶対にないんだけど そう思ってしまいそうだった。
彼がすこしだけ 恥ずかしそうに、そんな話をしたから。
いやいや。
会いたいとか 会えないとか。
そんな事を考えないで 過ごせるようになるのなら 好きな気持ちを失ってしまう事も 悪いことではないような 気がしてきた。
2004年03月20日(土) |
もうすでに、思い出。 |
あと、1年だなあ。 と 彼が言った。 出先での待ち時間。
私はまるでそんなことは 気にしにないように そうだね〜 と答えた。
心臓は バクバク となっていて 苦しい。 でも 顔に出さないように 細心の注意を払う。
名刺、もう少ないけど 異動するし。 という。
私。あなたの名刺持っているよ。 前に貰った。 その時は、作ったからと 見せてくれて 1枚くれた。ずっと前のこと。
まだ持っている事を話すのは 告白する位、恥ずかしいことだったかも。 その時は気付かなかったけれど。
え。そうだっけ。 と言う彼に、名刺入れから出してみせる。
じゃあ、オレにもちょうだい。
これ? いいよ。 と私の名刺をあげる。
わーい。 喜ぶ彼を、不思議な気持ちで見ていた。
長椅子に、並んで座っていて 他の客も来たからつめて座った。 彼にとても近づいていた。
壁際に並んで立っていた。 彼がすごく近くにいて 私の腕が彼に触れる。
きっと。 時間にすれば、1分もなかったけれど 咄嗟に。錯覚を起こす。 暖かい腕に。
仕事を終えて 外に出ると、雨だった。 彼と出かけるときに 雨は多いと思う。 雨が好きで、傘をささないで歩く事が 好き。 という彼。
車に乗り込むと 昼過ぎだった。
私の希望を込めた 欲目でみれば。 食事に誘ってくれていたようにも 受け取れた。 どうする? とも聞かないし まだ、戻れる時間だね。 としか言わなかったけれど。 なんとなく。
でも、彼と出るたびに 食事をして戻る事を 周りの人に、怪しく思われない為にも 今日は戻るべきとおもった。
ううん。 本当はそう思わなかった。 帰り道、ずっと彼から言ってくれるのを 待っていた。 だから、会話もあまり覚えていない。 その事に気をとられていて。
車から降りると すごく寒くなっていた。 雨もまだ降っている。 私は耐えられず、走って戻る。
彼も追いかけて走ってくる。
こんな風に 私を追いかけてくれればいいのにね。
去年一緒に、桜を見たことを 覚えているんだろうか。 何度となく 桜の話題になったけど。 私もその事には触れなかった。
あのときが 2人で出かけた最初。 あれから、今回で 5回目。
あと1年。 寂しいけれど それで、もうやめよう。 それまでは、きっと大好きだから。
それから先のことを 今。 考える事は 今日でおしまい。
2004年03月19日(金) |
HN かえました・・・ |
ハンドルネームを変えました。 混乱しそうですけど・・・。
なんでかといえば 前のハンドルネームも今回のものも 私の名前からは程遠いものなんだけれど 昔、以前のハンドルネームで 私のことを呼んでいる人がいたのです。 理由は書きませんが。
古い知り合いで、限られた人だけですが 人物が特定できそうな 不安もあったので変更しました。
なんとなく 不安を抱えて続けていきたくなかったので。
◇◇◇◇
いつもの毎日で 彼がいつもいることとか 話をしに来てくれることとか そういう 当たり前になりそうな事があるだけで 嬉しいと思わなくては。
今日は、一言も話をしなかった。 早退していく姿を見て 聞いてないよ、と 悲しい気持ちになったけど 私に言わなきゃいけない理由なんて ひとつも無いから。
人事異動。 今日は発表になった。 私と一緒に仕事をしている人たちも 何人か異動が告げられて 他の課も同様であったから なんとなくざわめいた、午後。
その中で 独りで落ち込んでいた、私。
考えていた。 来年のこの日のことを。
来年、きっと異動してしまう。彼。 1年後のこの時期に 私はどれほど悲しい思いをするだろう。
2004年03月18日(木) |
まだ知らない、これから。 |
私の日課。
人の日記も読むし 自分の日記も読む。 まるで 彼との事を記録した自分の日記を読むことが 彼と繋がっているかのような。 そんな感覚。
日記を書くようになって 日々の移り変わりを 強く感じる。 昨日は思いもよらないことが その日には起こって 嬉しかったり 悲しかったり、する。 当たり前だけれども、 明日は何か良い事があるような そんな気分になれる。
この日はこんなに落ち込んでいたんだなあ でも、翌日には こんなにhappyになっているんだ。 今日、嫌なことがあっても 明日はいいことがあるかもね、 なんていう。そんな感じ。
昨日の今頃は やはり日記を書いていて 今日のことをとても楽しみにしていた。
今、この時間は もう。その「楽しいできごと」は 終わっている。 日記を書くまで 気付かなかった感覚。
毎日は単調にすぎているようで そうでもない。 日々、一喜一憂が繰り返されているんだ。
彼と過ごしていると 時間がとても短く感じる。 結構長い時間、一緒にいたけれど 本当にあっと言う間で。
彼に触れる位 近くにいられた。 時々、腕が彼に触れて 仕事中なのに まるで、今横にいるこの彼が 自分の男であるかのような 感覚になり、それは他の男性ならきっと すぐに離れただろうけれど 私は彼が近づいて来てくれていて このままこの腕にもたれてしまいそうなくらい 彼を感じた。
待ち時間が長かったので 色んな話をしていた。 仕事のことも 仕事じゃないことも。色々。 忘れてしまうくらい たくさんの事。
すこしでも 沈黙があると 彼が話し掛けてくれる。 その 気遣いを、すこしだけ 悲しくも思ったりしたけれど。
昨日は書けなかった 今日のこと。 昨日は知らなかった 今日のこと。
そう思えば 明日だって 今は書けない すばらしい出来事が あるかもしれないね。
なんにもいつもと変わらない日。
いつもの場所に彼がいて 仕事中に用事があって彼がきて
という、本当に日々繰り返されている事が すべてあった一日だった。
それがひとつでも欠けると悲しくなったり いくつかオプションがつくと うれしくなる。 そんな私の毎日。
今日はその意味ではパーフェクト。
昼休みも二人っきりで しかもめずらしく私より先に来ていた。
休憩している所に向かうと 彼が立っている姿がちらり、と見えた。
ひょこっっと顔をだして こっちを一瞬見たから ちょっと笑ってしまった。
どうしたのって笑って聞いたら 誰かな、と思って。 分かっているけど確かめた。
だって。
明日は楽しみだね。 彼と出かける用事は いくらあってもイイ。 その後仕事が終わらなくて、残業になったとしても。
でもおかしいね。 こんなに良く一緒に出かけている人なんて 他にはいないんだから。
もう、これからは 何も期待しない。 何も変わらない。 でも
いつか 大きく膨らみすぎた風船のように 自滅してしまうかも知れないけれど。
その日が来る事は恐ろしく でも 早く来て欲しいとも思う。 片思いは 思っていた以上に疲れるんだよ。
休み時間。 てくてく歩く私の後ろから
ジュースを開ける音。
いつもの、彼の動作。 歩いている姿が ガラスに映って見えた。 それでも私は振り向かず、 歩く。
彼はあまり機嫌が良くない様子で 眠いという。 そんな話をしていたら もうひとりやってきたので 仕事の話になった。
その人のことを 大変申し訳ないけれど 早くもどればいいのにな、 なんて勝手な事をおもう。
今週。 一緒に出かける事になった。 遠くはないけれど 2人で車で出かける事がうれしい。
彼に 手にもっていた資料を見せながら 出先に一緒に行くように伝えていると 自然に横に並んで 背の高い彼が 上から覗き込む、 その動作に ドキドキしながら、話をしていた。
仕事の内容は けして気乗りする内容ではないし 今一番おおきな問題と私が思っている 仕事。 でも、彼も一緒にしている仕事なので 苦痛には思わず、やっていける。
まだ、桜は咲かないけれど また一緒に、出かける日がこんなに早く来て 嬉しい。
何も期待はしないの。 ただ、一緒の時間を 楽しく過ごせればイイ。
そうだなあ。 ひとつ期待するとすれば 渋滞・・・。 そうすれば ゆっくり話ができるから。
子供のいる人が 寝ている時は天使なんだけどねえ なんていったりするけれど オトナも同じ。と思う。
いや、起きているときは悪魔とは言わない。 起きているときもいいけれど 夫の寝顔はとてもかわいい。 私より、先に寝てしまう事が多い夫の 先に入っているベットに入るとき 背を向けた夫の背中に身体を寄せて眠る。 とてもとても安心する背中。
夫がいるから、精神的にも安定した生活を していると思う。 独りで暮らしていたときのように 意味も無く寂しくなったり 怖くなったりすることがない。
結婚して、眠れない日なんてないし 怖い夢を見ても、横に夫がいるから とても安心できる。
コレが夫婦というものなのかもしれない。 子供がいないせいか、夫婦。という感覚に なかなかなれなかったけど 今では兄弟のような私たち。
昨日の夜、友人と食事をした。 ちょっと洒落たダイニングバーのような其処に 詩のような、文句があって
幸せになりたいもいいけれど 今すぎた幸せを かみしめるほうが、もっと大事。
というような内容で。
私は今、とても幸せだけど 他にも何かを求めていることに 後ろめたさを感じた。
それでも やっぱり会社に行けば 彼に会いたくなる。 行かなくても 彼に会いたい気持ちも変わらない。 いつまでも、彼と仲良く話をしていたいけど 本当はそれもかなわない。
あと、1年。
桜の季節が、嫌いになってしまうかも。 最近私が口ずさんでいるのは おにゃんこクラブの 「じゃあね」
年がバレる・・・。
ここのところ 一番ココロが穏やかに過ごせる日は 休日だ。
ああ。 誰でもそうかもしれない。 仕事のことなんか、すっかり忘れて 休日を楽しむ事は 誰でもそうかもしれないな。
私の休日は 当然彼にはあえないし、 電話とかメールとか そういう繋がりも全くないので 彼に関するつながりが何もない。
会えなくて当たり前。 っということの なんと穏やかなことだろう。
会いたい気持ちと 会えなくてほっとする気持ち。
どちらも本当の気持ち。 相反しているけれど。
おなじように 気持ちを伝えたいと思う私と ずっとこのままでいたいと思う私。
これもどちらも本当の私の気持ち。
うん。そうだよ。
先日、仕事の記録を読んでいた。 ある出先へ行った記録を見ていると 去年の記録が出てきた。
桜を一緒に見た日。 去年は、この時期に桜が咲いていたんだなあ。 今年は早いらしく 東京では3月18日に開花予想。 去年は4月に満開だった桜。
あの時、偶然出かけて 桜を見に行く事ができた。 彼と見た桜は、まるで夢の中のような 幻想的なイメージで 記憶に刻まれている。
公園の多い私の住む街。 脇の通りは桜並木。 そこを通った。
彼は、この公園が大好きで この職場を選んだと 話してくれた。
願わくは 彼と公園で散歩なんかしてみたい。 できれば 今年も一緒に桜を見たい。
同時に あれから1年も経っていると 気が遠くなった。 私はなにも進歩せず 今も彼を思い続けている。
彼をいつまでも 思っていることが 悔しく悲しい。
進歩しない私は 来年の今頃も同じ事をしているのかな。 彼の言葉 彼の行動 彼の視線に 一喜一憂している、 こんな毎日を。
最近は、彼が敬語を使わなくなった、とか 毎日話しに来てくれる事とか 私への視線を感じるとか。
そういう勘違いとも思えることで 嬉しくなっていたけれど 今日は久しぶりに 一言も話をしなくて それは彼も私も、出ている時間が多かったので 仕方の無い事で なにしろ 仕事をしに会社にいっているのだから 当たり前のことで それなのに 私は彼に会いに 会社に行っているような そんな、感覚。 だから 話をしない日があると
もう、なにしに会社にいったのか。 なんて思ってしまう。
そうは思いたくないんだけど。 コトバにすると すごく安っぽくてヤダナ。
いい年して。
このまま、どこかいこうか。 って。先週出かけた際、かれに言われた と書いた。 先週の、木曜日のことだから 1週間前。
それは、もちろん 前段があって、深い意味は無い言葉。 本気で言っているのなら すごくうれしいけれど。 ありえない、こと。
それでも そのコトバのひとつをとって うれしくなった。 彼と出かける機会がまた、ないかな。 とおもう。
今年の初めに、結構遠出をしたとき 一緒に行った場所。 彼は今日、独りで行った。
ほんの少しでも 私と行ったときのことを 思い出してくれたなら。
どうしたいんだろう。 会えれば良かった。 前は。 最近は、一日中話をしないなんて事がないという ことがないから。 だからこそ 欲張る。
カノジョ。 どんな人なんだろう。 彼に愛される女の人。 彼に触れられる女の人。
考えないようにしていたのに 最近は カノジョのことを羨ましく思う。
そして今日、考えたこと。 このまま、仕事を辞めずに この会社に勤めていれば いつか、彼が結婚するときに居合わせる。 25歳なんだから あと、5年もしないで 結婚してしまうかもしれない。
そんな事。気にしても仕方ないのは重々承知でも やっぱりものすごくショックを受けると思う。 考えただけでも 悲しい。
誰でもそうじゃないのかな。 すきになった人には やっぱり 愛されたい。
出先から帰ってきた彼が 報告に来る。 暑かった今日。 ネクタイを外していた姿を セクシーだと思った。
まったく、困ったものだ。
すきな人のシアワセを願えるような、 ステキな人になりたいです。
仕事中、電話をしていたら 後ろを誰かが通った。 別にめずらしくも何ともない。 通路だから。 でも なぜか、彼だ。と思った。
当たり。 私は電話中だったので なにも話はしないけれど。 そこを彼が通って抜けていくなんて めったに無いので ちょっと驚き、がっかりした。 あー。電話してなきゃよかったな。
私の席から、見えるのは 会社の入り口。 何気なく、見えてしまう所。 パソコンで入力しているとき ふと顔をあげると 彼が外から戻ってきた所だった。 そんな事も珍しいことではないけれど 今日は目があった。 びっくりして すぐそらしてしまう。 あー。なんかおかしいかな。
彼の席は私の席から見れば 後ろになる。 時どきたずねてきてくれるけど 後ろから、くる。 カッと、私の椅子を蹴飛ばしながら。 だから、後ろから気配がすると さいきん、期待するようになってしまった。
でも、きょうは期待にはずれて 来なかった。 就業時間をすぎて、 もう帰り支度をしていると うしろから、 また気配がする。
彼。 明日は、出張だという。
ざんねんね。 明日も、あまり会えないね。 でも それを伝えに来てくれたから うれしかった。
話をしていたら 時計を気にしていたので 早々に切り上げた。 腕時計をみる 行為が、悲しかった。
デートかな。 なんて。
今週も忙しいね。
私の理想は。 彼に
結婚とは、 会いたくなくても会えてしまうこと。 かもしれない。
明け方の夢は 記憶に強く残っているもの。
ここ2日ほど 彼の夢を続けて見た。
日曜の朝。 彼と話をしていると どんどん彼の顔が近づいてきて 頬がくっついて、抱きしめてくれる。
火曜の朝。 見た事もない、私服の彼。 仕事中に私を追い抜いて歩いてく途中 話をしている。 なんか仲良さ気に。 笑ったり、ふれたりしながら。 その日は午後から、一緒に外出する事になっている。 という設定。
あー。 なんか、色々考えすぎているんだと思うけど。 私はかなり、寝言を言っているらしいので いつか夫にカミングアウトしてしまいそう。 でも ねている自分に 抑制はできない。 おそろしい・・・・。
夢だけでも遭えることは、 とても嬉しいんだけどね。 毎日でも、本当はみたい。
今日から とても暖かくなるらしい。
よく、 私と彼は、天気の話をする。 彼の実家は、豪雪地帯で うれしそうに、 まだ実家は雪の中だよ。 という。 私も、そんな話をききながら 彼の実家を思う。 見た事もないけれど、その地域を身近におもう。
最近、 彼が敬語を使わなくなってきた そんな気がする。 以前はいつも敬語で話をしていた。
まあ、もちろん年上ですし。 仕事の付き合いだし。 私も年下ではあるけれど 基本は敬語で話してた。
でも、休み時間とか、 出かけた時とか、プライベートな話題のときは わりと普通に話をしていると思う。
彼も最近は同様なかんじ。 意識して、そうしているような 不思議な感覚。
うれしいの。それが。 そんな ちいさな事が。
1回だけでいいから、 1日、一緒にでかけたりしたいな。 仕事じゃなくてね。
朝 仕事で彼の席の近くに行く。 彼に用事ではなくて、別の人に。 彼は、立って他の人と話をしている所だったのは 視界に入ってきていた
けれど もちろん、用事のあった人と 話をする。
彼が、こっちを見ているのが 視界に入る。 視線というのは、自分が思っている以上に 相手に伝わるんだな、と思った。 結構長い時間 私をみてる。
なにか、用事があったのだろうか。 でも、忙しかったし 結果的には無視する形。
意識しすぎだと わかっているけど。 なんで見るの。なんて。
私が彼を見るのとは 訳が違う事くらい、バカじゃないから わかる。 ま、ある意味 バカかもしれないけどね。
私は彼を直視することなんて できないもの。 意識しすぎているから。
金曜日、結構私は落ち込んでいて 仕事のことで 私はすごく引きずっていた。 彼に会って 励まして欲しい、と 真剣に思っていた。
でも、彼は違ったみたい。 同じ仕事をしていて 彼の方は 解決して、さっぱりしたね と思っていたらしい。
やっぱり、同じ考えにはなれないんだな。 立場が違うとね。 独りで落ち込んだり 悩んだり していた事が ばかみたいに思えた。
いつもは とてもとても会いたくて仕方が無い 休み時間。 でも 今日は会いたくないと思った。 会って話すことが面倒。
でも、こんな日は会えてしまう。 話題としては避けていたけど。
急いで こちらに向かってきているのが見えたときは 正直嬉しかった。 会いたくないな、とか 休憩所に行ったとき いなくて ほっとした事とかも 事実だけれども。 会いたい気持ちに 嘘は付けないってことかしら。
彼に会えたり、 話をする事は やっぱり楽しい。
彼の視線が 私に向かってきている事は 嬉しいのだけれど。
不快な後悔をもって 始まった今週。
それでも 結構楽しく、過ごしていた。 仕事もすごく忙しかったけど それだけ自分的には イキイキとやってた。 忙しい中、彼とわずかに交わす会話も 順調だった。
彼の行動が 最近 私に勘違いをさせていることに 彼は気付いていないだろうけど 私は 少し戸惑っていた。
ちょっと懐かしい感触。 恋が 始まる前の、お互い好意をもっているかも。 と思えてしまうような。
なんて事ない。 ちょっとした話しかた、とか こっちを見ているときの感じ、とか そういうこと。
昨日は2人で出かけて その後もなにかと話す事が多くて もちろん仕事のことだけど。
ちょっと暴走することをしてしまって その事ですこし落ち込んでいた私に
ダイジョウブだよ。って。 言ってくれて それがうれしかった。
出かけて 車で一緒に 戻ってきたとき このまま、どっかにいこうか。 って 言ってくれた。
もちろん 答えられるはずもなく 笑っていたけど。
できる事なら、どこにでも 連れて行って欲しい。 このまま、どこかに行ってしまえたら どんなに嬉しいだろう。
そして今日。 順調な日だったけれど 最後に躓いた。 納得いなかい、事。 自分に非があることも すごく理解できて さらに、落ち込み。。。
フォローしてくれたのは 彼と上司で。
こんな日は 帰りに偶然、会いたいと思いながら帰ってきた。 もちろん 全く逆に帰るのだから ムリだけれど。
泣きたくなるくらい 精神的に落ち込んでいて。 彼に会いたくて仕方なかった。 会って 話をすればきっと。元気になれると思った。 このまま家に帰ってしまいたくなかった。
彼の彼女が 今日はとても羨ましく思えた。
私のモノになればいいのに。 彼と もっと話をしたいのに。 もっともっともっと。 近くにいたいのに。
どうして、こんな風に思っていまうんだろう。
何をしても 満たされない。きょうは。
できれば 消し去ってしまいたい。 パソコンで 消去するみたいに 消す事ができたら どんなにイイだろう。
そして 不快な思いを持って 週末を迎える・・・
。
今週。 なぜか、出張が多くて あまり会社にいない。わたし。 これはあらかじめ分かっていたので けっこう諦めていた。
なにをか。 もちろん 彼と話したりすること。
でも 運よく、数限られている中では 楽しい日が送れている。
久しぶりの 一緒のお出かけ。 短い時間だったけど、 とっても楽しかった。
何がって事はやっぱりないけど。
でも いいの。 自分が楽しいと思える時間を 貰っているの。
彼から 色々なものを もらっている気がする。
恋する気持ちや 楽しい時間など。 逆のこともいっぱいあるけど
でも 片思いだから、深く傷つくことも 少ないかな。
今日は 嫌な面を見せてしまったけど それでも、仕方ない。 仕事をしている以上 カッコつけてられないし。
もう、今カエルコールがあったので 今日はおしまい。
タイくん。 5歳年下の、知り合い。 以前少し書いた事がある、 北海道で一晩過ごした事がある子。
タイくんの事は 一度も忘れた事がない。 知り合ったのは、もう5年も前の事で 会ったのは そのときを入れても 3回だったとおもう。
電話で話をした事もそんなにはない。
結婚した事は メールで知らせた。 タイくんの住んでいる街の近くに 結婚したことで引っ越してきた。
今考えると、タイくんの両親は離婚していたのかも しれない。 私が、冗談で 一回は結婚してみたかったんだ。 と言うと
オレ、リコンとか。本当に嫌い。 結婚なんて よく考えてするべきだよ。 そんな事になったら、もう 口聞かないからな。
と言っていた。 ちょっとその時は笑ってしまったけど。
それでも、忘れた頃に タイくんから、メールをくれた。 忘れられていない事を確認できて それは、嬉しいことだった。
北海道で過ごしたことは、 2人だけのひみつだったけど、 でも 「絶対にオレの事 わすれないで。 オレも忘れないから」 といった、タイくん。
最近、メールアドレスを変えて タイくんにも報告した。 でも 返事はなかった。
とっても痩せていて、いつもジャージを着ている。 背がとても高くて キスしたときは、 背が高い私でも、背伸びをした。
本当は、自宅の電話も、住んでいる所も知っている。 でも 探したりはしない。 もう、終わったんだ。きっと。
もちろん、ずっとすきだったわけではない。 好きだった事があったのか それも何ともいえない。
でも、 彼にずっと支えられていたようにおもう。 彼をすきとか、会いたいとか そういうことではないけれど 罪も感じない位の些細な気持ちだけれども 支えられてきた、 という表現が一番適当におもう。
誰を好きになっても 結婚しても 支えられていることには ずっと変わらないし これからも ときどきタイくんを思い出すかもしれない。
もう、連絡することは ないけど。
寒の戻り、というのか 平年並みというのか 凍てつく寒さ。でも寒いのはすき。 もうすぐ、冬が終わってしまう。
今日は、雪がぱらついた。 雪はとってもすき。 その後、大変な思いで通勤することになっても。 あの、街中が静まり返った感じがイイ。
雪を見つけてくれたのは 彼だった。
あ。ゆきだ。 という。 屋根のある所にいたけど、 彼が外に出て、雪を手に乗せようとしてる。
でも ミゾレだからムリ。 それでも私も並んで同じ事をする。
楽しい時間だった。 ゆっくり話ができたし 2人っきりだったし。 久しぶりかもしれない。 今日は私も気分が良かったかな、 笑顔で会話をする。
大好きな、並んで歩く時間。 雨と雪の混ざった、寒い中を 傘もささないで、それでも ゆっくりと歩く。
こっちに来るときは、 彼も、私も、走ってきたくせに 帰りはなんでこんなに雨が気にならないんだろう。
彼が隣にいてくれたから すこしも寒くなかった。
午後。忙しい日。 仕事が思うようにおわらない。 時間内にはとても終わらない感じ。
就業間際、彼が来る。 ゆっくり話をすればよかったのに。 気があせっていたのか、それとも そこに彼がいることに 勝手に恥ずかしくなっていたのか
用件が終わると さっさと、パソコンを打ちはじめてしまった。 どうしてそんな行動になったのか 本当はよく分からないのだけど。
「じゃあ、よろしくね」 と去っていく彼を見て 即座に後悔する。 彼としても、ココに来る事は居心地のいい事ではない事は 自分が彼のところに行くときに感じるから わかっているはずなのに。
いや、でも。 そんな事は、彼は気にしていないはず。 気にしているのは、私だけなのに。 どうしても 楽しかった休み時間を帳消しにしてしまう位 後悔している。
彼に少しでも不快な思いをさせていたら 本当に悲しい。
先日、テレビに大好きな作家が出ていた。
江国香織さん。
直木賞を最近お取りになった、 「号泣する準備はできていた」
について、お話しされていた。 まだ、その時点では読んでなくて 私はいつも図書館で本を借りるので、 何でかといえば、モノを持つ事はすきではないし でも、彼女の本は買っても損しない。 なんども読みたくなるから。
さっそく買って読んだ。 対談では、そのステキな題名について
「恋した時、号泣する準備はできている」 という。 恋をすると、いろんなことがあるし、 もちろん悲しいけど 別れたり、憎んでしまったり いいときばかりではない。 それは、オトナであれば学習して知っている事。 それでも、恋をしてしまって おちた瞬間には、号泣する準備ができているんだ。 ということ。
そうなんだ。 と、妙に納得した自分と そうだったのか。 と思う自分。
わかっていたような。そうでもないような。
それほど恋愛経験はないけれど 誰かと付き合いをはじめる時 一番盛り上がっているだろう時 いつも、誰と恋をしていても 不安なあのかんじ。 あれが 号泣する、準備。であったのかもしれない。
彼女曰く、恋に片思いは入らない。という持論があるらしい。 恋は独りではできないものといっていた その考えも、分からないでもない。
その本は、 彼女らしいすてきな短編集でした。
いつもそうだけど、 彼女の本は、一気に読めない。 もったいないのと 息苦しきを覚えるから。
それに、号泣する準備は 私はできているんだろうか。 片思いの、このおもいが、 終わりを迎えることになるときに 号泣するんだろうか。
今日のような あんな事じゃ、もちろん号泣しない。 ただ、不快な後悔をもって 今週が始まる・・・。
|