馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年12月22日(月) 孫の代

稲葉 馨の日記『馨絵詞』1万3千ヒット達成。
ありがとうございます。
読者様よりのクリスマスプレゼントですかね。
ありがとうございます。

   ◆

あ、さて。
大学のサークル「日本大学芸術学部文化部連盟 B.D.C.演劇映画放送研究会」の1年間の納めとなる後期納会が行われ、OBとしてこれに出席いたしました。
にしても、長い正式名称だなあ、と現役の頃からつくづく思います。
提出する書類がある度にこの名称を書くんだけど、これが面倒くさくてねえ。

この納会は3年生の引退式という意味合いを持っています。
サークルの活動から身を引いて、来年の卒業論文(学科に寄っては卒業制作・計画)と就職活動に専念するわけです。
サークルが1年分若返る瞬間。

稲葉はこのサークルで会長を務めていました。
今年引退した部員たちは、稲葉が会長の頃に入ってきた代に当たります。
会長なんて不慣れな肩書きと闘いながら、でもそれを悟られまいと虚勢張って振舞いながら接した後輩たちです。

出会ってしばらくは、変にびくびくしたものでした。
しかし底抜けに気の良い奴らで、すぐに稲葉を楽にしてくれました。
一度そうなったら、あとは加速度的に楽しさが増していきました。

彼らと出会えたことはもちろんです。
それに加えて、部員である彼らを会長として迎えられたことは稲葉の自慢であります。
出会い方っていろいろあると思うんですが、彼らとのそれは最高なもののひとつ。

褒めすぎだな。
なんかむずむずするよ。

   ◆

そんな彼らが気付けば会長なんかをやっていました。
自分勝手な感想を言わせてもらうなら、手元を離れてしまった感じがして少々寂しくあります。
感じ、というか実際に離れているわけですが。

稲葉は今年の春に大学を卒業しているので、彼らが先輩として活動している様子は見ていません。
でもね、納会の空気を見る限り、彼らはとてもよくやってたんだろうと思います。

このサークルはここ数年で急激に人数が増えています。
2年前の稲葉は、後輩に思いきり担がれながら、のん気に先輩してました。
でも今くらいの大所帯になってしまうと、先輩として考えるべきことも多いんだろうね、きっと。
たいした奴らですわ、ほんとに。

   ◆

飲み会は形式的な1次会から、くだけた雰囲気の2、3次会と続きます。
まあ、1次会のうちから随分くだけてるんですけどね。
でもそれはそれで良いものですが。

ただ、大人数の飲み会が苦手な稲葉は1次会だけで失礼させていただきました。
したら後日、引退した代の複数名から、お話したかったのに…みたいなのを言われました。
いや、稲葉もいーろいろ話したかったんだ。
ごめんよ。

月並みだがな、お疲れ様。
んでもって、変な筋合いなんだが「ありがとう」を言わせてくれ。

卒業と就職、頑張れよ。
で同時に、残る1年間の学生生活を楽しみ尽くせ。

……だからそれを飲み会の場で直接言えっての。


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