鍵を持っていたんですね 部屋の中をこっそり見せてくれたのに 楽しみにしていたじゃないですか それなのにいつの間にやらあちら側にいってしまうなんて 手詰まりになっていたんですね
ほしいのは心を開く鍵でも 何でもなかった
あなたの見せてくれる鍵と 開けて見せてくれた部屋の様子と
鍵を持っている人がいる 鍵を探さずに 鍵を持っている人を捜していた
開けて見せてくれる部屋がおもしろくて 良くのぞきにいったものだ でも、いつの間にやらあきてしまったのか 訪問しないうちに その人はいつの間にやらあちら側にいってしまった
見せてくれる鍵 つないでくれる鍵 開放してくれる鍵 繋ぎ止めてくれる鍵 存在を知らしめてくれる鍵
教室で事件は起きている ここはでっかい教室だ 誰かがやらねば誰がやる いつまでたっても事態は改善されない でっかい教室にはもう先生はいない 自分たちで解決せねば誰がやる
いじめ 無視 けんか トラブル 放っておけば状況は悪くなるばかり 無視がいじめを呼び いじめが学級崩壊を招く ここで解決せねば誰がやる
大きな教室の中で いじめや無視を放っておいたのは誰だ?
左胸 潜むでんでん虫 取り替えっこできないマイマイ 毎度毎度迷子になりながら 心カタツムリ ゆっくりゆっくり動き出す
相手の動きに合わせ カタツムリも素速く動かそう なんてやっぱり無理なのか ずいぶんみんなの動きは速すぎて 目玉も奥まで引っ込めて のどが渇くから 殻の中に閉じこもり 雨が降るのを待っている 世の中はずいぶん速くなったけど 心はあいかわらず昔のまんま
コンビニ前に制服でタバコを吸う高校生7人 車から降り 雲の隙間をくぐるように 入り口ドアを通り過ぎる 空の交番はすぐ近くにあったけど 110番するほどのことでもなく 黙って横を通り過ぎた 僕の心はカタツムリ
病院待合室 ソファーの背に立ち上がり ソファーからソファーへと渡り歩く少女と少年 「危ないよ」注意した母はそのまま視線を週刊誌に 子どもたちは遊び続ける 大きな声で「ここに僕がいる」 言おうと思ったけれど 受付に呼ばれるまで黙って待っていた 僕の心はカタツムリ
僕の通った後ろには銀色に光る道 かすかに残っているけれど 乾き ひからびた粘液は こんなにも力無く役立たずなのか
左胸 潜むでんでん虫 取り替えっこできないマイマイ 毎度毎度迷子になりながら 心カタツムリ ゆっくりゆっくり動き出す
僕の心 でんでん虫 取り替え できません
僕の心 毎々 迷子になる
僕の心 カタツムリ ゆっくりゆっくり動き出す
相手に合わせ 心も動かそうとがんばってみたけれど ずいぶんとみんなの動き 速すぎる
のどが渇くからもう殻の中に閉じこもって 雨を待とうと思ったのだけれど
あまりに速く動いているので そんなに様子も見たくなくて ついつい目玉を体の中まで引きこもらせてしまう
僕の心はカタツムリ 迷路をぐるぐる回ってる
世の中はずいぶん速く動くようになったみたいだけど 僕の心は昔のまま 相変わらず周りの動きには合わせていられない
それをずいぶんと忘れてしまっていたようだ
コンビニで制服のままタバコ吸う高校生 7人はいた 車から降りたときに煙の隙間をくぐるようにして 入り口のドアへ通り過ぎた 交番もすぐ近くにあったけど 中身は空っぽ 110番するほどのことでもなく 黙って横を通り過ぎた 9.11の時も黙って通り過ぎたけど love&peaceの膝元で 黙って通り過ぎるのはつらかったろうな
僕の通った後には銀色に光る道 かすかに残っているけれど 乾き ひからびた粘液は こんなにも力無く役立たずなのか
僕の心はでんでん虫 取り替え不可
僕の心は毎々 迷子になる
僕の心はカタツムリ ゆっくりゆっくり動き出す
相手の動きに合わせて 心も動かそうとがんばってみたけれど ずいぶんとみんなの動きは速すぎる
のどが渇くからもう殻の中に閉じこもって 雨を待とうと思ったのだけれど
あまりに速く動いているので そんなに様子も見たくなくて ついつい目玉を体の中まで引きこもらせてしまう
僕の心はカタツムリ 迷路をぐるぐる回ってる
世の中はずいぶん速く動くようになったみたいだけど 僕の心は昔のまま 相変わらず周りの動きには合わせていられない
それをずいぶんと忘れてしまっていたようだ
コンビニで制服のままタバコを吸う高校生 7人はいただろうか 車から降りたとき煙の隙間をくぐるようにして ドアへ通り過ぎた 交番もすぐ近くにあったけど 中身は空っぽだった 110バンするほどのことでもなく 黙って横を通り過ぎた 9.11の時も黙って通り過ぎたけど love&peaceの膝元で 黙って通り過ぎるのはつらかったろうな
僕の通った後には銀色の道がかすかに残っているけれど 乾きひからびた粘液は こんなにも力無く役にも立たないのか
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