読書日記

2004年12月06日(月) 「ニホン語、話せますか?」マーク・ピーターセン

最近は読むのが楽なエッセイ集が多くなってきている。『死の笑話集』なんていう分厚い本をつい手にとるのは悪い癖である。「読みたい!」と理屈抜きにまず思うのだ。実際に読み始めるのはいつのことか。手頃な読書が終わった後になる。

この本は楽な本ではない。痛快な本だが、その分毒含有量が多い。村上春樹の翻訳文について語っていたと思っていたら、次の瞬間にはや石川さゆりの歌に涙したというチャレンジがあり、油断できない大胆なエッセイストぶりを100%発揮。
英語の本じゃないけれど、横書きが結構読みやすい。目にもやさしい本となっている。
本とに新潮社はイイ本を出した。


 < 過去  INDEX  未来 >


イセ [MAIL]

My追加