2004年02月06日(金) |
男の子の「バイバイ」 |
日記上の日付とは少し前後してしまうんですが…。 2月7日より阪本順治監督作品『この世の外へ クラブ進駐軍』がロードショーとなります。 昨年の初夏にエキストラで参加していた作品です。 テレビCMも流れてます。 稲葉自身はほっとんど映ってないのに、それでも少し自分のことのようにわくわくします。 ちゃんとした役をもらっていたら、きっとわくわくどころじゃないんだろうな。
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前回は『女の子のバイバイ』でした。 じゃ今回は『男の子のバイバイ』いっときますか。
男の子のバイバイで一番それらしいのは電車の中で見られます。 中学生が特に顕著。 小学生まで徒歩通学で、中学になったとたんの電車通学に浮かれている頃の中学生。
学校が終わって電車に揺られています。 下車駅が近づいてカバンを持ち直すんですが、他のクラスメート3人が制服やカバンを掴んで降ろそうとしない。 降りたい少年は「やめろよー」と一応抵抗していますが、彼もどこか楽しそうなんですね。 引っ張り合いを楽しんで、ドアが閉まる寸前、絶妙のタイミングで解放する。 ドアを挟んで笑い合う少年たち。 このときの「バイバイ」が良いです。 ドアがあるから言葉として発することはないんですが、全身から溢れるような「バイバイ」。
もちろん度が過ぎればマナー違反になるんですが、ほどほどなら可愛いものです。 特に少年たちが稲葉の母校の後輩だったらなおさらです。
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たまに、降ろされないまま次の駅まで拉致されてしまうこともあります。 ぶーぶー文句を言いながらも、見慣れない車窓と駅が妙に面白いんです。 電車って、いつも乗ってる区間はなんとも思わないんです。 でも1つだけでも先へ行くと、随分な別世界なんですね。
拉致されて通過する駅の数はその時のテンションに比例します。 まあ武士の情けで1駅だけってのがいちばん多いように思われますがね。
稲葉も拉致されたことあります。 京浜東北線の下りに乗っていて、東神奈川駅で横浜線に乗り換えなくちゃいけないのに、横浜駅まで行きました。 友人に拉致されてならどこまででも楽しいものなんです。
大人になった今は拉致じゃなくて、寝過ごして先の駅まで行っちゃいます。 友人のせいじゃない。 自分のせい。 「やめろよー」じゃないのです。 「しっかりしろよ、オレ」なのです。 この場合、たった1駅だけでもヘコみます。 まして石川町とか磯子とか、ひどいと大船とか行っちゃった日にゃあ。 横浜の地理感の無い人には分かりにくい例えですね。
後半、タイトルとは少し逸れた感もありますが、とにかく男の子の「バイバイ」で浮かぶのはそんな光景。
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【関連記事リンク】 2004年2月3日『女の子の「バイバイ」』
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