さて稲葉、今月末から来月頭にかけてお芝居の本番を迎えます。 劇場は高田馬場。 学生時代に立ったことがある劇場で懐かしい。
今回稲葉は役者としての参加ではありません。 というか、初めは不参加の予定でした。 ただ、音響さんがいないとのことで急遽、音響として参加することになりました。
音響といってもオペ(当日の操作)のみでプランニングなどはすべて演出家まかせ。 プランからオペまですべてを担当した前回と比べると稲葉個人は楽。
とはいえ本番も近いので、稽古場に足を運んで雰囲気を掴んだりするわけです。
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フリーターである稲葉はお芝居の本番が近づくと、予定帳を眺めながらシフトとの睨めっこをするわけです。 お芝居のほうに力を注ぎたいんだけれど、注ぎすぎると来月の生活が成り立たない。 かといって「お芝居 < バイト」というのは稲葉的に本末転倒なわけで。
「お芝居 ≧ バイト」あたりを探して手を打つのです。
さっさとフリーターを脱却してお芝居に力を注げる身になりたいのは確かです。 でも、このバランス調整をちょっと楽しんじゃってるのもまた確かなのね。 バイトの日程と稽古場の日程とを見比べて、実際に労働時間を計算してみたりして。
ここで満足していちゃダメなのは百も承知な上で、一生懸命考えてるのが楽しい。
ああ、でもやっぱりダメね。
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