馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2007年08月08日(水) ねこがなく

暑いですねえ。
夏らしくて良いですねえ。

なのに稲葉は風邪でぶっ倒れ中。
少し立ち直った所で出勤したんですが、この日は上野公園の担当で猛暑の中で立ちっぱなし。
帰るなりまたぶっ倒れました。

布団の中から高校野球の開会式を見ていました。
なんて健康的な彼ら。

まぶしいねえ。
夏らしくて良いですねえ。

   ◆

さて、稲葉の家のマンションには立体駐車場が付いています。
キーを差し込んで回すと、自分の車がウィーンと降りてきて(或いは上がってきて)正面で止まってゲートが開く。

夜。
駅まで母親を迎えに行って、車庫に車を入れて帰宅。

いけねえ。
ケータイを車に置き忘れちゃった。

ってんで深夜の駐車場へ。
したら猫の鳴き声が響いていました。
普通の猫より高めの声で気持ち悪い。
コンクリートに反響して2ヶ所で鳴いているように聞こえます。

こわい。
けっこう、こわい。
車の下から伸びてきた手に足首掴まれたらどーしよー。
急に想像力豊かになる自分がヤダ。

ゲートが開くやいなや、車のドアを素早く開けてケータイを握る。
すぐ帰りたかったけれど、ここでちょっと勇気を出して立ち止まって、他の忘れ物が無いかをチェック。
だってまた来るなんてイヤだもん。

ドアを勢いよく閉めて駐車場を出る。
でも、あれ?
猫の鳴き声、下の方から聞こえるね。

立体駐車場の地下部に落ちちゃってたんですね。
つまり鳴き声はSOSだったということ。

かわいそうです。
ま、それ以上に怖かったんですが。

駐車場のケーブルやチェーンに切られて首だけで鳴いてるんじゃないか…と思ってました。
翌日、猫は生きている状態で無事に救出されました。

まさか我が家で肝試し。
夏らしくて良いですねえ。


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稲葉 馨

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