馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年07月16日(水) 身近な地雷・ぐうたらな朝編

連日のバイトで、大学に通っていた頃よりもずっとずっと規則正しい生活をしています。
けっこうなことです。

そんなですから、たまのお休みが実に心地よいですね。
お休みの日の午前中はおうちでダラダラしていたい。
出かける予定があるにしても午後からってのが良いです。
朝は死にかけた頭でワイドショーなんかをぐうたら見ていたいものです。
たまに寝ちゃったりなんかしてね。

ぐうたらするときは大抵パジャマ姿です。
髪の毛もくちゃくちゃ。
メガネだっておうち用のダッサイやつ。
とても人に見せられる姿じゃありません。

   ◆

そんなときの不意の来訪者はたまりません。
いちばん厄介なのが宅配便のおじさん。

マンション下、宅配おじさんの姿が我が家のモニターに映り、オートロックを解除します。
このあと、稲葉と母親とで軽い口論が起こります。
つまり、どっちがおじさんの相手をするか。
稲葉もその母親も、あまりカッコいい姿ではありませんからね。

母親の場合、パジャマ姿のままってことはまずありません。
家事をするに充分な格好をしています。
ですから普通に考えれば母親の方がおじさんの相手をするべきなのです。
口論すること自体がおかしいはずなんです。

んだのに勝率はおよそ5分と5分。

おじさんは既にマンション内にいて、エレベーターで4階へ向かっています。
そうそう長い間、口論はしてられません。

10秒くらいでさらりと、しかし真剣に口論を済ませます。
で負けた方が次の10秒くらいで急いで身支度を整えます。
とはいえ服を着るくらいが精一杯です。
メガネ変えたり、ましてや髪を整えるなんて絶対不可能です。
服だってパジャマ脱がずに、その上に着たりします。

   ◆

宅配のおじさんだって、恥ずかしい格好の人は仕事柄たくさん見ているはずで、いまさら気取っても意味無いはずなんですけどね。
とにかく、ぐうたらした朝のチャイムはドキリとします。

ハンコを捺して、おじさんが引き揚げたら、パジャマの上の服を脱ぎ散らしてワイドショーに戻ります。
ぐうたらの続き。
まさか2人目は来ねえだろう。

お中元シーズンは要注意ですな。


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稲葉 馨

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