2003年05月31日(土) |
日活通い・♯2……外国人相手の現場 |
前日に引き続き、今回も阪本監督の現場のお話です。
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昨日付けの記事でも書きましたが、今回アメリカ人エキストラが多い。 稲葉は米兵の相手をするウェイター役ですから、このアメリカ人と絡まなくてはいけません。 英語不如意なので、その場しのぎの英語だけを教えてもらってなんとか乗り切ります。 「Can I take your prate?(キャナイテイキュアプレート?)」 →→「お皿お下げしてよろしいですか?」 へへ、のば。 因みにプレートのつづり、自信ありません。 へへへ、のば。
でも5日間も一緒にいますと、コミュニケーション、なんとなく取れるようになりますね。 実戦に勝る勉強なし、ですな。
真木蔵人さんは休憩中きれいな英語で外国人たちと談笑しておられました。 なんかいいなあ。
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不思議なのはジャパニーズオーケーでノープロブレムな外国人が相手なのに、どうしても頑張って英語を使おうとしてしまう日本人。 単語単位でたどたどしく喋るだけだったら、いっそオールジャパニーズの方が向こうも話しやすいだろうになあ。 アクションを付ける助監督さん、ちゃんと隣に通訳さんいるのに「スリーセカンズアフター」とか頑張ってるの。 基本的には日本語の文章の合い間合い間で頑張ってるの。 ああ、日本人って。 わかるけどさあ。
こんな所にいるとですね、日本人のスタッフの前を横切るときでも「エクスキューズミー」言ってしまうのです。 ウケ狙ってるわけでもないのにどうしても言ってしまう。 何度か言っちゃって恥ずかしかった。 面白いけど、やだなあ。
阪本監督はちゃんと通訳さんを使って日本語で話してました。 でも「ワンモアリハーサル」だけは毎回使ってました。 しまいにゃ「じゃ、もう1回ワンモア」ってわけわかんないことになってました。
その一方で「そこまでしていただかなくても」と謙遜してる軍服米人はなんか愛らしかったぞ。
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【関連記事リンク】 2001年8月16日『稲葉、ロケ弁を喰らう』 2001年8月21日『稲葉、台風に踊る』 以上は阪本監督『KT』の現場についてです。
2003年5月30日『日活通い・♯1』 こちらは今回の現場です。
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