馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年08月04日(金) 熱心な人と疲れてる人の狭間で

『ニュースJAPAN』に滝川クリステルが出てない!

いやあ焦りました。
夏休みだったんですね。
てことは来週には帰ってきてくれるのかな。

好きなのかよ、おれ。

   ◆

おうちに帰る電車の中。
帰宅するサラリーマンやらOLやらでそこそこ混んでる。
そんな中で稲葉は運良く座席をゲット。
やったあ。

稲葉の右隣にはやや太目の男性が。
そこは明らかに稲葉の領地だろうって所にまで腕が入ってきてます。
ずるい。

で、彼がいかにもな「オタク」風体。
今でこそオタクは社会的に認知されて、格好良い見てくれのオタクもいます。
しかし彼はちょっと前の、コントやなんかにでてくるようなオタク。
うーむ。

彼が携帯を取り出して熱心に何かを見ています。
あまりに熱心だから稲葉も気になってディスプレイを覗いてみます。
なにかな……?

あっ出会い系だ。

   ◆

ある女性のデータが出てます。
「名前」「年齢」「出身地」といった基本情報がひと通り出てます。

稲葉の目を引いたのはその後。
「アニメ」「特撮」「ガンダム」といった項目が当たり前のように付いていました。
「そういうの」が好きであることは、もう前提となっているようです。

なるほど、ヲタ専用出会い系。

「創作キャラ」といった単語を拾えました。
同人誌を書いてる娘なのかな。
でも「両親には内緒」にしているらしいです。
ふーーん。

   ◆

男性はとても熱心。
携帯に目線を落とす、のではなく、携帯を目線の高さまで持ってくるの。
とても良い姿勢。

でもね。
そうされるとただでさえ太いのに肩が張って横にいる稲葉は迷惑なんよ。
暑いのにさあ。

オタクは隠す必要ないと思うけど(かく言う稲葉も特撮ヲタだ)、出会い系くらい少しはコッソリしてくれ。
まして狭い座席ではさ。

そういうのが稲葉の右隣にいました。

   ◆

さて稲葉の左隣。
こっちはかなりカワイイ女の子。
深〜く熟睡して稲葉にもたれかかってくる。

頭だけじゃなくて全身を稲葉に寄せてくる。
半袖でむき出しのお互いに細い二の腕ががっぷり四つ。

暑い。
けれど、ま、男としては悪くない。

悪くないんだけれど、目覚める兆しも無いから少々重いのです。
身体を逃がそうにも右隣は太めのヲタさんがいて塞がれてる。

左右から圧迫されて身動き取れません。

こうなりゃ早いトコ、3人誰かしらの降りる駅まで行ってもらいたい。
でもね、浦和で線路に人が立ち入りやがったとかで電車が動きません。

なんだこの帰路。


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稲葉 馨

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