馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年10月21日(火) 情けない理由

阪神タイガース、甲子園で3連勝。
甲子園に入れば勢いが出るだろうとは思いましたが、まさか3連勝するとは。
しかも連夜のサヨナラ。

さあ最後に勝つのはどっちだ。

   ◆

さて、稲葉は役者になろうと思っています。
思っていますが今はフリーターです。
切ないですね。

先日、大学のサークルの後輩から電話をもらいました。
放送学科の授業で番組制作をする際の出演依頼でした。
依頼を頂いたものの、都合が付かず断らざるを得ませんでした。

その理由がね、バイトだって。
もうね、イヤになりました。

今月末から来月頭にかけて本番を迎えるお芝居で音響をやることになってて、そっちに時間を割かねばならないという事情もあるにはあります。
しかし直接の理由はやっぱりバイトなのね。

ん、自分は何のために働いてるんだ。
電話を切った後で自己嫌悪。
電話をくれた後輩にも申し訳ないです。
すまん、美穂。

   ◆

放送学科の授業は大学3年生のときに参加したことがあります。
あ、因みに稲葉は映画学科でした。

1年生の実習でラジオ朗読劇を創るときに、サークルは違うんですが仲良くさせてもらっていた後輩から声をかけられました。
小泉八雲の『雪おんな』を読みました。

先輩として後輩の実習に傷を付けるわけにゃいかんってんでむちゃくちゃ緊張したものです。
あの緊張感は忘れられません。
せまい収録スタジオの中でどきどきしてました。
いつもふにゃふにゃしてた後輩ですが、スタジオのガラス越しに見たその顔は締まっててかっこ良かったな。
教授もね、ゲスト扱いなんかしてくれないで言うべきことをずけずけ言ってくれました。
変に遠慮されるよりもずっとありがたいですね。

みんなけっこう本気だから楽しいんです。
だから今回もらった話もぜひ参加したかったのにね。
ひさしぶりに学生の空気も吸ってみたかったしね。

稲葉の馬鹿馬鹿。
イナバカ。


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稲葉 馨

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