馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年06月14日(月) 納骨

4月に亡くなった祖母の納骨に行ってきました。

富士霊園、という文字通り富士山の近くの大霊園。
朝から雨が降っていて納骨には向かないお天気でした。
ただ、霊園に入った頃には雨はやみ、濃い霧が漂うという状態になっていました。
山肌の緑とたくさんの墓石を縫うようにして霧が斜面を走っていきます。
霊界的なイメージのある空間になっていました。

霊園は広大な斜面に、段々畑のようにブロック分けされています。
1ブロックにつき、どれくらいだろ、150くらいの石があるのかな。
稲葉たちの向かいのブロックでは、やっぱり納骨なんでしょう、日蓮宗の尼僧がもの凄いテンションでお経を上げていました。

   ◆

今回初めて、お墓の中を覗きました。
別段感想はありません。
ただ空間になっているだけだし、予想通りだったし。
骨壷以外のものは入っていません。
ただ、石をずらす職員さんが粗相しないかとヒヤヒヤしたくらいです。
プロだから大丈夫なんですけどね。

墓の中には祖父と祖父の母(稲葉のひいばあちゃん)の骨壷が入っていました。
また、祖父の父(稲葉のひいじいちゃん)のものは分骨のため小さな壷でした。
ここに祖母が加わりました。
お久しぶりのご対面。

墓石の脇の石版を読めば、稲葉のひいじいちゃん、大正15年に29歳で死んでいました。

山の方はまだ涼しく、ツツジがちょうど満開でした。


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稲葉 馨

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