馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年05月08日(木) 稲葉の悪癖

稲葉は爪を噛むという癖を持っています。
手の指10本どこでも噛みます。

小学生のときに一度注意されて我慢していました。
しかし後に徳川家康もこの癖を持っていたと知り
じゃあいいじゃねえか! とまた始めてしまいました。

考え事をしているときによく噛みます。
たまに誰かの相談を受けながら噛みそうになって慌てて止めたりします。
静かな試験中に「ガチンっ」ていう噛み切る音が響いて恥ずかしいこともありました。
長時間パソコンの前に座っていたりすると、噛む爪が無くなって困ったりもします。

悪癖だなあとは思いつつもやめられません。
ツメキリ、足の爪にしか使ったことないっす。

   ◆

もうひとつ、やめられない悪癖があります。
電車の切符をびりびりにしちゃうの。
もう。

稲葉家の最寄駅は自動改札機が無かったのですね。
高校2年生まで最寄駅としていたJR横浜線の小机駅に自動改札機が導入されたのは確か中学3年生のとき。
記憶は多少微妙ですが。
それまでは駅員さんが立ってて切符や定期券を見せるだけでした。

改札ボックスに人がいないこともしばしばで、定期券見せなくても通れちゃう、まあそんなのどかな駅でした。

定期券じゃなくて、たまに切符だったりすると、手持ち無沙汰でポッケの中で弄んでるうちにボロボロにしちゃう。
でも自動改札じゃないし、駅員さんもいないから全然へーきなのさ。
たまにおうちに帰ってからパズルのように復元したりね。

切符をきれいにうすーく剥いで2枚にしたこともあります。
その日に限って駅員さんチェックしてて軽く怒られました。
でも切符をびりびりする癖は治りませんでした。

1人で寂しくてもします。
お友達がいてもお話しながらポッケの中でやっています。

   ◆

通学定期券が切れて、切符で電車に乗ることが多くなりました。
今の最寄駅は自動改札なので切符やぶれません。
ポッケの中で半分に折ったところではっと気付くのです。
で、一生懸命伸ばしながら、すこしドキドキしながら自動改札に放り込むのです。

癖も個性のうちですけど、治せるなら治した方が良いものもある。
でも、治らないから「癖」って言うんだよね。

切符は4段階に折っても、伸ばせばまだ自動改札機は飲み込んでくれます。
ふう。
さすがに切れ目を2箇所くらいいれたらダメだろうなあ。
むう。


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稲葉 馨

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