馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年02月12日(木) 盲点を突いた犯罪

旧1万円札ってありますね。
聖徳太子が描かれているやつです。
あれの偽札を両替しようとしてとっ捕まった男がいました。

このニュースに稲葉は思わず膝を叩いてしまったわけです。
ぽんって。
旧札の偽札。
これってなかなか盲点ですよ。

現行のお札の偽者なら違和感をすぐに感じてしまいます。
が、旧札ならば「アレ、こんな感じだったっけ。ま、いいか」となります。
旧札であっても現行の紙幣と同価値での取引が可能なのがミソですね。

   ◆

実際に稲葉の手元には聖徳太子の1万円札があります。
折れ目の付いていないピンピンの状態で。
あ、偽じゃありませんよ。

これを今見ての第一印象は「デカイっ!」に尽きます。
稲葉のお財布のお札スペースに収まりませんでした。
福沢諭吉のよりもずっと立派で重厚感があります。

でもやっぱり違和感もあるんですね。
だからよっぽどいい加減な偽札でもない限りは気づかれないと思う。
上手い所を突いたもんです。

   ◆

とはいえ所詮は犯罪者。
あんまり感心しててもしょうがありません。
ただ、視点を置き換えるってのは大事ですね。
まあ、結局は捕まっちまってるわけですが。
偽札は作っちゃいけません。
ちびっ子は真似しないでね。

というわけで、街中で聖徳太子とか伊藤博文とか板垣退助とか出されたら要注意です。
「わ〜珍しい」に走りがちですが、もしかしたら偽札が混じってるかも。
あ、現行の紙幣でも2千円札は少し注意がいるかもしれませんね。


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稲葉 馨

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