馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年12月18日(木) 控えおろう

なんでもテレビ局が開かれて50周年だそうで。
NHKさんを中心に各局いろんな番組で放送開始50周年記念と銘打たれて特番やってますね。
フジテレビは5日間続けて『北の国から』やってました。

といっても、毎年の年末特番とあまり違いを感じないわけですが。

   ◆

そんな中で稲葉が注目したのは『水戸黄門』。
テレビ放送50周年に加えてこの水戸黄門、なんと放送1000回。
凄いですねー、1000回もやってたんですね、あの番組。

現在水戸光圀を演じておられるのは里見浩太郎さんですね。
貫禄ある時代劇の看板。
里見さんは若かりし頃に光圀のお供である助さんを演じておられます。
わかりやすい出世だなあ。

この里見黄門は5代目なんですね。
稲葉が好きなのは2代目の西村晃演じる黄門さま。
とても上品な、でも威厳のある黄門さまでした。

因みに好きな助さんは里見浩太郎さん。
好きな格さんは伊吹吾郎さん。
ただし助さん・格さんのペアとして考えた場合はあおい輝彦助さんと伊吹格さんが個人的にベスト。
うむ。

   ◆

で、この日のスペシャル版はお祭りでした。
なにより出演者がすごい。
過去にレギュラーとして出演していて現在は降板している役者さんたちが大挙登場。
歴代格さんとして横内正・大和田伸也・伊吹吾郎の各氏。
この並びは水戸黄門ファンにはたまりません。

風車の弥七役の中谷一郎さん、うっかり八兵衛役の高橋源太郎さんも復活。
この2人、水戸黄門には欠かせないキャラでそれぞれ第1部、2部から出てる最古参組。
黄門様や助さん格さんが代替わりしても、ここは変わらないままでした。
しかし現在のシリーズには出ていないんですね。
やっぱり寂しいものがあります。

中谷さんは高齢の上に病気療養中で、新撮は無く、過去の映像の流用による登場でした。
高橋源太郎さんは本名を風間源太郎といい、芸名より本名の方がカッコいいという不思議な役者さんです。

   ◆

復活組のほかに森繁久彌さん・森光子さん・竹脇無我さんといった時代劇の大御所が並びます。
オープニングのクレジットだけでお腹いっぱいになるボリューム。
近頃の大河ドラマなんかよりずっと豪華な顔ぶれです。
森光子さんは矍鑠たる演技で今なお現役といった感じでした。
一方で森繁さんの衰えぶりが目に付きました。
喋れてないんだもの。
なんか観てる方が気を使ってしまう。
でも短いシーンでも出てくれたのはやっぱり嬉しいな。

お話のほうはいわゆる「お約束」が満載でした。
3時間で江戸から薩摩(鹿児島県)へと、いつにないハイペース道中。
パッチワーク的な感じでしたが、お祭りだから良いのです。

今回のお祭りはともかく、まあ水戸黄門に限らずですが、近頃の時代劇の作り方にはいろいろと不満もあるのは事実です。
でも今日は言いません。
とりあえず今はお腹いっぱいだから。

以上、時代劇に興味のない方にはさっぱりな日記でした。
お付き合いくださいまして、いつにも増してありがとうございます。


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稲葉 馨

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