へい太の日記

2004年11月22日(月) 晴れの国から中越へ

岡山はどうって聞いたら
あったかくって晴れの日が多いですね
新潟は曇ってることが多いんですよって 教えてくれた
それから 小学校の社会科の教科書に
十日町の雪祭りのことが 載ってたことを思い出したから
十日町の雪祭りって有名なの?って聞いたら
向こうはどこでも雪祭りをしてますからって笑われた
それでも長船から雄町まで送る車の中で
大学受験のことや
親戚を頼って岡山にきたこと
幼稚園の先生になりたくて
ピアノと弾き語りを習いに来たこと
なんかを聞いていた

家で天気予報を見るたびに全国の週間天気を見るようになった
岡山では1週間のうちに 太陽のマークは5つ6つあるのに
新潟は晴れマーク2つ 1つもないこともある
地震直後 無情の雨が降った新潟は今日快晴
晴れの国から中越へ 輝く太陽を届けたい
瀬戸内の暖かな風を あの子が住んでる町へ 届けたい





2004年11月21日(日) カニが泡吹いて

カニは眉にツバをつけられないから
いつもだまされるばかり
なんだよね父さん
おいしい話を真に受けてさ
気づいてみればいつもナベの中
ナベ奉行の仕切りに
真っ赤になって抗議してみても 後の祭り
食い物にされた後は固い殻が残るだけ

カニはハサミしか出せないから
ジャンケンはいつもあいこばかり
なんだよね父さん
グーやパーが出せるカニがいたらどんなにいいだろうね
気づいてみればいつもジャンケンしてる間に
エビのやつ 腹の下の足で横取りして
もらえるのはおこぼれだけだったなんて

カニは足を切って逃げられるし
甲羅を使って体を守ることもできる
ハサミを振りかざして闘うこともする
でもだからといって
インディアンごっこの仲間に入る必要はないよね
父さん
誰かをインディアンにしてやっつける遊びって
すごく野蛮なことだと思うんだ

だますナベも
横取りするエビも
インディアンごっこも要らない
みんなの命を自分のもののように
勘違いしてるから









2004年11月20日(土) 晴れの国から中越へ

刀剣まつりが開かれる
夢と希望を載せてバルーンフェスタが開かれる
十日町の雪祭りは開かれるのだろうか
備前焼まつりは開かれた
えらく岡山が晴れの多い国として
でも新潟は曇りばかりだと教えてもらった
その頃から全国の週間天気を見るようになった
確かに岡山は晴れが並んでいるのに
新潟は曇りのマークばかりのことが多い
新潟が特にこんなに曇りばかりだなんてこの時初めて知った
他の県が晴れのマークがいくつかついてるのに
曇りばかり並んでいることがある
岡山は晴ればかり
あのときの彼女は無事だろうか
今となっては連絡の取りようもない
新潟から来た彼女に
車で雄町まで送る間
色々新潟の話を聞いた
大学受験に失敗して
岡山の親戚をたどってきたこと
幼稚園の先生になりたくて
ピアノと弾き語りを我が家に習いに来たこと
届け
声よ新潟まで
あのころの君はどこにいるのか
無事に過ごしているのか


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