Written by いずみ
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育児ENJOYしてますか?

不良妻・不良母同盟

□ベビースリング愛好会□

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『不良かあちゃん反省会。』は、ReadMe!Japanに参戦しています♪

   


2003年01月15日(水) WARNING!長文(笑)

わーい。1年1ヶ月ぶりに美容院行ってきた〜〜〜♪
すっかり肩まで伸びきって、うっとおしくて三つ編にしたりしてたけど、今寒いくらい軽いっす(笑)。これでお産時に暴れても大丈夫そう( ̄▽ ̄)

ジジババに連れられて、私が終わる頃に迎えに着てくれたたっけは、美容院のスタッフのおねーさま方にチヤホヤされてヨイ気分だったよう。よかったね。

明日はいよいよ、助産婦さんにお会いしに行く日。わくわく。楽しみッス。

…おや。今、たっけが「ゴッチョ〜…」とはっきりした口調の寝言を言っていた(笑)。

.。o○.。o○

はい、警告です。この日記をUP後、掲示板がしらけま〜す(自爆)。
こっから先は、『育児ノート』を更新出来ない状態なので、またぶつぶつと長文でたわごとを呟きます。あしからず。
しかし、毎回同じことばっかり言ってるような気が……。もうトシか…?

.。o○.。o○

昨日から、11月に買った『母乳育児の文化と真実』をやっと読み始めた(佐和さん、読み始めました〜・笑)。今半分くらいまで進んだかしら。
世界各国の母乳育児に関する文化(母乳にまつわる信仰とか習慣とか)は、ふむふむなモノから「ヲイヲイ〜」というものまで、様々あって面白い。中には日本についても触れているところがあるけど、著者がアメリカの方っつ〜のもあって「いつの時代のドコの地方のお話デスカ」というのもあったり(笑)。動物に授乳をしていたという報告があった、とか。まじ?
まあ、過去そういう文化が一部であった、というお話だからいいんだろうけど。
それとも、私の視野が狭すぎるのか??(笑)
まあ、知らないことのほうが圧倒的に多いと言えばそれまでだがや。

あと、感心してしまったのは、食事の内容に気を使っている人の母乳と、スナック菓子などを好んでよく食べる人の母乳の成分に大差がない、ということ。
よく、ジャンクフードを食べてる人の母乳よりミルクのほうがマシ…っていう話を聞いて「それもそうかなぁ」と思ったけど、損なわれるのは母親の健康だけ(爆)で、赤ちゃんは元気なことが多いらしい。その本によればね。
栄養失調気味の母親にしても、母乳の成分にはほとんど影響無いようで、発展途上国においても母乳育児が可能、飢餓や戦争の中でも赤ちゃんが生き長らえてきたのは母乳があったから、と言えるわけだ。
ただ、やれ妊娠中の体重管理だ、母乳の質だ…と、厳しすぎる食事制限をしくことで、赤ちゃんの必要な栄養分さえも損ねることがあるそうなので、皆様ご注意下さいませ。
よーするに、胎児や母乳の為に多品目をバランスよく摂取することは、おかーさん自身の健康を見直すよい機会っつーことなんだね。

第2章にさしかかって、日頃私が考えていたこと、でもって先輩ママさんも言っていたこと、それが活字になってる〜と、密かに感動もしてみたりして。そうそう、やっぱりそうですよねぇ?みたいな。

例えば、母乳の汚染を心配してミルクに切り替えるケース。その切り替えたミルクそのものさえ本当に安全なのか?調乳に使われる水は?ミルクの原料になる牛乳は?ウシの餌は?加工・生産過程は?選んだ側にはそこまで考えられてない。
でもって、勧める側(売る側)は都合のいい部分だけ表面に出して、そういった問題は棚上げ。
だからといって、母乳がいつだって安全ってわけじゃぁないのも事実だけど。
要するに“母乳が汚染されている”となると、短絡的に母乳反対!って考えられがちだけど、母乳だけの問題じゃないのよ。その前に“汚染”をどーにかすることのほうが重要(←と、簡単に言う紙オムツユーザー…自爆)。
ちなみに、母乳の汚染が赤ちゃんに影響したという例は今のところないそう。ダイオキシンだってそうだったしね。万が一そういう症例が発覚した時点で、そのとき初めて母乳の代替品を考慮しなくちゃいけなくなるって。

それから、一般的に使用されてる「成長曲線」は、母乳栄養の場合もミルク栄養の場合もごっちゃになってるから、母乳栄養の赤ちゃんは簡単に『栄養不足』というレッテルを貼られてミルクを足されている現実。ついでに、成長曲線の数値の出所が日本の場合はどうか分からないけど、アメリカではミルク業者提供なんだそうな(出版当時。今はどうなんだろう)。

ところで、うちのサイトには、万が一?のため及び参考までにアクセス解析をつけさせていただいてるんだけど、先日リンク元の取得をプログラムが間違えたらしく(よくあることらしい)、うちのサイトをリンクしたわけではない、とある大手サイトの妊娠・出産・育児に関する相談掲示板のURLを拾っていた。多分、うちのサイトをブックマークして下さってるどなたかが、直前に訪れていたのだろうと思う。…多分。よく分からん(爆)。

で、何気なくスレッドのタイトルを眺めていて見つけてしまったんだけど、3ヶ月くらいのお子さんを母乳で育てたいのだけど、上手くいかなくて…みたいな相談が。
んで、何件か「こうするといいよ」とかアドバイスのレスがついていたんだけど、最後についてたレスに

「なんでそこまで母乳にこだわるんですか?」

という意見も。まあ、いろんな意見があって当然だけど、なんで母乳にこだわっちゃいけないの?と、逆にお聞きしたい…。
…と言ってもね、確かにこだわりすぎてノイローゼ気味になって、っていうことも考えられるとは思うのね。そこで、いっそのこと開き直ってミルクにしちゃえば、精神的に解放されるっていうのも一理あるのかもしれない。あるようにも見える。

けどね。本当はこだわりすぎていけないのは“母乳育児”じゃなくて、

・1日に赤ちゃんが飲んだ量
・赤ちゃんの体重の増減
・赤ちゃんが哺乳に費やした時間(右何分・左何分、合計何分)、授乳間隔

っていう母乳に関する“数字”と、

・完璧に家事をこなすこと
・1日のスケジュールを予定通り過ごすこと
・「おっぱいのために」とママが、しごく極端な食事制限を行うこと

といった育児以外のことだと思うんです……。辛い思いをしようが、母乳で育てたいと強く願うこと自体は、何ら問題は無いよね?

今読んでる本にも書いてたんだけど、母乳育児でつまづく原因の一つに、規則正しい授乳の仕方(つまり母乳に関する数字にこだわり過ぎること、でしょう)、ってのが挙げられてるのね。
病院で言われるように「乳首を傷つけるから、何分以上吸わせないように」なんていうのを守りながら、ミルクのように3時間おきに授乳をしていたら、

肝心な高カロリーの後乳を赤ちゃんは飲むことが出来ず、お腹を空かせてすぐ不機嫌になる

3時間経つまで次のおっぱいが貰えない

体重が増えない

母乳が足りないと言われる(母親は精神的にまいる⇒ホルモンバランスが崩れる)

ミルクを足す

母乳の生産量が減る

…はい、繰り返し。ということで悪循環になるわけで、いわゆる「母乳分泌不全」なんて診断されるわけだ。ホントは出るはずなのに。
ちなみに乳首が傷つくのは、おおむね赤ちゃんの吸いつく時間ではなくて、授乳姿勢か赤ちゃんの吸い方に問題があるわけで、そちらが上手くなるよう指導をすべきなのだよね。。

それに、産後、母乳で育てるかミルクで育てるか、あたかもどちらも同等のものであるかのような表現の選択肢にぶつかるけど、その際ただ漠然と「まあ母乳のほうがイイに決まってる」という情報だけがあって、どうよいのか、ミルクとの本当の違いはなんなのか、そこまで消費者に情報が伝わっていない。
で、特に母乳が出ないと思いこまされてミルクを選択した人は、ただただ罪悪感をどこかで感じながら、「開き直る」という表現をしばしば使うことになるんだけど、それも元をたどれば販売側の密かなる戦略といっても過言ではないでしょ。

我々大人が、病気になったときに処方されるお薬。投与される側としては、副作用についても知っておきたいもの。最近では受け取る薬と一緒に、その薬についての効用と副作用について説明書きが添えられるようにもなってきたけど、ミルクだって本来そういう扱いをされるべきだと思うのね。
勿論、都合の悪い部分はほとんど表面には出て来ていないのが現実。

だから、私が勝手に思っていることだけど、母乳かミルクかを選択しなければいけない場合、考慮する点は

・“軌道に乗るまで多少苦労が伴い、周囲の理解と協力が必要だけれど、母子の健康上のリスクを軽減出来る”母乳

・“気軽に誰でも授乳が出来て、楽だけれど、母子へのリスクは母乳よりも高まる”ミルク

っつーことで、二つの点と今後の生活を合わせ考えた上で、どちらが二人にとってベストであるか…というのが理想だと。
勿論、正真正銘の母乳分泌不全の方は、迷わずミルクを与えないと赤ちゃんは死んでしまいます。でも、それはほんっっっっとうに一握りであるということを知っていて欲しい。
もしくは、リスクが伴おうと、今の日本の労働環境上どうしようもない場合。ただこの場合であれば、帰宅後は母乳を与えるということも出来るわけで、続けたいのなら泣く泣く断乳する必要はないし。

あ、そうそう。あとね。↑の選択する際の2点、見ると必ず

「ミルクですが、健康体です。なにか?」

っていう反論が必ずあるんですけど、ミルクだから必ず病気になるとか、こうなる、ああなる…そーいう白黒ついた極端な話じゃないんですよ。“危険性が『高まる』”なの。例外も勿論あるの。可能性が高くなる、と言ってるだけなの。
例えば下痢症。年間に赤ちゃん全体の30%(数字はテキトーです)が発症したとして、その中で比べると、母乳栄養の子より、人工栄養の子が占める割合が、多いの。そゆこと。

あとは、いっつもいっつもいっつも言ってることだけど、ことお産・母乳育児に関しては、専門家(産科・小児科医、歯科医etc…)があてになるとは限らないという信じられないけど悲しい現実。

「いつもお世話になってる先生がそう言ったから…」

さて。その先生がどこまで母乳の成分や役割、母乳育児についての知識を持っているでしょォ?もしかしたら、たった2年間母乳育児をしただけで、たった数冊本を読んだだけの私のほうが詳しいかもしれないよ??ヘタすりゃね。まじで。それって物凄い恐ろしいことでしょ??ド素人もいいところだよ??医学知識ゼロだし。「家庭の医学」なんて表紙しか見たこと無いし(爆笑)。
でもって、その先生はどのくらいミルク業者さんのお世話になってるでしょォ?

というわけで、長くなったけど「なんでそこまで母乳にこだわるのか、出ないときは気軽に手に入るミルクがあるじゃないか」という発言は、先生を介したミルク業者さんの宣伝文句…とも取れるなあってさぁ。。

ただ、こういう情報はまだまだ一般的に知られてないし、この現実を今すぐ「ほいっ!」と直すことは、全く容易ではないことなので、そう発言したママさんおよび、そう考えたママさん自身は全然悪くないよ。これだけは言っておきます。

だからこそ、母親である我々が本当に必要としている情報がなんなのか、それを訴えていかなきゃ、この先何も変わらない。
私がもし、ミルク育児で今更どうしようもない状態の中で、これらの事実を知ったなら、「母乳母乳って言うな!私は傷ついた!」とは思わない…と思う。…いや、多少は思うかもしれない(苦笑)。
でも、それ以上に“なんでそういう情報が伝わってこないのか”と苛立つだろう。で、自分と同じ思いをする人が少しでも減ればいいなと、陰ながら祈るかな。←こら、だからそれじゃ何にもならんだろうが

さて。我々に今出来ることは何だろう?

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