馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2005年06月17日(金) 笑いたい

お笑いブーム。
といわれて久しいわけです。

テレビをつければ、どの時間もどこかのチャンネルにお笑い芸人さんが映っています。
面白い芸人さんをたくさん見られるってのは、稲葉としてはとても歓迎したい現状です。

でもブームってのには必ず影もあったりします。

ブームに乗っかって楽しそうに仕事している芸人さんがいる一方で、
ブームに煽られて、本当はしたくないであろう仕事をしている芸人さんもいます。
彼らは仕事が欲しくて必死なんでしょうけど、たまに見ていて辛いときもあります。

このプロデューサー、お笑いが好きじゃないんだろうなあ…とか考えちゃうんですね。
数字が取れるから、扱いやすいからとりあえず若手の芸人を出しとこう、みたいな。

   ◆

いや、朝の情報番組の中で若手のお笑い芸人さんのネタを見せるコーナーがあったんですよ。
これね、なんか、ものすごい違和感があったんですよ。

お笑いみたいのって、観る側のコンディションも大切な要素なんですね。
だから仕事を終えて帰宅した後、まったりできる時間帯が一番面白く見られるんです。
朝、これから仕事だって時に、バタバタしているであろう時にネタ見せられてもねえ。
どこまで面白さが伝わるんだろう。
この場だけで「コイツら面白くねえな」って思われちゃったら目も当てられませんよ。

左上に時刻表示がある画面の中で、ボケとツッコミにテロップを入れられてネタを演じている芸人さんが可哀想でした。
そう、台詞やら解説やら「演技」にテロップを入れるってのも演者に対してとても失礼な話であります。

お笑いは好きだからたくさん見たいけれど、お笑いが好きではない人には無理してお笑い芸人を使ってほしくはないものです。

そんなわけで、お笑いの皆さんには頑張ってもらって、稲葉はもっと笑いたいのです。


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稲葉 馨

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