馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2005年09月28日(水) お豆腐がつがつ

デカイ豆腐を食べた話。

稲葉は豆腐が大好きです。
木綿も絹もドンと来い。
醤油も生姜もかつぶしも要らないよ。
あっても良いけどさ。
豆腐そのものの味が大好きなの。

味噌汁に入れる豆腐がまな板の上に乗っかっていて、こっそり喰って怒られたりしました。

ただね、豆腐は小さいんだよ。
小鉢の中にちっこいのが収まってる。
あっという間に喰い終わっちゃう。
物足りない。
デカイ豆腐を独り占めして喰ってみたいと思ってました。

   ◆

職場の後輩が豆腐屋でも働いてて。
彼女がそこで売ってる豆腐をくれました。

この豆腐、丸い。
ボール状の豆腐。
どうやって作ってるんだろ。
大きさはグレープフルーツくらい。
豆腐にしてはデカイ。

職場(劇場の売店)だもんで箸が無い。
だからアイスクリームのために用意してあるスプーンでほじくる。

さすがに豆腐屋さんの豆腐は美味しいですね。
豆腐一筋な人の意気込みが確かに感じられる味です。
しかも硬さが良い。
柔らかい豆腐も良いですけれど、やはり多少の歯ごたえは欲しいところ。
「喰ってる悦び」がそこにはある。

まあ、あの形状と大きさを維持するためにはある程度の硬さが必要なんだろうけど。

過去に喰ったウマウマ豆腐ランキングのトップ3に入ると思う。

   ◆

ただね、お腹が痛くなっちゃった。
よく冷やしてたせいもあるんでしょうけどね。
働く元気が3割減。

やっぱりね、豆腐は小鉢にちょこんとあるくらいのが一番なのかもしれません。
勝手なこと言ってますけどね。
豆腐だと思って侮ってたんですけど、デカイもん喰うと豆腐だけでもお腹はちゃんといっぱいになるのね。
というか、苦しいほどでした。

グレープフルーツほどじゃなくて、みかんくらいの丸い豆腐が食べたい。
でも味はホントに良かったのよ。

冷奴の小鉢が隅に添えられている食卓って、けっこう地味贅沢よね。
豆腐屋さん、がんばって。


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稲葉 馨

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