馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年07月14日(月) 腰で感じる幸せ

前回書いた吐き気をもよおすことや、急激な胸の痛みは稲葉にとっては長い付き合いの異常です。
これとは別に先日、身体に新たな不調をきたしました。

強烈な腰痛。
腰の周辺を動かすたびに全身に痛みが走って動けなくなりました。
寝ている身体を起こすそれだけのことに、壮大な決断と労力がかかる。
丸1日、寝たきりの生活をすることになりました。
寝返り打つたんびに軽い悲鳴が上がる。
うあー。

しかしバイトもあるわけで、いつまでも寝たきりってわけにゃあいきません。
湿布を貼って、ゴムのベルトで腰を強く強ぉく締め付けて、ひいひい言いながら出かけました。
お相撲さんも言ってることですが、腰痛のときはとにかく腰を強く締めるのが良い。
こうすりゃなんとかゴマカシがききます。

もうね、電車内ずぅっと「座らせろ座らせろぉ…」とぶつぶつ。
んで座ったら座ったで、目的地で立ち上がるのに一苦労。
あまりに辛くて杖を購入。
杖ってね、本当に楽なんですねえ。
お年寄りが杖持ってるの、わかるわあ。

   ◆

そんな状態がおよそ2週間ほど続きました。
一時はずっとこのままなんじゃないかとヒヤヒヤしました。

現在は腰の異常はまったくなし。
思い切り走れます、だぁーって。
硬い身体ですが、それでも折り曲げることができます、ぐにゃあって。
寝返りが打てます、ごろごろーって。

身体が思うように動くってのは良いものです。
当たり前のことがかなり大きな幸せです。

こまごまとした異常を背負いながらも、稲葉は概ね健康です。
おおいにけっこう。

   ◆◆◆

【関連記事リンク】
2003年7月12日『健康≧不健康』


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稲葉 馨

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